JPH08240714A - 位相差フィルム付偏光板及び液晶表示パネル - Google Patents

位相差フィルム付偏光板及び液晶表示パネル

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Publication number
JPH08240714A
JPH08240714A JP7043952A JP4395295A JPH08240714A JP H08240714 A JPH08240714 A JP H08240714A JP 7043952 A JP7043952 A JP 7043952A JP 4395295 A JP4395295 A JP 4395295A JP H08240714 A JPH08240714 A JP H08240714A
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JP
Japan
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film
liquid crystal
retardation
retardation film
polarizing plate
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Application number
JP7043952A
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English (en)
Inventor
Yoshiro Koike
善郎 小池
Takashi Tsuyuki
俊 露木
Katsufumi Omuro
克文 大室
Yoji Suzuki
洋二 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 位相差フィルム付偏光板及び液晶表示パネル
に関し、制御された低いリターデーションをもった位相
差フィルム付偏光板、及びそれを使用した、コントラス
トの高い、且つ視角特性の優れた液晶表示パネルを提供
することを目的とする。 【構成】 位相差フィルム付偏光板1は、偏光性のある
フィルム2と、該偏光性のあるフィルムに直に貼りつけ
られ且つ所定の方向の遅相軸を有する位相差フィルム3
と、反対側の保持膜4からなり、該位相差フィルム3が
該偏光性のあるフィルム2の保護膜となっている構成と
する。液晶表示パネルは、配向分割と、狭ツイスト角
と、位相差フィルム付偏光板1とを含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は位相差フィルム付偏光板
及び液晶表示パネルに関する。
【0002】
【従来の技術】最近、捩じれネマチック効果を用いるT
N液晶表示パネルが盛んに開発されている。TN液晶表
示パネルは一対の基板の間にネマチック液晶を挟持し、
基板の外側に偏光子及び検光子を配置したものである。
基板の内面の配光膜にはラビング等の配向処理が行われ
る。
【0003】TN液晶表示パネルでは、画面を見る人の
位置により視角特性が変わることが知られている。例え
ば、垂直に立てて配置された画面を正面から(画面の法
線方向から)見る場合にはコントラストの良い画像が見
えるが、同画面を法線方向よりも斜め上方向から見る場
合には白っぽく見え、同じ画面を斜め下方向から見る場
合には黒っぽく見えることがある。このような視角特性
は配向膜のラビング方向、つまり液晶分子の配向方向に
従って生じることが知られている。
【0004】このような視角特性を改善するために、配
向分割が提案されている(例えば、特開昭54─575
4号公報、及び特開昭63─106624号公報)。配
向分割とは、画素に相当する微小な単位領域を2つのド
メイン(領域)に分割し、一方のドメインの視角特性
が、他方のドメインの視角特性と逆になるように配向処
理することである。
【0005】本願の先願である特願平6─182409
は、配向分割技術と、液晶のツイスト角を90°以下に
した狭ツイスト化技術とを用いて、さらに視角特性を改
善することができる液晶表示パネルを開示している。こ
の液晶表示パネルにおいては、位相差板が光出射側基板
と検光子との間に配置され、この位相差板は100nm
以下の比較的に小さいリターデーション(Δnd)をも
つのが好ましい。
【0006】図6に示されるように、従来の偏光板90
は、ポリビニルアルコール(PVA)にヨウ素等を混合
してなる偏光材料のフィルム91を保護膜92、93で
覆った構成になっている。位相差板94は偏光板90に
貼りつけて使用されることができる。
【0007】例えば、特開平6─167611号公報
は、偏光材料のフィルムをトリアセチルセルロースフィ
ルム(TAC)の保護膜で挟んでなる偏光板に、位相差
板を貼りつけることを開示している。また、特開平6─
109922号公報は、偏光材料のフィルムをセルロー
スエステム系フィルムの保護膜で挟んでなる偏光板に、
ポリビニルアルコールやポタカーボネイトからなる位相
差板を貼りつけることを開示している。これらの公報に
は、種々の偏光材料が例示されている。さらに、特開平
6─59521号公報は、ノルボルネン系ポリマーによ
って位相差板を作ることを開示している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、偏光
板は偏光材料のフィルムの両面を保護膜で覆った構成に
なっている。位相差板は所定のリターデーションをもつ
ように調整される。偏光板の保護膜は特別の延伸等はし
ていないが、それでも例えば10nm程度のリターデー
ションをもっている。従来の使用条件では位相差板のリ
ターデーションはほとんど200〜300nm以上であ
り、特に問題はなかった。
【0009】しかし、上記した本願の先願で使用される
位相差板は、100nm以下、より好ましくは50nm
以下のリターデーションをもつのが望ましい。このよう
に位相差板のリターデーションが小さくなると、偏光板
の保護膜のリターデーションのために、位相差板のリタ
ーデーションの効果が減殺されることに気がついた。し
かも、偏光板の保護膜のリターデーションは制御されて
いないので、面内で一様に分布していず、遅相軸の方向
も一定していない。このために、画像のコントラストが
乱れることになる。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明による位相差フィ
ルム付偏光板1は、偏光性のあるフィルム2と、該偏光
性のあるフィルムに直に貼りつけられ且つ所定の方向の
遅相軸を有する位相差フィルム3とからなり、該位相差
フィルムが該偏光性のあるフィルムの保護膜となってい
ることを特徴とするものである。
【0011】この位相差フィルム付偏光板を使用した液
晶表示パネルは、一対の基板12、14の間に液晶10
が挟持され、該基板にはそれぞれ配向膜24、28が設
けられ、さらに、該一対の基板の外側には偏光子16及
び検光子2が配置され、該偏光子16及び検光子2の少
なくとも一方が上記位相差フィルム付偏光板1からなる
ことを特徴とする。
【0012】この液晶表示パネルは、該一対の基板の配
向膜には一方の基板から他方の基板に向かって液晶分子
がツイストし且つ液晶分子の配向方向の異なる微小な領
域(A、B)を含むように配向処理が行われており、液
晶のツイスト角は0°以上90°未満となるように設定
され、液晶の屈折率異方性(Δn)と液晶層の厚さ
(d)との積(Δnd)は約0.5μm以下であり且つ
液晶への入射直線偏光がほぼ90°回転して出射するよ
うに設定されている構成とすると好ましい。
【0013】
【作用】上記構成の位相差フィルム付偏光板において
は、位相差フィルムは偏光性のある、すなわち偏光材料
からなるフィルムに直に貼りつけられ、この位相差フィ
ルムが偏光性のあるフィルムの保護膜を兼ねるように形
成されている。この位相差フィルムは所定の方向の遅相
軸を有し、且つ位相差フィルムとして調成されたリター
デーションを有する。従って、例えば液晶表示パネルに
使用されたときに、従来の偏光板の保護膜のように画像
のコントラストを乱したりすることがなく、よりよいコ
ントラストを得ることができるようになる。
【0014】この位相差フィルム付偏光板は、配向分割
技術と、液晶のツイスト角を90°以下にした狭ツイス
ト化技術とを用いた液晶表示パネルに使用され、液晶表
示パネルの視角特性をかなり改善することができる。
【0015】
【実施例】図1は本発明による位相差フィルム付偏光板
1を示している。この位相差フィルム付偏光板1は、偏
光性のあるフィルム2と、位相差フィルム3とからな
る。位相差フィルム3は偏光性のあるフィルム2に直に
貼りつけられている。偏光性のあるフィルム2と位相差
フィルム3とは接着剤により貼り合わせられ、位相差フ
ィルム3が偏光性のあるフィルム2の保護膜となってい
る。さらに、偏光性のあるフィルム2の位相差フィルム
3とは反対側にも保護膜となるフィルム4が貼り付けら
れている。
【0016】偏光性のあるフィルム2は公知の偏光材料
で作られる。液晶表示パネルで使用される偏光板の場合
には、偏光性のあるフィルム2はヨウ素等を混合したポ
リビニルアルコーム(PVA)を延伸して得られるのが
代表的である。例えばPVAは湿気に対して問題がある
ので、その両側を保護膜で覆う必要がある。偏光性のあ
るフィルム2として、他の偏光材料を使用することもで
きる。
【0017】位相差フィルム3及び保護膜となるフィル
ム4は例えばトリアセチルセルロースフィルム(TA
C)で作られる。保護膜となるフィルム4は位相差に関
して特別の処理をしてなく、通常はその表面に対して垂
直なZ軸方向に負の屈折率異方性を有し、その表面内の
X軸及びY軸方向の屈折率は概ね等しい。リターデーシ
ョンはあっても10nm以下である。
【0018】位相差フィルム3は保護膜となるフィルム
4と同じ材料で作られるけれども、位相差に関して特別
の処理をされている。位相差フィルム3は図2に示され
るように所定の遅相軸Qを有する。図2において、線P
0 は偏光性のあるフィルム2(後で説明する検光子)の
透過軸を示し、位相差フィルム3の遅相軸Qは偏光性の
あるフィルム2(検光子)の透過軸P0 に対して角度φ
をなすように配置される。
【0019】図3に示されるように、位相差フィルム3
はその表面内のX軸及びY軸方向の屈折率nX 、nY
有し、Δn=(nX −nY )>の関係がある。リターデ
ーション(Δnd)は100nm以下、好ましくは50
nm以下の所望の値となるように処理される。そのよう
な処理はフィルムをX軸方向に一軸延伸することであ
る。このX軸方向が位相差フィルム3の遅相軸Qの方向
と一致する。また、熱をかける等の他の条件を加えなが
ら、延伸することもできる。
【0020】トリアセチルセルロースフィルム(TA
C)は、このような小さなリターデーションを制御性よ
く得ることができる材料であることが分かった。また、
ノルボルネン系樹脂も、このような小さなリターデーシ
ョンを制御性よく得ることができる材料である。従っ
て、TACの代わりにノルボルネン系樹脂を使用するこ
ともできる。
【0021】図4はX軸方向に延伸したTACのシート
3aからの位相差フィルム3の取りまわしを説明する図
である。図2においては、位相差フィルム3の各辺が垂
直V及び水平Hに対して平行になるように配置され、遅
相軸Qは垂直V及び水平Hに対してある角度で配置され
ている。このような位相差フィルム3は、図4のTAC
のシート3aからX軸方向に対して斜めに切り取られ
る。このように、位相差フィルム3は保護膜となるフィ
ルム4と同じ材料で作られるけれども、単に保護膜とな
るフィルム4とは明らかに異なったものである。
【0022】図5は位相差フィルム付偏光板1の変化例
を示している。この位相差フィルム付偏光板1は、偏光
性のあるフィルム2と、位相差フィルム3とからなる。
この例では、図1の単に保護膜となるフィルム4の代わ
りに位相差フィルム5が使用されている。この場合に
は、位相差フィルム3、5は偏光性のあるフィルム2に
直に貼りつけられ、偏光性のあるフィルム2の保護膜と
なっている。位相差フィルム5は位相差フィルム3と同
じような特徴を有するが、単に保護膜となるフィルム4
と異なることは明らかであろう。
【0023】以下位相差フィルム付偏光板1を用いた液
晶表示パネルについて説明する。図7及び図8は、配向
分割技術と、狭ツイスト化技術とを採用した液晶表示パ
ネルの実施例を示す図である。この液晶表示パネルは、
液晶10を封入した一対の透明な基板12、14と、偏
光子16及び検光子となる偏光性のフィルム2を含む位
相差フィルム付偏光板1とからなる。カラーフィルタ2
0、透明電極22及び配向膜24が一方の基板12の内
面に設けられ、透明電極26及び配向膜28がもう一方
の基板14の内面に設けられる。
【0024】図2及び図8に示されるように、偏光子1
6の透過軸Piと偏光性のあるフィルム(検光子)2の
透過軸Poとは互いに直交し、水平線Hに対して45°
の角度で配置されている。位相差フィルム3は一軸性の
フィルムであり、その遅相軸Qが偏光性のあるフィルム
(検光子)2の透過軸Poに対して角度φをつけて設置
されている。好ましくは、位相差フィルム30の設置角
度φは0から45°の範囲内にある。
【0025】配向膜24のラビング方向Riは垂直Vに
対して22.5°であり、配向膜28のラビング方向R
iは垂直Vに対して22.5°であり、ラビング方向R
iとラビング方向Riとは互いに45°を形成する。従
ってツイスト角tは45である。液晶10にはツイスト
を助けるカイラル材が挿入される。
【0026】図7及び図8は配向膜24、28の1画素
分に相当する微小な領域を示しており、この微小な領域
が視角特性の180度異なるドメインA、Bに分割され
ている。ドメインAにおいては、配向膜24は、この配
向膜24に接する液晶分子が基板面に対してプレチルト
αをなすようにラビング処理が行われており、対向する
配向膜28は、この配向膜28に接する液晶分子が基板
面に対してプレチルトβをなすようにラビング処理が行
われている。ここで、α>βの関係がある。すると、ド
メインAにおいては、電圧不印加時には液晶分子は定め
られたプレチルトで基板面に対してほぼ平行に配向して
いるが、電圧印加時には液晶分子は基板面に対して垂直
方向に立ち上がる。このとき、両基板16、18の間の
中間部に位置する液晶分子は大きいプレチルトαをもっ
た液晶分子に従って立ち上がる。
【0027】隣接するドメインBにおいては、逆に、配
向膜24は、この配向膜24に接する液晶分子が基板面
に対してプレチルトβをなすようにラビング処理が行わ
れており、対向する配向膜28は、この配向膜28に接
する液晶分子が基板面に対してプレチルトαをなすよう
にラビング処理が行われている。この場合にも、α>β
の関係がある。よって、ドメインBにおいても、電圧不
印加時には液晶分子は定められたプレチルトで基板面に
対してほぼ平行に配向しているが、電圧印加時には液晶
分子は基板面に対して垂直方向に立ち上がり、両基板1
6、18の間の中間部に位置する液晶分子は大きいプレ
チルトαの液晶分子に従って立ち上がる。つまり、両基
板16、18の間の中間部に位置する液晶分子に注目す
ると、ドメインAの液晶分子はドメインBの液晶分子と
は逆方向に立ち上がることになる。そして、両基板1
6、18の間の中間部に位置する液晶分子の立ち上がり
方が視角特性を左右することが知られている。
【0028】従って、ドメインAの視角特性はドメイン
Bの視角特性と180度異なることになる。例えばドメ
インAについて、法線方向よりも上方向から見る場合に
は白っぽく見え、下方向から見る場合には黒っぽく見え
るとすると、ドメインBについては逆に、法線方向より
も上方向から見る場合には黒っぽく見え、下方向から見
る場合には白っぽく見えるようになる。このように、1
画素に相当する微小な領域が視角特性の180度異なる
ドメインA、Bに分割されているので、この微小な単位
領域は両方の視角特性を平均した視角特性を示すように
なり、視角特性が改善される。
【0029】このような配向分割を行うためには、各配
向膜24、28について、ドメインA、B毎に交互にプ
レチルトα、βが現れるように配向処理する必要があ
る。このような配向処理の一例は、配向膜24に図2及
び図8の矢印Riの方向にラビングを行い、配向膜28
に図2及び図8の矢印Roの方向にラビングを行い、そ
れから、ドメインA又はBに相当する開口部を設けたマ
スクを使用して紫外線照射を行い、ドメインA又はBの
プレチルト特性を変えることである。紫外線照射のため
に例えば低圧水銀灯を使用する。紫外線照射によりプレ
チルト特性を変えることができ、紫外線照射時間を調節
することにより、ドメインA又はBに所望のプレチルト
角度を設定することができる。
【0030】図9及び図10は配向処理の他の例を示し
ている。この例は配向分割の基本形であり、表示画面の
うちの1画素分に相当する微小な領域が視角特性の18
0度異なるドメインA、Bに分割されていることは前記
実施例と同じである。前記実施例においては、配向膜2
4、28はそれぞれ一定の方向にラビングされ、ドメイ
ンA、Bに対応する微小な領域でプレチルトα、βを変
化させ、そして配向膜24、26のプレチルトα、βの
異なる微小な領域を対向させていた。
【0031】この実施例においては、配向膜24、28
の各々がドメインA、Bに対応する微小な領域毎に逆方
向にラビングされている。つまり、配向膜24のドメイ
ンAにおいてはRiaの方向にラビングが行われ、配向
膜24のドメインBにおいてはRibの方向にラビング
が行われる。同様に、配向膜28のドメインAにおいて
はRoaの方向にラビングが行われ、配向膜28のドメ
インBにおいてはRobの方向にラビングが行われる。
このような配向分割は例えばフォトリソ技術によるマス
クを使用して一回目のラビングを行い、そして相補的な
開口部を有する別のマスクを使用して二回目のラビング
を行うことによって達成できる。
【0032】従って、図10に示されるように、液晶分
子はドメインA及びドメインBにおいてはそれぞれ一定
の方向に傾いて配向するが、ドメインAの傾き方向とド
メインBの傾き方向とは逆であり、表示を見るときの視
角特性は逆になる。例えばドメインAについて、法線方
向よりも上方向から見る場合には白っぽく見え、下方向
から見る場合には黒っぽく見えるとすると、逆にドメイ
ンBについては、法線方向よりも上方向から見る場合に
は黒っぽく見え、下方向から見る場合には白っぽく見え
るようになる。配向分割により、この微小な単位領域は
両方の視角特性を平均した視角特性を示すようになり、
視角特性が改善される。
【0033】また、偏光子16の透過軸Piと偏光性の
フィルム(検光子)2の透過軸Poは互いに直交し、ラ
ビング方向Ria、Ribとラビング方向Roa、Ro
bとは互いに45度の角度を形成する。従って、液晶の
ツイスト角は45°である。
【0034】図11は配向処理のさらに他の例を示して
いる。液晶のプレチルトの関係は図7のものと同様であ
る。つまり、ドメインAにおいては、配向膜24に接す
る液晶分子が基板面に対してプレチルトαをなし、配向
膜28に接する液晶分子が基板面に対してプレチルトβ
をなす。また、隣接するドメインBにおいては、配向膜
24に接する液晶分子が基板面に対してプレチルトβを
なし、配向膜28に接する液晶分子が基板面に対してプ
レチルトαをなす。ここでも、α>βの関係がある。従
って、ドメインAの液晶分子はドメインBの液晶分子と
は逆方向に立ち上がることになる。
【0035】図7においてはラビング後に選択的な紫外
線照射を行うことによってプレチルトに差ができるよう
にしていたが、図11においては、各配向膜24、28
をそれぞれ2層の材料24a、24b、28a、28b
で形成し、上方材料層24b、28bにドメインA又は
Bに相当する開口部を設けてある。各配向膜24、28
をそれぞれ一定の方向に全体的にラビングしてある。そ
こで、上方材料層24b、28bは上方材料層の開口部
から露出した下方材料層24a、28aの部分が同じ方
向にラビングされるが、下方材料層24a、28aと上
方材料層24b、28bはプレチルト角が異なりように
選択してあり、よって上記したような配向分割が達成さ
れる。
【0036】本発明は、このような配向分割と、液晶の
ツイスト角を90°より小さくする狭ツイスト化との組
合せにより、視角特性を向上させるものである。そして
位相差フィルム3があることによりさらに視角特性を向
上させるものである。配向分割と、狭ツイスト角との組
合せにおいては、選択されたツイスト角に応じて最適の
Δndがあり、この最適のΔndを使用すれば、液晶の
ツイスト角は90°より小さいにもかかわらず、液晶へ
の入射直線偏光がほぼ90°回転して出射する、という
試験結果がある。
【0037】図12はツイスト角45°についての試験
結果を示す図でする。図12は、偏光子16を固定し、
偏光性のフィルム(検光子)2を回転させながら、透過
光強度を測定した結果である。θ0 は偏光性のフィルム
(検光子)2の回転角度であり、図2においてPO が垂
直Vと平行となる位置からスタートし、反時計まわりに
回転する。液晶10の層の厚さ(基板間のギャップ)を
2.0μmから5.0μmまで0.3μmおきに変え、
各液晶10の層の厚さについて透過光強度を測定した。
青(波長420nm)、緑(波長550nm)、赤(波
長610nm)のそれぞれの光について測定してある。
【0038】図12から、ツイスト角45°に対して、
入射した直線偏光が偏光軸を90°回転して出射する最
適の液晶層の厚さdがあることが分かる。すなわち、偏
光性のフィルム(検光子)2の回転角度θoが偏光子1
6の角度θi=45°と同じになったときに、偏光子1
6の透過軸(又は吸収軸)と偏光性のフィルム(検光
子)2の透過軸(又は吸収軸)が互いに平行になり、こ
のときの透過光強度が0であれば、入射直線偏光は全く
偏光性のフィルム(検光子)2を透過せず、これは液晶
10に入射した直線偏光が偏光軸を90°回転して出射
したことを意味する。
【0039】(A)においては、回転角度θoが45°
のときに、透過光強度が0になるのは、液晶10の層の
厚さdが約2.5μmのカーブである。よって、液晶1
0のΔn=0.094であるから、青色の光に対して最
適のΔndは0.235になる。(B)においては、透
過光強度が0になるのは、液晶10の層の厚さdが約
3.2μmのカーブである。よって、緑色の光に対して
最適のΔndは0.301になる。(C)においては、
透過光強度が0になるのは、液晶10の層の厚さdが約
3.5μmのカーブである。よって、赤色の光に対して
最適のΔndは0.329になる。最適のΔndは選択
したツイスト角毎に得ることができる。
【0040】理想的には色毎に液晶層の厚さが変わるよ
うに基板板間のギャップを変えるマルチギャップ構造を
採用することが望ましい。この場合、例えばカラーフィ
ルター20の厚さを変えることによりマルチギャップ構
造を実現できる。ただし、現実的には、マルチギャップ
構造にしなくても、ギャップ厚さを一定とし、中間の緑
色の場合の厚さに合わせてもよい。
【0041】図13及び図14は、ツイスト角が90°
で、配向分割した液晶表示パネルの視角特性を示す図で
ある。電圧が上昇すると光透過率が低下し(ノーマリホ
ワイトモードの場合)、そこで例えば電圧0Vで白表示
を行い、電圧4〜5Vで黒表示を行う。図13の各曲線
は上下方向の視角0°、10°、20°、30°、40
°についてプロットしたものであり、図14の各曲線は
左右方向の視角0°、10°、20°、30°、40°
についてプロットしたものである。配向分割を行わない
場合よりも視角特性はよくなるが、それでも視角が大き
くなるとコントラスが変化することが分かる。
【0042】図15及び図16は、ツイスト角が45°
で、配向分割した液晶表示パネルの視角特性を示す図で
ある。これらの図から分かるように、視角によるコント
ラストの差が小さくなることが分かる。図17はツイス
ト角が45°で、配向分割ありの液晶表示パネルの等コ
ントラスト曲線を示す図である。等コントラスト曲線は
上下、左右で均等に分布し、視角特性がよくなってい
る。このように、配向分割を行い、ツイスト角を90°
未満、好ましくは約0°から60°の範囲内とすると、
視角特性を大幅に改善できる。
【0043】以上の結果は位相差フィルム3がない場合
のものである。図17では、図の中心部にある高い等コ
ントラスト曲線の範囲が上下方向で狭い。図18はツイ
スト角が45°で、配向分割ありで、さらに位相差フィ
ルム3を挿入した液晶表示パネルの等コントラスト曲線
を示す図である。図13の液晶表示パネルでは、中心部
における高い等コントラスト曲線の範囲がさらに広がっ
ている。
【0044】これによって、よりコントラストの高い画
像をより広い視角で見ることができる。つまり、ツイス
ト角を小さくすることによって液晶分子の立ち上がりが
不十分となり、Y軸方向にリターデーションが残るの
を、位相差フィルム3によってX軸方向に相当分のリタ
ーデーションを加え、Y軸方向にリターデーションを補
償するものである。位相差フィルム3のリターデーショ
ン(Δnd)はY軸方向に残るリターデーションの値に
相当したものがよいが、100nm以下であれば有効で
あり、50nm以下であればより有効である。
【0045】図19はツイスト角と正面コントラスト比
との関係を調べた実験結果である。ツイスト角が小さく
なるに従ってコントラスト比は低下する傾向にある。た
だし、ツイスト角を小さくすることによるコントラスト
比の低下は、液晶の駆動電圧を高くすることによって補
償することができる。ツイスト角を小さくすると、例え
ば図14に示されるような輝度反転が生じる場合に、輝
度反転が生じる視角を引き上げることができる。
【0046】図20は偏光性のフィルム(検光子)2の
透過軸Poに対する位相差フィルム3の遅相軸Qの設置
角度φと、コントラスト比との関係を示す図である。図
20の各曲線は、ツイスト角が0°、22.5°、45
°、67.5°のものである。この図から、位相差フィ
ルム3が設置角度φをつけて設置されているとコントラ
スト比が高くなることが分かる。設置角度φは0から2
5°の範囲内にあると好ましい。
【0047】図21はツイスト角45°のものについ
て、位相差フィルム3の位相差を22、61、76、1
09、222nmと変えた場合のコントラスト比を示す
図である。図21の61nmの曲線が図20のツイスト
角45°の曲線と対応する。図22は位相差フィルム3
がないときの液晶表示パネルの輝度を100として位相
差フィルム3があるときの相対輝度を測定した結果を示
す図である。位相差フィルム3を設けることによって多
少の輝度低下はあるが、ツイスト角が45°でも、ツイ
スト角が0°でも大きな差はなかった。通常の位相差フ
ィルムの配置は正面での輝度低下を防ぐ意味で設置角度
φを0にすることが多い。設置角度φをつけることによ
って多少の輝度低下はあるが、それよりもコントラスト
比の向上のほうが大きい。
【0048】図23は液晶表示装置の0°から70°の
範囲で見た横方向色度変化を示す図である。従来と書い
た曲線は図6の偏光板90と位相差フィルム94とを使
用したときのもの、本発明Aは図1のTACからなる位
相差フィルム3付偏光板1を使用したときのもの、本発
明Bはノルボンネン系樹脂からなる位相差フィルム3付
偏光板1を使用したときのものである。本発明によれ
ば、横方向色度変化も小さくなる。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
一様で制御されたリターデーションをもった位相差フィ
ルム付偏光板を得ることができ、また、そのような位相
差フィルム付偏光板を使用することにより、コントラス
トが高く、且つ視角特性の優れた液晶表示パネルを得る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の位相差フィルム付偏光板を示
す断面図である。
【図2】図1の偏光板の透過軸と位相差フィルムの遅相
軸との関係並びにラビング方向等を示す図である。
【図3】図1の位相差フィルムを説明する図である。
【図4】位相差フィルムの取りまわしを説明する図であ
る。
【図5】位相差フィルム付偏光板の変化例を示す断面図
である。
【図6】従来の偏光板と位相差フィルムとを示す断面図
である。
【図7】本発明の実施例による液晶表示パネルを示す断
面図である。
【図8】図7の液晶表示パネルのラビング方向及び偏光
板の透過軸の方向を示す図である。
【図9】図8の配向処理の他の例を示す図である。
【図10】図9の配向処理をした液晶の配向状態を示す
図である。
【図11】配向処理の他の例を示す図である。
【図12】ツイスト角45°の場合の透過光強度を示す
図である。
【図13】ツイスト角90°で配向分割した液晶表示パ
ネルの上下方向の視角特性を示す図である。
【図14】ツイスト角90°で配向分割した液晶表示パ
ネルの左右方向の視角特性を示す図である。
【図15】ツイスト角45°で配向分割した液晶表示パ
ネルの上下方向の視角特性を示す図である。
【図16】ツイスト角45°で配向分割した液晶表示パ
ネルの左右方向の視角特性を示す図である。
【図17】ツイスト角45°で配向分割ありの場合で、
位相差フィルムがない場合の等コントラスト曲線を示す
図である。
【図18】位相差フィルムを付加した場合の等コントラ
スト曲線を示す図である。
【図19】ツイスト角とコントラスト比との関係を示す
図である。
【図20】ツイスト角を変えたときのコントラスト比を
示す図である。
【図21】ツイスト角45°のときの位相差フィルムの
厚さを変えた場合のコントラスト比を示す図である。
【図22】位相差フィルムを挿入したときの相対輝度を
示す図である。
【図23】パネルの横方向色度変化を示す図である。
【符号の説明】
1…位相差フィルム付偏光板 2…偏光性のあるフィルム 3…位相差フィルム 4…保護膜となるフィルム 10…液晶 12、14…基板 24、28…配光膜 16…偏光子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大室 克文 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 鈴木 洋二 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 偏光性のあるフィルム(2)と、該偏光
    性のあるフィルムに直に貼りつけられ且つ所定の方向の
    遅相軸を有する位相差フィルム(3)とからなり、該位
    相差フィルム(3)が該偏光性のあるフィルム(2)の
    保護膜となっていることを特徴とする位相差フィルム付
    偏光板。
  2. 【請求項2】 偏光性のあるフィルム(2)の該位相差
    フィルムとは反対側にも保護膜となるフィルム(4)が
    貼り付けられていることを特徴とする請求項1に記載の
    位相差フィルム付偏光板。
  3. 【請求項3】 該反対側の保護膜となるフィルム(4)
    が所定の方向の遅相軸を有する位相差フィルムからなる
    ことを特徴とする請求項2に記載の位相差フィルム付偏
    光板。
  4. 【請求項4】 前記位相差フィルム(3)がトリアセチ
    ルセルロース及びノルボルネン系樹脂の一つからなるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の位相差フィルム付偏光
    板。
  5. 【請求項5】 前記位相差フィルム(3)が一軸性のフ
    ィルムであり、そのリターデーション(Δnd)が10
    0nm以下であることを特徴とする請求項1に記載の位
    相差フィルム付偏光板。
  6. 【請求項6】 前記位相差フィルム(3)のリターデー
    ション(Δnd)が50nm以下であることを特徴とす
    る請求項5に記載の位相差フィルム付偏光板。
  7. 【請求項7】 一対の基板(12、14)の間に液晶
    (10)が挟持され、該基板にはそれぞれ配向膜(2
    4、28)が設けられ、さらに、該一対の基板の外側に
    は偏光子(16)及び検光子(2)が配置され、 該偏光子(16)及び検光子(2)の少なくとも一方が
    請求項1に記載の位相差フィルム付偏光板(1)からな
    ることを特徴とする液晶表示パネル。
  8. 【請求項8】 該一対の基板の配向膜には一方の基板か
    ら他方の基板に向かって液晶分子がツイストし且つ液晶
    分子の配向方向の異なる微小な領域(A、B)を含むよ
    うに配向処理が行われており、 液晶のツイスト角は0°以上90°未満となるように設
    定され、液晶の屈折率異方性(Δn)と液晶層の厚さ
    (d)との積(Δnd)は約0.5μm以下であり且つ
    液晶への入射直線偏光がほぼ90°回転して出射するよ
    うに設定されていることを特徴とする請求項7に記載の
    液晶表示パネル。
  9. 【請求項9】 前記位相差フィルム(3)の遅相軸が前
    記偏光材料からなるフィルム(2)の透過軸に対して0
    から45°の角度範囲内にあることを特徴とする請求項
    7に記載の液晶表示パネル。
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