JPH08240667A - 埋設管路の縦断探査装置および探査方法 - Google Patents

埋設管路の縦断探査装置および探査方法

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JPH08240667A
JPH08240667A JP4170695A JP4170695A JPH08240667A JP H08240667 A JPH08240667 A JP H08240667A JP 4170695 A JP4170695 A JP 4170695A JP 4170695 A JP4170695 A JP 4170695A JP H08240667 A JPH08240667 A JP H08240667A
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JP
Japan
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antenna
buried
buried pipe
longitudinal
moving carriage
Prior art date
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Pending
Application number
JP4170695A
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English (en)
Inventor
Yuji Nagashima
裕二 永島
Hiroto Saito
裕人 斎藤
Shigeru Kobayashi
繁 小林
Junichi Masuda
順一 増田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Publication date
Application filed by Nippon Telegraph and Telephone Corp filed Critical Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 縦断探査時にも明確な像を得るようにしす
る。 【構成】 アンテナ本体14をアンテナ収容部15に嵌
合自在となるように構成したので、嵌合状態を変えるこ
とによって、移動用台車3の移動方向とアンテナ偏波面
の方向11を移動用台車3の進行方向4に対して直交さ
せることも、並行させることもできるようになる。この
ため、縦断探査を行う場合でもアンテナの偏波面の方向
を変更することによって、アンテナの偏波面を埋設管の
方向に向けることができるようになり、強い反射波が得
られ、埋設管が明瞭に表示できるようになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電磁波を用いて地中に
埋設された物体を探知する埋設物探知方法に関し、特に
埋設管の埋設方向にアンテナを移動して埋設管の位置を
探知する埋設管路の縦断探査装置および探査方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来から側面図である図4および平面図
である図5に示すような方法で、埋設管路の探査が行わ
れている。図4において、送信アンテナエレメント1お
よび受信アンテナエレメント2は移動用台車3に搭載さ
れ、移動方向4の方向に移動しながら測定を行う。送信
アンテナエレメント1から数ナノ秒の時間幅を有するパ
ルスが地中に送出されると、その電磁波は地中を伝播
し、地中に埋設管5のような周囲媒質と電気的性質の異
なる物体があると、その埋設管5によって反射が生じ、
この反射した電磁波が受信アンテナエレメント2で受信
される。そしてアンテナを規定の距離だけ移動させる度
にこの送受信のプロセスを繰り返すことにより、複数箇
所からのデータを採取する。
【0003】送信アンテナエレメント1および受信アン
テナエレメント2は図5に示したように、通常は電磁波
の偏波方向6が移動用台車3の移動方向4と直交するよ
うに設置されている。これは埋設管5の探査の場合、偏
波方向6と埋設管5の布設方向とを一致させることによ
り、より大きな振幅を有する反射波を得るためである。
実際の測定においては埋設管の布設方向に対し直交する
方向、すなわち埋設管を横切るようにアンテナを走査す
る。このようにして得られた受信信号は、振幅値の大き
さ毎に色変換された後、二次元的に並べられることによ
って、図6に示さす地中断面の観測パターンが形成さ
れ、地表面の反射像7の下に埋設管5からの反射像8が
表示される。通例、この方向での探査を横断探査と称す
る。横断探査で得られる埋設管からの反射像8は双曲線
形状となる。
【0004】一方、例えば2つのマンホール間での埋設
管の連続的な位置を探査する場合、横断探査の測定回数
は非常に多くなるため、多大の時間が必要となる。そこ
で、おおよその埋設管の位置を簡易に測定する方法とし
て、図7に示したように埋設管5の布設方向と平行な方
向で、かつ埋設管5の真上と推定される位置でアンテナ
を走査する探査法、すなわち移動用台車3を埋設管5と
並行させて移動させる探査が行われており、この探査方
法を縦断探査と称する。
【0005】図7に側面図を、図8に平面図を示して縦
断探査の模様を説明している。通常は管路を急激に曲げ
て埋設することはないため、2つのマンホール9の相対
的位置関係および道路形態から、埋設管5の水平方向の
おおよその位置を推定することができる。埋設管5の水
平方向の推定位置10を図8に点線で示す。縦断探査は
アンテナの偏波面11の進行方向と直交するようにし、
この推定位置10に沿ってアンテナを移動させる。縦断
探査の結果、得られる地中断面観測パターンを図9に示
す。
【0006】埋設管5からの反射像11は横方向に連続
した像として観測され、これによりおおよその埋設管5
の水平方向の位置を知ることができる。また、何らかの
障害物を避けるため、埋設管5が推定位置10から外れ
て埋設される場合、地中断面観測パターンにおいて、外
れている位置に相当する埋設管5からの反射像は観測さ
れないことになる。この結果、推定した埋設管5の布設
方向に間違いがあることがわかる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら図10に
示されているように、従来の装置では移動用台車3の移
動方向に対して、直交する方向に偏波面が発生するよう
にアンテナエレメントが固定されている。そのため、図
8に示したように、縦断探査の場合には放射される電磁
波の偏波方向と、埋設管の布設方向とが相互に直交する
ことになり、埋設管5からの反射波の振幅値は横断探査
の場合に比較して小さくなる。その結果、図9に示され
ているように、他のクラッタ反射像12と埋設管5から
の反射像11を区別することが困難になる。更に、何ら
かの障害物を避けるために、埋設管5が推定位置10か
ら外れて埋設されている場合、地中断面観測パターンに
おいて、外れている位置に相当する埋設管からの反射像
11は観測されないことになる。しかし、図9では他の
クラッタ反射像12と埋設管5からの反射像11を明確
に区別することが困難であるため、異常箇所13の特定
が困難である。本発明はこのような状況に鑑みて成され
たもので、縦断探査時にも明確な像を得るようにしたも
のである
【0008】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るために請求項1の発明は、着脱自在に構成したアンテ
ナと、アンテナを移動用台車の進行方向に対し偏波方向
が直交または平行状態となる状態で装着するアンテナ装
着部とを備えたものである。請求項2の発明は請求項1
の発明において、アンテナにはその偏波方向を表示する
方向指示部を設けたものである。請求項3の発明は、埋
設管路の埋設方向に沿って移動させる移動用台車とアン
テナとを分離自在に構成し、アンテナを移動用台車に設
置するとき移動用台車の進行方向に対しアンテナの偏波
方向を直交または平行に設定し、アンテナから地表面に
電磁波を送信し地中に存在する管路からの反射波を受信
することにより、地中に存在する物体を探知するように
したものである。
【0009】
【作用】アンテナ装着状態を操作することによって、移
動用台車の移動方向とアンテナの偏波方向を変更するこ
とができるようになり、縦断探査を行う場合でもアンテ
ナの偏波面の方向を変更することによって、アンテナの
偏波面を埋設管の方向に向けることができるようにな
る。その結果、得られた画像から埋設管よりの反射像を
明瞭に判別できるようになる。これにより、おおよその
埋設管の連続的な位置を短時間に探知することができる
とともに、埋設管の布設進路が急に変化している場合に
その箇所を容易に特定することが可能である。
【0010】
【実施例】図1は互いに分離することが可能であるアン
テナ本体14と移動用台車3の概念図である。図2は本
発明による埋設管の縦断探査の模様を、図3は本発明に
より得られた地中断面観測パターンを示す。図1に示さ
れているように、電磁波を送受信する送信アンテナエレ
メント1および受信アンテナエレメント2を含むアンテ
ナ本体14と、アンテナ本体14を地表面に沿って移動
させるための移動用台車3とは、従来のように一体構造
とせず、互いに分離できる構造にしてある。またアンテ
ナ本体14を移動用台車3に装着するときには、移動用
台車3の移動方向4に対してアンテナの偏波面の方向1
1を進行方向4に対して直交する方向にも、平行する方
向すなわち、埋設管5と並行する方向にも装着すること
ができるようになっている。
【0011】このように何れの方法にも設置できるよう
にするアンテナ方装着部として例えば図1に示すように
アンテナ本体14をその凹部に嵌合して収容するするア
ンテナ収容部15を設けている。この場合、アンテナ本
体14およびアンテナ収容部15は何れも嵌合部分が正
方形であり、アンテナ本体14およびアンテナ収容部1
5は非金属で構成し、アンテナから発生する電界に影響
を与えないようにする必要がある。
【0012】アンテナ本体14をアンテナ収容部15に
収容してしまうと、送信アンテナエレメント1および受
信アンテナエレメント2は外から見えないので、アンテ
ナ偏波面の方向11がわからなくなる。このため、アン
テナ偏波面の方向11を表示する表示手段を設ける必要
がある。この例ではアンテナ本体14の上部に太い矢印
でアンテナ偏波面の方向を示すことによって、方向指示
部16としている。方向指示部16はこの他に、アンテ
ナ本体16の角の一カ所を切り欠く等の方法によって実
現しても良い。
【0013】アンテナ偏波面の方向11と埋設管5の布
設方向が一致した方が、大きな振幅値を持つ反射波が得
られる。そこで、埋設管5の縦断探査の場合は図2に示
したように、移動用台車3の移動方向4とアンテナ偏波
面の方向11が一致するように、アンテナ本体14を移
動用台車3に設置する。通常、管路を急激に曲げて埋設
することはないために、2つのマンホールの相対的位置
関係および道路形態から、埋設管の水平方向のおおよそ
の位置を推定することができる。
【0014】埋設管5の水平方向の推定位置10を図2
に示す。縦断探査においてはこの推定位置10に沿って
アンテナを移動させる。縦断方向の測定で得られる地中
断面観測パターンを図3に示す。地中断面観測パターン
において、埋設管5からの反射像11は横方向に連続し
た像として観測される。図3に示されているように、埋
設管5からの反射波の振幅値が大きいため、反射像11
と他のクラッタ反射像12との識別は容易である。
【0015】これによっておおよその埋設管の水平方向
の位置を知ることができる。また、何らかの障害物を避
けるため、埋設管が推定位置10から外れて埋設されて
いる場合、地中断面観測パターンにおいて、外れている
位置に相当する埋設管5からの反射像11は観測されな
い。この結果、異常箇所13の存在を測定者に確実に報
知することが可能である。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、アンテナ
の偏波面の方向を進行方向に対して直交するようにも、
平行するようにも取り付けられるようにしたので、埋設
管の縦断探査を行う場合に十分な強度の反射が得られ、
クラッタ表示と埋設管を誤認することがない。また明瞭
な像を得られることから、埋設管が障害物を避けて迂回
しているような異常状態を検出することもできるという
効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例の構成を示す図である。
【図2】 埋設管が障害物を避けて迂回している状態を
示す図である。
【図3】 図2の状態で観測した地中断面を示す図であ
る。
【図4】 従来の埋設管の探査を行う状態を示す図であ
る。
【図5】 埋設管の横断探査を行う状態を示す図であ
る。
【図6】 図5の方法で測定した地中断面を示す図であ
る。
【図7】 埋設管の縦断探査を行う状態を示す図であ
る。
【図8】 埋設管が障害物を避けて迂回している場合の
縦断探査を行っている状態を示す図である。
【図9】 図8の方法で得られた地中断面を示す図であ
る。
【図10】 移動用台車にアンテナが取り付けられてい
る状態を示す図である。
【符号の説明】
1…送信アンテナエレメント、2…受信アンテナエレメ
ント、3…移動用台車、4…移動方向、5…管路、6…
電波の偏波方向、7…地表面の反射像、8…管路からの
反射像、9…マンホール、10…推定位置、11…偏波
面、12…クラッタ反射像、13…異常箇所、14…ア
ンテナ本体、15…アンテナ収容部、16…方向指示
部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 増田 順一 東京都千代田区内幸町1丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 埋設管路の埋設方向に沿って移動させる
    移動用台車に搭載したアンテナから地表面に送信した電
    磁波が埋設管路によって反射した反射波を受信して地中
    に存在する管路を探知する埋設管路の縦断探査装置にお
    いて、 着脱自在に構成したアンテナと、 前記アンテナを前記移動用台車の進行方向に対し偏波方
    向が直交または平行状態となる状態で装着するアンテナ
    装着部とを備えたことを特徴とする埋設管路の縦断探査
    装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 アンテナにはその偏波方向を表示する方向指示部を設け
    たことを特徴とする埋設管路の縦断探査装置。
  3. 【請求項3】 埋設管路の埋設方向に沿って移動させる
    移動用台車とアンテナとを分離自在に構成し、前記アン
    テナを前記移動用台車に設置するとき前記移動用台車の
    進行方向に対し前記アンテナの偏波方向を直交または平
    行に設定し、前記アンテナから地表面に電磁波を送信し
    地中に存在する管路からの反射波を受信することによ
    り、地中に存在する物体を探知する埋設管路の縦断探査
    方法。
JP4170695A 1995-03-01 1995-03-01 埋設管路の縦断探査装置および探査方法 Pending JPH08240667A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003035772A (ja) * 2001-07-23 2003-02-07 Osaka Gas Co Ltd 隠蔽物体探査方法
EP2085794A1 (de) * 2008-02-04 2009-08-05 GBM Wiebe Gleisbaumaschinen GmbH Vorrichtung und Verfahren zur Grenzflächendetektion in Bodenschichten
JP6431573B1 (ja) * 2017-07-12 2018-11-28 株式会社カナン・ジオリサーチ 地中探査装置及び地中探査車両

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003035772A (ja) * 2001-07-23 2003-02-07 Osaka Gas Co Ltd 隠蔽物体探査方法
EP2085794A1 (de) * 2008-02-04 2009-08-05 GBM Wiebe Gleisbaumaschinen GmbH Vorrichtung und Verfahren zur Grenzflächendetektion in Bodenschichten
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