JPH08238854A - 反射型記録表示装置 - Google Patents

反射型記録表示装置

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JPH08238854A
JPH08238854A JP4731395A JP4731395A JPH08238854A JP H08238854 A JPH08238854 A JP H08238854A JP 4731395 A JP4731395 A JP 4731395A JP 4731395 A JP4731395 A JP 4731395A JP H08238854 A JPH08238854 A JP H08238854A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 表示部を装置本体に着脱可能とし、多数枚の
表示部の作成を容易に行えるようにすることを目的とす
る。 【構成】 第一の温度で透明化し室温状態に復帰後も透
明化の状態を維持し、且つ第二の温度で透明化部分が不
透明化し室温状態に復帰後も該不透明化の状態を維持す
る記録紙1を使用し、記録紙の裏面に低反射膜2を配置
して一体型表示部25を形成する。記録ヘッドと消去ヘ
ッドとをキャリア6に搭載し、一体型表示部25を装置
本体26に着脱可能に取付け得るようにした反射型記録
表示装置が提供される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は書換え型表示装置に関
し、特に熱、光又は磁気により可逆的に発色及び消色可
能な記録材料を使用した書換え型表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図1(a)〜(c)は従来の書換え型表
示装置(その1)を示す。記録紙1は、初期状態では白
濁化し光を不透過状態に維持するが、加熱されて第一の
温度に達すると透明化しその透明化部分はその後、室温
に復帰した状態においても透過状態を維持し、透明化部
分は更に加熱されて第一の温度より高い第二の温度に達
すると白濁化しその白濁化部分は室温に復帰後も白濁状
態を維持するような高低分子複合型可逆感熱材料からな
る。低反射膜2は、記録紙1の背面に平行に設けられ、
記録紙1の面積と同じ面積を有する。
【0003】記録ヘッド3は、キャリア6に搭載され、
記録紙1上に記録面に接触する多数の点状の発熱体を横
方向一列に構成し記録紙1の幅を覆っている。これらの
発熱体は、記録紙1に対し第一の温度を発生する。消去
ヘッド4は、キャリア6に記録ヘッド3と並行して搭載
され、記録紙1の横方向の幅に対応する長さを有し、記
録紙1に対し第二の温度を発生する。
【0004】記録ヘッド3及び消去ヘッド4を搭載して
いるキャリア6は記録紙1の両側に設けられたガイドシ
ャフト5に沿って記録紙1上を移動する。キャリア6
は、キャリア6に固定された駆動ベルト12を駆動する
モータ13により移動される。なお、図1において、7
はキャリア6を案内するガイド、8は照明管、9はキャ
リア6の位置を検出するセンサ、10は表示窓、11は
外装、14,15はプーリである。
【0005】記録ヘッド3は、キャリア6がモータ13
の回転により駆動ベルト12を介して記録紙1の上端か
ら下端へ移動するのに同期し、各発熱体を第一の温度と
室温との間に変化させることにより、記録紙1の白濁部
分上に透明部分からなる図形、文字、記号等の情報を描
く。透明部分は記録紙1の背面にある黒色等からなる低
反射膜2により視点面からは白地に黒字の記録情報が表
示されるごとく認識される。記録された情報を消去する
場合は、消去ヘッド4を第二の温度にした後、記録紙1
面上を密着移動させることにより、透明化部分を白濁化
し、無表示状態とする。
【0006】図2(a)〜(c)は従来の書換え型表示
装置(その2)を示す。書換え間隔が長く、経過と最新
状況を表示するための表示装置としては、図2(a)に
示すように、複数の掲出表示部分(表示窓101)を持
ち、変化情報は順次に未使用の表示部分へ表示する方法
が用いられる。このような表示装置は、書換え動作に要
する時間に比べ、表示した情報を維持する時間が長いた
め表示に要する電力が少ないこと、電気により表示を変
化させるものにおいては停電時においても過去の情報表
示を維持すること、屋外において使用されるものについ
ては外光下における良好な視認性が求められる。
【0007】図2(b)及び(c)は、このような目的
に使用される従来の表示装置の例である。図2(b)に
おいては各々の表示窓枠120に対し支点122を回転
軸とし上下に分離された表示板121および123に予
め記録された数字、文字列により表示を行う装置例であ
る。
【0008】表示板は表示中の121および123、窓
背面に位置する複数枚からなる124および128によ
り構成され、駆動モータ125の回転によりモータ軸に
とりつけられた減速歯車126および127により回転
支点122を軸として回転し順次表示板を表示面に掲出
する。この方式では表示板選択時のみモータ回転動力を
要し表示維持には電力を要しない点、屋外使用において
も記録板の反射光により表示させるため外光により視認
性が低下しないという特徴を持つ。
【0009】図2(c)においては、各々の表示窓枠1
20に一方の半球面132を白、他方の半球面133を
黒に着色した球体を格子状136に配列し、球体のいず
れの半面を表示側129へ表示するかを選択することに
より表示を行う方式である。本方式では各球体の半球は
各々磁性化され、制御部135により各球体に対応し各
球体の背面に設けられた電磁石134を励磁することに
より生じる磁界と、半球の磁極による磁界との反発力に
より表示する半球面を選択し、白または黒の半球面の構
成により表示像の形成を行う。
【0010】本方式においても表示に要する電力は球体
回転による表示書換え時のみであり表示中は電力を要し
ない。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】図1(a)〜(c)に
示した従来の表示装置においては、記録および消去を行
う機構部分と、記録紙とは一体化されており、記録結果
は機構部分と共に掲出する必要があり、掲出に要する装
置構成の複雑さを生じていた。また表示後に情報を一時
的に不表示とするためには消去ヘッドにより表示情報を
消去し、再度表示するためには同一情報を再度記録紙に
記録する必要が生じていた。
【0012】また、図2(b)に示す、従来の表示装置
は、固定された表示板を使用しているので、任意の記録
像を表示できないという問題を有し、図2(c)に示す
点構成による表示装置においては、全ての表示窓に表示
書換え機構を具備する必要があるという問題を生じてい
た。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1によると、熱、
光又は磁気を加えた場合に第一の条件で透明化し定常状
態に復帰後も該透明化の状態を維持し、且つ第二の条件
で透明化部分が不透明化し定常状態に復帰後も該不透明
化の状態を維持する記録紙と、該記録紙の裏面に配置し
た低反射膜と、を一体化して表示部を形成し、前記記録
紙を局部的に第一の条件に設定する手段と、前記記録紙
を第二の条件に設定する手段と、を装置本体に可動に設
けたキャリアに搭載し、前記一体型表示部を装置本体に
着脱可能に取付け得るようにしたことを特徴とする反射
型記録表示装置が提供される。
【0014】請求項2によると、前記一体型表示部は、
前記記録紙と、該記録紙の裏面に低反射膜と高反射膜の
何れかを選択的に配置し得る手段とを具備することを特
徴とする請求項1に記載の反射型記録表示装置が提供さ
れる。請求項3によると、熱、光又は磁気を加えた場合
に第一の条件で透明化し定常状態に復帰後も該透明化の
状態を維持し、且つ第二の条件で透明化部分が不透明化
し定常状態に復帰後も該不透明化の状態を維持する記録
紙を、複数の表示窓のそれぞれに設け、前記記録紙を局
部的に第一の条件に設定する手段と、前記記録紙を第二
の条件に設定する手段と、を具備した単一の記録消去装
置を、各表示窓に対する複数の作用位置にわたって可動
に設けたことを特徴とする反射型記録表示装置が提供さ
れる。
【0015】請求項4によると、前記記録紙の裏面に、
低反射膜及び高反射膜のいずれか一方を選択的に配置し
得る手段を設けたことを特徴とする請求項3に記載の反
射型記録表示装置が提供される。請求項5によると、前
記複数の表示窓は一直線状に配列されており、前記記録
消去装置は該複数の表示窓に対して平行に移動可能であ
り、前記第一及び第二の条件に設定する手段を具備する
ヘッドは、前記表示窓に貼り付けられた前記記録紙に密
着するべく接近したり且つ遠ざかる方向に退却できるよ
うに前記記録消去装置に可動に取付けられていることを
特徴とする請求項3又は4に記載の反射型記録表示装置
が提供される。
【0016】
【作用】請求項1によると、一体型表示部を装置本体に
着脱可能としたので、表示部に対して記録をする時又は
消去する時のみ、表示部を装着本体に挿入し、記録又は
消去を行う。これにより、1つの装置本体により、多数
枚の表示部を作成したり変更したりすることができる。
【0017】請求項2によると、記録紙の裏面に低反射
膜と高反射膜の何れかを選択的に配置できるようにした
ので、1つの一体型表示部について、記録されている情
報を維持しながら、記録紙の裏面の低反射膜と高反射膜
とを選択的に切り換えることにより、容易に表示又は非
表示の状態とすることができる。請求項3によると、単
一の記録消去装置でもって、多数の表示窓における情報
の記録又は消去が可能となる。
【0018】請求項4によると、各表示窓について、記
録紙の裏面に低反射膜と高反射膜の何れかを選択的に配
置することにより、記録されている情報を維持しながら
任意に表示又は非表示の状態とすることができる。請求
項5によると、単一の記録消去装置の適用が広まり、多
数の表示窓に対応することができる。また、この装置
に、低反射膜や高反射膜の選択的配置手段を容易に取付
けられるようになる。
【0019】
【実施例】図3及び図4は本発明の第一実施例に係る書
換え型表示装置を示す。図3において、表示部25は、
記録紙1、記録紙1の背面に平行に設けられ且つ記録紙
1の面積と同じ面積を有する反射膜2、記録紙1及び低
反射膜2の平面性を維持する補強板23からなる。記録
紙1は、前述のように、初期状態では白濁化し光を不透
過状態に維持するが、加熱されて第一の温度に達すると
透明化しその透明化部分はその後、室温に復帰した状態
においても透過状態を維持し、透明化部分は更に加熱さ
れて第一の温度より高い第二の温度に達すると白濁化し
その白濁化部分は室温に復帰後も白濁状態を維持するよ
うな高低分子複合型可逆感熱材料からなる。
【0020】図4において、記録消去装置26は、表示
部25をこの記録消去装置26の内部において支え且つ
記録消去装置26に対して出し入れ路となる上下ガイド
レール20,21を具備する。記録ヘッド3は、キャリ
ア6に搭載され、記録紙1上に記録面に接触する多数の
点状の発熱体を横方向一列に構成し記録紙1の幅を覆っ
ている。これらの発熱体は、記録紙1に対し第一の温度
を発生する。消去ヘッド4は、キャリア6に記録ヘッド
3と並行して搭載され、記録紙1の横方向の幅に対応す
る長さを有し、記録紙1に対し第二の温度を発生する。
【0021】表示部25は記録消去装置26の記録紙取
り出し口22より上ガイドレール20および下ガイドレ
ール21に沿って記録消去装置26内に挿入または排出
される。キャリア6は、記録消去装置26内に挿入され
ている表示部25の上をモータ13の回転により駆動ベ
ルト12により移動する。記録ヘッド3はその発熱体を
第一の温度に上昇させて記録紙1に密着して移動するこ
とにより記録紙1上に記録を行う。消去ヘッド4はその
発熱体を第二の温度に上昇させることにより記録紙1上
に記録された情報を白濁化して消去する。
【0022】記録済の表示部25はガイドレール21お
よび22により記録消去装置26の外部へ引き出され、
表示部25のみが掲出される。記録消去装置26は別の
表示部25を挿入し必要な記録および消去動作を行う。
図5は第一実施例の変形例を示す。 図5において、反
射膜機構46は、記録紙1の背面に位置し黒色等の低反
射面41と白色等の高反射面42を有する連続したロー
ル反射膜40、ロール反射膜40を支えるローラ45、
ローラ45を回転するモータ44、装置外装に固定され
反射光量に応じた信号電圧を発生する境界検出センサ4
3から構成される。
【0023】図5において、記録紙1の背面に設けられ
たロール反射膜40は、記録紙1と同面積を持つ黒色の
低反射面41と記録紙と同面積を持つ白色の高反射面4
2を連続して持ち、ロール膜40の端に設けたローラ4
5を、ロール反射膜駆動モータ44を回転させることに
より、記録紙1の背面に位置する反射面を順次低反射面
41と高反射面42との間で変化させる。ロール反射膜
境界センサ43は低反射面41と高反射面42の境界に
おいてセンサ出力電圧を変化させ、この出力電圧の変化
によりモータ44の回転を停止し、記録紙1の背面全体
を低反射面41または高反射面42のいずれかが覆う状
態とする。
【0024】記録した情報を認識可能とする場合は低反
射面41を記録紙1の背面に位置させ、不表示状態とす
る時は高反射面42を記録紙1の背面に位置させる。即
ち、記録紙1上の記録部分、即ち透明化部分は裏面の黒
色の低反射面41により記録情報を浮き上がらせて明瞭
に視認可能とする。一方、白色の高反射面42が記録紙
1の裏面に位置する時は、記録情報は裏面からの反射に
より視認できなくなり、不表示の状態となる。
【0025】なお、図5に示す実施例では、モータ44
により反射膜を回転させているが、ローラ45に把手
(図示せず)を設け手動により反射膜を回転させるよう
にしてもよい。また、図5に示す実施例においては、記
録消去装置内に表示部が位置し、表示部と記録機構とが
同一装置内に存在しているが、掲出される表示部、即ち
記録紙1及びロール反射膜機構46を記録消去装置から
離して、掲出状態において表示と不表示との間で変化さ
せるようにしても良い。
【0026】図6は第一実施例の別の変形例、図7
(a)〜図7(c)はその作動状態を示す。図6におい
て、記録紙1の背面に低反射率(例えば黒色)のベース
52を記録紙1の面積と同面積で設け、記録紙1と低反
射ベース52との間に高反射面の多数の小片からなるフ
ラップ機構50を並べる。記録紙1上の表示情報を可視
状態とする場合は、フラップ駆動プランジャ55を排出
方向に動作する電流方向に通電しフラップ駆動軸51に
より全ての高反射フラップ50を記録紙1面に対し垂直
に位置させ、視点方向46から記録紙1の記録部分を通
し低反射ベース52を認識させる(図7(a))。
【0027】記録紙1の記録部分は透明化しているの
で、低反射ベース52の黒色と非記録部分の白濁との明
度差により記録情報は認識可能となる。記録紙1上の記
録情報を一次的に不表示とするには、フラップ駆動プラ
ンジャ55を吸引方向に動作する電流方向に通電しフラ
ップ駆動軸51により全ての高反射フラップ50を記録
紙1面に対し並行に位置させ、視点方向46から記録紙
1の記録部分を通し視認される背面が、記録紙1上の非
記録部分の白濁部との明度差を縮小することによって認
識困難とする。これにより記録紙1上の記録情報の非表
示と同等の状態を生じさせる(図7(c))。
【0028】なお、図6の実施例において、プランジャ
55により高反射フラップ50を開閉しているが、フラ
ップ駆動軸54を手動で操作して高反射フラップ50を
開閉するようにしても良い。図6の実施例においても前
述と同様に、記録消去装置と表示部とを一体化した例と
して示してあるが、表示部25(図3)の背面に図6と
同様な機構を設け、表示部の単体掲出状態で表示および
非表示の切換を可能としてもよく、また図4のような掲
出機構に図6と同様な機構を設け、表示部25(図3)
から低反射膜2を除いて補強板23を光学的に透明化す
ることにより、掲出機構に表示部を挿入し掲出状態で表
示および非表示を可能としてもよい。
【0029】図8〜図12は半透明の第二実施例を示
す。図8に示す表示窓101には、図9に示す高低分子
複合型可逆感熱材からなる記録紙160が貼られてい
る。上下ガイドレール167及び168は、表示装置の
背面に横方向に連続して設けられている。記録消去装置
172は、ガイドレール167および168に沿って走
行輪169および170により移動させる。ケーブル1
51は本図では表示されない固定された制御部および電
源部から移動する記録消去装置172へ信号および電源
を供給する。上下の移動ガイド165および166はガ
イドレール182に支えられたヘッド部161を表示窓
面に対し垂直方向に移動させる。モータ164はヘッド
部161をガイド165および166上を移動させる。
低反射膜162は、黒色等の低い反射率を持ち、記録紙
160に情報が記録されて透明化した部分の背景を低反
射化し、未書込部分の白濁化による高反射との差により
情報を視認可能とするために、窓101に沿って開閉可
能になっている。巻き取り機構163は低反射膜162
を巻き取りまたは伸張することにより表示窓101に対
し開閉する。
【0030】記録消去装置172はヘッド部161を有
し、このヘッド部は、多数の小発熱体をこの記録消去装
置172の移動方向に対し垂直に表示窓101に設けら
れた記録紙160を縦方向に覆う幅で並ぶ記録ヘッド1
90、表示窓101に設けられた記録紙160の縦方向
幅を覆う線状の発熱体から成り、第一の温度により透明
化した記録紙160の記録部を白濁化するのに要する第
一の温度を超える第二の温度を発生する消去ヘッド19
1から成る。記録消去装置172は、ヘッド部161を
記録紙160の面に対し接近および退避する退避ガイド
レール182、退避ガイド165および166、ヘッド
退避モータ164、このヘッド退避モータの回転軸に取
り付けられヘッド退避ガイド側に設けた歯機構と噛合す
る退避ギア181から構成される。
【0031】図12において、書換え対象となる表示窓
の巻き取りモータ202を回転させると、低反射膜16
2の下端の膜ガイドバー205の両端にある膜ガイド2
04が窓枠120の周囲に設けた膜ガイドレール203
に沿って移動することにより、低反射膜162は、低反
射膜巻き取り部201に巻き取られる。記録消去装置1
72はヘッド走行モータ171の回転により上走行輪1
69を回転させる。上走行輪169および下走行輪17
0が上ガイドレール167および下ガイドレール168
に各々支持されているので、記録消去装置172は、ガ
イドレール167および168により形成される走行範
囲を移動することができる。
【0032】ヘッド部161は、ヘッド退避モータ16
4の回転によりヘッド退避モータ164の軸に設けられ
たギアおよびヘッド部の上部に設けられたラックオピニ
オンギア構造からなる退避ギア181により、ヘッド退
避上ガイド165およびヘッド退避下ガイド166をヘ
ッド退避ガイドレール182に支持され表示窓101面
に対し接近および退避動作を行う。
【0033】ヘッド部161に搭載された記録ヘッド1
90は記録消去装置172の移動に同期し、形成する像
に必要な部分の小発熱体を記録紙160を不透明状態か
ら透明状態を変化させるのに要する第一の温度を発生さ
せ、記録紙160上に像を記録する。一方、ヘッド部1
61に搭載された消去ヘッド191は、第一の温度によ
り透明化した記録紙160の記録部を白濁化するのに要
する第一の温度を超える第二の温度を発生することによ
り記録紙160上の記録像を消去する。
【0034】表示窓101に貼り付けられている記録紙
160に対して情報の記録又は消去を行なう場合は、対
象となる低反射膜162を低反射膜巻き取り部201
(図12)に巻き取った状態にしておく。記録消去装置
172は、ヘッド退避モータ164の回転により、ヘッ
ド部161をヘッド退避ガイドレール182に沿って窓
枠120から離れる方向へ移動する。記録消去装置17
2は、ガイドレール167および168に沿って水平方
向に移動する動作に対して、表示窓の裏面に位置する固
定された機構部が移動に支障を生じない位置まで後方に
移動して退避する。
【0035】記録消去装置172はヘッド走行モータ1
71により書換え対象となる表示窓の一端まで移動した
後、ヘッド部161をヘッド退避モータ164の逆回転
により窓枠120へ接近する方向に移動させ記録ヘッド
190および消去ヘッド191を記録紙160へ密着さ
せる。必要な記録又は消去の作用を終えて、記録消去装
置172が表示窓の他端に達した後、ヘッド部161を
ヘッド退避モータ164の回転により記録紙160の面
より退避させ、記録消去装置172を書換え対象窓外へ
移動する。
【0036】低反射膜巻き取り部201により巻き上げ
られている低反射膜162を、巻き取りモータ202を
逆転することにより膜ガイドバー205の自重により膜
ガイドレール203に沿って下降し記録紙160背面を
覆う状態とする。これにより、記録紙160上に設けら
れた透明化した記録部分を視点方向129に対し低反射
化し、非記録部の白濁部による高反射部との反射率差に
より記録紙を視認可能とする。
【0037】尚、第二実施例では、各表示窓ごとに低反
射膜162の巻き取り機構163を設けているが、全て
の表示窓の低反射膜を共通の巻き取り部により同時に開
閉するようにしてもよい。また、第二実施例では、各表
示窓ごとに開閉する低反射膜162を設けたが、全ての
表示窓を覆う一枚の低反射膜により全ての表示窓を同時
に低反射膜で開閉するようにしてもよい。また、上記第
二実施例では消去ヘッドと記録ヘッドの位置関係から記
録時の記録装置の走行方向が一方向に限定されるが、消
去ヘッドを記録ヘッドの両側に配置することにより任意
の方向に装置を移動させることが可能となる。
【0038】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれ
ば、表示部を装置本体と分離して掲出することが可能と
なり、多数の書換え可能な掲出物を簡素に作成すること
ができる。また、記録済みの掲出物に対して情報を維持
したまま簡単に不表示の状態を作りだすことができ、再
表示も容易に行える。
【0039】また、多数の表示窓を有する掲出装置にお
いて、単一の記録消去装置でもって、各表示窓の情報を
容易に記録又は消去が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】表示装置の従来例(その1)を示し、(a)は
正面図、(b)は平面図、(c)は記録・消去ヘッド部
の詳細を示す。
【図2】表示装置の従来例(その2)を示し、(a)は
複数の表示窓を有する掲出部の表面、(b)はプレート
方式、(c)は格子状の表示装置を示す。
【図3】本発明の第一実施例に係る表示装置の表示部を
示す。
【図4】同第一実施例に係る表示装置において、図3の
表示部を装置本体に装着した状態を示す。
【図5】同第一実施例に係る表示装置の反射膜の選択的
配置構造を示す。
【図6】本発明の第一実施例に係る表示装置の反射膜の
選択的切り換え配置構造の他の例を示す。
【図7】(a)〜(c)は図6の反射膜の切り換えの工
程を示す。
【図8】本発明の第二実施例に係る表示装置を示し、
(a)は複数の表示窓を有する掲出部の表面、(b)は
その裏面を示す。
【図9】同第二実施例の反射膜の選択的切り換え構造を
示し、(a)は反射膜を開放した状態、(b)は反射膜
を覆った状態である。
【図10】同第二実施例のヘッドの構造及び動作を示
す。
【図11】同第二実施例における記録ヘッドと消去ヘッ
ドの詳細を示す。
【図12】同第二実施例における反射膜の巻取り構造を
示す。
【符号の説明】
1…記録紙 2…低反射膜 6…キャリア 25…表示部 40…反射膜 41…低反射膜 42…高反射膜 46…反射膜機構

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱、光又は磁気を加えた場合に第一の条
    件で透明化し定常状態に復帰後も該透明化の状態を維持
    し、且つ第二の条件で透明化部分が不透明化し定常状態
    に復帰後も該不透明化の状態を維持する記録紙と、該記
    録紙の裏面に配置した低反射膜と、を一体化して表示部
    を形成し、前記記録紙を局部的に第一の条件に設定する
    手段と、前記記録紙を第二の条件に設定する手段と、を
    装置本体に可動に設けたキャリアに搭載し、前記一体型
    表示部を装置本体に着脱可能に取付け得るようにしたこ
    とを特徴とする反射型記録表示装置。
  2. 【請求項2】 前記一体型表示部は、前記記録紙と、該
    記録紙の裏面に低反射膜と高反射膜の何れかを選択的に
    配置し得る手段とを具備することを特徴とする請求項1
    に記載の反射型記録表示装置。
  3. 【請求項3】 熱、光又は磁気を加えた場合に第一の条
    件で透明化し定常状態に復帰後も該透明化の状態を維持
    し、且つ第二の条件で透明化部分が不透明化し定常状態
    に復帰後も該不透明化の状態を維持する記録紙を、複数
    の表示窓のそれぞれに設け、前記記録紙を局部的に第一
    の条件に設定する手段と、前記記録紙を第二の条件に設
    定する手段と、を具備した単一の記録消去装置を、各表
    示窓に対する複数の作用位置にわたって可動に設けたこ
    とを特徴とする反射型記録表示装置。
  4. 【請求項4】 前記記録紙の裏面に、低反射膜及び高反
    射膜のいずれか一方を選択的に配置し得る手段を設けた
    ことを特徴とする請求項3に記載の反射型記録表示装
    置。
  5. 【請求項5】 前記複数の表示窓は一直線状に配列され
    ており、前記記録消去装置は該複数の表示窓に対して平
    行に移動可能であり、前記第一及び第二の条件に設定す
    る手段を具備するヘッドは、前記表示窓に貼り付けられ
    た前記記録紙に密着するべく接近したり且つ遠ざかる方
    向に退却できるように前記記録消去装置に可動に取付け
    られていることを特徴とする請求項3又は4に記載の反
    射型記録表示装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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