JPH08238475A - 排水処理方法 - Google Patents

排水処理方法

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Publication number
JPH08238475A
JPH08238475A JP5368296A JP5368296A JPH08238475A JP H08238475 A JPH08238475 A JP H08238475A JP 5368296 A JP5368296 A JP 5368296A JP 5368296 A JP5368296 A JP 5368296A JP H08238475 A JPH08238475 A JP H08238475A
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JP
Japan
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water
adsorbent
vertical pipe
wastewater
wastewater treatment
Prior art date
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Pending
Application number
JP5368296A
Other languages
English (en)
Inventor
Manzo Ozawa
満三 小澤
Takayuki Furumoto
隆行 古元
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OZAWA CONCRETE KOGYO KK
Original Assignee
OZAWA CONCRETE KOGYO KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 例えばゴルフ場のメンテナンスヤードにおい
て流出する農薬を効率良く除去することを目的とする。 【解決手段】 排水を集塵フィルター6に通過させた
後、透水性の縦パイプ材2から外部に流出させ、縦パイ
プ材2の外側面に周設した吸着体5を通過させて排水中
に含まれる有害成分を吸着体5に吸着して除去し、吸着
体5の下方外側面から排出するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばゴルフ場か
ら排出される排水中に含まれる農薬、その他の有害成分
を効率良く吸着除去し、清浄な水として排出するように
したことを特徴とする排水処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ゴルフ場では、フェアウェイやグリーン
に植付けられている芝生や樹木等を害虫から保護するた
めに多量の農薬が使用されている。このうち、メンテナ
ンスヤードの貯留タンクには散布量の数%程度が残存
し、排水中に混合して地中や排水経路に流出すると考え
られる。また、芝生に散布した農薬は、降雨等により雨
水と共に地中に浸透し、更には、キャディーやプレーヤ
ーの靴、キャディーカート等に付着した農薬は、クラブ
ハウスの洗い場より流れる排水中に混合して流出する。
そして、上記した農薬は、地中に浸透して近隣に栽培さ
れる農作物等へ悪影響を及ぼしたり、有害廃液となって
河川や海洋を汚染し、多大な被害を与える公害の原因と
なっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記した排水中に含ま
れる農薬は、木炭等の吸着材に吸着させて除去すること
ができるが、実用に適した排水処理方法或いは排水装置
は、未だ提案されていないのが現状である。即ち、ゴル
フ場は、通常では800,000平方メートル以上にも
及ぶ広大な面積を有しているので、多数の排水処理装置
を設置しなければならない。従って、設置する排水処理
装置は、施工性が優れ、しかも高い排水処理機能を有す
るものでなければならない。本出願人は、使用する吸着
材を効率良く使用し、しかも施工性が優れている排水処
理方法を鋭意研究し、本発明に至った。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、例えばゴルフ
場から排出される排水を、集塵フィルターに通過させた
後、透水性の縦パイプ材から外部に流出させ、縦パイプ
材の外側面に周設した吸着体を通過させて排水中に含ま
れる有害成分を吸着体に吸着して除去し、吸着体の下方
外側面から排出するようにしたことを特徴とする排水処
理方法に関するものである。
【0005】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を図
面に基づき詳細に説明する。図1及び図2に示す排水処
理井戸は、本発明に係る排水処理方法を適用した排水処
理装置を示したものである。即ち、この排水処理井戸
は、不透水性の基盤1と、該基盤1に下端開口部が埋設
されて直立状に支持される透水性の縦パイプ材2と、該
縦パイプ材2と一定間隔を隔てて前記基盤1上に配設さ
れる通水性筒体3とを備えてなる。
【0006】上記した基盤1は、例えば通水性の低い底
打ちコンクリートである。一方、縦パイプ材2は、全周
面が透水性を有する構成であり、例えば通水性コンクリ
ートで形成する。尚、この通水性コンクリートとして
は、例えば小沢コンクリート工業株式会社製の「浸透ポ
ラコンEW−1500」等を挙げることができる。ま
た、上記縦パイプ2は、例えばポリ塩化ビニル製のパイ
プを使用し、このパイプに透水孔を多数開設して形成す
ることもできる。
【0007】また、通水性筒体3は、例えば粒径の大き
な砕石を少量の固結材で結合して得られる通水性コンク
リートを使用することができる。この通水性コンクリー
トとしては、前記縦パイプ材2と同様に小沢コンクリー
ト工業株式会社製の「浸透ポラコンEW−1500」等
を挙げることができる。
【0008】尚、上記した基盤1及び通水性筒体3は、
一体に固着させても良い。この場合、図面の実施例に示
すように、すり鉢状に掘削した底部に砕石aを充填した
後、この基盤1及び通水性筒体3をそのまま挿着するこ
とができる。
【0009】図面に示した実施の形態では、基盤1に通
水性筒体3がずれ動かないような嵌合用段部4を形成し
てある。また、通水性筒体3は上下に二分割することが
できる構造としても良い。
【0010】前記した縦パイプ材2と通水性筒体3との
間隙には、図2に示すように、吸着体5を装脱可能に挿
着する。この吸着体5は、例えばプラスチック製ネット
等の透水性の収納袋に木炭や活性炭等の吸着材を充填し
て作製するのである。そして、この吸着体5を縦長に形
成し、図2に示すようにその複数個を縦パイプ材2と通
水性筒体3との間隙に充満状に装着すると、上方から容
易に装脱することができる。
【0011】また、前記した縦パイプ材2の上端には、
集塵フィルター6を冠着する。上記した集塵フィルター
6は、排水中に含まれる小石や木切れなどを濾過・除去
する目的で使用されるものであり、例えばプラスチック
製メッシュ等を使用することができる。
【0012】尚、この集塵フィルターは、排水の流路の
途中に設けられるものであれば、特に配設箇所を限定す
るものではなく、集水溝7から延設した配水路8の基端
部分に設けるようにしても良い。
【0013】そして、上記集塵フィルター6を通して縦
パイプ材2に排水を供給する。すると、この縦パイプ材
2内に流入した排水は、当該縦パイプ材2を通過して吸
着体5へ流出することになる。
【0014】図1及び図2に示す排水処理井戸は、上記
したような構成を有するものであり、例えばゴルフ場か
ら排出される排水中に含まれる有害成分である農薬を除
去し、清浄な水として排出することができるものであ
る。
【0015】即ち、ゴルフ場から排出される排水は、ゴ
ルフ場の適宜な箇所に設けた集水溝7から配水路8を流
下して集塵フィルター6上に落下する。集塵フィルター
6で濾過された排水は、縦パイプ材2内に落下する。落
下した排水は縦パイプ材2が透水性を有しているので、
吸着体5へと流出する。そして、排水は吸着体5内を流
下し、排水中に含まれる有害成分が吸着体5中の吸着材
に吸着して除去されるのである。尚、縦パイプ材2より
吸着体5へ流出する排水は、予め集塵フィルター6で濾
過されているので、排水中に含まれる小石や木切れなど
が縦パイプ材2及び吸着体5内に入って縦パイプ材2や
吸着体5の隙間を閉塞することがない。
【0016】このようにして得られた浄水は、通水性筒
体3の下方から取り出すことができる。そして、この得
られた浄水は、そのまま地中に流下させても良いし、適
宜な貯留機構を設け、ポンプによりフェアウェイなどに
還水して再利用するようにしても良い。
【0017】従って、本発明による排水処理方法を用い
た排水処理井戸は、吸着体5の内周面から有害成分を含
む排水が流出するので、吸着体5に使用される吸着材を
確実に活用することができる。尚、吸着材は有害成分に
対して一定の飽和吸着量を有するが、排水は吸着体5を
内周から外周へ流出すると共に、吸着体5を上から下へ
流下していくので、ほぼ全部の吸着材が排水に接触する
ことになり、内周に充填された吸着材から順次飽和吸着
量に達し、外周に充填された吸着材は最も遅く飽和吸着
量に達する。
【0018】また、前記したような排水処理井戸は、そ
の前処理施工も後処理施工も極めて容易である。前処理
施工は、すり鉢状に掘削した底部に砕石aを敷きつめ、
集水溝7から配水路8を連絡させるだけで良い。一方、
後処理施工は、排水処理井戸の外側に再度砕石aを充填
し、通水性筒体3の上端に管状の斜壁10,11及び蓋
枠12、マンホール用蓋13を順次積層・固定し、斜壁
10,11の外側には埋戻土bを設ければ良い。
【0019】更に、前記したような排水処理井戸は、そ
のメンテナンスに関しても極めて容易である。即ち、吸
着体5に使用される吸着材は、前記したように一定の飽
和吸着量を有するので、適宜な時期に吸着体5を交換す
る必要がある。そして、この吸着体5は、前記したよう
に上方から容易に装脱することができるので、極めて簡
単な交換作業を行なうことにより、長期間に亙って効率
良く排水中の有害成分を除去することができる。
【0020】以上本発明を図面の実施形態について説明
したが、本発明は上記した実施形態に限定されるもので
はなく、特許請求の範囲に記載の構成を変更しない限り
どのような構成であってもよい。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の排水処理
方法は、ゴルフ場から排出される排水中に含まれる有害
成分を効率良く吸着して除去し、清浄な水として排出す
ることができる。その際、排水は、吸着体中を内周側か
ら外周側へ順に流出していくので、吸着体として使用さ
れる吸着材が無駄になることがなく、効率良く有害成分
を吸着させることができる。更に、集塵フィルターによ
り小石や木切れなどが濾過して除去されるので、吸着体
内に侵入して隙間が閉塞することがない。そして、本発
明に使用する吸着体は装脱可能であるため、メンテナン
スが極めて容易となる。
【0022】上記したような本発明の排水処理方法を装
置化した排水処理井戸は、極めて簡単な構成であるた
め、工場での作製も現場での施工も極めて容易に行なう
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の排水処理方法を適用した排水処理井戸
の縦断面図である。
【図2】本発明の排水処理方法を適用した排水処理井戸
の横断面図である。
【符号の説明】
1 基盤 2 縦パイプ材 3 通水性筒体 4 嵌合部 5 吸着体 6 集塵フィルター 7 集水溝 8 配水路 9 通水孔 10 斜壁 11 斜壁 12 蓋枠 13 マンホール用蓋 14 配水機構

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 排水を集塵フィルターに通過させた後、
    透水性の縦パイプ材から外部に流出させ、縦パイプ材の
    外側面に周設した吸着体を通過させて排水中に含まれる
    有害成分を吸着体に吸着して除去し、吸着体の下方外側
    面から排出するようにしたことを特徴とする排水処理方
    法。
JP5368296A 1996-02-19 1996-02-19 排水処理方法 Pending JPH08238475A (ja)

Priority Applications (1)

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JP5368296A JPH08238475A (ja) 1996-02-19 1996-02-19 排水処理方法

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JP5368296A JPH08238475A (ja) 1996-02-19 1996-02-19 排水処理方法

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JP3270534A Division JP2549327B2 (ja) 1991-09-24 1991-09-24 排水処理方法及び排水処理井戸

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JPH08238475A true JPH08238475A (ja) 1996-09-17

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