JPH08237585A - データ提示方法およびシステム - Google Patents

データ提示方法およびシステム

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JPH08237585A
JPH08237585A JP7034155A JP3415595A JPH08237585A JP H08237585 A JPH08237585 A JP H08237585A JP 7034155 A JP7034155 A JP 7034155A JP 3415595 A JP3415595 A JP 3415595A JP H08237585 A JPH08237585 A JP H08237585A
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video
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Yasuo Kio
保男 木尾
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な操作で所望のサービスを提供するとと
もに、制作側にかかる負担を軽減することができるデー
タ提示方法およびシステムを提供することを目的とす
る。 【構成】 利用者がバーコードリーダ4aにより、冊子
5に掲載された所望の記事5a近傍に印刷されたバーコ
ード5bを走査することにより、このバーコード5aに
対応した信号がビデオCDプレーヤ2へ供給される。ビ
デオCDプレーヤ2は、バーコードリーダ4aから供給
された信号に表されるインデックスに記録された画像
(動画)データおよび音声データをCD1から読み出
し、これらをTV(テレビジョン)3を用いて利用者に
提示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンパクトディスク
(以後、CDと称す)等の記憶媒体に記憶されたデータ
自体、または当該データで表されるサービスを利用者に
提示するデータ提示方法およびシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、CDに画像データや音声デー
タ等を記憶し、そのデータを再生する手段として、各種
の方式が提案/開発されている。この種の方式の一つと
して、ビデオCDが挙げられる。このビデオCDの再生
システムは、通常、ビデオCDの規格に準拠して、テキ
ストや音声、画像(静止画像および動画像)等のデータ
を作成・編集(以後、「オーサリング」と称す)して制
作されたCDと、このCDを光学的に走査する読み取り
部を備えたビデオCDプレーヤと、このビデオCDプレ
ーヤから出力される画像(動画)および音声データを利
用者に提示するためのテレビジョン(以後、TVと称
す)から構成される。
【0003】上記ビデオCDの最新の規格(ビデオCD
バージョン2.0)に準拠したビデオCDプレーヤは、
CDの制作者側の意図に基づいた再生を行うためのプレ
イバックコントロール機能を備えている。このため、プ
レイバックコントロール機能を活用するようにCDをオ
ーサリングすることにより、メニュー選択に代表される
簡単な対話型のユーザインタフェースを提供することが
できる。
【0004】また、上記ビデオCDプレーヤは、多数の
ボタンが設けられたリモートコントローラ(以下、リモ
コンと称す)から送信される信号を受信し、受信した信
号で表される情報を、そのビデオCDプレーヤで実行さ
れている制御プログラムへ提供するリモコン機能を備え
ている。そのため、リモコン機能を活用するようにビデ
オCDをオーサリングすることにより、遠隔操作による
CDの再生制御が可能となる。なお、上記制御プログラ
ムは、オーサリング時にCDに記録されたものであり、
CDの再生時に、ビデオCDプレーヤに読み出されて実
行される。
【0005】このような構成のシステムで使用されるC
Dの制作段階では、制作者が、目的に対応した画像およ
び音声データを入手または制作するとともに、これらの
データを制御するための制御プログラムを作成する。こ
の制御プログラムは、メニューの階層構成、対話型のユ
ーザインタフェースの形態、上記リモコン機能等を考慮
して作成される。こうして作成された制御プログラム
は、CDのプログラム記録領域に記録される。なお、C
Dの他の領域には、上記画像および音声データ等が記録
される。
【0006】上記過程を経てオーサリングされたCDが
ビデオCDプレーヤにローディングされた状態で、利用
者が「再生」を意味するリモコンのボタンを押下する
と、当該ボタンに対応する信号がリモコンから発信さ
れ、ビデオCDプレーヤに受信される。ビデオCDプレ
ーヤでは、リモコンからの「再生」信号の受信を契機と
して、ローディングされたCDのプログラム記録領域か
ら制御プログラムを読み出し、これを実行する。
【0007】これにより、例えば、ビデオCDプレーヤ
に接続されたTVの画面に、そのCDで提供可能なサー
ビスのメニューが表示される。このメニューの各項目に
は、それぞれ固有の識別情報(例えば、数字)が対応付
けられており、利用者は、所望の項目に対応付けられた
識別情報に対応するリモコンのボタンを探し、これを押
下することにより、所望のサービスを享受することがで
きる。なお、CDにより提供されるサービスが多岐に渡
り、メニューが階層的に構成されている場合には、上述
した選択処理を繰り返すことにより所望のサービスが提
供される。
【0008】また、通常、最上層のメニュー(以後、メ
インメニューと称す)には、再生中のビデオCDを停止
させるための項目が、そのメインメニューを除く各メニ
ューには、自メニューの上層のメニューあるいはメイン
メニューに戻るための項目が、それぞれ固有の識別情報
とともに包含されており、利用者は、メニューの階層を
一つづつ下りていくこと、一つづつ上っていくこと、メ
インメニューに戻ること、およびCDの再生を停止する
ことができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したシ
ステムでは、所望のサービスを選択するために、利用者
は、TVの画面に表示されたメニューを参照し、所望の
サービスに対応付けられた識別情報を一時記憶し、その
識別情報に適合するボタンを、多数(例えば、数十個)
のボタンが設けられたリモコン上で探し出す必要があっ
た。すなわち、識別情報の一時記憶やボタンの選択など
の、CDタイトルのサービス内容とは何等関係のない作
業に利用者が注意を払う必要があり、例えば、教育ソフ
トウェア等の、利用者に集中力を要求するCDタイトル
により得られる効果を低減させてしまう虞れがある。
【0010】また、特に、幼児や高齢者等にとって、リ
モコンのボタンの多さは、ビデオCDを利用する意欲を
殺ぐ一因と成り得る。したがって、そのような層を購買
層とするCDタイトル(例えば、幼児向けの教育ソフト
ウェア)を制作しようとする制作側の意欲が殺がれると
ともに、ビデオCD自体の普及が抑制されてしまうとい
う虞れがある。さらに、メニューの階層を1つづつしか
下りて行けないため、深いメニュー階層を有するCDタ
イトルを利用する場合には、所望のサービスを享受する
ための操作が繁雑なものとなってしまうという欠点があ
る。また、どのような種類のCDタイトルであっても、
ユーザインタフェースの全てを制御プログラムにより実
現する必要があるため、タイトルの種類によっては、制
作側に多大な負担がかかることも考えられる。本発明
は、上述した事情に鑑みて為されたものであり、簡単な
操作で所望のサービスを提供するとともに、制作側にか
かる負担を軽減することができるデータ提示方法および
システムを提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1記載のデータ提
示方法は、インデックスに基づいて複数のデータを記憶
媒体に記憶させるとともに、該記憶媒体に対応する印刷
物に掲載された記事の近傍に、該記事に関連するデータ
に対応するインデックスを表すマークを印刷し、利用者
に操作される入力手段が所望のマークに対応する情報を
取得した場合には、該情報をインデックスとし、該イン
デックスに対応するデータを前記記憶媒体から読み出
し、該データに基づいた情報を前記利用者に提示するこ
とを特徴としている。
【0012】請求項2記載のデータ提示システムは、イ
ンデックスに基づいて複数のデータが記憶された記憶媒
体と、記事の近傍に該記事に対応して前記記憶媒体に記
憶されたデータに対応するインデックスを表すマークが
印刷された印刷物と、利用者に操作され、前記マークに
対応する情報を取得する入力手段と、前記入力手段が接
続され、前記入力手段で取得された情報をインデックス
として出力する制御手段と、該制御手段に制御され、該
制御手段から出力されるインデックスに対応するデータ
を前記記憶媒体から読み出す読み出し手段と、該読み出
し手段で読み出されたデータに基づいた情報を前記利用
者に提示する提示手段とを具備することを特徴としてい
る。
【0013】請求項3記載のデータ提示システムは、請
求項2記載のものにおいて、前記印刷物に印刷されるマ
ークはバーコードであり、前記入力手段はバーコードリ
ーダであることを特徴としている。請求項4記載のデー
タ提示システムは、請求項2または3記載のものにおい
て、前記印刷物には所定の形式で記事およびマークが記
載されることを特徴としている。
【0014】請求項5記載のデータ提示システムは、請
求項2ないし4記載のものにおいて、前記記憶媒体はコ
ンパクトディスクであり、該コンパクトディスクおよび
前記制御手段および前記読み出し手段は、ビデオCDの
規格に準拠して構成されることを特徴としている。請求
項6記載のデータ提示システムは、請求項5記載のもの
において、前記制御手段および前記読み出し手段はビデ
オCDプレーヤであることを特徴としている。
【0015】請求項7記載のデータ提示システムは、請
求項5または6記載のものにおいて、前記印刷物は冊子
または本であり、各頁または各見開き頁の所定の位置に
ビデオCDの最上層のメニューに戻るためのマークが記
載されたことを特徴としている。請求項8記載のデータ
提示システムは、請求項2ないし4いずれかに記載のも
のにおいて、前記制御手段および前記提示手段と前記読
み出し手段とは、遠隔地に配置されることを特徴として
いる。
【0016】
【作用】上記方法またはシステムによれば、利用者に操
作される入力手段が、冊子に掲載された所望の記事近傍
に印刷されたマークに対応する情報を取得する。そし
て、該情報(インデックス)に対応するデータが記憶媒
体から読み出され、該データに基づいた情報が前記利用
者に提示される。
【0017】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明の一実施例に
ついて説明する。図1(a)は本発明の一実施例による
データ提示システムの全体構成を示す図であり、この図
において、1はこのシステムの利用者に購入されたCD
(コンパクトディスク)であり、利用者所望のサービス
を提供するためのソフトウェア(本実施例では幼児向け
の教育ソフトウェア)が、ビデオCDバージョン2.0
に準拠した形式で記録されている。2はビデオCDバー
ジョン2.0に準拠したCDを再生するためのビデオC
Dプレーヤ(制御手段、読み出し手段)であり、各種の
操作子と再生した画像(動画)信号および音声信号を出
力するためのビデオ出力端子を備えている。
【0018】3はビデオ入力端子を備えたTV(提示手
段)であり、そのビデオ入力端子は、ビデオCDプレー
ヤ2のビデオ出力端子に接続されている。4aはビデオ
CDプレーヤ2に接続されたバーコードリーダ(入力手
段)であり、平面を光学的に走査する走査部(図示略)
を有し、この走査部の出力信号をビデオCDプレーヤ2
へ供給する。
【0019】4bはビデオCDプレーヤ2のリモコン
(リモートコントローラ)であり、複数のボタンを備
え、いずれかのボタンが利用者に押下されると、押下さ
れたボタンに対応した赤外線信号をビデオCDプレーヤ
2へ送信する。なお、ビデオCDプレーヤの動作は、バ
ーコードリーダ4aおよびリモコン4bから供給される
信号に基づいて制御される。
【0020】5はCD1とともに利用者が購入する冊子
(印刷物)であり、CD1の制作者により、CD1で提
供可能なサービスを紹介する各記事5aと各記事5aに
対応するバーコード5bが、予め設定された形式で印刷
されている。なお、本実施例では、CD1に記録された
ソフトウェアは教育ソフトウェアであるので、上記各記
事5aとして、国語、算数、理科、…などの学習科目の
説明が、文字や図、写真等を用いて記載されている。ま
た、上記各バーコード5bはそれぞれ、対応する記事の
近傍に印刷されている。
【0021】また、冊子5には、例えば、メインメニュ
ー(最上層のメニュー)へ戻るためのバーコード、可変
長の数値や文字列などを入力する場合必要な終端コード
(例えば、キャリッジ・リターン)を入力するためのバ
ーコード、「YES」または「NO」を入力するための
バーコードが、それぞれを表す文字あるいは画像近傍に
印刷されている。これらのバーコード(以後、バーコー
ド5cと称す)は、前述したバーコード5bと異なり、
各見開き頁中の所定の位置に印刷されている。上記各バ
ーコードは、例えば、図1(b)に示すようなものであ
る。
【0022】次に、ビデオCDプレーヤ2の構成につい
て、図2を参照して説明する。図2はビデオCDプレー
ヤ2において本システムの特徴部分に関連する構成を示
すブロック図である。この図において、6はビデオCD
プレーヤ2の動作プログラムを記憶したROM(Read O
nly Memory)、7は各種のデータを一時的に記憶するR
AM(Random Access Memory)、8はROM6に記憶さ
れた動作プログラムを実行するCPU(Central Proces
sing Unit )である。
【0023】また、9は所定の仕様のインタフェースを
備えたCDドライブ、10はリモコン4bからの赤外線
信号を受信し、ディジタル電気信号に変換する受信部、
11はディジタル電気信号をTV3で提示可能なアナロ
グ信号(画像(動画)信号、音声信号)へ変換する信号
変換部であり、変換後の信号をTV3へ供給する。12
はバーコードリーダ4aからの信号(アナログ電気信
号)をディジタル電気信号に変換するバーコードリーダ
・インタフェース(以後、インタフェース12と称
す)、13はデータバスであり、上記各構成要素6〜1
2は、それぞれデータバス13に接続されている。
【0024】このような構成のビデオCDプレーヤ2の
電源が投入されると、ビデオCDプレーヤ2のCPU8
が、ROM6に記憶された動作プログラムを読み出して
実行する。これにより、ビデオCDプレーヤ2は、利用
者が、本体に設けられた操作子、またはバーコードリー
ダ4a、またはリモコン4bを操作することにより発生
する信号に基づいて動作することが可能となる。
【0025】このような状態において、利用者が、CD
ドライブ9にCD1をローディングし、本体あるいはリ
モコン4bに設けられた「再生」ボタンを押下すると、
直接、あるいは受信部10を介して、所定の信号がCP
U8に供給される。この信号の供給を契機として、CP
U8は、CDドライブ9に対して、CD1のプログラム
記録領域に記録されたデータを読み取るよう所定の信号
を供給する。この信号に基づいてCDドライブ9により
読み取られたデータはCPU8へ供給される。
【0026】以後、CPU8は、基本的にCD1のプロ
グラム記憶領域に記憶されたデータ、すなわち「制御プ
ログラム」に基づいて作動する。ただし、制御プログラ
ムは、メニューの表示/選択程度の高レベルの処理を行
うものであり、信号変換部11を介してのTV3への画
像および音声データの供給、受信部10およびインタフ
ェース12を介してのデータ受信、およびCDドライブ
9の制御等の低レベルの制御は、引き続き、ROM6に
記録された動作プログラムに基づいて行われる。
【0027】次に、CDをオーサリングする過程につい
て説明する。オーサリング過程では、従来のシステムと
同様に、制作者は、目的に対応した画像(動画)および
音声データを入手または制作するとともに、これらのデ
ータを制御するための制御プログラムを、メニューの階
層構成、対話型のユーザインタフェースの形態、前述し
たリモコン機能等を考慮して作成し、CD1のプログラ
ム記録領域に記録する。
【0028】オーサリング過程において、本実施例のも
のが従来のものと大きく異なる点は、冊子を制作する点
である。冊子の制作は、提供しようとする機能が、CD
または冊子のいずれで実現すべき機能であるのかを切り
分けた後に行われる。冊子とCDは個別にオーサリング
されてもよいが、最終的には、冊子5に記載される各記
事とCD1に記録される各データとを対応付ける必要が
ある。この対応付けは、具体的には、対応付けようとす
るデータが記録されたCD1内のインデックス(例え
ば、トラック番号)を表すバーコードを、そのデータに
対応する記事の近傍に印刷することにより為される。通
常、記事とデータとは1対1対応となるが、これに限定
されるものではない。
【0029】次に、上記過程を経てオーサリングされた
CD1を再生する過程について説明する。なお、ビデオ
CDプレーヤ2およびTV3の電源は、予め投入されて
いるものとする。このような状態で、利用者が、ビデオ
CDプレーヤ2のCDドライブ9にCD1をローディン
グし、ビデオCDプレーヤ2本体あるいはリモコン4b
に設けられた「再生」ボタンを押下すると、CDドライ
ブ9により、CD1のプログラム記録領域に記録された
データが制御プログラムとして読み取られ、CPU8に
おいて実行される。
【0030】これにより、例えば、TV3の画面にはメ
インメニューが表示され、TV3に設けられたスピーカ
からは、項目の選択を促すメッセージが出力される。以
後、利用者は、従来のシステムと同様に、リモコン4b
を用いて所望のサービスを選択することができるが、こ
こでは、バーコードリーダ4aを用いて所望のサービス
を享受する場合について説明する。
【0031】この場合、利用者は、冊子5を参照し、所
望のサービスを決定すると、そのサービスについての記
事の近傍に印刷されたバーコード5bをバーコードリー
ダ4aの走査部に走査させる。これによってバーコード
リーダ4aからビデオCDプレーヤ2へ、走査されたバ
ーコードに対応する信号が供給される。ビデオCDプレ
ーヤ2では、供給された信号がディジタル信号に変換さ
れ、この信号で表されるインデックスに記録された画像
データおよび音声データがCD1から読み出される。そ
して、CD1から読み出された画像データおよび音声デ
ータで表される情報がTV3により提示される。
【0032】また、サービスの実行中に、利用者に確認
をとる必要がある場合には、TV3の画面に確認事項が
表示され、利用者の判断待ちとなる。例えば、本実施例
では、問題が出題され、解答待ちになった場合がこれに
あたる。この場合、利用者は、バーコードリーダ4aに
より、冊子5の所定の位置に印刷された「YES」また
は「NO」を表すバーコード5cを読み取らせる。これ
により、ビデオCDプレーヤ2は、利用者の判断に従っ
て処理を進めることになる。また、利用者がバーコード
リーダ4aを操作して「戻る」または「キャリッジ・リ
ターン(CR)」を表すバーコード5cを走査させるこ
とにより、メインメニューへの復帰や、可変長の数値や
文字列の入力が可能となる。
【0033】以上説明したように、本実施例によれば、
バーコードが印刷された冊子5を制作し、バーコードリ
ーダ4aにより冊子5上のバーコードを走査することに
よって、そのバーコードに対応する処理を行うことがで
きるため、メニューが階層的に構成されているCDにお
いても、所望の処理を直接的に実行することができる。
また、利用者は、多数のボタンが設けられたリモコン4
bを使用する必要がなく、当然ながら、リモコン4bの
ボタン配置を憶える必要もない。さらに、従来のシステ
ムのように、TVの画面上に表示されたメニュー項目に
対応付けられた識別情報を利用者が一時記憶する必要も
ない。こうしたことから、本実施例によれば、簡単な操
作で所望のサービスを提供することができる。
【0034】さらに、ユーザインタフェースの全てを制
御プログラムに包含させる必要がないため、制作側にか
かる負担を軽減することができる。また、入力手段とし
て、バーコードリーダ4aとリモコン4bとを併設した
ため、利用者は、より適した入力手段を選択することが
できる。さらに、冊子5の各見開き頁の所定の位置に、
「YES」、「NO」、「キャリッジ・リターン(C
R)」、および「戻る」等を表すバーコードを印刷する
ようにしたことと、各記事とこれらに対応するバーコー
ドとを所定の形式で印刷するようにしたことにより、利
用者は、所望のバーコードを迅速かつ容易に見つけだす
ことができる。
【0035】なお、上述した一実施例では、幼児向けの
教育タイトルのCDを再生する場合について述べたが、
本システムで好適に利用されるCDタイトルとしては、
接客業等の社内教育マニュアルや、機械の整備および操
作マニュアル、スポーツや趣味等のレッスン本、通信販
売等のカタログ雑誌、住宅や自動車等の情報誌、会社の
受付や博物館等のインフォメーションサービス、会社や
新製品の案内、旅行ガイド、カラオケのリクエスト本な
ど、様々な種類のものが考えられる。
【0036】また、専用のビデオCDプレーヤを用いる
例を示したが、例えば、十分な画像および音声処理能力
を有するコンピュータに、ビデオCDバージョン2.0
準拠のCDドライブを接続し、ビデオCDバージョン
2.0準拠のCDを再生可能なソフトウェアを当該コン
ピュータで実行するようにすれば、上述した一実施例に
よるものと同様な効果を得ることができる。
【0037】さらに、冊子に印刷するマークは、CD内
の各インデックスを一意に特定できるものであれば、バ
ーコードである必要はない。ただし、この場合、バーコ
ードリーダ4a以外の、マークに応じた入力手段が必要
となる。もちろん、これらのマークを、数桁の数字列と
し、この数字列をリモコン4bを用いて入力するように
してもよい。
【0038】また、バーコードリーダ4aとビデオCD
プレーヤ2とを有線接続した例を示したが、リモコン4
bとビデオCDプレーヤ2のように、両者を無線接続す
るようにしてもよい。その場合、バーコードリーダ4a
とリモコン4bを一つの装置として構成することによ
り、利用者の操作性が向上するとともに、ビデオCDプ
レーヤ2へデータを送信する送信部を両者で共用するこ
とができる。
【0039】さらに、記憶媒体はCDに限定されるもの
ではなく、例えば、ハードディスクや光磁気ディスク等
でもよい。また、上記記憶媒体が、TVやリモコンなど
の近傍に存在する必要はなく、例えば、専用線や公衆網
を介して接続された局側の大容量記憶装置を記憶媒体と
して捉えることも可能である。上記局としては、例え
ば、コンピュータ通信のホスト局などが挙げられる。さ
らに、記憶媒体に記憶されるデータとしては、画像(動
画)データや音声データのみならず、文字コードやプロ
グラムであってもよい。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
利用者に操作される入力手段が、冊子に掲載された所望
の記事近傍に印刷されたマークに対応する情報を取得す
る。そして、該情報(インデックス)に対応するデータ
が記憶媒体から読み出され、該データに基づいた情報が
前記利用者に提示される。したがって、簡単な操作で所
望のサービスを利用者に提供することができるという効
果がある。また、ユーザインタフェースに冊子を用いる
ために、記憶媒体の制作側にかかる負担を軽減すること
ができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるデータ提示システムの
構成を示す図であり、(a)は全体構成、(b)はバー
コードの一例を示す。
【図2】同システムを構成するビデオCDプレーヤ2の
概略構成を示す図である。
【符号の説明】
1 CD(記憶媒体) 2 ビデオCDプレーヤ(制御手段、読み出し手
段) 3 テレビ(提示手段) 4a バーコードリーダ 4b リモコン 5 冊子
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G11B 27/10 A

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インデックスに基づいて複数のデータを
    記憶媒体に記憶させるとともに、該記憶媒体に対応する
    印刷物に掲載された記事の近傍に、該記事に関連するデ
    ータに対応するインデックスを表すマークを印刷し、 利用者に操作される入力手段が所望のマークに対応する
    情報を取得した場合には、該情報をインデックスとし、
    該インデックスに対応するデータを前記記憶媒体から読
    み出し、該データに基づいた情報を前記利用者に提示す
    ることを特徴とするデータ提示方法。
  2. 【請求項2】 インデックスに基づいて複数のデータが
    記憶された記憶媒体と、 記事の近傍に該記事に対応して前記記憶媒体に記憶され
    たデータに対応するインデックスを表すマークが印刷さ
    れた印刷物と、 利用者に操作され、前記マークに対応する情報を取得す
    る入力手段と、 前記入力手段が接続され、前記入力手段で取得された情
    報をインデックスとして出力する制御手段と、 該制御手段に制御され、該制御手段から出力されるイン
    デックスに対応するデータを前記記憶媒体から読み出す
    読み出し手段と、 該読み出し手段で読み出されたデータに基づいた情報を
    前記利用者に提示する提示手段とを具備することを特徴
    とするデータ提示システム。
  3. 【請求項3】 前記印刷物に印刷されるマークはバーコ
    ードであり、前記入力手段はバーコードリーダであるこ
    とを特徴とする請求項2記載のデータ提示システム。
  4. 【請求項4】 前記印刷物には所定の形式で記事および
    マークが記載されることを特徴とする請求項2または3
    記載のデータ提示システム。
  5. 【請求項5】 前記記憶媒体はコンパクトディスクであ
    り、該コンパクトディスクおよび前記制御手段および前
    記読み出し手段は、ビデオCDの規格に準拠して構成さ
    れることを特徴とする請求項2ないし4いずれかに記載
    のデータ提示システム。
  6. 【請求項6】 前記制御手段および前記読み出し手段は
    ビデオCDプレーヤであることを特徴とする請求項5記
    載のデータ提示システム。
  7. 【請求項7】 前記印刷物は冊子または本であり、各頁
    または各見開き頁の所定の位置にビデオCDの最上層の
    メニューに戻るためのマークが記載されたことを特徴と
    する請求項5または6記載のデータ提示システム。
  8. 【請求項8】 前記制御手段および前記提示手段と前記
    読み出し手段とは、遠隔地に配置されることを特徴とす
    る請求項2ないし4いずれかに記載のデータ提示システ
    ム。
JP7034155A 1995-02-22 1995-02-22 データ提示方法およびシステム Withdrawn JPH08237585A (ja)

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Cited By (5)

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