JPH0823740A - 錠剤土中埋入器 - Google Patents

錠剤土中埋入器

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JPH0823740A
JPH0823740A JP16091494A JP16091494A JPH0823740A JP H0823740 A JPH0823740 A JP H0823740A JP 16091494 A JP16091494 A JP 16091494A JP 16091494 A JP16091494 A JP 16091494A JP H0823740 A JPH0823740 A JP H0823740A
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JP
Japan
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tablet
soil
tubular body
embedding
plate
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JP16091494A
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English (en)
Inventor
Masaji Akutsu
正次 阿久津
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Japan Tobacco Inc
Original Assignee
Japan Tobacco Inc
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Publication date
Application filed by Japan Tobacco Inc filed Critical Japan Tobacco Inc
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 下端の開口部14が先鋭に形成されかつ開閉
蓋15を有しておりさらに側壁部には錠剤Pの取り入れ
口16を持つ筒状体10と、筒状体10内に上下動可能
に挿入されかつ上部に把手部31を有する押出し板30
と、筒状体10の錠剤取り入れ口16に装着された錠剤
保持筒20とから構成され、錠剤保持筒20は保持した
錠剤Pを筒状体10の内壁面側へ押圧する手段(22、
26)を有している。 【効果】 把手部31を持ち押出し板30の上下動を繰
り返すことによって、畑への穴開け、錠剤Pの土中への
1錠づづの埋入、覆土とを連続した一つの行程として行
うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は錠剤土中埋入器に関し、
特に、簡単な構成でもって偏平な形状に成形された薬剤
あるいは肥料の錠剤を容易にかつ確実に土中に埋め込む
ことのできる錠剤土中埋入器に関する。
【0002】
【従来の技術】土中の所定位置に所定量の薬剤や肥料の
粉粒物を埋め込んでいくことは従来から行われている。
埋入に当たっては圃場に杭などで穴を開けるかまたは鍬
で畦溝を堀り、そこに所定量の薬剤や肥料の粉粒物を投
入し、覆土する方法が一般的に行われている。しかし、
この作業は手作業であること、穴開けまたは溝堀り・粉
粒物の投入・覆土の3行程の作業が必要となることか
ら、煩雑な作業となっている。杭などでの穴開けは粉粒
剤の投入を容易とするために大きな穴とするのが通常で
あり、非能率的であるとともに作業疲労が大きいという
不都合がある。
【0003】そのような不都合を解消するものとして、
粉粒剤の土中への埋込を機械的に行うようにした器具も
提案されている。例えば、下部の開口部を先鋭に形成し
た筒状体と、該筒状体内に上下動可能に貫挿され、上部
に把手部を有するとともにこの上下動により該筒状体の
開口部を開閉可能な軸部材と、上記筒状体に上下動可能
に設けられた接地部材と、該筒状体に設けられ、ホッパ
内の粒状肥料を該接地部材の上下動により定量宛筒状体
内に供給可能な供給機構とを備えて構成した粒状肥料埋
入装置が知られている(特公平3−17446号公報参
照)。
【0004】これによれば、把手部を押し下げることに
より筒状体は土中に進入し、その過程において接地部材
の作用によりホッパ内の粒状肥料は筒状体内に供給さ
れ、把手部を持ち上げることにより開口部は開口して、
粒状肥料は開口部から土中に落下放出される。また他の
器具として、上部開口と下部開口を有する筒状の主体
に、主体内に通じた薬物挿入体を設け、また、上記主体
内には、下方の穿孔部が主体の下方開口から、上方の杆
頭が主体の上部開口から夫々突出すべく穿孔体を主体の
長手方向に対し摺動自在で設置するとともに、主体に穿
孔杆の動きを規制すべき規制体を設けるようにした土壌
への薬物注入具も知られている(実開平2−26422
号公報参照)。
【0005】これによれば、筒状主体に穿孔体を挿入し
た状態で、穿孔体の上方杆頭を押し下げることにより筒
状主体は土中に進入し、その状態で穿孔体を筒状主体か
ら引き出すことにより、薬物挿入体内の薬物は筒状主体
の内部に流入し、筒状主体の下部開口から主体外方の土
壌中に放出される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】近年、薬剤あるいは肥
料の市場への流通形態として、従来の粉粒物に加えて錠
剤のものが増えつつある。例えば、土壌伝染性病害防除
には、各種の土壌消毒用農薬が使用されており、そのう
ち、クロルピクリン薫蒸剤が多く使用されてきている
が、近年、その錠剤(クロルピクリン錠剤)が発売さ
れ、取り扱いが容易であることからたばこ栽培畑地の土
壌消毒などに広く使用されるようになっている。この錠
剤は通常一錠毎に包装されており、使用に際しては地中
深さ15cm〜20cm程度の穴を開け、その穴に一錠
宛づつ包装のまま投入して、その後覆土される。通常こ
の作業は手作業で行われており、前記のように、穴開
け、錠剤の投入、覆土の煩雑な3行程を必要とすること
から作業が煩雑であり、作業の自動化が求められてい
る。
【0007】上記したような薬剤や肥料の粉粒物を一連
の作業として土中に埋入する器具を上記のような錠剤の
土中への埋入作業にそのまま用いることはきわめて困難
である。なぜなら、両者ともホッパあるいは薬物挿入体
内に収容された粉粒物を、所定量だけ筒体先端の土中落
下口まで自然落下させていくものであり、別途特別の錠
剤取り出し機構を設けない限り、多数の錠剤を収容した
ホツパから、錠剤を一錠づつ取り出し、それを土中に一
錠宛放出し埋入していくことは不可能であることによ
る。また、上記の器具は粉粒物を自然落下により土中に
埋入するものであることから、高畦で栽培される植物の
根元に側方から肥料や薬剤を投入することもできなかっ
た。
【0008】従って、本発明の目的は、錠剤の形態にな
つている薬剤あるいは肥料などを、一錠づつ取り出しか
つそれを土中に一錠宛放出し埋入していく作業を一連の
作業として容易にかつ確実に行うことのできる錠剤埋入
器を得ることにある。また、本発明の目的は、畦の側方
からであっても根元近傍に錠剤状の薬剤や肥料を容易か
つ確実に投与することのできる錠剤埋入器を得ることに
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明による錠剤埋入器は、基本的に、下端の開口
部が先鋭に形成されかつ開閉蓋を有しておりさらに側壁
部には錠剤取り入れ口を持つ筒状体と、該筒状体内に上
下動可能に挿入されかつ上部に把手部を有する押出し板
と、前記筒状体の前記錠剤取り入れ口に装着された錠剤
保持筒とから構成され、前記錠剤保持筒は保持した錠剤
を前記筒状体の内壁面へ押圧する手段を有している。
【0010】前記押出し板が少なくとも錠剤と接するこ
ととなる側面に合成樹脂塗料や合成樹脂フィルムなどの
低摩擦材料による被覆を施すことは好ましい態様であ
る。また、前記錠剤保持筒は前記筒状体に対して一体に
設けられていてもよく、着脱自在であってもよい。
【0011】
【作 用】本発明による錠剤埋入器の使用に際しては、
先ず、筒状体に形成した錠剤取り入れ口の位置に錠剤保
持筒を取り付ける。筒状体に錠剤保持筒が一体に設けら
れた形式の場合はこの行程は不要である。次に、錠剤保
持筒に設けた錠剤押圧手段を引き出し、そこに形成され
る空間に複数個の錠剤を整列させる。その状態で錠剤押
圧手段をフリーにすることにより、錠剤保持筒内に整列
された錠剤は筒状体の内壁面へ向けて押圧された状態と
なる。
【0012】もし、筒状体内に上下動可能に挿入された
押出し板が下方に落下した状態の場合には、整列状態に
ある錠剤の最前部の錠剤は該押出し板の側面に押圧され
た状態となり、押出し板が上方に引き上げられてその下
端部が錠剤取り入れ口よりも上位に位置する状態の場合
には、該錠剤は筒状体の内周面に押圧された状態とな
る。前者の場合には、押出し板上部の把手部を持って押
出し板を引き上げ、その下端部が錠剤取り入れ口よりも
上位に位置する状態とする。それにより、最前部にある
錠剤は筒状体の内周面に押圧された状態となる。
【0013】錠剤を土中に埋入すべき場所に行き、筒状
体全体を土中に押し下ろす。筒状体に埋入深さを規制す
るための板部材が設けられる場合には、その位置まで、
押し下ろす。筒状体の下方先端部は先鋭に形成されかつ
開閉蓋を有しているので、筒状体内部に土が入り込むこ
となく、容易に所定の深さまで筒状体を押し下ろすこと
ができる。
【0014】次に、把手部を持って押出し板を押し下げ
る。押出し板の下端先端部は筒状体の内周面に押圧され
た状態となっている最前にある1個の錠剤に衝接してお
り、押出し板の押下により、その錠剤は押出し板ととも
に下方に移動して、筒状体の下方先端部の開閉蓋位置ま
で達する。その際に、次に位置する錠剤は押出し板の側
面に押圧された状態となり、その状態が一埋込行程が終
了するまで継続する。さらに、押出し板を押し下げるこ
とにより、開閉蓋は錠剤により押し開かれて、錠剤の一
部が筒状体から露出した状態となる。その状態で、押出
し板の把手部には手を添えたままで筒状体をいくぶん持
ち上げる。それにより、押出し板の先端に錠剤が衝接し
た姿勢を保ったままで錠剤は筒状体先端から完全に露出
し、土中の穴に投入される。
【0015】その後、装置全体を引き上げることによ
り、1個の錠剤は土中に埋入された状態となる。なお、
引き上げ時に装置全体を回転させながら引き上げること
により、開孔の周囲の土が崩れ落ち覆土が一層確実に行
われる。引き上げの過程においてあるいは引き上げ後
に、押出し板をその下端部が錠剤取り入れ口よりも上位
に位置するまで引き上げる。それにより、次に埋入すべ
き待機状態にあった錠剤は押出し板側面との押圧状態か
ら筒状体の内周面に押圧された状態となり、以下、同様
の作業が繰り返される。
【0016】また、本発明による錠剤土中埋入器におい
ては、処理すべき錠剤は押出し板により確実に土中まで
送出されるので、畦の側方から錠剤土中埋入器を横方向
あるいは斜め方向に土中に挿入して、錠剤を植物の根元
近傍に投与することも可能となる。
【0017】
【実施例】以下、実施例に基づき本発明による錠剤土中
埋入器をより詳細に説明する。図1は本発明による錠剤
土中埋入器の一実施例を示す斜視図である。10は錠剤
土中埋入器の主体部を構成する全体として長尺状の筒状
体であり、筒状体10の上位部分11はほぼ円筒形状と
され、下位部分12はその断面が偏平円形状とされる。
筒状体10の上端は解放しており、そこには適宜の弾性
材料からなるクリップ13が嵌着される。筒状体10の
下端は鋭角に切断するなどの手段により先鋭に形成され
た開口14となっており、該開口14には板バネからな
る蓋体15が常閉状態に装着されている。また、断面が
偏平円形状とされる下位部分12の適宜位置には、側壁
部に錠剤取り入れ口16が形成され、さらに該錠剤取り
入れ口16よりも上位位置には軸方向に延びる長孔17
が形成されている。
【0018】筒状板10の下位部分12の断面形状は埋
入しようとする錠剤の断面形状に近似した形状および大
きさのものであることが好ましい。筒状体10の側壁部
に形成した錠剤取り入れ口16には錠剤保持筒20が着
脱自在に装着される。錠剤保持筒20は筒体21と該筒
体21に摺動自在に挿入された押出し軸22とを有す
る。筒体21は、埋入しようとする錠剤の平面形状とほ
ぼ同じ形状および大きさの内面形状を有しており、さら
に、該筒体21の一方端は錠剤取り入れ口16が形成さ
れる部分の筒状体10の側壁面の形状に近似した形状と
され、他方端には開口23を持つ閉止部材23が取り付
けられる。押出し軸22は先端に拡径部25を有し、該
拡径部25と前記筒体21の閉止部材23との間にはバ
ネ26が介装される。
【0019】筒体21の上面部には長孔27が軸線方向
に設けられ、さらに、筒体21の閉止部材23側に近接
した部位には、錠剤Pが通過可能な大きさの開口28が
設けられる。図中、29は前記した錠剤保持筒20を筒
状体10に固定するための締め付け部材である。筒状体
10内には押出し板30が上下動可能に挿入されてい
る。押出し板30は偏平な板部材であり、その上端部に
は把手部31が設けられ、下端部の錠剤保持筒20に面
する部分は次第に先端に向けて肉薄となった斜面部32
とされている。なお、筒状体10は錠剤Pの移動を容易
とするために錠剤Pの幅よりもいくぶん広く形成され、
それにより、後記するように錠剤Pの押出し時に押出し
板30の先端は最前の錠剤Paと次の錠剤Pbの双方に
接することとなるが、押出し板30の先端を斜面部32
とすることにより、最前の錠剤Paのみを下方に押出
し、次の錠剤Pbは錠剤保持筒20側に押し返すことを
確実とする。好ましくは、錠剤保持筒20に面する側面
側には合成樹脂塗料や合成樹脂フィルム、シートなどの
低摩擦材料による被覆がなされる。それにより、後記す
るように、待機中と錠剤との摩擦を少なくすることがで
き、作業が円滑となる。
【0020】図示されるように、前記把手部31は筒状
体10に形成した長孔17を通ってその先端を外側に延
出しており、把手部31を手に持ち長孔17に沿って移
動させることにより押出し板30は上下に移動する。押
出し板30と長孔17との関係は、図2および図3に示
すごとく、その上方位置においては押出し板30の先端
が少なくとも錠剤取り入れ口16位置よりも上方に位置
することができ、下方位置においては筒状体10の先端
を越えて外部に延出できるようにされる。
【0021】筒状体10の下方部位には、筒状体10の
土中への埋入深さを規制するための水平方向に延出する
板部材40が適宜の位置決め手段41を介して位置調節
自在に設けられ、板部材40の先端は下方に折曲されて
いる。次に、上記の実施例による錠剤土中埋入器の作用
について説明する。先ず、筒状体10に形成した錠剤取
り入れ口16の位置に錠剤保持筒20を取り付ける。次
に、錠剤押圧手段を構成する押出し軸22をバネ26の
付勢力に抗して引き出し、開口28から錠剤Pを所要数
挿入する。その際に、押出し板30は図2のようにその
上方位置にあってもよく、図3のように下降した位置に
あっいもよい。所要数の錠剤Pの挿入を終えたのちに押
出し軸22をフリーとすることにより、錠剤保持筒20
の筒体21内に整列された錠剤Pは、筒状体10に形成
した錠剤取り入れ口16を通過して、筒状体10の内壁
面へ向けて押圧された状態となる。
【0022】前記のように、押出し板30が上方に引き
上げられている場合には、最先端に位置する錠剤Paは
筒状体10の内周面に押圧された状態となり(図2にそ
の状態を示している)、押出し板30が下方に落下した
状態の場合には、最前部の錠剤Paは押出し板30の側
面に押圧された状態となる。その場合には、押出し板3
0を上方に引き上げ、図2の状態とする。
【0023】この状態で、錠剤Paはバネ26による押
圧力と筒状体10の内壁面との摩擦によりその位置に停
止した状態に保持される。錠剤を土中に埋入すべき場所
に行き、図4に示すように筒状体10を地表面におき、
クリップ13を持って筒状体10を埋入深さを規制する
ための板部材40により規制されるまで押し下ろす。筒
状体の下方先端部は先鋭に形成されかつ開閉蓋15によ
り閉鎖されているので、筒状体10内部に土が入り込む
ことなく、容易に押し下ろすことができる。図5に示す
ように、板部材40の折曲部42は土中に入り込み次に
錠剤を埋入すべき位置に印を付ける。
【0024】次に、把手部31を持って押出し板30を
押し下げる(図3の仮想線位置から実線位置へ移動させ
る)。それにより、押出し板30の下端先端部は筒状体
10の内周面に押圧されている最前にある1個の錠剤P
aと接触し、該錠剤Paを下方に移動させ、筒状体10
の下方先端部の開閉蓋位置まで移送する。その際に、次
に位置する錠剤Pb(図3)は押出し板30の下端の斜
面部32により側方に押圧された状態となって前方の錠
剤Paとは分離し、その後は押出し板30の側面に押圧
された状態となって、その状態が一埋込行程が終了する
まで継続する。さらに、押出し板30を押し下げること
により、図5に示すように、開閉蓋15は錠剤Paによ
り押し開かれ、錠剤Paの一部が筒状体10の先端から
露出した状態となる。
【0025】その状態で、押出し板30の把手部31に
は手を添えたままで筒状体10をいくぶん持ち上げる
と、図6に示すように、錠剤Paは押出し板30の先端
と衝接した姿勢を保ったままで筒状体10先端から完全
に露出し、土中の穴内に埋入される。次に、装置全体を
引き上げることにより、1個の錠剤Paは土中に埋入さ
れた状態となる。なお、引き上げ時に装置全体を回転さ
せながら引き上げることにより、開孔の周囲の土が崩れ
落ち覆土がより確実に行われる。引き上げの過程におい
てあるいは引き上げ後に、把手部31を移動して押出し
板を図2の位置まで引き上げる。それにより、次に待機
状態にあった錠剤Pbは押出し板30側面との押圧状態
から筒状体10の内周面に押圧された状態となり、以
下、同様の作業が繰り返される。
【0026】このように把手部31を持ち押出し板の上
下動を繰り返すことによって、穴開け、錠剤の土中への
1錠づづの埋入、覆土とを連続した一つの行程として行
うことができる。上記の説明は本発明による錠剤土中埋
入器の一つの実施例にすぎず他に多くの変形例が存在す
る。
【0027】例えば、特に図示しないが、錠剤保持筒2
0の筒体21の内面に筒体を軸線方向に進退自在に配置
し、該筒体を筒状体10の内部に押し出すことにより、
押出し板30を筒状体10の反対側の壁面に圧接状態と
なるようにすることにより、筒状体10の下位部分の断
面の厚み寸法が錠剤の厚みよりも大きい場合であって
も、一錠づつ確実に埋入処理することが可能となる。ま
た、当初から筒状体10の下位部分の断面の厚み寸法を
大きく設定することにより、異なった厚みを持つ錠剤の
埋入も確実に行うことができる。
【0028】また、押出し板30の材質によっては待機
中の錠剤との摩擦それほど大きくなく安定した状態で次
の状態を保持しておくことができる場合には、側面の被
覆は不要となる。
【0029】
【発明の効果】本発明による錠剤土中埋入器は上記の構
成であるので、簡単な構成でありながら、錠剤の形態に
なつている薬剤あるいは肥料などを、一錠づつ取り出し
かつそれを土中に一錠宛放出し埋入していく作業を一連
の作業として容易にかつ確実に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】錠剤土中埋入器の一実施例を示す斜視図。
【図2】押出し板が上昇位置にある状態を示す錠剤土中
埋入器の一部断面による側面図。
【図3】押出し板が下降位置にある状態を示す錠剤土中
埋入器の一部断面による側面図。
【図4】錠剤土中埋入器の作動を説明する図(埋入
前)。
【図5】錠剤土中埋入器の作動を説明する図(埋入途
中)。
【図6】錠剤土中埋入器の作動を説明する図(埋入途
中)。
【図7】錠剤土中埋入器の作動を説明する図(埋入
後)。
【符号の説明】
10…筒状体、14…先端開口部、15…開閉蓋、16
…錠剤取り入れ口、20…錠剤保持筒、22…押出し
軸、26…バネ、30…押出し板、31…把手部、P…
錠剤

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下端の開口部が先鋭に形成されかつ開閉
    蓋を有しておりさらに側壁部には錠剤取り入れ口を持つ
    筒状体と、該筒状体内に上下動可能に挿入されかつ上部
    に把手部を有する押出し板と、前記筒状体の前記錠剤取
    り入れ口に装着された錠剤保持筒とから構成され、前記
    錠剤保持筒は保持した錠剤を前記筒状体の内壁面側へ押
    圧する手段を有していることを特徴とする錠剤土中埋入
    器。
  2. 【請求項2】 前記筒状体の少なくとも前記錠剤取り入
    れ口より下方の断面形状が偏平円形状とされていること
    を特徴とする請求項1記載の錠剤土中埋入器。
  3. 【請求項3】 前記錠剤保持筒は前記筒状体に対して着
    脱自在であることを特徴する請求項1記載の錠剤土中埋
    入器。
  4. 【請求項4】 前記押出し板の少なくとも錠剤と接する
    こととなる側面には合成樹脂塗料や合成樹脂フィルムな
    どの低摩擦材料による被覆がなされていることを特徴と
    する請求項1記載の錠剤土中埋入器。
  5. 【請求項5】 前記筒状体の下方部位には筒状体の土中
    への埋入深さを規制するための板部材が水平方向にかつ
    取り付け位置調節自在に設けられていることを特徴とす
    る請求項1ないし4いずれか記載の錠剤土中埋入器。
  6. 【請求項6】 前記板部材は次回の錠剤の土中への埋入
    位置を印すための手段をさらに有していることを特徴と
    する請求項5記載の錠剤土中埋入器。
JP16091494A 1994-07-13 1994-07-13 錠剤土中埋入器 Pending JPH0823740A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004107841A1 (en) * 2003-06-10 2004-12-16 Alan Rogers Improved planting tube
JP2009291144A (ja) * 2008-06-06 2009-12-17 Arimitsu Industry Co Ltd 土壌消毒装置
JP2021058129A (ja) * 2019-10-07 2021-04-15 一般財団法人機械振興協会 農作物の成長監視システム、及び成長監視方法

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