JPH08236067A - 磁場型質量分析器 - Google Patents
磁場型質量分析器Info
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- JPH08236067A JPH08236067A JP7292035A JP29203595A JPH08236067A JP H08236067 A JPH08236067 A JP H08236067A JP 7292035 A JP7292035 A JP 7292035A JP 29203595 A JP29203595 A JP 29203595A JP H08236067 A JPH08236067 A JP H08236067A
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- magnetic field
- electrode
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- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01J—ELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
- H01J49/00—Particle spectrometers or separator tubes
- H01J49/26—Mass spectrometers or separator tubes
- H01J49/28—Static spectrometers
- H01J49/30—Static spectrometers using magnetic analysers, e.g. Dempster spectrometer
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- Analytical Chemistry (AREA)
- Other Investigation Or Analysis Of Materials By Electrical Means (AREA)
- Electron Tubes For Measurement (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 小型軽量且つ高分解能な磁場型質量分析器を
提供すること。 【解決手段】 イオン源(1)、イオンの加速部
(2)、質量分離用磁石(4)、該質量分離用磁石
(4)によってイオンの軌道を変化させる分析部(A)
及び電流検出装置(7)を具備する磁場型質量分析器に
おいて、質量分離用磁石(4)はイオンが分析部(A)
内を数回折り返した起動F1〜F4を経て移動するように
設置し、該イオンの折り返し点にイオンを追い返すため
の追い返し電極(8、9、10)を設置し、イオン源
(1)から発生したイオンを該分析部(A)で数回折り
返した軌跡を通って移動させる。
提供すること。 【解決手段】 イオン源(1)、イオンの加速部
(2)、質量分離用磁石(4)、該質量分離用磁石
(4)によってイオンの軌道を変化させる分析部(A)
及び電流検出装置(7)を具備する磁場型質量分析器に
おいて、質量分離用磁石(4)はイオンが分析部(A)
内を数回折り返した起動F1〜F4を経て移動するように
設置し、該イオンの折り返し点にイオンを追い返すため
の追い返し電極(8、9、10)を設置し、イオン源
(1)から発生したイオンを該分析部(A)で数回折り
返した軌跡を通って移動させる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、質量分離磁石を用
いた磁場型質量分析器に関し、特に小型で且つ高分解能
な磁場型質量分析器に関するものである。
いた磁場型質量分析器に関し、特に小型で且つ高分解能
な磁場型質量分析器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図11は従来の磁場型質量分析器の概略
構成を示す図である。図において、1はイオン源であ
り、2はイオン加速用電極、2’はイオン加速用電源、
3−1は磁場入口スリット、3−2は磁場出口スリッ
ト、4は分析用磁石、5は接地電極、6はイオン電流検
出用電極、7は電流計である。磁場入口スリット3−1
及び磁場出口スリット3−2は接地電極5の壁面に形成
される。分析用磁石4は円板状の一対の磁石が上下に所
定の間隔をおいて配置され、該一対の磁石の間の空間が
分析部の磁場となり、例えば紙面の上から下に向かう磁
束が発生する。
構成を示す図である。図において、1はイオン源であ
り、2はイオン加速用電極、2’はイオン加速用電源、
3−1は磁場入口スリット、3−2は磁場出口スリッ
ト、4は分析用磁石、5は接地電極、6はイオン電流検
出用電極、7は電流計である。磁場入口スリット3−1
及び磁場出口スリット3−2は接地電極5の壁面に形成
される。分析用磁石4は円板状の一対の磁石が上下に所
定の間隔をおいて配置され、該一対の磁石の間の空間が
分析部の磁場となり、例えば紙面の上から下に向かう磁
束が発生する。
【0003】上記構成の磁場型質量分析器において、イ
オン源1で発生し、イオン加速用電極2で一定エネルギ
ーに加速されたイオンは、分析用磁石4により前記分析
部に形成された磁場内に導入される。該磁場内ではイオ
ンの質量と電荷の比並びに速度に応じて半径の軌道を持
った円運動をする。磁場の出口に設けた磁場出口スリッ
ト3−2は加速エネルギーとイオンの質量と電荷の比並
びに速度によって決定された一定の半径の軌道のみを通
って移動するイオンのみが通過できるようになってい
る。これにより、磁場出口スリット3−2を通過したイ
オンの質量分析ができる。
オン源1で発生し、イオン加速用電極2で一定エネルギ
ーに加速されたイオンは、分析用磁石4により前記分析
部に形成された磁場内に導入される。該磁場内ではイオ
ンの質量と電荷の比並びに速度に応じて半径の軌道を持
った円運動をする。磁場の出口に設けた磁場出口スリッ
ト3−2は加速エネルギーとイオンの質量と電荷の比並
びに速度によって決定された一定の半径の軌道のみを通
って移動するイオンのみが通過できるようになってい
る。これにより、磁場出口スリット3−2を通過したイ
オンの質量分析ができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来の磁場型質量分析技術においては、質量分析
の分解能を向上させるためには、磁場入口スリット3−
1及び磁場出口スリット3−2を細くするか、イオンの
移動軌跡半径を大きく設定する必要がある。前者の場合
は分解能の向上に伴い、感度が低下するという問題があ
り、後者の場合は分析装置そのものが大きく重くなって
しまうという問題がある。
ような従来の磁場型質量分析技術においては、質量分析
の分解能を向上させるためには、磁場入口スリット3−
1及び磁場出口スリット3−2を細くするか、イオンの
移動軌跡半径を大きく設定する必要がある。前者の場合
は分解能の向上に伴い、感度が低下するという問題があ
り、後者の場合は分析装置そのものが大きく重くなって
しまうという問題がある。
【0005】本発明は上述の点に鑑みてなされたもの
で、上記問題点を除去し、小型軽量且つ高分解能な磁場
型質量分析器を提供することを目的とする。
で、上記問題点を除去し、小型軽量且つ高分解能な磁場
型質量分析器を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
請求項1に記載の発明は、図1に示すように、イオン源
(1)、イオンの加速部(2)、質量分離用磁石
(4)、該質量分離用磁石(4)によってイオンの軌道
を変化させる分析部(A)及び電流検出装置(7)を具
備する磁場型質量分析器において、質量分離用磁石
(4)はイオンが分析部(A)内を数回折り返した軌跡
F1〜F4を経て移動するように設置し、該イオンの折り
返し点にイオンを追い返すための追い返し電極(8、
9、10)を設置し、イオン源(1)から発生したイオ
ンを該分析部(A)で数回折り返した軌跡を通って移動
させることを特徴とする。
請求項1に記載の発明は、図1に示すように、イオン源
(1)、イオンの加速部(2)、質量分離用磁石
(4)、該質量分離用磁石(4)によってイオンの軌道
を変化させる分析部(A)及び電流検出装置(7)を具
備する磁場型質量分析器において、質量分離用磁石
(4)はイオンが分析部(A)内を数回折り返した軌跡
F1〜F4を経て移動するように設置し、該イオンの折り
返し点にイオンを追い返すための追い返し電極(8、
9、10)を設置し、イオン源(1)から発生したイオ
ンを該分析部(A)で数回折り返した軌跡を通って移動
させることを特徴とする。
【0007】また、請求項2に記載の発明は請求項1に
記載の磁場型質量分析器において、図3に示すように複
数の追い返し電極(8、9)に同じ電位を印加し、任意
の特定の質量のイオンのみを分析部(A)内の所定軌跡
を通って移動させることを特徴とする。
記載の磁場型質量分析器において、図3に示すように複
数の追い返し電極(8、9)に同じ電位を印加し、任意
の特定の質量のイオンのみを分析部(A)内の所定軌跡
を通って移動させることを特徴とする。
【0008】また、請求項3に記載の発明は請求項1に
記載の磁場型質量分析器において、図4に示すように質
量掃引をするために、イオン源(1)に印加する加速電
位と同じ電位を該電位と同期して、複数の追い返し電極
(8、9)に印加することを特徴とする。
記載の磁場型質量分析器において、図4に示すように質
量掃引をするために、イオン源(1)に印加する加速電
位と同じ電位を該電位と同期して、複数の追い返し電極
(8、9)に印加することを特徴とする。
【0009】また、請求項4に記載の発明は請求項1に
記載の磁場型質量分析器において、図5に示すように質
量掃引をするために、イオン源(1)に印加する加速電
位と違う電位をイオン源(1)に印加する電位と同期し
て、追い返し電極(8、9)に印加することを特徴とす
る。
記載の磁場型質量分析器において、図5に示すように質
量掃引をするために、イオン源(1)に印加する加速電
位と違う電位をイオン源(1)に印加する電位と同期し
て、追い返し電極(8、9)に印加することを特徴とす
る。
【0010】また、請求項5に記載の発明は請求項1乃
至4のいずれか1に記載の磁場型質量分析器において、
追い返し電極(8、9、10)の内側に接地電極(5)
を設け、該接地電極(5)の追い返し電極(8、9、1
0)に対応する位置にイオンを導くスリット(3−3、
3−4、3−5)を設けたことを特徴とする。
至4のいずれか1に記載の磁場型質量分析器において、
追い返し電極(8、9、10)の内側に接地電極(5)
を設け、該接地電極(5)の追い返し電極(8、9、1
0)に対応する位置にイオンを導くスリット(3−3、
3−4、3−5)を設けたことを特徴とする。
【0011】また、請求項6に記載の発明は請求項5に
記載の磁場型質量分析器において、接地電極(5)は質
量分離用磁石(4)が形成する磁場領域境界に配置した
ことを特徴とする。
記載の磁場型質量分析器において、接地電極(5)は質
量分離用磁石(4)が形成する磁場領域境界に配置した
ことを特徴とする。
【0012】また、請求項7に記載の発明は図10に示
すように、イオン源(1)、イオンの加速部(2)、質
量分離用磁石(4)、該質量分離用磁石(4)によって
イオンの軌道を変化させる分析部(A)及び電流検出装
置(7)を具備する磁場型質量分析器において、質量分
離用磁石(4)はその磁場がイオンを分析部(A)内を
数回折り返した軌跡を経て移動するように設置し、該イ
オンの折り返し点にイオンを追い返すための円筒状の追
い返し電極(14)を設置し、該追い返し電極(14)
の内側に該追い返し電極(14)と同心円状の接地電極
(5)を配置し、該接地電極(5)に分析部(A)内を
所定の折り返した軌跡のみを通って移動するイオンのみ
を追い返し電極(14)に導くスリットを設け、イオン
源(1)から発生したイオンを該分析部(A)で数回折
り返した軌跡を通って移動させることを特徴とする。
すように、イオン源(1)、イオンの加速部(2)、質
量分離用磁石(4)、該質量分離用磁石(4)によって
イオンの軌道を変化させる分析部(A)及び電流検出装
置(7)を具備する磁場型質量分析器において、質量分
離用磁石(4)はその磁場がイオンを分析部(A)内を
数回折り返した軌跡を経て移動するように設置し、該イ
オンの折り返し点にイオンを追い返すための円筒状の追
い返し電極(14)を設置し、該追い返し電極(14)
の内側に該追い返し電極(14)と同心円状の接地電極
(5)を配置し、該接地電極(5)に分析部(A)内を
所定の折り返した軌跡のみを通って移動するイオンのみ
を追い返し電極(14)に導くスリットを設け、イオン
源(1)から発生したイオンを該分析部(A)で数回折
り返した軌跡を通って移動させることを特徴とする。
【0013】また、請求項8に記載の発明は請求項7に
記載の磁場型質量分析器において、接地電極(5)は質
量分離用磁石(4)が形成する磁場領域境界に配置した
ことを特徴とする。
記載の磁場型質量分析器において、接地電極(5)は質
量分離用磁石(4)が形成する磁場領域境界に配置した
ことを特徴とする。
【0014】
【作用】本発明は磁場型質量分析器に上記構成を採用す
ることにより、質量分析のための磁場を設けてある分析
部(A)内でイオンの移動する円弧軌跡(F1〜F4)が
複数となり、それぞれの円弧軌跡で質量分離が行なわ
れ、最終的に高分解能の質量分析ができる。また、高分
解能に伴って隣合う質量と電荷の比を持つ重い質量のイ
オンの分離も可能になる。
ることにより、質量分析のための磁場を設けてある分析
部(A)内でイオンの移動する円弧軌跡(F1〜F4)が
複数となり、それぞれの円弧軌跡で質量分離が行なわ
れ、最終的に高分解能の質量分析ができる。また、高分
解能に伴って隣合う質量と電荷の比を持つ重い質量のイ
オンの分離も可能になる。
【0015】
〔実施の形態1〕以下、本発明の実施例を図面に基づい
て説明する。図1は請求項1に記載の発明に係る磁場型
質量分析器の概略構成を示す図である。図中、1はイオ
ン源、2はイオン加速用電極、2’はイオン加速用電
源、3−1は磁場入口スリット、3−2は磁場出口スリ
ット、4は分析用磁石、6はイオン電流検出用電極、7
は電流計、8、9、10はそれぞれ追い返し電極11、
12、13はそれぞれ追い返し電極用電源である。ま
た、5は前記追い返し電極、11、12、13の内側に
配置された接地電極であり、該接地電極5の壁面の前記
追い返し電極11、12、13に対応する位置には、ス
リット3−3、3−4、3−5が設けられている。分析
用磁石4は長円形状で上下一対が間隔をおいて配置さ
れ、該一対の磁石の間の空間が分析部の磁場となり、例
えば紙面の上から下に向かう磁束が発生する。なお、接
地電極5は分析用磁石4が形成する磁場の領域境界に位
置するように配置する。
て説明する。図1は請求項1に記載の発明に係る磁場型
質量分析器の概略構成を示す図である。図中、1はイオ
ン源、2はイオン加速用電極、2’はイオン加速用電
源、3−1は磁場入口スリット、3−2は磁場出口スリ
ット、4は分析用磁石、6はイオン電流検出用電極、7
は電流計、8、9、10はそれぞれ追い返し電極11、
12、13はそれぞれ追い返し電極用電源である。ま
た、5は前記追い返し電極、11、12、13の内側に
配置された接地電極であり、該接地電極5の壁面の前記
追い返し電極11、12、13に対応する位置には、ス
リット3−3、3−4、3−5が設けられている。分析
用磁石4は長円形状で上下一対が間隔をおいて配置さ
れ、該一対の磁石の間の空間が分析部の磁場となり、例
えば紙面の上から下に向かう磁束が発生する。なお、接
地電極5は分析用磁石4が形成する磁場の領域境界に位
置するように配置する。
【0016】図1に示す磁場型質量分析器において、イ
オン源1で発生したイオンは、イオン加速用電極2で任
意のエネルギーを得る。該任意のエネルギーを得たイオ
ンは磁場入口スリット3−1を通って分析用磁石4が形
成する磁場(分析部A)内に入る。ここでイオンはこの
磁場から力(ローレンツ力)を受け追い返し電極8に向
かって円弧状の軌跡F1を描いて移動し、スリット3−
3を通って追い返し電極8に達する。該追い返し電極8
ではイオンを追い返すように電位が印加されており、該
追い返し電極8で折り返されたイオンは追い返し電極9
に向かって円弧状の軌跡F2を描いて移動し、スリット
3−4を通って追い返し電極9に達する。
オン源1で発生したイオンは、イオン加速用電極2で任
意のエネルギーを得る。該任意のエネルギーを得たイオ
ンは磁場入口スリット3−1を通って分析用磁石4が形
成する磁場(分析部A)内に入る。ここでイオンはこの
磁場から力(ローレンツ力)を受け追い返し電極8に向
かって円弧状の軌跡F1を描いて移動し、スリット3−
3を通って追い返し電極8に達する。該追い返し電極8
ではイオンを追い返すように電位が印加されており、該
追い返し電極8で折り返されたイオンは追い返し電極9
に向かって円弧状の軌跡F2を描いて移動し、スリット
3−4を通って追い返し電極9に達する。
【0017】追い返し電極9ではイオンを追い返すよう
に電位が印加されており、該追い返し電極9で折り返さ
れたイオンは追い返し電極10に向かって円弧状の軌跡
F3を描いて移動し、スリット3−5を通って追い返し
電極10に達する。該追い返し電極10で折り返された
イオンは磁場出口スリット3−2に向かって円弧状の軌
跡F4を描いて移動し、磁場出口スリット3−2を通っ
てイオン電流検出用電極6に達する。
に電位が印加されており、該追い返し電極9で折り返さ
れたイオンは追い返し電極10に向かって円弧状の軌跡
F3を描いて移動し、スリット3−5を通って追い返し
電極10に達する。該追い返し電極10で折り返された
イオンは磁場出口スリット3−2に向かって円弧状の軌
跡F4を描いて移動し、磁場出口スリット3−2を通っ
てイオン電流検出用電極6に達する。
【0018】この円弧状の軌跡F1、F2、F3、F4を移
動する過程でイオンは質量と電荷の比並びに速度に応じ
て決定される半径の円弧を持つ任意のイオン種に分離さ
れ、任意の特定のイオンのみが通過できるように設定さ
れたスリット3−3、3−4、3−5及び磁場出口スリ
ット3−2を通ってイオン電流検出用電極6に達する。
該イオン電流検出用電極6には電流計7が接続されてお
り、該電流計で質量分離されたイオン種を検出する。な
お、追い返し電極用電源11、12、13はそれぞれ任
意の電位を追い返し電極8、9、10に印加し、軌跡F
2、F3、F4を通過する過程でイオンの質量分離の動作
をさせる。
動する過程でイオンは質量と電荷の比並びに速度に応じ
て決定される半径の円弧を持つ任意のイオン種に分離さ
れ、任意の特定のイオンのみが通過できるように設定さ
れたスリット3−3、3−4、3−5及び磁場出口スリ
ット3−2を通ってイオン電流検出用電極6に達する。
該イオン電流検出用電極6には電流計7が接続されてお
り、該電流計で質量分離されたイオン種を検出する。な
お、追い返し電極用電源11、12、13はそれぞれ任
意の電位を追い返し電極8、9、10に印加し、軌跡F
2、F3、F4を通過する過程でイオンの質量分離の動作
をさせる。
【0019】〔実施の形態2〕図2は請求項1に記載の
発明に係る磁場型質量分析器の他の概略構成を示す図で
ある。本磁場型質量分析器は折り返し電極数を2個とし
たもので、図中の符号1〜9は図1と同じである。1
1’、12’は追い返し電極8、9に電位を印加する追
い返し電極用電源である。
発明に係る磁場型質量分析器の他の概略構成を示す図で
ある。本磁場型質量分析器は折り返し電極数を2個とし
たもので、図中の符号1〜9は図1と同じである。1
1’、12’は追い返し電極8、9に電位を印加する追
い返し電極用電源である。
【0020】図2に示す磁場型質量分析器において、イ
オン源1で発生したイオンはイオン加速用電極2で任意
のエネルギーを得る。該任意のエネルギーを得たイオン
は磁場入口スリット3−1を通って分析用磁石4が形成
する磁場(分析部A)内に入る。ここで、イオンはこの
磁場から力(ローレンツ力)を受け追い返し電極8に向
かって円弧状の軌跡F1を描いて移動する。
オン源1で発生したイオンはイオン加速用電極2で任意
のエネルギーを得る。該任意のエネルギーを得たイオン
は磁場入口スリット3−1を通って分析用磁石4が形成
する磁場(分析部A)内に入る。ここで、イオンはこの
磁場から力(ローレンツ力)を受け追い返し電極8に向
かって円弧状の軌跡F1を描いて移動する。
【0021】該追い返し電極8ではイオンを追い返すよ
うに電位が印加されており、該追い返し電極8で折り返
されたイオンは追い返し電極9に向かって円弧状の軌跡
F2を描いて移動する。該追い返し電極9ではイオンを
追い返すように電位が印加されており、該追い返し電極
9で折り返されたイオンは磁場出口スリット3−2に向
かって円弧状の軌跡F3を描いて移動する。
うに電位が印加されており、該追い返し電極8で折り返
されたイオンは追い返し電極9に向かって円弧状の軌跡
F2を描いて移動する。該追い返し電極9ではイオンを
追い返すように電位が印加されており、該追い返し電極
9で折り返されたイオンは磁場出口スリット3−2に向
かって円弧状の軌跡F3を描いて移動する。
【0022】この円弧状の軌跡F1、F2、F3を移動す
る過程でイオンは質量と電荷の比並びに速度に応じた半
径の円弧を持ち任意のイオン種に分離され、任意の特定
のイオンのみが通過できるように設定されたスリット3
−3、3−4及び磁場出口スリット3−2を通ってイオ
ン電流検出用電極6に達する。該イオン電流検出用電極
6には電流計7が接続されており、該電流計7で質量分
離されたイオン種を検出する。なお、追い返し電極用電
源11’、12’はそれぞれ任意の電位を追い返し電極
8、9に印加し、軌跡F2、F3を通過する過程でイオン
の質量分離の動作をさせる。
る過程でイオンは質量と電荷の比並びに速度に応じた半
径の円弧を持ち任意のイオン種に分離され、任意の特定
のイオンのみが通過できるように設定されたスリット3
−3、3−4及び磁場出口スリット3−2を通ってイオ
ン電流検出用電極6に達する。該イオン電流検出用電極
6には電流計7が接続されており、該電流計7で質量分
離されたイオン種を検出する。なお、追い返し電極用電
源11’、12’はそれぞれ任意の電位を追い返し電極
8、9に印加し、軌跡F2、F3を通過する過程でイオン
の質量分離の動作をさせる。
【0023】〔実施の形態3〕図3は請求項2に記載の
発明に係る磁場型質量分析器の概略構成を示す図であ
る。図中の符号1〜9は図1と同じである。11’は任
意の特定イオン種のみを分析部(A)の所定の軌跡を通
過させるために追い返し電極8、9に固定電位を印加す
るための電源である。
発明に係る磁場型質量分析器の概略構成を示す図であ
る。図中の符号1〜9は図1と同じである。11’は任
意の特定イオン種のみを分析部(A)の所定の軌跡を通
過させるために追い返し電極8、9に固定電位を印加す
るための電源である。
【0024】図3に示す磁場型質量分析器において、イ
オン源1で発生したイオンはイオン加速用電極2で任意
のエネルギーを得る。該任意のエネルギーを得たイオン
は磁場入口スリット3−1を通って分析用磁石4が形成
する磁場(分析部A)内に入る。ここで、イオンはこの
磁場から力(ローレンツ力)を受け追い返し電極8に向
かって円弧状の軌跡F1を描いて移動する。
オン源1で発生したイオンはイオン加速用電極2で任意
のエネルギーを得る。該任意のエネルギーを得たイオン
は磁場入口スリット3−1を通って分析用磁石4が形成
する磁場(分析部A)内に入る。ここで、イオンはこの
磁場から力(ローレンツ力)を受け追い返し電極8に向
かって円弧状の軌跡F1を描いて移動する。
【0025】追い返し電極8及び9には電源11’から
同一の電位が印加されており、該追い返し電極8及び9
で折り返されたイオンは円弧状の軌跡F2及びF3を描い
て移動するが、追い返し電極8及び9には同一の電位が
印加されているため、追い返し電極8で追い返され軌跡
F2を通った特定のイオンは追い返し電極9で追い返さ
れ、軌跡F2と同一の円弧の軌跡F3を通って、磁場出口
スリット3−2に向かう。即ち円弧の同一な軌跡F2及
びF3を通るイオンは、質量と電荷の比並びに速度に応
じて決定される同一の半径の円弧を持ったもののみが通
過する。そしてスリット3−3、3−4及び磁場出口ス
リット3−2は該特定のイオンのみが通過できるように
設定されているから、イオン電流検出用電極6には該特
定のイオンのみが到達する。
同一の電位が印加されており、該追い返し電極8及び9
で折り返されたイオンは円弧状の軌跡F2及びF3を描い
て移動するが、追い返し電極8及び9には同一の電位が
印加されているため、追い返し電極8で追い返され軌跡
F2を通った特定のイオンは追い返し電極9で追い返さ
れ、軌跡F2と同一の円弧の軌跡F3を通って、磁場出口
スリット3−2に向かう。即ち円弧の同一な軌跡F2及
びF3を通るイオンは、質量と電荷の比並びに速度に応
じて決定される同一の半径の円弧を持ったもののみが通
過する。そしてスリット3−3、3−4及び磁場出口ス
リット3−2は該特定のイオンのみが通過できるように
設定されているから、イオン電流検出用電極6には該特
定のイオンのみが到達する。
【0026】〔実施の形態4〕図4は請求項3に記載の
発明に係る磁場型質量分析器の概略構成を示す図であ
る。図中の符号1〜9は図1と同じである。本磁場型質
量分析器においては、質量掃引をするために、追い返し
電極8、9にはイオン加速用電極2に印加する電位と同
じ電位をイオン加速用電源2’から印加している。これ
により、例えばイオン加速用電源2’の電位を除々に上
げていくことにより、イオン源1から発せられるイオン
質量のスペクトル分析ができる。なお、追い返し電極
8、9にはイオン加速用電極2に印加する電位と同期し
て同じ電位を発生する電源を接続してもよい。
発明に係る磁場型質量分析器の概略構成を示す図であ
る。図中の符号1〜9は図1と同じである。本磁場型質
量分析器においては、質量掃引をするために、追い返し
電極8、9にはイオン加速用電極2に印加する電位と同
じ電位をイオン加速用電源2’から印加している。これ
により、例えばイオン加速用電源2’の電位を除々に上
げていくことにより、イオン源1から発せられるイオン
質量のスペクトル分析ができる。なお、追い返し電極
8、9にはイオン加速用電極2に印加する電位と同期し
て同じ電位を発生する電源を接続してもよい。
【0027】〔実施の形態5〕図5は請求項3に記載の
発明に係る磁場型質量分析器の概略構成を示す図であ
る。図中の符号1〜9は図1と同じである。本磁場型質
量分析器においては、追い返し電極8、9には電源1
1’、12’からイオン加速用電源2’若しくはイオン
加速用電源2’と同期し、イオン加速用電極2に印加す
る電位とは違う電位を印加し、質量分析の動作を行なわ
せる。
発明に係る磁場型質量分析器の概略構成を示す図であ
る。図中の符号1〜9は図1と同じである。本磁場型質
量分析器においては、追い返し電極8、9には電源1
1’、12’からイオン加速用電源2’若しくはイオン
加速用電源2’と同期し、イオン加速用電極2に印加す
る電位とは違う電位を印加し、質量分析の動作を行なわ
せる。
【0028】〔実施の形態6〕図6は上記の磁場型質量
分析器を真空チャンバーの内に配置した場合の磁場型質
量分析装置の構成を示す図である。図6において、21
は真空チャンバーであり、該真空チャンバー内にイオン
源1、分析用磁石4及び接地電極5を具備する分析部A
が配置されている。真空チャンバー21にはサンプルガ
ス供給用のバルブ22、真空計23及びターボ分子ポン
プ24が接続されている。また、イオン電流検出用電極
6の出力は増幅器25に接続され、該増幅器25のX−
Yレコーダ26に接続される。
分析器を真空チャンバーの内に配置した場合の磁場型質
量分析装置の構成を示す図である。図6において、21
は真空チャンバーであり、該真空チャンバー内にイオン
源1、分析用磁石4及び接地電極5を具備する分析部A
が配置されている。真空チャンバー21にはサンプルガ
ス供給用のバルブ22、真空計23及びターボ分子ポン
プ24が接続されている。また、イオン電流検出用電極
6の出力は増幅器25に接続され、該増幅器25のX−
Yレコーダ26に接続される。
【0029】上記構成の磁場型質量分析装置において、
真空チャンバー21内をターボ分子ポンプ24で約5×
1/105Torrの高真空とし、バルブ22を開放し
サンプルガスを供給して、質量分析を行ない、分析結果
はX−Yレコーダ26に記録する。
真空チャンバー21内をターボ分子ポンプ24で約5×
1/105Torrの高真空とし、バルブ22を開放し
サンプルガスを供給して、質量分析を行ない、分析結果
はX−Yレコーダ26に記録する。
【0030】図7はチャンバー21内に図3に示す構成
の磁場型質量分析器を配置してHeイオンの固定モード
質量スペクトルの測定結果を示す図、図8は図4に示す
構成の磁場型質量分析器を配置してHeイオンの掃引モ
ード質量スペクトルの測定結果を示す図、図9は図11
に示す従来構成の磁場型質量分析器を配置してHeイオ
ンの質量スペクトルの測定結果を示す図である。図7及
び図8から明らかなように、本発明に係る磁場型質量分
析器を用いると、従来の磁場型質量分析器を用いる場合
に比較し、4倍の分解能が得られる。
の磁場型質量分析器を配置してHeイオンの固定モード
質量スペクトルの測定結果を示す図、図8は図4に示す
構成の磁場型質量分析器を配置してHeイオンの掃引モ
ード質量スペクトルの測定結果を示す図、図9は図11
に示す従来構成の磁場型質量分析器を配置してHeイオ
ンの質量スペクトルの測定結果を示す図である。図7及
び図8から明らかなように、本発明に係る磁場型質量分
析器を用いると、従来の磁場型質量分析器を用いる場合
に比較し、4倍の分解能が得られる。
【0031】〔実施の形態8〕図10は請求項7に記載
の発明に係る磁場型質量分析器の概略構成を示す図であ
る。図中の符号1〜7は図1と同じである。磁場型質量
分析器では、追い返し電極14として円筒状の電極を用
い、該追い返し電極14の内側に該追い返し電極14と
同心円状の接地電極5を配置している。このような構成
とすることにより、磁場型質量分析器をよりコンパクト
にすることができる。
の発明に係る磁場型質量分析器の概略構成を示す図であ
る。図中の符号1〜7は図1と同じである。磁場型質量
分析器では、追い返し電極14として円筒状の電極を用
い、該追い返し電極14の内側に該追い返し電極14と
同心円状の接地電極5を配置している。このような構成
とすることにより、磁場型質量分析器をよりコンパクト
にすることができる。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、質
量分離用磁石はイオンが分析部内を数回折り返した軌跡
を経て移動するように設置し、該イオンの折り返し点に
イオンを追い返すための追い返し電極を設置するので、
イオンの移動する円弧軌跡が複数続くことになり、それ
ぞれの円弧軌跡で質量分離が行なわれ、最終的に高分解
能の質量分析ができることになり、小型軽量、高感度の
磁場型質量分析器を提供できるという優れた効果が得ら
れる。
量分離用磁石はイオンが分析部内を数回折り返した軌跡
を経て移動するように設置し、該イオンの折り返し点に
イオンを追い返すための追い返し電極を設置するので、
イオンの移動する円弧軌跡が複数続くことになり、それ
ぞれの円弧軌跡で質量分離が行なわれ、最終的に高分解
能の質量分析ができることになり、小型軽量、高感度の
磁場型質量分析器を提供できるという優れた効果が得ら
れる。
【図1】請求項1に記載の発明に係る磁場型質量分析器
の概略構成を示す図である。
の概略構成を示す図である。
【図2】請求項1に記載の発明に係る磁場型質量分析器
の他の概略構成を示す図である。
の他の概略構成を示す図である。
【図3】請求項2に記載の発明に係る磁場型質量分析器
の概略構成を示す図である。
の概略構成を示す図である。
【図4】請求項3に記載の発明に係る磁場型質量分析器
の概略構成を示す図である。
の概略構成を示す図である。
【図5】請求項4に記載の発明に係る磁場型質量分析器
の概略構成を示す図である。
の概略構成を示す図である。
【図6】本発明に係る磁場型質量分析器を用いた磁場型
質量分析装置の概略構成を示す図である。
質量分析装置の概略構成を示す図である。
【図7】本発明に係る磁場型質量分析器を使用した固定
モード質量スペクトルの測定結果を示す図である。
モード質量スペクトルの測定結果を示す図である。
【図8】本発明に係る磁場型質量分析器を使用した掃引
モード質量スペクトルの測定結果を示す図である。
モード質量スペクトルの測定結果を示す図である。
【図9】従来の磁場型質量分析器を使用した質量スペク
トルの測定結果を示す図である。
トルの測定結果を示す図である。
【図10】請求項7に記載の発明に係る磁場型質量分析
器の概略構成を示す図である。
器の概略構成を示す図である。
【図11】従来の磁場型質量分析器の概略構成を示す図
である。
である。
1 イオン源 2 イオン加速用電極 2’ イオン加速用電源 3−1 磁場入口スリット 3−2 磁場出口スリット 3−3 スリット 3−4 スリット 3−5 スリット 4 分析用磁石 5 接地電極 6 イオン電流検出用電極 7 電流計 8 追い返し電極 9 追い返し電極 10 追い返し電極 11 追い返し電極用電源 11’ 追い返し電極用電源 12 追い返し電極用電源 12’ 追い返し電極用電源 13 追い返し電極用電源 14 追い返し電極 21 真空チャンバー 22 バルブ 23 真空計 24 ターボ分子ポンプ 25 増幅器 26 X−Yレコーダ
Claims (8)
- 【請求項1】 イオン源、イオンの加速部、質量分離用
磁石、該質量分離用磁石によってイオンの軌道を変化さ
せる分析部及び電流検出装置を具備する磁場型質量分析
器において、 前記質量分離用磁石はその磁場がイオンを前記分析部内
を数回折り返した軌跡を経て移動するように設置し、該
イオンの折り返し点にイオンを追い返すための追い返し
電極を設置し、前記イオン源から発生したイオンを該分
析部で数回折り返した軌跡を通って移動させることを特
徴とする磁場型質量分析器。 - 【請求項2】 前記請求項1に記載の磁場型質量分析器
において、 前記複数の追い返し電極に同じ電位を印加し、任意の特
定の質量のイオンのみを前記分析部内の所定軌跡を通っ
て移動させることを特徴とする磁場型質量分析器。 - 【請求項3】 前記請求項1に記載の磁場型質量分析器
において、 質量掃引をするために、前記イオン源に印加する加速電
位と同じ電位を該電位と同期して、追い返し電極に印加
することを特徴とする磁場型質量分析器。 - 【請求項4】 前記請求項1に記載の磁場型質量分析器
において、 質量掃引をするために、前記イオン源に印加する加速電
位と違う電位を該電位をイオン源に印加する電位と同期
して、追い返し電極に印加することを特徴とする磁場型
質量分析器。 - 【請求項5】 前記請求項1乃至4のいずれか1に記載
の磁場型質量分析器において、 前記追い返し電極の内側に接地電極を設け、該接地電極
の前記追い返し電極に対応する位置にイオンを導くスリ
ットを設けたことを特徴とする磁場型質量分析器。 - 【請求項6】 前記請求項5に記載の磁場型質量分析器
において、 前記接地電極は前記質量分離用磁石が形成する磁場領域
境界に配置したことを特徴とする磁場型質量分析器。 - 【請求項7】 イオン源、イオンの加速部、質量分離用
磁石、該質量分離用磁石によってイオンの軌道を変化さ
せる分析部及び電流検出装置を具備する磁場型質量分析
器において、 前記質量分離用磁石はその磁場がイオンを前記分析部内
を数回折り返した軌跡を経て移動するように設置し、該
イオンの折り返し点にイオンを追い返すための円筒状の
追い返し電極を設置し、該追い返し電極の内側に該追い
返し電極と同心円状の接地電極を配置し、該接地電極に
前記分析部内を所定の折り返した軌跡のみを通って移動
するイオンのみを前記追い返し電極に導くスリットを設
け、前記イオン源から発生したイオンを該分析部で数回
折り返した軌跡を通って移動させることを特徴とする磁
場型質量分析器。 - 【請求項8】 前記請求項7に記載の磁場型質量分析器
において、 前記接地電極は前記質量分離用磁石が形成する磁場領域
境界に配置したことを特徴とする磁場型質量分析器。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7292035A JPH08236067A (ja) | 1994-12-28 | 1995-10-13 | 磁場型質量分析器 |
DE69517495T DE69517495T2 (de) | 1994-12-28 | 1995-12-20 | Massenspektrometer mit magnetischem Sektor |
EP95120237A EP0720207B1 (en) | 1994-12-28 | 1995-12-20 | Magnetic field type mass spectrometer |
US08/579,633 US5721428A (en) | 1994-12-28 | 1995-12-26 | Magnetic field type mass spectrometer |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34008094 | 1994-12-28 | ||
JP6-340080 | 1994-12-28 | ||
JP7292035A JPH08236067A (ja) | 1994-12-28 | 1995-10-13 | 磁場型質量分析器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08236067A true JPH08236067A (ja) | 1996-09-13 |
Family
ID=26558816
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7292035A Pending JPH08236067A (ja) | 1994-12-28 | 1995-10-13 | 磁場型質量分析器 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5721428A (ja) |
EP (1) | EP0720207B1 (ja) |
JP (1) | JPH08236067A (ja) |
DE (1) | DE69517495T2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111029242A (zh) * | 2019-12-20 | 2020-04-17 | 中国计量科学研究院 | 一种用于四极杆质量分析器的离子信号检测装置和方法 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3126477A (en) * | 1964-03-24 | Multiple dispersion mass spectrometer | ||
US2824987A (en) * | 1952-05-12 | 1958-02-25 | Leitz Ernst Gmbh | Electron optical elements and systems equivalent to light optical prisms for charge carriers in discharge vessels |
FR1352167A (fr) * | 1962-11-28 | 1964-02-14 | Ct Nat De La Rech Scient Et Cs | Nouveau dispositif de microanalyse par émission ionique secondaire |
FR1439064A (fr) * | 1965-02-09 | 1966-05-20 | Centre Nat Rech Scient | Perfectionnements aux analyseurs ioniques |
-
1995
- 1995-10-13 JP JP7292035A patent/JPH08236067A/ja active Pending
- 1995-12-20 DE DE69517495T patent/DE69517495T2/de not_active Expired - Fee Related
- 1995-12-20 EP EP95120237A patent/EP0720207B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1995-12-26 US US08/579,633 patent/US5721428A/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
DE69517495D1 (de) | 2000-07-20 |
EP0720207B1 (en) | 2000-06-14 |
US5721428A (en) | 1998-02-24 |
DE69517495T2 (de) | 2001-03-08 |
EP0720207A1 (en) | 1996-07-03 |
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