JPH08235731A - 媒体自動交換装置用の反転止め装置組立体 - Google Patents

媒体自動交換装置用の反転止め装置組立体

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JPH08235731A
JPH08235731A JP7337147A JP33714795A JPH08235731A JP H08235731 A JPH08235731 A JP H08235731A JP 7337147 A JP7337147 A JP 7337147A JP 33714795 A JP33714795 A JP 33714795A JP H08235731 A JPH08235731 A JP H08235731A
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    • G11B15/00Driving, starting or stopping record carriers of filamentary or web form; Driving both such record carriers and heads; Guiding such record carriers or containers therefor; Control thereof; Control of operating function
    • G11B15/675Guiding containers, e.g. loading, ejecting cassettes
    • G11B15/68Automatic cassette changing arrangements; automatic tape changing arrangements

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  • Automatic Tape Cassette Changers (AREA)
  • Automatic Disk Changers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 各部材の厳密な寸法精度を要せずに、安定し
て正確に作動可能な媒体自動交換装置のための反転止め
組立体を提供する。 【解決手段】 本発明の媒体自動交換装置用の反転止め
装置組立体組立体10は、媒体保持装置用の支持枠体16に
対して、長手方向に延伸する媒体保持装置反転軸芯AAを
中心に回転可能な媒体保持装置組立体14を有し、媒体保
持装置組立体14が、シャーシ18及びシャーシ18に対して
長手方向に変位可能な媒体係合装置20を具備し、突出位
置及び後退位置を有して成るにおいて、反転止め装置組
立体10が、シャーシ18から横方向の外側に延伸している
スタッド26、支持枠体16に対して固定した状態に配設さ
れているスタッド止め装置30、及び媒体係合装置20によ
り作動可能なスタッド止め引き外し装置32を具備して成
り、安定して正確な作動が可能になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般に、媒体自動
交換装置即ち磁気ディスク、光ディスク及びテープカー
トリッジのようなデータ記録媒体を処理し、収納する装
置に関し、特に、媒体保持装置反転軸芯を中心に回転可
能な媒体保持装置組立体を備えている形式の媒体自動交
換装置用の反転止め組立体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】コンピュータ読取り可能データの記憶の
ための磁気ディスクの使用は技術的に既知である。これ
らの磁気ディスクはドライブに固定されるか、あるいは
移動可能になっている。光ディスクはレーザに基づく読
取装置により読み取り可能なデータ記憶媒体である。コ
ンパクトディスク(CD)のような光ディスクは、音楽及び
視聴覚作品を記憶するために多用されている。通常の磁
気記憶媒体に比較して光ディスクの大記憶容量のため
に、光ディスクはコンピュータ産業にも使用されてい
る。光ディスクの一種である光磁気ディスクは容易に書
き込み及び消去ができるので、次第に好評を得るように
なり、通常の磁気ディスク(ハードディスク及びフロッ
ピーディスク)を補完あるいは置き換わっている。記憶
容量を増すため、光ディスクはデータをディスクの両面
に記憶する能力を有することができる。
【0003】移動可能な光ディスク及び磁気ディスクの
収納及び取り扱いを容易にするために、それらのディス
クは通常、平行六面体形のカートリッジに組み込まれ
る。ディジタルオーディオカートリッジ(DAT)及び8ミ
リテープカートリッジのような平行六面体形のカートリ
ッジもまたデータ記憶用としてコンピュータ業界で使用
されている。
【0004】多数のディスクまたはテープカートリッジ
から構成される大型データベースのために、それらのカ
ートリッジを収納及び取り扱い装置を設けることが必要
である。当業界で一般的に自動交換装置(オートチェン
ジャ)と言われているカートリッジ収納及び取り扱い装
置の種々の特徴及び構成要素は、 Methlie等の OPTI-CA
L DISK HANDLING APPARATUS WITH FLIP LATCH に対して
1991年3 月5 日に発行された米国特許第4,998,232 号
(及び1989年11月24日に出願された対応する欧州特許出
願第89312226.7号)、Wanger等の OPTICAL DISK CARTRI
DGE HANDLING AP-PARATUS WITH PASSIVE CARTRIDGE ENG
AGEMENT ASSEMBLYに対して1991年5 月7 日に発行された
米国特許第5,014,255 号(及び1990年1 月31日に出願さ
れた対応する欧州特許出願第90300988.4号)、Wanger等
のCARTRIDGE HANDLING SYSTEM に対して1991年4 月23日
に発行された米国特許第5,010,536 号(及び1990年2 月
9 日に出願された対応する欧州特許出願第90301420.7
号)、Wanger等の CARTRIDGEHANDLING SYSTEM に対し
て1991年8 月27日に発行された米国特許第5,043,962 号
(及び1990年3 月13日に出願された対応する欧州特許出
願第90302635.9号)、Christie等の OPTICAL DISK INSE
RTION APPARATUS に対して1991年10月29日に発行された
米国特許第5,062,093 号(及び1989年11月30日に出願さ
れた対応する欧州特許出願第89312461.0号)、Wanger等
の LATERAL DISPLACEMENT CONTROL AS-SEMBLY FOR AN
OPTICAL DISK HANDLING SYSTEMに対して1992年3 月31日
に発行された米国特許第5,101,387 号(及び1991年1月
11日に出願された対応する欧州特許出願第90300305.1
号)、Wanger等の LATERAL DISPLACEMENT CONTROL AS
SEM-BLY FOR AN OPTICAL DISK HANDLING SYSTEM に対し
て1993年2 月2 日に発行された米国特許第5,184,336
号、Luffel等の LINEAR DISPLACEMENT AND SUPPORT AP-
PARATUS FOR USEIN A CARTRIDGE HANDLING SYSTEM につ
いて1993年2月18日に出願された同時係属中の米国特許
出願第08/020,160号、及びRugg等の CARTRIDGEHANDLI
NG SYSTEM WITH DUAL CARTRIDGE ENGAGING ASSEMBLY に
ついて1993年10月12日に出願された同時係属中の米国特
許出願第08/135,067号に示されていて、これら各特許は
本願明細書に開示されているすべてについて、参照して
記述されている。
【0005】一般に、媒体自動交換装置は、所定の収納
場所に光ディスクカートリッジのような媒体を収納する
媒体収納装置を備えている。このような媒体自動交換装
置は、所望のカートリッジをその収納場所から取り出
し、そのカートリッジをディスクまたはテープドライブ
まで移送し、更にそのカートリッジをドライブに挿入す
ると言うような機能を有する。更に、この媒体自動交換
装置は、カートリッジをドライブから取り外し、カート
リッジを動かしてその元のまたは他の収納場所に対し整
列状態にさせ、そのカートリッジを所定の収納場所に挿
入するという機能も有することができる。カートリッジ
をドライブに挿入または再挿入する前に、自動交換装置
が反転して、ドライブにより読み取りあるいは書き込ま
れる面を反転することも必要である。
【0006】上記引用例により取り入れられたMethlie
等の米国特許第4,998,232 号は、長手方向に延伸する反
転軸芯を中心に回転可能な媒体保持組立体を備えた自動
交換装置を開示している。その媒体保持組立体は、第1
の回転整合位置から180 °の角度に変位する第2の回転
整合位置を有している。この二つの整合位置で、媒体保
持組立体が関連する媒体ドライブあるいは収納スロット
と角度的な整列状態に位置決めされるので、媒体保持装
置の回転整合位置に応じて、媒体の第1の面を上に向け
るかあるいは第2の面を上に向けて、媒体を関連するド
ライブまたは収納スロット中に挿入するように方向付け
される。
【0007】媒体保持組立体は、関連駆動モータにより
一方の回転整合位置から他方の位置まで、長手方向の反
転軸芯を中心に回転、駆動される。反転止め組立体は、
その反転止め組立体が選択的に引き外されるまで、各回
転整合位置で媒体保持組立体の回転を選択的に終結さ
せ、媒体保持組立体をその回転整合位置に止める。
【0008】米国特許第4,998,232 号の反転止め組立体
は、媒体保持組立体の長手方向の端部から突出して一対
の長手方向に延伸する突起を具備している。反転止め組
立体は、媒体保持組立体の後部近傍に配設された固定枠
部材に取付けられた反転止め組立体も備えている。反転
止め組立体は、媒体保持組立体が各回転整合位置にある
と、媒体保持組立体の長手方向に突出する別の突起に係
合する。
【0009】長手方向に突出及び後退可能な媒体係合部
材は、媒体保持組立体に取付けられ、媒体保持組立体の
前方に設置されている媒体ユニット、通常、カートリッ
ジに係合し、係合したカートリッジを引き続いて新しい
収納場所に移送するため、媒体保持組立体内に引き込む
ために使用される。媒体係合部材は、その後、カートリ
ッジを媒体保持組立体から新しい収納場所またはドライ
ブに押し込むために使用される。媒体係合部材に取付け
られている長手方向に且つ後方に延伸している突起は、
カートリッジ係合部材がその最後部位置まで移動するよ
うに位置決めされていて、この媒体係合部材上の延伸が
反転止め組立体を引き外し、即ち、媒体保持組立体上の
突起を開放し、媒体保持組立体を回転させるように反転
止め組立体の一部に接触し、移動させる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】出願人は、Methlie 等
の特許に記述されている反転止め装置に対する問題点を
見出した。即ち、媒体保持組立体の後部に取付けた反転
止め組立体及び媒体保持組立体の長手方向に延伸する反
転止め係合可能な突起及びカートリッジ係合部材の長手
方向に延伸する反転止め引き外し突起を使用するため、
関連する装置構成要素の全てに、例えば、媒体保持組立
体と係合部材との間、媒体保持組立体と反転止め組立体
が取付けられる枠部材との間、反転止め組立体とその上
に取付けられる枠部材との間、において非常に精密な長
手方向の公差が、媒体保持組立体と媒体係合部材上の突
起の長手方向寸法と同様に、維持されなければならな
い。このような厳しい公差が維持されなければ動作不良
が生ずる。例えば、媒体保持組立体上の突起が反転止め
組立体に正しく接触せず、反転止め組立体から飛び出す
ことになる。反転止め組立体の半径方向の内向き位置の
ために、円周方向における各構成要素及びそれらの間で
精密な寸法も求められている。円周方向の寸法が正確に
維持されなければ、媒体保持組立体の回転整合位置が、
関連カートリッジドライブまたは収納隔室と角度的にず
れて、再度、装置の動作不良に至ると言う問題点であ
る。
【0011】本発明は、前述した従来の反転止め組立体
に伴う問題点を克服する媒体自動交換装置のための反転
止め組立体を提供することを目的とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明のかかる目的は、
媒体保持装置用の支持枠体に対して、長手方向に延伸す
る媒体保持装置反転軸芯を中心に回転可能な媒体保持装
置組立体を有し、前記媒体保持装置組立体が、シャーシ
及び前記シャーシに対して長手方向に変位可能な媒体係
合装置を具備し、突出位置及び後退位置を有して成る媒
体自動交換装置用の反転止め装置組立体組立体におい
て、前記反転止め装置組立体が、前記シャーシから横方
向の外側に延伸しているスタッド、前記支持枠体に対し
て固定した状態に配設されているスタッド止め装置、及
び前記媒体係合装置により作動可能なスタッド止め引き
外し装置、を具備して成ることを特徴とする媒体自動交
換装置用の反転止め装置組立体によって達成される。
【0013】本発明の反転止め組立体は、媒体保持組立
体の支持枠体に回転可能に支持されている媒体保持組立
体を有する媒体自動交換装置に使用される。媒体保持立
体は、長手方向に延伸する媒体保持装置反転軸を中心に
支持枠体に対して回転可能である。媒体保持組立体は、
シャーシ及び、シャーシ内部で長手方向に変位して、光
ディスクカートリッジのような媒体ユニットに係合し、
そのカートリッジをシャーシの内外に移動させるための
少なくとも一つの媒体係合装置を具備している。反転止
め組立体は、シャーシに取付けられ、そこから横方向の
外方に延伸する少なくとも一つのスタッドを具備してい
る。好ましい一実施態様において、媒体保持組立体と支
持枠体との間の各角度整合位置のために、別のスタッド
が設けられている。互いに180 °離れた二箇所の整合位
置がある一実施態様では、正反対に横方向に突出するス
タッドが、媒体保持装置シャーシに取付けられている。
スタッド止め装置が、二つのスタッドの回転進行経路内
で支持枠体の一方の横側面に取付けられている。
【0014】媒体保持組立体の回転は、スタッドをスタ
ッド止め装置に係合させ、スタッド止め装置が傾くまで
スタッド止め装置により固定位置に保持される。長手方
向に突出するスタッド及び支持枠体の長手方向の端部に
取付けられたスタッド止め装置を使用するよりもむし
ろ、横方向に突出するスタッド及び支持枠体の横側面に
取付けられた関連スタッド止め装置を使用することによ
り、多数の枠体及び媒体保持装置構成要素の長手方向の
精密な寸法および配置の必要性が回避される。横方向に
延伸するスタッドの寸法精度を維持することは、枠体及
び媒体保持装置が横方向位置決めに重要な構成要素であ
る媒体保持装置回転軸だけを有するので比較的容易であ
る。
【0015】スタッドを支持枠体の横側面に取付けたス
タッド止め装置と関連して、媒体保持装置シャーシの横
側面から延伸するスタッドの使用は、本発明の各構成要
素が半径方向に更に遠い位置に設けられているので、ス
タッド及びスタッド止め装置構成要素の円周方向の寸法
精度を他の現用装置よりも緩やかなものにさせている。
半径方向に遠く離れた位置にある各整合構成要素間の寸
法誤差は、関連支持枠体と媒体保持装置組立体との間に
生ずる角度上の位置ずれを、同じ寸法誤差が半径方向に
内向きに位置決めされた各構成要素間に生ずるものより
も少なくさせている。
【0016】反転止め組立体は、媒体係合装置により作
動させられる引き外し組立体も具備している。スタッド
止め装置は媒体保持装置に正反対の支持枠体の長手方向
の端部よりもむしろ支持枠体の横側面に取付けられてい
るので、媒体係合装置による作動に応答して引き外し組
立体により発生する長手方向の変位量は、各構成要素の
長手方向の配置状況によって制限されず、従って、媒体
保持装置の回転を邪魔せずに比較的大きな変位量にな
る。スタッド止め装置になされるこの比較的大きな変位
量は、反転止め組立体内部に比較的大きなスタッド捕捉
及び解放用開口を設けることを可能にし、構成要素寸法
精度の緩和をもたらしている。
【0017】
【発明の実施の形態】図2及び、図6乃至図14は、図1
の媒体自動交換装置12のための反転止め組立体10を示
す。この媒体自動交換装置12は、媒体保持装置用の組立
体用支持枠体16に対して長手方向に延伸する媒体保持装
置反転軸芯AAを中心に回転可能な媒体保持装置組立体14
(図1乃至図3)を具備している。媒体保持装置組立体
14は、シャーシ18及び媒体係合装置20を具備している。
媒体係合装置20は、図2に破線で示した突出位置と、図
2に実線で示した後退位置との間でシャーシ18に対して
長手方向に変位可能になっている。
【0018】反転止め組立体は、シャーシ18から横方向
に外向きに延伸するスタッド26( 図3) を具備してい
る。反転止め組立体は、更に媒体保持装置組立体用の支
持枠16に対して固定した状態に設置されているスタッド
止め装置30も具備している。反転止め組立体10は、更に
媒体係合装置20により作動可能なスタッド止め引き外し
装置組立体32も具備している。
【0019】概略的に反転止め組立体10を説明したの
で、反転止め組立体及び関連する媒体自動交換装置の特
定の一実施態様を以下に詳述する。
【0020】「媒体自動交換装置」:図1は、媒体自動
交換装置12、即ち、媒体ユニット50、52を取り扱い且つ
移送するための媒体取扱及び移送装置を示し、この媒体
ユニット50,52 は、通常、媒体ハウジングまたはカート
リッジ内に収納されている光ディスク、磁気ディスク、
データテープ等である。媒体自動交換装置12は、媒体ユ
ニット50、52を横方向XX, 長手方向YY、及び垂直方向ZZ
に直線的に変位させることが可能である。
【0021】媒体自動交換装置12は、その中に複数の媒
体ユニット50、52が収納される複数の収納隔室60、62を
具備することができる。収納隔室は、複数の垂直状スタ
ックまたは縦列64、66に配列可能であり、それは媒体ド
ライブ駆動ユニット68,70 も具備することができる。
【0022】媒体自動交換装置12のカートリッジ移送組
立体は、収納隔室またはドライブにカートリッジを係合
させ、カートリッジを長手XX, 横YY、及び垂直ZZの各方
向に変位させるために、更に媒体ユニットを長手方向の
軸芯を中心に反転させるために適用される。長手方向の
軸芯を中心に長手方向の変位及び反転変位をもたらすた
めの組立体80は、図1乃至図3に最もよく示されてお
り、媒体保持装置組立体14及び媒体保持装置組立体用の
支持枠体16を具備している。組立体80は、上記引用例、
特に、Luffel等の LINEAR DISPLACEMENT AND SUPPORT
APPARATUS FOR USE INA CARTRIDGE HANDLING SYSTEM に
ついて1993年2 月18日に出願された米国特許出願第08/0
20,160号に開示されているような垂直変位組立体82によ
り支持されている。垂直変位組立体82は、上記引用例の
いずれにも記載されている形式のものでよい水平変位組
立体84上に順次支持されている。
【0023】組立体80を支持する垂直変位組立体82は、
支持枠体16を固定した角方向に保持し、即ち、枠体16は
自動交換装置の作動中、如何なる軸XX,YY,またはZZに対
しても角度的に変位しない。支持枠体16は、媒体保持装
置組立体14の回転のための角度基準枠を提供する。
【0024】図2及び図3に最も良く示されているよう
に、支持枠体16は、それぞれU溝形部材102,104,106 及
び108 により形成された後端部101 、第1の横側面部10
3 、前端部105 、及び第2の横側面部107 を有する略長
方形をしている。支持枠体16は、各U溝形部材の内側部
分に支持されているウェブ構造部110 も具備している。
支持枠体16は、ウェブ構造部110 の部分に取付けら
れ、更に以下に詳述するように、ねじ軸172 の後端部を
回転可能なように支持している内側交差部材112を具備
している。
【0025】各U溝形部材は、図3において前方部材10
6 に関して最も良く示されているように、垂直に突出す
る中央躯体部115 と一体に形成されている上部及び下部
の内側に突出するアーム部114,116 を有している。各切
り欠き部118,120 が各横部材104,108 の各上部アーム部
に設けられ、同等の切り欠き部(図示せず)が上方切り
欠き部の直下の横部材104,108 の下部アームに設けられ
ている。これら切り欠き部は、媒体保持装置組立体14が
以下に詳述するように軸芯AAを中心に回転するとき、ス
タッド26,28 と合致し、それを通過させる。更に、以下
に詳述するように、スタッド止め装置30が切り欠き部11
8 、等に近いの溝形部材104 に配設されている。
【0026】前述したように、媒体ユニット50,52,等の
長手方向の変位及び反転変位をもたらすための組立体80
は、支持枠体16内部に回転可能に取付けられている媒体
保持装置組立体14を具備している。図2、図3、及び図
4に最も良く示されているように、媒体保持装置組立体
14は、第1の(後部)長手方向の端部142 、第2の(前
部)長手方向の端部144 、第1の横側面部146 、及び第
2の横側面部148 を有する略長方形の箱形シャーシ18か
ら成っている。本発明の好ましい実施態様において、媒
体保持装置組立体14は、夫々が第1及び第2の端部142,
144 と、シャーシ18の第1及び第2の横側面部146,148
を隣接して係合する縁部を有する第1及び第 2の平行し
て間隔を置き長手方向に延伸する壁部151,153 から成っ
ている。 各横側面部146,148 は、上方内向き突出フラ
ンジ部145 及び同等の下方内向き突出フランジ部(図示
せず)を有している。
【0027】長手方向に延伸する各壁部151,153及びシ
ャーシの第1及び第2の横側面部の関連部分は、その中
に例えば50,52 の媒体ユニットを受容し、支持するため
に適用される同等の第1及び第2のシャーシスリーブ部
152,154 を形成する。
【0028】媒体保持装置組立体14は、シャーシ18の内
部に設置された媒体係合装置20も具備している。ここに
図示された好ましい実施態様において、媒体係合装置20
は媒体保持装置反転軸芯AAに平行する長手方向に延びる
中心軸芯BBを有する第1の係合装置部材162,( 図2、図
3、図4及び図5) から成っている。第1の係合装置部
材162 は、第1のシャーシスリーブ部152 の内部に設置
されている。媒体係合装置20は、軸AA及びBBに平行な中
心変位軸芯CCに沿って長手方向に変位可能な第2の係合
装置部材164 も具備して成っている。第1の係合装置部
材162 と同等である第2の媒体係合装置部材164 は、第
2のシャーシスリーブ部154 の内部に設置されている。
図3によって最も良く示されているように、各係合装置
部材は、媒体ユニットをスリーブ部から押し出す目的で
媒体ユニットに隣接するように係合するために適用され
る平坦な前方縁165 、及びその平坦な後方端面169(図
2、図5、及び図6) でスタッド止め装置30を引き外す
ために、シャーシ18の後部にある関連開口部を経て通過
するために適用される後方突起部167 を有している。各
係合装置部材は、更にそこから後方突起部167 が突出し
ている略平坦な縁面170 ( 図5) を有している。各係合
装置部材は、以下に説明するような伝導装置ハウジング
内に突出する後尾部173(図5) を有している。各係合装
置部材は、その外向きの面に取付けられた第1及び第2
のばね付勢フィンガー部166,168 も具備して成ってい
る。第1及び第2のフィンガー部166,168 は、関連する
係合装置部材部材が係合された媒体カートリッジを収納
場所またはドライブユニットからシャーシ18の関連スリ
ーブ部分152,154 内に引き込ませるように、媒体カート
リッジ50,52 の横方向の縁部分にある各ノッチに係合す
るために適用されている。
【0029】媒体保持装置組立体は、枠体に関して二つ
の回転整合位置がある。即ち、図2に示されているよう
な係合装置部材162 の上昇位置、及びその部材162 の上
昇位置から180 °回転した係合装置部材164 の上昇位置
である。部材164 の上昇位置は、各媒体係合装置部材16
2,164 及び関連するスリーブ部152,154 が同等であり、
媒体保持装置組立体の両側に設置されているので、図2
に示されているように、部材162 の上昇位置と見かけ上
同等である。
【0030】各係合装置部材162,164 は、媒体保持装置
組立体14の反転軸芯AAと同軸芯である長手方向の回転軸
芯を有するねじ軸または親ねじ172 と噛合駆動可能であ
る。
【0031】ねじ軸172 の第1の端部175 は、交差枠部
材112 に取付けられた通常の軸受組立体(図示せず)に
より回転可能に支持されている。ねじ軸172 の第2の端
部177 は、前方U溝形部材106 の中間部で支持枠体16に
通常の軸受組立体を介して支持されている。親ねじ172
は、上記引用例により取り入れられたLuffel等のLIN-EA
R DISPLACEMENT AND SUPPORT APPARATUS FOR USE IN A
CARTRIDGE HANDLINGSYSTEMについて1993年2 月18日に
出願された米国特許出願第08/020,160号に完全に説明さ
れているような伝導装置組立体176 の運転を介して、第
1あるいは第2の係合装置部材162,164 のいずれかと交
互に選択的に係合する。伝導装置組立体176 は、後部面
板180 から成る伝導装置ハウジング178 の内部に配設さ
れる。
【0032】ブレーキドラム部材182 が、突出ボルト及
びナットの組合体184 または他の通常の取付け手段によ
りハウジング後部面板180 に固定した状態に取付けられ
ている。
【0033】歯車192 は、親ねじ172 の第1の端部175
の終端部近傍に取付けられる。歯車192 は、軸172 に平
行な駆動軸197 を有する駆動モータ196 に駆動ベルト19
4 を介して連結されて、前後方向に駆動される。駆動モ
ータ196 は、ボルトまたは他の通常の取付け手段による
ものと同様にウェブ構造110 に固定した状態に取り付け
られたモータブラケット198 を介して支持枠体に強固に
固定されている。伝導装置組立体176 、伝導装置ハウジ
ング178 及びブレーキドラム182 は、全て媒体保持装置
組立体に固定した状態に取付けられ、媒体保持装置組立
体が回転するとユニットとして回転する。
【0034】「スタッド止め装置」:図3及び図6に最
も良く示されているように、スタッド止め装置30は、U
溝形部材104 (図6に部分的に破線で示してある)の内
側で切り欠き部118 の下に受容されているブラケット部
材210 を具備する組立体から成っている。ブラケット部
材210 は、頂部212 、下部214 、後方端部216 、前方端
部218 、第1の横側面部220 及び第2の横側面部221 か
ら構成されている。第2の横側面部221 は、U溝形部材
104 の主躯体部115 に隣接する係合状態に配設され、例
えば、ブラケット部材における取付け穴222,224 及びU
溝形部材における対応穴( 図示せず) に挿通されるねじ
部材(図示せず)のような取付け手段により、そこに固
定された関係に保持されている。
【0035】ブラケット部材210 は、U溝形部材にある
切り欠き部118 ( 図3) と少なくとも同程度の幅を有
し、切り欠き部118 及び該切り欠き部118 の直下に設け
られたU溝形部材における同等の切り欠き部と整列する
状態に配設された上方開口部226 を備えている。ブラケ
ット部材210 は、更に、U溝形部材の下方切り欠き部
(図示せず)及び切り欠き部118 と上方開口部226 を経
て直通する下方開口部228から成っている。U溝形部材
における上方及び下方切り欠き部118 等、及びブラケッ
ト部材にある上方及び下方開口部226,228 は、スタッド
26,28 の円形の回転経路に設けられ、スタッドのこの回
転経路を経た自由な移動を、選択的にかかる移動を阻止
する後述のスタッド止め装置30の他の構成要素を除き、
許容するものである。
【0036】長手方向に延伸する開口部またはスロット
230 は、ブラケット部材210 の後方部から前方部まで延
伸し、その中に滑動板232 を受容している。滑動板232
は、後方端部234 及び前方端部236 から成り、ブラケッ
トの上方開口部226 と合致したり外れたりするように選
択的に移動可能な中央切り欠き開口部238 を有してい
る。滑動板の後方端部234 は、スタッド止め引き外し装
置32の枢軸部材272 に滑動且つ旋回するように取付けら
れ、枢軸部材272 の旋回運動により長手方向に前後に変
位して上方開口部226 を開閉し、上方開口部226 を通し
てスタッド26,28の通過を阻止あるいは許容する。滑動
板232 は、ブラケットの案内部分により長手方向の移動
240 以外の移動に対して拘束されている。案内装置は、
例えば、ブラケット部材210 の内面上の同形の細長い溝
(図示せず)に受容される滑動板232 における内部の長
手方向に延伸するボス241(図7) であっても良く、また
はブラケット部210 とU溝形ブラケット部104 のような
外部案内面または他の案内手段から構成することができ
る。
【0037】また、図6により図示されているように、
枢軸状の止め部材242 は、横軸芯HHを中心にした旋回運
動のために、ブラケット部材210 にその底部244 で旋回
可能に取付けらている。枢軸状の止め部材242 は、その
反対端(図示せず)で支持枠体16の固定部分に取付けら
れるコイルばねのような付勢部材248 の第1の端部に接
続されている底部取付けタブ246 から構成される。付勢
部材248 は、枢軸部材242 を旋回方向25O に付勢して、
スタッドが存在しないとき( 図10) 、枢軸部材の上方前
縁部252 をブラケット下方開口部228 の前壁部に係合す
るように押し付けている。スタッドが図2、図6及び図
7に示す整合位置にあると、付勢部材228 は、枢軸状の
止め部材の上方弓形面部255 をスタッドの底部に押しつ
け、滑動板232 と移動不能な隣接関係になるように枢軸
状の止め部材をロックする。枢軸状の止め部材242 は、
スタッド26または28は、その回転経路を移動している
間、最初( 図12) 下方面255 と接触し、枢軸状の止め部
材をスタッドがその上方前縁部252 を通過するまでその
付勢方向250 と反対方向に旋回させ、その後、付勢部材
248 はスタッドが枢軸状の止め部材242 の上方面255 と
滑動板232 の下方面との間の位置に、固定された状態に
ロックされるまで付勢方向250 に旋回する一方向ゲート
として動作するように構成され配設されている。
【0038】「スタッド止め引き外し装置」:図6に最
も良く示されているように、スタッド止め引き外し装置
32は、第1の端部274 、第2の端部276 及びその中に軸
装着穴278 を有する中間部275 を夫々有した第1の枢軸
部材272 から構成されている。軸装着穴に挿入されたピ
ンは、枢軸部材272 をウェブ構造部110 に旋回可能に取
付け、第1の枢軸部材を旋回軸芯IIを中心に旋回変位を
許容する。第1の枢軸部材の第2の端部276 にある軸装
着穴282 は、第1の枢軸部材を滑動板232 の弓形スロッ
ト(図示せず)に取付けて移動旋回軸芯JJを限定するピ
ンを受容するように適用されている。第2の端部276 も
コイルばね286 のような付勢部材に取付けられた連結タ
ブ部284 を有し、このコイルばね286 は、反対の端部で
ウェブ構造部110 に取付けられ、第1の枢軸部材を付勢
方向288 に付勢する。内部止め部材(図示せず)であっ
ても良いウェブ構造部110 にある止め部材は、第1の枢
軸部材の図6に示す位置に対する方向288 と反対方向の
旋回運動を制限する。他の止め部材(図示せず)は、図
8に示す位置に対する方向288 と反対方向の回転を制限
することができる。
【0039】スタッド止め引き外し装置の第2の枢軸部
材292 は、第1の枢軸部材の第1の端部274 にある枢軸
294 により取付けられ、旋回軸芯KKを中心に部材292 の
旋回運動を可能にする。内部ばね(図示せず)のような
付勢部材は、第2の枢軸部材292 を付勢方向296 に付勢
する。方向296 の回転は、ウェブ構造部110 の上面また
は他の止め手段により図6に示す位置に制限される。第
2の枢軸部材292 は、係合装置の後方突起部167 の後方
端面169 と係合可能な前方端面298 を有している。第2
の枢軸部材292 は、以下に更に詳述するように( 図13)
、作動中にカートリッジ係合装置の後方突起部167 の
上面171 と係合可能な平坦な底端面299 も有している。
【0040】「反転止め組立体の作動」:図2、図4及
び図13は、自動交換装置の媒体保持装置組立体10が反転
を完了し、媒体係合装置部材162 が上で、係合装置部材
164 が下である第1の整合位置に位置決めされた直後の
反転止め装置組立体の位置を示している。図6は、第2
の枢軸部材292 がこのとき占有している位置を破線で示
している。第1の枢軸部材272 はその通常付勢位置にあ
り、第2の枢軸部材292 は、その通常付勢位置から約45
度の角度で上方に離れて旋回される。第2の枢軸部材
は、第2の枢軸部材292 の直下の位置から枢軸部材292
自身がその通常付勢位置で占有している位置まで上方に
回転して来た媒体係合装置162の後方突起部167 によ
り、その通常付勢位置から押し出される。従って、第2
の枢軸部材292 は、図13に最も良く示されているよう
に、媒体係合装置の後方突起部167 の上面171 によりそ
の反転された上方位置に支持される。
【0041】この最初の作動状態において、各媒体係合
装置部材162,164 は、完全に後退した位置、即ち、これ
ら各部材の最後部位置にある。反転方向27における媒体
係合装置組立体14の直前の回転は、横方向に延伸するス
タッド26とスタッド止め装置組立体30の滑動板232 との
接触により阻止されている。駆動力をモータから親ねじ
172 に伝導する伝導装置組立体は(Rugg等の米国特許出
願第08/135,067号に詳細に説明されているように)、モ
ータの逆転まで、モータの媒体係合装置組立体14の反転
運動27に関連する方向にモータの更なる回転が不可能で
あるように構成され、配設されている。
【0042】モータの回転方向は、次の自動交換装置の
作動に入るために逆転される。モータが逆転すると、伝
導装置組立体は(上記引用例のRugg等の特許出願に詳細
に説明されているように)、現状で上方に位置する媒体
係合装置部材、例えば、第1の係合装置部材162 に係合
してそれを長手方向の前方に変位せしめる。スタッド止
め引き外し装置の第2の枢軸部材292 の長さが約15ミリ
メートルである通常の装置では、約8ミリメートルまで
の第1の係合装置部材162 の前方変位が、第2の枢軸部
材292 を、図6に(実線で)及び図7に最も良く示され
ている通常付勢位置に向け下方に旋回させる。第2の枢
軸部材292 が略水平方向にある位置において、第2の枢
軸部材292 の端面298 は、第1の係合装置部材162 の後
方突起部167 の端面169 に直接対向して配設されてい
る。この位置から、駆動モータの同方向の更なるに回転
が、第1の係合装置部材162 の前方且つ長手方向に更な
る前進をもたらす。図14は、媒体係合装置が図6に示す
位置から前方に約30ミリメートル移動した後の位置を示
している。係合装置部材162 の前方移動は、図2の破線
で示されているようなシャーシ18の端部近傍の位置に到
達するまで続けられる。この移動は、Rugg等の特許出願
に詳細に説明されているように、係合装置部材162 を収
納スロット60あるいは媒体ドライブ68に装着されたカー
トリッジ50に係合するため、もしくは係合したカートリ
ッジをシャーシ18内の後退位置から整列している収納隔
室またはドライブユニット内に移動させるために自動交
換装置により用いられる運動である。
【0043】上方係合装置部材162 を解放し、第2の係
合装置部材164 を伝導装置176 に係合させるために、第
1の係合装置部材162 は、図6の位置から前方に数ミリ
メートル、例えば、10ミリメートル移動され、その後、
モータの駆動方向を逆転させることにより元の位置まで
復帰されねばならない。次に、第2の係合装置部材164
が、再びモータ駆動方向を逆転することにり前方に駆動
される。上記に引用されているRugg等で詳述されている
ように、この同じ方法で第2の係合装置部材164 が解放
され、第1の係合装置部材162 が伝導装置に再係合され
る。
【0044】その変更例において、第1の係合装置部材
162 が、図6及び図7に示された位置まで前方に一旦移
動させられたら、駆動モータの回転方向が再び逆転され
て第1の係合装置部材162 を後方に移動させ、スタッド
止め引き外し装置組立体32の第2の枢軸部材292 に隣接
する状態に係合させる。第2の枢軸部材292 との最初の
係合後、第1の係合装置部材162 の更なる後方変位は、
第1の枢軸部材272 を図6及び図7に示されているその
通常付勢位置から図8及び図9に示されている角度的に
変位した位置まで回転させる。前述したように、部材27
2の軸芯IIを中心に第1の枢軸部材272 の回転方向288
と反対方向の旋回変位は、滑動板230 の前方向の滑動変
位を生じ、その中央開口部238 をブラケット部材210 の
上方開口部226 と整合するように配設させる。滑動板の
開口部238 とブラケットの開口部226 との間のこのよう
な整合は、枢軸状の止め部材242 と滑動板230 との間に
予め捕捉されたスタッド26を解放させ、その結果、媒体
保持装置組立体14を反転方向27、即ち、長手方向の反転
軸芯AAを中心にする回転方向に再度回転するように開放
する。従って、媒体保持装置組立体14は、180 °の反転
が完了するまで、図3及び図11に示されているように回
転方向27に回転する。この180 °の反転の始めに、第1
の係合装置部材162 の後方突起部167 は、反転止め引き
外し装置組立体から上方に旋回して、枢軸部材272 を図
10及び図11に示されているようにブラケットの開口部22
6 との整合から通常付勢位置に戻す。この作動状態で、
滑動板は開口部226 を閉塞し、スタッド止め装置組立体
30に入る次のスタッド28を阻止するために配設される。
【0045】図12に示されているように、反転が180 °
に近くなると、当初スタッド止め装置30により係合され
ていたスタッド26に対向するスタッド28が、入れ替わっ
て枢軸状の止め部材242 の下方面257 と係合し、枢軸状
の止め部材を常時付勢されている方向と反対方向に旋回
させる。スタッド28は、次に、媒体保持装置組立体14の
第2の面、即ち、第2の係合装置部材164 を収容してい
る面が最上方に位置決めされる場合を除き、図13及び図
2に示された停止位置まで進む。前述したように、枢軸
状の止め部材242 の上方前縁面252 を過ぎてから、枢軸
状の止め部材は、取付けたばね248 により加えられた付
勢力のために前方に旋回する。枢軸状の止め部材242
は、その上方面246 が係合したスタッド28を、枢軸状の
止め部材と滑動板232 の下方面との間で不動関係に楔状
に止めるように構成され、配設されている。
【0046】「ブレーキドラム組立体」前述したよう
に、ブレーキドラム部材182 は、ボルトとナットの組立
体184 により媒体保持装置シャーシ18( 図2) に固定し
た状態に取付けられている。図15は、ドラム部材182 を
図2及び図3に示されたものとは逆にし、且つ明確にす
るためその上にブレーキドラムが取付けられる伝導装置
ハウジング178 を取り除いた斜視図で示している。ブレ
ーキドラム部材182 は、円板状中央躯体部320 及び中央
躯体部の外周に設けられた一体形成の円筒状リング322
を具備している。この円筒状リング322 は、弓形係合面
328 を有する固定リング係合部材326 により摺接される
外面324 を備えている。リング係合部材326 は、リング
係合部材326 を支持し且つ案内するウェブ構造部110 の
横方向に延伸する部分327,329 等により支持枠体16のウ
ェブ構造部 110上に横方向に変位可能に取付けられてい
る。リング係合部材326 は、係合部材326 の内部とウェ
ブ構造110 の対向隣接面333(図16) に係合するコイルば
ね332 のような付勢手段により円筒状リング322 の外面
324 に対して半径方向で且つ内向きに、即ち、付勢方向
330 に付勢されている。リング係合部材326 と円筒状リ
ング 322との間の摺接は、媒体保持装置組立体14の反転
に抵抗するトルクをブレーキドラム部材182 上に作用さ
せている。この抵抗トルクは、媒体保持装置組立体14の
回転を減速させて組立体14が駆動モータ196 をオーバー
ランさせることを完全に抑制する、即ち、そのトルク
は、媒体保持装置組立体14が係合されている伝導装置の
歯車よりも速く媒体保持装置組立体14が回転することを
阻止するに十分なものである。媒体保持装置組立体ため
の駆動組立体は、上記引用例により取り入れたRugg等の
米国特許出願第08/135,067号に記されているように構成
される。係合部材326 の円筒状リング322 との摺接によ
り与えられるトルクの量は、勿論、モータ196 の速度−
トルク特性及びブレーキドラム組立体が使用されている
特定の駆動組立体の摩擦によって決定される。
【0047】好ましい一実施態様において、図16により
示されているように、円筒状リング322 は、約32ミリメ
ートルの一定半径の完全円筒形状を成し、従って、リン
グ係合部材326 により円筒状リング322 に加えられる摩
擦力は、全反転サイクル中、略一定である。
【0048】別の実施態様において、図17に示されてい
るように、別のブレーキドラム部材334 は、直径上に対
向関係で設けられている第1の漸増半径部336 及び第2
の漸増半径部338 により与えられた周辺リング335 を有
している。この実施態様において、各漸増半径部336,33
8 は形状的に同等であり、約30ミリメートルから約33ミ
リメートルまで変化する半径を有している。ブレーキド
ラム部材334 は、それにブレーキドラム部材334 が取付
けられている媒体保持装置組立体14に対して、関連する
ばね付勢されたリング係合部材340が、媒体係合装置部
材162 が上方ににあり且つスタッド26がスタッド止め装
置に捕捉されている( 図2) 第1の反転サイクルの始め
に整合位置でリング部336 の最小半径部にあるように、
及び他の漸増半径部338 の最小半径部が、第2の媒体保
持装置部材164 が上方にあり且つ媒体保持装置スタッド
28がスタッド止め装置30に捕捉されていると、リング係
合部材340 に係合する位置にあるように向けられてい
る。従って、リング係合部材340 と周辺リング335 との
間の摩擦係合により作用する回転抵抗力は、反転サイク
ルの始点から終点まで漸増することが図17の構成により
認められるでろう。他の表面構造も、勿論、可能であ
り、媒体保持装置14及び関連モータ196 の特性により選
定することができる。
【0049】ブレーキドラムリングの外面部間の係合が
ここに特に記述されているが、ブレーキドラム部材の内
部円筒状面での摩擦係合も回転抵抗力を発生させるため
に利用できることは、当業者により認められるであろ
う。同様に、円板状中央躯体部部320 の表面の軸芯係合
も回転に抵抗するトルクを発生させるために提供され
る。
【0050】「磁石及びセンサ組立体」:図6に最も良
く示されているように、後端部352 、前端部354 、磁石
の南極である第1の横側面356 及び磁石の北極である第
2の横側面358 を有する永久棒磁石350 が、第1の媒体
係合装置部材162 の後方突起部167 の凹部360 内に取付
けられている。磁石350 は、後方突起部167 と一体形成
されている磁石保持クランプ362 によりに凹部360 内の
所定位置に保持される。ホール効果センサ370 がスタッ
ド止め引き外し装置の第2の枢軸部材292 の直前に横方
向に隣接して支持枠体16に取付けられている。第2の媒
体係合装置部材の後方突起部は、その上に取り付けられ
た第2の磁石351(図18) を除き、図6に示された部分16
7 と同等であり、磁石351 の両極が磁石350 の両極とは
逆であることを除き、磁石350 の取付けと同等に第2の
磁石351 が取付けられている。従って、第2の媒体係合
装置部材164 がその後方突起部167 を図6のように位置
に配設されると、センサ370 に近い側面359 は、磁石の
南極となり、他の側面357は北極となる。第2のホール
効果センサ380 も(反転軸芯AAに直交する仮想円の中心
に位置する反転軸芯AAに対し) 第1のホール効果センサ
370に直径上で対向して支持枠体15に取付けられる。従
って、両媒体係合装置部材162,164 がその最後部位置に
あり且つ媒体保持装置がその二つの回転整合位置の一方
にあると、図18に概略示してあるように、一方のセン
サ、例えば、370 は第1の磁石350 の近接を検知し、他
方のセンサ380 は他の磁石351 の近接を検知する。ホー
ル効果センサ370 は導線372 により、ホール効果センサ
380 は導線382 によりデータプロセサ374 に接続されて
いる。データプロセサ374 は、センサ信号の大きさ及び
極性を選択された時間に決定可能なように、ホール効果
センサにより発生した信号を適正な監視ソフトウェアに
より監視可能にする通常のホール効果センサインターフ
ェース回路を備えたインテル486 またはインテルのペン
ティアムに基づくマイクロプロセサのような通常のマイ
クロプロセサである。
【0051】図19は、ホール効果センサからの入力信号
に関してデータプロセサが行なう基本的作動を示す。第
1の作動は、センサ信号の大きさが所定の閾値を超えて
いるかどうかを決定することである。センサ信号が所定
の閾値を超えていれば、データプロセサは磁石350 また
は351 がホール効果センサの近傍にいることを示す信号
を適正な制御ソフトウェアに対して発生する。データプ
ロセサにより行われる第2の作動は、ホール効果センサ
信号の磁気極性を決定することである。ホール効果セン
サにより発生される信号は、センサが北極の近傍にある
とき正信号を発生し、センサが南極の近傍にあるとき負
信号を発生するように校正される。従って、磁気極性の
決定は、信号が正信号であるか負信号であるかに基づい
て行なわれる。第1の係合装置部材162 に取付けられて
いる永久棒磁石350 の検知に関連する極性が、第2の係
合装置部材164 に取付けられている永久棒磁石351の極
性と逆であるので、その信号の符号は、どの媒体係合装
置部材162 または164 が関連ホール効果センサ370 また
は380 の隣の位置にあるかを決定するために、データプ
ロセサにより使用される。
【0052】Donald Stavely等のMECHANICAL SENSE OF
TOUCH IN A CONTROL SYSTEM に対して1991年8 月13日に
発行された米国特許第5,040,159 号(及び1990年3 月13
日に出願された対応する欧州特許出願第90302634.2号)
に記述されていて、それが開示している全てに関してこ
こに参照して組み入れられたソフトウェア及び/ 又はハ
ードウェアを具備するコントローラは、自動交換装置の
各種移動構成要素の初期位置からの変位、例えば、媒体
係合装置部材162,164 の長手方向の変位、媒体保持装置
組立体14の回転変位等を測定するために、モータのエン
コーダのパルスを数えることにより、モータ196 の駆動
シャフト及び他の自動交換装置駆動モータの駆動軸の回
転を監視する。同様に、このコントローラは、システム
の各種物理的基準点に関連している既知の位置からの駆
動モータ軸の変位を表す値を記憶する。例えば、変位組
立体80を最下位置から各種媒体収納隔室60、62の高さま
で持ち上げるのに必要な垂直モータエンコーダパルスの
数が、制御システムのソフトウェアにより記憶される。
従って、このコントローラは、このようにしてモータ軸
の回転を監視することにより自動交換装置により移送さ
れているカートリッジ50の即時の位置及び角方向を測定
することが可能で、またカートリッジがその終点に到達
すると、例えば、媒体ドライブユニット68に装着される
と、モータ軸回転の監視を通して決定することが可能で
ある。媒体保持装置駆動モータ196 に関連するコントロ
ーラ及び自動交換装置の構成要素が、図20に概略示され
ている。
【0053】モータ196 は、モータ軸の角変位を表すパ
ルス信号を発生する作動可能に連結されたモータエンコ
ーダ410 を有している。このパルス信号は、リセットユ
ニット414 により行なわれるリセット作動に続いて生ず
るパルスを数えるパルスカウンタ412 により受信され
る。カウンタ412 からのパルス数は、コントローラ416
(データプロセサ374 にあるソフトウェア)に送信され
る。モータ196 は、そこに取付けられてコントローラ41
6 にトルク表示信号を送信するトルクセンサ418 も有し
ている。コントローラ416 は、それが位置の値を受信し
記憶した信号の処理に基づきモータ196 の駆動軸の角変
位を制御する命令信号を送信する。この制御システムを
正確に動作させるために、勿論、既知のシステム位置及
び向きからエンコーダパルスのカウントを開始する必要
がある。
【0054】自動交換装置12は、媒体保持装置組立体の
一定の確認変位に関連して先に述べたように、ホール効
果センサ370,371 の信号を監視し処理することにより各
媒体係合装置部材162,164 の長手方向の位置及び媒体保
持装置組立体14の角方向を確認する新規な方法を採用す
ることができる。
【0055】好ましい一実施態様において、制御システ
ムは、所定のセンシングウィンドウズ(sensing window
s) 中だけ各ホール効果センサを監視する。
【0056】或るセンシングウィンドウが、電源入の状
態、即ち、システムの始動状態にある。図21は、電源入
確認時にコントローラ416 により行われる基本作動を示
している。このシステムは最初に電源が入ると、モータ
が飽和に達するまで、即ち、一方の媒体保持装置のスタ
ッドがスタッド止め装置組立体30により係合され、反転
の終結及び十分に高い回転抵抗トルク(図20のモータト
ルクセンサ418 により検知される)を生じるまで、駆動
モータ196 は媒体保持装置組立体14の反転方向に関連す
る方向に回転する。モータが飽和に達すると、制御シス
テムは媒体保持装置組立体14が支持枠体15に対し二つの
可能な角整合位置の内一つにあるが、媒体保持装置組立
体のどの側(媒体係合装置部材162 または164 の側) が
上方にあるかを決定する情報を持っていないと仮定す
る。二つのホール効果センサ370,380 のいずれか一つか
ら読み取る極性は、この情報の一部を提供する。二つの
センサから読み取る極性は、二重チェックとして、即
ち、上方のホール効果センサ370 が北極により近い極性
(係合装置部材162 の側が上方にあることを示す)を検
知すれば、下方センサ380 は、南極により近い極性(係
合装置部材164 の側が下方にあることを示す)を検知す
るように使用される。
【0057】前述したように、各ホール効果センサの絶
対値は、関連する係合装置部材162または164 にある磁
石350 または351 の相対的な近接を、関連係合装置部材
が後退位置にあることを示している所定値を超える信号
の大きさを以て示している。従って、各ホール効果セン
サの信号の大きさが関連閾値を超えていれば、コントロ
ーラは各係合装置部材162,164 がその後退位置にあると
決定する。ホール効果センサの信号に基づきコントロー
ラが、各係合装置部材162,164 がこの点でその後退位置
にないと決定すれば、エラー信号がコントローラ416 に
より発信され、適正な手動または自動のエラー回復処置
が取られる。
【0058】ホール効果センサの信号の分析が、二つの
媒体係合装置部材162,164 が後退位置にあることを示し
ていると仮定すると、コントローラはリセットユニット
414を作動させ、エンコーダパルスカウンタをゼロにリ
セットする。次に、コントローラは駆動モータ196 を作
動させ、反転運動を生ずる方向と反対方向に短時間その
モータを駆動させる。自動交換装置の伝導装置組立体
は、(上記引用例により取り入れた米国特許出願第08/1
35,067号に詳述されているように)反転方向での飽和後
に、逆方向のモータの回転が、伝導装置組立体の以前の
作動状態により、上方の係合装置部材、例えば162 、ま
たは下方の係合装置部材、例えば164 、のいずれかを長
手方向に変位させるように構成され、配設されている。
逆方向の回転の持続時間は、現在伝導装置と係合してい
る何れかの係合装置部材162 または164 の短い、例え
ば、10mmの変位を生ずるようになっている。伝導装置の
以前の作動状態は、始動時にコントローラの記憶装置に
記憶されていないので、この変位及びセンサ信号の分析
は、制御システムに重要な情報部分を提供する。即ち、
制御システムにどの係合装置部材が作動しているかを伝
える。制御システムが、今度は媒体保持装置組立体14が
支持枠体16に対し回転整合状態にあることを知り、どの
係合装置部材162 または164 が上方に配設されているか
も知り、さらにどの係合装置部材162 または164 が作動
しているかも知り、そしてモータが反転方向におけるモ
ータ飽和後の短時間の逆回転中に生ずるモータエンコー
ダパルスを数えることにより、作動状態の媒体係合装置
部材162 または164 の正確な位置も知る。従って、コン
トローラは、そこで、いずれかの係合装置部材162また
は164 を所望の長手方向の位置に設置するのに必要な情
報を有することになり、また媒体保持装置組立体を支持
枠体16に対し所望の整合位置、即ち、係合装置部材162
を上方にした整合位置かあるいは係合装置部材164 を上
方にした整合位置に、配設するのに必要な情報も有する
ことになる。
【0059】システムチェックとして、このコントロー
ラは、システム作動中に各反転後に上述したものと同様
の全般的な処置を行なうことができる。完了した反転は
上述したモータ飽和運動に対応し、その後、コントロー
ラは両係合装置部材162,164がホームポジションにある
ことを確認する。次に、コントローラ416 は、命令を発
してモータを所定の短い距離を逆駆動し、適正な係合装
置部材162 または164 が作動、他の係合装置部材が作動
していないことを確認する。二つの確認が肯定的であれ
ば、システムは正常作動を続ける。いずれの確認も肯定
的でなければ、エラー信号が発せられ、適切な手動また
は自動のエラー回復処置がなされる。
【0060】ここに開示された本発明の概念は、種々別
の方法で具体化できることが考えられ、付記した各請求
項は従来技術により限定されているものを除き、本発明
の変更例を含むものと解釈されるべきであると思料され
る。なお、本発明による媒体自動交換装置用の反転止め
装置組立体の実施態様を列挙すると、概ね以下の通りで
ある。
【0061】1) 媒体保持装置用の支持枠体16に対し
て、長手方向に延伸する媒体保持装置反転軸芯AAを中心
に回転可能な媒体保持装置組立体14を有し、前記媒体保
持装置組立体14が、シャーシ18及び前記シャーシ18に対
して長手方向に変位可能な媒体係合装置20を具備し、突
出位置及び後退位置を有して成る媒体自動交換装置用の
反転止め装置組立体組立体10において、前記反転止め装
置組立体10が、前記シャーシ18から横方向の外側に延伸
しているスタッド26、前記支持枠体16に対して固定した
状態に配設されているスタッド止め装置30、及び前記媒
体係合装置20により作動可能なスタッド止め引き外し装
置32、を具備して成ることを特徴とする媒体自動交換装
置用の反転止め装置組立体10。
【0062】2) 上記1)の媒体自動交換装置用の反転止
め装置組立体10であって、前記スタッド止め装置30が、
前記スタッド26の回転変位経路に第1の作動位置及び前
記スタッドの前記回転変位経路の外に第2の作動位置を
有する変位可能なスタッド止め部材232 を具備して成る
ことを特徴とする媒体自動交換装置用の反転止め装置組
立体10。
【0063】3) 上記2)の媒体自動交換装置用の反転止
め装置組立体10であって、前記スタッド止め装置30が、
前記止め部材232 の近くに配設された一方向ゲート部材
242を具備し、前記スタッド26の前記回転変位経路に第
1の作動位置及び前記スタッド26の前記回転変位経路の
外に第2の作動位置を有して成り、前記変位可能なスタ
ッド止め部材232 が、前記スタッド止め引き外し装置組
立体32によりその前記第1の作動位置と第2の作動位置
との間で変位可能であり、前記一方向ゲート部材242
が、前記スタッド26によりその前記第1の作動位置と第
2の作動位置との間で変位可能であることを特徴とする
媒体自動交換装置用の反転止め装置組立体10。
【0064】4) 上記1),2) 又は3)の媒体自動交換装置
用の反転止め装置組立体10であって、前記スタッド止め
引き外し装置32が、前記長手方向に延伸する媒体保持装
置反転軸芯軸AAを横断する第1の枢軸芯IIを中心に旋回
可能な第1の枢軸部材272 、前記第1の枢軸部材272 に
取付けられ、前記第1の枢軸芯IIを横断して延伸する第
2の枢軸芯KKを中心に旋回可能な第2の枢軸部材292 、
を具備して成ることを特徴とする媒体自動交換装置用の
反転止め装置組立体10。
【0065】5) 上記4)の媒体自動交換装置用の反転止
め装置組立体10であって、前記第1の枢軸部材272 が、
第1の付勢された位置及び前記第1の位置から旋回変位
している第2の位置を有し、前記第1の枢軸部材272
が、前記第1の位置から前記媒体係合装置20の長手方向
の変位を介して前記第2の位置まで変位可能であり、前
記第2の枢軸部材292 が、第1の付勢された位置及び前
記第1の位置から旋回変位している第2の位置を有し、
前記第2の枢軸部材292 が、前記第1の位置から前記媒
体保持装置組立体14の旋回変位を介して前記第2の位置
まで変位可能であることを特徴とする媒体自動交換装置
用の反転止め装置組立体10。
【0066】6) 上記1),2),3),4) 又は5)の媒体自動交
換装置用の反転止め装置組立体10であって、更に前記シ
ャーシ18から横方向の外側に延伸する第2のスタッド28
を備え、前記スタッド28が、前記長手方向に延伸する媒
体保持装置反転軸芯AAを中心に直径上で対向す関係に配
設されて成ることを特徴とする媒体自動交換装置用の反
転止め装置組立体10。
【0067】7) 第1の回転整合位置と第2の回転整合
位置との間に媒体自動交換装置12の媒体保持装置組立体
14を変位させる方法において、固定枠体16上に配設され
たスタッド止め装置組立体30から前記媒体保持装置組立
体14の第1の横面に取り付けたスタッド26を開放し、第
1の回転軸芯AAを中心に前記媒体保持装置組立体14を回
転させ、前記媒体保持装置組立体14の第2の横面に取付
けられたスタッド28を前記スタッド止め装置組立体30に
係合することを特徴とする媒体自動交換装置12の媒体保
持装置組立体14を変位させる方法。
【0068】8) 上記7)の媒体自動交換装置12の媒体保
持装置組立体14を変位させる方法であって、スタッドを
止めることが、ゲート部材242 を第2のスタッド部材28
に対して第1の方向に旋回変位させ、第2のスタッド部
材28をゲート部材の242 の方向の旋回変位を介して止め
部材232 に隣接状態で係合するように押しつけて保持す
ることから成る媒体自動交換装置12の媒体保持装置組立
体14を変位させる方法。
【0069】9) 上記7)又は8)の媒体自動交換装置12の
媒体保持装置組立体14を変位させる方法であって、スタ
ッド止めを解除することが、止め部材232 を滑動変位さ
せることから成る媒体自動交換装置12の媒体保持装置組
立体14を変位させる方法。
【0070】10) 上記8)の媒体自動交換装置12の媒体
保持装置組立体14を変位させる方法であって、止め部材
232 を滑動変位させることが、止め部材232 に取り付け
られた第1の枢軸部材272 を回転変位させることから成
り、第1の枢軸部材272 を回転変位させることが、第1
の枢軸部材272 の端部を媒体係合装置20の変位を介して
変位させることから成り、前記第1の枢軸部材272 に取
付けられた第2の枢軸部材292 を、第1の回転軸芯AAを
中心に媒体保持装置組立体14を旋回変位させている間
に、旋回変位させることをから成る媒体自動交換装置12
の媒体保持装置組立体14を変位させる方法。
【0071】
【発明の効果】以上、記述した本発明の媒体自動交換装
置用の反転止め装置組立体は、次に記すような新規な効
果を奏するものである。即ち、媒体保持装置組立体14の
回転が、横方向に突出するスタッド26,28 を支持枠体の
横側面に取付けられたスタッド止め装置30に係合させ、
スタッド止め装置30が傾くまでスタッド止め装置30によ
り固定位置に保持されるので、多数の枠体16及び媒体保
持装置14の構成要素の長手方向の精密な寸法および配置
の必要性を回避することが可能になった。特に、 横方
向に延伸するスタッド26,28 の寸法精度を維持すること
は、枠体16及び媒体保持装置14が横方向位置決めに重要
な構成要素である媒体保持装置回転軸AAだけを有するの
で比較的容易になった。
【0072】スタッド26,28 を支持枠体16の横側面に取
付けたスタッド止め装置30と関連して、媒体保持装置シ
ャーシ18の横側面から延伸するスタッド26,28 の使用
は、本発明の各構成要素が半径方向に更に遠い位置に設
けられているので、スタッド26,28 及びスタッド止め装
置30の構成要素の円周方向の寸法精度を他の現用装置よ
りも緩やかなものにすることが可能になった。半径方向
に遠く離れた位置にある各整合構成要素間の寸法誤差
は、関連支持枠体16と媒体保持装置組立体14との間に生
ずる角度上の位置ずれを、同じ寸法誤差が半径方向に内
向きに位置決めされた各構成要素間に生ずるものよりも
少なくさせることが可能になった。
【0073】スタッド止め装置30は、支持枠体16の横側
面に取付けられているので、媒体係合装置20による作動
に応答して引き外し組立体32により発生する長手方向の
変位量は、各構成要素の長手方向の配置状況によって制
限されず、従って、媒体保持装置14の回転を邪魔せずに
比較的大きな変位量を有することが可能になった。スタ
ッド止め装置30になされるこの比較的大きな変位量は、
反転止め組立体10内部に比較的大きなスタッド捕捉及び
解放用開口を設けることを可能にし、構成要素寸法精度
の緩和をもたらしている。
【図面の簡単な説明】
【図1】ハウジングパネルを除去した媒体自動交換装置
の斜視図である。
【図2】媒体保持装置組立体と関連支持枠体を具備し、
二箇所の内、一方の角整合位置における媒体保持装置組
立体を示している媒体自動交換装置の斜視図である。
【図3】各整合位置間の回転過渡期における媒体保持装
置を示している図2の媒体保持装置組立体と関連支持枠
体の斜視図である。
【図4】図2の整合位置における媒体保持装置を示して
いる図2及び図3の媒体保持装置組立体と関連支持枠体
の横立面図である。
【図5】媒体保持装置のシャーシ及び支持枠体を除去し
た図1乃至図4の媒体保持装置組立体の一部を示してい
る下部斜視図である。
【図6】図2乃至図4に示されている支持枠体と関連す
る止め装置組立体及び止め引き外し装置組立体、並びに
止め装置組立体に捕捉されて係合状態にある媒体保持装
置組立体と関連する横方向に延伸したスタッドを示して
いる細部斜視図である。
【図7】明確化するため他の構成要素を除去した媒体保
持装置組立体、支持枠体、止め装置組立体及び止め引き
外し装置組立体の或る構成要素、並びに図6に示されて
いるような捕捉状態にある止め装置組立体に対し図2に
示されているような整合位置にある媒体保持装置組立体
を示している上部斜視図である。
【図8】スタッドを開放する止め引き外し装置組立体を
示している以外は、図6と同一の細部斜視図である。
【図9】止め装置組立体及び止め引き外し装置組立体が
図8に示されて作動位置にある時の各種構成要素の位置
を示している以外は、図7と同一の上部斜視図である。
【図10】保持装置組立体スタッドにより係合される以前
に、閉止状態ににある止め装置組立体を示す以外は、図
6及び図8と同一である細部斜視図である。
【図11】図3及び図10に示されて作動位置にある各種構
成要素を示している以外は、図7及び図9と同一の上部
斜視図である。
【図12】保持装置組立体スタッドによる止め装置組立体
の一方ゲート部の初期係合を示す以外は、図6、図8及
び図10と同一である細部斜視図である。
【図13】図2及び図6に関連して作動位置にある各種構
成要素を示している以外は、図7、9 及び図11と同様の上
部斜視図である。
【図14】図13の位置から前方に移動した上方媒体係合装
置を示している以外は、図13と同様の上部斜視図であ
る。
【図15】取り付けられた媒体保持装置組立体を除去した
図2及び図3に示されたブレーキドラム組立体の細部上
部前方斜視図である。
【図16】図15のブレーキドラム組立体の概略前方立面図
である。
【図17】ブレーキドラム組立体の変更例の概略前方立面
図である。
【図18】二個のホール効果センサ及び関連するデータプ
ロセサの概略図である。
【図19】図18のデータプロセサにより実施される基本的
信号処理作動を示すブロックダイアグラム図である。
【図20】モータ変位を監視し計算するためのシステムの
構成要素を示すブロックダイアグラム図である。
【図21】媒体保持装置位置確認手順を示すフローチャー
ト図である。
【符号の説明】
10 反転止め装置組立体 12 媒体自動交換装置 14 媒体保持装置組立体 16 媒体保持組立体用の支持枠体 18 シャーシ 20 媒体係合装置 26 スタッド 28 スタッド 30 スタッド止め装置組立体 32 スタッド止め引き外し装置組立体 232 滑動板 242 枢軸状止め部材 272 枢軸部材 292 枢軸部材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 媒体保持装置用の支持枠体(16)に対し
    て、長手方向に延伸する媒体保持装置反転軸芯(AA)を
    中心に回転可能な媒体保持装置組立体(14)を有し、前
    記媒体保持装置組立体(14)が、シャーシ(18)及び前
    記シャーシ(18)に対して長手方向に変位可能な媒体係
    合装置(20)を具備し、突出位置及び後退位置を有して
    成る媒体自動交換装置用の反転止め装置組立体組立体(1
    0)において、 前記反転止め装置組立体(10)が、 前記シャーシ(18)から横方向の外側に延伸しているス
    タッド(26)、 前記支持枠体(16)に対して固定した状態に配設されて
    いるスタッド止め装置(30)、及び前記媒体係合装置
    (20)により作動可能なスタッド止め引き外し装置(3
    2)、 を具備して成ることを特徴とする媒体自動交換装置用の
    反転止め装置組立体(10)。
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