JPH08235050A - ネットワーク管理システムにおける名前変換方式 - Google Patents
ネットワーク管理システムにおける名前変換方式Info
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- JPH08235050A JPH08235050A JP7062159A JP6215995A JPH08235050A JP H08235050 A JPH08235050 A JP H08235050A JP 7062159 A JP7062159 A JP 7062159A JP 6215995 A JP6215995 A JP 6215995A JP H08235050 A JPH08235050 A JP H08235050A
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- managed
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- Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)
- Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 エージェント側の最上位の管理対象オブジェ
クト名にエージェント間での重複を許容しつつ、各エー
ジェント下の管理対象オブジェクト名をマネージャで一
意に識別し得るようにする。 【構成】 OSI管理を実装し、マネージャ1が複数の
エージェント2,3 を統合管理するネットワーク管理シス
テムである。対応表11はエージェント2,3 毎にその最上
位の管理対象オブジェクト名とマネージャ側でそれに対
して付与した管理対象オブジェクト名との対応関係を保
持する。名前変換手段12は、対応表11を参照して、エー
ジェント2,3 から受信したデータ中に含まれるエージェ
ント側での最上位の管理対象オブジェクト名に相当する
箇所を、マネージャ側での管理対象オブジェクト名に変
換し、エージェント2,3 へ送信すべきデータ中に含まれ
るマネージャ側での管理対象オブジェクト名に相当する
箇所を、エージェント側での最上位の管理対象オブジェ
クト名に変換する。
クト名にエージェント間での重複を許容しつつ、各エー
ジェント下の管理対象オブジェクト名をマネージャで一
意に識別し得るようにする。 【構成】 OSI管理を実装し、マネージャ1が複数の
エージェント2,3 を統合管理するネットワーク管理シス
テムである。対応表11はエージェント2,3 毎にその最上
位の管理対象オブジェクト名とマネージャ側でそれに対
して付与した管理対象オブジェクト名との対応関係を保
持する。名前変換手段12は、対応表11を参照して、エー
ジェント2,3 から受信したデータ中に含まれるエージェ
ント側での最上位の管理対象オブジェクト名に相当する
箇所を、マネージャ側での管理対象オブジェクト名に変
換し、エージェント2,3 へ送信すべきデータ中に含まれ
るマネージャ側での管理対象オブジェクト名に相当する
箇所を、エージェント側での最上位の管理対象オブジェ
クト名に変換する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はネットワーク管理システ
ムにおける名前変換方式に関し、より詳細には、複数の
エージェントをマネージャが管理する場合に、各エージ
ェント下の管理対象オブジェクト名をマネージャで一意
に識別するための名前変換方式に関する。
ムにおける名前変換方式に関し、より詳細には、複数の
エージェントをマネージャが管理する場合に、各エージ
ェント下の管理対象オブジェクト名をマネージャで一意
に識別するための名前変換方式に関する。
【0002】
【従来の技術】OSI管理を実装し、マネージャが複数
のエージェントを統合管理するネットワーク管理システ
ムにおいては、各エージェントはそのエージェントが管
理している管理対象オブジェクト名やその属性およびオ
ブジェクト間の包含関係を定義した管理情報ベース(以
下、MIBと称す)を保持している。そして、従来にお
いては、このMIBに定義されたインスタンスツリーの
最上位の管理対象オブジェクト名、つまり、エージェン
トが管理する管理対象オブジェクトの包含関係における
最上位の管理対象オブジェクト名は、エージェント間で
重複することは許されず、マネージャ側でそれらに対し
て付与しているユニークな管理対象オブジェクト名と同
一のユニークなものである必要があった。
のエージェントを統合管理するネットワーク管理システ
ムにおいては、各エージェントはそのエージェントが管
理している管理対象オブジェクト名やその属性およびオ
ブジェクト間の包含関係を定義した管理情報ベース(以
下、MIBと称す)を保持している。そして、従来にお
いては、このMIBに定義されたインスタンスツリーの
最上位の管理対象オブジェクト名、つまり、エージェン
トが管理する管理対象オブジェクトの包含関係における
最上位の管理対象オブジェクト名は、エージェント間で
重複することは許されず、マネージャ側でそれらに対し
て付与しているユニークな管理対象オブジェクト名と同
一のユニークなものである必要があった。
【0003】このため、従来は図7に示すように、新た
なエージェントをマネージャに接続する場合には、それ
に先立って、そのエージェントのMIBで定義されてい
る管理対象オブジェクト名と、オブジェクトインスタン
ス型である属性値等の値中の最上位管理対象オブジェク
ト名部分を、マネージャ側でのユニークな管理対象オブ
ジェクト名に全て変換する作業が行われていた。
なエージェントをマネージャに接続する場合には、それ
に先立って、そのエージェントのMIBで定義されてい
る管理対象オブジェクト名と、オブジェクトインスタン
ス型である属性値等の値中の最上位管理対象オブジェク
ト名部分を、マネージャ側でのユニークな管理対象オブ
ジェクト名に全て変換する作業が行われていた。
【0004】例えば、或るエージェントの最上位の管理
対象オブジェクト名が、 /networkID/ec である場合、その管理対象オブジェクト名でユニークに
管理し得るマネージャに対しては当該エージェントはそ
のまま接続できるが、例えば既に接続された他のエージ
ェントの最上位の管理対象オブジェクト名と重複するた
めに、例えば、 /networkID/tokyo というユニークな名前で管理しなければならないマネー
ジャに接続するには、そのエージェント側での最上位の
管理対象オブジェクト名を上記の名前に変更する必要が
ある。そして、最上位の管理対象オブジェクトより下位
の管理対象オブジェクトの名前は、 /networkID/ec/xNameID/x1 の如く、その一部に最上位の管理対象オブジェクト名を
含んでおり、MIBで定義されている各管理対象オブジ
ェクトの属性値等においては、そのような管理対象オブ
ジェクト名を含むオブジェクトインスタンス型の値が多
数含まれているため、MIBで定義されているデータ中
の「/networkID/ec」の箇所を全て「/n
etworkID/tokyo」に変換した後、マネー
ジャと接続する必要がある。
対象オブジェクト名が、 /networkID/ec である場合、その管理対象オブジェクト名でユニークに
管理し得るマネージャに対しては当該エージェントはそ
のまま接続できるが、例えば既に接続された他のエージ
ェントの最上位の管理対象オブジェクト名と重複するた
めに、例えば、 /networkID/tokyo というユニークな名前で管理しなければならないマネー
ジャに接続するには、そのエージェント側での最上位の
管理対象オブジェクト名を上記の名前に変更する必要が
ある。そして、最上位の管理対象オブジェクトより下位
の管理対象オブジェクトの名前は、 /networkID/ec/xNameID/x1 の如く、その一部に最上位の管理対象オブジェクト名を
含んでおり、MIBで定義されている各管理対象オブジ
ェクトの属性値等においては、そのような管理対象オブ
ジェクト名を含むオブジェクトインスタンス型の値が多
数含まれているため、MIBで定義されているデータ中
の「/networkID/ec」の箇所を全て「/n
etworkID/tokyo」に変換した後、マネー
ジャと接続する必要がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように従来のネッ
トワーク管理システムにおいては、エージェントが管理
する管理対象オブジェクトの包含関係における最上位の
管理対象オブジェクト名は、エージェント間で重複する
ことは許されなかった為、接続に先立って、そのエージ
ェントが持っているMIBで定義されている管理対象オ
ブジェクト名やオブジェクトインスタンス型を含む属性
値等の値を変換する必要があり、そのエージェントが管
理するオブジェクトの数が多い場合にはその変換処理に
多くの時間がかかり、接続が遅れるという問題点があっ
た。また、エージェント側では、そのマネージャとの接
続後は、接続前と同様の管理対象オブジェクト名を用い
て操作を行うことができないという問題点もあった。
トワーク管理システムにおいては、エージェントが管理
する管理対象オブジェクトの包含関係における最上位の
管理対象オブジェクト名は、エージェント間で重複する
ことは許されなかった為、接続に先立って、そのエージ
ェントが持っているMIBで定義されている管理対象オ
ブジェクト名やオブジェクトインスタンス型を含む属性
値等の値を変換する必要があり、そのエージェントが管
理するオブジェクトの数が多い場合にはその変換処理に
多くの時間がかかり、接続が遅れるという問題点があっ
た。また、エージェント側では、そのマネージャとの接
続後は、接続前と同様の管理対象オブジェクト名を用い
て操作を行うことができないという問題点もあった。
【0006】そこで本発明の目的は、エージェントが管
理する管理対象オブジェクトの包含関係における最上位
の管理対象オブジェクト名にエージェント間での重複を
許容しつつ、各エージェント下の管理対象オブジェクト
名をマネージャで一意に識別することができるようにし
たネットワーク管理システムにおける名前変換方式を提
供することにある。
理する管理対象オブジェクトの包含関係における最上位
の管理対象オブジェクト名にエージェント間での重複を
許容しつつ、各エージェント下の管理対象オブジェクト
名をマネージャで一意に識別することができるようにし
たネットワーク管理システムにおける名前変換方式を提
供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するために、OSI管理を実装し、マネージャが複数
のエージェントを統合管理するネットワーク管理システ
ムにおいて、エージェントが管理する管理対象オブジェ
クトの包含関係における最上位の管理対象オブジェクト
名がエージェント間で重複するが、マネージャ側ではそ
れらに対してユニークな管理対象オブジェクト名を付与
して管理している場合に、マネージャに、各エージェン
ト毎にそのエージェント側での最上位の管理対象オブジ
ェクト名とマネージャ側でそれに対して付与した管理対
象オブジェクト名との対応関係を記述した対応表と、エ
ージェントから受信したデータ中に含まれるそのエージ
ェント側での最上位の管理対象オブジェクト名に相当す
る箇所を、前記対応表を参照して、それに対してマネー
ジャ側で付与した管理対象オブジェクト名に変換し、エ
ージェントへ送信すべきデータ中に含まれるマネージャ
側で付与した管理対象オブジェクト名に相当する箇所
を、前記対応表を参照して、そのエージェント側での最
上位の管理対象オブジェクト名に変換する名前変換手段
とを備えている。
成するために、OSI管理を実装し、マネージャが複数
のエージェントを統合管理するネットワーク管理システ
ムにおいて、エージェントが管理する管理対象オブジェ
クトの包含関係における最上位の管理対象オブジェクト
名がエージェント間で重複するが、マネージャ側ではそ
れらに対してユニークな管理対象オブジェクト名を付与
して管理している場合に、マネージャに、各エージェン
ト毎にそのエージェント側での最上位の管理対象オブジ
ェクト名とマネージャ側でそれに対して付与した管理対
象オブジェクト名との対応関係を記述した対応表と、エ
ージェントから受信したデータ中に含まれるそのエージ
ェント側での最上位の管理対象オブジェクト名に相当す
る箇所を、前記対応表を参照して、それに対してマネー
ジャ側で付与した管理対象オブジェクト名に変換し、エ
ージェントへ送信すべきデータ中に含まれるマネージャ
側で付与した管理対象オブジェクト名に相当する箇所
を、前記対応表を参照して、そのエージェント側での最
上位の管理対象オブジェクト名に変換する名前変換手段
とを備えている。
【0008】ここで、名前変換手段は、マネージャから
エージェントへの操作要求時には、操作対象オブジェク
ト名と操作時情報に含まれるオブジェクトインスタンス
型の値とを名前変換処理の対象とし、エージェントから
の操作結果取得時には、操作対象オブジェクト名と操作
結果情報に含まれるオブジェクトインスタンス型の値と
を名前変換処理の対象とし、エージェントから事象通知
時には、事象発生オブジェクト名と発生事象情報に含ま
れるオブジェクトインスタンス型の値とを名前変換処理
の対象とする。
エージェントへの操作要求時には、操作対象オブジェク
ト名と操作時情報に含まれるオブジェクトインスタンス
型の値とを名前変換処理の対象とし、エージェントから
の操作結果取得時には、操作対象オブジェクト名と操作
結果情報に含まれるオブジェクトインスタンス型の値と
を名前変換処理の対象とし、エージェントから事象通知
時には、事象発生オブジェクト名と発生事象情報に含ま
れるオブジェクトインスタンス型の値とを名前変換処理
の対象とする。
【0009】
【作用】本発明のネットワーク管理システムにおける名
前変換方式においては、エージェントが管理する管理対
象オブジェクトの包含関係における最上位の管理対象オ
ブジェクト名がエージェント間で重複するが、マネージ
ャ側ではそれらに対してユニークな管理対象オブジェク
ト名を付与して管理している場合に、マネージャに設け
られた対応表が、各エージェント毎にそのエージェント
側での最上位の管理対象オブジェクト名とマネージャ側
でそれに対して付与した管理対象オブジェクト名との対
応関係を保持しており、マネージャに設けられた名前変
換手段が、操作結果取得時や事象発生通知時にエージェ
ントから受信したデータ中に含まれるそのエージェント
側での最上位の管理対象オブジェクト名に相当する箇所
を、対応表を参照して、それに対してマネージャ側で付
与した管理対象オブジェクト名に変換する。またその逆
に、操作要求時にエージェントへ送信すべきデータ中に
含まれるマネージャ側で付与した管理対象オブジェクト
名に相当する箇所を、対応表を参照して、そのエージェ
ント側での最上位の管理対象オブジェクト名に変換す
る。
前変換方式においては、エージェントが管理する管理対
象オブジェクトの包含関係における最上位の管理対象オ
ブジェクト名がエージェント間で重複するが、マネージ
ャ側ではそれらに対してユニークな管理対象オブジェク
ト名を付与して管理している場合に、マネージャに設け
られた対応表が、各エージェント毎にそのエージェント
側での最上位の管理対象オブジェクト名とマネージャ側
でそれに対して付与した管理対象オブジェクト名との対
応関係を保持しており、マネージャに設けられた名前変
換手段が、操作結果取得時や事象発生通知時にエージェ
ントから受信したデータ中に含まれるそのエージェント
側での最上位の管理対象オブジェクト名に相当する箇所
を、対応表を参照して、それに対してマネージャ側で付
与した管理対象オブジェクト名に変換する。またその逆
に、操作要求時にエージェントへ送信すべきデータ中に
含まれるマネージャ側で付与した管理対象オブジェクト
名に相当する箇所を、対応表を参照して、そのエージェ
ント側での最上位の管理対象オブジェクト名に変換す
る。
【0010】
【実施例】次に本発明の実施例について図面を参照して
詳細に説明する。
詳細に説明する。
【0011】図1を参照すると、本発明を適用したネッ
トワーク管理システムの一例は、マネージャ1と複数の
エージェント2,3とが通信路4,5によって接続され
ている。
トワーク管理システムの一例は、マネージャ1と複数の
エージェント2,3とが通信路4,5によって接続され
ている。
【0012】エージェント2,3は、自身が管理してい
る管理対象オブジェクトの名前やその属性およびオブジ
ェクト間の包含関係を定義したMIB6,7を持ってお
り、このMIB6,7で定義された管理対象オブジェク
トに対するマネージャ1からの操作要求を受けて実際に
管理対象オブジェクトを操作したり、また管理対象オブ
ジェクトで生じた事象をマネージャ1に通知する。他
方、マネージャ1は、ネットワーク全体の管理を司る部
分で、エージェント2,3に対してその配下の管理対象
オブジェクトへの操作要求を出して属性値等を取得した
り、管理対象オブジェクトからの事象通知をエージェン
ト2,3から受け取ってネットワークの状態を把握する
等の処理を行う。
る管理対象オブジェクトの名前やその属性およびオブジ
ェクト間の包含関係を定義したMIB6,7を持ってお
り、このMIB6,7で定義された管理対象オブジェク
トに対するマネージャ1からの操作要求を受けて実際に
管理対象オブジェクトを操作したり、また管理対象オブ
ジェクトで生じた事象をマネージャ1に通知する。他
方、マネージャ1は、ネットワーク全体の管理を司る部
分で、エージェント2,3に対してその配下の管理対象
オブジェクトへの操作要求を出して属性値等を取得した
り、管理対象オブジェクトからの事象通知をエージェン
ト2,3から受け取ってネットワークの状態を把握する
等の処理を行う。
【0013】なお、図1には図示していないが、マネー
ジャ1およびエージェント2,3にはOSI管理が実装
されている。即ち、マネージャ1には、OSI管理に関
するマネージャ用の管理業務アプリケーションとプロト
コルスタックとが実装され、各エージェント2,3には
エージェント用の管理業務アプリケーションとプロトコ
ルスタックとが実装されている。ここで、プロトコルス
タックとは、OSIの第1層〜第7層の各プロトコルの
集合体を意味しており、特に第7層のアプリケーション
層にはネットワーク管理プロトコルとして、例えばCM
IS/CMIP(共通管理情報サービス/共通管理情報
プロトコル)が組み込まれている。このCMIS/CM
IPは、エージェント2,3のMIB6,7で保持して
いる管理対象オブジェクトの属性値を取得するためのコ
マンド(GET要求とその応答),MIB6,7の内容
を書き換えるためのコマンド(SET要求とその応
答),管理対象オブジェクトで発生した事象をエージェ
ント2,3からマネージャ1に通知するためのコマンド
(EVENT−REPORT要求とその応答)等の種々
のコマンドをサポートしている。マネージャ1およびエ
ージェント2,3の管理業務アプリケーションはそれら
のコマンドを送受信し合うことにより、エージェント
2,3はマネージャ1に対して管理情報の提供や事象の
通知を行い、マネージャ1はエージェント2,3に対し
て管理情報の要求や各種属性値の設定等を行うことによ
り、互いに協調してネットワーク管理を遂行している。
ジャ1およびエージェント2,3にはOSI管理が実装
されている。即ち、マネージャ1には、OSI管理に関
するマネージャ用の管理業務アプリケーションとプロト
コルスタックとが実装され、各エージェント2,3には
エージェント用の管理業務アプリケーションとプロトコ
ルスタックとが実装されている。ここで、プロトコルス
タックとは、OSIの第1層〜第7層の各プロトコルの
集合体を意味しており、特に第7層のアプリケーション
層にはネットワーク管理プロトコルとして、例えばCM
IS/CMIP(共通管理情報サービス/共通管理情報
プロトコル)が組み込まれている。このCMIS/CM
IPは、エージェント2,3のMIB6,7で保持して
いる管理対象オブジェクトの属性値を取得するためのコ
マンド(GET要求とその応答),MIB6,7の内容
を書き換えるためのコマンド(SET要求とその応
答),管理対象オブジェクトで発生した事象をエージェ
ント2,3からマネージャ1に通知するためのコマンド
(EVENT−REPORT要求とその応答)等の種々
のコマンドをサポートしている。マネージャ1およびエ
ージェント2,3の管理業務アプリケーションはそれら
のコマンドを送受信し合うことにより、エージェント
2,3はマネージャ1に対して管理情報の提供や事象の
通知を行い、マネージャ1はエージェント2,3に対し
て管理情報の要求や各種属性値の設定等を行うことによ
り、互いに協調してネットワーク管理を遂行している。
【0014】本実施例は上述のようなネットワーク管理
システムにおけるマネージャ1に、対応表11と名前変
換手段12とを備えている。
システムにおけるマネージャ1に、対応表11と名前変
換手段12とを備えている。
【0015】対応表11は、各エージェント毎にそのエ
ージェント側での最上位の管理対象オブジェクト名とマ
ネージャ側でそれに対して付与した管理対象オブジェク
ト名との対応関係を記述した表である。例えば、エージ
ェント2のMIB6に定義されている管理対象オブジェ
クトの包含関係が図2のBに示すものとし、エージェン
ト3のMIB7に定義されている管理対象オブジェクト
の包含関係が図2のCに示すものとすると、その最上位
の管理対象オブジェクト名は、共に、 /networkID/ec で互いに重複している。そして、マネージャ側では図2
のAに示すように、エージェント2側の最上位の管理対
象オブジェクトに、 /networkID/tokyo を付与し、エージェント3側の最上位の管理対象オブジ
ェクトに、 /networkID/osaka を付与して管理するものとした場合、対応表11には、
例えば図3に示すように、エージェント2に割り当てた
エージェントID(=tokyo)に対応して、エージ
ェント2側での最上位の管理対象オブジェクト名(/n
etworkID/ec)とそれに対してマネージャ1
側で付与した管理対象オブジェクト名(/networ
kID/tokyo)との組が設定され、エージェント
3に割り当てたエージェントID(=osaka)に対
応して、エージェント3側での最上位の管理対象オブジ
ェクト名(/networkID/ec)とそれに対し
てマネージャ1側で付与した管理対象オブジェクト名
(/networkID/osaka)との組が設定さ
れる。
ージェント側での最上位の管理対象オブジェクト名とマ
ネージャ側でそれに対して付与した管理対象オブジェク
ト名との対応関係を記述した表である。例えば、エージ
ェント2のMIB6に定義されている管理対象オブジェ
クトの包含関係が図2のBに示すものとし、エージェン
ト3のMIB7に定義されている管理対象オブジェクト
の包含関係が図2のCに示すものとすると、その最上位
の管理対象オブジェクト名は、共に、 /networkID/ec で互いに重複している。そして、マネージャ側では図2
のAに示すように、エージェント2側の最上位の管理対
象オブジェクトに、 /networkID/tokyo を付与し、エージェント3側の最上位の管理対象オブジ
ェクトに、 /networkID/osaka を付与して管理するものとした場合、対応表11には、
例えば図3に示すように、エージェント2に割り当てた
エージェントID(=tokyo)に対応して、エージ
ェント2側での最上位の管理対象オブジェクト名(/n
etworkID/ec)とそれに対してマネージャ1
側で付与した管理対象オブジェクト名(/networ
kID/tokyo)との組が設定され、エージェント
3に割り当てたエージェントID(=osaka)に対
応して、エージェント3側での最上位の管理対象オブジ
ェクト名(/networkID/ec)とそれに対し
てマネージャ1側で付与した管理対象オブジェクト名
(/networkID/osaka)との組が設定さ
れる。
【0016】名前変換手段12は、このような対応表1
1を参照して、エージェント2,3から受信したデータ
(操作結果取得時のデータ,事象通知時のデータ)中に
含まれるそのエージェント2,3側での最上位の管理対
象オブジェクト名に相当する箇所を、対応表11を参照
して、それに対してマネージャ1側で付与した管理対象
オブジェクト名に変換し、エージェント2,3へ送信す
べきデータ(操作要求時のデータ)中に含まれるマネー
ジャ1側で付与した管理対象オブジェクト名に相当する
箇所を、対応表11を参照して、そのエージェント2,
3側での最上位の管理対象オブジェクト名に変換する手
段である。
1を参照して、エージェント2,3から受信したデータ
(操作結果取得時のデータ,事象通知時のデータ)中に
含まれるそのエージェント2,3側での最上位の管理対
象オブジェクト名に相当する箇所を、対応表11を参照
して、それに対してマネージャ1側で付与した管理対象
オブジェクト名に変換し、エージェント2,3へ送信す
べきデータ(操作要求時のデータ)中に含まれるマネー
ジャ1側で付与した管理対象オブジェクト名に相当する
箇所を、対応表11を参照して、そのエージェント2,
3側での最上位の管理対象オブジェクト名に変換する手
段である。
【0017】この名前変換手段12による名前変換処理
は、(1)マネージャ1からエージェント2,3への操
作要求時、(2)その操作要求に対するエージェント
2,3からの応答時、および、(3)エージェント2,
3からの事象の通知時に、それぞれ実行される。以下、
本実施例の動作を説明する。
は、(1)マネージャ1からエージェント2,3への操
作要求時、(2)その操作要求に対するエージェント
2,3からの応答時、および、(3)エージェント2,
3からの事象の通知時に、それぞれ実行される。以下、
本実施例の動作を説明する。
【0018】(1)マネージャ1からエージェント2,
3への操作要求時 マネージャ1において、エージェント2,3で管理され
ている管理対象オブジェクトに対して何らかの操作(例
えば属性値の取得,変更等)を行う場合、操作したい管
理対象オブジェクト名と、どのような操作をしたいのか
を記述した操作時情報とを含む操作要求が、マネージャ
1上の業務管理アプリケーションから発行される。な
お、本明細書でいう「操作」はOSI管理における「動
作」をも含む概念である。
3への操作要求時 マネージャ1において、エージェント2,3で管理され
ている管理対象オブジェクトに対して何らかの操作(例
えば属性値の取得,変更等)を行う場合、操作したい管
理対象オブジェクト名と、どのような操作をしたいのか
を記述した操作時情報とを含む操作要求が、マネージャ
1上の業務管理アプリケーションから発行される。な
お、本明細書でいう「操作」はOSI管理における「動
作」をも含む概念である。
【0019】名前変換手段12は、操作要求が発行され
ると、図4に示すような処理を実行する。先ず、操作対
象オブジェクト名を基にどのエージェントに送信するか
を特定する(S1)。例えば、操作要求で指定された操
作対象オブジェクト名が、 /networkID/tokyo/xNameID/
x1 であったとすると、その中にエージェント2のエージェ
ントID「tokyo」が含まれているため、エージェ
ント2に送信すべきものと決定する。
ると、図4に示すような処理を実行する。先ず、操作対
象オブジェクト名を基にどのエージェントに送信するか
を特定する(S1)。例えば、操作要求で指定された操
作対象オブジェクト名が、 /networkID/tokyo/xNameID/
x1 であったとすると、その中にエージェント2のエージェ
ントID「tokyo」が含まれているため、エージェ
ント2に送信すべきものと決定する。
【0020】次に名前変換手段12は、操作時情報中に
オブジェクトインスタンス型が定義されているか否かを
判定する(S2)。オブジェクトインスタンス型が定義
されていないときはステップS4へ進み、定義されてい
るときは、ステップS3において、当該オブジェクトイ
ンスタンス型の値の名前変換を行う。ステップS3にお
ける名前変換処理は以下のように行われる。
オブジェクトインスタンス型が定義されているか否かを
判定する(S2)。オブジェクトインスタンス型が定義
されていないときはステップS4へ進み、定義されてい
るときは、ステップS3において、当該オブジェクトイ
ンスタンス型の値の名前変換を行う。ステップS3にお
ける名前変換処理は以下のように行われる。
【0021】先ず、操作時情報の中からオブジェクトイ
ンスタンス型の値を全て検索する。次に、この検索した
個々のオブジェクトインスタンス型の値に対し、対応表
11で示される対応関係に従って名前変換を行う。例え
ば、今回の操作要求がエージェント2に対し送出される
ものであり、操作時情報中に、 SEQUENCE{ a ObjectInstance b INTEGER } a= /networkID/tokyo/xNameID/x1 といったデータが含まれていた場合、「a Objec
tInstance」というオブジェクトインスタンス
型の定義があるので、オブジェクトインスタンス型の値
aの箇所が全て検索される。そして、対応表11を参照
すると、マネージャ1側でのオブジェクト名「/net
workID/tokyo」がエージェント2側ではオ
ブジェクト名「/networkID/ec」に対応す
るので、下記のように名前変換する。 SEQUENCE{ a ObjectInstance b INTEGER } a= /networkID/ec/xNameID/x1
ンスタンス型の値を全て検索する。次に、この検索した
個々のオブジェクトインスタンス型の値に対し、対応表
11で示される対応関係に従って名前変換を行う。例え
ば、今回の操作要求がエージェント2に対し送出される
ものであり、操作時情報中に、 SEQUENCE{ a ObjectInstance b INTEGER } a= /networkID/tokyo/xNameID/x1 といったデータが含まれていた場合、「a Objec
tInstance」というオブジェクトインスタンス
型の定義があるので、オブジェクトインスタンス型の値
aの箇所が全て検索される。そして、対応表11を参照
すると、マネージャ1側でのオブジェクト名「/net
workID/tokyo」がエージェント2側ではオ
ブジェクト名「/networkID/ec」に対応す
るので、下記のように名前変換する。 SEQUENCE{ a ObjectInstance b INTEGER } a= /networkID/ec/xNameID/x1
【0022】なお、操作時情報中のどのような箇所にオ
ブジェクトインスタンス型の値が出現するかは、操作の
種類(属性の取得,変更等の種類)とその属性名との組
み合わせによって概ね決まる傾向にあるので、今回の操
作要求の対象となる操作の名前と属性名との組み合わせ
毎にステップS3の名前変換処理を司る関数を予め用意
しておき、該当する関数を呼び出して名前変換を行わせ
るようにすれば、名前変換処理の効率が良い。このよう
に関数を使い分ける方法は、操作対象オブジェクト名の
変換や、後述する操作結果情報における名前変換や事象
通知情報における名前変換でも利用できる。
ブジェクトインスタンス型の値が出現するかは、操作の
種類(属性の取得,変更等の種類)とその属性名との組
み合わせによって概ね決まる傾向にあるので、今回の操
作要求の対象となる操作の名前と属性名との組み合わせ
毎にステップS3の名前変換処理を司る関数を予め用意
しておき、該当する関数を呼び出して名前変換を行わせ
るようにすれば、名前変換処理の効率が良い。このよう
に関数を使い分ける方法は、操作対象オブジェクト名の
変換や、後述する操作結果情報における名前変換や事象
通知情報における名前変換でも利用できる。
【0023】次に名前変換手段12は、今回の操作要求
で指定された操作対象オブジェクト名を対応表11で示
される対応関係に従って変換する(S4)。即ち、今回
の操作要求がエージェント2に対し送出されるものであ
り、操作対象オブジェクト名が、 /networkID/tokyo/xNameID/
x1 であったとすると、 /networkID/ec/xNameID/x1 のように変換する。
で指定された操作対象オブジェクト名を対応表11で示
される対応関係に従って変換する(S4)。即ち、今回
の操作要求がエージェント2に対し送出されるものであ
り、操作対象オブジェクト名が、 /networkID/tokyo/xNameID/
x1 であったとすると、 /networkID/ec/xNameID/x1 のように変換する。
【0024】以上のようにして名前変換手段12におい
て名前変換処理の施された操作要求は、ステップS1で
特定されたエージェント2へ送信される。
て名前変換処理の施された操作要求は、ステップS1で
特定されたエージェント2へ送信される。
【0025】(2)操作要求に対するエージェント2,
3からの応答時 エージェント2,3はマネージャ1から送信されてきた
操作要求に基づき、該当する管理対象オブジェクトの操
作を行う。そして、操作した管理対象オブジェクト名
(操作対象オブジェクト名)と、その操作の結果を示す
情報(操作結果情報)とを含む操作結果をマネージャ1
に返却する。ここで、一般にマネージャ1側では起動時
に各エージェント2,3毎に端点オブジェクトというオ
ブジェクトを生成しており、この端点オブジェクトがエ
ージェント2,3から返却される操作結果や事象通知の
窓口の役割を果たすため、エージェント2,3から送信
されてきた操作結果は端点オブジェクトを通じて名前変
換手段12に渡される。
3からの応答時 エージェント2,3はマネージャ1から送信されてきた
操作要求に基づき、該当する管理対象オブジェクトの操
作を行う。そして、操作した管理対象オブジェクト名
(操作対象オブジェクト名)と、その操作の結果を示す
情報(操作結果情報)とを含む操作結果をマネージャ1
に返却する。ここで、一般にマネージャ1側では起動時
に各エージェント2,3毎に端点オブジェクトというオ
ブジェクトを生成しており、この端点オブジェクトがエ
ージェント2,3から返却される操作結果や事象通知の
窓口の役割を果たすため、エージェント2,3から送信
されてきた操作結果は端点オブジェクトを通じて名前変
換手段12に渡される。
【0026】マネージャ1の名前変換手段12は、エー
ジェント2,3から操作結果が返却されると、図5に示
す処理を開始する。先ず、操作結果情報中にオブジェク
トインスタンス型が定義されているか否かを判定する
(S11)。オブジェクトインスタンス型が定義されて
いないときはステップS13へ進み、定義されていると
きは、ステップS12において、当該オブジェクトイン
スタンス型の値の名前変換を行う。即ち、操作要求時と
同様に、先ず、操作結果情報の中からオブジェクトイン
スタンス型の値を全て検索し、次に、この検索した個々
のオブジェクトインスタンス型の値に対し、対応表11
で示される対応関係に従って名前変換を行う。このと
き、参照する対応表11の組は当該操作結果が送信され
てきたエージェントに対応する組である。従って、操作
結果がエージェント2から返されてきた場合、操作結果
情報に含まれるオブジェクトインスタンス型の値のうち
の、エージェント2側でのオブジェクト名「/netw
orkID/ec」の部分が、マネージャ1側でのオブ
ジェクト名「/networkID/tokyo」に置
き換えられる。
ジェント2,3から操作結果が返却されると、図5に示
す処理を開始する。先ず、操作結果情報中にオブジェク
トインスタンス型が定義されているか否かを判定する
(S11)。オブジェクトインスタンス型が定義されて
いないときはステップS13へ進み、定義されていると
きは、ステップS12において、当該オブジェクトイン
スタンス型の値の名前変換を行う。即ち、操作要求時と
同様に、先ず、操作結果情報の中からオブジェクトイン
スタンス型の値を全て検索し、次に、この検索した個々
のオブジェクトインスタンス型の値に対し、対応表11
で示される対応関係に従って名前変換を行う。このと
き、参照する対応表11の組は当該操作結果が送信され
てきたエージェントに対応する組である。従って、操作
結果がエージェント2から返されてきた場合、操作結果
情報に含まれるオブジェクトインスタンス型の値のうち
の、エージェント2側でのオブジェクト名「/netw
orkID/ec」の部分が、マネージャ1側でのオブ
ジェクト名「/networkID/tokyo」に置
き換えられる。
【0027】次に名前変換手段12は、今回の操作結果
で指定された操作対象オブジェクト名を対応表11で示
される対応関係に従って変換する(S13)。即ち、今
回の操作要求がエージェント2から送信されたものであ
り、操作対象オブジェクト名が、 /networkID/ec/xNameID/x1 であったとすると、 /networkID/tokyo/xNameID/
x1 のように変換する。
で指定された操作対象オブジェクト名を対応表11で示
される対応関係に従って変換する(S13)。即ち、今
回の操作要求がエージェント2から送信されたものであ
り、操作対象オブジェクト名が、 /networkID/ec/xNameID/x1 であったとすると、 /networkID/tokyo/xNameID/
x1 のように変換する。
【0028】このように名前変換手段12で名前変換処
理を施された操作結果は、操作要求元である管理業務ア
プリケーションに通知される。
理を施された操作結果は、操作要求元である管理業務ア
プリケーションに通知される。
【0029】(3)エージェント2,3からの事象通知
時 エージェント2,3は、自身が管理している管理対象オ
ブジェクトから事象の発生が通知されると、事象通知を
マネージャ1に送信する。この事象通知には、事象の発
生した管理対象オブジェクト名(事象発生オブジェクト
名)と、その発生した事象を示す事象情報とが含まれ
る。
時 エージェント2,3は、自身が管理している管理対象オ
ブジェクトから事象の発生が通知されると、事象通知を
マネージャ1に送信する。この事象通知には、事象の発
生した管理対象オブジェクト名(事象発生オブジェクト
名)と、その発生した事象を示す事象情報とが含まれ
る。
【0030】マネージャ1の名前変換手段12は、エー
ジェント2,3から事象通知を端点オブジェクトを通じ
て受け取ると、図6に示す処理を開始する。先ず、事象
情報中にオブジェクトインスタンス型が定義されている
か否かを判定する(S21)。そして、オブジェクトイ
ンスタンス型が定義されていないときはステップS23
へ進み、定義されているときは、ステップS22におい
て、当該オブジェクトインスタンス型の値の名前変換を
行う。即ち、操作要求時と同様に、事象通知の中からオ
ブジェクトインスタンス型の値を全て検索し、次に、こ
の検索した個々のオブジェクトインスタンス型の値に対
し、対応表11で示される対応関係に従って名前変換を
行う。このとき、参照する対応表11の組は当該事象通
知が送信されてきたエージェントに対応する組である。
従って、事象通知がエージェント2から送信されてきた
場合、事象通知に含まれるオブジェクトインスタンス型
の値のうちの、エージェント2側でのオブジェクト名
「/networkID/ec」の部分が、マネージャ
1側でのオブジェクト名「/networkID/to
kyo」に置き換えられる。
ジェント2,3から事象通知を端点オブジェクトを通じ
て受け取ると、図6に示す処理を開始する。先ず、事象
情報中にオブジェクトインスタンス型が定義されている
か否かを判定する(S21)。そして、オブジェクトイ
ンスタンス型が定義されていないときはステップS23
へ進み、定義されているときは、ステップS22におい
て、当該オブジェクトインスタンス型の値の名前変換を
行う。即ち、操作要求時と同様に、事象通知の中からオ
ブジェクトインスタンス型の値を全て検索し、次に、こ
の検索した個々のオブジェクトインスタンス型の値に対
し、対応表11で示される対応関係に従って名前変換を
行う。このとき、参照する対応表11の組は当該事象通
知が送信されてきたエージェントに対応する組である。
従って、事象通知がエージェント2から送信されてきた
場合、事象通知に含まれるオブジェクトインスタンス型
の値のうちの、エージェント2側でのオブジェクト名
「/networkID/ec」の部分が、マネージャ
1側でのオブジェクト名「/networkID/to
kyo」に置き換えられる。
【0031】次に名前変換手段12は、今回の事象通知
で指定された事象発生オブジェクト名を対応表11で示
される対応関係に従って変換する(S23)。即ち、今
回の事象通知がエージェント2から送信されたものであ
り、事象発生オブジェクト名が、 /networkID/ec/xNameID/x1 であったとすると、 /networkID/tokyo/xNameID/
x1 のように変換する。
で指定された事象発生オブジェクト名を対応表11で示
される対応関係に従って変換する(S23)。即ち、今
回の事象通知がエージェント2から送信されたものであ
り、事象発生オブジェクト名が、 /networkID/ec/xNameID/x1 であったとすると、 /networkID/tokyo/xNameID/
x1 のように変換する。
【0032】以上のような名前変換処理の行われた事象
通知は、管理業務アプリケーションに通知される。
通知は、管理業務アプリケーションに通知される。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のネットワ
ーク管理システムにおける名前変換方式は、各エージェ
ント毎にそのエージェント側での最上位の管理対象オブ
ジェクト名とマネージャ側でそれに対して付与した管理
対象オブジェクト名との対応関係を記述した対応表を用
いて、名前変換手段が、エージェントから受信したデー
タ中に含まれるそのエージェント側での最上位の管理対
象オブジェクト名に相当する箇所を、それに対してマネ
ージャ側で付与した管理対象オブジェクト名に変換し、
逆に、エージェントへ送信すべきデータ中に含まれるマ
ネージャ側で付与した管理対象オブジェクト名に相当す
る箇所を、そのエージェント側での最上位の管理対象オ
ブジェクト名に変換するようにしたので、エージェント
が管理する管理対象オブジェクトの包含関係における最
上位の管理対象オブジェクト名がエージェント間で重複
していても、各エージェント下の管理対象オブジェクト
名をマネージャで一意に識別することができる。従っ
て、従来のように接続に先立ってMIBを変更する必要
がない。
ーク管理システムにおける名前変換方式は、各エージェ
ント毎にそのエージェント側での最上位の管理対象オブ
ジェクト名とマネージャ側でそれに対して付与した管理
対象オブジェクト名との対応関係を記述した対応表を用
いて、名前変換手段が、エージェントから受信したデー
タ中に含まれるそのエージェント側での最上位の管理対
象オブジェクト名に相当する箇所を、それに対してマネ
ージャ側で付与した管理対象オブジェクト名に変換し、
逆に、エージェントへ送信すべきデータ中に含まれるマ
ネージャ側で付与した管理対象オブジェクト名に相当す
る箇所を、そのエージェント側での最上位の管理対象オ
ブジェクト名に変換するようにしたので、エージェント
が管理する管理対象オブジェクトの包含関係における最
上位の管理対象オブジェクト名がエージェント間で重複
していても、各エージェント下の管理対象オブジェクト
名をマネージャで一意に識別することができる。従っ
て、従来のように接続に先立ってMIBを変更する必要
がない。
【0034】また、エージェントでは、マネージャとの
接続前と同様の管理対象オブジェクト名を用いて操作す
ることができる。
接続前と同様の管理対象オブジェクト名を用いて操作す
ることができる。
【図1】本発明を適用したネットワーク管理システムの
一例を示すブロック図である。
一例を示すブロック図である。
【図2】マネージャとエージェント側での管理対象の包
含関係の例を示す図である。
含関係の例を示す図である。
【図3】対応表の例を示す図である。
【図4】操作要求時における名前変換手段の処理例を示
すフローチャートである。
すフローチャートである。
【図5】操作結果取得時における名前変換手段の処理例
を示すフローチャートである。
を示すフローチャートである。
【図6】事象通知時における名前変換手段の処理例を示
すフローチャートである。
すフローチャートである。
【図7】従来技術の説明図である。
1…マネージャ 11…対応表 12…名前変換手段 2,3…エージェント 4,5…通信路 6,7…MIB
Claims (4)
- 【請求項1】 OSI管理を実装し、マネージャが複数
のエージェントを統合管理するネットワーク管理システ
ムにおいて、 エージェントが管理する管理対象オブジェクトの包含関
係における最上位の管理対象オブジェクト名がエージェ
ント間で重複するが、マネージャ側ではそれらに対して
ユニークな管理対象オブジェクト名を付与して管理して
いる場合に、 マネージャに、 各エージェント毎にそのエージェント側での最上位の管
理対象オブジェクト名とマネージャ側でそれに対して付
与した管理対象オブジェクト名との対応関係を記述した
対応表と、 エージェントから受信したデータ中に含まれるそのエー
ジェント側での最上位の管理対象オブジェクト名に相当
する箇所を、前記対応表を参照して、それに対してマネ
ージャ側で付与した管理対象オブジェクト名に変換し、
エージェントへ送信すべきデータ中に含まれるマネージ
ャ側で付与した管理対象オブジェクト名に相当する箇所
を、前記対応表を参照して、そのエージェント側での最
上位の管理対象オブジェクト名に変換する名前変換手段
とを備えることを特徴とするネットワーク管理システム
における名前変換方式。 - 【請求項2】 前記名前変換手段は、マネージャからエ
ージェントへの操作要求時には、操作対象オブジェクト
名と操作時情報に含まれるオブジェクトインスタンス型
の値とを名前変換処理の対象とすることを特徴とする請
求項1記載のネットワーク管理システムにおける名前変
換方式。 - 【請求項3】 前記名前変換手段は、エージェントから
の操作結果取得時には、操作対象オブジェクト名と操作
結果情報に含まれるオブジェクトインスタンス型の値と
を名前変換処理の対象とすることを特徴とする請求項1
または2記載のネットワーク管理システムにおける名前
変換方式。 - 【請求項4】 前記名前変換手段は、エージェントから
事象通知時には、事象発生オブジェクト名と発生事象情
報に含まれるオブジェクトインスタンス型の値とを名前
変換処理の対象とすることを特徴とする請求項1,2ま
たは3記載のネットワーク管理システムにおける名前変
換方式。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7062159A JP2885123B2 (ja) | 1995-02-24 | 1995-02-24 | ネットワーク管理システムにおける名前変換方式 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7062159A JP2885123B2 (ja) | 1995-02-24 | 1995-02-24 | ネットワーク管理システムにおける名前変換方式 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08235050A true JPH08235050A (ja) | 1996-09-13 |
JP2885123B2 JP2885123B2 (ja) | 1999-04-19 |
Family
ID=13192063
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7062159A Expired - Lifetime JP2885123B2 (ja) | 1995-02-24 | 1995-02-24 | ネットワーク管理システムにおける名前変換方式 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2885123B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001313662A (ja) * | 2000-02-22 | 2001-11-09 | Seiko Epson Corp | ネットワーク管理システム |
KR100357539B1 (ko) * | 1999-12-30 | 2002-10-18 | 엘지정보통신주식회사 | 망 요소 관리정보의 변환 방법 및 장치 |
EP1313262A1 (en) * | 2002-07-30 | 2003-05-21 | Agilent Technologies Inc. a Delaware Corporation | Integrating different naming conventions into a network management system |
US8219658B2 (en) | 2006-03-28 | 2012-07-10 | Panasonic Corporation | Network system |
-
1995
- 1995-02-24 JP JP7062159A patent/JP2885123B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100357539B1 (ko) * | 1999-12-30 | 2002-10-18 | 엘지정보통신주식회사 | 망 요소 관리정보의 변환 방법 및 장치 |
JP2001313662A (ja) * | 2000-02-22 | 2001-11-09 | Seiko Epson Corp | ネットワーク管理システム |
EP1313262A1 (en) * | 2002-07-30 | 2003-05-21 | Agilent Technologies Inc. a Delaware Corporation | Integrating different naming conventions into a network management system |
US8219658B2 (en) | 2006-03-28 | 2012-07-10 | Panasonic Corporation | Network system |
US8732292B2 (en) | 2006-03-28 | 2014-05-20 | Panasonic Corporation | Network system |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2885123B2 (ja) | 1999-04-19 |
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