JPH08231389A - 抗皮膚炎剤 - Google Patents

抗皮膚炎剤

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JPH08231389A
JPH08231389A JP33693895A JP33693895A JPH08231389A JP H08231389 A JPH08231389 A JP H08231389A JP 33693895 A JP33693895 A JP 33693895A JP 33693895 A JP33693895 A JP 33693895A JP H08231389 A JPH08231389 A JP H08231389A
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group
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dermatitis
dermatitis agent
methyl
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Application number
JP33693895A
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English (en)
Inventor
Yasuko Ashida
康子 蘆田
Akiko Hiramoto
明子 平本
Mitsuru Shiraishi
充 白石
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Takeda Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Takeda Chemical Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】皮膚炎、アトピー性皮膚炎に優れた治療効果を
奏する抗皮膚炎剤、抗アトピー性皮膚炎剤を提供する。 【解決手段】式 【化1】 〔R1、R2はH、CH3、OCH3か、結合して−CH=CH
−CH=CH−、R3は置換されていてもよい脂肪族、芳
香族、異項環、R4はH、CH3、置換されていてもよいOH
又はエステル化、アミド化されていてもよいCOOH、
5はH、CH3、 【化2】 から選ばれ、nは0〜15、mは0〜3、kは0〜5を示
す。mが2、3の時、Z、kは括弧内の繰返し単位で任意
に変りうる。〕で表されるキノン誘導体又はヒドロキノ
ン体又は塩を有効成分とする抗皮膚炎剤。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トロンボキサンA
2受容体拮抗作用、抗酸化作用を有するキノン誘導体又
はそのヒドロキノン体又はその塩を含有してなる抗皮膚
炎剤、とりわけ抗アトピー性皮膚炎剤に関する。
【0002】
【従来の技術】アトピー性皮膚炎は、血清IgE値の上
昇及び皮膚機能異常のアトピー素因に加えて、ダニ、食
物、ストレス等の環境因子が加わり皮疹の形成に至る免
疫反応を基盤とする疾患である。IgE抗体産生異常の
原因として、主にTh2様細胞数の増加や機能亢進が考
えられ、IL−4の産生亢進が憎悪因子のひとつとなっ
ている。アトピー性皮膚炎の治療薬は、外用薬としてス
テロイド薬、内服薬として抗アレルギー薬、抗ヒスタミ
ン薬が用いられているが、内服薬のみでは有効性が低
く、ステロイド外用薬が薬物療法の主体になっている。
しかし、ステロイド外用薬は作用が強く、ステロイド皮
膚症といった副作用が生じ、休薬による憎悪作用も考え
られ、使用法が難しい。アトピー患者は健常者に比べて
Th2様細胞が活性化されており、上皮、真皮上層にも
活性化リンパ球、マクロファージ、好酸球等の湿潤がみ
られ、免疫反応が起きやすい状態となっている。さらに
血中の好酸球増多を認めることも多い。Th2様細胞か
ら産生されるサイトカインのうちIL−4はIgE抗体
産生を促進し、IL−5は好酸球の分化、増殖、遊走を
促進すると共に、その延命効果も示す。従って、Th2
様細胞の機能を抑える薬物は、アトピー疾患を改善する
可能性を秘めている〔最新医学・49巻 40−55頁
1994年、医学のあゆみ 168巻 731−735
頁 1994年、メビオ(Mebio)19巻 1992
年、治療学8 26巻 1992年〕。例えば特開昭6
1−44840、特開昭63−101322にはトロン
ボキサンA2合成酵素阻害作用、トロンボキサンA2受容
体拮抗作用又は抗酸化作用等を有するキノン誘導体が抗
アレルギー剤として有用であることが記載されている
が、皮膚炎、とりわけアトピー性皮膚炎の治療及び予防
薬として用いられることについては全く記載されていな
い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明はトロンボキサ
ンA2受容体拮抗作用、抗酸化作用を有するキノン誘導
体又はそのヒドロキノン体又はその塩を含む抗皮膚炎
剤、とりわけ抗アトピー性皮膚炎剤を提供するものであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、(1)式
【化3】 〔式中、R1及びR2は同一又は異なって水素原子、メチ
ル基又はメトキシ基を示すか、R1とR2が互いに結合し
−CH=CH−CH=CH−を示し、R3はそれぞれ置
換されていてもよい脂肪族、芳香族又は異項環基を、R
4は水素原子、メチル基、置換されていてもよいヒドロ
キシル基又はエステル化若しくはアミド化されていても
よいカルボキシル基を、R5は水素原子又はメチル基
を、
【化4】 から選ばれる基を示し、nは0〜15の整数を、mは0
〜3の整数を、kは0〜5の整数を示す。ただし、mが
2又は3のとき、Z及びkは括弧内の繰返し単位におい
て任意に変りうるものとする。〕で表わされるキノン誘
導体(以下、化合物(I)と略称することがある)又は
そのヒドロキノン体あるいはその塩を有効成分とする抗
皮膚炎剤、(2)抗アトピー性皮膚炎剤である前記
(1)記載の抗皮膚炎剤、(3)R1及びR2がそれぞれ
メチル基又はメトキシ基、あるいはR1とR2が互いに結
合して−CH=CH−CH=CH−である前記(1)記
載の抗皮膚炎剤、(4)R3がそれぞれ置換されていて
もよいC6-10アリール基あるいは5又は6員の異項環基
である前記(1)記載の抗皮膚炎剤、(5)R5がメチ
ル基である前記(1)記載の抗皮膚炎剤、(6)mが0
である前記(1)記載の抗皮膚炎剤、(7)R1及びR2
がそれぞれメチル基又はメトキシ基を示すか、R1とR2
が互いに結合して−CH=CH−CH=CH−を示し、
3がそれぞれ置換されていてもよいフェニル、ナフチ
ル、ピリジル又はチエニル基、R4が水素原子、置換さ
れていてもよいヒドロキシル基又はエステル化若しくは
アミド化されていてもよいカルボキシル基、R5がメチ
ル基、nが0〜15の整数、mが0、皮膚炎がアトピー
性皮膚炎である前記(1)記載の抗皮膚炎剤、(8)R
3はC1-6アルキル基、C2-4アルケニル基、C3-7シクロ
アルキル基、C6-10アリール基あるいは酸素原子、硫黄
原子及び窒素原子の少なくとも一個を環構成原子として
含有する5又は6員環基を示し、C6-10アリール基又は
酸素原子、硫黄原子及び窒素原子の少なくとも1個を環
構成原子として含有する5又は6員環基はメチレンジオ
キシ基又はトリメチレン基を有していてもよく、あるい
はヒドロキシル基、ハロゲン原子、C1-6アルキル基、
1-6アルコキシ基、アセチル基、フェニル基、p−ト
リル基、m−トリル基、ピリジル基、3−ピリジルメチ
ル基、ベンゾイル基、トリフルオロメチル基、1−イミ
ダゾリール基及び1−イミダゾリールメチル基から選ば
れた1〜5個の置換基を有していてもよく、C3-7シク
ロアルキル基はその環状の任意の位置に1〜5個のC
1-6アルキル基を置換基として有していてもよく、C1-6
アルキル基又はC2-4アルケニル基はヒドロキシル基及
びハロゲン原子から選ばれた1〜5個の置換基を有して
いてもよく、R4は水素原子、メチル基、ヒドロキシル
基、C1-6アルコキシ−C1-6アルコキシ基、硝酸基、ア
ミノカルボニルオキシ基、モノ−若しくはジ−C2-7
ルキルアミノカルボニルオキシ基、C7-11アリールアミ
ノカルボニルオキシ基、モルホリノカルボニルオキシ
基、チオモルホリノカルボニルオキシ基、ピペリジノカ
ルボニルオキシ基、C1-6アルコキシ基、C6-10アリー
ルオキシ基、C7-12アラルキルオキシ基、C2-5アルカ
ノイルオキシ基、カルボキシル基、C2-8アルコキシカ
ルボニル基、C7-12アリールオキシカルボニル基、C
8-13アラルキルオキシカルボニル基、C1-6アルキル、
6-10アリール、C7-12アラルキル及びヒドロキシルか
ら選ばれた1〜2個で置換されていてもよいアミノカル
ボニル基又はC1-6アルキル、C6-10アリール、C7-13
アラルキル、アミノカルボニル、6−(9−β−D−リ
ボフラノシド)アデニル及び4−アミノ−6,7−ジメ
トキシキナゾリニルから選ばれた1〜3個でそれぞれ置
換されていてもよいモルホリノカルボニル基、チオモル
ホリノカルボニル基、ピペラジノカルボニル基、ピロリ
ジノカルボニル基又はピペリジノカルボニル基である前
記(1)記載の抗皮膚炎剤、(9)R1及びR2がそれぞ
れメチル基である前記(1)記載の抗皮膚炎剤、(1
0)R3が置換されていてもよいフェニル基である前記
(1)記載の抗皮膚炎剤、(11)R3が、低級アルキ
ル基及びハロゲン原子から選ばれる少なくとも1個の置
換基で置換されていてもよいフェニル基である前記
(1)記載の抗皮膚炎剤、(12)R3がフェニル基、
3−フルオロフェニル基、4−フルオロフェニル基、3
−メチルフェニル基、4−メチルフェニル基、2−チエ
ニル基又は3−チエニル基である前記(1)記載の抗皮
膚炎剤、(13)R3がフェニル基である前記(1)記
載の抗皮膚炎剤、(14)R4がカルボキシル基又はヒ
ドロキシル基である前記(1)記載の抗皮膚炎剤、(1
5)nが4〜9の整数である前記(1)記載の抗皮膚炎
剤、(16)nが5である前記(1)記載の抗皮膚炎剤
及び(17)キノン誘導体が7−(3,5,6−トリメチ
ル−1,4−ベンゾキノン−2−イル)−7−フェニル
ヘプタン酸である前記(1)記載の抗皮膚炎剤等に関す
る。前記式(I)中、R3はそれぞれ置換されていても
よい脂肪族、芳香族又は異項環基を示す。R3で示され
る脂肪族基としては、例えばメチル、エチル、n−プロ
ピル、i−プロピル、n−ブチル、i−ブチル、t−ブ
チル等の炭素数1〜6のアルキル基、例えばビニル、ア
リル等の炭素数2〜4のアルケニル基、例えばシクロプ
ロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシ
ル、シクロヘプチル等の炭素数3〜7のシクロアルキル
基等が挙げられる。R3で示される芳香族基としては、
例えばフェニル、ナフチル等の炭素数6〜10のアリー
ル基等が挙げられる。R3で示される異項環基として
は、酸素原子、硫黄原子及び窒素原子の少なくとも一個
を環構成原子として含有する5又は6員環等が挙げら
れ、その具体例としては例えばチエニル基(2−チエニ
ル、3−チエニル)、フリール基(2−フリール、3−
フリール)、ピリジル基(2−ピリジル、3−ピリジ
ル)等が挙げられる。これらの芳香族及び異項環基はメ
チレンジオキシ基又はトリメチレン基を有していてもよ
く、また環上の任意の位置に1〜5個、好ましくは1〜
3個の置換基を有していてもよく、このような置換基の
例としては、ヒドロキシル基、例えばフッ素、塩素、臭
素等のハロゲン原子、例えばメチル、エチル、プロピ
ル、イソプロピル等の炭素数1〜6のアルキル基、例え
ばメトキシ、エトキシ等の炭素数1〜6のアルコキシ
基、アセチル基、フェニル基、p−トリル基、m−トリ
ル基、ピリジル基(2−ピリジル、3−ピリジル)、3
−ピリジルメチル基、ベンゾイル基、トリフルオロメチ
ル基、1−イミダゾリール基、
【化5】 また、脂肪族基がアルキル基又はアルケニル基である場
合は任意の位置にヒドロキシル基及びハロゲン原子(例
えばフッ素、塩素、臭素等)から選ばれた1〜5個、好
ましくは1〜3個の置換基を有していてもよく、脂肪族
基がシクロアルキル基である場合はその環状の任意の位
置に1〜5個、好ましくは1〜3個の例えばメチル、エ
チル等の炭素数1〜6のアルキル基を置換基としてを有
していてもよい。前記式(I)中、R4は水素原子、メ
チル基、置換されていてもよいヒドロキシル基又はエス
テル若しくはアミド化されていてもよいカルボキシル基
を示す。R4で示されるヒドロキシル基は置換されてい
てもよく、無置換のヒドロキシル基の他、例えばC1-6
アルコキシ−C1-6アルコキシ(例えばメトキシメトキ
シ等)、硝酸、アミノカルボニルオキシ、置換アミノカ
ルボニルオキシ(例えばメチルアミノカルボニルオキ
シ、エチルアミノカルボニルオキシ、ジメチルアミノカ
ルボニルオキシ等のモノ−又はジ−C1-6アルキルアミ
ノカルボニルオキシ、例えばフェニルアミノカルボニル
オキシ等のC7-11アリールアミノカルボニルオキシ
等)、環状アミノカルボニルオキシ(例えばモルホリノ
カルボニルオキシ、チオモルホリノカルボニルオキシ、
ピペリジノカルボニルオキシ等)、例えばメトキシ、エ
トキシ、プロポキシ、イソプロポキシ、ブトキシ、イソ
ブトキシ、sec.−ブトキシ、t.−ブトキシ、ペンチルオ
キシ、ヘキシルオキシ等の炭素数1〜6のアルコキシ
基、例えばフェニルオキシ、4−メチルフェニルオキ
シ、α−ナフチルオキシ、β−ナフチルオキシ等の炭素
数6〜10のアリールオキシ基、例えばベンジルオキ
シ、4−メチルベンジルオキシ、フェネチルオキシ等の
炭素数7〜12のアラルキルオキシ基、例えばアセチル
オキシ、プロピオニルオキシ、ブチリルオキシ等の炭素
数2〜5のアルカノイルオキシ基等が挙げられる。R4
で示されるエステル若しくはアミド化されていてもよい
カルボキシル基としては、カルボキシル基、エステル化
されたカルボキシル基又はアミド化されたカルボキシル
基が挙げられる。R4で示されるエステル化されたカル
ボキシル基としては、例えばメトキシカルボニル、エト
キシカルボニル、プロポキシカルボニル、イソプロポキ
シカルボニル、ブトキシカルボニル、ペンチルオキシカ
ルボニル、イソペンチルオキシカルボニル等の炭素数2
〜8のアルコキシカルボニル基、例えばフェニルオキシ
カルボニル、4−メチルフェニルオキシカルボニル、α
−ナフチルオキシカルボニル、β−ナフチルオキシカル
ボニル等の炭素数7〜11のアリールオキシカルボニル
基、例えばベンジルオキシカルボニル、4−メチルベン
ジルオキシカルボニル、フェネチルオキシカルボニル等
の炭素数8〜13のアラルキルオキシカルボニル基等が
挙げられる。R4で示されるアミド化されたカルボキシ
ル基は、そのアミノ基が置換された置換アミノカルボニ
ル基でもよく、また環状アミノカルボニル基でもよい。
置換アミノカルボニル基のアミノ基の置換基としては、
例えばメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチ
ル等の炭素数1〜6のアルキル基、例えばフェニル、ナ
フチル(α−ナフチル、β−ナフチル)等の炭素数6〜
10のアリール基(これらはさらに環状の任意の位置に
例えばヒドロキシル、アミノ、ニトロ、ハロゲン原子
(例えばフッ素、塩素、臭素等)、メチル、メトキシ等
の置換基を有していてもよい)、例えばベンジル、4−
メチルベンジル、フェネチル(α−フェネチル、β−フ
ェネチル)、1−(α−ナフチル)エチル等の炭素数7
〜12のアラルキル基、ヒドロキシル基等が挙げられ
る。置換アミノカルボニル基の具体例としては、例えば
アミノカルボニル(カルバモイル)、炭素数2〜7のモ
ノ−又はジ−アルキルアミノカルボニル(例えばメチル
アミノカルボニル、エチルアミノカルボニル、イソプロ
ピルアミノカルボニル、ジメチルアミノカルボニル
等)、カルボキシメチルアミノカルボニル、炭素数8〜
13のアラルキルアミノカルボニル(例えばベンジルア
ミノカルボニル、α−フェネチルアミノカルボニル、β
−フェネチルアミノカルボニル、1−(α−ナフチル)
エチルアミノカルボニル等)、フェニルアミノカルボニ
ル、置換フェニルアミノカルボニル(例えばp−ヒドロ
キシフェニルアミノカルボニル、p−メトキシフェニル
アミノカルボニル、m−クロロフェニルアミノカルボニ
ル等)、ジフェニルアミノカルボニル、ヒドロキシアミ
ノカルボニル、N−ヒドロキシ−N−メチルアミノカル
ボニル、N−ヒドロキシ−N−フェニルアミノカルボニ
ル等が挙げられる。環状アミノカルボニル基としては、
例えばモルホリノカルボニル、チオモルホリノカルボニ
ル、ピペリジノカルボニル、ピペラジノカルボニル、ピ
ロリジノカルボニル等が挙げられる。環状アミノカルボ
ニル基は1〜3個の置換基を有していてもよく、そのよ
うな置換基としては、例えば無置換又は置換のC1-6
ルキル(例えばメチル、エチル、プロピル、ピロリジン
カルボニルメチル、4−フルオロフェニルカルボニルプ
ロピル等)、無置換又は置換のC6-10アリール(例えば
フェニル、ナフチル、2−メトキシフェニル、4−メト
キシフェニル、4−ブロモフェニル等)、無置換又は置
換のC7-13アラルキル(例えばベンジル、2−フェニル
エチル、4−フルオロフェニルメチル、4−メトキシフ
ェニルメチル、3,4,5−トリメトキシフェニルメチ
ル、ジフェニルメチル等)、アミノカルボニル、6−
(9−β−D−リボフラノシド)アデニル又は4−アミ
ノ−6,7−ジメトキシキナゾリニル等が挙げられる。
アミド化されたカルボキシル基としては、例えばアミノ
カルボニル、カルボキシメチルアミノカルボニル、4−
エチルピペラジノカルボニル又はカルバモイル等が好ま
しく、例えばカルバモイルが最も好ましい。前記式
(I)中、R4がカルボキシル基である化合物及びその
ヒドロキノン体は例えばアルカリ金属(例えばナトリウ
ム、カリウム等)、アルカリ土類金属(例えばカルシウ
ム、マグネシウム等)等との塩であってもよい。前記式
(I)中、nは0〜15の整数を示す。nとしては4〜
9の整数が好ましく、中でも5が最も好ましい。前記式
(I)中、mは0〜3の整数を示す。mとしては0が好
ましい。化合物(I)のヒドロキノン体は式
【化6】 〔式中、各記号は前記と同意義である。〕で表わされる
化合物(以下、化合物(II)と略称することがある)を
意味する。前記式(I)で表わされるキノン誘導体又は
そのヒドロキノン体又はその塩としては、R1及びR2
それぞれメチル基又はメトキシ基を示すか、R1とR2
互いに結合してR1とR2で−CH=CH−CH=CH−
を示し、R3がそれぞれ置換されていてもよいフェニ
ル、ナフチル、ピリジル又はチエニル基、R4が水素原
子、置換されていてもよいヒドロキシル基又はエステル
化若しくはアミド化されていてもよいカルボキシル基、
5がメチル基、nが0〜15の整数、mが0、皮膚炎
がアトピー性皮膚炎である、式
【化7】 〔式中、R1a及びR2aはそれぞれメチル基又はメトキシ
基を示すか、R1aとR2aが互いに結合してR1aとR2a
−CH=CH−CH=CH−を示し、R3aはそれぞれ置
換されていてもよいフェニル、ナフチル、ピリジル又は
チエニル基を、R4aは水素原子、置換されていてもよい
ヒドロキシル基又はエステル化若しくはアミド化されて
いてもよいカルボキシル基を、nは0〜15の整数を示
す。〕で表わされるキノン誘導体(以下、化合物(II
I)と略称することがある)又はそのヒドロキノン体あ
るいはその塩が好ましく、中でも、7−(3,5,6−ト
リメチル−1,4−ベンゾキノン−2−イル)−7−フ
ェニルヘプタン酸が最も好ましい。
【0005】前記式(III)中、R1a及びR2aはそれぞ
れメチル基又はメトキシ基を示すか、R1aとR2aが互い
に結合して−CH=CH−CH=CH−を示す。 R1a
及びR2aとしては、それぞれメチル基が好ましい。前記
式(III)中、R3aはそれぞれ置換されていてもよいフ
ェニル、ナフチル、ピリジル又はチエニル基を示す。R
3aで示されるナフチル基としては例えば1−又は2−ナ
フチル等が、R3aで示されるピリジル基としては例えば
2−ピリジル、3−ピリジル又は4−ピリジル等が、R
3aで示されるチエニル基としては例えば2−又は3−チ
エニル等が挙げられ、R3aとしてはフェニル基、チエニ
ル基が好ましく、中でもフェニル基が最も好ましい。R
3aで示されるフェニル、ナフチル、ピリジル又はチエニ
ル基は環上の任意の位置に1〜3個の置換基を有してい
てもよく、このような置換基としては例えばメチル、エ
チル、プロピル、イソプロピル等の炭素数1〜4の低級
アルキル基、例えばメトキシ、エトキシ等の炭素数1〜
3の低級アルコキシ基、例えばフッ素、塩素、臭素等の
ハロゲン原子のほか、ヒドロキシル基、トリフルオロメ
チル基等が挙げられ、中でも低級アルキル基、ハロゲン
原子が好ましく、メチル、フッ素が最も好ましい。ま
た、これらの環はメチレンジオキシ基を有していてもよ
い。R3aとしては、低級アルキル基及びハロゲン原子か
ら選ばれる少なくとも1個の置換基で置換されていても
よいフェニル基が好ましく、具体的には、例えばフェニ
ル基、3−フルオロフェニル基、4−フルオロフェニル
基、3−メチルフェニル基、4−メチルフェニル基、2
−チエニル基又は3−チエニル基等が好ましく、中でも
フェニル基が最も好ましい。前記式(III)中、R4a
水素原子、置換されていてもよいヒドロキシル基又はエ
ステル化若しくはアミド化されていてもよいカルボキシ
ル基を示す。R4aで示される置換されていてもよいヒド
ロキシル基としては、無置換のヒドロキシル基のほか、
例えばメトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキ
シ、ブトキシ、イソブトキシ、sec.−ブトキシ、t.−ブ
トキシ、ペンチルオキシ、ヘキシルオキシ等の炭素数1
〜6のアルコキシ基、例えばフェニルオキシ、4−メチ
ルフェニルオキシ、α−ナフチルオキシ、β−ナフチル
オキシ等の炭素数6〜10のアリールオキシ基、例えば
ベンジルオキシ、4−メチルベンジルオキシ、フェネチ
ルオキシ等の炭素数7〜10のアラルキルオキシ基、例
えばアセチルオキシ、プロピオニルオキシ、ブチリルオ
キシ等の炭素数2〜5のアルカノイルオキシ基等が挙げ
られる。
【0006】R4aで示されるエステル化若しくはアミド
化されていてもよいカルボキシル基としては、遊離のカ
ルボキシル基のほか、エステル化されたカルボキシル基
及びアミド化されたカルボキシル基が挙げられる。R4a
で示されるエステル化されたカルボキシル基としては、
例えばメトキシカルボニル、エトキシカルボニル、プロ
ポキシカルボニル、イソプロポキシカルボニル、ブトキ
シカルボニル、ペンチルオキシカルボニル、イソペンチ
ルオキシカルボニル、t−ペンチルオキシカルボニル、
ヘキシルオキシカルボニル等の炭素数2〜8のアルコキ
シカルボニル基、例えばフェニルオキシカルボニル、4
−メチルフェニルオキシカルボニル、α−ナフチルオキ
シカルボニル、β−ナフチルオキシカルボニル等の炭素
数7〜11のアリールオキシカルボニル基、例えばベン
ジルオキシカルボニル、4−メチルベンジルオキシカル
ボニル、フェネチルオキシカルボニル等の炭素数8〜1
1のアラルキルオキシカルボニル基等が挙げられる。R
4aで示されるアミド化されたカルボキシル基としては、
無置換のカルバモイル基のほか、そのアミノ基がモノ若
しくはジ置換されたカルバモイル基、環状アミノカルバ
モイル基等が挙げられ、該モノ若しくはジ置換カルバモ
イル基における置換基としては、例えばメチル、エチ
ル、プロピル、イソプロピル、ブチル等の炭素数1〜4
のアルキル基、例えばフェニル、4−メチルフェニル、
α−ナフチル、β−ナフチル等の炭素数6〜10のアリ
ール基、例えばベンジル、4−メチルベンジル、フェネ
チル等の炭素数7〜10のアラルキル基等が挙げられ、
環状アミノカルバモイル基としては例えばモルホリノカ
ルボニル、チオモルホリノカルボニル、ピペラジノカル
ボニル、ピロリジノカルボニル、ピラジノカルボニル等
が挙げられる。R4aとしては、具体的には例えばカルボ
キシル基又はヒドロキシル基等が好ましい。前記式(II
I)中、R4aがカルボキシル基である化合物及びそのヒ
ドロキノン体は例えばアルカリ金属(例えばブトリウ
ム、カリウム等)、アルカリ土類金属(例えばカルシウ
ム、マグネシウム等)等との塩であってもよい。前記式
(III)中、nは0〜15の整数を示す。nとしては4
〜9の整数が好ましく、中でも5が最も好ましい。前記
式(III)で表わされる化合物のヒドロキノン体は式
【化8】 〔式中、各記号は前記と同意義である。〕で表わされる
化合物(以下、化合物(IV)と略称することがある)を
意味する。
【0007】本発明の有効成分として用いられる化合物
(I)、(II)、(III)及び(IV)は、特開昭61−
44840号明細書又は特開昭63−101322号明
細書に記載されており、そこに記載の方法によって製造
することができる。上記式(I)又は(III)で示され
るキノン誘導体は生体内では上記式(II)又は(IV)で
表わされるヒドロキノン誘導体との間で生化学的に相互
変換が可能であり、これらの化合物は生理学的にも薬理
学的意義においても等価であると見なされうる。イン・
ビトロ(in vitro)実験系における化合物(I)、(I
I)、(III)及び(IV)の作用の発現には、R4又はR
4aが遊離のカルボキシル基であることが必須条件である
のに対し、イン・ビボ(in vivo)実験系では、R4又は
4aがカルボキシル基である場合及び生体内での酸化
(例えば、ω−酸化、β−酸化)又は加水分解反応によ
ってカルボキシル基にまで変換される基である場合には
抗皮膚炎作用、とりわけ抗アトピー性皮膚炎作用を示
す。上記化合物(I)、(II)、(III)及び(IV)の
うち、R3又はR3aがフェニル、3−又は4−メチルフ
ェニル、3−又は4−イソプロピルフェニル、3−又は
4−メトキシフェニル、3−又は4−フルオロフェニ
ル、2−又は3−チエニル基、R4又はR4aがカルボキ
シル又はヒドロキシル基で、メチレン基の数(n)が2か
ら9までの整数の化合物が本発明で有効成分として使用
される化合物としてより好ましい。上記化合物(I)、
(II)、(III)及び(IV)で表わされる化合物にはR
体及びS体が存在するが、R3又はR3aがフェニル、ナ
フチル等のアリール基であるときは薬効上R体が好まし
い。
【0008】本発明で有効成分として使用される化合物
は毒性が低く、例えば(±)−7−(3,5,6−トリメ
チル−1,4−ベンゾキノン−2−イル)−7−フェニ
ルヘプタン酸を5週令のICR系雄性マウス1群5匹に
1000mg/kg経口投与したが、7日間の死亡例は全く
認められなかった。本発明で有効成分とし使用される化
合物はそのままもしくは自体公知の薬学的に許容される
担体、賦形剤等と混合した医薬組成物〔例、貼布剤、外
用剤、錠剤、顆粒剤、カプセル剤(ソフトカプセル、マ
イクロカプセルを含む)、液剤、注射剤、坐剤等〕とし
て、例えばヒト、イヌ、ネコ、ブタ等の哺乳類の皮膚炎
(例えば、アトピー性皮膚炎、乾癬、接触性皮膚炎、脂
漏性皮膚炎、貨幣状湿疹、ビダール苔癬、尋常性魚鱗
癬、毛孔性苔癬、疥癬等)の治療及び予防に用いられ、
好ましくはアトピー性皮膚炎の治療及び予防に用いられ
る。投与ルートは経口もしくは非経口のいずれでもよ
い。投与量は投与対象、投与ルート、症状等により多少
異なるが、例えば、成人の患者に対して経口投与する場
合、通常1回量として約10mg〜500mg程度、好まし
くは10〜200mg、より好ましくは40〜80mg程度
を1日1〜2回程度投与するのが好都合である。本発明
で有効成分として使用される化合物(I)、(II)、
(III)及び(IV)はそのキノン核又はヒドロキノン核
の側鎖のアルファ(α)位の炭素にかさ高い基を有し、
不斉中心をもつ。該作用は、この不斉中心による光学異
性体のうちでいずれか一方の異性体に特異的に強い活性
が現れるが、ラセミ体の化合物であっても薬効上特に問
題とならない。
【0009】本発明で有効成分として使用される化合物
は、側鎖アルファ位の炭素にかさ高い基を有する構造に
より生体内代謝による不活化反応を受けにくくなってお
り、血中での薬剤有効濃度を長時間維持することがで
き、低薬用量で優れた薬効を示す。本発明の抗皮膚炎
剤、とりわけ抗アトピー性皮膚炎剤は、さらに例えば抗
ヒスタミン剤又はステロイド剤を配合することができ
る。また、化合物(I)、(II)、(III)又は(IV)
と抗ヒスタミン剤あるいはステロイド剤とを併用するこ
とによっても優れた皮膚炎、とりわけアトピー性皮膚炎
の治療、予防剤として使用されうる。かかる抗ヒスタミ
ン剤としては例えばターフェナジン、エピナスチン、ケ
トティフェン等、ステロイド剤としては例えばジ酢酸ジ
フロラゾン、ジフロプレドナード、吉草酸ベタメタゾン
等が挙げられる。これらは通常用いられる投与量で用い
られる。また、本発明の抗皮膚炎剤、とりわけ抗アトピ
ー性皮膚炎剤が外用剤であるときは、さらに抗真菌剤を
配合することができる。抗真菌剤としては例えばオキシ
コナゾール、ミコナゾール、エコナゾール、イソコナゾ
ール、スルコナゾール、チオコナゾール、クロコナゾー
ル、ケトコナゾール、ネチコナゾール、ラトコナゾー
ル、アルコナゾール、イトラコナゾール、オモコナゾー
ル、フェンチコナゾール、ターコナゾール、クロトリマ
ゾール、ビフォナゾール等のアゾール系抗真菌剤;トル
ナフタート、トルシクラート、リラナフタート(ピリテ
トレート)等のチオカルバミン酸系抗真菌剤;テルビナ
フィン、ナフチフィン等のアリルアミン系真菌剤;ブテ
ナフィン等のベンジルアミン系抗真菌剤;アモロルフィ
ン等のモルホリン系抗真菌剤;ハロプロジン等のヨード
プロパルギル系抗真菌剤;シクロピロクスオラミン等の
ピリミジン系抗真菌剤;エキサラミド等のベンズアミド
系抗真菌剤;グアニジノチアゾール系抗真菌剤:バリオ
チン、シッカニン、ピロールニトリン等の抗真菌性抗生
物質;ウンデシレン酸又はそのエステル(例えば、フェ
ニル−1−ヨード−10−ウンデシノエート等)等のウ
ンデシレン酸系抗真菌剤;等が挙げられる。抗真菌剤の
含有量は、外用剤の局所用媒体中、真菌症に対する有効
量、例えば、0.2〜5重量%、好ましくは0.5〜3重
量%程度である。また本発明の抗皮膚炎剤、とりわけ抗
アトピー性皮膚炎剤は浴用剤として投与することもでき
る。
【0010】
【発明の実施の形態】次に、本発明の効果を実験例によ
り示す。 実験例1 アスカリス免疫マウスの脾細胞に及ぼす影響
(in vivo) 実験方法: 9週齢のBalb/c雌性マウス(静動協)
にDNP−アスカリス(2,4−ジニトロフェニル化ア
スカリス抽出液;(株)エル・エス・エル社製)40μ
g/マウスをフロインド完全アジュバンド(FCA;デ
ィフコ社製、米国)と共に腹腔内投与し、3週間後の脾
細胞を採取した。化合物1((±)−7−(3,5,6−
トリメチル−1,4−ベンゾキノン−2−イル)−7−
フェニルヘプタン酸)は0.5%メチルセルロース(M
C)に懸濁し、DNP−アスカリス投与の1日前から週
5回100mg/kg/day 3週間反復経口投与した。反復
経口投与後、一群5匹分の脾臓より脾細胞混合液を調製
し、非慟化牛胎児血清(10%V/V;同社製)、2−
メルカプトエタノール(50μM)、L−グルタミン
(2mM)、ゲンタマイシン(20μg/ml)を含むRP
MI−1640(バイオウィッカー社製、米国)培地に
懸濁し、単一浮遊細胞液とした。細胞数を3.3×106
/mlに調製し、DNP−アスカリスが12.5μg/mlに
なるように96穴U底プレート(住友ベークライト社
製)に加え、37℃、5%炭酸ガスインキュベーター内
で3日間培養した。培養終了後、PBS緩衝液に溶解し
た3−(4,5−ジメチルチアゾール−2−イル)−2,
5−ジフェニル−テトラゾリウムブロミド(MTT;同
仁研究所製)を0.86mg/mlになるように各ウェルに
添加し、炭酸ガスインキュベーター内でさらに6時間培
養した。これに、10%SDS−0.01NHCl 混液
をウェル当たり50μl づつ添加し、炭酸ガスインキュ
ベーター内で18時間保温した後、620nmの吸光度を
測定した。結果を〔表1〕に示す。
【0011】つぎに、細胞数1.2×106/mlの脾細胞
浮遊液にDNP−アスカリスを40μg/mlになるよう
に96穴U底プレートに加え、37℃、5%炭酸ガスイ
ンキュベーター内で3日間培養した。この培養液を20
0xgで5分間遠心して培養上清を採取し、各上清中の
IL−4、IL−5の産生量を、ELISA法で測定し
た〔マウスIL−4 ELISAキット(エンドジェン
社製、米国)、マウスIL−5 ELISAキット(エ
ンドジェン社製、米国)〕。結果を〔表2〕に示す。
【表1】
【表2】
【0012】実験例2 アスカリス免疫マウスの脾細胞
に及ぼす影響(in vitro) 実験方法: 9週齢のBalb/c雌性マウス(静動協)
にDNP−アスカリス(2,4-dinitrophenylated Ascaris
Extract;(株)エル・エス・エル社製)40μg/マ
ウスをフロインド完全アジュバンド(FCA;ディフコ
社製、米国)と共に腹腔内投与し、3週間後の脾細胞を
採取した。脾臓より脾細胞混合液を調製し、非慟化牛胎
児血清(10%V/V;同社製)、2−メルカプトエタ
ノール(50μM)、L−グルタミン(2mM)、ゲン
タマイシン(20μg/ml)を含むRPMI−1640
(バイオウィッカー社製、米国)培地に懸濁し、単一浮
遊細胞液とした。細胞数を3.3×106/mlに調製し、
DNP−アスカリスが12.5μg/mlになるように化合
物1〜6(各25μM)を添加した96穴U底プレート
(住友ベークライト社製)に加え、37℃、5%炭酸ガ
スインキュベーター内で3日間培養した。培養終了後、
PBS緩衝液に溶解した3−(4,5−ジメチルチアゾ
ール−2−イル)−2,5−ジメチルフェニル−テトラ
ゾリウムブロミド(MTT;同仁研究所製)を0.86m
g/mlになるように各ウェルに添加し、炭酸ガスインキ
ュベーター内でさらに6時間培養した。これに、10%
SDS−0.01NHCl 混液をウェル当たり50μl
づつ添加し、炭酸ガスインキュベーター内で18時間保
温した後、620nmの吸光度を測定した。
【0013】つぎに、細胞数1.2×606/mlの脾細胞
浮遊液にDNP−アスカリスを40μg/mlになるよう
に化合物1〜6(各25μM)を添加した96穴U底プ
レートに加え、37℃、5%炭酸ガスインキュベーター
内で3日間培養した。この培養液を200xgで5分間遠
心して培養上清を採取し、各上清中のIL−4の産生量
を、ELISA法で測定した〔マウスIL−4 ELI
SAキット(エンドジェン社製、米国)〕。結果を〔表
3〕に示す。
【表3】 実験例3 卵白アルブミン免疫マウスの脾細胞に及ぼす
影響 実験方法: 7週齢のBalb/c雌性マウス(日本チャ
ールスリバー)に卵白アルブミン(OA;albumin chic
ken egg grade III ;sigma chemical)1μg/マウス
を1mgの水酸化アルミニウムゲル懸濁液(Alum;LSL
Co.LTD.)と共に1週間に1回の腹腔内投与を
2回行い感作した。最初の感作から2週間後の脾臓を摘
出し、非働化牛胎児血清(10%V/V;バイオ・ウィ
ッカー社製)、2−メルカプトエタノール(50μ
M)、L−グルタミン(2mM)、ゲンタマイシン(2
0μg/ml)を含むRPMI−1640(バイオ・ヴィ
ッカー社製、米国)培地により、脾細胞懸濁液を調製し
た。化合物1は体重1kg当たり100mgを20mlの0.
5%メチルセルロース(MC)に懸濁し、OA感作の1
日前から2週間毎日反復経口投与した(1群6匹)。脾
細胞を3.3×106/mlに調製した後96穴U底プレー
ト(住友ベークライト社製)に100μlずつ分注し、
そこへ50μg/mlOAを25μl/well添加し(終濃度1
0μg/ml)、37℃、5%炭酸ガスインキュベーター内
で3日間培養した。細胞増殖に対する作用を調べる実験
では、培養終了6時間前に、PBS緩衝液に溶解した3
mg/mlの3−(4,5−ジメチルトリアゾール−2−イ
ル)−2,5−ジフェニルテトラゾリウムブロミド(M
TT;同仁研究所製)を50μlづつ各ウェルに添加し
た。培養後に、10%SDS−0.01NHCl混液をウ
ェル当たり50μlづつ添加し、炭酸ガスインキュベー
ター内で18時間保温した後、620nmの吸光度を測定し
た。結果を〔表4〕に示す。サイトカイン産生に対する
作用を調べる実験では、96穴プレートを200xgで
5分間遠心して培養上清を採取し、各上清中のIL−
4、IL−5の産生量を、ELISA法で測定した〔マ
ウスIL−4 ELISAキット(エンドジェン社製、
米国)、マウスIL−5 ELISAキット(エンドジ
ェン社製、米国)〕。結果を〔表5〕に示す。
【表4】
【表5】 〔表4〕及び〔表5〕の結果から、化合物1は抗原(卵
白アルブミン)感作によるマウス脾細胞における抗原特
異的増殖応答亢進及びサイトカイン(IL−4及びIL
−5)産生増加に対し抑制作用を有する。 実験例4 卵白アルブミン免疫マウス脾細胞のIL−5
mRNA発現に及ぼす影響 実験方法: 8週齢のBalb/c雌性マウス(日本チャ
ールスリバー)i卵白アルブミン(OA)1μg/マウ
スを1mgの水酸化アルミニウムゲル懸濁液と共に1週お
きに2回腹腔内投与を行い感作した。最初の感作から2
週間後に、脾臓を摘出した。化合物1は体重1kg当たり
10mgまたは100mgを0.4mlの0.5%メチルセルロ
ースに懸濁し、OA感作の1日前から2週間毎日反復経
口投与した。脾臓細胞を3.3×106/mlの濃度でRP
MI−1640(10% FBS、20μg/mlゲンタ
マイシン及び50mM 2−メルカプトエタノール2mM
L−グルタミンを含む)培地を用い組織培養用シャー
レに播種し、OA(終濃度10μg/ml)添加して4、
7、24時間後にポリ(A)+RNAを抽出した(QuickPr
ep mRNA Purification Kit, Pharmacia Biotech)。各
1μgのpoly(A)+RNA及びランダムプライマーおよび
MMLV逆転写酵素を用いて逆転写酵素反応を行った(RT-P
CR Kit, STRATAGENE)。95℃、10分間の熱変性後、
1/5量のcDNAをEx TaqDNA polymerase(TaKaRa Sh
uzo,Japan)およびClontech社のマウスIL−5および
β−actin Amplimer setを用いてPCR反応を行った。
DNA Thermal cycler(Perkin Elmer)を用いて95
℃ 1分間、55℃ 2分間、78℃ 3分間の反応を
50サイクル行った。2%アガロースゲル電気泳動しエ
チジウムブロマイド染色した。UV照射下で写真撮影後
ネガを用いPCR産物をNIHイメージ1.55ソフトウエ
アを用いて定量し、β−アクチンの発現量で標準化し
た。結果を〔図1〕に示す。〔図1〕の結果から、化合
物1は抗原感作によるマウス脾細胞における抗原特異的
サイトカイン(IL−5)mRNA発現に対し抑制作用
を有する。
【0014】 製剤例1(錠剤) (40mg錠の組成) (±)−7−(3,5,6−トリメチル−1,4−ベンゾキノン −2−イル)−7−フェニルヘプタン酸 40.0 mg ヒドロキシプロピルセルロース 3.6 mg ステアリン酸マグネシウム 0.4 mg トウモロコシデンプン 18.0 mg 乳 糖 58.0 mg 合 計 120.0 mg 製剤例2(錠剤) (80mg錠の組成) (±)−7−(3,5,6−トリメチル−1,4−ベンゾキノン −2−イル)−7−フェニルヘプタン酸 80.0 mg ヒドロキシプロピルセルロース 5.0 mg ステアリン酸マグネシウム 0.5 mg トウモロコシデンプン 24.5 mg 乳 糖 50.0 mg 合 計 160.0 mg
【0015】 製剤例3(顆粒剤) (10%顆粒剤の組成) (±)−7−(3,5,6−トリメチル−1,4−ベンゾキノン −2−イル)−7−フェニルヘプタン酸 100.0 mg ヒドロキシプロピルセルロース 30.0 mg カルメロースカルシウム 30.0 mg タ ル ク 10.0 mg ポロクサマー188 20.0 mg 結晶セルロース 70.0 mg トウモロコシデンプン 300.0 mg 乳 糖 440.0 mg 合 計 1000.0 mg
【0016】 製剤例4(軟膏) (白色軟膏) (±)−7−(3,5,6−トリメチル−1,4−ベンゾキノン −2−イル)−7−フェニルペプタン酸 40 mg 精製ラノリン 50 mg サラシミツロウ 50 mg 白色ワセリン 860 mg 合 計 1000 mg (単軟膏) (±)−7−(3,5,6−トリメチル−1,4−ベンゾキノン −2−イル)−7−フェニルペプタン酸 40 mg ミツロウ 330 mg 植 物 油 630 mg 合 計 1000 mg (親水軟膏) (±)−7−(3,5,6−トリメチル−1,4−ベンゾキノン −2−イル)−7−フェニルペプタン酸 40 mg 白色ワセリン 250 mg ステアリルアルコール 200 mg プロピレングリコール 120 mg ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油60(HCO 60) 40 mg モノステアリン酸グリセリン 10 mg パラオキシ安息香酸メチル 1 mg パラオキシ安息香酸プロピル 1 mg 精 製 水 338 mg 合 計 1000 mg (親水ワセリン) (±)−7−(3,5,6−トリメチル−1,4−ベンゾキノン −2−イル)−7−フェニルペプタン酸 40 mg サラシミツロウ 80 mg ステアリルアルコール 30 mg コレステロール 30 mg 白色ワセリン 820 mg 合 計 1000 mg 貼付剤 上記軟膏類を布あるいは粘着テープに塗布したもの。
【0017】
【発明の効果】化合物(I)、(II)、(III)又は(I
V)を含有する医薬組成物は皮膚炎、とりわけアトピー
性皮膚炎に対して優れた予防、治療作用を示す。
【図面の簡単な説明】
【図1】は、実験例4の結果を示す。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07C 66/00 9450−4H C07C 66/00 C07D 333/08 C07D 333/08

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】式 【化1】 〔式中、R1及びR2は同一又は異なって水素原子、メチ
    ル基又はメトキシ基を示すか、R1とR2が互いに結合し
    −CH=CH−CH=CH−を示し、R3はそれぞれ置
    換されていてもよい脂肪族、芳香族又は異項環基を、R
    4は水素原子、メチル基、置換されていてもよいヒドロ
    キシル基又はエステル化若しくはアミド化されていても
    よいカルボキシル基を、R5は水素原子又はメチル基
    を、 【化2】 から選ばれる基を示し、nは0〜15の整数を、mは0
    〜3の整数を、kは0〜5の整数を示す。ただし、mが
    2又は3のとき、Z及びkは括弧内の繰返し単位におい
    て任意に変りうるものとする。〕で表わされるキノン誘
    導体又はそのヒドロキノン体あるいはその塩を有効成分
    とする抗皮膚炎剤。
  2. 【請求項2】抗アトピー性皮膚炎剤である請求項1記載
    の抗皮膚炎剤。
  3. 【請求項3】R1及びR2がそれぞれメチル基又はメトキ
    シ基、あるいはR1とR2が互いに結合して−CH=CH
    −CH=CH−である請求項1記載の抗皮膚炎剤。
  4. 【請求項4】R3がそれぞれ置換されていてもよいC
    6-10アリール基あるいは5又は6員の異項環基である請
    求項1記載の抗皮膚炎剤。
  5. 【請求項5】R5がメチル基である請求項1記載の抗皮
    膚炎剤。
  6. 【請求項6】mが0である請求項1記載の抗皮膚炎剤。
  7. 【請求項7】R1及びR2がそれぞれメチル基又はメトキ
    シ基を示すか、R1とR2が互いに結合して−CH=CH
    −CH=CH−を示し、R3がそれぞれ置換されていて
    もよいフェニル、ナフチル、ピリジル又はチエニル基、
    4が水素原子、置換されていてもよいヒドロキシル基
    又はエステル化若しくはアミド化されていてもよいカル
    ボキシル基、R5がメチル基、nが0〜15の整数、m
    が0、皮膚炎がアトピー性皮膚炎である請求項1記載の
    抗皮膚炎剤。
  8. 【請求項8】R3はC1-6アルキル基、C2-4アルケニル
    基、C3-7シクロアルキル基、C6-10アリール基あるい
    は酸素原子、硫黄原子及び窒素原子の少なくとも一個を
    環構成原子として含有する5又は6員環基を示し、C
    6-10アリール基及び酸素原子、硫黄原子及び窒素原子の
    少なくとも1個を環構成原子として含有する5又は6員
    環基はメチレンジオキシ基又はトリメチレン基を有して
    いてもよく、あるいはヒドロキシル基、ハロゲン原子、
    1-6アルキル基、C1-6アルコキシ基、アセチル基、フ
    ェニル基、p−トリル基、m−トリル基、ピリジル基、
    3−ピリジルメチル基、ベンゾイル基、トリフルオロメ
    チル基、1−イミダゾリール基及び1−イミダゾリール
    メチル基から選ばれた1〜5個の置換基を有していても
    よく、C3-7シクロアルキル基はその環状の任意の位置
    に1〜5個のC1-6アルキル基を置換基として有してい
    てもよく、C1-6アルキル基及びC2-4アルケニル基はヒ
    ドロキシル基及びハロゲン原子から選ばれた1〜5個の
    置換基を有していてもよく、R4は水素原子、メチル
    基、ヒドロキシル基、C1-6アルコキシ−C1-6アルコキ
    シ基、硝酸基、アミノカルボニルオキシ基、モノ−若し
    くはジ−C2-7アルキルアミノカルボニルオキシ基、C
    7-11アリールアミノカルボニルオキシ基、モルホリノカ
    ルボニルオキシ基、チオモルホリノカルボニルオキシ
    基、ピペリジノカルボニルオキシ基、C1-6アルコキシ
    基、C6-10アリールオキシ基、C7-12アラルキルオキシ
    基、C2-5アルカノイルオキシ基、カルボキシル基、C
    2-8アルコキシカルボニル基、C7-11アリールオキシカ
    ルボニル基、C8-13アラルキルオキシカルボニル基、C
    1-6アルキル、C6-10アリール、C7-12アラルキル及び
    ヒドロキシルから選ばれた1〜2個で置換されていても
    よいアミノカルボニル基又はC1-6アルキル、C6-10
    リール、C7-13アラルキル、アミノカルボニル、6−
    (9−β−D−リボフラノシド)アデニル及び4−アミ
    ノ−6,7−ジメトキシキナゾリニルから選ばれた1〜
    3個でそれぞれ置換されていてもよいモルホリノカルボ
    ニル基、チオモルホリノカルボニル基、ピペリジノカル
    ボニル基、ピペラジノカルボニル基又はピロリジノカル
    ボニル基である請求項1記載の抗皮膚炎剤。
  9. 【請求項9】R1及びR2がそれぞれメチル基である請求
    項1記載の抗皮膚炎剤。
  10. 【請求項10】R3が置換されていてもよいフェニル基
    である請求項1記載の抗皮膚炎剤。
  11. 【請求項11】R3が、低級アルキル基及びハロゲン原
    子から選ばれる少なくとも1個の置換基で置換されてい
    てもよいフェニル基である請求項1記載の抗皮膚炎剤。
  12. 【請求項12】R3がフェニル基、3−フルオロフェニ
    ル基、4−フルオロフェニル基、3−メチルフェニル
    基、4−メチルフェニル基、2−チエニル基又は3−チ
    エニル基である請求項1記載の抗皮膚炎剤。
  13. 【請求項13】R3がフェニル基である請求項1記載の
    抗皮膚炎剤。
  14. 【請求項14】R4がカルボキシル基又はヒドロキシル
    基である請求項1記載の抗皮膚炎剤。
  15. 【請求項15】nが4〜9の整数である請求項1記載の
    抗皮膚炎剤。
  16. 【請求項16】nが5である請求項1記載の抗皮膚炎
    剤。
  17. 【請求項17】キノン誘導体が7−(3,5,6−トリメ
    チル−1,4−ベンゾキノン−2−イル)−7−フェニ
    ルヘプタン酸である請求項1記載の抗皮膚炎剤。
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