JPH08230372A - バインダー金具におけるピン支持体の着脱構成 - Google Patents
バインダー金具におけるピン支持体の着脱構成Info
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- JPH08230372A JPH08230372A JP35162795A JP35162795A JPH08230372A JP H08230372 A JPH08230372 A JP H08230372A JP 35162795 A JP35162795 A JP 35162795A JP 35162795 A JP35162795 A JP 35162795A JP H08230372 A JPH08230372 A JP H08230372A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 支持体における操作片と、これに連なる作動
片とを弾性を有する熱可塑性樹脂を素材とした成形品で
構成し、ケーシング側に凸設した各突起物に係合し従前
の個々部品、異材質のスプリング、板バネ等の多部材使
用方式の組み立て手段を排除して構成工程の簡素化を図
るものである。 【解決手段】 熱可塑性樹脂の成形体で中間に弾性作用
部6を介して上方にはガイド片8を有する押圧部3、下
方には受圧部5を設けた操作片2をケーシング1より突
出して設けた係止作用を兼ねるガイド26に係合し、前
記押圧部3の左右各側辺に連ねて設けた各々の作動片
4、4の先端には背板23の軸支完27に挿抜でき、か
つ、中間をケーシング1に設けた筒軸28に軸挿した枢
軸24の頭部を係止し、中間には前記操作片2の運動方
向に対し直交する方向に変換できる運動方向変換部15
ならびに運動方向変換手段16を介して形成し、これら
前記の操作片2と作動片4とでなる操作体Aである。
片とを弾性を有する熱可塑性樹脂を素材とした成形品で
構成し、ケーシング側に凸設した各突起物に係合し従前
の個々部品、異材質のスプリング、板バネ等の多部材使
用方式の組み立て手段を排除して構成工程の簡素化を図
るものである。 【解決手段】 熱可塑性樹脂の成形体で中間に弾性作用
部6を介して上方にはガイド片8を有する押圧部3、下
方には受圧部5を設けた操作片2をケーシング1より突
出して設けた係止作用を兼ねるガイド26に係合し、前
記押圧部3の左右各側辺に連ねて設けた各々の作動片
4、4の先端には背板23の軸支完27に挿抜でき、か
つ、中間をケーシング1に設けた筒軸28に軸挿した枢
軸24の頭部を係止し、中間には前記操作片2の運動方
向に対し直交する方向に変換できる運動方向変換部15
ならびに運動方向変換手段16を介して形成し、これら
前記の操作片2と作動片4とでなる操作体Aである。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、バインダー金具にお
けるピン支持体の着脱構成に関するものである。
けるピン支持体の着脱構成に関するものである。
【0002】
【技術的背景】この発明は、穿孔用紙用のバインダー金
具に係り、綴りピンが入れ子式のパイプ状の外ピンと、
その外ピン内に対し挿抜できる内ピンとによりなる形態
種のもので、これら外ピンならびに内ピンを植設したそ
れぞれの支持体が背板に対し回動自在となるように枢軸
により軸支し、かつ、該枢軸の抜去で背板と支持体とが
分離できるようにしたもので、これら分離所望時には支
持体に設けた押圧部の押し込み操作により枢軸が支持体
内に回収され、また、分離した支持体を背板と合体させ
るときには該支持体を背板の所定位置に嵌合すれば、支
持体側に回収されていた枢軸が自動的に突出し、かつ、
背板側の軸支管内に嵌挿され合体することができるよう
に構成されている。
具に係り、綴りピンが入れ子式のパイプ状の外ピンと、
その外ピン内に対し挿抜できる内ピンとによりなる形態
種のもので、これら外ピンならびに内ピンを植設したそ
れぞれの支持体が背板に対し回動自在となるように枢軸
により軸支し、かつ、該枢軸の抜去で背板と支持体とが
分離できるようにしたもので、これら分離所望時には支
持体に設けた押圧部の押し込み操作により枢軸が支持体
内に回収され、また、分離した支持体を背板と合体させ
るときには該支持体を背板の所定位置に嵌合すれば、支
持体側に回収されていた枢軸が自動的に突出し、かつ、
背板側の軸支管内に嵌挿され合体することができるよう
に構成されている。
【0003】
【従来の技術】穿孔紙を綴じ込むバインダー金具におい
て、綴りピンが筒体の外ピンと、該外ピンに対し挿抜で
きる針状の内ピンが入れ子式になる形式で、これら、外
ピンと内ピンとが植設された支持体の各々が背板に対し
回動自在で、かつ、着脱自在に構成したしたものは周知
の形態であり、これら操作ならびに作用機構は前記の支
持体内に装備され、その構成に基づく各形成部材ならび
に板バネやコイルスプリングよりなる数多の部品で形成
され、これによって特に組み立て工程において多工数を
要する手作業で形成されている。
て、綴りピンが筒体の外ピンと、該外ピンに対し挿抜で
きる針状の内ピンが入れ子式になる形式で、これら、外
ピンと内ピンとが植設された支持体の各々が背板に対し
回動自在で、かつ、着脱自在に構成したしたものは周知
の形態であり、これら操作ならびに作用機構は前記の支
持体内に装備され、その構成に基づく各形成部材ならび
に板バネやコイルスプリングよりなる数多の部品で形成
され、これによって特に組み立て工程において多工数を
要する手作業で形成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、バインダ
ー金具として操作上の作用ならびに効果の点においては
従前のバインダー金具と同様であるが、その構成要素に
おいて部品点数が多く、かつ、組み立て工程のすべてが
手作業であり、複数のスプリングを用いるため高度の技
術を要したものであった。
ー金具として操作上の作用ならびに効果の点においては
従前のバインダー金具と同様であるが、その構成要素に
おいて部品点数が多く、かつ、組み立て工程のすべてが
手作業であり、複数のスプリングを用いるため高度の技
術を要したものであった。
【0005】そこでこの発明は、支持体における構成部
材を弾性を有する熱可塑性合成樹脂を素材とする成型品
とし、1個の支持体において1個の操作片を介してその
両側にの作動片を、ケーシング側に凸設した各突起片に
挿入係合し、かつ、係合した操作片ならびに作動片を素
材特性の弾性を利用して、従来別途に用いていたスプリ
ング、板バネ等の使用を排除し、組み立て工程の簡素化
を図り得ることを目的とするものである。
材を弾性を有する熱可塑性合成樹脂を素材とする成型品
とし、1個の支持体において1個の操作片を介してその
両側にの作動片を、ケーシング側に凸設した各突起片に
挿入係合し、かつ、係合した操作片ならびに作動片を素
材特性の弾性を利用して、従来別途に用いていたスプリ
ング、板バネ等の使用を排除し、組み立て工程の簡素化
を図り得ることを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の目的
を達成させるための手段として、第1の発明は、管体の
外ピンと該外ピン内に挿入できる内ピンそれぞれの複数
を別個に植設した支持体の2個を、背板の左右両側辺に
回動自在となるように枢着し、外ピン、内ピンを設けた
支持体において、支持体の外殻を構成するケーシングの
長手方向における一側辺の中間部から頭部の押圧部を押
し込み操作で短手方向に操作できる操作片と、操作片に
連ねてケーシングの長手方向に連動動作する左右の作動
片よりなる操作体を熱可塑性合成樹脂を素材として形成
し、操作片を、その押圧部より前記ケーシングの幅寸法
と略同寸法を高さとして中空部を介した位置に平行して
受圧部を形成し、中空部を形成する両縁片を曲成して弾
性作用部を形成するとともに、押圧部の内面より中空部
に、その先端が受圧部を指向させて突設したガイド片
に、下端が開溝する案内溝を開設し、該案内溝を形成す
る溝壁における距離的設定位置に係止凹部を凹設して操
作片を形成し、操作片の運動方向と直交方向に運動でき
るように曲成した運動方向変換部を有した弾性作用部の
先端に枢軸の頭部を係止できる係止部を設け、該係止部
と前記運動方向変換部との間に案内長孔を形成した2つ
の作動片の各々の元端を双方が左右対称となるように前
記操作片における押圧部の両側面に連ね、これら操作片
と作動片とで操作体を形成し、片側のケーシングの内面
のほぼ中央に、両側の一部に係止突起を設けたガイドを
設けて、前記の操作片をその案内溝に係合させ、かつ、
係止凹部に係止突起を係止した状態で押圧部の両側を摺
動自在に支持しつつをケーシングの1長辺を形成する縁
部より外部に臨ませ、また、ケーシングより突出させた
ガイド突起に作動片の案内長孔を係合して操作体を内装
して形成した支持体の一側に軸線を一にして設けたそれ
ぞれの筒軸の各々に先端同志が相対向するように挿入し
た枢軸の頭部を前記作動片先端の係止部のそれぞれに係
止し、また、背板において前記の枢軸のそれぞれが両端
から挿抜できるように設けた軸支管の外周に操作片の受
圧部の外面と圧接作用時に該軸支管に枢軸が挿通係合で
きるようにしてなるものである。
を達成させるための手段として、第1の発明は、管体の
外ピンと該外ピン内に挿入できる内ピンそれぞれの複数
を別個に植設した支持体の2個を、背板の左右両側辺に
回動自在となるように枢着し、外ピン、内ピンを設けた
支持体において、支持体の外殻を構成するケーシングの
長手方向における一側辺の中間部から頭部の押圧部を押
し込み操作で短手方向に操作できる操作片と、操作片に
連ねてケーシングの長手方向に連動動作する左右の作動
片よりなる操作体を熱可塑性合成樹脂を素材として形成
し、操作片を、その押圧部より前記ケーシングの幅寸法
と略同寸法を高さとして中空部を介した位置に平行して
受圧部を形成し、中空部を形成する両縁片を曲成して弾
性作用部を形成するとともに、押圧部の内面より中空部
に、その先端が受圧部を指向させて突設したガイド片
に、下端が開溝する案内溝を開設し、該案内溝を形成す
る溝壁における距離的設定位置に係止凹部を凹設して操
作片を形成し、操作片の運動方向と直交方向に運動でき
るように曲成した運動方向変換部を有した弾性作用部の
先端に枢軸の頭部を係止できる係止部を設け、該係止部
と前記運動方向変換部との間に案内長孔を形成した2つ
の作動片の各々の元端を双方が左右対称となるように前
記操作片における押圧部の両側面に連ね、これら操作片
と作動片とで操作体を形成し、片側のケーシングの内面
のほぼ中央に、両側の一部に係止突起を設けたガイドを
設けて、前記の操作片をその案内溝に係合させ、かつ、
係止凹部に係止突起を係止した状態で押圧部の両側を摺
動自在に支持しつつをケーシングの1長辺を形成する縁
部より外部に臨ませ、また、ケーシングより突出させた
ガイド突起に作動片の案内長孔を係合して操作体を内装
して形成した支持体の一側に軸線を一にして設けたそれ
ぞれの筒軸の各々に先端同志が相対向するように挿入し
た枢軸の頭部を前記作動片先端の係止部のそれぞれに係
止し、また、背板において前記の枢軸のそれぞれが両端
から挿抜できるように設けた軸支管の外周に操作片の受
圧部の外面と圧接作用時に該軸支管に枢軸が挿通係合で
きるようにしてなるものである。
【0007】第2の発明は、先端から係止部、案内長
孔、曲成した運動方向変換部とを順に有した弾性作用部
の長杆と、設定した長さの短杆とをほぼ直角となるよう
にしたベルクランク状を熱可塑性合成樹脂で形成した作
動片を設け、ケーシングに、該ケーシングに係合した操
作片における押圧部の側辺に凹設した枢動受部の移動範
囲の両端の各々より前記作動片における従動部の長さを
半径として描く2つの円線の交点が得られた位置に突設
した軸に前記ベルクランク状の作動片の枢支部をを枢支
し、従動部の先端を前記の枢動受部に係合してなるもの
である。
孔、曲成した運動方向変換部とを順に有した弾性作用部
の長杆と、設定した長さの短杆とをほぼ直角となるよう
にしたベルクランク状を熱可塑性合成樹脂で形成した作
動片を設け、ケーシングに、該ケーシングに係合した操
作片における押圧部の側辺に凹設した枢動受部の移動範
囲の両端の各々より前記作動片における従動部の長さを
半径として描く2つの円線の交点が得られた位置に突設
した軸に前記ベルクランク状の作動片の枢支部をを枢支
し、従動部の先端を前記の枢動受部に係合してなるもの
である。
【0008】第3の発明は、先端から係止部、案内長
孔、曲成した運動方向変換部とを順に有した弾性作用部
で形成された対称形2個で一対の作動片の元端を操作片
における押圧部の両外側より突出して連ね、前記運動方
向変換部の内円の曲率と略同半径の車輪を、その外周が
前記の運動方向変換部の内周に当接できる位置のケーシ
ングに軸をもって回動自在に枢着し、これら車輪と弾性
作用部を当接して運動方向変換手段を構成してなるもの
である。
孔、曲成した運動方向変換部とを順に有した弾性作用部
で形成された対称形2個で一対の作動片の元端を操作片
における押圧部の両外側より突出して連ね、前記運動方
向変換部の内円の曲率と略同半径の車輪を、その外周が
前記の運動方向変換部の内周に当接できる位置のケーシ
ングに軸をもって回動自在に枢着し、これら車輪と弾性
作用部を当接して運動方向変換手段を構成してなるもの
である。
【0009】第4の発明は、先端から係止部、案内長
孔、曲成した運動方向変換部とを順に有した弾性作用部
で形成された対称形2個で一対の作動片において、前記
運動方向変換部の半径位置に軸孔を有する輻片を該運動
方向変換部の円弧内面より半径方向に突出して運動方向
変換手段を構成してなるものである。
孔、曲成した運動方向変換部とを順に有した弾性作用部
で形成された対称形2個で一対の作動片において、前記
運動方向変換部の半径位置に軸孔を有する輻片を該運動
方向変換部の円弧内面より半径方向に突出して運動方向
変換手段を構成してなるものである。
【0010】第5の発明は、先端から係止部、案内長
孔、曲成した運動方向変換部とを順に有した弾性作用部
で形成された対称形2個で一対の作動片において、前記
運動方向変換部の半径位置に軸孔を有する輻片を該運動
方向変換部の円弧内面より半径方向に突出形成するとと
もに、運動方向変換部における円弧内面の仮想円線上に
当該作動片を連ねる操作片の押圧部の運動距離と同等も
しくは同等寸法よりもわずかに大なる寸法の切り込みを
設けてなるものである。
孔、曲成した運動方向変換部とを順に有した弾性作用部
で形成された対称形2個で一対の作動片において、前記
運動方向変換部の半径位置に軸孔を有する輻片を該運動
方向変換部の円弧内面より半径方向に突出形成するとと
もに、運動方向変換部における円弧内面の仮想円線上に
当該作動片を連ねる操作片の押圧部の運動距離と同等も
しくは同等寸法よりもわずかに大なる寸法の切り込みを
設けてなるものである。
【0011】
【発明の実施の形態】穿孔紙を綴じ込むバインダー金具
において、綴りピンがパイプ状の外ピンと、これに挿入
する針状の内ピンとが1個の穿孔に対し一対の内外ピン
を挿入できる形態のバインダー金具であって、これら外
ピン21を植設した支持体20ならびに内ピン22を植
設した支持体20のそれぞれを背板23の側辺の各々
に、枢軸24によってヒンジ状に回動することができ、
かつ、該枢軸24の挿抜によって各々個々の支持体20
が背板23に対して着・脱ができるようにしたもので、
これら背板23と、ピンを植設した支持体20との分離
操作は支持体20内に設けられた操作片2における押圧
部3の押し込み操作によって行われる。
において、綴りピンがパイプ状の外ピンと、これに挿入
する針状の内ピンとが1個の穿孔に対し一対の内外ピン
を挿入できる形態のバインダー金具であって、これら外
ピン21を植設した支持体20ならびに内ピン22を植
設した支持体20のそれぞれを背板23の側辺の各々
に、枢軸24によってヒンジ状に回動することができ、
かつ、該枢軸24の挿抜によって各々個々の支持体20
が背板23に対して着・脱ができるようにしたもので、
これら背板23と、ピンを植設した支持体20との分離
操作は支持体20内に設けられた操作片2における押圧
部3の押し込み操作によって行われる。
【0012】これらの構成形態ならびに操作形態は、従
前の同種バインダー金具と同様である。
前の同種バインダー金具と同様である。
【0013】背板と各々の支持体20とが合体している
態様は、背板23の両側に平行して設けた軸支管27
と、各支持体20の片側に設けられた筒軸28のそれぞ
れを同一軸線にして片側2本の枢軸24によってヒンジ
状に貫通軸支され、かつ、支持体20を形成するケーシ
ング1内の操作片2の押圧作用によって枢軸24の先端
側である背体23側の軸支管27からの抜去動作を防止
している。
態様は、背板23の両側に平行して設けた軸支管27
と、各支持体20の片側に設けられた筒軸28のそれぞ
れを同一軸線にして片側2本の枢軸24によってヒンジ
状に貫通軸支され、かつ、支持体20を形成するケーシ
ング1内の操作片2の押圧作用によって枢軸24の先端
側である背体23側の軸支管27からの抜去動作を防止
している。
【0014】このように平常は常に枢軸24をその先端
方向に押圧している作用は、背板23側の軸支管27の
外周に支持体20側の操作片2における受圧部5の外面
が当接されており、この状態を該操作片2に設けたガイ
ド片8と、ケーシング1に設けたガイド26の係止突起
25との噛合関係にあり、自然放置状態において操作片
2を不動のものとし、その操作片2に連動するように連
ねた作動片4も不動を維持し、該作動片4の先端の係止
部13に係合する枢軸24に対し係止状態を伝達して該
枢軸24が背板23側の軸支管27からの抜去を防止
し、ヒンジ作用の維持を図っている。
方向に押圧している作用は、背板23側の軸支管27の
外周に支持体20側の操作片2における受圧部5の外面
が当接されており、この状態を該操作片2に設けたガイ
ド片8と、ケーシング1に設けたガイド26の係止突起
25との噛合関係にあり、自然放置状態において操作片
2を不動のものとし、その操作片2に連動するように連
ねた作動片4も不動を維持し、該作動片4の先端の係止
部13に係合する枢軸24に対し係止状態を伝達して該
枢軸24が背板23側の軸支管27からの抜去を防止
し、ヒンジ作用の維持を図っている。
【0015】次ぎに、支持体20と背板23とを分離し
ようとするとき、支持体20のケーシング1の長手方向
縁辺のほぼ中央より操作できる操作片2を、その押圧部
に対しケーシング1の内方に押圧すれば、該操作片2
は、ガイド26に導かれて移動するものである。
ようとするとき、支持体20のケーシング1の長手方向
縁辺のほぼ中央より操作できる操作片2を、その押圧部
に対しケーシング1の内方に押圧すれば、該操作片2
は、ガイド26に導かれて移動するものである。
【0016】このとき、ガイド片8は、その案内溝9の
開口部を閉鎖している係止突起25が押圧力により案内
溝9を拡幅して係止突起25ともども案内溝9内に圧入
する。しかしながら、受圧部5は、背板23側の軸支管
27と当接しているので、受圧部5に連なる弾性作用部
6が保有する弾力に抗して撓みを促す曲成作用を増加し
つつガイド26が案内溝3の最奥端に到達すれば、それ
以上の押圧操作を受け付けず、これと同時に係止突起2
5と係止凹所10とが係止噛合して、押圧操作を終了し
ても操作片2は押し込まれた状態を維持する。
開口部を閉鎖している係止突起25が押圧力により案内
溝9を拡幅して係止突起25ともども案内溝9内に圧入
する。しかしながら、受圧部5は、背板23側の軸支管
27と当接しているので、受圧部5に連なる弾性作用部
6が保有する弾力に抗して撓みを促す曲成作用を増加し
つつガイド26が案内溝3の最奥端に到達すれば、それ
以上の押圧操作を受け付けず、これと同時に係止突起2
5と係止凹所10とが係止噛合して、押圧操作を終了し
ても操作片2は押し込まれた状態を維持する。
【0017】また、前記の操作片2の移動に伴い該操作
片2の側辺に連なる作動片4はその曲成部の運動方向変
換手段16を介して弾性作用部6も同動させて、先端の
係止部13に対し前進作用を促す。
片2の側辺に連なる作動片4はその曲成部の運動方向変
換手段16を介して弾性作用部6も同動させて、先端の
係止部13に対し前進作用を促す。
【0018】このようにして、枢軸24を支持した係止
部が前進することにより、該枢軸24を背板側の軸支管
27より支持体20側の筒軸28内に収納し、背板23
と支持体20とのヒンジ作用を解消する。
部が前進することにより、該枢軸24を背板側の軸支管
27より支持体20側の筒軸28内に収納し、背板23
と支持体20とのヒンジ作用を解消する。
【0019】以上のように、軸支管27と筒軸28との
ヒンジ作用が解消されたならば、前記操作片2における
受圧部5が圧縮されていた弾性作用部12の反発力をも
って軸支管27の外周を押圧し外方に向かって作用し、
この反力によって支持体20は背板23より離脱する作
用に転じるものである。
ヒンジ作用が解消されたならば、前記操作片2における
受圧部5が圧縮されていた弾性作用部12の反発力をも
って軸支管27の外周を押圧し外方に向かって作用し、
この反力によって支持体20は背板23より離脱する作
用に転じるものである。
【0020】次ぎに、分離された支持体20と背板23
との合体させるときの作用について説明すれば、支持体
20側の2箇所の筒軸28、28の間隙内に背板23の
軸支持管27を挿入すれば、前記間隙内には操作片2の
一部である受圧部5の一部が存在し、この受圧部5を排
除しなければ入れないので、該軸支管27の外周で受圧
部5を押圧して排除し、この軸支管27と両端に位置す
る筒軸28との軸線を合致させる。
との合体させるときの作用について説明すれば、支持体
20側の2箇所の筒軸28、28の間隙内に背板23の
軸支持管27を挿入すれば、前記間隙内には操作片2の
一部である受圧部5の一部が存在し、この受圧部5を排
除しなければ入れないので、該軸支管27の外周で受圧
部5を押圧して排除し、この軸支管27と両端に位置す
る筒軸28との軸線を合致させる。
【0021】一方、押圧された受圧部5は、弾性作用部
12を介して操作片2全体を押し上げる。
12を介して操作片2全体を押し上げる。
【0022】この操作片2の移動に伴って作動片4の運
動量を弾性作用部12に伝達し、曲成した運動方向変換
部15で先端の係止部13に対して引き作用を促す。
動量を弾性作用部12に伝達し、曲成した運動方向変換
部15で先端の係止部13に対して引き作用を促す。
【0023】このようにして係止部13に係合された枢
軸24は、その先端が筒軸28の端部より突出すると同
時に該筒軸28の開口に相対向する軸支管27の開口部
より進入し、支持体20と背板23とがヒンジ作用を奏
する結合作用が完了するものである。
軸24は、その先端が筒軸28の端部より突出すると同
時に該筒軸28の開口に相対向する軸支管27の開口部
より進入し、支持体20と背板23とがヒンジ作用を奏
する結合作用が完了するものである。
【0024】なお、複数ある実施例の作動片4における
先端の係止部13の運動方向はすべて案内長孔14とケ
ーシング1側より突出させてあるガイド突起29との係
合により一定位置で、かつ、設定距離間を前後方向への
動作状態が約束されている。
先端の係止部13の運動方向はすべて案内長孔14とケ
ーシング1側より突出させてあるガイド突起29との係
合により一定位置で、かつ、設定距離間を前後方向への
動作状態が約束されている。
【0025】
【発明の実施例】次に、この発明の構成について図とと
もに説明すれば、穿孔用紙用のバインダー金具に係るも
のであり、綴りピンが入れ子式のパイプ状の外ピン21
と、その外ピン21内に対し挿抜できる内ピン22とに
よりなる形態種のもので、これら外ピン21ならびに内
ピン22を植設したそれぞれの支持体20が背板23に
対し回動自在となるように枢軸24により軸支し、か
つ、該枢軸24の抜去で背板23と支持体20とが分離
できるようにしたもので、これら分離所望時には支持体
20内に設置した操作片2の押し込み操作により枢軸2
4が支持体20内に回収され、また、分離した支持体2
0を背板23と合体させるときには該支持体20の側辺
より突出している枢軸24用の2個の筒軸28間の間隙
内に背板23の軸支管27を嵌合すれば、支持体20側
の筒軸28内に回収されていた枢軸24が自動的に突出
し、かつ、背板23側の軸支管27内に嵌挿され合体す
ることができるように構成されている。
もに説明すれば、穿孔用紙用のバインダー金具に係るも
のであり、綴りピンが入れ子式のパイプ状の外ピン21
と、その外ピン21内に対し挿抜できる内ピン22とに
よりなる形態種のもので、これら外ピン21ならびに内
ピン22を植設したそれぞれの支持体20が背板23に
対し回動自在となるように枢軸24により軸支し、か
つ、該枢軸24の抜去で背板23と支持体20とが分離
できるようにしたもので、これら分離所望時には支持体
20内に設置した操作片2の押し込み操作により枢軸2
4が支持体20内に回収され、また、分離した支持体2
0を背板23と合体させるときには該支持体20の側辺
より突出している枢軸24用の2個の筒軸28間の間隙
内に背板23の軸支管27を嵌合すれば、支持体20側
の筒軸28内に回収されていた枢軸24が自動的に突出
し、かつ、背板23側の軸支管27内に嵌挿され合体す
ることができるように構成されている。
【0026】管体の外ピン21と該外ピン21内に挿入
できる内ピン22それぞれの複数を別個に植設した支持
体20の2個を、背板23の左右両側辺に回動自在とな
るように枢着し、外ピン21、内ピン22を設けた支持
体20において、該支持体20の外殻を構成するケーシ
ング1の長手方向における一側辺の中間部から頭部の押
圧部3を押し込み操作できる操作片2と、該操作片2の
押圧部3の側辺に連ねて該押圧部3作動に連動して動作
する2個の作動片4、4を熱可塑性合成樹脂を素材と
し、前記の操作片2は、その押圧部3より前記ケーシン
グ1の幅寸法と略同寸法を高さとして中空部を介した位
置に平行して受圧部5を形成し、中空部を形成する両縁
片を曲成して弾性作用部6を形成し、これら弾性作用部
6と前記押圧部3との接合箇所付近の外側位置に枢動受
部7を凹設し、さらに、押圧部3の内面より中空部に、
その先端が押圧部5を指向させて突設したガイド片8
に、下端が開溝する案内溝9を開設し、該案内溝9を形
成する溝壁における距離的設定位置に係止凹部10を凹
設してなる操作片2を形成する。
できる内ピン22それぞれの複数を別個に植設した支持
体20の2個を、背板23の左右両側辺に回動自在とな
るように枢着し、外ピン21、内ピン22を設けた支持
体20において、該支持体20の外殻を構成するケーシ
ング1の長手方向における一側辺の中間部から頭部の押
圧部3を押し込み操作できる操作片2と、該操作片2の
押圧部3の側辺に連ねて該押圧部3作動に連動して動作
する2個の作動片4、4を熱可塑性合成樹脂を素材と
し、前記の操作片2は、その押圧部3より前記ケーシン
グ1の幅寸法と略同寸法を高さとして中空部を介した位
置に平行して受圧部5を形成し、中空部を形成する両縁
片を曲成して弾性作用部6を形成し、これら弾性作用部
6と前記押圧部3との接合箇所付近の外側位置に枢動受
部7を凹設し、さらに、押圧部3の内面より中空部に、
その先端が押圧部5を指向させて突設したガイド片8
に、下端が開溝する案内溝9を開設し、該案内溝9を形
成する溝壁における距離的設定位置に係止凹部10を凹
設してなる操作片2を形成する。
【0027】また、前記操作片2の押圧部3に連なる作
動片4は、以下詳述する複数の実施例があるが、すべて
その目的、動作は同一である。
動片4は、以下詳述する複数の実施例があるが、すべて
その目的、動作は同一である。
【0028】すなわち、作動片4は、操作片2に連動し
て動作するように構成するものであるが、操作片2はケ
ーシング1の短手方向に動作するものであるに対し、作
動片4の先端は該ケーシング1の長手方向に移動させな
ければならない。そのために該作動片4の中間部で運動
方向をほぼ直角に変換しなければならない。この運動方
向変換に伴い複数の実施例がある。
て動作するように構成するものであるが、操作片2はケ
ーシング1の短手方向に動作するものであるに対し、作
動片4の先端は該ケーシング1の長手方向に移動させな
ければならない。そのために該作動片4の中間部で運動
方向をほぼ直角に変換しなければならない。この運動方
向変換に伴い複数の実施例がある。
【0029】上記した作動片4の運動方向変換は、作動
片4を含めてほぼ全体が材質的要素から弾性作用部12
で形成され、自在に曲動はするものの、枢軸24を軸支
完27の挿抜ならびに筒軸28内を移動させるに負荷が
かかるもので、その負荷に対抗する剛性が不足すると中
間で撓み現象が生じ、枢軸24までその運動の伝達が不
可となるおそれがある。このような不伝達現象を回避す
るために、中間に曲成した運動方向変換部15を設けて
これを基本形として対応している。これら運動方向変換
作用を円滑にするために作用上、工程上、原価等のあら
ゆる面、運動方向変換による伝達能力の中間消費をでき
得る限り軽減するために複数の実施例がある。
片4を含めてほぼ全体が材質的要素から弾性作用部12
で形成され、自在に曲動はするものの、枢軸24を軸支
完27の挿抜ならびに筒軸28内を移動させるに負荷が
かかるもので、その負荷に対抗する剛性が不足すると中
間で撓み現象が生じ、枢軸24までその運動の伝達が不
可となるおそれがある。このような不伝達現象を回避す
るために、中間に曲成した運動方向変換部15を設けて
これを基本形として対応している。これら運動方向変換
作用を円滑にするために作用上、工程上、原価等のあら
ゆる面、運動方向変換による伝達能力の中間消費をでき
得る限り軽減するために複数の実施例がある。
【0030】作動片4の基本的構成は、操作片2の運動
方向と直交方向に運動できるように曲成した運動方向変
換部15を有した弾性作用部12の先端に枢軸24の頭
部を係止できる係止部13を設け、該係止部13と前記
運動方向変換部15との間に案内長孔14を形成した2
つの作動片14、14の各々の元端を双方が左右対称と
なるように前記操作片2における押圧部3の両側面に連
ね、これら操作片2と作動片4、4とで操作体Aを形成
するものである。
方向と直交方向に運動できるように曲成した運動方向変
換部15を有した弾性作用部12の先端に枢軸24の頭
部を係止できる係止部13を設け、該係止部13と前記
運動方向変換部15との間に案内長孔14を形成した2
つの作動片14、14の各々の元端を双方が左右対称と
なるように前記操作片2における押圧部3の両側面に連
ね、これら操作片2と作動片4、4とで操作体Aを形成
するものである。
【0031】他の実施例は、先端から係止部13、案内
長孔14、曲成した運動方向変換部15とを順に有した
弾性作用部12の長杆と、設定した長さの短杆11とを
ほぼ直角となるようにしたベルクランク状を熱可塑性合
成樹脂で形成した作動片4を設け、ケーシング1に、該
ケーシング1に係合した操作片2における押圧部3の側
辺に凹設した枢動受部7の移動範囲の両端の各々より前
記作動片4における従動部11の長さを半径として描く
2つの円線の交点が得られた位置に突設した軸30に先
期ベルクランク状の作動片4の枢支部をを枢支し、従動
部11の先端を前記の枢動受部7に係合してなるもので
ある。
長孔14、曲成した運動方向変換部15とを順に有した
弾性作用部12の長杆と、設定した長さの短杆11とを
ほぼ直角となるようにしたベルクランク状を熱可塑性合
成樹脂で形成した作動片4を設け、ケーシング1に、該
ケーシング1に係合した操作片2における押圧部3の側
辺に凹設した枢動受部7の移動範囲の両端の各々より前
記作動片4における従動部11の長さを半径として描く
2つの円線の交点が得られた位置に突設した軸30に先
期ベルクランク状の作動片4の枢支部をを枢支し、従動
部11の先端を前記の枢動受部7に係合してなるもので
ある。
【0032】また、他の実施例は、先端から係止部1
3、案内長孔14、曲成した運動方向変換部15とを順
に有した弾性作用部12で形成された対称形2個で一対
の作動片4、4の元端を操作片2における押圧部3の両
外側より突出して連ね、前記運動方向変換部15の内円
の曲率と略同半径の車輪17を、その外周が前記の運動
方向変換部15の内周に当接できる位置のケーシング1
に軸30をもって回動自在に枢着し、これら車輪17と
弾性作用部12を当接して運動方向変換手段16を構成
してなるものである。
3、案内長孔14、曲成した運動方向変換部15とを順
に有した弾性作用部12で形成された対称形2個で一対
の作動片4、4の元端を操作片2における押圧部3の両
外側より突出して連ね、前記運動方向変換部15の内円
の曲率と略同半径の車輪17を、その外周が前記の運動
方向変換部15の内周に当接できる位置のケーシング1
に軸30をもって回動自在に枢着し、これら車輪17と
弾性作用部12を当接して運動方向変換手段16を構成
してなるものである。
【0033】さらに他の実施例では、先端から係止部1
3、案内長孔14、曲成した運動方向変換部15とを順
に有した弾性作用部12で形成された対称形2個で一対
の作動片4、4において、前記運動方向変換部15の半
径位置に軸孔を有する輻片18を該運動方向変換部15
の円弧内面より半径方向に突出して運動方向変換手段1
6を構成してなるものである。
3、案内長孔14、曲成した運動方向変換部15とを順
に有した弾性作用部12で形成された対称形2個で一対
の作動片4、4において、前記運動方向変換部15の半
径位置に軸孔を有する輻片18を該運動方向変換部15
の円弧内面より半径方向に突出して運動方向変換手段1
6を構成してなるものである。
【0034】さらにまた他の実施例では、先端から係止
部13、案内長孔14、曲成した運動方向変換部15と
を順に有した弾性作用部12で形成された対称形2個で
一対の作動片4、4において、前記運動方向変換部15
の半径位置に軸孔を有する輻片18を該運動方向変換部
15の円弧内面より半径方向に突出形成するとともに、
運動方向変換部15における円弧内面の仮想円線上に当
該作動片4、4を連ねる操作片2の押圧部3の運動距離
と同等もしくは同等寸法よりもわずかに大なる寸法の切
り込み19を設けてなるものである。
部13、案内長孔14、曲成した運動方向変換部15と
を順に有した弾性作用部12で形成された対称形2個で
一対の作動片4、4において、前記運動方向変換部15
の半径位置に軸孔を有する輻片18を該運動方向変換部
15の円弧内面より半径方向に突出形成するとともに、
運動方向変換部15における円弧内面の仮想円線上に当
該作動片4、4を連ねる操作片2の押圧部3の運動距離
と同等もしくは同等寸法よりもわずかに大なる寸法の切
り込み19を設けてなるものである。
【0035】前記した輻片18を作動片4、4と一体形
成する場合に軸孔から、運動方向変換部15の外周まで
の半径を変化することによりベルクランク的作用が得ら
れ、例えば操作片2の押圧部3の運動量(距離)、枢軸
24を移動させる係止部13の移動量とが異なる場合、
またはトルクに変更を要する場合に適宜前記半径を異に
する外周を形成することにより選択的に多岐例を創設す
ることができる。
成する場合に軸孔から、運動方向変換部15の外周まで
の半径を変化することによりベルクランク的作用が得ら
れ、例えば操作片2の押圧部3の運動量(距離)、枢軸
24を移動させる係止部13の移動量とが異なる場合、
またはトルクに変更を要する場合に適宜前記半径を異に
する外周を形成することにより選択的に多岐例を創設す
ることができる。
【0036】なおまた他の実施例では、短杆の従動部1
1と、長杆の弾性作用部12とからなるベル・クランク
状にした場合の作動片4を、弾性作用部12の先端に設
けた係止部13と、案内長孔14とを設け、該案内長孔
14と、枢支点とを曲成した運動方向変換部15を介し
て弾性撓み部として作用するようにした作動片4を左右
対称にした一対を形成し、このようにした片側のケーシ
ング1の内面のほぼ中央に、両側の一部に係止突起25
を設けたガイド26を設けて、前記の操作片2をその案
内溝9に係合させ、かつ、係止凹部10に係止突起25
を係止した状態で押圧部3をケーシング1の長辺に臨ま
せ、さらにケーシング1において前記操作片2の側辺に
設けた枢動受部7の移動範囲内において、前記作動片4
における従動部11の長さを半径として描く円線に2箇
所の交点が得られる軸心位置に突設した軸30に作動片
4を枢支し、従動部11の先端を前記の枢動受部7に係
合するとともに、ケーシング1より突出させたガイド突
起29に弾性作用部12の案内長孔14を係合して支持
体20を構成し、該支持体20側に設けたそれぞれの筒
軸28、28の各々に先端同志が相対向するように挿入
した枢軸24、24の頭部を弾性作用部12先端の係止
部し、さらにまた、背板23において前記の枢軸24の
それぞれが両端から挿抜できるように設けた軸支管28
の外周に作動片4の受圧部5の外面と圧接作用時に該軸
支管28に枢軸24が挿通係合できるようにしてなるも
のである。
1と、長杆の弾性作用部12とからなるベル・クランク
状にした場合の作動片4を、弾性作用部12の先端に設
けた係止部13と、案内長孔14とを設け、該案内長孔
14と、枢支点とを曲成した運動方向変換部15を介し
て弾性撓み部として作用するようにした作動片4を左右
対称にした一対を形成し、このようにした片側のケーシ
ング1の内面のほぼ中央に、両側の一部に係止突起25
を設けたガイド26を設けて、前記の操作片2をその案
内溝9に係合させ、かつ、係止凹部10に係止突起25
を係止した状態で押圧部3をケーシング1の長辺に臨ま
せ、さらにケーシング1において前記操作片2の側辺に
設けた枢動受部7の移動範囲内において、前記作動片4
における従動部11の長さを半径として描く円線に2箇
所の交点が得られる軸心位置に突設した軸30に作動片
4を枢支し、従動部11の先端を前記の枢動受部7に係
合するとともに、ケーシング1より突出させたガイド突
起29に弾性作用部12の案内長孔14を係合して支持
体20を構成し、該支持体20側に設けたそれぞれの筒
軸28、28の各々に先端同志が相対向するように挿入
した枢軸24、24の頭部を弾性作用部12先端の係止
部し、さらにまた、背板23において前記の枢軸24の
それぞれが両端から挿抜できるように設けた軸支管28
の外周に作動片4の受圧部5の外面と圧接作用時に該軸
支管28に枢軸24が挿通係合できるようにしてなるも
のである。
【0037】
【発明の効果】本発明は以上のように構成したので、特
に操作部を熱可塑性樹脂の成型体で、各部所ならびに従
前コイルスプリングおよび板バネ材で形成されていた弾
性部材をも同素材で構成したことにより、特に組み立て
工程を簡素化することにより、高等技術も必要なく、何
人でも容易に組付け作業を行い得る効果あるものであ
る。
に操作部を熱可塑性樹脂の成型体で、各部所ならびに従
前コイルスプリングおよび板バネ材で形成されていた弾
性部材をも同素材で構成したことにより、特に組み立て
工程を簡素化することにより、高等技術も必要なく、何
人でも容易に組付け作業を行い得る効果あるものであ
る。
【0038】また、操作体は成型体により形成できるの
で、部品管理を簡素化することができるとともに、すべ
てが同一素材の部品であるので、長期使用による劣化の
進行度合いも早遅差がなく安定した精度を長期にわたり
期待することができる効果あるものである。
で、部品管理を簡素化することができるとともに、すべ
てが同一素材の部品であるので、長期使用による劣化の
進行度合いも早遅差がなく安定した精度を長期にわたり
期待することができる効果あるものである。
【図1】 背板を介してその両側に数着する支持体の一
方を離脱させ、離脱した一方の支持体の一部を切り欠い
て内部構造の一部を示すバインダー金具の斜視図、
方を離脱させ、離脱した一方の支持体の一部を切り欠い
て内部構造の一部を示すバインダー金具の斜視図、
【図2】 操作体の内部を示す平面図、
【図3】 操作片の平面図、
【図4】 2個の作動片の平面図、
【図5】 他の実施例の作動片を内装した操作体の内部
を示す平面図、
を示す平面図、
【図6】 他の実施例の作動片の平面図、
【図7】 更に他の実施例の作動片の平面図、
【図8】 図7の作用を説明する平面図。
1 ケーシング、 2 操作片、 3 押圧部、 4 作動片、 5 受圧部、 6 弾性作用部、 7 枢動受部、 8 ガイド片、 9 案内溝、 10 係止凹部、 11 従動部、 12 弾性作用部、 13 係止部、 14 案内長孔、 15 運動方向変換部、 16 運動方向変換手段、 17 車輪、 18 輻片、 19 切り込み、 20 支持体、 21 外ピン、 22 内ピン、 23 背板、 24 枢軸、 25 係止突起、 26 ガイド、 27 軸支管、 28 筒軸、 29 ガイド突起、 30 軸、 A 操作体。
Claims (5)
- 【請求項1】 管体の外ピン21と該外ピン21内に挿
入できる内ピン22それぞれの複数を別個に植設した支
持体20の2個を、背板23の左右両側辺に回動自在と
なるように枢着し、外ピン21、内ピン22を設けた支
持体20において、 支持体20の外殻を構成するケーシング1の長手方向に
おける一側辺の中間部から頭部の押圧部3を押し込み操
作で短手方向に操作できる操作片2と、 操作片2に連ねてケーシング1の長手方向に連動動作す
る左右の作動片4、4よりなる操作体Aを熱可塑性合成
樹脂を素材として形成し、 操作片2を、その押圧部3より前記ケーシング1の幅寸
法と略同寸法を高さとして中空部を介した位置に平行し
て受圧部5を形成し、中空部を形成する両縁片を曲成し
て弾性作用部6を形成するとともに、押圧部3の内面よ
り中空部に、その先端が受圧部5を指向させて突設した
ガイド片8に、下端が開溝する案内溝9を開設し、該案
内溝9を形成する溝壁における距離的設定位置に係止凹
部10を凹設して操作片2を形成し、 操作片2の運動方向と直交方向に運動できるように曲成
した運動方向変換部15を有した弾性作用部12の先端
に枢軸24の頭部を係止できる係止部13を設け、該係
止部13と前記運動方向変換部15との間に案内長孔1
4を形成した2つの作動片14、14の各々の元端を双
方が左右対称となるように前記操作片2における押圧部
3の両側面に連ね、これら操作片2と作動片4、4とで
操作体Aを形成し、 片側のケーシング1の内面のほぼ中央に、両側の一部に
係止突起25を設けたガイド26を設けて、前記の操作
片2をその案内溝9に係合させ、かつ、係止凹部10に
係止突起25を係止した状態で押圧部3の両側を摺動自
在に支持しつつをケーシング1の1長辺を形成する縁部
より外部に臨ませ、また、ケーシング1より突出させた
ガイド突起29に作動片4の案内長孔14を係合して操
作体Aを内装して形成した支持体20の一側に軸線を一
にして設けたそれぞれの筒軸28、28の各々に先端同
志が相対向するように挿入した枢軸24、24の頭部を
前記作動片4、4先端の係止部13、13のそれぞれに
係止し、 また、背板23において前記の枢軸24のそれぞれが両
端から挿抜できるように設けた軸支管28の外周に操作
片2の受圧部5の外面と圧接作用時に該軸支管28に枢
軸24が挿通係合できるようにしてなることを特徴とす
るバインダー金具におけるピン支持体の着脱構成。 - 【請求項2】 先端から係止部13、案内長孔14、曲
成した運動方向変換部15とを順に有した弾性作用部1
2の長杆と、設定した長さの短杆11とをほぼ直角とな
るようにしたベルクランク状を熱可塑性合成樹脂で形成
した作動片4を設け、ケーシング1に、該ケーシング1
に係合した操作片2における押圧部3の側辺に凹設した
枢動受部7の移動範囲の両端の各々より前記作動片4に
おける従動部11の長さを半径として描く2つの円線の
交点が得られた位置に突設した軸30に前記ベルクラン
ク状の作動片4の枢支部をを枢支し、従動部11の先端
を前記の枢動受部7に係合してなることを特徴とする請
求項1記載のバインダー金具におけるピン支持体の着脱
構成。 - 【請求項3】 先端から係止部13、案内長孔14、曲
成した運動方向変換部15とを順に有した弾性作用部1
2で形成された対称形2個で一対の作動片4、4の元端
を操作片2における押圧部3の両外側より突出して連
ね、前記運動方向変換部15の内円の曲率と略同半径の
車輪17を、その外周が前記の運動方向変換部15の内
周に当接できる位置のケーシング1に軸30をもって回
動自在に枢着し、これら車輪17と弾性作用部12を当
接して運動方向変換手段16を構成してなることを特徴
とする請求項1記載のバインダー金具におけるピン支持
体の着脱構成。 - 【請求項4】 先端から係止部13、案内長孔14、曲
成した運動方向変換部15とを順に有した弾性作用部1
2で形成された対称形2個で一対の作動片4、4におい
て、前記運動方向変換部15の半径位置に軸孔を有する
輻片18を該運動方向変換部15の円弧内面より半径方
向に突出して運動方向変換手段16を構成してなること
を特徴とする請求項1記載のバインダー金具におけるピ
ン支持体の着脱構成。 - 【請求項5】 先端から係止部13、案内長孔14、曲
成した運動方向変換部15とを順に有した弾性作用部1
2で形成された対称形2個で一対の作動片4、4におい
て、前記運動方向変換部15の半径位置に軸孔を有する
輻片18を該運動方向変換部15の円弧内面より半径方
向に突出形成するとともに、運動方向変換部15におけ
る円弧内面の仮想円線上に当該作動片4、4を連ねる操
作片2の押圧部3の運動距離と同等もしくは同等寸法よ
りもわずかに大なる寸法の切り込み19を設けてなるこ
とを特徴とする請求項1または4記載のバインダー金具
におけるピン支持体の着脱構成。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7351627A JP2980835B2 (ja) | 1994-12-26 | 1995-12-26 | バインダー金具におけるピン支持体の着脱構成 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33729394 | 1994-12-26 | ||
JP6-337293 | 1994-12-26 | ||
JP7351627A JP2980835B2 (ja) | 1994-12-26 | 1995-12-26 | バインダー金具におけるピン支持体の着脱構成 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08230372A true JPH08230372A (ja) | 1996-09-10 |
JP2980835B2 JP2980835B2 (ja) | 1999-11-22 |
Family
ID=26575734
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7351627A Expired - Fee Related JP2980835B2 (ja) | 1994-12-26 | 1995-12-26 | バインダー金具におけるピン支持体の着脱構成 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2980835B2 (ja) |
-
1995
- 1995-12-26 JP JP7351627A patent/JP2980835B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2980835B2 (ja) | 1999-11-22 |
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