JPH08226869A - ガス濃度測定装置 - Google Patents
ガス濃度測定装置Info
- Publication number
- JPH08226869A JPH08226869A JP3357395A JP3357395A JPH08226869A JP H08226869 A JPH08226869 A JP H08226869A JP 3357395 A JP3357395 A JP 3357395A JP 3357395 A JP3357395 A JP 3357395A JP H08226869 A JPH08226869 A JP H08226869A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gas
- probe
- flow
- measured
- gas concentration
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
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Landscapes
- Aerodynamic Tests, Hydrodynamic Tests, Wind Tunnels, And Water Tanks (AREA)
- Sampling And Sample Adjustment (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 プローブ本体（１）が被測定ガスの流れに与
える乱れを小さくすることができ、ガス濃度の測定精度
が向上することなどを目的とする。 【構成】 円筒状をなし被測定ガスの流れに垂直なプロ
ーブ本体（１）を介して被測定ガスを吸引してガス濃度
を測定するガス濃度測定装置におけるプローブ本体
（１）の下流側側面に中心線に沿い被測定ガスの流れに
沿ってフイン（８）を取付けて構成する。
える乱れを小さくすることができ、ガス濃度の測定精度
が向上することなどを目的とする。 【構成】 円筒状をなし被測定ガスの流れに垂直なプロ
ーブ本体（１）を介して被測定ガスを吸引してガス濃度
を測定するガス濃度測定装置におけるプローブ本体
（１）の下流側側面に中心線に沿い被測定ガスの流れに
沿ってフイン（８）を取付けて構成する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、風洞によるガス拡散実
験などに適用されるガス濃度測定装置に関する。
験などに適用されるガス濃度測定装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】図２は風洞によるガス拡散実験などに使
用されている従来のガス濃度測定装置の説明図である。
図において、煙突や排気塔から排出される煙や熱などの
拡散状態を風洞内に再現して煙や熱などの拡散状態を実
験により調査するため、風洞内の測定風路にトラバース
装置を装備してプローブ０１により風洞内に拡散するト
レーサガスの濃度を測定している。トラバース装置は床
面に地形模型０６を設置した測定風路０９の天井を風軸
方向に移動する移動台０２と、この移動台０２に固定さ
れた水平移動レール０３と、この水平移動レール０３上
を移動する水平移動駒０４と、この水平移動駒０４に取
付けられた垂直移動ガイド０５などとから構成されてお
り、このトラバース装置に棒状のプローブ０１を装着し
て測定風路０９内の任意の点におけるトレーサガスを吸
引し、このトレーサガスを導管０７を経て図示しない濃
度測定装置へ導くことにより、トレーサガスの濃度を測
定することができるようになっている。
用されている従来のガス濃度測定装置の説明図である。
図において、煙突や排気塔から排出される煙や熱などの
拡散状態を風洞内に再現して煙や熱などの拡散状態を実
験により調査するため、風洞内の測定風路にトラバース
装置を装備してプローブ０１により風洞内に拡散するト
レーサガスの濃度を測定している。トラバース装置は床
面に地形模型０６を設置した測定風路０９の天井を風軸
方向に移動する移動台０２と、この移動台０２に固定さ
れた水平移動レール０３と、この水平移動レール０３上
を移動する水平移動駒０４と、この水平移動駒０４に取
付けられた垂直移動ガイド０５などとから構成されてお
り、このトラバース装置に棒状のプローブ０１を装着し
て測定風路０９内の任意の点におけるトレーサガスを吸
引し、このトレーサガスを導管０７を経て図示しない濃
度測定装置へ導くことにより、トレーサガスの濃度を測
定することができるようになっている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来のガ
ス濃度測定装置においては、棒状のプローブ０１が風洞
内の流れに対して直角方向に置かれるためにプローブ０
１の後方にカルマン渦０１０を生じ、このカルマン渦０
１０によって測定風路０９内の気流が乱されて測定精度
が悪化する可能性がある。同時に多数の点でサンプリン
グを行うために複数のプローブ０１を取付けた場合は、
カルマン渦０１０による影響がより一層大きくなる。こ
のカルマン渦０１０による影響を小さくするには、プロ
ーブ０１の径を小さくして流れに与える影響を少なくす
ればよいのであるが、この場合はプローブ０１の強度が
低くなってプローブ０１を正確な測定位置に保つことが
できなくなる可能性がある。
ス濃度測定装置においては、棒状のプローブ０１が風洞
内の流れに対して直角方向に置かれるためにプローブ０
１の後方にカルマン渦０１０を生じ、このカルマン渦０
１０によって測定風路０９内の気流が乱されて測定精度
が悪化する可能性がある。同時に多数の点でサンプリン
グを行うために複数のプローブ０１を取付けた場合は、
カルマン渦０１０による影響がより一層大きくなる。こ
のカルマン渦０１０による影響を小さくするには、プロ
ーブ０１の径を小さくして流れに与える影響を少なくす
ればよいのであるが、この場合はプローブ０１の強度が
低くなってプローブ０１を正確な測定位置に保つことが
できなくなる可能性がある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明に係るガス濃度測
定装置は上記課題の解決を目的にしており、円筒状をな
し被測定ガスの流れに略垂直に置かれたプローブ本体を
介して被測定ガスを吸引してガス濃度を測定するガス濃
度測定装置において、上記プローブ本体の下流側側面に
中心線に沿い被測定ガスの流れに沿って取付けられたフ
インを備えた構成を特徴とする。
定装置は上記課題の解決を目的にしており、円筒状をな
し被測定ガスの流れに略垂直に置かれたプローブ本体を
介して被測定ガスを吸引してガス濃度を測定するガス濃
度測定装置において、上記プローブ本体の下流側側面に
中心線に沿い被測定ガスの流れに沿って取付けられたフ
インを備えた構成を特徴とする。
【０００５】
【作用】即ち、本発明に係るガス濃度測定装置において
は、円筒状をなし被測定ガスの流れに垂直なプローブ本
体を介して被測定ガスを吸引してガス濃度を測定するガ
ス濃度測定装置におけるプローブ本体の下流側側面に中
心線に沿い被測定ガスの流れに沿ってフインが取付けら
れており、プローブ本体の下流側に取付けられたフイン
によりプローブ本体の下流に生じるカルマン渦が抑制さ
れてプローブ本体が被測定ガスの流れに与える乱れを小
さくすることができる。
は、円筒状をなし被測定ガスの流れに垂直なプローブ本
体を介して被測定ガスを吸引してガス濃度を測定するガ
ス濃度測定装置におけるプローブ本体の下流側側面に中
心線に沿い被測定ガスの流れに沿ってフインが取付けら
れており、プローブ本体の下流側に取付けられたフイン
によりプローブ本体の下流に生じるカルマン渦が抑制さ
れてプローブ本体が被測定ガスの流れに与える乱れを小
さくすることができる。
【０００６】
【実施例】図１は本発明の一実施例に係るガス濃度測定
装置の説明図である。図において、本実施例に係るガス
濃度測定装置は風洞によるガス拡散実験などに使用され
るもので、煙突や排気塔から排出される煙や熱などの拡
散状態を風洞内に再現して煙や熱などの拡散状態を実験
により調査するため、風洞内の測定風路に図示しないト
ラバース装置を装備してプローブ１により風洞内に拡散
するトレーサガスの濃度を測定する。トラバース装置は
床面に地形模型を設置した測定風路の天井を風軸方向に
移動する移動台と、この移動台に固定された水平移動レ
ールと、この水平移動レール上を移動する水平移動駒
と、この水平移動駒に取付けられた垂直移動ガイドなど
とから構成されており、このトラバース装置に棒状のプ
ローブ１を装着して測定風路内の任意の点におけるトレ
ーサガスを吸引し、このトレーサガスを導管を経て濃度
測定装置へ導くことにより、トレーサガスの濃度を測定
することができるようになっている。
装置の説明図である。図において、本実施例に係るガス
濃度測定装置は風洞によるガス拡散実験などに使用され
るもので、煙突や排気塔から排出される煙や熱などの拡
散状態を風洞内に再現して煙や熱などの拡散状態を実験
により調査するため、風洞内の測定風路に図示しないト
ラバース装置を装備してプローブ１により風洞内に拡散
するトレーサガスの濃度を測定する。トラバース装置は
床面に地形模型を設置した測定風路の天井を風軸方向に
移動する移動台と、この移動台に固定された水平移動レ
ールと、この水平移動レール上を移動する水平移動駒
と、この水平移動駒に取付けられた垂直移動ガイドなど
とから構成されており、このトラバース装置に棒状のプ
ローブ１を装着して測定風路内の任意の点におけるトレ
ーサガスを吸引し、このトレーサガスを導管を経て濃度
測定装置へ導くことにより、トレーサガスの濃度を測定
することができるようになっている。
【０００７】本ガス濃度測定装置においては、プローブ
１が風洞内におけるトレーサガスの流れに与える影響を
小さくするために図に示すように円管状をなすプローブ
１の下流側の側面にプローブ１の軸に沿ってフイン８が
下流に向けて取付けられており、このフイン８は円管状
をなすプローブ１の直径と同程度、或いは直径以上の長
さを下流方向に有し、薄板状をなしている。
１が風洞内におけるトレーサガスの流れに与える影響を
小さくするために図に示すように円管状をなすプローブ
１の下流側の側面にプローブ１の軸に沿ってフイン８が
下流に向けて取付けられており、このフイン８は円管状
をなすプローブ１の直径と同程度、或いは直径以上の長
さを下流方向に有し、薄板状をなしている。
【０００８】このようにプローブ１の下流側側面にフイ
ン８を取付けたことにより、プローブ１の下流にカルマ
ン渦が生じるのが抑制され、カルマン渦による抵抗を小
さくして風洞内の気流にプローブ１が与える乱れを小さ
くすることができる。なお、このような効果はプローブ
１の断面を翼型に形成することによっても得られるが、
プローブ１の径が直径５mm程度であるために翼型に加工
することは非常に困難で、このようなフイン８を取付け
ることによりプローブ１の断面を翼型に形成したのと同
じ効果を簡単に得ることができる。
ン８を取付けたことにより、プローブ１の下流にカルマ
ン渦が生じるのが抑制され、カルマン渦による抵抗を小
さくして風洞内の気流にプローブ１が与える乱れを小さ
くすることができる。なお、このような効果はプローブ
１の断面を翼型に形成することによっても得られるが、
プローブ１の径が直径５mm程度であるために翼型に加工
することは非常に困難で、このようなフイン８を取付け
ることによりプローブ１の断面を翼型に形成したのと同
じ効果を簡単に得ることができる。
【０００９】従来のガス濃度測定装置においては、棒状
のプローブが風洞内の流れに対して直角方向に置かれる
ためにプローブ１の後方にカルマン渦を生じ、このカル
マン渦によって測定風路内の気流が乱れて測定精度が悪
化する可能性がある。同時に多数の点でサンプリングを
行うために複数のプローブを取付けた場合は、カルマン
渦による影響がより一層大きくなる。このカルマン渦に
よる影響を小さくするには、プローブの径を小さくして
流れに与える影響を少なくすればよいのであるが、この
場合はプローブの強度が低くなってプローブを正確な測
定位置に保つことができなくなる可能性がある。これに
対し、本ガス濃度測定装置においてはプローブ１の下流
側にフイン８が取付けられており、プローブ１の下流側
側面にフイン８を取付けたことによりプローブ１によっ
て生じる風洞内における気流の乱れを小さくすることが
でき、ガス濃度の測定精度を向上させることが可能にな
る。
のプローブが風洞内の流れに対して直角方向に置かれる
ためにプローブ１の後方にカルマン渦を生じ、このカル
マン渦によって測定風路内の気流が乱れて測定精度が悪
化する可能性がある。同時に多数の点でサンプリングを
行うために複数のプローブを取付けた場合は、カルマン
渦による影響がより一層大きくなる。このカルマン渦に
よる影響を小さくするには、プローブの径を小さくして
流れに与える影響を少なくすればよいのであるが、この
場合はプローブの強度が低くなってプローブを正確な測
定位置に保つことができなくなる可能性がある。これに
対し、本ガス濃度測定装置においてはプローブ１の下流
側にフイン８が取付けられており、プローブ１の下流側
側面にフイン８を取付けたことによりプローブ１によっ
て生じる風洞内における気流の乱れを小さくすることが
でき、ガス濃度の測定精度を向上させることが可能にな
る。
【００１０】
【発明の効果】本発明に係るガス濃度測定装置は前記の
ように構成されており、プローブ本体が被測定ガスの流
れに与える乱れを小さくすることができるので、ガス濃
度の測定精度が向上する。
ように構成されており、プローブ本体が被測定ガスの流
れに与える乱れを小さくすることができるので、ガス濃
度の測定精度が向上する。
【図１】図１は本発明の一実施例に係るガス濃度測定装
置のプローブの斜視図である。
置のプローブの斜視図である。
【図２】図２（ａ）は従来のガス濃度測定装置の斜視
図、同図（ｂ）はその作用説明図である。
図、同図（ｂ）はその作用説明図である。
１ プローブ ８ フイン
Claims (1)
- 【請求項１】 円筒状をなし被測定ガスの流れに略垂直
に置かれたプローブ本体を介して被測定ガスを吸引して
ガス濃度を測定するガス濃度測定装置において、上記プ
ローブ本体の下流側側面に中心線に沿い被測定ガスの流
れに沿って取付けられたフインを備えたことを特徴とす
るガス濃度測定装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3357395A JPH08226869A (ja) | 1995-02-22 | 1995-02-22 | ガス濃度測定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3357395A JPH08226869A (ja) | 1995-02-22 | 1995-02-22 | ガス濃度測定装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08226869A true JPH08226869A (ja) | 1996-09-03 |
Family
ID=12390288
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3357395A Withdrawn JPH08226869A (ja) | 1995-02-22 | 1995-02-22 | ガス濃度測定装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08226869A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2007066128A2 (en) * | 2005-12-10 | 2007-06-14 | Endet Ltd | Gas probes |
-
1995
- 1995-02-22 JP JP3357395A patent/JPH08226869A/ja not_active Withdrawn
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2007066128A2 (en) * | 2005-12-10 | 2007-06-14 | Endet Ltd | Gas probes |
| WO2007066128A3 (en) * | 2005-12-10 | 2007-11-15 | Endet Ltd | Gas probes |
| EA015862B1 (ru) * | 2005-12-10 | 2011-12-30 | Эндет Лтд. | Газоотборное устройство |
| US8424396B2 (en) | 2005-12-10 | 2013-04-23 | Endet Ltd | Gas probes |
| US9528917B2 (en) | 2005-12-10 | 2016-12-27 | Endet Ltd | Gas probes |
| US9766163B2 (en) | 2005-12-10 | 2017-09-19 | Endet Ltd. | Gas probes |
| EP3431947A1 (en) * | 2005-12-10 | 2019-01-23 | Endet Ltd | Gas probes |
| US10712243B2 (en) | 2005-12-10 | 2020-07-14 | Endet Limited | Gas probes |
| EP3431947B1 (en) | 2005-12-10 | 2022-01-19 | Orbital Energy Group, Inc. | Gas probes |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20020507 |