JPH0822640A - 光ディスクおよび光ディスク記録方法 - Google Patents

光ディスクおよび光ディスク記録方法

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JPH0822640A
JPH0822640A JP6153537A JP15353794A JPH0822640A JP H0822640 A JPH0822640 A JP H0822640A JP 6153537 A JP6153537 A JP 6153537A JP 15353794 A JP15353794 A JP 15353794A JP H0822640 A JPH0822640 A JP H0822640A
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track
area
concave
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pitch
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Application number
JP6153537A
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English (en)
Inventor
Yasuki Matsumoto
泰樹 松本
Mitsuro Moriya
充郎 守屋
Shinichi Yamada
真一 山田
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B20/00Signal processing not specific to the method of recording or reproducing; Circuits therefor
    • G11B20/10Digital recording or reproducing
    • G11B20/12Formatting, e.g. arrangement of data block or words on the record carriers
    • G11B20/1217Formatting, e.g. arrangement of data block or words on the record carriers on discs
    • G11B2020/1259Formatting, e.g. arrangement of data block or words on the record carriers on discs with ROM/RAM areas
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B7/00Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
    • G11B7/007Arrangement of the information on the record carrier, e.g. form of tracks, actual track shape, e.g. wobbled, or cross-section, e.g. v-shaped; Sequential information structures, e.g. sectoring or header formats within a track
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B7/00Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
    • G11B7/24Record carriers characterised by shape, structure or physical properties, or by the selection of the material
    • G11B7/26Apparatus or processes specially adapted for the manufacture of record carriers
    • G11B7/261Preparing a master, e.g. exposing photoresist, electroforming

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、簡単な装置の構成で高精度なトラ
ッキング制御あるいは所望するトラックの検索が行え、
かつ容易に製造できるRAM領域とROM領域の双方の
領域を有する情報の高密度化に好適な光ディスクおよび
この光ディスクの記録方法を提供することを目的として
いる。 【構成】 凸状の溝トラックと凸状の溝トラックの間の
凹状の溝トラックの2つのスパイラル状の溝トラック
と、凹凸ピットの形態で情報が記録されているスパイラ
ル状のピットトラックとが設けられている基板上に記録
薄膜を形成し、凹及び凸状の双方の溝トラック上の記録
薄膜上に情報が記録される円盤状の光ディスクであっ
て、ピットトラックのピッチを凹または凸状の溝トラッ
クのピッチよりも狭くし、凹及び凸状の溝トラック領域
とピットトラック領域との境界に、ミラー部から成る境
界領域を設けている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、記録再生可能な領域と
再生専用の固定情報が記録された領域とを1つのディス
クに備えた光ディスクに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、情報を記録できる光ディスクは、
大容量のデータを保持できることから音声情報データ、
映像情報データ、各種情報機器データを蓄積するものと
して重要な地位を占めつつあるが、さらに大容量化が求
められており、この要求を満たすためには光ディスク上
の情報記録密度をさらに向上させなければならない。光
ディスクの情報密度は情報トラックのピッチおよびトラ
ック方向の情報密度すなわち情報の線密度で決まり、光
ディスク上の情報密度を向上させるにはトラックピッチ
を狭くし、線密度を高める必要がある。
【0003】従来の光ディスクとして、円盤状の樹脂基
板表面に幅0.8μm、ピッチ1.6μmという微小な
凹凸状の溝トラックをスパイラル状に形成し、この基板
表面上にスパッタリング等の手法でTe、Sb、Geを
主成分とした3元系の相変化型記録材料の薄膜を形成
し、この薄膜上に保護層を設けた記録再生用の光ディス
クが知られている。この樹脂基板は、凹凸状の溝トラッ
クがカッティングされている原盤に基づいてスタンパー
を作製し、このスタンパーを用いてインジェクション等
の手法で大量に複製される。
【0004】凹凸状の溝トラックを設けている1つの目
的は、光ディスク上に照射されている光ビームと溝トラ
ックとの位置ずれ信号を検出して光ビームが溝トラック
上に正確に位置するように制御するためである。一般的
に、光ディスク上の光ビームと溝トラックとの位置ずれ
信号、すなわちトラックずれ信号はプッシュプル法で検
出されている。プッシュプル法とは、光ディスクからの
反射光または透過光のファーフィールドパターンを2つ
の受光領域を有する2分割の光検出器で検出し、両受光
領域で検出された光電流の差より光ディスク上の溝トラ
ックと光ビームとの位置ずれを検出する方法である。
【0005】トラックずれ信号の大きさ及びダイナミッ
クレンジは溝トラックの幅とピッチで決まる。記録再生
用光ディスクにおいて、狭ピッチ化するために溝トラッ
クの幅を狭くするとトラックずれ信号の振幅が小さく、
かつダイナミックレンジも狭くなり、トラックずれ信号
の品質が低下するためにトラッキング制御が不安定とな
り、振動衝撃等の外乱に対してトラック飛びが発生しや
すくなる。また、プッシュプル法はディスクの傾斜(チ
ルト)あるいはレンズの移動(レンズシフト)等による
光検出器上の光ビーム移動に対して原理的に疑似信号の
混入が大きく、トラックピッチを狭くすると疑似信号の
影響が大きくなり、高精度なトラッキング制御が困難と
なる。さらに、凹凸状の溝トラックが設けられているス
タンパーを用いてインジェクションで複製する場合、ト
ラックピッチを狭くすると、凹凸状の溝トラックへの樹
脂の流れ込みが悪くなり樹脂整形が困難となる。
【0006】この課題を解決するものとして、光ディス
クの半径方向に凹状の溝トラックと凸状の溝トラックが
交互に並ぶように形成し、凹及び凸状の溝トラックの双
方に情報を記録することによって、例えば、凹状のトラ
ックピッチは従来と同じピッチで2倍の高密度化を実現
しようとする提案がなされている(例えば、特開昭57
ー50330号公報)。この場合にも、プッシュプル法
でトラックずれ信号を検出し、この信号に基づいて光デ
ィスク上の光ビームが凹凸の溝トラック上に位置するよ
うにトラッキング制御する。
【0007】また、従来の光ディスクとして、円盤状の
樹脂基板表面に凹凸ピットの形態で情報を記録したトラ
ックをスパイラル状に形成し、この基板表面上にスパッ
タリング等の手法でAl等の反射薄膜を形成した再生専
用の光ディスクが知られている。この樹脂基板もインジ
ェクション等の手法で大量に複製される。この再生専用
の光ディスク上に設けられている凹凸ピットよりなるト
ラックと光ビームとの位置ずれ信号の検出方法として、
3ビーム法あるいは位相差法等が知られている。3ビー
ム法とは、読み取り用の光ビームと2つの補助ビームの
3つの光ビームを光ディスク上に照射し、光ディスクで
反射された2つの補助ビーム光量の差より位置ずれ信号
を検出する方法である。また、位相差法とは1つの読み
取りビームを光ディスク上に照射し、その反射光を4分
割の光検出器で受光し、相対角する2つの受光領域から
得られる信号をそれぞれ加算し、両加算信号の位相差か
らトラックずれを検出するものである。これら再生専用
の光ディスクに用いられるトラックずれ検出方法は、デ
ィスクの傾斜(チルト)あるいはレンズの移動等による
光検出器上の反射ビーム移動に対して疑似信号の混入が
少なく、トラックピッチを狭くしても高精度なトラッキ
ング制御を行うことができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】光ディスクの用途とし
ては様々なものがある。例えば、オペレーティングシス
テムや基本辞書等のソフトあるいはゲーム用のソフトを
供給する媒体として光ディスクを使用する場合、凹凸ピ
ットの形態でデータが記録されている再生専用の光ディ
スクにすれば、大量に複製できるので光ディスクが安価
となる。一方、ソフト供給側で記録した再生専用のデー
タに対して、ユーザーがこの再生専用データに応じて所
望するデータを追記または書き込みができることが要望
される。従って、この要求を満たすには、1枚の光ディ
スクに再生専用のデータが記録された領域と、記録再生
が可能な領域とを混在させる必要がある。
【0009】記録再生用の光ディスクでこれを実現する
場合、光ディスクを出荷する前に、凹凸状の溝トラック
上にあらかじめ必要なデータを記録しておき再生のみ行
う領域として使用するようにすればよいが、この場合、
一枚一枚記録する必要があるので時間がかかりディスク
のコストが高価となる。
【0010】この課題を解消するものとして、光ディス
クの一部の領域に必要なデータを凹凸ピットの形態で記
録し、残りの領域を記録可能とした光ディスクが提案さ
れている(例えば特開昭63−20769号公報)。こ
のようにすれば一枚一枚記録する必要はなく、インジェ
クション等の手法で大量に複製できるのでディスクのコ
ストを安価にすることができる。しかしながら、この光
ディスクは、凹凸ピットの形態で記録されたピットトラ
ックよりなる再生専用の領域(以後ROM領域と呼
ぶ。)におけるトラックと記録可能な領域(以後RAM
領域と呼ぶ。)におけるトラックを1本の連続したスパ
イラル状のものとしているために、RAM領域の高密度
化を実現することができない。また、ROM領域とRA
M領域のトラックを1本の連続したスパイラル状のもの
とする場合、上述したように、ROM領域のトラックピ
ッチはRAM領域のトラックピッチより狭くすることが
できるにもかかわらず、RAM領域のトラックピッチに
制限され、ROM領域の高密度化も実現することができ
ない。
【0011】本発明は上記課題に鑑み、簡単な装置の構
成で高精度なトラッキング制御あるいは所望するトラッ
クの検索が行え、かつ容易に製造できるRAM領域とR
OM領域の双方の領域を有する情報の高密度化に好適な
光ディスクおよびこの光ディスクの記録方法を提供する
ことを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の光ディスクは、凸状の溝トラックと凸状の
溝トラックの間の凹状の溝トラックの2つのスパイラル
状の溝トラックと、凹凸ピットの形態で情報が記録され
ているスパイラル状のピットトラックとが設けられてい
る基板上に記録薄膜を形成し、凹及び凸状の双方の溝ト
ラック上の記録薄膜上に情報が記録される円盤状の光デ
ィスクであって、前記ピットトラックのピッチを前記凹
または凸状の溝トラックのピッチよりも狭くし、前記凹
及び凸状の溝トラック領域とピットトラック領域との境
界に、前記境界を示す境界領域を設けたものである。
【0013】また、本発明の光ディスクは、凸状の溝ト
ラックと前記凸状の溝トラックの間の凹状の溝トラック
の2つのスパイラル状の溝トラックと、凹凸ピットの形
態で情報が記録されているスパイラル状のピットトラッ
クとが設けられている基板上に記録薄膜を形成し、前記
凹及び凸状の双方の溝トラック上の前記記録薄膜上に情
報が記録される円盤状の光ディスクであって、前記凹ま
たは凸状の溝トラックのピッチと前記ピットトラックの
ピッチをほぼ同一としたものである。
【0014】また、本発明の光ディスクは、凸状の溝ト
ラックと前記凸状の溝トラックの間の凹状の溝トラック
の2つのスパイラル状の溝トラックと、凹凸ピットの形
態で情報が記録されているスパイラル状のピットトラッ
クとが設けられている基板上に記録薄膜を形成し、前記
凹及び凸状の双方の溝トラック上の前記記録薄膜上に情
報が記録される円盤状の光ディスクであって、前記凹ま
たは凸状の溝トラックのピッチと前記ピットトラックの
ピッチをほぼ同一とし、前記凹及び凸状の溝トラック領
域とピットトラック領域との境界に、前記境界を示す境
界領域を設けたものである。
【0015】さらに、本発明の光ディスク記録方法は、
凸状の溝トラックと凸状の溝トラックの間の凹状の溝ト
ラックの2つのスパイラル状の溝トラックと、凹凸ピッ
トの形態で情報が記録されているスパイラル状のピット
トラックとが設けられている基板上に記録薄膜を形成
し、凹及び凸状の双方の溝トラック上の記録薄膜上に情
報が記録される円盤状の光ディスクを記録する方法であ
って、前記ピットトラックのピッチを前記凹または凸状
の溝トラックのピッチよりも狭くなるように記録するこ
とを特徴とする。
【0016】また、本発明の光ディスク記録方法は、凸
状の溝トラックと凸状の溝トラックの間の凹状の溝トラ
ックの2つのスパイラル状の溝トラックと、凹凸ピット
の形態で情報が記録されているスパイラル状のピットト
ラックとが設けられている基板上に記録薄膜を形成し、
凹及び凸状の双方の溝トラック上の記録薄膜上に情報が
記録される円盤状の光ディスクを記録する方法であっ
て、凹または凸状の溝トラックのピッチとピットトラッ
クのピッチをほぼ同一となるように記録することを特徴
とする。
【0017】
【作用】本発明の光ディスクは、ピットトラックのピッ
チを凹または凸状の溝トラックのピッチよりも狭くなる
ように、それぞれ最適な任意のピッチに設定することが
できるので高密度化が図れ、凹状及び凸状の溝トラック
と凹凸ピットの形態で情報が記録されているピットトラ
ックとの間に、ミラー部またはROM領域の情報ピット
パターンには現れない特定の凹凸ピットパターンから成
る境界領域を設けることにより、高速かつ容易に境界領
域を検出することができる。
【0018】また、本発明の光ディスクは、凹または凸
状の溝トラックのピッチとピットトラックのピッチをほ
ぼ同一としているので、原盤をカッティングする際に、
カッティングマシンのカッティング用レーザービームの
送り速度を変える必要がなく、容易にカッティングで
き、また、RAM領域において高精度にトラッキング制
御しながら高密度に情報を記録再生することができる。
【0019】また、本発明の光ディスクは、凹または凸
状の溝トラックのピッチとピットトラックのピッチをほ
ぼ同一としているので、原盤をカッティングする際に、
カッティングマシンのカッティング用レーザービームの
送り速度を変える必要がなく、容易にカッティングでき
る。そして、凹状及び凸状の溝トラックと凹凸ピットの
形態で情報が記録されているピットトラックとの間に、
ミラー部またはROM領域の情報ピットパターンには現
れない特定の凹凸ピットパターンから成る境界領域を設
けることにより、高速かつ容易に境界領域を検出するこ
とができる。
【0020】本発明の光ディスク記録方法は、凹状及び
凸状の溝トラックと凹凸ピットの形態で情報が記録され
ているピットトラックとの間に境界領域を設け、この境
界領域にて、ピットトラックのピッチを凹または凸状の
溝トラックのピッチよりも狭くなるように、それぞれ最
適な任意のピッチに設定することができるので高密度化
が図れ、原盤のカッティングも容易となる。
【0021】また、本発明の光ディスク記録方法は、凹
または凸状の溝トラックのピッチとピットトラックのピ
ッチをほぼ同一としているので、原盤をカッティングに
おいて、カッティングマシンのカッティング用レーザー
ビームの送り速度を一定のまま変える必要がなく、容易
に原盤のカッティングができる。
【0022】
【実施例】以下本発明の光ディスクの実施例について図
面を参照しながら説明する。
【0023】まず、本発明の第1の実施例の光ディスク
について図1を参照して説明する。図1(a)は本発明
の第1の実施例の光ディスクの概観を示した図である。
図1(a)において、101は第1の実施例の光ディス
ク、102はデータの記録再生を行うRAM領域、10
3は予め再生情報がプリフォーマットされているROM
領域、104はRAM領域102とROM領域103の
境界を示す境界領域、105はセクタ、106a,b,
cはゾーンである。光ディスク101は一周あたり複数
のセクタ105に分割され、半径方向には複数のゾーン
106a,b,c,に分割されており、各ゾーン内での
一周あたりのセクタ数は一定である。また、ゾーン10
6a,bはRAM領域102として構成され、ゾーン1
06cはROM領域103として構成されている。図1
(b)は図1(a)に示した境界領域104付近の平面
拡大図である。図1(b)において、110はRAM領
域102における凸状の溝トラック、111はRAM領
域102における凹状の溝トラック、112はROM領
域103におけるトラックである。RAM領域102に
は凸状の溝トラック110と凹状の溝トラック111の
2本のスパイラル状の溝トラックが設けられており、情
報は凸状の溝トラック110と凹状の溝トラック111
の双方に記録されるよう構成されている。そして、RO
M領域103におけるトラック112もスパイラル状に
設けられている。
【0024】また、各ゾーン106a,b,c内の情報
がそれぞれCAV方式により記録再生可能なようにフォ
ーマットされており、各ゾーン毎の最内周トラックでの
セクタの長さがほぼ等しく、MCAVまたはMCLV方
式に対応したフォーマットがなされている。従って、図
1(b)に示すように、RAM領域102であるゾーン
106bの内周側のセクタ105の長さと、ROM領域
103であるゾーン106cの外周側のセクタ105の
長さとは一致していない。
【0025】ここで、第1の実施例の光ディスク101
をカッティングするためのカッティングマシンの一実施
例の構成を図2に示す。図2において、プリフォーマッ
トデータの生成および記録すべき入力データを所望のフ
ォーマットへ変換を行うフォーマッタ201からの出力
に応じて、レーザー発振器203から発射されるレーザ
ー光を基板205の半径方向に1トラックピッチ程度の
微小な範囲に偏向する偏向器204を介して、変調器2
02はレーザー光を変調し、変調されたレーザー光は対
物レンズ204を介してフォトレジストが塗布された円
盤状の基板205に集光される。さらに、回転制御回路
207は基板205を回転させるスピンドルモータ20
8の回転を制御し、送り制御回路209は変調器202
および対物レンズ206から成る記録ヘッド210を基
板205の半径方向に任意の速度で走査するよう制御す
る。コントローラ211はカッティングするディスクの
フォーマットに応じて、フォーマッタ201、偏向器2
04、回転制御回路207および送り制御回路209を
制御し、所望のディスクの原盤をカッティングする。図
には示していないが、光ディスク10は、カッティング
された原盤を基にインジェクション等の手法により大量
に複製される。
【0026】光ディスク101のカッティングにおい
て、基本動作としては、スピンドルモータ208を一定
角速度で回転させ、内周から外周方向に記録ヘッド21
0を移動させ、フォーマッタ201の出力である記録す
べき入力データおよびプリフォーマットデータを順次記
録していく。ここで、光ディスク101は3つのゾーン
106a,b,cに分割されており、各ゾーン内におい
ては、フォーマッタ201からの出力データの転送レー
トは同一であるが、最内周ゾーン106cから順次、最
外周ゾーン106aへ、フォーマッタ201からの出力
データの転送レートを速くすることにより、各ゾーン毎
の平均記録密度が同一となるようにしている。
【0027】続いて、光ディスク101のRAM領域1
02についてさらに詳細に説明する。RAM領域102
でのセクタ105は、先頭から情報領域のトラックアド
レス、セクタアドレス、この各アドレスに対する誤り符
号等の情報を有する識別情報領域113aと、トラッキ
ングの補正を行うために必要なウォブルピット116
a,bを有するサーボ領域114aと、情報の記録再生
を行うための情報領域115aとから成っている。識別
情報領域113aに設けられている識別情報用のピット
は凸状の溝トラック110と凹状の溝トラック111の
ほぼ境界線上に配置され、隣接する凸状の溝トラック1
10と凹状の溝トラック111の情報領域は同じ識別情
報に基づいて識別するように形成されている。凸状の溝
トラック110と凹状の溝トラック111はプッシュプ
ル法でトラックずれ信号を検出してトラッキング制御を
行うとトラックずれ信号の極性が反対となる。従って、
凸状の溝トラック110と凹状の溝トラック111の情
報領域の識別情報ピットが同一であっても、トラッキン
グ制御の極性から凸状の溝トラック110と凹状の溝ト
ラック111の判定ができるので何ら問題無い。
【0028】また、117の一点鎖線は凸状の溝トラッ
ク110および凹状の溝トラック111それぞれの中心
線を示しており、ウォブルピット116a,bは各トラ
ック毎に、トラックの中心線117に対して対称で半径
方向に重ならないように、それぞれ半トラックピッチず
つ、半径方向にシフトしてプリフォーマットされてい
る。これらウォブルピット116a,bは、凸状の溝ト
ラック110と凹状の溝トラック111を利用したプッ
シュプル法でのトラックずれ信号に含まれるオフセット
を補正するためのものである。
【0029】すなわち、図2に示したカッティングマシ
ーンのフォーマッタ201より識別情報領域113aと
ウォブルピット116a,bのデータを生成し、レーザ
ー発振器203からのレーザー光が変調され、図1
(b)に示されているようなピットを形成する。連続し
た凸状の溝トラック110をスパイラル状にカッティン
グすれば、必然的に凸状の溝トラック110間が連続し
た凹状の溝トラック111となる。凸状の溝トラック1
10と凹状の溝トラック111に別個に識別情報を設け
ると、凸状の溝トラック110用と凸状の溝トラック1
11用の識別情報をカッティングする光ビームの他に少
なくとも凹状の溝トラック111用の識別情報をカッテ
ィングする光ビームが必要となる。しかしながら、本実
施例のように識別情報を凸状の溝トラック110と凹状
の溝トラック111で兼用すれば、凸状の溝トラック1
10と識別情報をカッティングする光ビームのみとする
ことができる。また、凸状の溝トラック110の幅ある
いは凹状の溝トラック111の幅、識別情報領域113
a内のピットの幅及びウォブルピット116a,bの幅
をほぼ等しくすれば、識別情報領域113a内のピッ
ト、ウォブルピット116a,bをカッティングする際
には、カッティングマシーンの偏向器204を用いて光
ディスク101の半径方向に半トラックピッチずつ移動
させることにより、凸状の溝トラック610をカッティ
ングする光ビームと同じ光ビーム、すなわち1本の光ビ
ームでカッティングすることがでる。
【0030】次に、ROM領域103についてさらに詳
細に説明する。ROM領域103でのセクタ105は、
RAM領域102と同様に、先頭から情報領域のトラッ
クアドレス、セクタアドレス、この各アドレスに対する
誤り符号等の情報を有する識別情報領域113bと、再
生専用データがプリフォーマットされている情報領域1
15bとから成っている。情報領域115bには、光デ
ィスクのフォーマット情報、例えばROM領域103、
RAM領域102の範囲、また、記録パワー情報、再生
パワー情報等の再生装置をコントロールするために必要
な制御情報、あるいは、様々なシステムソフト、ゲーム
ソフト、各種プログラム等の再生専用データなどが予め
プリフォーマットされており、これら再生専用データ
は、例えばEFM変調方式、(1−7)RLL変調方式
で記録されている。すなわち、ROM領域103ではR
AM領域102の様に、凹凸状の連続溝トラックではな
いが、再生専用データピットがスパイラル状に連続的に
配列されており、ROM領域103でのトラック112
のピッチTbはRAM領域102での凸状の溝トラック
110毎のピッチTaのほぼ半分の関係にある。
【0031】ROM領域103についても、RAM領域
102と同様に、図2に示したカッティングマシーンの
フォーマッタ201より識別情報領域113bと情報領
域115bのデータを生成し、レーザー発振器203か
らのレーザー光が変調され、凹凸状のピットをスパイラ
ル状に形成する。
【0032】さらに、境界領域104について詳細に説
明する。本発明の第1の実施例の光ディスク101は内
周から外周へ記録再生するもので、最内周ゾーン106
cにROM領域103を設定している。従って、内周の
ROM領域103をカッティングし、最内周ゾーン10
6cに隣接する外周ゾーン106bからRAM領域10
2を順次カッティングしていくことになる。ここで、R
AM領域102の凸状の溝トラック110のピッチTa
はROM領域103のトラックピッチTbのほぼ倍の関
係にあるため、カッティングマシンの記録ヘッド210
の一周あたりの半径方向の移動量をRAM領域102か
らは倍(Ta)にする必要がある。しかし、ROM領域
103からRAM領域102へのカッティングの移行時
に、瞬時に移動量を倍にすることは非常に困難であり、
ROM領域103からRAM領域102への境界領域1
04では、この倍の移動量に安定するまでの時間はディ
スク上のトラックピッチは、徐々に倍のピッチへと変化
していくことになる。
【0033】図1(b)に示す112a,112bは、
カッティングマシーンの記録ヘッド210からの光ビー
ムがROM領域103のトラックピッチTbからトラッ
クピッチTe、Tf,Tg,Ta(Tb<Te<Tf<
Tg<Ta)に変化していく区間にピットを形成するよ
うにカッティングを行った場合のトラックの中心を示す
ものであり、この区間、すなわち境界領域104は強制
的にピットをカッティングしないようにして形成された
ミラー部から成っている。記録ヘッド210からの光ビ
ームの移動量が変化する期間をミラー部から成る境界領
域104に設定することにより、コントローラ211は
トラックピッチ変化中のタイミングに応じて、光ディス
ク101をカッティングするためのデータを変換するフ
ォーマッタ201の出力データを単にマスクするよう制
御することにより、境界領域104を容易に生成するこ
とが可能となる。
【0034】図3は光ディスク101を半径方向に切断
したときの断面図を拡大誇張して示したものである。ポ
リカーボネイト樹脂等の基板301の一方の表面上には
凸状の溝トラック110、凹状の溝トラック111ある
いはROM領域103の再生専用データピットが形成さ
れている。そして、その上にSiO2 等の誘電体膜30
2、記録材料膜303、誘電体膜304、アルミニウム
等の反射層305を順次設け、さらに反射層305と保
護層307を接着剤により接着したものであり、306
は接着剤よりなる接着層である。
【0035】反射層305は、RAM領域102におけ
る記録感度を向上させ、かつ放熱を良好にして熱衝撃よ
り記録材料膜303を保護するために設けられている。
記録材料膜303は、例えば、Te(テルル)、Sb
(アンチモン)、Ge(ゲルマニウム)を主成分とした
相変化型記録材料をスパッタリング等の手法で形成した
ものである。誘電体膜302、304は記録材料膜30
3を湿度あるいは熱衝撃より保護するためのものであ
り、省略することができる。
【0036】相変化型記録材料は、加熱した後に徐冷す
ると結晶質となり、溶融した後に急冷すると非晶質とな
る性質を持っている。この性質を利用して、相変化型記
録媒体は結晶状態と非晶状態を可逆的に変化させ、フロ
ッピーディスクあるいはハードディスク等の磁気記録媒
体と同じように、同じ場所に何回でも情報を重ね書きで
きる。相変化型記録媒体上に情報を記録する場合、記録
媒体を所定の速度で回転させ、溝トラック上に光ビーム
が位置するようにトラッキング制御しながら、記録する
信号に応じて光ビームの強度を非晶化レベルと結晶化レ
ベルの間で強弱に変調して行う。例えば記録マークが非
晶状態となるように記録する場合には、薄膜を溶融する
程度の光量の光ビームを照射して非晶状態のマークを形
成し、記録マーク以外の期間は溶融しない程度の光量の
光ビームを照射して結晶化する。従って、記録マーク以
外の期間は、以前の状態が非晶質であろうと結晶質であ
ろうと結晶状態となり、情報が既に記録されている場所
であってもオーバライトできる。この相変化型記録媒体
上に記録されている情報を再生するには、非晶状態と結
晶状態で反射率または透過率が異なることを利用して行
う。例えば、弱い一定の光ビームを照射し、記録媒体か
らの反射光を光検出器で受光して、反射光量の変化で情
報の再生を行う。
【0037】上述した光ディスク101を装填して情報
を記録または再生する装置の一例に関して図4を参照し
ながら簡単に説明する。図4において、401は光ディ
スク101を回転駆動するモータ、402は光ディスク
101にレーザ光を放射して反射光を検出する光ヘッド
である。光ヘッド402は光源(省略)から放射された
レーザー光を光ディスク101上に収束させる収束レン
ズ421と、光ディスク101上に放射されたレーザー
光の反射光を検出する4分割光検出器422を備えてい
る。ここで、4分割光検出器422は光ディスク101
の半径方向に対応するようにACとBDに分割され、光
ディスク101のトラック方向に対応するようにABと
CDに分割されている。403は4分割光検出器422
の出力より、それぞれ信号(A+D)、信号(B+
C)、信号(A+B+C+D)、信号(A+C−B−
D)をそれぞれ演算、増幅する演算器である。信号(A
+C−B−D)はプッシュプル法によるトラックずれ信
号であり、光ディスク101上の光ビームと凹状の溝ト
ラック111あるいは凸状の溝トラック110との位置
ずれを示す。信号(A+D)、信号(B+C)は、ディ
スク101上の光ビームとROM領域103のトラック
112との位置ずれ信号を得るために用いる。また、信
号(A+B+C+D)は光ディスク101上に記録され
ている情報を再生するのに用いられる。光ディスク10
1はモ−タ401の回転軸に取り付けられて所定の回転
数で回転されている。収束レンズ421はアクチュエ−
タ404の可動部に取り付けられており、アクチュエー
タ404は可動部に設けられているトラッキング用のコ
イルと固定部に取り付けられている永久磁石より構成さ
れている。そしてこのコイルに電流を流すと、コイルが
受ける電気磁気力によって収束レンズ421は光ディス
ク101の半径方向、すなわち光ディスク101上の凹
状および凸状の溝トラック111,110または、RO
M領域103のトラック112を横切るように移動す
る。また、アクチュエータ404の可動部にはフォ−カ
ス用のコイルも取り付けられており、このコイルに電流
を流すとコイルが受ける電気磁気力によって収束レンズ
421は光ディスク101の面と垂直な方向に移動でき
るように構成されている。収束レンズ421は光ディス
ク101上に照射されている光ビ−ムが常に所定の収束
状態となるようにフォ−カス制御される。光ヘッド40
2及びアクチュエータ404の固定部はリニアモータ4
05によって光ディスク101の半径方向に一体となっ
て移動するように構成されている。
【0038】演算器403の出力信号(A+B+C+
D)はウォブルピットよりトラックずれを検出するウォ
ブルトラッキングエラー信号生成回路406に入力され
ており、ウォブルトラッキングエラー信号生成回路40
6は一対のウォブルピット116a,bの再生信号のそ
れぞれのピークを検出し、両ピークレベルの差に応じた
信号を生成する。トラッキングエラー補正回路408は
演算器403の出力信号(A+C−B−D)とウォブル
トラッキングエラー信号生成回路406の出力信号の差
を演算し、その出力信号は、トラッキング制御の極性を
反転させるための極性反転回路409と、極性反転回路
409の出力信号とトラッキングエラー補正回路408
の出力信号とを切り換える切換器410に出力される。
【0039】さらに、演算器403の出力信号(A+
D)と(B+C)は位相差トラッキングエラー信号生成
回路407に入力されており、位相トラッキングエラー
信号生成回路407は信号(A+D)と信号(B+C)
との位相差を基にトラックずれに応じた信号を生成する
回路である。切換器410の出力及び位相差トラッキン
グエラー信号生成回路407の出力は切換器411に入
力され、そのどちらかの選択された信号は切換器411
を経由して、トラッキング制御系の位相を補償するため
の位相補償器412を介してアクチュエータ404を駆
動制御するための第1の制御回路413に入力され、第
1の制御回路413はこの出力に応じて光ディスク10
1上に収束されている光ビ−ムが常にトラックの中心線
上に位置するようアクチュエータ404を制御する。ま
た、切換器411の出力は、位相補償器412、414
を介して第2の制御回路415に入力され、第2の制御
回路415はこの出力に応じて収束レンズ421が自然
の状態を中心に移動するようにリニアモータ405を制
御する。
【0040】ここで、RAM領域102でのトラッキン
グ時は切換器411のaとcが接続され、ROM領域1
03でのトラッキング時はbとcが接続されるようにト
ラッキング制御切換制御回路416によって切り換えら
れる。RAM領域102において、極性切換制御回路4
17は選択信号を切換器410に送り、凹状の溝トラッ
ク111上に光ビームを位置させるのか凸状の溝トラッ
ク110上に位置させるのかを制御する。例えば、凹状
の溝トラック111上に光ビームを位置させる場合には
切換器410はトラッキングエラー補正回路408の出
力信号を出力し、凸状の溝トラック110上に光ビーム
を位置させる場合には切換器410は極性反転回路40
9の出力信号を出力する。すなわち、凹状の溝トラック
111と凸状の溝トラック110とでトラッキングエラ
ー信号の極性を反転させる。また、ROM領域103に
おいては、位相差トラッキングエラー信号生成回路40
7からの出力信号により、ROM領域のトラック112
上に光ビームが位置するように制御する。
【0041】このように構成することにより、RAM領
域102とROM領域103を備えた光ディスクに対し
て、それぞれの領域毎にトラッキングエラー検出信号を
切り換えてやれば、光ビームをトラックの中心に精度良
く追従させることができる。
【0042】ここで、前述したように、第1の実施例の
光ディスク101はRAM領域102,ROM領域10
3に分割され、RAM領域102とROM領域103の
境界に、ミラー部から成る境界領域104が設定されて
いる。光ディスク101上には、このような数本のトラ
ックに渡って何等ピットが形成されていない箇所はない
ため、高速かつ容易に境界領域104を検出することが
できる。
【0043】図1(b)に示すように、ROM領域10
3はトラック112方向に様々な長さのピットが凸状の
溝トラック110とほぼ同一間隔でスパイラル状に配列
されているため、不連続な溝トラックと等価となり、R
AM領域102に比べてROM領域のプッシュプル法に
よるトラッキングエラー信号は振幅が小さくなり、トラ
ッキング精度が落ちる。そこで、境界領域104でRA
M領域102に入ったかあるいはROM領域103に入
ったかを検出してトラッキングエラー信号の切り換えを
行えば、ROM領域103でのトラッキング制御をより
精度良く行うことができる。例えば、RAM領域102
からROM領域103のトラック112を検索する際
に、境界領域104を横切ったことを検出して、図4に
示した位相差トラッキングに切り換えればよい。また、
境界領域104でROM領域103に入ったことを検出
して記録パワーを放射させないようにし、ROM領域1
03における記録材料が変態しないようにすることもで
きる。このように、境界領域104を設けることによ
り、RAM領域102とROM領域103の境界を容易
に検出できるため、両領域でのトラッキング制御および
記録と再生処理を精度良く行うことができるという非常
に大きな効果が得られる。
【0044】さらに、ROM領域103とRAM領域1
02の境界からカッティングのトラックピッチを倍に変
更することが必要ではあるが、RAM領域102とRO
M領域103とを備えた光ディスクを1本の光ビームで
かつ、連続してカッティングすることができ、カッティ
ングマシンの構成が簡単となる。そして、境界領域10
4のカッティングに関しても、フォーマッタ201から
の変調器202へのプリフォーマット用データを単にマ
スクするだけでミラー部から成る境界領域104を容易
に生成することが可能となる。また、本実施例のように
ミラー部から成る境界領域104で連続にピッチを変え
ながらカッティングする以外に、一端、ROM領域のカ
ッティング後、RAM領域のトラックピッチに設定しな
おして、再度RAM領域のカッティングを不連続にカッ
ティングすることもできるので原盤のカッティングも容
易となる。尚、境界領域104は少なくとも光ディスク
101の一回転分以上あればよく、送り速度が安定する
ように任意の複数回転分の領域とすることができる。
【0045】ここで、ROM領域103のトラック11
2のピッチが凹状の溝トラック111のピッチまたは凸
状の溝トラック110のピッチのほぼ半分に相当する実
施例について述べたが、この半分のピッチに限定される
ことなく、トラック112のピッチを凹状または凸状の
溝トラック111,110のトラックピッチより狭い最
適な任意のピッチに設定することにより、ROM領域1
03、RAM領域102ともに高密度化が図れる。
【0046】図5は、本発明の第2の実施例の光ディス
クの平面拡大図である。図5は図1に示した光ディスク
101と境界領域が異なるのみであり、図1と同じもの
には同一の番号を付し、詳細な説明は省略する。また、
第1の実施例における光ディスク101と同様に、図2
に示したカッティングマシンを用いてカッティングする
ことができる。
【0047】図5において、ROM領域103の情報領
域115b内の再生専用データは、例えば(1−7)R
LL変調方式で記録されている場合、最短ピット長を2
とすると、最大ピット長および最大ピット間隔は8の長
さとなる。図5に示すように、境界領域504には最短
ピット長を2とすると最大ピット長が9以上、最大ピッ
ト間隔が9以上となるような周期パターンを記録し、再
生装置にてこの周期パターンが容易に検出できるように
している。前述したカッティングマシーンの記録ヘッド
202からの光ビームがROM領域103のトラックピ
ッチTbからトラックピッチTe、Tf,Tg,Ta
(Tb<Te<Tf<Tg<Ta)に変化していく区間
に、この周期パターンを記録する。従って、このパター
ンは情報領域115bの変調則には適合しないデータピ
ットパターンであるので、境界領域504を検出するこ
とが容易となる。
【0048】第2の実施例の光ディスク501は第1の
実施例における光ディスク101と同様に、図3にて示
した構造を持ち、上述した光ディスク101を装填して
情報を記録または再生する装置に関しては、図4にて示
した装置を用いることができ、RAM領域102におい
ては、第1の実施例の光ディスク101にて説明した様
に、高密度化に対して高精度なトラッキング制御を行う
ことができる。すなわち、図1(b)に示すようにRO
M領域103はトラック112方向に様々な長さのピッ
トが凸状の溝トラック110と凹状の溝トラック111
とのピッチTdと、ほぼ同一間隔でスパイラル状に配列
されているため、疑似的な連続溝としてプッシュプルト
ラッキングを行うことが可能であるが、トラックずれ信
号の品質が低下するためにトラッキング制御が不安定と
なりやすい。従って、ROM領域103においても、ト
ラッキング制御をより精度良く行うために、図4にも示
したように、位相差トラッキング方式に切り換えてやれ
ばよく、前述の境界領域を104の検出時に切り換え処
理を行うことができる。また、基本的にRAM領域10
2では記録、ROM領域103では再生を行うため、こ
の記録と再生の光ヘッドのパワー設定等の切り換え処理
を行う必要であるが、前述の境界領域104の検出時
に、記録再生の切り換え処理を行うことができる。
【0049】以上説明したように、本発明の第2の実施
例の光ディスクは、ROM領域103とRAM領域10
2の境界からカッティングのトラックピッチを倍に変更
する必要があるが、RAM領域102とROM領域10
3とを備えた光ディスクを1本の光ビームで、かつ連続
してカッティングすることができ、カッティングマシン
の構成が簡単となる。
【0050】また、カッティングマシーンの記録ヘッド
210からの光ビームの移動量が変化するROM領域1
03とRAM領域102の境界領域504を特定のパタ
ーンにて設定することにより、RAM領域102とRO
M領域103の境界を容易に検出でき、この検出時に、
両領域でのトラッキング制御および記録と再生処理を容
易に切り換えることが可能となる。したがって、ROM
領域103でのトラッキング精度を向上することがで
き、ROM領域103においては記録パワーを放射しな
いようにし、記録材料が変態しないようにすることも容
易に可能となる。
【0051】また、ROM領域103のトラック112
のピッチが凹状の溝トラック111のピッチまたは凸状
の溝トラック110のピッチのほぼ半分に相当する実施
例について述べたが、この半分のピッチに限定されるこ
となく、凹状及び凸状の溝トラック111,110とト
ラック112のピッチをそれぞれ最適な任意のピッチに
設定することにより、ROM領域103、RAM領域1
02ともに高密度化が図れる。尚、境界領域104は少
なくとも光ディスク101の一回転分以上あればよく、
送り速度が安定するように任意の複数回転分の領域とす
ることができる。
【0052】次に、本発明の第3の実施例の光ディスク
について図6を参照して説明する。図6(a)は本発明
の第3の実施例の光ディスクの概観を示した図である。
図6(a)において、601は光ディスク、602はデ
ータの記録再生を行うRAM領域、603は予め再生情
報がプリフォーマットされているROM領域、604は
破線によって囲まれているRAM領域602とROM領
域603の境界部、605はセクタ、606a,b,c
はゾーンである。光ディスク601は一周あたり複数の
セクタ605に分割され、半径方向には複数のゾーン6
06a,b,c,に分割されており、各ゾーン内での一
周あたりのセクタ数は一定である。また、ゾーン606
a,bはRAM領域602として構成され、ゾーン60
6cはROM領域603として構成されている。
【0053】図6(b)は図6(a)に示した破線で囲
まれた境界部604付近の平面拡大図である。図6
(b)において、610はRAM領域602における凸
状の溝トラック、611はRAM領域602における凹
状の溝トラック、612はROM領域603におけるト
ラックである。RAM領域102の凸状の溝トラック6
10と凹状の溝トラック611は並列してスパイラル状
に設けられており、情報は凸状の溝トラック610と凹
状の溝トラック611のそれぞれに記録されるよう構成
されている。そして、ROM領域603のトラック61
2においても同様に連続してスパイラル状に設けられて
いる。また、各ゾーン606a,b,c内はそれぞれC
AV方式により記録再生可能なようにフォーマットされ
ており、各ゾーン毎の最内周トラックでのセクタの長さ
がほぼ等しく、MCAVまたはMCLV方式に対応した
フォーマットがなされている。従って、図6(b)に示
すように、RAM領域602であるゾーン606bの内
周側のセクタ605の長さと、ROM領域603である
ゾーン606cの外周側のセクタ605の長さとは一致
していない。
【0054】ここで、RAM領域602についてさらに
詳細に説明する。RAM領域602でのセクタ605
は、先頭から情報領域のトラックアドレス、セクタアド
レス、この各アドレスに対する誤り符号等の情報を有す
る識別情報領域613aと、トラッキングの補正を行う
ために必要なウォブルピット616a,bを有するサー
ボ領域614aと、情報の記録再生を行うための情報領
域615aとから成っている。識別情報領域613aに
設けられている識別情報用のピットは凸状の溝トラック
610と凹状の溝トラック611のほぼ境界線上に配置
され、隣接する凸状の溝トラック610と凹状の溝トラ
ック611の情報領域は同じ識別情報に基づいて識別す
るように形成されている。凸状の溝トラック610と凹
状の溝トラック611はプッシュプル法でトラックずれ
信号を検出してトラッキング制御を行うとトラックずれ
信号の極性が反対となる。従って、凸状の溝トラック6
10と凹状の溝トラック611の情報領域の識別情報ピ
ットが同一であっても、トラッキング制御の極性から凸
状の溝トラック610と凹状の溝トラック611の判定
ができるので何ら問題無い。
【0055】また、617の一点鎖線は凸状の溝トラッ
ク610および凹状の溝トラック611それぞれの中心
線を示しており、ウォブルピット616a,bは各トラ
ック毎に、トラックの中心線617に対して対称で半径
方向に重ならないように、それぞれ半トラックピッチず
つ、半径方向にシフトしてプリフォーマットされてい
る。これらウォブルピット616a,bは、凸状の溝ト
ラック610と凹状の溝トラック611を利用したプッ
シュプル法でのトラックずれ信号に含まれるオフセット
を補正するためのものである。また、凸状の溝トラック
610と凹状の溝トラック611のピッチTdは凸状の
溝トラック610毎のピッチTaのほぼ半分である。
【0056】次に、ROM領域603についてさらに詳
細に説明する。ROM領域603でのセクタ605は、
RAM領域602と同様に、先頭から情報領域のトラッ
クアドレス、セクタアドレス、この各アドレスに対する
誤り符号等の情報を有する識別情報領域613bと、ト
ラッキングの補正を行うために必要なウォブルピット6
16c,dを有するサーボ領域614bと、再生専用デ
ータがプリフォーマットされている情報領域615bと
から成っている。情報領域615bは光ディスクのフォ
ーマット情報、例えばROM領域603およびRAM領
域602の範囲、または記録パワー情報、再生パワー情
報などの記録再生装置をコントロールするために必要な
制御情報あるいは、様々なシステムソフト、ゲームソフ
ト、各種プログラム等の再生専用データが予めプリフォ
ーマットされており、これら再生専用データは、例えば
EFM変調方式、(1−7)RLL変調方式で記録され
ている。すなわち、ROM領域603ではRAM領域6
02の様に、凹凸状の連続溝トラックではないが、再生
専用データピットがスパイラル状に連続的に配列されて
おり、ROM領域603でのトラック612のピッチと
RAM領域602での凸状の溝トラック610毎のピッ
チとはほぼ同一ピッチTaである。
【0057】また、第3の実施例の光ディスク601は
第1の実施例における光ディスク101と同様に、図3
にて示した構造を持ち、その説明は第1の実施例におけ
る光ディスク101と同様であるので説明は省略する。
また、上述した光ディスク601を装填して情報を記録
または再生する装置に関しては、図4にて示した装置を
用いることができ、第1の実施例の光ディスク101に
て説明した様に、高密度化に対して高精度なトラッキン
グ制御を行うことができる。
【0058】さらに、光ディスク601のカッティング
に関しては、図2にて示したカッティングマシーンを用
いることができる。この第3の実施例の光ディスク60
1をカッティングする場合、第1の実施例の光ディスク
101と同様に、連続した凸状の溝トラック610をス
パイラル状にカッティングすれば、必然的に凸状の溝ト
ラック610間が連続した凹状の溝トラック611とな
る。凸状の溝トラック610と凹状の溝トラック611
に別個に識別情報を設けると、凸状の溝トラック610
用と凸状の溝トラック611用の識別情報をカッティン
グする光ビームの他に少なくとも凹状の溝トラック61
1用の識別情報をカッティングする光ビームが必要とな
る。しかしながら、本実施例のように識別情報を凸状の
溝トラック610と凹状の溝トラック611で兼用すれ
ば、凸状の溝トラック610と識別情報をカッティング
する光ビームのみとすることができる。また、凸状の溝
トラック610の幅あるいは凹状の溝トラック611の
幅、識別情報領域613a内のピットの幅及びウォブル
ピット616a,bの幅をほぼ等しくすれば、識別情報
領域613a内のピット、ウォブルピット616a,b
をカッティングする際には、カッティングマシーンの偏
向器204を用いて光ディスク601の半径方向に微少
に移動させることにより、凸状の溝トラック610をカ
ッティングする光ビームと同じ光ビーム、すなわち1本
の光ビームでカッティングすることがでる。さらに、R
OM領域603での再生専用データピット列のトラック
612がRAM領域602での凸状の溝トラック610
のトラックピッチと同一であるため、上述のようにRA
M領域602からROM領域603へ、あるいはROM
領域603からRAM領域602へのカッティングを、
カッティングマシンの記録ヘッド210からの光ビーム
の一周あたりの半径方向の移動量を固定のままで、1本
の光ビームで連続してカッティングが行える。このよう
に、本発明の第3の実施例の光ディスク601は、1本
の光ビームでかつ、記録再生領域と再生専用領域を両方
備えたディスクを精度よく、連続してカッティングする
ことができるのでカッティングマシンの構成が非常に簡
単となる。
【0059】図6(b)に示すように、ROM領域60
3はトラック612方向に様々な長さのピットがスパイ
ラル状に配列されているため、不連続な溝トラックと等
価となり、RAM領域602でのトラッキングに比べ精
度が落ちる。しかし、ROM領域603のトラックピッ
チはRAM領域602の凸状の溝トラック610のピッ
チとほぼ同一であるため、ROM領域603のトラック
ピッチはRAM領域602の凹および凸状の溝トラック
611,610のピッチに比べ十分広く、疑似的な連続
溝としてプッシュプルトラッキングを行うことが可能で
ある。さらに、ROM領域603にもサーボ領域614
bを設けていることから、プッシュプルトラッキングに
よるトラックずれ信号に含まれるオフセットを低減する
ことができる。従って、RAM領域602とROM領域
603のトラックが連続しているで、両領域のトラッキ
ングをプッシュプルトラッキング制御にて連続に行うこ
とができる。
【0060】上述したように、本発明の第3の実施例の
光ディスクは、ROM領域603での再生専用データピ
ット列のトラック612がRAM領域602での凸状の
溝トラック610あるいは凹状の溝トラック611のど
ちらか一方の溝トラックと連続したスパイラルとするこ
とができるので、この連続したスパイラルトラックであ
ればROM領域603とRAM領域602を連続的に再
生することができる。しかしながら、ROM領域603
のトラックピッチは広くなるので、高密度化の観点から
RAM領域602を広く、一部分をROM領域603と
した光ディスクに好適である。
【0061】ここで、ROM領域603でのトラッキン
グ制御をより精度良く行う必要があれば、図4にて示し
た装置を用い、RAM領域602ではプッシュプルトラ
ッキング制御を行い、ROM領域603では位相差トラ
ッキング制御を用いれば良い。ただし、この場合、RA
M領域602とROM領域603でのトラッキング制御
方式を切り換える処理が必要となり、トラッキング制御
切り換えを行うために、前述した本発明の第1の実施例
にて説明したミラー部から成る境界領域を設けるのがよ
い。
【0062】そこで、第3の実施例の光ディスク601
に境界領域を設けたものについて図7を参照して説明す
る。図7(a)は第4の実施例の光ディスクの概観を示
した図である。図7(a)において、701は第4の実
施例の光ディスク、702はRAM領域、703はRO
M領域、704はRAM領域702とROM領域703
の境界を示す境界領域、705はセクタ、706a,
b,cはゾーンである。光ディスク701は第3の実施
例の光ディスク601と同様に、一周あたり複数のセク
タ705に分割され、半径方向には複数のゾーン706
a,b,c,に分割されており、各ゾーン内での一周あ
たりのセクタ数は一定である。また、ゾーン706a,
bはRAM領域702として構成され、ゾーン706c
はROM領域703として構成されている。
【0063】図7(b)は図7(a)に示した境界領域
704付近の平面拡大図である。図7(b)において、
710はRAM領域702における凸状の溝トラック、
711はRAM領域702における凹状の溝トラック、
712はROM領域703におけるトラックである。R
AM領域702の凸状の溝トラック710と凹状の溝ト
ラック711は並列してスパイラル状に設けられてお
り、情報は凸状の溝トラック710と凹状の溝トラック
711のそれぞれに記録されるよう構成されている。そ
して、ROM領域703のトラック712においても同
様に連続してスパイラル状に設けられている。また、各
ゾーン706a,b,c内の情報がCAV方式により記
録再生可能なようにフォーマットされており、各ゾーン
毎の最内周トラックでのセクタの長さがほぼ等しく、M
CAVまたはMCLV方式に対応したフォーマットがな
されている。
【0064】ここで、RAM領域702については、第
3の実施例の光ディスク601内のRAM領域602と
番号は違うものを付したが、内容はまったく同一である
ので説明は省略する。
【0065】次に、ROM領域703についてさらに詳
細に説明する。ROM領域703でのセクタ705は、
RAM領域702と同様に、先頭から情報領域のトラッ
クアドレス、セクタアドレス、この各アドレスに対する
誤り符号等の情報を有する識別情報領域713bと、再
生専用データがプリフォーマットされている情報領域7
15bとから成っている。情報領域715bには、光デ
ィスクのフォーマット情報、例えばROM領域703、
RAM領域702の範囲、また、記録パワー情報、再生
パワー情報等の再生装置をコントロールするために必要
な制御情報、あるいは、様々なシステムソフト、ゲーム
ソフト、各種プログラム等の再生専用データなどが予め
プリフォーマットされており、これら再生専用データ
は、例えばEFM変調方式、(1−7)RLL変調方式
で記録されている。ROM領域703ではRAM領域7
02の様に、凹凸状の連続溝トラックではないが、再生
専用データピットがスパイラル状に連続的に配列されて
おり、ROM領域703でのトラック712のピッチと
RAM領域702での凸状の溝トラック710毎のピッ
チとはほぼ同一ピッチTaである。
【0066】さらに、境界領域704について説明す
る。本発明の第4の実施例の光ディスク701は内周か
ら外周へ記録再生するもので、最内周ゾーン706cに
ROM領域703を設定している。従って、内周のRO
M領域703をカッティングし、最内周ゾーン706c
に隣接する外周ゾーン706bからRAM領域702を
順次カッティングしていくことになる。
【0067】ここで、RAM領域702の凸状の溝トラ
ック710のピッチはROM領域703のトラックピッ
チとほぼ同一の関係にあるため、記録ヘッド210の一
周あたりの半径方向の移動量は固定のままでよく、コン
トローラ211は境界領域704の記録時のタイミング
に応じて、カッティングするためのデータを変換するフ
ォーマッタ201の出力データを単にマスクするよう制
御することにより、境界領域704を容易に生成するこ
とが可能となる。図7(b)の712a,b,cは境界
領域704をミラー部とせず、何らかのデータピットを
記録した場合のトラックを表している。
【0068】第4の実施例の光ディスク701の全周に
渡って、このようにトラックに何等ピットが形成されて
いない箇所はないため、容易に境界領域704を検出す
ることができ、RAM領域702とROM領域703と
の検索時に高速に対応することができる。
【0069】また、第4の実施例の光ディスク701は
第1の実施例における光ディスク101と同様に、図3
にて示した構造を持ち、その説明は第1の実施例におけ
る光ディスク101と同様であるので説明は省略する。
さらに、上述した光ディスク701を装填して情報を記
録または再生する装置に関しては、図4にて示した装置
を用いることができ、第1の実施例の光ディスク101
にて説明した様に、高密度化に対して高精度なトラッキ
ング制御を行うことができる。従って、ROM領域70
3においても、トラッキング制御をより精度良く行うに
は、図4にも示したように、位相差トラッキング方式に
切り換えてやればよく、前述の境界領域を704の検出
時に切り換え処理を行うことができる。また、基本的に
RAM領域702では記録再生、ROM領域703では
再生のみを行うため、前述の境界領域704を検出して
記録禁止あるいは記録禁止の解除を行うことができる。
【0070】以上説明したように、本発明の第4の実施
例の光ディスク701は、ウォブルピット716a,b
をカッティングする際に偏向器204を用いて光ディス
ク701の半径方向に微少に移動させる必要があるが、
RAM領域702とROM領域703とを備えた光ディ
スクを1本の光ビームでかつ、連続してカッティングす
ることができ、カッティングマシンの構成が簡単とな
る。さらに、境界領域104のカッティングに関して
も、フォーマッタ201からの変調器202へのプリフ
ォーマット用データを単にマスクするだけでミラー部か
ら成る境界領域704を容易に生成することが可能とな
る。
【0071】図8は、本発明の第5の実施例の光ディス
クの平面拡大図である。尚、図8は図7に示した光ディ
スク701と境界領域が異なるのみであり、図7と同じ
ものには同一の番号を付し、その詳細な説明を省略す
る。
【0072】ROM領域703の情報領域715b内の
再生専用データが、例えば、(1−7)RLL変調方式
で記録されている場合、最短マーク長を2とすると、最
大マーク長および最大マーク間隔は8の長さとなる。境
界領域804には最短マーク長を2とすると最大マーク
長が9以上、最大マーク間隔は9以上となるような周期
パターンを記録し、再生装置でこの周期パターンが容易
に検出できるようにしている。すなわち、この周期パタ
ーンは情報領域715bの変調則には適合しないデータ
ピットパターンであるので、境界領域804を容易に検
出することができる。
【0073】以上説明したように、本発明の第5の実施
例の光ディスクは、ウォブルピット716a,bをカッ
ティングする際に偏向器204を用いて光ディスクの半
径方向に微少に移動させる必要があるが、RAM領域7
02とROM領域703と境界領域804とを備えた光
ディスクを1本の光ビームでかつ、連続してカッティン
グすることができ、カッティングマシンの構成が簡単と
なる。また、ROM領域703とRAM領域702の境
界領域804を特定のパターンにて設定することによ
り、RAM領域702とROM領域703の境界を容易
に検出できるため、両領域でのトラッキング制御および
記録と再生処理を容易に切り換えることが可能となる。
【0074】以上本発明を詳細に説明したが、本発明は
各実施例により何ら限定されない。例えば、図1、図
5、図6、図7及び図8に示した本発明の実施例の光デ
ィスクは3つのゾーンを有するが、3つに限定されるも
のでなく、例えば2や4以上、または、1つのゾーンで
構成された光ディスクに対しても、本発明は適応可能で
ある。また、ROM領域のみを半径位置に関係なく線密
度を一定とする記録としても何等問題ない。また、図4
に示した装置ではROM領域を位相差トラッキング方式
を用いた例を挙げているが、例えば3ビームトラッキン
グ方式など、他のトラッキング方式でもよく、本発明の
実施例に何等限定されない。さらに、本発明は記録材料
に関係するものでなく、例えば光磁気記録材料であって
も適応できることは言うまでもない。
【0075】
【発明の効果】以上のように、本発明の第1および第2
の実施例における光ディスクは、凹状の溝トラックと凸
状の溝トラックの双方にまたがるように識別情報用のピ
ットと凹状または凸状の溝トラックの中心線に対して対
称でかつトラック方向に離間した2つのウォブルピット
が設けられているので、ROM領域とRAM領域との境
界においてカッティングのトラックピッチを変更する必
要はあるが、RAM領域の凹または凸状の溝トラック、
識別情報用ピット、ウォブルピットをカッティングする
1本の光ビームで境界領域を含め、ROM領域のカッテ
ィングを中断すること無く連続に行え、カッティングプ
ロセスおよびカッティングマシンの構成が簡単となる。
【0076】また、ROM領域での再生専用データピッ
ト列のトラックがRAM領域での凸状または凹状の溝ト
ラックのトラックピッチよりも狭いため、ROM領域を
高密度にすることができる。ミラー部またはROM領域
の情報ピットパターンには現れない特定の凹凸ピットパ
ターンから成る境界領域を設けることにより、高速かつ
容易に境界領域を検出することができ、その結果、境界
領域の検出時に、ROM領域とRAM領域とにそれぞれ
適合した高精度なトラッキング制御および記録再生処理
の切り換えを行うことができる。
【0077】さらに、境界領域を設けていることから、
RAM領域、ROM領域ともに高密度化が図れる最適な
トラックピッチを設定でき、この境界領域でトラックピ
ッチを変えてカッティングすることができるので、原盤
カッティングも容易となる。
【0078】また、本発明の第3の実施例における光デ
ィスクにおいては、ROM領域とRAM領域の境界から
カッティングのトラックピッチを同一のままで、1本の
光ビームでかつ、RAM領域とROM領域を両方備えた
ディスクを連続してカッティングすることがでるのでカ
ッティングプロセスおよびカッティングマシンの構成が
簡単となる。そして、ROM領域のトラックピッチが凸
状または凹状の溝トラックのトラックピッチと同一であ
るため、ROM領域でのトラックずれ信号の品質の低下
が少なく、ROM領域にもウォブルピットを設けている
ことから、ROM領域のトラッキング制御を他のトラッ
キング制御方式を用いることなく、RAM領域でのトラ
ッキング制御方式にて行うことができため、記録再生装
置の低コスト、小型化にすることができる。
【0079】そして、本発明の第4および第5の実施例
における光ディスクは、第3の実施例の光ディスクにお
けるカッティングマシンの構成を簡単にできる効果を有
しつつ、境界領域を設けることにより、第1および第2
の実施例における光ディスクと同様に、RAM領域とR
OM領域でのトラッキング制御方式の切り換え処理や、
RAM領域およびROM領域での記録と再生の切り換え
処理を境界領域の検出時に行うことにより、RAM領域
とROM領域の両領域の精度よいトラッキング制御や記
録または再生処理を容易に行うことができる、といった
多大な効果をもたらす。
【0080】本発明の光ディスク記録方法は、凹状及び
凸状の溝トラックと凹凸ピットの形態で情報が記録され
ているピットトラックとの間に境界領域を設け、この境
界領域にて、ピットトラックのピッチを凹または凸状の
溝トラックのピッチよりも狭くなるように、それぞれ最
適な任意のピッチに設定することができるので高密度化
が図れ、RAM領域とROM領域とを備えた光ディスク
を1本の光ビームでかつ、連続してカッティングするこ
とができ、カッティングマシンの構成が簡単かつ、原盤
のカッティングも容易となる。
【0081】さらに、ピットトラックのピッチを凹状ま
たは凸状の溝トラックのトラックピッチより狭い最適な
任意のピッチに設定することにより、ROM領域、RA
M領域ともに高密度化が図れる。
【0082】また、本発明の光ディスク記録方法は、凹
または凸状の溝トラックのピッチとピットトラックのピ
ッチをほぼ同一になるように記録しているので、原盤を
カッティングにおいて、カッティングマシンのカッティ
ング用レーザービームの送り速度を一定のまま変える必
要がなく、1本の光ビームでかつ、記録再生領域と再生
専用領域を両方備えたディスクを精度よく、連続してカ
ッティングすることができ、カッティングマシンの構成
を簡単にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の第1の実施例における光ディ
スクの概観図 (b)は同実施例における光ディスクの境界領域付近を
拡大した平面拡大図
【図2】本発明における光ディスクをカッティングする
に好適なカッティングマシーンの構成図
【図3】本発明における光ディスクの拡大断面図
【図4】本発明の一実施例の光ディスク上に情報を記録
するあるいは再生するに好適な装置のブロック図
【図5】本発明の第2の実施例における光ディスクの境
界領域を拡大した平面拡大図
【図6】(a)は本発明の第3の実施例における光ディ
スクの概観図 (b)は同実施例における光ディスクの境界領域を拡大
した平面拡大図
【図7】(a)は本発明の第4の実施例における光ディ
スクの概観図 (b)は同実施例における光ディスクの境界領域を拡大
した平面拡大図
【図8】本発明の第5の実施例における光ディスクの境
界領域を拡大した平面拡大図
【符号の説明】
101 光ディスク 102 RAM領域 103 ROM領域 104 境界領域 105 セクタ 106a,b,c ゾーン 110 凸状の溝トラック 111 凹状の溝トラック 112 ROM領域103におけるトラック 113a,b 識別情報領域 114a サーボ領域 115a,b 情報領域 116a,b ウォブルピット

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】凸状の溝トラックと前記凸状の溝トラック
    の間の凹状の溝トラックの2つのスパイラル状の溝トラ
    ックと、 凹凸ピットの形態で情報が記録されているスパイラル状
    のピットトラックとが設けられている基板上に記録薄膜
    を形成し、 前記凹及び凸状の双方の溝トラック上の前記記録薄膜上
    に情報が記録される円盤状の光ディスクであって、 前記ピットトラックのピッチを前記凹または凸状の溝ト
    ラックのピッチより狭くし、 前記凹及び凸状の溝トラック領域とピットトラック領域
    との境界に、前記境界を示す境界領域を設けた光ディス
    ク。
  2. 【請求項2】凸状の溝トラックと前記凸状の溝トラック
    の間の凹状の溝トラックの2つのスパイラル状の溝トラ
    ックと、 凹凸ピットの形態で情報が記録されているスパイラル状
    のピットトラックとが設けられている基板上に記録薄膜
    を形成し、 前記凹及び凸状の双方の溝トラック上の前記記録薄膜上
    に情報が記録される円盤状の光ディスクであって、 前記凹または凸状の溝トラックのピッチと前記ピットト
    ラックのピッチをほぼ同一とした光ディスク。
  3. 【請求項3】凸状の溝トラックと前記凸状の溝トラック
    の間の凹状の溝トラックの2つのスパイラル状の溝トラ
    ックと、 凹凸ピットの形態で情報が記録されているスパイラル状
    のピットトラックとが設けられている基板上に記録薄膜
    を形成し、 前記凹及び凸状の双方の溝トラック上の前記記録薄膜上
    に情報が記録される円盤状の光ディスクであって、 前記凹または凸状の溝トラックのピッチと前記ピットト
    ラックのピッチをほぼ同一とし、 前記凹及び凸状の溝トラック領域とピットトラック領域
    との境界に、前記境界を示す境界領域を設けた光ディス
    ク。
  4. 【請求項4】境界領域をミラー部とした請求項1または
    3記載の光ディスク。
  5. 【請求項5】境界領域にピットトラック上の情報ピット
    パターンには現れない特定の凹凸ピットパターンを記録
    した請求項1または3記載の光ディスク。
  6. 【請求項6】凸状の溝トラックと前記凸状の溝トラック
    の間の凹状の溝トラックの2つのスパイラル状の溝トラ
    ックと、 凹凸ピットの形態で情報が記録されているスパイラル状
    のピットトラックとが設けられている基板上に記録薄膜
    を形成し、 前記凹及び凸状の双方の溝トラック上の前記記録薄膜上
    に情報が記録される円盤状の光ディスクを記録する方法
    であって、 前記ピットトラックのピッチを前記凹または凸状の溝ト
    ラックのピッチよりも狭くなるように記録する光ディス
    ク記録方法。
  7. 【請求項7】凸状の溝トラックと前記凸状の溝トラック
    の間の凹状の溝トラックの2つのスパイラル状の溝トラ
    ックと、 凹凸ピットの形態で情報が記録されているスパイラル状
    のピットトラックとが設けられている基板上に記録薄膜
    を形成し、 前記凹及び凸状の双方の溝トラック上の前記記録薄膜上
    に情報が記録される円盤状の光ディスクを記録する方法
    であって、 前記凹または凸状の溝トラックのピッチと前記ピットト
    ラックのピッチをほぼ同一となるように記録する光ディ
    スク記録方法。
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