JPH08226370A - 内燃機関の燃焼状態検出装置 - Google Patents

内燃機関の燃焼状態検出装置

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JPH08226370A
JPH08226370A JP32363795A JP32363795A JPH08226370A JP H08226370 A JPH08226370 A JP H08226370A JP 32363795 A JP32363795 A JP 32363795A JP 32363795 A JP32363795 A JP 32363795A JP H08226370 A JPH08226370 A JP H08226370A
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JP
Japan
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capacitor
spark plug
resistor
voltage
combustion state
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Application number
JP32363795A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Inagaki
浩 稲垣
Kanehisa Kitsukawa
兼久 橘川
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Niterra Co Ltd
Original Assignee
NGK Spark Plug Co Ltd
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Publication date
Application filed by NGK Spark Plug Co Ltd filed Critical NGK Spark Plug Co Ltd
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Publication of JPH08226370A publication Critical patent/JPH08226370A/ja
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02PIGNITION, OTHER THAN COMPRESSION IGNITION, FOR INTERNAL-COMBUSTION ENGINES; TESTING OF IGNITION TIMING IN COMPRESSION-IGNITION ENGINES
    • F02P17/00Testing of ignition installations, e.g. in combination with adjusting; Testing of ignition timing in compression-ignition engines
    • F02P2017/006Testing of ignition installations, e.g. in combination with adjusting; Testing of ignition timing in compression-ignition engines using a capacitive sensor
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02PIGNITION, OTHER THAN COMPRESSION IGNITION, FOR INTERNAL-COMBUSTION ENGINES; TESTING OF IGNITION TIMING IN COMPRESSION-IGNITION ENGINES
    • F02P17/00Testing of ignition installations, e.g. in combination with adjusting; Testing of ignition timing in compression-ignition engines
    • F02P17/12Testing characteristics of the spark, ignition voltage or current
    • F02P2017/125Measuring ionisation of combustion gas, e.g. by using ignition circuits

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  • Other Investigation Or Analysis Of Materials By Electrical Means (AREA)
  • Ignition Installations For Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 両極ディストリビュータレスイグニッション
システムの内燃機関において全ての気筒の失火を適正に
検出し得る燃焼状態検出装置を提供する。 【解決手段】 イグニッションコイル26の二次側に高
電圧が発生すると、この高電圧が、正極及び負極スパー
クプラグ52、54に印加され花火放電を発生せしめる
と共に、第1コンデンサ42に充電される。そして、該
第1コンデンサ42が花火放電の終了した正極及び負極
スパークプラグ52、54に電圧を印加する。正極スパ
ークプラグ52に印加された電圧は、該シリンダが着火
サイクルで、且つ該シリンダ内で正常に燃焼が行われた
場合には、燃焼時に発生されたイオンにより正極スパー
クプラグ52の中心電極と外側電極との間に電流が流れ
るため減衰していく。そして、この減衰特性に基づい
て、失火検出回路49がシリンダ内で正常に燃焼が行わ
れたことを検出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、イグニッションシ
ステムを用いる内燃機関の各気筒の燃焼状態を検出する
燃焼状態検出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車エンジンの排気ガスの浄化及び燃
費向上の要求から、内燃機関の各気筒毎に着火状態を検
知し全気筒の失火防止できる装置が要請されている。こ
の種の装置として特開昭62−249051号がある。
この装置について、図12を参照して説明する。イグニ
ッションコイル2に発生された高電圧は、スパークプラ
グ3に印加され花火放電を発生せしめシリンダ(図示せ
ず)内の混合気の燃焼を起こさせると共に、コンデンサ
8に図示の極性で充電される。ここで、混合気が燃焼し
イオンが発生すると、スパークプラグ3とダイオード1
3とコンデンサ8と抵抗器6とによる閉回路に電流が流
れ、出力端子7からシリンダ内のイオン電流が検出でき
る。
【0003】この方法は、シリンダ内のイオン濃度が抵
抗器6を流れる電流により検出されるためノイズに弱い
という問題があった。即ち、エンジン制御用のCPU
は、所定の割り込み時間において、出力端子7の電位を
検知することにより当該気筒で適正に燃焼が発生してい
るかを判断するが、この割り込み時間において他の気筒
のスパーク等によるノイズがライン上に発生している
と、誤った判断を行うことになった。このため本出願人
は、ノイズによる誤動作の発生し難い構成の失火検出装
置を特開平4−339176で提案した。
【0004】この特開平4−339176の失火検出装
置について、図13及び図14(A)を参照して説明す
る。ここで、図13は該失火検出装置の回路構成を、図
14(A)は、該失火検出装置の各部における電位の波
形を示している。図13に示すように一次電流断続手段
22は、所定のタイミングでパルスa(図14(A)の
)を発生し、トランジスタ24がスイッチングされ、
イグニッションコイル22の電流が断続されることによ
りピーク電圧p(図14(A)の)が発生され、この
ピーク電圧pが、ディストリビュータ12を介して分配
され各スパークプラグ52〜55に火花放電を発生せし
めている。該一次電流断続手段22は、所定のタイミン
グでパルスb(図14(A)の)を発生し、イグニッ
ションコイル26に失火検出用の電位sを発生させる。
この電位sは、スパークプラグ52〜55へ加えられた
際に、該スパークプラグ52〜55で正常に着火された
時と、失火したときで減衰波形が異なる。即ち、正常に
着火された時はイオンが発生しており、スパークプラグ
52〜55に加えられた電荷は、該イオンを介して放電
されるため速やかに減少していく(図14(A)の波
形s2参照)。他方、失火した際には、イオンが発生し
ないため、スパークプラグ52〜55に加えられた電荷
は、放電されず緩やかに減衰していく(図14(A)
の波形s1参照)。上記減衰波形を誘電体からなるセン
サ14で検出して、コンデンサ144にて分圧し失火判
別回路149において失火が発生したか否かを判断して
いる。
【0005】図13に示す失火検出装置では、図12に
示す検出装置のように抵抗器6に流れる電流値ではな
く、電流の積分値に相当するコンデンサ144の電位に
基づいて失火の判断を行っているため、ノイズに対して
誤動作が発生し難い。このためスパーク等によりノイズ
がライン上に発生しても誤った判断を行うことがなく、
図13に示すように4気筒の単極ディストリビュータイ
グニッションシステムの内燃機関等において好適に用い
られていた。
【0006】一方、多気筒の自動車用のエンジンを廉価
に製造し得ることが現在求められている。このため、図
15に示すような両極ディストリビュータレスイグニッ
ションシステムが採用されるようになっている。この両
極ディストリビュータレスイグニッションシステム(以
下両爆システムと呼称する)は、ディストリビュータを
用いることなく、一つのトランジスタ24とイグニッシ
ョンコイル26とで、中心電極側をイグニッションコイ
ル26の二次巻線の正極側に接続し、外側電極側を接地
した正極スパークプラグ52と、中心電極側を二次巻線
の負極側に接続し、外側電極側を接地した負極スパーク
プラグ54とに火花放電を起こさせ2つの気筒を着火せ
しめている。この両爆システムは、機械的な回転部分で
あるディストリビュータを用いないため図13で参照し
た単極ディストリビュータイグニッションシステムと比
較して信頼性が高く、また、それぞれの気筒にトランジ
スタとイグニッションコイルとを備える図12を参照し
た単極ディストリビュータレスイグニッションシステム
と比較して廉価である利点がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た両爆システムへ図12及び図13に示す検出装置を適
用したところ失火を適切に検出できないことが判明し
た。即ち、図13に示す失火検出装置では、スパークプ
ラグ52〜55に正電位を印加し、点火した際に発生す
るイオンへ正電荷を放電させ図14(A)のs2に示す
減衰波形を得ていた。ここでは、失火した場合の図14
(A)のs1に示す減衰波形との差が大きいため、失火
か燃焼かを識別できた。しかし、両爆システムの図15
に示す正極スパークプラグ52と負極スパークプラグ5
4とに上記の失火検出方法を適用したところ、正電位を
印加する正極スパークプラグ52側では、燃焼時に上記
減衰波形s2を得ることができたが、負電位を印加する
負極スパークプラグ54側では、燃焼が発生しても図1
4(B)に示す緩やかな減衰波形s3となり(なお、こ
の図14(B)は比較の便宜上プラスマイナスを逆転さ
せてある点に注意されたい)、失火した際の減衰波形s
1との差があまりないため、失火か否かの判断が困難で
あった。なお、イオン中に正電荷を印加した場合の減衰
波形s1と負電荷を印加した際の減衰波形s3とが異な
るのは、スパークプラグに正電荷が印加された場合に
は、中心電極と外側電極との間をイオン中の電子を介し
て放電が発生するのに対して、スパークプラグに負電荷
が印加された場合には、中心電極と外側電極との間を電
子よりも重いプラスイオンを介して放電が発生し、この
プラスイオンは上記電子と比較して移動速度が遅いため
と考えられる。
【0008】本発明は、上述した課題を解決するために
なされたものであり、その目的とするところは、両極デ
ィストリビュータレスイグニッションシステムの内燃機
関において全ての気筒の失火を適正に検出し得る燃焼状
態検出装置を提供することにある。また、本発明の目的
は、絶縁破壊を生ぜしめることなく内燃機関の失火を適
正に検出し得る燃焼状態検出装置を提供することにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の内燃機関の燃焼状態検出装置では、一次巻
線26cと二次巻線26dとを有するイグニッションコ
イル26と、一次巻線26cにバッテリ電流を断続して
流す一次電流断続手段22と、中心電極側を前記二次巻
線26dの正極側に接続し、外側電極側を接地したスパ
ークプラグ52と、を備え、該二次巻線26d側に前記
スパークプラグ52と並列に接続され、該二次巻線26
d側に発生した電圧を充電した後、該二次巻線26d側
の電圧が低下した際に前記スパークプラグ52に電圧を
印加する第1コンデンサ42と、該第1コンデンサ42
と直列に接続され、該第1コンデンサ42よりも大きな
容量を有し、当該第1コンデンサ42の電圧を分圧する
第2コンデンサ44と、前記第1コンデンサ42と前記
第2コンデンサ44との接続点に接続され、該接続点の
電圧に基づいて燃焼状態を検出する燃焼状態検出手段4
9とを有することを技術的特徴とする。
【0010】本発明は好適な態様において、前記二次巻
線26dと前記スパークプラグ52とを接続するライン
27と、前記第1コンデンサ42との間に第1抵抗器3
2を介挿させる。また、本発明は好適な態様において、
前記第1コンデンサ42と前記第2コンデンサ44との
間に第1抵抗器32を介挿させる。更に、本発明は好適
な態様において、前記第1抵抗器32と並列であって、
前記第1コンデンサ42側にアノードが結線されるよう
にダイオード34を接続する。また更に、本発明は好適
な態様において、前記第1抵抗器32と並列であって、
前記第1コンデンサ42側にカソードが結線されるよう
にダイオード34を接続する。更に、本発明は好適な態
様において、前記第1抵抗器32と並列にダイオード3
4と第2抵抗器36とを介挿させる。
【0011】上記の目的を達成するため、本発明の内燃
機関の燃焼状態検出装置では、一次巻線26c及び二次
巻線26dを有する同時点火用のイグニッションコイル
26と、該一次巻線26cにバッテリ電流を断続して流
す一次電流断続手段22と、中心電極側を前記二次巻線
26dの正極側に接続し、外側電極側を接地した第1ス
パークプラグ52と、中心電極側を前記二次巻線26d
の負極側に接続し、外側電極側を接地した第2スパーク
プラグ54と、を備え、該二次巻線26dの正極側に前
記第1スパークプラグ52と並列に接続され、該二次巻
線26dの正極側に発生した電圧を充電した後、該二次
巻線26d側の電圧が低下した際に前記第1スパークプ
ラグ52及び第2スパークプラグ54に正電位を印加す
る第1コンデンサ42と、該第1コンデンサ42と直列
に接続され、該第1コンデンサ42よりも大きな容量を
有し、当該第1コンデンサ42の電圧を分圧する第2コ
ンデンサ44と、前記第1コンデンサ42と前記第2コ
ンデンサ44との接続点に接続され、該接続点の電圧に
基づいて燃焼状態を検出する燃焼状態検出手段49とを
有することを技術的特徴とする。
【0012】本発明は好適な態様において、前記イグニ
ッションコイル26の二次巻線26dの正極側と前記第
1スパークプラグ52とを接続するライン27と、前記
第1コンデンサ42との間に第1抵抗器32を介挿させ
る。また、本発明は好適な態様において、前記第1コン
デンサ42と前記第2コンデンサ44との間に第1抵抗
器32を介挿させる。更に、本発明は好適な態様におい
て、前記第1抵抗器32と並列であって、前記第1コン
デンサ42側にアノードが結線されるようにダイオード
34を接続する。また更に、本発明は好適な態様におい
て、前記第1抵抗器32と並列であって、前記第1コン
デンサ42側にカソードが結線されるようにダイオード
34を接続する。また、本発明は好適な態様において、
前記第1抵抗器32と並列にダイオード34と第2抵抗
器36とを介挿させる。
【0013】
【作用】
〔請求項1について〕上記のように構成された内燃機関
の燃焼状態検出装置では、一次電流断続手段22が、イ
グニッションコイル26に電流を流すと二次側に高電圧
が発生する。この高電圧は、スパークプラグ52に印加
され花火放電を発生せしめると共に、該スパークプラグ
52と並列に接続された第1コンデンサ42に充電され
る。そして、該イグニッションコイル26の二次巻線2
6d側の電圧が低下した際に、該第1コンデンサ42が
花火放電の終了したスパークプラグ52へ電圧を印加す
る。スパークプラグ52に印加された電圧は、該スパー
クプラグ52の装填されたシリンダ内で正常に燃焼が行
われた場合に、燃焼時に発生されたイオンによりスパー
クプラグ52の中心電極と外側電極との間に電流が流れ
るため減衰していく。このスパークプラグ52に電荷を
加える第1コンデンサ42の電圧を該第1コンデンサ4
2と直列に接続されている第2コンデンサ44が分圧す
る。この第1コンデンサ42と第2コンデンサ44との
接続点の電圧の減衰特性に基づいて、燃焼状態検出手段
49がシリンダ内で正常に燃焼が行われたことを検出す
る。
【0014】他方、上記スパークプラグ52に印加され
た電圧は、シリンダ内で正常に燃焼が行われない場合に
はイオンが発生せず、スパークプラグ52の中心電極と
外側電極との間に電流が流れないためほぼ一定の電位値
を保つ。このスパークプラグ52に電荷を加える第1コ
ンデンサ42の電圧を第2コンデンサ44が分圧する。
この第2コンデンサ44に発生する電圧の減衰特性、即
ち、減衰が緩やかであることに基づいて、燃焼状態検出
手段49がシリンダ内で正常に燃焼が行われなかったこ
とを検出する。
【0015】〔請求項2について〕イグニッションコイ
ル26の二次巻線26dと第1コンデンサ42との間に
第1抵抗器32が介挿されているため、イグニッション
コイル26の二次側に発生した高電圧が、該第1抵抗器
32を介して第1コンデンサ42に充電される。このた
め第1抵抗器32の抵抗値を調整して第1コンデンサ4
2の充電量を制限することにより、第1コンデンサ42
が花火放電の終了したスパークプラグ52に印加する電
圧を所望の値に設定できる。
【0016】〔請求項3について〕第1コンデンサ42
と第2コンデンサ44との間に第1抵抗器32が介挿さ
れているため、イグニッションコイル26の二次側に発
生した高電圧が、第1コンデンサ42と該第1抵抗器3
2とにより形成される時定数回路に従い充電される。こ
のため第1抵抗器32の抵抗値を調整して第1コンデン
サ42の充電量を制限することにより、第1コンデンサ
42が花火放電の終了したスパークプラグ52に印加す
る電圧を所望の値に設定できる。
【0017】〔請求項4について〕第1抵抗器32と並
列に且つ、第1コンデンサ42側にアノードが結線され
るようにダイオード34を接続してあるため、イグニッ
ションコイル26の二次側に発生した高電圧は、ダイオ
ード34の逆方向となり第1抵抗器32を介して第1コ
ンデンサ42に充電される。他方 第1コンデンサ42
に蓄えられた電荷は、順方向のダイオード34を通るこ
とにより、上記第1抵抗器32を介することなく花火放
電の終了したスパークプラグ52に流れる。このため、
当該第1抵抗器32の抵抗値を調整しても、放電時の電
流量が影響を受けなくなるため自由に調整できる。
【0018】〔請求項5について〕第1抵抗器32と並
列に且つ、第1コンデンサ42側にカソードが結線され
るようにダイオード34を接続してあるため、イグニッ
ションコイル26の二次側に発生した高電圧は、ダイオ
ード34の逆方向となり第1抵抗器32を介して第1コ
ンデンサ42に充電される。他方 第1コンデンサ42
に蓄えられた電荷は、順方向のダイオード34を通るこ
とにより、上記第1抵抗器32を介することなく花火放
電の終了したスパークプラグ52に流れる。このため、
当該第1抵抗器32の抵抗値を調整しても、放電時の電
流量が影響を受けなくなるため自由に調整できる。
【0019】〔請求項6について〕ダイオード34と直
列に第2抵抗器36を介挿させてあるので、該ダイオー
ド34が短絡しても、イグニッションコイル26の二次
側に発生した高電圧が第2抵抗器36を介して第1コン
デンサ42に印加されるため、第1コンデンサ42が破
壊されることがない。
【0020】〔請求項7について〕上記のように構成さ
れた内燃機関の燃焼状態検出装置では、一次電流断続手
段22が、イグニッションコイル26に電流を流すと二
次巻線26d側に高電圧が発生する。この高電圧は、第
1及び第2スパークプラグ52、54に印加され花火放
電を発生せしめると共に、第1スパークプラグ52と並
列に接続された第1コンデンサ42に充電される。そし
て、イグニッションコイル26の二次巻線26d側の電
圧が低下した際に、該第1コンデンサ42が花火放電の
終了した第1及び第2スパークプラグ52、54に電圧
を印加する。第1スパークプラグ52に印加された電圧
は、該第1スパークプラグ52が装填されたシリンダ側
が着火サイクルで、且つ該シリンダ内で正常に燃焼が行
われた場合には、燃焼時に発生されたイオンによりスパ
ークプラグ52の中心電極と外側電極との間に電流が流
れるため減衰していく。このとき、第2スパークプラグ
54が装填されたシリンダ側は排気サイクルになり、イ
オンが存在しないため第2スパークプラグ54の中心電
極と外側電極との間に電流が流れず、電圧の減衰を起こ
させない。反対に、第2スパークプラグ54が装填され
たシリンダ側が着火サイクルで、且つ該シリンダ内で正
常に燃焼が行われた場合には、燃焼時に発生されたイオ
ンにより第2スパークプラグ54の中心電極と外側電極
との間に電流が流れ電圧が減衰していく。このとき、第
1スパークプラグ52が装填されたシリンダ側は排気サ
イクルになり、イオンが存在しないため第1スパークプ
ラグ52の中心電極と外側電極との間に電流が流れず、
電圧の減衰を起こさせない。そして、この第1及び第2
スパークプラグ52、54に電荷を加える第1コンデン
サ42の電圧を、該第1コンデンサ42と直列に接続さ
れている第2コンデンサ44が分圧する。この第1コン
デンサ42と第2コンデンサ44との接続点の電圧の減
衰特性に基づいて、燃焼状態検出手段49がシリンダ内
で正常に燃焼が行われたことを検出する。
【0021】他方、上記第1スパークプラグ52に印加
された電圧は、シリンダ内で正常に燃焼が行われない場
合にはイオンが発生せず、第1スパークプラグ52の中
心電極と外側電極との間に電流が流れないためほぼ一定
値を保つ。この第1スパークプラグ52に電荷を加える
第1コンデンサ42の電圧を第2コンデンサ44が分圧
する。この第2コンデンサ44に発生する電圧の減衰特
性、即ち、減衰が緩やかであることに基づいて、燃焼状
態検出手段49がシリンダ内で正常に燃焼が行われなか
ったことを検出する。
【0022】〔請求項8について〕第1スパークプラグ
52が装填されたシリンダ側が着火サイクルのとき、第
2スパークプラグ54が装填されたシリンダ側は排気サ
イクルになる。排気サイクルのシリンダ側の気圧が下が
っているため、第2スパークプラグ54が絶縁破壊を起
こし易い状態になっている。請求項6では、イグニッシ
ョンコイル26と第1コンデンサ42との間に第1抵抗
器32が介挿されているため、イグニッションコイル2
6に発生した高電圧が、該第1抵抗器32を介して第1
コンデンサ42に充電される。このため第1抵抗器32
の抵抗値を調整して第1コンデンサ42の充電量を抑え
ることにより、排気サイクルのシリンダ側の第2スパー
クプラグ54が絶縁破壊しないように第1コンデンサ4
2の電圧値を制限することができる。
【0023】〔請求項9について〕第1コンデンサ42
と第2コンデンサ44との間に第1抵抗器32が介挿さ
れているため、イグニッションコイル26の二次側に発
生した高電圧が、第1コンデンサ42と該第1抵抗器3
2とにより形成される時定数回路に従い充電される。こ
のため第1抵抗器32の抵抗値を調整して第1コンデン
サ42の充電量を制限することにより、第1コンデンサ
42が花火放電の終了したスパークプラグ52に印加す
る電圧を所望の値に設定できる。
【0024】〔請求項10について〕第1抵抗器32と
並列であって、第1コンデンサ42側にアノードが結線
されるようにダイオード34を接続してあるため、イグ
ニッションコイル26の二次側に発生した高電圧は、ダ
イオード34の逆方向となり第1抵抗器32を介して第
1コンデンサ42に充電される。他方 第1コンデンサ
42に蓄えられた電荷は、順方向となったダイオード3
4を通すことにより、上記第1抵抗器32を介すること
なく花火放電の終了した第1及び第2スパークプラグ5
2、54に流れる。このため、当該第1抵抗器32の抵
抗値を調整しても、放電時の電流値が影響を受けなくな
るため、排気サイクル側のスパークプラグで絶縁破壊の
生じないよう電圧を設定することが容易に行える。
【0025】〔請求項11について〕第1抵抗器32と
並列であって、第1コンデンサ42側にカソードが結線
されるようにダイオード34を接続してあるため、イグ
ニッションコイル26の二次側に発生した高電圧は、ダ
イオード34の逆方向となり第1抵抗器32を介して第
1コンデンサ42に充電される。他方 第1コンデンサ
42に蓄えられた電荷は、順方向となったダイオード3
4を通すことにより、上記第1抵抗器32を介すること
なく花火放電の終了した第1及び第2スパークプラグ5
2、54に流れる。このため、当該第1抵抗器32の抵
抗値を調整しても、放電時の電流値が影響を受けなくな
るため、排気サイクル側のスパークプラグで絶縁破壊の
生じないよう電圧を設定することが容易に行える。
【0026】〔請求項12について〕ダイオード34と
直列に第2抵抗器36を介挿させてあるので、該ダイオ
ード34が短絡しても、イグニッションコイル26の二
次側に発生した高電圧が第2抵抗器36を介して第1コ
ンデンサ42に印加されるため、第1コンデンサ42が
破壊されることがない。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した実施態
様を図を参照して説明する。図1は、本発明の第1実施
態様に係る内燃機関の燃焼状態検出装置の構成を示して
いる。該燃焼状態検出装置は、1つのイグニッションコ
イル26により、正極スパークプラグ52と負極スパー
クプラグ54との2つのスパークプラグを火花放電させ
る両爆システムに用いられる。この燃焼状態検出装置
は、8気筒の内燃機関に用いられており、図示しない3
つの燃焼状態検出装置が更に備えられている。このイグ
ニッションコイル26は、薄い珪素鋼板を積層した鉄心
に一次巻線26c(巻き数数百回)と二次巻線26d
(巻き数数万回)とを巻回して、樹脂(エポキシ等)封
止したケースに収容したものであり、一次巻線26cの
正極26a側はバッテリ28と接続され、一次巻線26
cの負極26b側はトランジスタ24のコレクタ側と接
続されている。このトランジスタ24は一般にイグナイ
タと呼ばれるもので、このエミッタは接地され、ベース
にはECU(エンジン制御ユニット)22からの信号が
加えられるようになっている。このECU22は、エン
ジンの回転速度、水温、カムポジションセンサ等からの
各信号に基づいて最適点火時期を決定し、その最適点火
時期に花火点火が行われるようにトランジスタ24に対
してパルス信号を送出する。
【0028】また、イグニッションコイル26の二次巻
線26dの正側端子26a’は、ライン27を介して正
極スパークプラグ52の中心電極52aと接続されてい
る。この正極スパークプラグ52の外側電極52bは図
示しないシリンダを介してアース側に接続されている。
他方、イグニッションコイル26の二次巻線26dの負
側端子26b’は負極スパークプラグ54の中心電極5
4aと接続されている。該負極スパークプラグ54は、
上記正極スパークプラグ52の装填されたシリンダと3
60°位相の異なるシリンダに装着されており、外側電
極54bは、該シリンダを介してアース側に接続されて
いる。なお、この正極スパークプラグ52と負極スパー
クプラグ54とは、互換性があるよう同一形式のものが
用いられている。
【0029】上記ライン27には、100pf程度の小
容量の第1コンデンサ42と、10000pf程度の大
容量の第2コンデンサ44とが直列に接続され、該第2
コンデンサ44は接地されている。この第1コンデンサ
42と第2コンデンサ44との間は、オペアンプ46の
+入力46bと接続されている。この+入力46bは、
第3抵抗器38を介して接地されている。このオペアン
プ46は、出力が−入力46bに帰還されており、+入
力46bに加えられた信号を2乃至3倍に増幅する。こ
のオペアンプ46の出力は、波形成形回路48に加えら
れ波形成形され、そして、失火検出回路49に加えられ
この波形成形された信号に基づきシリンダ内で失火が発
生したか否かが判断されるようになっている。
【0030】次に、この燃焼状態検出装置の動作につい
て図11の波形図を参照して説明する。ECU22が、
正極スパークプラグ52側のシリンダ圧縮サイクルにお
ける所定のタイミングで、図11に示すようにパルス
信号aを発生する。これよりトランジスタ24がターン
オンしてイグニッションコイル26の一次巻線26cに
数Aの電流を流す(又は遮断する)と、イグニッション
コイルの二次巻線26dに高電圧が発生し、この高電圧
が、図11のに示すように絶縁破壊を発生せしめる1
0KV程度まで昇圧(ピーク電圧p)して正極スパーク
プラグ52に正電位を印加して花火放電をせしめ、該シ
リンダ内で圧縮された混合気を燃焼させると共に、負極
スパークプラグ54には負電位を印加して花火放電をせ
しめるが、該負極スパークプラグ54のシリンダは排気
サイクルにある。この時、当該高電圧の継続時間と第1
コンデンサ42の容量に応じた電荷が該第1コンデンサ
42に蓄積される。そして、アーク放電による1KV程
度の低電圧がしばらく続く(図中にqで示す)。このア
ーク放電の終了後、イグニッションコイル26とスパー
クプラグでの放電との相互作用によると考えられる所謂
“おつり電圧”が発生して一旦上昇した後急速に減衰す
る。このとき、正極スパークプラグ52及び負極スパー
クプラグ54に蓄積され電荷は、イグニッションコイル
26の二次巻線26dのプラス側とマイナス側とで再結
合して消滅する。しかし、第1コンデンサ42に蓄えら
れたプラスの電荷が、正極スパークプラグ52と負極ス
パークプラグ54とに流れ込み両スパークプラグに電圧
が供給される。このおつり電圧と第1コンデンサ42の
放電とにより形成される緩やかなピーク電圧s1及びs
2を図中に示す。
【0031】第1コンデンサ42の容量は100pfに
設定されているが、正極スパークプラグ52及び負極ス
パークプラグ54等のイグニッションコイル二次巻線側
の対アース静電容量は数10pf程度であり、第1コン
デンサ42に蓄積されていた電荷は、上記二次巻線側の
対アース静電容量に分散されることにより、緩やかなピ
ーク電圧s1,s2は図中のrに示すように幾分かの低
下を生じる。しかしながら、該第1コンデンサ42の電
荷は、正電位が加えられていた正極スパークプラグ52
にも負電位の加えられていた負極スパークプラグ54に
も等しくプラスの電位を印加する。
【0032】ここで、緩やかなピーク電圧s1は、正極
スパークプラグ52側のシリンダで燃焼があった場合を
示している。即ち、シリンダ内で燃焼がありイオンが発
生すると、第1コンデンサ42からの電荷が該イオン中
に放電され、急速に減衰していく。ここで、この第1コ
ンデンサ42の電荷は、負極スパークプラグ54にも加
えられるが、該負極スパークプラグ54側のシリンダは
排気サイクルにあり、イオンが存在していないため電荷
の放電は発生せず、この負極スパークプラグ54側は、
第1コンデンサ42に蓄えられた電荷の変化に影響を与
えない。
【0033】この第1コンデンサ42での電位は、該第
1コンデンサ42の100倍の静電容量である1000
0pfを有する第2コンデンサ44で1/100に分圧
される。この分圧された電位がオペアンプ46の+入力
46bに加えられ増幅されて波形成形回路48に加えら
れる。図11中のは、該波形成形回路48への入力波
形を示している。
【0034】図11中一点鎖線は、波形成形回路48の
しきい値Lを示している。この波形成形回路は、緩やか
なピーク電圧s1又はs2のピーク電圧の3/5をしき
い値Lとして設定し、この3/5のしきい値Lを越える
信号電圧に対してハイレベルc又はdを出力する(図中
参照)。なお、図13を参照して前述した失火検出装
置では、ピーク時の2/3に設定してあったのに対し
て、この実施態様ではしきい値Lをピーク値の3/5程
度に設定してある。これは、上述したようにおつり電圧
の低下時に、第1コンデンサ42に蓄積されていた電荷
が二次巻線側の対アース静電容量に分散され、緩やかな
ピーク電圧s1、s2が図中のrに示すように幾分低下
してからイオンによる放電が開始されるからである。こ
のため、図中のr部分の減衰が、ピーク値の1/3程度
あると失火か否か検出できなくなるので2/3よりも低
い3/5に設定してある。なお、このようにしきい値L
を低くする代わりに、電荷の二次巻線側の対アース静電
容量への分散によるr部分の減衰が終了した時点でしき
い値をリセットすることにより、このリセット時の値2
/3の信号が入力されているときにハイレベルを出力す
るよう設定することも可能である。
【0035】ここで、緩やかなピーク電圧s2は失火時
の減衰波形を示している。ここでは、正極スパークプラ
グ52側で燃焼によりイオンが発生していないので、放
電による減衰が生じていない。なお、上述した正極スパ
ークプラグ52側で燃焼が発生したときと同様に、負極
スパークプラグ54側のシリンダは排気サイクルにあ
り、イオンが存在していないため電荷の放電は発生せ
ず、この負極スパークプラグ54側は、何ら正極スパー
クプラグ52側の電荷に影響を与えるものではない。
【0036】なお、正極スパークプラグ52側で燃焼に
よりイオンが発生せず放電がない状態で、図中に示すよ
うに緩やかなピーク電圧s2が減衰するのは、第2コン
デンサ44と並列に1MΩ程度の第3抵抗器38が接続
されているためである。ここで、第3抵抗器38を第2
コンデンサ44と並列に接続した理由は、第1にはオペ
アンプ46へ入力バイアス電流を供給するためである。
即ち、通常オペアンプは、入力に数10nA程度の電流
の出入りがあるので、その電流がコンデンサに流入出し
ないように別に電流の経路を設ける必要があるからであ
る。また、第2の理由は、第1コンデンサ42、第2コ
ンデンサ44に蓄えられた電荷を逃がすためである。す
なわち、完全なコンデンサの直列回路は、その接続点に
蓄えられた電圧は直流的に不安定であり、何らかの原因
で異常電荷が蓄積された場合(例えば静電気など)に接
続点の電圧が長時間に渡って高い電圧に維持されること
となり、減衰波形の検出に影響を与える可能性があるか
らである。なお、この第3抵抗器38は、第1コンデン
サ42及び第2コンデンサ44と組み合わされ時定数1
0ms程度のハイパスフィルタを構成する。
【0037】上記波形成形回路48からのハイレベル
c、dの信号が失火検出回路49に加えられる。このハ
イレベルc、dの信号の継続時間、即ち、燃焼が発生し
たときの図11のに示す継続時間t1と失火したとき
の継続時間t2との時間差に基づき、該失火検出回路4
9は失火が発生したかを判断する。この判断結果を、E
CU22は、正極スパークプラグ52に花火放電を発生
せしめた後の所定の割り込み時間に於いて正極スパーク
プラグ52で失火が発生したか否かのデータとして読み
出しを行う。
【0038】次に、ECU22が、負極スパークプラグ
54側のシリンダ圧縮サイクルにおける所定のタイミン
グで、図11に示すようにパルス信号aを発生する。
これよりトランジスタ24がターンオンしてイグニッシ
ョンコイル26の一次巻線26cに数Aの電流を流す
と、イグニッションコイル26の二次巻線26dに高電
圧が発生し、この高電圧が、図11のに示すように絶
縁破壊を発生せしめる10KV程度まで昇圧(ピーク電
圧p)し、負極スパークプラグ54には負電位を印加し
て花火放電を発生せしめ、該シリンダ内で圧縮された混
合気を燃焼させる。同時に正極スパークプラグ52に正
電位が印加されて花火放電をせしめるが、正極スパーク
プラグ52のシリンダは排気サイクルにある。この時、
当該高電圧の継続時間と第1コンデンサ42に容量に応
じた電荷が蓄積される。その後、両スパークプラグの放
電の完了により、正極スパークプラグ52及び負極スパ
ークプラグ54に蓄積され電荷は、イグニッションコイ
ル26の二次巻線26dのプラス側とマイナス側とで再
結合して消滅する。この時点で第1コンデンサ42に蓄
えられたプラスの電荷が、正極スパークプラグ52と負
極スパークプラグ54とに流れ込むことで両スパークプ
ラグに電圧が供給される。
【0039】ここで、負極スパークプラグ54側のシリ
ンダで燃焼があった場合は、オペアンプ46の出力波形
は、上述た場合と同様に緩やかなピーク電圧s1とな
る。即ち、シリンダ内で燃焼がありイオンが発生する
と、第1コンデンサ42からの電荷が該イオン中に放電
され急速に減衰していく。ここで、この第1コンデンサ
42の電荷は、正極スパークプラグ52にも加えられる
が、該正極スパークプラグ52側のシリンダは排気サイ
クルにあり、イオンが存在していないため電荷の放電は
発生せず、第1コンデンサ42の電荷の変化に影響を与
えない。
【0040】他方、該負極スパークプラグ54側で失火
してイオンが発生していない場合には、放電による減衰
が生じていないため緩やかなピーク電圧s2の減衰波形
を取る。このとき上述した排気サイクルにある正極スパ
ークプラグ52は、何ら負極スパークプラグ54側の電
荷に影響を与えるものではない。そして、失火或いは燃
焼時の緩やかなピーク電圧s1、s2が波形成形回路4
8に加えられ、しきい値Lを越える信号電圧に対してハ
イレベルc、dを出力させる(図中参照)。このハイ
レベルc又はdの時間差に基づき、該失火検出回路49
は失火が発生したかを判断する。この判断結果を、EC
U22は、負極スパークプラグ54の花火放電後の所定
の割り込み時間に於いて負極スパークプラグ54で失火
が発生したか否かのデータとして読み出しを行う。
【0041】次に、本発明の第2実施態様の燃焼状態検
出装置について図2を参照して説明する。この第2実施
態様では、第1実施態様と同様な部材については、第1
実施態様と同一の参照符号を用いると共にその説明を省
略する。この第2実施態様においては、イグニッション
コイル26と正極スパークプラグ52とを接続するライ
ン27と、第1コンデンサ42との間に第1抵抗器32
が介挿されている。このため、正極スパークプラグ52
及び負極スパークプラグ54の放電時に第1コンデンサ
42に蓄積される電荷の量を、この第1抵抗器32によ
り制限できるため、該第1コンデンサ42から正極スパ
ークプラグ52及び負極スパークプラグ54へ加わえる
電位を調整できる。また、第1コンデンサ42に加わる
電圧を抑えることができるので該第1コンデンサ42の
保護を図り得る。
【0042】なお、この第2実施態様では、該第1コン
デンサ42に充電された電荷を、第1抵抗器32を介し
て火花放電完了後の正極スパークプラグ52及び負極ス
パークプラグ54に印加することになる。第1コンデン
サ42に蓄積されていた電荷が二次巻線側の対アース静
電容量に分散されることにより、緩やかなピーク電圧s
1、s2(図11参照)がrに示すように幾分低下して
から、イオンによる放電が開始される。このため、図中
のrに示す減衰が大きくならないように、該第1コンデ
ンサ42の容量を、二次巻線側の対アース静電容量に対
して十分に大きくする必要がある。しかし、必要以上に
大きすぎると、この第1コンデンサ42の容量と第1抵
抗器32の抵抗分との時定数(CR)が大きくなりすぎ
て、高回転時に電位の検出が困難になる。したがって、
第1コンデンサ42の容量と第1抵抗器32の抵抗分と
を最適な値に設定する必要がある。なお、この第2実施
態様の燃焼状態検出装置の動作は、上述した第1実施態
様と同様であるので説明を省略する。
【0043】ここで、この第2実施態様の改変例につい
て図3を参照して説明する。図2を参照して上述した回
路例では、ライン27と第1コンデンサ42との間に第
1抵抗器32が介挿されたが、この図3に示す改変例で
は、第1コンデンサ42と第2コンデンサ44との間に
第1抵抗器32が介挿されている。図3に示す回路構成
によっても、イグニッションコイル26の二次側に発生
した高電圧が、第1コンデンサ42と第1抵抗器32と
により形成される時定数回路に従い第1コンデンサ42
へ充電される。このため第1抵抗器32の抵抗値を調整
して第1コンデンサ42の充電量を制限することによ
り、第1コンデンサ42が花火放電の終了したスパーク
プラグ52に印加する電圧を所望の値に設定できる。
【0044】次に、本発明の第3実施態様の燃焼状態検
出装置について図4を参照して説明する。この第3実施
態様では、第2実施態様と同様な部材については、第2
実施態様と同一の参照符号を用いると共にその説明を省
略する。
【0045】上述した第2実施態様では、第1抵抗器3
2の抵抗値を、上記正極スパークプラグ52及び負極ス
パークプラグ54でのイオンによる放電を妨げないよう
に低く設定しなければならなかった。このため、逆にイ
グニッションコイル26から第1コンデンサ42に電流
が流れ込む時間中、第1コンデンサ42と第2コンデン
サ44との分圧回路の両端の電圧は、第1抵抗器32と
第1コンデンサ42とで決まる時定数程度の速さで昇圧
することにより、結果として図11を参照したおつり電
圧程度まで該第1コンデンサ42が蓄電されるとことに
なった。従って、火花放電が消滅した後、該第1コンデ
ンサ42から正極スパークプラグ52及び負極スパーク
プラグ54に印加される電圧は、上記おつり電圧程度の
大きさを持つことになる。この電圧は、圧縮サイクルに
あるシリンダ側のスパークプラグにも排気サイクルにあ
るシリンダ側のスパークプラグにも等しく印加される
が、排気サイクルにあるシリンダ側において絶縁破壊が
生じる可能性がある。即ち、排気過程にあるシリンダ内
は気圧が低下しているので、絶縁破壊が比較的低い電位
で生じてしまう。絶縁破壊の電圧は、特に内燃機関が低
負荷で回転しているとき1KV程度まで下がる。この排
気サイクル側のスパークプラグで絶縁破壊が生じ電荷が
放電されてしまうと、圧縮サイクル側のシリンダで失火
が生じていても、燃焼時と同様に第1コンデンサ42の
電位が減衰して失火を検出できなくなる。
【0046】一方、第3実施態様においては、第1抵抗
器32と並列であって、且つ第1コンデンサ側にアノー
ドが結線されるようにダイオード34が配置されてい
る。イグニッションコイル26の二次巻線26dに発生
した高電圧は、ダイオード34のカソードへ加わり、即
ち、逆方向となるため第1抵抗器32を介して第1コン
デンサ42に充電される。他方 第1コンデンサ42に
蓄えられた電荷が放電される際には、ダイオード34の
順方向となり、該ダイオード34を通ることにより、上
記第1抵抗器32を介することなく正極スパークプラグ
52及び負極スパークプラグ54に流れる。
【0047】このため、第1抵抗器の抵抗値を100M
オーム程度に設定して電荷を蓄積する時定数を10ms
程度に大きくすることができる。ここで、点火システム
の放電時間が1〜2msであるため、このように設定す
ることによりおつり電圧の1/10程度までしか電位が
昇圧せず、スパークプラグへの印加電圧を500V程度
に抑えることができ、これにより、上述した排気サイク
ル側のシリンダでの絶縁破壊による放電を防ぎ得る。な
お、この第3実施態様の燃焼状態検出装置の動作は、上
述した第1実施態様と同様であるので説明を省略する。
【0048】ここで、第3実施態様の改変例について図
6を参照して説明する。図4を参照して上述した回路例
では、ライン27と第1コンデンサ42との間に第1抵
抗器32及びダイオード34が介挿されたが、この図6
に示す改変例では、第1コンデンサ42と第2コンデン
サ44との間に第1抵抗器32及びダイオード34が介
挿されている。
【0049】ここで、図4に示す回路の第1コンデンサ
42に充電される電荷と、図6に示す回路の第1コンデ
ンサ42に充電される電荷とを図5に示す波形図を参照
して説明する。図5(A)は、図4に示す回路における
波形を示している。ここで、イグニッションコイル26
の二次側に時刻t3にて発生した高電圧V1が時刻t4
まで継続すると、第1抵抗器32を介して二次側電位が
加わるため、第1コンデンサの電位V2は徐々に上昇
し、当該第1コンデンサの電荷C1もこれに従い徐々に
増大する。
【0050】図5(B)は、図6に示す回路における波
形を示している。ここで、イグニッションコイル26の
二次側に時刻t3にて高電圧V1が立ち上がると、この
高電圧V1の直接加わる第1コンデンサの電位V2は、
急激に立ち上がり、その後、第1抵抗器32を介して電
荷が流れるため徐々に下降し、時刻t4にてイグニッシ
ョンコイル26の高電圧V1が立ち下がると、これに合
わせて図中点線で示すように立ち下がろうとする。この
際に、ダイオード34からの電流が流れるため負極性に
は至らない。この電位V2によって、第1コンデンサ3
2は、図5(A)で示す図4の回路構成と同様に電荷C
1が徐々に増大していく。
【0051】即ち、図6に示す回路構成によっても、イ
グニッションコイル26の二次側に発生した高電圧が、
第1コンデンサ42と第1抵抗器32とにより形成され
る時定数回路に従い当該第1コンデンサ42へ充電され
る。このため第1抵抗器32の抵抗値を調整して第1コ
ンデンサ42の充電量を制限することにより、第1コン
デンサ42が花火放電の終了したスパークプラグ52に
印加する電圧を所望の値に設定できる。
【0052】次に、本発明の第4実施態様の燃焼状態検
出装置について図7を参照して説明する。この第4実施
態様では、第3実施態様と同様な部材については、第3
実施態様と同一の参照符号を用いると共にその説明を省
略する。
【0053】上述した第3実施態様の構成では、ダイオ
ード34が破壊された場合には、イグニッションコイル
26に発生した高電圧が直接第1コンデンサ42に印加
されることになり、この第1コンデンサ42が破壊され
得る。ここで、更に第2コンデンサ44までもが短絡す
ると、イグニッションコイル26の二次側が短絡して正
極スパークプラグ52に火花放電を発生させ得ない状態
に陥る。このため第3実施態様の構成では、第1コンデ
ンサ42の耐圧を高めておく必要があるが、高耐圧のコ
ンデンサは高価であるばかりでなく容積も大きくなる。
両爆システムの上記各実施態様ではコイル内に、第1抵
抗32、ダイオード34、第1コンデンサ42を内蔵す
ることが望ましいが、第1コンデンサ42の容積が大き
くなるとこれら素子をコイル内に収容することが困難に
なる。
【0054】一方、この第4実施態様の構成では、第1
コンデンサ42とダイオード32との間に第2抵抗器3
6を介挿させてあるため、例えダイオード34が短絡し
ても、イグニッションコイル26の二次側に発生した高
電圧が第1抵抗器32及び第2抵抗器36を介して第1
コンデンサ42に印加されるため、第1コンデンサの破
壊に至ることがなくなる。また、正極スパークプラグ5
2に印加される電位が維持されるので、花火放電を継続
することができる。この第2抵抗器36は、イオン放電
を検出するための電荷の移動に対して障害とならないよ
う好適には1MΩ程度に設定する。なお、この第4実施
態様では、第1抵抗器32を50M〜100MΩに、第
1コンデンサ42を200〜300pf程度に、また、
第2コンデンサ44を10000pfに、第2抵抗器3
6を500K〜1MΩ程度に設定する。
【0055】この第4実施態様の構成によれば、例えダ
イオード34が短絡し、高電圧が第1コンデンサ42に
加わり該第1コンデンサ42を破壊したとしても(実際
に問題となる高電圧は、スパークプラグを絶縁破壊する
ときの図11に示したピーク電圧pであり、短時間しか
持続しないため第1コンデンサ42を破壊される可能性
は低い)、第2抵抗器36を介して電流が流れるため、
外部に対して過大な電流が流れることがない。また、こ
の第2抵抗器36は、逆方向に過大な電流が流れること
を無くしてダイオード34の故障を未然に防ぐ役割も果
たす。即ち、一般的にダイオードの故障は、逆方向に逆
耐圧電圧以上の電圧が印加され、その状態で一定以上の
逆電流が流れることにより、接合温度が一定以上に上昇
したときに起こる接合部のPN境界の消失によって発生
するのがほとんどであるため(ダイオードが破壊される
のは熱破壊によるものが多く、順方向に電流が流れた
り、逆方向に過電圧が印加されるだけでは破壊に至るこ
とはない)、該第2抵抗器36を介挿することにより一
定以上の逆電流が生じないようにすることができる。な
お、この第4実施態様の燃焼状態検出装置の動作は、上
述した第1実施態様と同様であるので説明を省略する。
【0056】ここで、第4実施態様の改変例について図
8を参照して説明する。図7を参照して上述した回路例
では、ライン27側にダイオード34が、また、第2コ
ンデンサ44側に第2抵抗器36が接続されたが、図8
の回路例では、ライン27側に第2抵抗器36が、ま
た、第2コンデンサ44側にダイオード34が接続され
ている。即ち、図8に示すように第2抵抗器36とダイ
オード34との接続順序を反転しても図7の回路例と全
く同様に動作し得る。
【0057】更に、第4実施態様の別の改変例について
図9を参照して説明する。図7を参照して上述した回路
例では、ライン27側に第1抵抗器32、ダイオード3
4及び第2抵抗器36が接続されたが、図9の回路例で
は、第1コンデンサ42と第2コンデンサ44との間に
第1抵抗器32、ダイオード34及び第2抵抗器36が
接続されている。この図9に示す回路でも図7に示す回
路とほぼ同様に動作し得る。
【0058】次に、本発明の第5実施態様の燃焼状態検
出装置について図10を参照して説明する。この第5実
施態様では、第4実施態様と同様な部材については、第
4実施態様と同一の参照符号を用いると共にその説明を
省略する。上述した第1〜第4実施態様では、両爆シス
テムに本発明の燃焼状態検出装置を適用した例について
説明したが、この第5実施態様では、本発明の燃焼状態
検出装置を単極ディストリビュータレスイグニッション
システムに適用している。なお、第5実施態様の燃焼状
態検出装置は8気筒の内燃機関に適用され、図示しない
他の7つの燃焼状態検出装置が配置されている。
【0059】第5実施態様の燃焼状態検出装置におい
て、イグニッションコイル26の二次巻線26dの正極
側が、ダイオード134を介して正極スパークプラグ5
2に接続され、該正極スパークプラグ52に花火放電を
生ぜしめる構成になっている。この正極スパークプラグ
52に印加された電位が第1コンデンサ42に蓄積さ
れ、花火放電の完了した正極スパークプラグ52に電荷
を印加して失火の検出を行うようになっている。この第
5実施態様では、第4実施態様で説明したように、第1
コンデンサ42から正極スパークプラグ52に印加され
る電圧が500V程度に調整されている。従来の構成で
おつり電圧程度の電圧が印加された場合に、圧縮サイク
ルにあるシリンダで失火が生じた後、まれにではあるが
該おつり電圧程度の電圧において絶縁破壊が生じで失火
が検出できないことがあった。これに対して、この第5
実施態様では、絶縁破壊を生じせしめない程度の低い電
位を正極スパークプラグ52に印加することができるの
で、失火を確実に検出することが可能となる。ここで、
ダイオード134は、第1コンデンサ42から供給され
た電流がバッテリ28側に流れるのを防いでいる。
【0060】なお、上述した実施態様では、本発明を両
爆システム及び単極ディストリビュータレスイグニッシ
ョンシステムに適用した例について説明したが、本発明
の燃焼状態検出装置は、ディストリビュータイグニッシ
ョンシステムにも適用することが可能である。
【0061】
【効果】以上記述したように本発明の内燃機関の燃焼状
態検出装置によれば、両爆システムにおいて、廉価且つ
簡単な構成で確実に失火を検出することができる。ま
た、この燃焼状態検出装置によれば、単極ディストリビ
ュータレスイグニッションシステムにおいても確実に失
火を検出することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施態様に係る内燃機関の燃焼状
態検出装置の構成を示す回路図である。
【図2】本発明の第2実施態様に係る内燃機関の燃焼状
態検出装置の構成を示す回路図である。
【図3】本発明の第2実施態様の改変例に係る内燃機関
の燃焼状態検出装置の構成を示す回路図である。
【図4】本発明の第3実施態様に係る内燃機関の燃焼状
態検出装置の構成を示す回路図である。
【図5】本発明の第3実施態様の改変例に係る内燃機関
の燃焼状態検出装置の波形図である。
【図6】本発明の第3実施態様の改変例に係る内燃機関
の燃焼状態検出装置の構成を示す回路図である。
【図7】本発明の第4実施態様に係る内燃機関の燃焼状
態検出装置の構成を示す回路図である。
【図8】本発明の第4実施態様の改変例に係る内燃機関
の燃焼状態検出装置の構成を示す回路図である。
【図9】本発明の第4実施態様の改変例に係る内燃機関
の燃焼状態検出装置の構成を示す回路図である。
【図10】本発明の第5実施態様に係る内燃機関の燃焼
状態検出装置の構成を示す回路図である。
【図11】本発明の各実施態様に係る内燃機関の燃焼状
態検出装置の動作時の波形図である。
【図12】従来技術の燃焼状態検出装置の構成を示す回
路図である。
【図13】従来技術の失火検出装置の構成を示す回路図
である。
【図14】図13に示す失火検出装置の動作時の波形図
である。
【図15】両極ディストリビュータレスイグニッション
システムの構成を示す回路図である。
【符号の説明】
22 ECU 26 イグニッションコイル 32 第1抵抗器 34 ダイオード 36 第2抵抗器 42 第1コンデンサ 44 第2コンデンサ 49 失火検出回路 52 正極スパークプラグ 54 負極スパークプラグ

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一次巻線と二次巻線とを有するイグニッ
    ションコイルと、 該一次巻線にバッテリ電流を断続して流す一次電流断続
    手段と、 中心電極側を前記二次巻線の正極側に接続し、外側電極
    側を接地したスパークプラグと、を備えた内燃機関の燃
    焼状態検出装置であって、 該二次巻線側に前記スパークプラグと並列に接続され、
    該二次巻線側に発生した電圧を充電した後、該二次巻線
    側の電圧が低下した際に前記スパークプラグに電圧を印
    加する第1コンデンサと、 該第1コンデンサと直列に接続され、該第1コンデンサ
    よりも大きな容量を有し、当該第1コンデンサの電圧を
    分圧する第2コンデンサと、 前記第1コンデンサと前記第2コンデンサとの接続点に
    接続され、該接続点の電圧に基づいて燃焼状態を検出す
    る燃焼状態検出手段とを有することを特徴とする内燃機
    関の燃焼状態検出装置。
  2. 【請求項2】 前記二次巻線と前記スパークプラグとを
    接続するラインと、前記第1コンデンサとの間に第1抵
    抗器を介挿させたことを特徴とする請求項1の内燃機関
    の燃焼状態検出装置。
  3. 【請求項3】 前記第1コンデンサと前記第2コンデン
    サとの間に第1抵抗器を介挿させたことを特徴とする請
    求項1の内燃機関の燃焼状態検出装置。
  4. 【請求項4】 前記第1抵抗器と並列であって、前記第
    1コンデンサ側にアノードが結線されるようにダイオー
    ドを接続したことを特徴とする請求項2の内燃機関の燃
    焼状態検出装置。
  5. 【請求項5】 前記第1抵抗器と並列であって、前記第
    1コンデンサ側にカソードが結線されるようにダイオー
    ドを接続したことを特徴とする請求項3の内燃機関の燃
    焼状態検出装置。
  6. 【請求項6】 前記第1抵抗器と並列にダイオードと第
    2抵抗器とを介挿させたことを特徴とする請求項2又は
    請求項3の内燃機関の燃焼状態検出装置。
  7. 【請求項7】 一次巻線及び二次巻線を有する同時点火
    用のイグニッションコイルと、 該一次巻線にバッテリ電流を断続して流す一次電流断続
    手段と、 中心電極側を前記二次巻線の正極側に接続し、外側電極
    側を接地した第1スパークプラグと、 中心電極側を前記二次巻線の負極側に接続し、外側電極
    側を接地した第2スパークプラグと、を備える両極ディ
    ストリビュータレスイグニッションシステムを用いる内
    燃機関の燃焼状態検出装置であって、 該二次巻線の正極側に前記第1スパークプラグと並列に
    接続され、該二次巻線の正極側に発生した電圧を充電し
    た後、該二次巻線側の電圧が低下した際に前記第1スパ
    ークプラグ及び第2スパークプラグに正電位を印加する
    第1コンデンサと、 該第1コンデンサと直列に接続され、該第1コンデンサ
    よりも大きな容量を有し、当該第1コンデンサの電圧を
    分圧する第2コンデンサと、 前記第1コンデンサと前記第2コンデンサとの接続点に
    接続され、該接続点の電圧に基づいて燃焼状態を検出す
    る燃焼状態検出手段とを有することを特徴とする内燃機
    関の燃焼状態検出装置。
  8. 【請求項8】 前記イグニッションコイルの二次巻線の
    正極側と前記第1スパークプラグとを接続するライン
    と、前記第1コンデンサとの間に第1抵抗器を介挿させ
    たことを特徴とする請求項7の内燃機関の燃焼状態検出
    装置。
  9. 【請求項9】 前記第1コンデンサと前記第2コンデン
    サとの間に第1抵抗器を介挿させたことを特徴とする請
    求項7の内燃機関の燃焼状態検出装置。
  10. 【請求項10】 前記第1抵抗器と並列であって、前記
    第1コンデンサ側にアノードが結線されるようにダイオ
    ードを接続したことを特徴とする請求項8の内燃機関の
    燃焼状態検出装置。
  11. 【請求項11】 前記第1抵抗器と並列であって、前記
    第1コンデンサ側にカソードが結線されるようにダイオ
    ードを接続したことを特徴とする請求項9の内燃機関の
    燃焼状態検出装置。
  12. 【請求項12】 前記第1抵抗器と並列にダイオードと
    第2抵抗器とを介挿させたことを特徴とする請求項8又
    は請求項9の内燃機関の燃焼状態検出装置。
JP32363795A 1994-12-02 1995-11-17 内燃機関の燃焼状態検出装置 Pending JPH08226370A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003109533A (ja) * 2001-07-24 2003-04-11 Agilent Technol Inc 電子回路

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JP2003109533A (ja) * 2001-07-24 2003-04-11 Agilent Technol Inc 電子回路

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