JPH08225702A - ポリフッ化ビニリデンをベースとした熱可塑性組成物 - Google Patents

ポリフッ化ビニリデンをベースとした熱可塑性組成物

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JPH08225702A
JPH08225702A JP33115195A JP33115195A JPH08225702A JP H08225702 A JPH08225702 A JP H08225702A JP 33115195 A JP33115195 A JP 33115195A JP 33115195 A JP33115195 A JP 33115195A JP H08225702 A JPH08225702 A JP H08225702A
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JP
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rubber
pvdf
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composition
iso standard
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Withdrawn
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JP33115195A
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Inventor
Martine Cerf
セルフ マルタン
Christian Dousson
ドゥソン クリスチャン
Alain Bouilloux
ブイユー アレン
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Arkema France SA
Original Assignee
Elf Atochem SA
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Publication date
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L27/00Compositions of homopolymers or copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and at least one being terminated by a halogen; Compositions of derivatives of such polymers
    • C08L27/02Compositions of homopolymers or copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and at least one being terminated by a halogen; Compositions of derivatives of such polymers not modified by chemical after-treatment
    • C08L27/12Compositions of homopolymers or copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and at least one being terminated by a halogen; Compositions of derivatives of such polymers not modified by chemical after-treatment containing fluorine atoms
    • C08L27/16Homopolymers or copolymers or vinylidene fluoride
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L21/00Compositions of unspecified rubbers

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ポリフッ化ビニリデン(PVDF)のマトリ
クス中に主にフッ素を含まない加硫ゴムの節が分散して
いる多軸衝撃強度優れた熱可塑性組成物。 【解決手段】 ISO規格R527 H2で測定した射出方
向に対して平行および直角な引張強度が 15 MPa 以上で
ある組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はポリフッ化ビニリデ
ンをベースとした熱可塑性組成物、特に、ポリフッ化ビ
ニリデン(PVDF)のマトリクス中に基本的にフッ素
を含まない加硫ゴムの節(nodules) が分散した組成物に
関するものである。本発明の組成物は、(i) 十分な量の
加硫剤と、必要に応じて添加される充填剤および可塑剤
とが配合された加硫可能なゴムと、(ii)PVDFとをP
VDF中にゴムを良く分散させるのに十分な温度で混合
して製造される。
【0002】本発明組成物は熱可塑性すなわち熱可塑性
プラスチックで用いられる方法、例えば押出成形または
カレンダー加工で成形できる。また、本発明組成物はゴ
ム弾性を示し、ゴム弾性の程度はゴムの量に応じて決ま
る。この組成物のPVDF的な特性、例えば熱的特性、
電気的特性および耐薬品性等はPVDFのマトリクスに
よって与えられる。
【0003】
【従来の技術】米国特許第 5,095,072号には (i)PVD
Fと、(ii)ゲル状のニトリルゴムまたはアクリレートゴ
ムとの熱可塑性ポリマーアロイが記載されている。この
ゴムのゲル化は多官能性モノマーの添加もしくは高温重
合で得られ、加硫によるものではない。次いで、ゲル化
したゴムはPVDFと混合する。PVDFとの相溶性を
向上させるために少なくとも20〜50重量%のアクリロニ
トリルを含むニトリ0ゴムを使用することが勧められて
いる。ゲル化したゴムは 0.01 〜2μmの粒子の形でP
VDF中に分散されると記載されている。しかし、この
分散状態を示す実施例はない。実施例にはこの発明の目
的すなわちシール等の成形物の製造という目的にあった
圧縮永久歪み率と耐油性しか記載されていない。本出願
人はいくつかの実施例を追試したが、ゲル化したゴムの
PVDF中での分散状態は粗く、均一でないことが分か
った。しかも、得られたポリマーアロイは耐圧縮性のみ
しか示さず、引張強度、柔軟性あるいは衝撃強度は示さ
ない。このことはこのポリマーが不均質混合物であるこ
とを示している。
【0004】フランス国特許第 2,238,927号には動的加
硫で得られるPVDFとフッ素化ゴムとをベースとした
熱可塑性エラストマーが記載されている。成形後に後硬
化して加硫を完全にするのが望ましい。
【0005】欧州特許第 280,591号にはPVDFマトリ
クス中にクロロトリフルオロエチレン/フッ化ビニリデ
ン (VF2)コポリマーの節が分散した柔軟なPVDFが
記載されている。
【0006】上記の各特許に記載のPVDFをベースと
した柔軟な組成物は、(1) 米国特許第 5,095,072号に記
載のようにゲル化したニトリルゴムを含むか、(2) 欧州
特許第 365,967号、欧州特許第 317,346号、欧州特許第
557,840号に記載のように加硫したフッ素化ゴムまたは
フルオロコポリマーを含み、前者では機械特性が得られ
ず、後者は製造および成形が困難である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記欠点の
ないポリフッ化ビニリデン(PVDF)のマトリクス中
に主にフッ素を含まない加硫ゴムの節が分散している組
成物を提供する。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明組成物は、ISO
規格R527 H2で測定した射出方向に対して平行な引張
強度が 15 MPa 以上である点に特徴がある。
【0009】PVDFとは、少なくとも50モル%のVF
2 基を含むフッ化ビニリデンのホモポリマーまたはコポ
リマーを意味するものとする。ゴムは例えば過酸化物、
硫黄から選択される加硫系とその促進剤および硫黄供与
体分子を用いて混合時に加硫される。本発明組成物の製
造に適した加硫可能な天然ゴムまたは合成ゴムは当業者
に周知である。数種類のゴムの混合物で構成することも
できる。加硫後のゴムまたはゴム混合物の 100℃におけ
る永久圧縮歪み(RCS)は50%以下、一般には5〜50
%で、好ましくは30%以下である。ゴムは例えばカルボ
ン酸基、カルボン酸無水物、塩またはエステルあるいは
エポキシ基、アミノ基、ハロゲン等によって官能化され
ていてもよい。少量のフッ素化ゴム、例えばゴムに量に
対して5重量%以下のフッ素化ゴムを含むゴム混合物を
用いても本発明の範囲を逸脱するものではない。
【0010】本発明は上記組成物の製造方法にも関する
ものである。本発明組成物は、(i) 予め十分な量の加硫
剤と必要に応じて添加される充填剤および可塑剤とが配
合された加硫可能なゴムと、(ii)PVDFとを、PVD
Fを溶融させるのに十分な温度かつPVDF中にゴムを
良く分散させるのに十分な時間混合することによって製
造できる。
【0011】
【発明の実施の形態】PVDFおよび加硫可能なゴムは
熱可塑性であり、以下、本明細書ではこれらを熱可塑性
プラスチックとよぶことにする。加硫は動的加硫で行う
のが好ましい。この動的加硫は熱可塑性プラスチックの
融点以上かつ 300℃以下、より好ましくは 250℃以下の
温度で行ってゴムおよび配合物中の他の添加物の分解を
防ぐのが好ましい。動的加硫の時間は配合物が少なくと
もt90(90%のゴムが加硫するのに必要な時間)にする
のが好ましい。この加硫操作はニーダまたはコニーダ、
密閉式ミキサー、二軸スクリュー押出機で行うことがで
きる。PVDFと、ゴムと、予め混合された添加剤とを
可塑性状態でロールまたはニーダに導入する。加硫系は
それと同時か、熱可塑性プラスチックが溶融状態にある
場合には時間をズラして導入する。その後、熱可塑性プ
ラスチックの融点よりも高い温度まで加熱して動的加硫
を進行させる。
【0012】ゴムの例としては天然ゴム、ポリイソプレ
ン、スチレン/ブタジエン共重合体をベースとした重合
エマルジョン、スチレン/ブタジエン共重合体をベース
とした重合溶液、ニッケル、コバルト、チタンまたはネ
オジウムの触媒作用で得られるシス位に二重結合を多く
含むポリブタジエン、ハロゲン化エチレン/プロピレン
/ジエンターポリマー、ハロゲン化ブチルゴム、スチレ
ン/ブタジエンブロック共重合体、スチレン/イソプレ
ンブロック共重合体、上記ポリマーのハロゲン化物、ア
クリロニトリル/ブタジエン共重合体、水素化アクリロ
ニトリル/ブタジエン共重合体、アクリルエラストマ
ー、フルオロエラストマー、クロロプレンおよびエピク
ロロヒドリンゴム等を挙げることができる。エピクロロ
ヒドリンゴムはカーク−オスマーの化学工業辞典(Kirk-
Othmer, Encyclopedia of ChemicalTechnology)第3
版、第8巻、第568-572 頁に記載されている。
【0013】官能基を持たないゴムは、例えば公知方法
でラジカルをグラフトさせるか、既に官能基を有するエ
ラストマー、例えばアクリルエラストマーまたはカルボ
キシル化されたNBR(X−NBR)を混合することに
よって官能基を付加することができる。上記ゴムの中で
はカルボキシル化されたニトリルエラストマー、アクリ
ルエラストマー、カルボキシル化されたポリブタジエ
ン、グラフト化されたエチレン/プロピレン/ジエンタ
ーポリマーまたはこれらのポリマーと種類が同じでグラ
フト化されていないエラストマー、例えばニトリルゴム
との混合物、ポリブタジエン、エチレン/プロピレン/
ジエンターポリマーまたはこれらの混合物およびエピク
ロロヒドリンゴムを選択するのが好ましい。
【0014】既に加硫済みのゴムを添加することもでき
る(破断材料の再利用)。使用する加硫系は当業者には
周知であり、本発明は特定の種類の系に限定されるもの
ではない。不飽和モノマー(ブタジエン、イソプレン、
ビニリデンノルボルネンなど)をベースとするゴムの場
合には下記4種類の加硫系を挙げることができる: (1) 硫黄と通常の促進剤、例えばジチオカーバメート金
属塩(亜鉛、テルリウムのジメチルジチオカーバメート
等)、チウラムジスルフィド(テトラメチルチウラムジ
スルフィド等)、スルフェナミド等と組み合わせた硫黄
系、この系はステアリン酸と酸化亜鉛とを組み合わせた
系を含んでいてもよい。
【0015】(2) 架橋に用いられる硫黄のほとんどが上
記有機硫黄化合物等の硫黄含有分子に由来する硫黄供与
体系、(3) ハロゲン化されていてもよい二官能性のフェ
ノール−ホルムアルデヒド樹脂と塩化第一錫または酸化
亜鉛等の促進剤とを組み合わせて使用されるフェノール
樹脂系、(4) 過酸化物系。この系は硫黄供与体系とは異
なり黄変のない白色の耐熱性生成物が得られる。任意の
フリーラジカル供与体(過酸化ジクミル等)と酸化亜
鉛、塩化ステアリン酸と組み合わせて使用することがで
きる。
【0016】アクリル系のゴム(酸基、エポキシ基ある
いは架橋を可能にする他の任意の反応性官能基を有する
ポリブチルアクリレート)の場合にはジアミンベースの
一般的な架橋剤(オルトトルイジルグアニジン、ジフェ
ニルグアニジン等)またはブロック化ジアミンをベース
とする架橋剤(ヘキサメチレンジアミンカーバメート
等)を用いる。
【0017】カーボンブラック、シリカ、カオリン、ク
レイ、タルク、チョーク等の充填剤を添加してエラスト
マー組成物の特定の性質(例えば機械特性)を変えるこ
ともできる。これらの充填剤はシラン、ポリエチレング
リコールまたはその他任意のカップリング分子で表面処
理されていてもよい。充填剤の含有量は一般に100 重量
部のゴムに対して5〜100 重量部である。
【0018】本発明組成物は石油由来の鉱油、フタル酸
またはセバシン酸エステル等の可塑剤、必要に応じてカ
ルボキシル化された低分子量のポリブタジエン等の液体
ポリマー可塑剤および当業者に周知のその他の可塑剤を
用いて可塑化されていてもよい。加硫剤はゴムを架橋さ
せ、それが多量な場合でもPVDFマトリクス中に良く
分散できるような組み合わせでなければならない。
【0019】本発明組成物を製造するための混合時間は
2〜20分、好ましくは5〜10分にする。使用する加硫剤
の量は、加硫可能なゴム配合物とPVDFとの混合終了
時に少なくとも90%のゴムが加硫されるようなものにす
る。加硫可能なゴムが官能基を有する場合は、これらの
官能基を利用してゴムとPVDFとの相溶性を良くする
ために、あまりにも急速な加硫は避けなければならな
い。ある種の官能基は加硫に関与し且つPVDFとの相
溶性を良くする。例えば、カルボキシル化された不飽和
ゴムの場合、PVDFマトリクスに分散されたゴム層の
加硫は二重結合とカルボキシル基とで起こるので、反応
性が高いカルボキシル基の全量が架橋のために使われて
しまうことがないようにし、カルボキシル基がPVDF
との相溶化にも利用できるようにする必要がある。その
ためには加硫温度を注意深く制御して加熱時間を十分に
長くし、それによってカルボキシル基がフリーにし、溶
融相のPVDFと相互作用する時間を与える必要があ
る。
【0020】本発明組成物はPVDFからなるマトリク
スが3μm以下の節を含んだ状態をしている。本発明組
成物は熱可塑性であり、成形時にも安定な状態を保ち、
節のマイグレーションや粗粒化が起こることはない。
【0021】PVDFの量は20〜95重量部、好ましくは
40〜90重量部、さらに好ましくは10〜60重量部であり、
加硫ゴムと必要に応じて添加する充填剤とは5〜80重量
部である。
【0022】射出方向に対して平行に伸ばした場合の本
発明組成物の破断点引張強度は 15MPa以上であり、破断
点伸びは50%以上である。射出方向に対して直角に伸ば
した場合の本発明組成物の破断点引張強度は 15MPa以上
であり、破断点伸びは50%以上である。これらの測定は
ISO規格R527H2型に準じて行う。本発明組成物は
非常に優れた多軸衝撃強度(resistance au choc multia
xial)を有し、最大力での変位は 10mm 以上、好ましく
は 14mm 以上、さらに好ましくは14〜17mmである。この
測定はISO6603-2 落槍試験(Dart Test) に準じて行
う。
【0023】本発明の第2の形態では相溶化剤を加えて
多軸衝撃強度を大きくする。この場合の製造方法は上記
と同じであり、相溶化剤は加硫可能なゴムの配合物に添
加することができる。相溶化剤は脂肪族ポリエステル、
グラフト化脂肪族ポリエステル、イミド化ポリメチルメ
タクリレート、メチルメタクリレート(MMA)または
ポリメチルメタクリレート(PMMA)でグラフトされ
たポリオレフィンの中から選択することができる。相溶
化剤の量はPVDF/ゴム節の合計 100重量部に対して
20重量部以下にすることができる。
【0024】脂肪族ポリエステルはポリカプロラクト
ン、ポリピバロラクトン、ポリエナンチオラクトンまた
はポリカプリロラクトンのようなポリラクトンから選択
することができる。グラフト化脂肪族ポリエステルは対
応するポリエステルから製造することができる。すなわ
ち、脂肪族ポリエステルに下記の群の中から選択される
少なくとも1つのモノマーをグラフトさせる: (1) 不飽和カルボン酸とその塩、エステルおよび無水
物、(2) エポキシ化された官能基を有する不飽和化合
物、(3) ビニルエステル、(4) スチレンとその誘導体
【0025】例としては以下のものを挙げることができ
る: a) (メタ)アクリル酸、フマル酸、メサコン酸、 b) アルキル(メタ)アクリレート、例えばメチルメタ
クリレート、ブチルアクリレート、tert- ブチルアクリ
レート、ヒドロキシエチルアクリレート、 c) 無水シトラコン酸、無水イタコン酸、無水テトラヒ
ドロフタル酸、2-メチルマレイン酸無水物、2,3-ジメチ
ルマレイン酸無水物、無水マレイン酸、 d) 脂肪族グリシジルエステルおよびエーテル、例えば
グリシジル(メタ)アクリレート、グリシジルマレー
ト、グリシジルイタコネート、ビニルグリシジルエーテ
ル、アルキルグリシジルエーテル、さらには、脂環式グ
リシジルエステルおよびエーテル、例えば2-シクロヘキ
セン-1- グリシジルエーテル、シクロヘキセン-4, 5-ジ
グリシジルカルボキシレート、シクロヘキセン-4-グリ
シジルカルボキシレート、5-ノルボルネン-2- メチル-2
- グリシジルカルボキシレート、エンド−シス−ビシク
ロ-[2.2.1]-5- ヘプテン-2, 3-ジグリシジルジカルボキ
シレート、ビニルシクロヘキセンモノオキサイド、ME
THBを挙げることができる。 e) 酢酸ビニル
【0026】グラフト化は、押出機中でラジカル開始剤
の存在下で溶融状態で行うことができる。グラフト化モ
ノマーの量は、一般に脂肪族ポリエステルに対して15重
量%以下にする。脂肪族ポリエステル、特にポリカプロ
ラクトンは、過酸化物のような適当な開始剤の熱分解に
よって生じるラジカルの攻撃に対して敏感であることは
よく知られており、その他の反応物がない場合には、こ
のラジカル攻撃によってポリマー鎖の枝別れによって出
発材料の分子構造が変化する。この変化は長鎖の枝別れ
とよばれ、生成するラジカルの量が十分な場合にはポリ
マーは架橋する。
【0027】一般に、重縮合反応によって得られるポリ
ラクトンのような脂肪族ポリエステルは直鎖の分子を有
し、結晶領域の融点以上では溶融粘度が極めて低いた
め、製品、例えば押出製品として取り扱うことができな
い。また、溶融粘度が低いので他のポリマーとの相溶性
または混和性も悪くなり、混和性または相溶性が良いポ
リマーとの混和または相溶化反応にも悪影響が生じる。
ラジカル開始剤を用いて押出し機中で溶融状態でグラフ
トすることでグラフト化反応と同時に起こるブランチン
グ反応によってポリマーの粘度を大幅に上昇でき、その
後の混合をし易くすることができる。
【0028】例として、押出機を用いたε−ポリカプロ
ラクトンの一般的な溶融グラフト化条件を以下に示す。
用いた押出し機(Werner 30 型)は同時回転する2軸ス
クリュー押出し機で、〔表1〕の温度プロフィールを有
する:
【0029】
【表1】
【0030】ポリカルボラクトンは融点が低い(60℃)
ので、供給帯域は供給口の閉塞を防ぐと同時に移送をし
易くするために低温(20℃)に保つ。押出し速度が約 1
0kg /時の場合のスクリュー回転速度は一般に 200 rpm
にする。揮発性反応生成物は脱気帯域を最大真空にして
除去する。反応帯域の温度は使用する反応物の滞留時間
に依存し、全てのラジカル開始剤が少なくとも 99.9 %
分解するように設定する。この温度はDBPH〔2,5-ジ
メチル-2,5-(ジ−tert- ブチルペルオキシ)ヘキサン〕
またはDICUP(ジクミルペルオキシド)等の開始剤
では一般に 210℃、TMCH(1,1-ジ(tert-ブチルペル
オキシ)-3,3,5-トリメチルシクロヘキサンでは一般に 1
90℃、ベンゾイルペルオキシドでは一般に 175℃であ
る。
【0031】脂肪族ポリエステルのグラフト化では各種
のラジカル開始剤を用いることができ、例えばジアシル
ペルオキシド、ケトン化合物由来の過酸化物、ペルオキ
シジカルボネート、ペルオキシエステル、ジアルキルペ
ルオキシド、有機スルホニル誘導体の過酸化物およびペ
ルオキシアセタル類等を挙げることができる。
【0032】ラジカル開始剤は通常溶媒(例えばトリク
ロロベンゼン)に希釈するが、液体の場合(例えばDB
PH)にはそのまま使用することができる。通常、ラジ
カル開始剤は開始剤が分解および反応が開始する前に溶
融物中に混合されるように、十分に低い温度で計量型ポ
ンプを用いて溶融状態にある脂肪族ポリエステル中に供
給するか、適当な計量装置を用いて脂肪族ポリエステル
ベレットの供給位置で適当な粉末ポリマーとの混合物に
して供給することもできる。一般に、モノマーが液体の
場合には計量ポンプを用いてラジカル開始剤と同じ供給
帯域から溶融物中に供給する。モノマーをラジカル開始
剤用の溶媒として用いることができればより便利であ
る。
【0033】グラフト化された脂肪族ポリエステルとし
ては、不飽和エポキシドをグラフトしたもの、好ましく
はグリシジルメタクリレートをグラフトしたポリカプロ
ラクトンを用いるのが好ましい。イミド化されたポリメ
チルメタクリレートは、例えば欧州特許第 438,239号お
よび欧州特許第 216,505号に記載されている。これらの
特許の内容は本発明に含まれる。
【0034】MMAまたはPMMAがグラフトしたポリ
オレフィンとしては、例えばエチレンのホモポリマーま
たはコポリマーあるいは不飽和エポキシド、ビニル誘導
体、不飽和カルボン酸、これらの塩、エステルまたは無
水物の中から選択される1つまたは複数の単位を有する
エチレンコポリマーが挙げられる。例えば、PMMAを
グラフトしたエチレン/グリシジルメタクリレート(G
MA)コポリマーを挙げることができる。
【0035】本発明の第3の形態は、(i) 加硫ゴムの節
を分散された状態で含有するポリフッ化ビニリデン(P
VDF)マトリクスと、(ii)相溶化剤とからなる組成物
である。加硫可能なゴムは上記のゴムおよびフッ素化ゴ
ムの中から選択することができる。フッ素化ゴムの例と
してはVF2 とヘキサフルオロプロピレンとのコポリマ
ー、VF2 とヘキサフルオロプロピレンまたはペンタフ
ルオロプロピレンおよびテトラフルオロエチレンとのコ
ポリマーが挙げられる。フッ素化ゴムもカークオスマー
化学工業辞典(Kirk-Othmer Encyclopedia of Chemical
Technology, 第3版、第8巻、第500-504 頁) に記載さ
れている。この組成物の製造方法は上記と同じで、相溶
化剤は加硫可能なゴム配合物に添加することができる。
【0036】本発明の他の対象は上記組成物を用いて製
造される品物にある。本発明は押出成形によってパイプ
を製造するのに特に有利である。相溶化剤を含む組成物
すなわち本発明の第2および段3の形態の組成物を使用
するのが好ましい。本発明で得られたパイプは非常に優
れた衝撃強度を示す。以下、本発明の実施例を説明す
る。
【0037】実施例A グリシジルメタクリレートをグラフトしたポリカプロラ
クトン(PCL) の調製 使用したPCLは Union Carbide社製の Tone 767E(登
録商標)である。このメルトインデックス (温度 190
℃、荷重 2.16kg で測定) は 30dg/分である。使用した
過酸化物はDHBP (Luperox 101)である。グラフト化
したグリシジルメタクリレート(GMA)は、190 ℃で
1分30秒プレスして得られた 100μmフィルムについて
赤外分光法 (FTIR) を行いて定量した。較正は 910
cm-1に見られるモノマーの特徴的吸収バンドを用いた。
メルトインデックス(MI)は、温度120 ℃、荷重 2.1
6kg で測定し、 dg/分で示した。
【0038】
【表2】
【0039】実施例1〜12 PVDF/XNBRを用い、必要に応じて実施例AのP
CL-g- GMA(グリシジルメタクリレートを 0.6%ま
たは 1.2%だけグラフトしたポリカプロラクトン)また
は Paraloid EXL 4151 (Rohm & Haas RTM) (これはイミ
ド化されたPMMAである) を用いた。カルボキシル化
されたニトリルエラストマー(XNBR)(商品名: Che
migum(Goodyear RTM)を密閉式ミキサー中で 120℃以下
の温度で配合して下記2種類の組成物(重量部)を作っ
た:
【0040】
【表3】 (注) : (登) は登録商標であることを示す。
【0041】次に、これら2つの配合物を相溶化剤(PCL
-g-GMAまたはEXL4151)の存在下または非存在下で密閉式
ミキサー(G) またはコニータ(B) を用いてPVDF1000
またはPVDF9000のいずれかと混合して下記の各組成
を得た:
【0042】
【表4】
【0043】PVDF9000は、温度230 ℃荷重5kgで測
定したMIが17〜23 kg/分であるポリフッ化ビニリデン
である。PVDF1000は、同じ条件で測定したMIが1.
7 〜2.3kg/分であるポリフッ化ビニリデンである。
【0044】得られた組成物を形態学的に分析した結
果、PVDF中にエラストマー相が細かく分散している
ことが確認された。節の寸法は1〜3μmであり、2相
間の密着性は組成物5と8以外は3(最高点)であり、
組成物5と8の場合は1(最低点)であった。実施例1
〜12の動的加硫終了時の温度は 215〜220 ℃である。
【0045】各ポリマーアロイを造粒し、熱可塑性樹脂
用成形機を用いてシート(100×100×2mm) に射出成形
した。 (1) 射出成形したシートからパンチダイを用いて切り出
したダンベル (ダンベルはシートの射出方向に対して平
行および直角な方向に切り出した)を用いて引張試験を
行った。 (2) 多軸衝撃試験を行った。 結果は〔表5〕に示す。実施例5と実施例8は第3成分
を全く用いない実施例で、それぞれ実施例1、2、4、
10および実施例6、7、12と比較することができる。ま
た、PVDF9000マトリクスを有する組成物の特性と、
PVDF9000単独の場合と比較することもできる。
【0046】
【表5】
【0047】
【図6】
【0048】組成物の押出し成形 各組成物をFairex 30 押出し機(スクリュー回転速度:
20rpm、ゲージ:1.2m/分)を用いて6×8mm(内径×
外径)のパイプに成形した。実施例5および実施例8以
外の組成物は全て完全にパイプに成形できた (組成に応
じて柔軟性は少しずつ異なる) 。実施例5と実施例8の
パイプは脆くて不均質なパイプであった。PVDF9000
単独の場合のパイプは非常に硬い。
【0049】実施例13、14 PVDF/ECOエピクロロヒドリンゴムとPMMAを
グラフトされたエチレン−GMAコポリマーであるModi
per 4200(カップリング剤)として用いた。一方、商品
名 Hydrin (Zeon RTM の登録商標) のエピクロロヒドリ
ンターポリマーエラストマーにロールを用いて 120℃以
下の温度で下記成分を配合した(重量部):
【0050】
【表7】
【0051】次に、このエラストマー配合物を〔表8〕
に記載の2種類の組成でGumix 密閉式ミキサーを用い
て、Modeper 4200の存在下でPVDF9000と混合した。
動的加硫終了時の温度は実施例14では 200℃、実施例13
では 215℃に達した。
【0052】
【表8】
【0053】実施例13と実施例14の組成物を形態学的に
分析した結果、エラストマー相はPVDF中に細かく分
散しており、節の寸法は1〜2μmであることが確認さ
れた。2相間の密着度は3(最高点)であった。実施例
13と実施例14の組成物を熱可塑性成形機を用いてシート
(100 ×100 ×2mm)に射出成形した。 (1) 射出成形したシートからパンチダイを用いて切り出
したダンベル (ダンベルはシートの射出方向に対して平
行および直角な方向に切り出した)を用いて引張試験を
行った。 (2) 多軸衝撃試験を行った。 結果は〔表9〕〔表10〕に示す。
【0054】
【表9】
【0055】
【表10】 押出し成形 上記の組成物(実施例13、14)を Fairex 30押出し機
(スクリュー回転速度:20 rpm、ゲージ:1.2 m/分)を
用いて6×8mm(内径×外径)のパイプに成形した。得
られたパイプは平滑で、欠陥は見られなかった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 クリスチャン ドゥソン フランス国 27300 ベルネイ サン ヴ ィクトール ドゥ クレチエンヴィル(番 地なし) (72)発明者 アレン ブイユー フランス国 27300 ベルネイ リュ ド ュ ポン ドゥ レタン 4

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリフッ化ビニリデン(PVDF)のマ
    トリクス中に主にフッ素を含まない加硫ゴムの節が分散
    している組成物において、 ISO規格R527 H2で測定した射出方向に対して平行
    な引張強度が 15 MPa以上であることを特徴とする組成
    物。
  2. 【請求項2】 ISO規格R527 H2型で測定した射出
    方向に対して平行な破断点伸びが 50 %以上である請求
    項1に記載の組成物。
  3. 【請求項3】 ISO規格R527 H2型で測定した射出
    方向に対して直角な引張強度が 15 MPa 以上である請求
    項1または2に記載の組成物。
  4. 【請求項4】 ISO規格R527 H2型で測定した射出
    方向に対して直角な破断点伸びが 50 %以上である請求
    項1〜3のいずれか一項に記載の組成物。
  5. 【請求項5】 ISO規格 6603-2 落槍試験での多軸方
    向衝撃強度試験での最大力移動量が 10mm 以上である請
    求項1〜4のいずれか一項に記載の組成物。
  6. 【請求項6】 相溶化剤を含む請求項1〜5のいずれか
    一項に記載の組成物。
  7. 【請求項7】 相溶化剤が(i) 脂肪族ポリエステル、(i
    i)グラフト化脂肪族ポリエステル、(iii) イミド化ポリ
    メチルメタクリレートおよび(iv)メチルメタクリレート
    (MMA)またはポリメチルメタクリレート(PMM
    A)をグラフトしたポリオレフィンの中から選択する請
    求項6に記載の組成物。
  8. 【請求項8】 (i) 十分量の加硫剤と、必要に応じて含
    まれる相溶化剤、充填剤および可塑剤とが配合された加
    硫可能なゴムと、(ii)PVDFとをPVDFを溶融させ
    るのに十分な温度かつPVDF中にゴムを分散させるの
    に十分な時間、混合することを特徴とする請求項1〜7
    のいずれか一項に記載の組成物の製造方法。
  9. 【請求項9】 (i) 十分量の加硫剤と、必要に応じて添
    加される充填剤および可塑剤とが配合された加硫化可能
    なゴムを(ii)PVDFおよび(iii) 相溶化剤とPVDF
    を溶融させるのに十分な温度かつPVDF中にゴムを分
    散させるのに十分な時間、混合する請求項6または7に
    記載の方法。
JP33115195A 1994-11-28 1995-11-27 ポリフッ化ビニリデンをベースとした熱可塑性組成物 Withdrawn JPH08225702A (ja)

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