JPH08224716A - セメントモルタル成形品の成形装置 - Google Patents

セメントモルタル成形品の成形装置

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JPH08224716A
JPH08224716A JP3245795A JP3245795A JPH08224716A JP H08224716 A JPH08224716 A JP H08224716A JP 3245795 A JP3245795 A JP 3245795A JP 3245795 A JP3245795 A JP 3245795A JP H08224716 A JPH08224716 A JP H08224716A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mold
molding
cement mortar
core
die frame
Prior art date
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Pending
Application number
JP3245795A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuya Tsuroo
哲哉 土路生
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Okayama Sekisui Industry Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
Okayama Sekisui Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd, Okayama Sekisui Industry Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication of JPH08224716A publication Critical patent/JPH08224716A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】セメントモルタル成形品の圧縮成形時、エア抜
きが行われないことに伴う充填不良の発生を防止する。 【構成】成形装置を構成する下金型3における中型31
の外周面もしくは型枠32の内周面の一方に間隔をおい
て復数本のスリットzを上下方向に形成し、中型31と
型枠32との摺動面に介在する液膜長さを減少させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、セメントモルタル成形
品の成形装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、図5乃至図7に示すように、セメ
ントモルタル成形品Sの成形装置1は、水抜き孔2xを
形成した搾水面2Aを有する上金型2と、中型31およ
びこの中型31の周囲に嵌合され、図示しないシリンダ
を介して上下方向に摺動可能な型枠32からなる下金型
3から構成されている。そして、下金型3の中型31に
セメントモルタル原料Cが供給された後、上金型2を下
金型3に対して下降させることによって型締めし、上金
型2、下金型3の中型31および型枠32で形成される
キャビティでセメントモルタル原料Cを圧縮した後(図
6参照)、図示しない真空源を作動させて水抜き孔2x
を通してセメントモルタル原料Cの水分を搾水し(図7
参照)、セメントモルタル成形品Sを成形するようにし
ている(例えば、特公平2−38362号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述した成
形装置1において、セメントモルタル原料Cの圧縮工程
時、中型31に供給されたセメントモルタル原料Cは、
上金型2と下金型3とを型締めして形成されるキャビテ
ィに沿うように充填されることになる。この際、セメン
トモルタル原料Cは、摩擦抵抗のない中央部分が先に型
枠32に当たることから、セメントモルタル原料C、上
金型2および型枠32とによって形成される隅部空間k
および中型31と型枠32とによって形成される隅部空
間kにエアが残ることがあり、特に、搾水面2Aの反対
側となる中型31と型枠32とによって形成される隅部
空間kにエアが残り易い。この結果、その隅部空間kに
セメントモルタル原料Cが充填されず、セメントモルタ
ル成形品Sに成形不良を発生させる問題があった。
【0004】すなわち、型枠32を中型31に対して摺
動自在に嵌合させるため、両者の間には約40μm程度
の隙間が形成されており、この隙間に水や油が介在する
と、その液膜による表面張力が前述した隅部空間kに残
るエア圧に抗することになってエア抜きが行われず、成
形不良を発生させるものであった。
【0005】本発明は、このような問題点に鑑みてなさ
れたもので、セメントモルタル成形品に充填不良による
不良品を発生させることなく確実に成形することのでき
るセメントモルタル成形品の成形装置を提供するもので
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上金型もしく
は下金型の少なくとも一方に水抜き孔を形成した搾水面
を有するとともに、下金型が中型とこの中型に対して上
下に摺動自在に嵌合された型枠を有するセメントモルタ
ル成形品の成形装置において、型枠の内周面もしくは中
型の外周面の一方に間隔をおいて復数本のスリットを形
成し、中型と型枠との摺動面に介在する液膜長さを減少
させることを特徴とするものである。
【0007】
【作用】型枠の内周面もしくは中型の外周面の一方に
は、間隔をおいて復数本のスリットが形成されている。
このため、型枠と中型との摺動面に水や油が介在して
も、その液膜の長さ、すなわち、表面張力が減少する。
【0008】この結果、型枠と中型との隅部空間に残存
するエアは、型枠と中型との摺動面から液膜を押し出し
つつ排出することから、セメントモルタル原料の充填不
良に伴う成形不良品の発生を確実に防止することができ
る。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。
【0010】なお、図5に示した従来例の部材と同一の
部材には同一の符号を用いる他、その詳細な説明は、重
複するため省略する。
【0011】図1および図2には、本発明の成形装置1
の要部が示されており、この成形装置1の下金型3を構
成する型枠32の内周面32Aには、横方向に間隔をお
いて複数本のスリットzが上下方向に形成されている。
このスリットzは、型枠31の上端から少なくともセメ
ントモルタル成形品Sの厚みd以上の距離hをおいて開
始されており、このため、セメントモルタル原料Cの圧
縮工程時、スリットzの上端はキャビティに露出しない
ようになっている。このため、セメントモルタル原料C
の圧縮工程時、中型31と型枠32との摺動面に介在す
る水や油による液膜の長さは、距離h−厚みdに相当す
る中型31の上面からスリットzの上端までの距離(具
体的には、約5〜10mm程度)となり、その表面張力
を大きく減少させることができる。
【0012】この結果、セメントモルタル原料C、中型
31と型枠32とによって形成される隅部空間kに残存
するエアは、スリットzによって型枠32と中型31の
摺動面に介在する水や油による液膜の表面張力に打ち勝
ってキャビティ外に流出することができる。したがっ
て、隅部空間kまでセメントモルタル原料Cが充填され
ることから、成形不良を発生させることなく確実にセメ
ントモルタル成形品Sを成形することができる。
【0013】なお、本実施例においては、型枠32の内
周面32Aにスリットzを形成したものを例示したが、
図3および図4に示すように、中型31の外周面31A
に形成してもよい。この場合においても、スリットz
は、その上端と中型31の表面との間に一定の距離をお
いて形成されている。したがって、セメントモルタル成
形品Sにバリを発生させることがない他、中型31と型
枠32との摺動面に介在する水や油による液膜の表面張
力を大きく減少させることができることから、隅部空間
kに残存するエアはキャビティ外に流出し、成形不良を
発生させることなく確実にセメントモルタル成形品Sを
成形することができる。
【0014】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、成形装置
を構成する下金型における型枠の内周面もしくは中型の
外周面の一方に間隔をおいて復数本のスリットを形成
し、中型と型枠との摺動面に介在する液膜長さを減少さ
せることにより、型枠と中型との隅部空間に残存するエ
アをその液膜の表面張力に打ち勝ってキャビティ外に排
出させることが可能となり、セメントモルタル原料の充
填不良に伴う成形不良品の発生を確実に防止することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のセメントモルタル成形品の成形装置の
要部を示す断面図である。
【図2】図1のX−X線断面図である。
【図3】本発明の他のセメントモルタル成形品の成形装
置の要部を示す断面図である。
【図4】図3のY−Y線断面図である。
【図5】従来のセメントモルタル成形品の成形装置を示
す断面図である。
【図6】図5の成形装置による圧縮工程を示す部分断面
図である。
【図7】図5の成形装置による脱水工程を示す部分断面
図である。
【符号の説明】
1 成形装置 2 上金型 2x 水抜き孔 2A 搾水面 3 下金型 31 中型 32 型枠 z スリット k 隅部空間 S セメントモルタル成形品 C セメントモルタル原料

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上金型もしくは下金型の少なくとも一方
    に水抜き孔を形成した搾水面を有するとともに、下金型
    が中型とこの中型に対して上下に摺動自在に嵌合された
    型枠を有するセメントモルタル成形品の成形装置におい
    て、型枠の内周面もしくは中型の外周面の一方に間隔を
    おいて復数本のスリットを形成し、中型と型枠との摺動
    面に介在する液膜長さを減少させることを特徴とするセ
    メントモルタル成形品の成形装置。
JP3245795A 1995-02-21 1995-02-21 セメントモルタル成形品の成形装置 Pending JPH08224716A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN115401769A (zh) * 2022-10-13 2022-11-29 高安罗斯福陶瓷有限公司 一种烧成前3d瓷砖一体制造设备及瓷砖

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN115401769A (zh) * 2022-10-13 2022-11-29 高安罗斯福陶瓷有限公司 一种烧成前3d瓷砖一体制造设备及瓷砖
CN115401769B (zh) * 2022-10-13 2023-11-17 高安罗斯福陶瓷有限公司 一种烧成前3d瓷砖一体制造设备及瓷砖

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