JPH0822372A - 表示一体型タブレット装置 - Google Patents
表示一体型タブレット装置Info
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- JPH0822372A JPH0822372A JP15376194A JP15376194A JPH0822372A JP H0822372 A JPH0822372 A JP H0822372A JP 15376194 A JP15376194 A JP 15376194A JP 15376194 A JP15376194 A JP 15376194A JP H0822372 A JPH0822372 A JP H0822372A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】座標検出の精度を向上させる。
【構成】タブレット制御回路22は、動作時間の座標検
出期間中に縦電極上側ドライブ回路14a、縦電極下側
ドライブ回路14bおよび横電極ドライブ回路16を介
して、表示パネル10上のすべての電極に電圧を印加す
る。表示パネル10上の任意の位置がペン12により指
示されると、タブレット制御回路22は、その位置での
電極とペン先の容量を介して信号を検出し、座標を検出
する。
出期間中に縦電極上側ドライブ回路14a、縦電極下側
ドライブ回路14bおよび横電極ドライブ回路16を介
して、表示パネル10上のすべての電極に電圧を印加す
る。表示パネル10上の任意の位置がペン12により指
示されると、タブレット制御回路22は、その位置での
電極とペン先の容量を介して信号を検出し、座標を検出
する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子手帳、ペン入力ワ
ードプロセッサ、ペン入力パーソナルコンピュータおよ
びペン入力端末等の各種情報処理装置に用いて好適な表
示一体型タブレット装置に関する。
ードプロセッサ、ペン入力パーソナルコンピュータおよ
びペン入力端末等の各種情報処理装置に用いて好適な表
示一体型タブレット装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、データの表示と入力とが行え
る表示一体型タブレット装置は、入力装置としてペンを
用いた情報処理機器等において、コストの低減、重量の
軽量化を図るうえで有効である。
る表示一体型タブレット装置は、入力装置としてペンを
用いた情報処理機器等において、コストの低減、重量の
軽量化を図るうえで有効である。
【0003】この表示一体型タブレット装置としては、
例えば、LCD(液晶ディスプレイ)の電極(LCD電
極)をそのまま用いて座標検出を行うLCD一体型タブ
レット装置が、従来より知られている。このLCD一体
型タブレット装置の座標検出の精度を高めるためには、
画素を駆動するための電極の数を増やせばよい。
例えば、LCD(液晶ディスプレイ)の電極(LCD電
極)をそのまま用いて座標検出を行うLCD一体型タブ
レット装置が、従来より知られている。このLCD一体
型タブレット装置の座標検出の精度を高めるためには、
画素を駆動するための電極の数を増やせばよい。
【0004】しかし、従来のLCD一体型タブレット装
置では、電極の数を増やすと、電極間のピッチが狭くな
るため、各電極と同電極を駆動するための電極ドライブ
回路との接続が困難であった。
置では、電極の数を増やすと、電極間のピッチが狭くな
るため、各電極と同電極を駆動するための電極ドライブ
回路との接続が困難であった。
【0005】一方、最近LCDの表示画素の増加や表示
画像のカラー化に伴い、LCDでは、LCD電極の数が
増加してきている。このようなLCDでは、縦電極を駆
動するための電極ドライブ回路を上側縦電極ドライブ回
路と下側縦電極ドライブ回路との2つに分けてそれぞれ
LCDの両端に配置し、各縦電極を交互に上側縦電極ド
ライバ回路および下側縦電極ドライブ回路に接続する構
造とすることで、電極の数の増加を実現している。
画像のカラー化に伴い、LCDでは、LCD電極の数が
増加してきている。このようなLCDでは、縦電極を駆
動するための電極ドライブ回路を上側縦電極ドライブ回
路と下側縦電極ドライブ回路との2つに分けてそれぞれ
LCDの両端に配置し、各縦電極を交互に上側縦電極ド
ライバ回路および下側縦電極ドライブ回路に接続する構
造とすることで、電極の数の増加を実現している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、従来
の表示一体型タブレット装置では、電極の数を増やす
と、電極間のピッチが狭くなり、各電極と同電極を駆動
するための電極ドライブ回路との接続が困難であっため
に、座標検出の精度を向上させることが困難であった。
本発明は、上記事情を考慮してなされたものでありその
目的は、座標検出の精度が高い表示一体型タブレット装
置を提供することにある。
の表示一体型タブレット装置では、電極の数を増やす
と、電極間のピッチが狭くなり、各電極と同電極を駆動
するための電極ドライブ回路との接続が困難であっため
に、座標検出の精度を向上させることが困難であった。
本発明は、上記事情を考慮してなされたものでありその
目的は、座標検出の精度が高い表示一体型タブレット装
置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段および作用】本発明は、マ
トリックス状に配置された複数の画素を駆動してデータ
を表示するために、上記各画素に対応して、第1の方向
に配設された複数の第1の電極と、上記第1の電極と交
差するように第2の方向に配設された複数の第2の電極
とを有する表示パネルと、上記各第1の電極に交互に接
続された、上記各第1の電極を駆動するための一対の第
1の電極ドライブ回路と、上記各第2の電極に接続され
た、上記各第2の電極を駆動するための第2の電極ドラ
イブ回路とを有する表示装置と、この表示装置の表示パ
ネル上の任意の位置を指示するための位置指示手段と、
上記表示パネル上にデータを表示するための動作時間の
一部に、上記位置指示手段により指示された位置の座標
を検出するための期間として設けられた座標検出期間中
に、上記第1の電極ドライブ回路および第2の電極ドラ
イブ回路を介して上記第1の電極および第2の電極にそ
れぞれ電圧を印加する電圧印加手段と、上記位置指示手
段により指示された位置に対応する上記第1の電極およ
び第2の電極と同位置指示手段との間に生じる結合容量
を介して、同電極に印加された電圧の信号を検出する信
号検出手段と、上記信号検出手段により検出された電圧
の信号を基に、上記位置指示手段により指示された位置
を示す座標を決定する座標決定手段とを設けた構成とし
たことを特徴とする。
トリックス状に配置された複数の画素を駆動してデータ
を表示するために、上記各画素に対応して、第1の方向
に配設された複数の第1の電極と、上記第1の電極と交
差するように第2の方向に配設された複数の第2の電極
とを有する表示パネルと、上記各第1の電極に交互に接
続された、上記各第1の電極を駆動するための一対の第
1の電極ドライブ回路と、上記各第2の電極に接続され
た、上記各第2の電極を駆動するための第2の電極ドラ
イブ回路とを有する表示装置と、この表示装置の表示パ
ネル上の任意の位置を指示するための位置指示手段と、
上記表示パネル上にデータを表示するための動作時間の
一部に、上記位置指示手段により指示された位置の座標
を検出するための期間として設けられた座標検出期間中
に、上記第1の電極ドライブ回路および第2の電極ドラ
イブ回路を介して上記第1の電極および第2の電極にそ
れぞれ電圧を印加する電圧印加手段と、上記位置指示手
段により指示された位置に対応する上記第1の電極およ
び第2の電極と同位置指示手段との間に生じる結合容量
を介して、同電極に印加された電圧の信号を検出する信
号検出手段と、上記信号検出手段により検出された電圧
の信号を基に、上記位置指示手段により指示された位置
を示す座標を決定する座標決定手段とを設けた構成とし
たことを特徴とする。
【0008】上記した構成によれば、表示装置の表示パ
ネル上の各第1電極は、交互に一対の第1の電極ドライ
ブ回路に接続する構造となっているので、第1の方向に
配設される第1の電極の数を容易に増加させることがで
きる。このように、第1の電極の数を増加させることが
できるので、座標検出の精度を高めることができる。
ネル上の各第1電極は、交互に一対の第1の電極ドライ
ブ回路に接続する構造となっているので、第1の方向に
配設される第1の電極の数を容易に増加させることがで
きる。このように、第1の電極の数を増加させることが
できるので、座標検出の精度を高めることができる。
【0009】表示パネル上の任意の位置が位置指示手段
により指示されると、この指示された位置に対応する第
1の電極と位置指示手段との間に生じる結合容量を介し
て信号検出手段により当該第1の電極に印加された電圧
の信号が検出される。座標決定手段は、この検出された
電圧の信号を基に、位置指示手段により指示された位置
を決定する。
により指示されると、この指示された位置に対応する第
1の電極と位置指示手段との間に生じる結合容量を介し
て信号検出手段により当該第1の電極に印加された電圧
の信号が検出される。座標決定手段は、この検出された
電圧の信号を基に、位置指示手段により指示された位置
を決定する。
【0010】また、上記した構成において、上記電圧印
加手段が、上記第1の電極に電圧を印加する場合、配列
順に上記各第1の電極に順次電圧を印加することによ
り、座標検出の精度を高める構成とすることもできる。
加手段が、上記第1の電極に電圧を印加する場合、配列
順に上記各第1の電極に順次電圧を印加することによ
り、座標検出の精度を高める構成とすることもできる。
【0011】また、上記した構成において、上記電圧印
加手段が、上記第1の電極に電圧を印加する場合、上記
一対の第1の電極ドライブ回路のうち、いずれか一方の
第1の電極ドライブ回路に接続されている複数の第1の
電極にのみ電圧を印加することにより、座標検出速度を
高める構成とすることもできる。
加手段が、上記第1の電極に電圧を印加する場合、上記
一対の第1の電極ドライブ回路のうち、いずれか一方の
第1の電極ドライブ回路に接続されている複数の第1の
電極にのみ電圧を印加することにより、座標検出速度を
高める構成とすることもできる。
【0012】また、上記した構成において、上記電圧印
加手段が、上記第1の電極に電圧を印加する場合、いず
れか一方の上記第1のドライブ回路に接続されている複
数の第1の電極にのみ、配列順に順次電圧を印加するこ
とにより、座標検出速度を高める構成とすることもでき
る。
加手段が、上記第1の電極に電圧を印加する場合、いず
れか一方の上記第1のドライブ回路に接続されている複
数の第1の電極にのみ、配列順に順次電圧を印加するこ
とにより、座標検出速度を高める構成とすることもでき
る。
【0013】また、上記した構成において、上記電圧印
加手段が、上記第1の電極に電圧を印加する場合、隣接
する一対の第1の電極単位に、配列順に順次電圧を印加
することにより、座標検出速度を高める構成とすること
もできる。
加手段が、上記第1の電極に電圧を印加する場合、隣接
する一対の第1の電極単位に、配列順に順次電圧を印加
することにより、座標検出速度を高める構成とすること
もできる。
【0014】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図1は本発明の実施例におけるLCD一体型タブ
レット装置の構成を示すブロック図である。図1におい
て、LCD一体型タブレット装置は、LCD表示パネル
10、ペン12、縦電極上側ドライブ回路14a、縦電
極上側ドライブ回路14b、横電極ドライブ回路16、
アナログ処理回路20、タブレット制御装置22、およ
びLCD制御装置24から構成されている。
する。図1は本発明の実施例におけるLCD一体型タブ
レット装置の構成を示すブロック図である。図1におい
て、LCD一体型タブレット装置は、LCD表示パネル
10、ペン12、縦電極上側ドライブ回路14a、縦電
極上側ドライブ回路14b、横電極ドライブ回路16、
アナログ処理回路20、タブレット制御装置22、およ
びLCD制御装置24から構成されている。
【0015】LCD表示パネル10は、表示および座標
データ入力を行うためのパネルであり、図2および図3
に示すような構造をしている。図2および図3に示すよ
うにLCD表示パネル10上には、Y座標を検出するた
めの横電極と、この横電極に直交するX座標を検出する
ための縦電極とが配設されている。縦電極は、上側接続
縦電極と下側接続縦電極とに分けられる。上側接続縦電
極は、縦電極上側ドライブ回路14aに接続されてい
る。一方、下側接続縦電極は、縦電極下側ドライブ回路
14bに接続されている。このLCD表示パネル10上
には、例えば縦電極が1280本、横電極が400本配
設されている。
データ入力を行うためのパネルであり、図2および図3
に示すような構造をしている。図2および図3に示すよ
うにLCD表示パネル10上には、Y座標を検出するた
めの横電極と、この横電極に直交するX座標を検出する
ための縦電極とが配設されている。縦電極は、上側接続
縦電極と下側接続縦電極とに分けられる。上側接続縦電
極は、縦電極上側ドライブ回路14aに接続されてい
る。一方、下側接続縦電極は、縦電極下側ドライブ回路
14bに接続されている。このLCD表示パネル10上
には、例えば縦電極が1280本、横電極が400本配
設されている。
【0016】ペン12は、LCD表示パネル10に配設
された電極に電圧が印加された際に、電極との間の容量
を介して電位を検出するために用いられる位置指示装置
である。
された電極に電圧が印加された際に、電極との間の容量
を介して電位を検出するために用いられる位置指示装置
である。
【0017】縦電極上側ドライブ回路14aおよび縦電
極上側ドライブ回路14bは、それぞれタブレット制御
装置22の制御の下に、表示期間または座標検出に応じ
て、LCD表示パネル10に縦方向で配設された縦電極
に対して順次電圧を印加するものである。
極上側ドライブ回路14bは、それぞれタブレット制御
装置22の制御の下に、表示期間または座標検出に応じ
て、LCD表示パネル10に縦方向で配設された縦電極
に対して順次電圧を印加するものである。
【0018】横電極ドライブ回路16は、タブレット制
御装置22の制御の下に、表示期間または座標検出期間
に応じて、LCD表示パネル10に横方向で配設された
横電極に対して順次電圧を印加するものである。
御装置22の制御の下に、表示期間または座標検出期間
に応じて、LCD表示パネル10に横方向で配設された
横電極に対して順次電圧を印加するものである。
【0019】アナログ処理回路20は、ペン12によっ
て検出された信号を処理するもので、図4に示すように
ローパスフィルタ(LPF)を兼ねたアンプ(AMP)
とコンパレータ回路から構成される。
て検出された信号を処理するもので、図4に示すように
ローパスフィルタ(LPF)を兼ねたアンプ(AMP)
とコンパレータ回路から構成される。
【0020】タブレット制御装置22は、LCD制御装
置24および情報処理装置30の制御の下に、表示また
は座標検出のための縦電極上側ドライブ回路14a、縦
電極下側ドライブ回路14bおよび横電極ドライブ回路
16の駆動制御、アナログ処理回路20からの電圧検出
タイミングに基づくX,Y座標値の決定等の処理を行
う。
置24および情報処理装置30の制御の下に、表示また
は座標検出のための縦電極上側ドライブ回路14a、縦
電極下側ドライブ回路14bおよび横電極ドライブ回路
16の駆動制御、アナログ処理回路20からの電圧検出
タイミングに基づくX,Y座標値の決定等の処理を行
う。
【0021】LCD制御装置24は、タブレット制御装
置22を制御するもので、情報処理装置30からの表示
データを読み込み、タブレット制御装置22に電極駆動
のための座標表示信号を送出する。
置22を制御するもので、情報処理装置30からの表示
データを読み込み、タブレット制御装置22に電極駆動
のための座標表示信号を送出する。
【0022】情報処理装置30は、LCD表示パネル1
0に表示させる内容を示す表示データをLCD制御装置
24を送出すると共に、タブレット制御装置22からペ
ン12のペン先が示す座標データを入力する。
0に表示させる内容を示す表示データをLCD制御装置
24を送出すると共に、タブレット制御装置22からペ
ン12のペン先が示す座標データを入力する。
【0023】上記した構成のLCD一体型タブレット装
置の動作時間は、表示期間と座標検出期間とに分けられ
ている。図8は、LCDの1フレーム周期と表示期間、
座標検出期間との関係を示す。座標検出期間は、さらに
Y座標検出期間とX座標検出期間とに分かれている。Y
座標検出期間では、横電極に順次電圧印加されて、Y座
標が検出される。一方、X座標検出期間では、縦電極に
順次電圧印加されて、X座標が検出される。今回は、Y
座標、X座標の順で座標検出を行うものとして説明を行
うが、Y座標、X座標の順で座標検出を行っても問題は
ない。 (第1実施例)本発明の第1実施例について説明する。
置の動作時間は、表示期間と座標検出期間とに分けられ
ている。図8は、LCDの1フレーム周期と表示期間、
座標検出期間との関係を示す。座標検出期間は、さらに
Y座標検出期間とX座標検出期間とに分かれている。Y
座標検出期間では、横電極に順次電圧印加されて、Y座
標が検出される。一方、X座標検出期間では、縦電極に
順次電圧印加されて、X座標が検出される。今回は、Y
座標、X座標の順で座標検出を行うものとして説明を行
うが、Y座標、X座標の順で座標検出を行っても問題は
ない。 (第1実施例)本発明の第1実施例について説明する。
【0024】本実施例では、図2のような構造の表示パ
ネル10上に縦電極のすべてに電圧を印加して、ペン1
2で指示された位置の座標を検出するようにすること
で、座標の検出精度を向上するようにしている。 (表示期間中のLCD表示動作)まず、LCD制御装置
24は、情報処理装置30から出力される表示データを
読み込み、読み込んだ表示データをタブレット制御装置
22に出力する。
ネル10上に縦電極のすべてに電圧を印加して、ペン1
2で指示された位置の座標を検出するようにすること
で、座標の検出精度を向上するようにしている。 (表示期間中のLCD表示動作)まず、LCD制御装置
24は、情報処理装置30から出力される表示データを
読み込み、読み込んだ表示データをタブレット制御装置
22に出力する。
【0025】タブレット表示装置22は、LCD制御装
置24から出力された表示データに応じて、それぞれの
ドライブ回路(横電極ドライブ回路16、縦電極上側ド
ライブ回路14a、縦電極下側ドライブ回路14b)
に、LCD表示パネル10上の所定の電極を駆動させて
画面表示する。このような表示動作は、通常のLCDの
表示動作と変わりはない。 (座標検出動作)つぎに図7のフローチャートを用いて
本実施例におけるLCD一体型タブレット装置の座標検
出動作の概略を説明する。
置24から出力された表示データに応じて、それぞれの
ドライブ回路(横電極ドライブ回路16、縦電極上側ド
ライブ回路14a、縦電極下側ドライブ回路14b)
に、LCD表示パネル10上の所定の電極を駆動させて
画面表示する。このような表示動作は、通常のLCDの
表示動作と変わりはない。 (座標検出動作)つぎに図7のフローチャートを用いて
本実施例におけるLCD一体型タブレット装置の座標検
出動作の概略を説明する。
【0026】まず、ペン12によってLCD表示パネル
10上が指示されると、座標検出用電極および表示用電
極に印加された電圧が、図6に示すように電極とペン先
の容量を介して検出される。これと共に、ペン12のペ
ン先スイッチ情報も検出される(ステップS101)。
10上が指示されると、座標検出用電極および表示用電
極に印加された電圧が、図6に示すように電極とペン先
の容量を介して検出される。これと共に、ペン12のペ
ン先スイッチ情報も検出される(ステップS101)。
【0027】検出された電圧は、ペン12内に設けられ
た図4に示すようなアンプで増幅され(ステップS10
2)、ペン先スイッチ情報と共にアナログ処理回路20
に出力される(ステップS103)。
た図4に示すようなアンプで増幅され(ステップS10
2)、ペン先スイッチ情報と共にアナログ処理回路20
に出力される(ステップS103)。
【0028】アナログ処理回路20は、ペン12から出
力された信号を、横電極からの検出タイミングと、縦電
極からの検出タイミングとに分け、それぞれアンプによ
って増幅し、ローパスフィルタ(LPF)でフィルタリ
ングして、コンパレータ回路でスレッシュホールドレベ
ルを越えるか否かを判別する(ステップS104)。
力された信号を、横電極からの検出タイミングと、縦電
極からの検出タイミングとに分け、それぞれアンプによ
って増幅し、ローパスフィルタ(LPF)でフィルタリ
ングして、コンパレータ回路でスレッシュホールドレベ
ルを越えるか否かを判別する(ステップS104)。
【0029】アナログ処理回路20は、タブレット制御
装置22にペン12から出力された信号がスレッシュホ
ールドレベルを越えるときと、下がるときのタイミング
に応じたパルス上の波形の信号を、縦電極と横電極のそ
れぞれについてタブレット制御装置22に出力する(X
座標信号、Y座標信号とする)(ステップS105)。
装置22にペン12から出力された信号がスレッシュホ
ールドレベルを越えるときと、下がるときのタイミング
に応じたパルス上の波形の信号を、縦電極と横電極のそ
れぞれについてタブレット制御装置22に出力する(X
座標信号、Y座標信号とする)(ステップS105)。
【0030】タブレット制御装置22は、Y座標検出期
間中に、アナログ処理回路20から出力されたパルス状
の信号を基に、Y座標検出開始からスレッシュホルドレ
ベル検出までの時間をカウントする(ステップS10
6)。
間中に、アナログ処理回路20から出力されたパルス状
の信号を基に、Y座標検出開始からスレッシュホルドレ
ベル検出までの時間をカウントする(ステップS10
6)。
【0031】タブレット制御装置22は、X座標検出期
間中に、アナログ処理回路20から出力されたパルス状
の信号を基に、X座標検出開始からスレッシュホルドレ
ベル検出までの時間をカウントする(ステップS10
7)。
間中に、アナログ処理回路20から出力されたパルス状
の信号を基に、X座標検出開始からスレッシュホルドレ
ベル検出までの時間をカウントする(ステップS10
7)。
【0032】タブレット制御装置22は、X座標値、Y
座標値、およびペン先スイッチ情報を情報処理装置30
に出力する(ステップS108)。以上、上記した座標
検出動作は、図8および図9に示すように、タブレット
制御装置22によって1フレーム周期の動作時間中に設
けられた座標検出時間中に実行される。座標検出期間
中、タブレット制御装置22は、横電極、縦電極に順次
電圧を印加するために、横電極ドライブ回路16、縦電
極上側ドライブ回路14aおよび縦電極下側ドライブ回
路14bに座標検出信号を送出する。横電極ドライブ回
路16、縦電極上側ドライブ回路14aおよび縦電極下
側ドライブ回路14bは、それぞれ座標検出信号に応じ
て、所定の側(左側、上側、下側)の電極から順次電圧
を印加して、Y座標検出、X座標検出の順で座標検出を
行っている。
座標値、およびペン先スイッチ情報を情報処理装置30
に出力する(ステップS108)。以上、上記した座標
検出動作は、図8および図9に示すように、タブレット
制御装置22によって1フレーム周期の動作時間中に設
けられた座標検出時間中に実行される。座標検出期間
中、タブレット制御装置22は、横電極、縦電極に順次
電圧を印加するために、横電極ドライブ回路16、縦電
極上側ドライブ回路14aおよび縦電極下側ドライブ回
路14bに座標検出信号を送出する。横電極ドライブ回
路16、縦電極上側ドライブ回路14aおよび縦電極下
側ドライブ回路14bは、それぞれ座標検出信号に応じ
て、所定の側(左側、上側、下側)の電極から順次電圧
を印加して、Y座標検出、X座標検出の順で座標検出を
行っている。
【0033】つぎにY座標検出、X座標検出の動作の詳
細について説明する。まず、Y座標およびX座標検出の
それぞれにおける電圧の印加制御について図10のフロ
ーチャートを用いて説明をする。
細について説明する。まず、Y座標およびX座標検出の
それぞれにおける電圧の印加制御について図10のフロ
ーチャートを用いて説明をする。
【0034】Y座標を検出する場合、まず、タブレット
制御装置22は、印加すべき横電極の順番を示すpの値
をp=1とする(ステップS201)。つづいて、タブ
レット制御装置22は、上端からp番目、つまり上端か
ら1番目の横電極に電圧を印加する(ステップS20
2)。
制御装置22は、印加すべき横電極の順番を示すpの値
をp=1とする(ステップS201)。つづいて、タブ
レット制御装置22は、上端からp番目、つまり上端か
ら1番目の横電極に電圧を印加する(ステップS20
2)。
【0035】つぎに、タブレット制御装置22は、pの
値を400(横の電極数)と比較し、pの値が400よ
り小さいので、pの値を“1”加算する(ステップS2
04)。
値を400(横の電極数)と比較し、pの値が400よ
り小さいので、pの値を“1”加算する(ステップS2
04)。
【0036】以後、pの値が400を越えるまで、p番
目の横電極に順次電圧を印加していく(ステップS20
2〜204)。以上、Y座標を検出する場合、タブレッ
ト制御装置22は、ステップS201〜204に示した
ように横電極に電圧印加して、検出した信号から座標値
を決定する。図11(a)から明らかなように横電極は
縦電極のように互い違いに両端のドライブ回路に接続さ
れていないため、タブレット制御装置22は横電極に順
次電圧印加を行うことができる。ペン12でペン直下の
電位を検出する。横電極の電圧印加タイミングとペンの
検出電位を図12(a)および図12(b)に示す。
目の横電極に順次電圧を印加していく(ステップS20
2〜204)。以上、Y座標を検出する場合、タブレッ
ト制御装置22は、ステップS201〜204に示した
ように横電極に電圧印加して、検出した信号から座標値
を決定する。図11(a)から明らかなように横電極は
縦電極のように互い違いに両端のドライブ回路に接続さ
れていないため、タブレット制御装置22は横電極に順
次電圧印加を行うことができる。ペン12でペン直下の
電位を検出する。横電極の電圧印加タイミングとペンの
検出電位を図12(a)および図12(b)に示す。
【0037】一方、ステップS203でpの値が400
を越えると、X座標検出期間に入るため、タブレット制
御装置22は、印加すべき縦電極の順番を示すqの値を
q=1として(ステップS205)、まず下側ドライブ
回路14bに接続されている縦電極のうち、左からq番
目の縦電極に電圧を印加する(ステップS206)。
を越えると、X座標検出期間に入るため、タブレット制
御装置22は、印加すべき縦電極の順番を示すqの値を
q=1として(ステップS205)、まず下側ドライブ
回路14bに接続されている縦電極のうち、左からq番
目の縦電極に電圧を印加する(ステップS206)。
【0038】つづいて、タブレット制御装置22は、今
度は上側ドライブ回路14aに接続されている縦電極の
うち、左からq番目の縦電極に電圧を印加する(ステッ
プS207)。
度は上側ドライブ回路14aに接続されている縦電極の
うち、左からq番目の縦電極に電圧を印加する(ステッ
プS207)。
【0039】つぎに、タブレット制御装置22は、qの
値を640(縦の電極数)と比較し(ステップS20
8)、qの値が640より小さければ、qの値を“1”
加算する(ステップS209)。
値を640(縦の電極数)と比較し(ステップS20
8)、qの値が640より小さければ、qの値を“1”
加算する(ステップS209)。
【0040】以後、タブレット制御装置22は、qの値
が640を越えるまで、下側ドライブ回路14bに接続
された縦電極(下側接続縦電極)と上側ドライブ回路1
4aに接続された縦電極(上側接続縦電極)とに交互に
順次電圧を印加していく(ステップS206〜20
9)。
が640を越えるまで、下側ドライブ回路14bに接続
された縦電極(下側接続縦電極)と上側ドライブ回路1
4aに接続された縦電極(上側接続縦電極)とに交互に
順次電圧を印加していく(ステップS206〜20
9)。
【0041】そして、タブレット制御装置22は、qの
値が640を越えると、縦電極への電圧の印加を終了す
る。以上、X座標を検出する場合、タブレット制御装置
22は、ステップS205〜209に示したように縦電
極に順次電圧印加して、検出した信号から座標値を決定
する。
値が640を越えると、縦電極への電圧の印加を終了す
る。以上、X座標を検出する場合、タブレット制御装置
22は、ステップS205〜209に示したように縦電
極に順次電圧印加して、検出した信号から座標値を決定
する。
【0042】ここで、縦電極は、図13(a)に示すよ
うに、上側のドライブ回路(縦電極上側ドライブ回路)
14aに接続されている上側接続縦電極と、下側のドラ
イブ回路(縦電極下側ドライブ回路)14bに接続され
ている下側接続縦電極とが互い違いに配線された構造と
なっている。
うに、上側のドライブ回路(縦電極上側ドライブ回路)
14aに接続されている上側接続縦電極と、下側のドラ
イブ回路(縦電極下側ドライブ回路)14bに接続され
ている下側接続縦電極とが互い違いに配線された構造と
なっている。
【0043】この2種類の縦電極をすべて使ってX座標
を検出するために、図14(a)および図14(b)に
示すようなタイミングで、縦電極上側ドライブ回路14
aおよび縦電極下側ドライブ回路14bからそれぞれ対
応する電極に電圧印加を行っている。この結果、ペン先
で検出する座標信号のタイミングは、図14(c)に示
すようにLCD座標に対応した値が得られる。
を検出するために、図14(a)および図14(b)に
示すようなタイミングで、縦電極上側ドライブ回路14
aおよび縦電極下側ドライブ回路14bからそれぞれ対
応する電極に電圧印加を行っている。この結果、ペン先
で検出する座標信号のタイミングは、図14(c)に示
すようにLCD座標に対応した値が得られる。
【0044】以上、上記実施例では、表示パネル10上
の下側接続縦電極と上側接続縦電極とに交互に電圧を印
加、つまり表示パネル10上に配列されたすべての縦電
極(1280本)に電圧を印加して、この電圧印加の結
果ペン12で得られる信号を基に座標検出を行うように
しているので、座標検出の精度が向上する。 (第2実施例)LCDの電極数が増えてくると、すべて
のLCD電極を順次印加していたのでは、時間がかか
り、1フレーム周期に対する座標検出の時間の割合が大
きくなってしまう。このため、座標検出のサンプリング
レートが遅くなり、タブレットとしての機能が低下して
しまう。
の下側接続縦電極と上側接続縦電極とに交互に電圧を印
加、つまり表示パネル10上に配列されたすべての縦電
極(1280本)に電圧を印加して、この電圧印加の結
果ペン12で得られる信号を基に座標検出を行うように
しているので、座標検出の精度が向上する。 (第2実施例)LCDの電極数が増えてくると、すべて
のLCD電極を順次印加していたのでは、時間がかか
り、1フレーム周期に対する座標検出の時間の割合が大
きくなってしまう。このため、座標検出のサンプリング
レートが遅くなり、タブレットとしての機能が低下して
しまう。
【0045】そこで、本実施例では、上下に配置された
縦電極ドライブ回路のうち片側のドライブ回路に接続さ
れている縦電極のみを使用して座標検出を行うようにし
ている。つまり、表示パネル10上に配列された128
0本の縦電極のうち、縦電極上側ドライブ回路14aに
接続された縦電極(640本)のみを使用して、座標検
出を行うようようにすることで、タブレットとしての機
能を向上させるようにしている。
縦電極ドライブ回路のうち片側のドライブ回路に接続さ
れている縦電極のみを使用して座標検出を行うようにし
ている。つまり、表示パネル10上に配列された128
0本の縦電極のうち、縦電極上側ドライブ回路14aに
接続された縦電極(640本)のみを使用して、座標検
出を行うようようにすることで、タブレットとしての機
能を向上させるようにしている。
【0046】なお、本実施例におけるLCD一体型タブ
レット装置の構成およびその動作は、第1実施例のLC
D一体型タブレット装置の構成とその動作と概ね同じで
あるので、同一部分についてはその説明を省略し、異な
る部分についてのみ説明する。 また、本実施例におい
ても、第1実施例同様、ペン12での検出信号は、アナ
ログ処理回路20で処理されて、スレッシュホールドレ
ベルを越える時のタイミングがカウントされる。アナロ
グ処理回路20は、このカウント値を情報処理装置30
に出力する。この一連の動作によりタブレット機能が実
現される。
レット装置の構成およびその動作は、第1実施例のLC
D一体型タブレット装置の構成とその動作と概ね同じで
あるので、同一部分についてはその説明を省略し、異な
る部分についてのみ説明する。 また、本実施例におい
ても、第1実施例同様、ペン12での検出信号は、アナ
ログ処理回路20で処理されて、スレッシュホールドレ
ベルを越える時のタイミングがカウントされる。アナロ
グ処理回路20は、このカウント値を情報処理装置30
に出力する。この一連の動作によりタブレット機能が実
現される。
【0047】本実施例では、図2で示したように、上下
のドライブ回路14a,14bからそれぞれ接続された
縦電極が交互に配線されている場合に、電極の上側にの
み接続されている縦電極に電圧印加して、座標値を決定
するようにしている。よって、以下、上側のドライブ回
路(縦電極上側ドライブ回路)14aのみを駆動させて
座標検出を行うものとして説明を行う。
のドライブ回路14a,14bからそれぞれ接続された
縦電極が交互に配線されている場合に、電極の上側にの
み接続されている縦電極に電圧印加して、座標値を決定
するようにしている。よって、以下、上側のドライブ回
路(縦電極上側ドライブ回路)14aのみを駆動させて
座標検出を行うものとして説明を行う。
【0048】つぎに、上側接続電極のみを電圧印加した
ときの電圧印加タイミング、およびそのときのペンの検
出電位を図16(a)および図16(b)に示す。図1
6(a)から明らかなように、上側接続電極には順次電
圧が印加されているが、下側接続電極には電圧は印加さ
れていない。下側接続電極に電圧が印加されないことに
より、ペンの検出電位のレベルはすべての電極を印加す
る場合より落ちるが、全体に渡って、同じレベルで低下
することから、検出電位をアナログ処理回路20で増
幅、LPF(ローパスフィルタ)などでフィルタリング
することにより、入力信号をペンに対応して変化させれ
ばよい。
ときの電圧印加タイミング、およびそのときのペンの検
出電位を図16(a)および図16(b)に示す。図1
6(a)から明らかなように、上側接続電極には順次電
圧が印加されているが、下側接続電極には電圧は印加さ
れていない。下側接続電極に電圧が印加されないことに
より、ペンの検出電位のレベルはすべての電極を印加す
る場合より落ちるが、全体に渡って、同じレベルで低下
することから、検出電位をアナログ処理回路20で増
幅、LPF(ローパスフィルタ)などでフィルタリング
することにより、入力信号をペンに対応して変化させれ
ばよい。
【0049】つぎに、上側接続縦電極への電圧の印加制
御の詳細を、図15のフローチャートを用いて説明す
る。ただし、ステップS301に後続するステップS3
02からステップS304までの処理は、図10のステ
ップS202からステップS204までの処理と同一で
あるので、その説明を省略する。
御の詳細を、図15のフローチャートを用いて説明す
る。ただし、ステップS301に後続するステップS3
02からステップS304までの処理は、図10のステ
ップS202からステップS204までの処理と同一で
あるので、その説明を省略する。
【0050】さて、ステップS304で、pの値が40
0を越えたと判断された場合、タブレット制御装置22
は、q=1(印加すべき電極の順番)として(ステップ
S305)、上側ドライブ回路14aに接続されている
縦電極(上側接続縦電極)のうち、左端からq番目の縦
電極に電圧を印加する(ステップS306)。
0を越えたと判断された場合、タブレット制御装置22
は、q=1(印加すべき電極の順番)として(ステップ
S305)、上側ドライブ回路14aに接続されている
縦電極(上側接続縦電極)のうち、左端からq番目の縦
電極に電圧を印加する(ステップS306)。
【0051】つぎに、タブレット制御装置22は、qの
値を640(上側接続縦電極の総数)と比較し(ステッ
プS307)、qの値が640より小さければ、qの値
を“1”加算する(ステップS308)。
値を640(上側接続縦電極の総数)と比較し(ステッ
プS307)、qの値が640より小さければ、qの値
を“1”加算する(ステップS308)。
【0052】以下、qの値が640を越えるまで、順次
電極(上側接続縦電極)に電圧を印加していく(ステッ
プS306〜308)。上記実施例では、表示パネルの
両端に配置されたドライブ回路のうち、片側のドライブ
回路に接続されている電極、つまり表示パネル10上に
配列された1280本の縦電極のうち、縦電極上側ドラ
イブ回路14aに接続された上側接続縦電極(640
本)に、端から順に電圧を印加して、座標を検出するよ
うにしたことにより、座標検出期間を短縮させて、サン
プリングレートを向上させることができる。
電極(上側接続縦電極)に電圧を印加していく(ステッ
プS306〜308)。上記実施例では、表示パネルの
両端に配置されたドライブ回路のうち、片側のドライブ
回路に接続されている電極、つまり表示パネル10上に
配列された1280本の縦電極のうち、縦電極上側ドラ
イブ回路14aに接続された上側接続縦電極(640
本)に、端から順に電圧を印加して、座標を検出するよ
うにしたことにより、座標検出期間を短縮させて、サン
プリングレートを向上させることができる。
【0053】なお、上記実施例では、表示パネル10上
に配列された1280本の縦電極のうち、縦電極上側ド
ライブ回路14aに接続された縦電極(640本)のみ
を使用して、座標検出を行うようにしているが、縦電極
上側ドライブ回路14bに接続された縦電極(640
本)のみ使用して座標検出を行うようにしてもよい。 (第3実施例)本実施例では、隣接する一対の縦電極を
単位として、電圧を印加するようにしている。
に配列された1280本の縦電極のうち、縦電極上側ド
ライブ回路14aに接続された縦電極(640本)のみ
を使用して、座標検出を行うようにしているが、縦電極
上側ドライブ回路14bに接続された縦電極(640
本)のみ使用して座標検出を行うようにしてもよい。 (第3実施例)本実施例では、隣接する一対の縦電極を
単位として、電圧を印加するようにしている。
【0054】なお、本実施例におけるLCD一体型タブ
レット装置の構成およびその動作は、第1実施例のLC
D一体型タブレット装置の構成とその動作と概ね同じで
あるので、同一部分についてはその説明を省略し、異な
る部分についてのみ説明する。
レット装置の構成およびその動作は、第1実施例のLC
D一体型タブレット装置の構成とその動作と概ね同じで
あるので、同一部分についてはその説明を省略し、異な
る部分についてのみ説明する。
【0055】つぎに本実施例におけるLCD一体型タブ
レット装置による縦電極への電圧の印加制御について、
図17のフローチャートを用いて説明する。ただし、ス
テップS401に後続するステップS402からステッ
プS404までの処理は、図10のステップS202か
らステップS204までの処理と同一であるので、説明
を省略する。
レット装置による縦電極への電圧の印加制御について、
図17のフローチャートを用いて説明する。ただし、ス
テップS401に後続するステップS402からステッ
プS404までの処理は、図10のステップS202か
らステップS204までの処理と同一であるので、説明
を省略する。
【0056】さて、ステップS404で、pの値が40
0を越えたと判断された場合、タブレット制御装置22
は、q=1(印加すべき電極の順番)として(ステップ
S405)、左からq番目の下側接続電極(縦電極下側
ドライブ回路14aに接続されている縦電極)と、左か
らq番目の上側接続電極(縦電極上側ドライブ回路14
bに接続されている縦電極)とに同時に電圧を印加する
(ステップS406)。
0を越えたと判断された場合、タブレット制御装置22
は、q=1(印加すべき電極の順番)として(ステップ
S405)、左からq番目の下側接続電極(縦電極下側
ドライブ回路14aに接続されている縦電極)と、左か
らq番目の上側接続電極(縦電極上側ドライブ回路14
bに接続されている縦電極)とに同時に電圧を印加する
(ステップS406)。
【0057】タブレット制御装置22は、qの値を64
0(縦電極の数)と比較し(ステップS407)、qの
値が640より小さければ、qの値を“1”加算する
(ステップS406)。
0(縦電極の数)と比較し(ステップS407)、qの
値が640より小さければ、qの値を“1”加算する
(ステップS406)。
【0058】以後、qの値が640を越えるまで、順次
隣接する一対の縦電極(隣接する下側接続電極と上側接
続電極との対)を単位としてに電圧を印加していく(ス
テップS406〜408)。
隣接する一対の縦電極(隣接する下側接続電極と上側接
続電極との対)を単位としてに電圧を印加していく(ス
テップS406〜408)。
【0059】このように、隣接する一対の縦電極を単位
として、電圧を印加したときの電圧印加タイミング、お
よびそのときのペンの検出電位を図18(a)および図
18(b)に示す。
として、電圧を印加したときの電圧印加タイミング、お
よびそのときのペンの検出電位を図18(a)および図
18(b)に示す。
【0060】上記実施例によれば、隣接する上側接続縦
電極(縦電極上側ドライブ回路14aに接続された縦電
極)と下側接続縦電極(縦電極下側ドライブ回路14b
に接続された縦電極)とを同時に電圧を印加する、つま
り隣接する一対の縦電極を単位として電圧を印加するよ
うにしているので、座標検出期間を短縮することがで
き、サンプリングレートを向上させることができる。
電極(縦電極上側ドライブ回路14aに接続された縦電
極)と下側接続縦電極(縦電極下側ドライブ回路14b
に接続された縦電極)とを同時に電圧を印加する、つま
り隣接する一対の縦電極を単位として電圧を印加するよ
うにしているので、座標検出期間を短縮することがで
き、サンプリングレートを向上させることができる。
【0061】
【発明の効果】本発明によれば、表示パネル上の、第1
の方向に配設された複数の第1の電極を、一対のだ第1
の電極ドライブ回路に交互に接続し、このように第1の
電極のすべてに電圧を印加して、座標を検出するように
しているので、座標検出の精度を向上させることができ
る。
の方向に配設された複数の第1の電極を、一対のだ第1
の電極ドライブ回路に交互に接続し、このように第1の
電極のすべてに電圧を印加して、座標を検出するように
しているので、座標検出の精度を向上させることができ
る。
【0062】さらに、第1の電極に電圧を印加する場
合、いずれか一方の第1のドライブ回路に接続されてい
る複数の第1の電極にのみ、電圧を印加して、座標を検
出するようにしているので、座標検出時間を短縮でき、
サンプリングレートを向上させることができる。
合、いずれか一方の第1のドライブ回路に接続されてい
る複数の第1の電極にのみ、電圧を印加して、座標を検
出するようにしているので、座標検出時間を短縮でき、
サンプリングレートを向上させることができる。
【0063】さらに、第1の電極に電圧を印加する場
合、隣接する一対の第1の電極単位に、配列順に順次電
圧を印加するようにしているので、座標の検出精度をあ
る程度保持しながら、座標検出時間を短縮でき、サンプ
リングレートを向上させることができる。
合、隣接する一対の第1の電極単位に、配列順に順次電
圧を印加するようにしているので、座標の検出精度をあ
る程度保持しながら、座標検出時間を短縮でき、サンプ
リングレートを向上させることができる。
【図1】本発明の第1実施例乃至第3実施例に係るLC
D一体型タブレット装置の構成を示すブロック図。
D一体型タブレット装置の構成を示すブロック図。
【図2】図1のLCD一体型タブレット装置に適用され
るLCDの概略的な構成を示す図。
るLCDの概略的な構成を示す図。
【図3】図2のLCDの詳細な構成を示す部分図。
【図4】図1のペン12およびアナログ処理回路20の
概略的な構成を示す図。
概略的な構成を示す図。
【図5】図1のペン12を用いてLCD表示パネル10
上の任意の位置を指定している状態を示す図。
上の任意の位置を指定している状態を示す図。
【図6】図1のペン12による電位検出を説明するため
の図。
の図。
【図7】図1のLCD一体型タブレット装置の座標検出
処理を説明するためのフローチャート。
処理を説明するためのフローチャート。
【図8】図1のLCD一体型タブレット装置の動作タイ
ミングを示すタイミングチャート。
ミングを示すタイミングチャート。
【図9】図8の動作タイミングに表示期間と座標検出期
間とを設けた状態を示す図。
間とを設けた状態を示す図。
【図10】本発明の第1実施例における縦電極への電圧
印加を説明するための図。
印加を説明するための図。
【図11】本発明の第1実施例における縦電極への電圧
印加を説明するためのフローチャート。
印加を説明するためのフローチャート。
【図12】本発明の第1実施例における信号検出(座標
検出)タイミングを示すタイミングチャートおよびその
検出電位を示す図。
検出)タイミングを示すタイミングチャートおよびその
検出電位を示す図。
【図13】本発明の第2実施例における縦電極への電圧
印加を説明するための図。
印加を説明するための図。
【図14】本発明の第2実施例における縦電極への電圧
印加を説明するためのフローチャート。
印加を説明するためのフローチャート。
【図15】本発明の第2実施例における縦電極の信号検
出(座標検出)タイミングを示すタイミングチャートお
よびその検出電位を示す図。
出(座標検出)タイミングを示すタイミングチャートお
よびその検出電位を示す図。
【図16】本発明の第3実施例における縦電極への電圧
印加を説明するための図。
印加を説明するための図。
【図17】本発明の第3実施例における縦電極への電圧
印加を説明するためのフローチャート。
印加を説明するためのフローチャート。
【図18】本発明の第3実施例における縦電極の信号検
出(座標検出)タイミングを示すタイミングチャートお
よびその検出電位を示す図。
出(座標検出)タイミングを示すタイミングチャートお
よびその検出電位を示す図。
10…LCD表示パネル、12…ペン、14a…縦電極
上側ドライブ回路、14b…縦電極下側ドライブ回路、
16…横電極ドライブ回路、20…アナログ処理装置、
22…タブレット制御装置、24…LCD制御装置、3
0…情報処理装置。
上側ドライブ回路、14b…縦電極下側ドライブ回路、
16…横電極ドライブ回路、20…アナログ処理装置、
22…タブレット制御装置、24…LCD制御装置、3
0…情報処理装置。
Claims (5)
- 【請求項1】 マトリックス状に配置された複数の画素
を駆動してデータを表示するために、前記各画素に対応
して、第1の方向に配設された複数の第1の電極と、前
記第1の電極と交差するように第2の方向に配設された
複数の第2の電極とを有する表示パネルと、前記各第1
の電極に交互に接続された、前記各第1の電極を駆動す
るための一対の第1の電極ドライブ回路と、前記各第2
の電極に接続された、前記各第2の電極を駆動するため
の第2の電極ドライブ回路とを有する表示装置と、 前記表示装置の表示パネル上の任意の位置を指示するた
めの位置指示手段と、 前記表示パネル上にデータを表示するための動作時間の
一部に、前記位置指示手段により指示された位置の座標
を検出するための期間として設けられた座標検出期間中
に、前記第1の電極ドライブ回路および第2の電極ドラ
イブ回路を介して前記第1の電極および第2の電極にそ
れぞれ電圧を印加する電圧印加手段と、 前記位置指示手段により指示された位置に対応する前記
第1の電極および第2の電極と同位置指示手段との間に
生じる結合容量を介して、同電極に印加された電圧の信
号を検出する信号検出手段と、 前記信号検出手段により検出された電圧の信号を基に、
前記位置指示手段により指示された位置を示す座標を決
定する座標決定手段と、 を具備したことを特徴とする表示一体型タブレット装
置。 - 【請求項2】 前記電圧印加手段は、前記第1の電極に
電圧を印加する場合、配列順に、前記各第1の電極に順
次電圧を印加することを特徴とする請求項1記載の表示
一体型タブレット装置。 - 【請求項3】 前記電圧印加手段は、前記第1の電極に
電圧を印加する場合、前記一対の第1の電極ドライブ回
路のうち、いずれか一方の第1の電極ドライブ回路に接
続されている複数の第1の電極にのみ電圧を印加するこ
とを特徴とする請求項1記載の表示一体型タブレット装
置。 - 【請求項4】 前記電圧印加手段は、前記第1の電極に
電圧を印加する場合、いずれか一方の前記第1のドライ
ブ回路に接続されている複数の第1の電極にのみ、配列
順に順次電圧を印加することを特徴とする請求項3に記
載の表示一体型タブレット装置。 - 【請求項5】 前記電圧印加手段は、前記第1の電極に
電圧を印加する場合、隣接する一対の第1の電極単位
に、配列順に順次電圧を印加することを特徴とする請求
項1記載の表示一体型タブレット装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15376194A JPH0822372A (ja) | 1994-07-05 | 1994-07-05 | 表示一体型タブレット装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15376194A JPH0822372A (ja) | 1994-07-05 | 1994-07-05 | 表示一体型タブレット装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0822372A true JPH0822372A (ja) | 1996-01-23 |
Family
ID=15569561
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15376194A Pending JPH0822372A (ja) | 1994-07-05 | 1994-07-05 | 表示一体型タブレット装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0822372A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009134354A (ja) * | 2007-11-28 | 2009-06-18 | Bridgestone Corp | 情報表示装置 |
-
1994
- 1994-07-05 JP JP15376194A patent/JPH0822372A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009134354A (ja) * | 2007-11-28 | 2009-06-18 | Bridgestone Corp | 情報表示装置 |
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