JPH08223081A - 移動体識別装置の応答制御方法 - Google Patents

移動体識別装置の応答制御方法

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JPH08223081A
JPH08223081A JP7030316A JP3031695A JPH08223081A JP H08223081 A JPH08223081 A JP H08223081A JP 7030316 A JP7030316 A JP 7030316A JP 3031695 A JP3031695 A JP 3031695A JP H08223081 A JPH08223081 A JP H08223081A
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Application number
JP7030316A
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English (en)
Inventor
Yoshiji Nakato
由二 中藤
Shiro Kondo
史郎 近藤
Hidekazu Miura
英一 三浦
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Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
    • Y02D30/00Reducing energy consumption in communication networks
    • Y02D30/70Reducing energy consumption in communication networks in wireless communication networks

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  • Devices For Checking Fares Or Tickets At Control Points (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】交信エリア内の移動体数に応じ、タイムスロッ
ト数を演算し、このタイムスロット数でランダムに返信
するスロットを選択し、IDコードの応答が衝突する頻度
増を防止し、システムのスループットを向上させる。 【構成】質問器1は、交信エリアZ1内の応答器3A〜3Cと
の交信を確立するため応答を勧誘するID送信勧誘信号10
を送信する手段と、一つの応答器からID送信信号4a〜4c
を受信する時間帯を1タイムスロットとし複数応答器か
らのID送信信号4a〜4cを受信するタイムスロット数Nを
設定する手段と、を備え、応答器3A〜3Cは、自身を区別
するIDコード3a〜3cを記憶する手段と、このIDコード3a
〜3cを質問器1に通知する手段と、を備え、地上設備
は、移動体2A〜2Cの通過台数を検出するモニタ部6Aと、
この検出した通過台数に応じて質問器1がID送信信号4a
〜4cを受信する最適タイムスロット数Nを演算する制御
部6Bと、を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、地上設備に設けられる
質問器と、それによって起動される応答器との間で無線
通信を行う機器の応答機会の制御方法に関わり、特に、
移動体識別装置の複数応答器からの応答制御方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図5に従来技術による質問器と応答器の
配置関係図を示す。図5において、例えば、高速道路の
出入口などのゲートの地上設備に設けられた質問器1
と、この質問器1によって起動され、図示例では車両が
図示されているが移動体2Aに搭載される応答器3Aと質問
器1との間で無線通信を行い、所定の交信を行うことに
より、例えば、高速道路の使用料金清算処理などが行わ
れる。この様なシステムにおいて、特に、質問器1の交
信エリア内に複数の移動体2A,2B,…に搭載された応答器
3A,3B,…が存在する場合、一般的には、複数の応答器3
A,3B,…が同時に同一周波数帯を使用して応答するた
め、複数の信号が質問器1の受信機に入力され、混信を
起こす問題がある。
【0003】この混信問題を解決し得る手段としては、
特願平6-271636「移動体識別システム」に開示された:
応答器が応答する周波数をランダムに選択する方法や、
下記参考文献による応答時間をランダムに選択する方法
などが提案されている。以下、従来技術としてこの応答
時間をランダムに選択する方法(以下、ランダムTDMA(T
ime Division Multiple Access)方式と略称する)につ
いて述べる。
【0004】参考文献:C. Wietfeld et al., "Perform
ance of Vehicle-Roadside Communication Systems Sup
porting Multiple RTI-Applications," in Proc. of Ve
hicle Navigation & Information Systems Conference,
September 1994, Yokohama,Japan 図6にランダムTDMA方式の交信タイミングチャート例を
示す。この例では質問器1の交信エリアに2つの応答器
3A,3B が存在しているものとする。まず、質問問器1
は、交信エリア内の応答器3A,3B に対して各応答器が有
するIDコード3a,3b を送信するよう勧誘するID送信勧誘
信号10を発生する。IDコードとは、各応答器3A,3B …が
望ましくは唯一無二に保持しているIDコード3a,3b …で
あり、このIDコード3a(3b …) により応答器3A(3B …)
を識別するコードである。さて、質問器1がID送信勧誘
信号10を送信した時点では、質問器1は自らの交信エリ
ア内にいくつの応答器が存在しているか、また、そのID
コードがいかなるものであるかの情報をいっさい持って
いない。そこで、応答器3A,3B は、応答器自身のIDコー
ド3a,3b をID送信信号4a、4bで送信する。図示例では、
IDコード3aがID送信信号4aによりタイムスロットN で送
信され、IDコード3bがID送信信号4bによりタイムスロッ
ト2 で送信される。この結果、質問器1は、交信エリア
内に存在する応答器3A,3B のIDコード3a,3b を認識する
ことができる。しかしながら、ここで先に述べたよう
に、もし複数の応答器3A,3B …が同一時間帯に同一周波
数を用いて自らのIDコード3a,3b …を無線にて送信する
と、質問器1の受信機では混信が発生し、通信に失敗す
る。
【0005】そこでランダムTDMA方式では、質問器1が
ID送信勧誘信号10を送信した後に、交信エリアの応答器
3A,3B …からのID送信信号を受信するため、一つの応答
器からIDコードを受信できる時間帯を1タイムスロット
とし、 Nタイムスロット (#1〜N)に相当する時間帯を確
保する。応答器3A,3B は、この N個あるタイムスロット
(#1〜N)からランダムに一つ(または複数)のタイムス
ロットを選択して自らのIDコードを送信する。
【0006】図6に示す図示例では、応答器3Aがタイム
スロット N番目を選択しID送信信号4aを、応答器3Bがタ
イムスロット 2番目を選択しID送信信号4bを送信する。
このように応答器3A,3B がそれぞれ選択したタイムスロ
ット2,N が重ならなければ、ID送信信号4a,4b は衝突せ
ず、質問器1は複数の応答器3A,3B …からのIDコード3
a,3b …を知ることができる。一旦、質問器1が応答器3
A,3B …のIDコード3a,3b …を知ることができれば、続
いて、質問器1は、交信相手応答器3Bを呼び出すIDコー
ド3bを含む情報メッセージ2bを送信し、交信相手の応答
器3Bを指定する。図示例では応答器3Bからの応答情報メ
ッセージ5bを図示しているが、質問器1と応答器3Bとの
間で必要な交信がこの期間(情報メッセージ2b、5bの期
間)中に行われる。同様に、情報メッセージ2a、5aの期
間では、質問器1と応答器3Aとの間の交信が行われ、無
用の混信を避けた交信を行うことができる。このような
交信方法は、特公平5-11812 「親局と複数の子局との交
信方法」に開示され、ここでは、この交信方法をIDコー
ド指定交信と呼ぶことにする。
【0007】一方、もし複数の応答器が同一のタイムス
ロットを選択してID送信信号を返信したとき、そのタイ
ムスロットでは混信が発生し、質問器1は、相手応答器
3A,3B …のIDコード3a,3b …を正常に読み込むことがで
きない。このような状態をIDコードの応答が衝突すると
言う。IDコードの応答が衝突したとき、質問器1は、衝
突が発生せずに相手応答器3A,3B …と正常に交信が終了
できるまで、リトライを繰り返す。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述の様に従来技術に
よる移動体識別装置の応答制御方法では、質問器の交信
エリアに複数の応答器がある場合、ランダムTDMAにより
混信を回避しつつ、交信を行うことができる。しかしな
がら上述の様な移動体識別装置の応答制御方法では、従
来技術で述べたように、IDコードの応答が衝突したと
き、リトライによる救済を行う必要があり、また実際
上、この衝突は頻繁に発生する可能性がある。応答器を
備える移動体が質問器の交信エリア内に存在している時
間には限りがあるが、応答器は、この有限の時間内でリ
トライを繰り返すことにより質問器との交信を確立し、
IDコード指定交信により正常な交信を終了する必要があ
る。
【0009】質問器からの問いかけに対して、複数の応
答器からID送信信号により各応答器のIDコードを返信す
るとき、ランダムTDMA方式では、このID送信信号を返信
する時間帯は、一定の時間毎に区分されたタイムスロッ
トに従う。ここで、応答の時間帯は、ランダムに選択す
ることにより他の応答器のID送信信号との衝突を避け
て、IDコードが質問器に通知されるようにしてある。
【0010】今、あるタイムスロット数Nに対し、応答
器の数Aがかなり多くなると、ID送信信号の衝突する確
率が高くなり、頻繁に衝突が発生する。また一方、応答
器の数Aに対し、タイムスロット数Nがかなり多くなる
と、ID送信信号の応答通信が衝突する確率は低くするこ
とができるが、交信時間内にリザーブしておくトータル
のIDコードの応答待ち受け時間が増大し、その結果、交
信エリア内での質問器との交信確立のためのリトライ回
数に制約を与え、スループットが低下し、高速に移動す
る移動体との交信が難しくなるという問題がある。
【0011】本発明は上記の点にかんがみてなされたも
のであり、その目的は前記した課題を解決して、交信エ
リア内に存在する移動体の数に応じて、最適なタイムス
ロット数を演算し、この最適なタイムスロット数でID送
信信号の応答通信を行い、IDコードの応答の衝突頻度の
増加を防止しながら、リトライ回数を逓減し、システム
のスループットを向上させる移動体識別装置の応答制御
方法を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明においては、地上設備に設けられ無線で情報
を送受信する質問器と、移動体に配備されIDコードを含
む所定の情報を記憶するメモリ部を有し質問器によって
起動される応答器と、を備え、質問器と応答器との交信
により移動体を識別する移動体識別装置の応答制御方法
において、質問器は、交信エリア内の応答器との交信を
確立するため応答器に対し応答を勧誘するID送信勧誘信
号を送信する手段と、一つの応答器からID送信信号を受
信する時間帯を1タイムスロットとし,複数の応答器か
らのID送信信号を受信するタイムスロット数を設定する
手段と、を備え、応答器は、応答器自身を区別するIDコ
ードを記憶する手段と、このIDコードを質問器にID送信
信号で通知する手段と、を備えるものとする。
【0013】また、地上設備は、移動体の通過台数を検
出するモニタ部と、このモニタ部が検出する移動体の通
過台数に応じて、質問器が応答器からのID送信信号を受
信するタイムスロット数を演算する制御部と、を備える
ものとする。また、タイムスロット数は、モニタ部が検
出する移動体の通過台数から推定される交信エリア内の
移動体台数より小さくならない値で演算するものとす
る。
【0014】
【作用】上記構成により、質問器が交信エリア内の応答
器と交信するとき、質問器は、タイムスロット数を割付
情報としてID送信勧誘信号に付加し、この割付情報を付
加したID送信勧誘信号を交信エリア内の応答器に送信す
る。応答器は、このID送信勧誘信号を受信し、ID送信勧
誘信号に付加された割付情報からタイムスロット数を検
出し、このタイムスロット数内で上記ID送信信号の返信
を行うタイムスロットをランダムに選択して、応答器自
身のIDコードをID送信信号で当該質問器に返信する。ま
た一方、質問器は、上記ID送信勧誘信号を送信した後、
応答器からの返信であり少なくとも応答器のIDコードを
有するID送信信号を上記タイムスロットで受信すること
により、応答器のIDコードを認識し、当該応答器との間
でIDコード指定交信を行う。
【0015】また特に、地上設備としてモニタ部と制御
部とを備えて質問器が交信エリア内の応答器と交信する
とき、制御部は、モニタ部が検出する移動体の通過台数
から質問器の交信エリアに進入した移動体の数を推定
し、この推定した移動体の数に応じて質問器が応答器か
らのID送信信号を受信するのに最適なタイムスロット数
を演算する。
【0016】また、最適タイムスロット数を交信エリア
内の移動体台数より小さくならない値にすることによ
り、移動体が低速で通過する渋滞時においても多数の移
動体の交信処理を取り扱うことができる。
【0017】
【実施例】図1は本発明による移動体識別装置の応答制
御方法を説明する説明図、図2は一実施例の渋滞時の応
答制御方法の交信タイミングチャート、図3は通常走行
時の応答制御方法の交信タイミングチャート、図4は質
問器側の処理フローチャートであり、図5、図6に対応
する同一機能部材には同じ符号が付してある。
【0018】本発明による移動体識別装置の応答制御方
法の一実施例として、質問器と複数の応答器との間の応
答制御方法を、図1により高速道路の自動料金収受シス
テムに適用した例で説明する。図1において、高速道路
の自動料金収受システムは、料金徴収を行う路側のゲー
トに質問器1を設置し、図示例では車両で図示されてい
る移動体2A,2B,2Cに応答器3A,3B,3Cが搭載され、質問器
1の交信エリアを移動体2A,2B,2Cが通過するとき、交信
の確立を図り、交信を行う。本システムでは、ユーザが
前もって支払った金額を応答器3A,3B,3Cのメモリ部に記
憶させ、応答器3A(3B,3C) を搭載した移動体2A(2B,3C)
が路側に設置された点線で図示される楕円状の質問器1
の交信エリアZ1を通過するとき、高速有料道路の料金を
利用状況に応じて応答器3A,3B,3Cのメモリ部に記憶され
ているユーザが前もって支払った金額から差し引く、と
いうプリペイドサービスを想定する。高速道路は、ここ
では簡単化のために、例えば全線均一料金制とし、車種
によってのみ料金が変わるものとする。そして車種の情
報は応答器3A(3B,3C) に記憶させてあるものとする。
【0019】本システムの基本的な処理は、質問器1が
応答器3A(3B,3C…) のIDコード3a,(3b,3c …) と車種情
報とを知り、それを基に料金計算をした後、応答器3A(3
B,3C…) のIDコード3a(3b,3c…) を指定して利用料金を
送信し、応答器3A(3B,3C…)は、この送信されてきたデ
ータを基に、応答器3A(3B,3C…) のメモリ部に記憶され
ているプリペイド金額から利用料金を差し引く、処理を
行うものである。
【0020】本システムの図示例では、質問器1は、交
信エリア1 内の応答器3A,3B,3Cとの交信を確立するため
応答器3A,3B,3Cに対し応答を勧誘するID送信勧誘信号10
を送信する手段と、一つの応答器からID送信信号を受信
する時間帯を1タイムスロットとし,複数の応答器3A,3
B,3CからのID送信信号4a,4b,4cを受信するタイムスロッ
ト数Nを設定する手段と、を備える。
【0021】また、応答器3A,3B,3Cは、応答器3A,3B,3C
自身を区別するIDコード3a,3b,3cを記憶する手段と、こ
のIDコード3a,3b,3cを質問器1にID送信信号4a,4b,4cで
通知する手段と、を備える。地上設備は、移動体2B,2C
の通過台数を検出するモニタ部6Aと、このモニタ部6Aが
検出する移動体2B,2C の通過台数に応じて、質問器1が
応答器3A,3B,3CからのID送信信号4a,4b,4cを受信するタ
イムスロット数Nを演算する制御部6Bと、を備えて構成
される。
【0022】かかる構成において、地上設備として料金
徴収を行うゲートに質問器1が設置され、この質問器1
から適当な距離を離した前方に移動体(図示例では2B,2
C)の通過台数を検出するモニタ部6Aと制御部6Bとが設置
される。このモニタ部6Aは、リアルタイムに画像処理な
どを行い移動体である車両の走行状況が測定できるシス
テムの一部であり、質問器1の交信エリアZ1内にある移
動体2A,2B,2C…の数Aを推定するため、モニタ部6Aの検
出エリアZ2を通過する移動体(2B,2C) 通過台数を検出す
る。制御部6Bは、この移動体(2B,2C) 通過台数から質問
器1の交信エリアZ1内にある移動体2A,2B,2C…の数Aを
推定し、質問器1が交信エリアZ1内にある応答器3A,3B,
3C…からのID送信信号を受信するのに最適なタイムスロ
ット数を演算し、この結果を質問器1に通知する。な
お、モニタ部6Aの測定自体は、センサなどでも良い。
【0023】質問器1が交信エリアZ1内の応答器3A,3B,
3Cと交信するとき、質問器1は、この演算された最適タ
イムスロット数Nを割付情報として上記ID送信勧誘信号
10に付加し、この割付情報を付加したID送信勧誘信号10
を交信エリアZ1内の応答器(図示例では3A,3B,3C)に送
信する。応答器3A,3B,3Cは、このID送信勧誘信号10を受
信し、ID送信勧誘信号10に付加された割付情報から交信
エリアZ1に進入した移動体3A,3B,3Cの推定数Aに対し最
適タイムスロット数Nを検出し、この最適タイムスロッ
ト数N内で上記ID送信信号4a,4b,4cの返信を行うタイム
スロットをランダムに選択し、応答器3A,3B,3C自身の識
別番号3a,3b,3cをID送信信号4a,4b,4cで当該質問器1に
返信する。
【0024】また一方、質問器1は、上述のID送信勧誘
信号10を送信した後、応答器3A,3B,3Cからの返信であり
少なくとも応答器3A,3B,3Cの識別番号3a,3b,3cを有する
ID送信信号4a,4b,4cを上述の最適タイムスロットで受信
して、応答器3A,3B,3CのIDコード3a,3b,3cを認識し、当
該応答器1との間でIDコード指定交信を行う。さて、一
定時間内にゲートを通過する移動体2A,2B,…の台数とそ
の分布パターンは、渋滞時、通常時および通過移動体が
ない時、の大きく3パターンに分類されるが、モニタ部
6Aで移動体の通過状況を監視することにより、このパタ
ーンを推測し、最適タイムスロット数Nを増減させるこ
とが可能となる。この最適タイムスロット数Nを決定す
る処理は、モニタ側の制御部6Bで処理されるが、この制
御部6Bの処理機能を質問器1側の図示省略されている制
御部で行っても良い。
【0025】本発明による一実施例の移動体識別装置の
応答制御方法を、図2、図3を用いて説明する。図2は
渋滞時の交信タイミングチャートであり、図3は通常時
の交信タイミングチャートである。図2において、縦軸
方向に上から順に、質問器1の送信信号と、質問器1の
交信エリア内にある移動体2A,2B,…2Oの応答器3A,3B,…
3Oの送信信号を示し、横軸方向に左から右に時間軸が流
れる。図2の図示例は、例えば、渋滞時の想定例を示
し、モニタ部6Aで監視し、質問器1の交信エリアZ1内に
移動体2A,2B,…2Oがあり、その台数A=15台とし、その
数が多い場合を例にとりこれを示す。このときの最適タ
イムスロット数Nとして、例えば、N=15を選択した場
合を一例として示す。即ち、質問器1から、交信エリア
Z1内の移動体2A,2B,…2Oに、割付情報として最適タイム
スロット数N=15を付加してID送信勧誘信号10を送信す
る。このID送信勧誘信号10を受信した応答器3A,3B,…3O
は、タイムスロット数N=15で、例えば、疑似ランダム符
号発生器により、ランダムにID送信信号4a,4b,…4oの返
信タイムスロット番号を選択し、このタイミングで応答
器3A,3B,…3OのIDコード3a,3b,…3oと車種情報をID送信
信号4a,4b,…4oで質問器1に送信する。
【0026】図示例では、応答器3BがIDコード3bをタイ
ムスロット#1でID送信信号4bとして返信する。同様に、
応答器3AがIDコード3aをタイムスロット#15 でID送信信
号4aとして返信し、応答器3OがIDコード3oをタイムスロ
ット#13 でID送信信号4oとして返信する。これらのID送
信信号4a,4b,4oが、他の応答器と同一タイムスロットを
選択することなく、即ち、IDコードの応答が衝突するこ
となく質問器1で受信できたとき、質問器1は、応答器
3A,3B,3OのIDコード3a,3b,3oを認識し、順次、当該応答
器3A,3B,3OのIDコード3a,3b,3oを有する情報メッセージ
2a,2b,2oを送信したのち、当該応答器3A,3B,3Oから応答
情報メッセージ5a,5b,5oを受信することにより、IDコー
ド指定交信を実行する。
【0027】このIDコード指定交信は、例えば、質問器
1から応答器のIDコードを指定し、利用料金情報などが
送信され、IDコードを指定された応答器はこれを処理、
記憶を行い、質問器1との交信を終了する。このとき、
タイムスロット数Nが多ければ交信に時間がかかること
になるが、渋滞時であるため、移動体も低速になり、ス
ループットが低下することはない。尚、図示されていな
い応答器3C〜3Nは、例えば、一部は前回までの交信サイ
クルで交信に成功し、または、一部はIDコードの応答が
衝突したものであり、リトライ交信は次の交信サイクル
で行われる。
【0028】次に、移動体の走行状況が通常時の状態に
変化し、モニタ部6Aより送信される通過移動体数が、A
=5 と変化した場合を図3に示す。このときの最適タイ
ムスロット数Nとして、例えば、N=5 を選択した場合
を一例として示す。即ち、質問器1から、交信エリアZ1
内の移動体2A…2Eに、割付情報として最適タイムスロッ
ト数N=5 を付加したID送信勧誘信号10を送信する。この
ID送信勧誘信号10を受信した応答器3A…3Eは、同時にタ
イムスロット数をN=5 とし、、ランダムにID送信信号4a
…4eの返信タイムスロット番号を選択し、このタイミン
グで応答器3A…3EのIDコード3a…3eと車種情報をID送信
信号4a…4eで質問器1に送信する。
【0029】図示例では、応答器3EがIDコード3eをタイ
ムスロット#1でID送信信号4eとして返信する。同様に、
応答器3AがIDコード3aをタイムスロット#3でID送信信号
4aとして返信する。これらのID送信信号4a,4e が、他の
応答器と同一タイムスロットを選択することなく、IDコ
ードの応答が衝突することなく質問器1で受信できたと
き、質問器1は、応答器3A,3E のIDコード3a,3e を認識
し、順次、当該応答器3A,3E のIDコード3a,3e を有する
情報メッセージ2a,2e を送信したのち、当該応答器3A,3
E から応答情報メッセージ5a,5eを受信することによ
り、IDコード指定交信を実行する。
【0030】このIDコード指定交信は、例えば、質問器
1から応答器のIDコードを指定し、利用料金情報などが
送信され、IDコードを指定された応答器はこれを処理、
記憶し、質問器1との交信を終了する。このとき、タイ
ムスロット数Nが多いときは、交信に時間がかかること
になるが、渋滞時であるため、移動体も低速になり、ス
ループットが低下することはない。尚、図示されていな
い応答器3C〜3Nは、例えば、一部は前回までの交信サイ
クルで交信に成功し、または、一部はIDコードの応答が
衝突したものであり、リトライ交信が次の交信サイクル
で行われる。
【0031】移動体の走行状況が通常時のように高速に
移動しても、最適タイムスロット数Nが少ないため、ス
ループットが低下せず、交信は可能である。以下、本発
明の動作を図4に図示される質問器側の処理フローチャ
ートを用いて説明する。図4のステップS1では、質問器
1の交信エリアZ1内にある移動体2A,2B,2C…の数Aを推
定するため、モニタ部6Aは、検出エリアZ2を通過する移
動体(2B,2C) 通過台数を検出する。制御部6Bは、この移
動体(2B,2C) 通過台数から質問器1の交信エリアZ1内に
ある移動体2A,2B,2C…の数Aを推定する。ステップS2
で、制御部6Bは、この交信エリアZ1内にある推定した移
動体2A,2B,2C…の数Aから、交信エリアZ1内の応答器3
A,3B,3C…からのID送信信号を受信するのに最適なタイ
ムスロット数Nを演算する。
【0032】ステップS3で、この演算された最適なタイ
ムスロット数Nを前回値と較べ、最適タイムスロット数
に変化があるときはステップS4に移行し、最適タイムス
ロット数Nの設定変更を行い、ステップS5に移行する。
また、ステップS3では、この演算された最適なタイムス
ロット数Nに変化がないときは、そのまま、ステップS5
に移行する。ステップS5では、制御部6Bで演算されたこ
の最適タイムスロット数Nを割付情報としてID送信勧誘
信号10に付加し、この割付情報を付加したID送信勧誘信
号10を質問器1から交信エリアZ1内の応答器3A,3B,3Cに
送信する。このID送信勧誘信号10を受信した応答器3A,3
B,3Cは、受信した最適タイムスロット数Nで、例えば、
疑似ランダム符号発生器により、ランダムにID送信信号
4a,4b,4cの返信タイムスロット番号を選択し、このタイ
ミングで応答器3A,3B,3CIDコード3a,3b,3cと車種情報を
ID送信信号4a,4b,4cで質問器1に送信する。
【0033】ステップS6では、質問器1は、応答器3A,3
B,3Cが最適タイムスロット数内でランダムに選択した返
信タイムスロット番号で送信してくるID送信信号4a,4b,
4cを受信し、IDコードの応答が衝突することなく受信で
きた応答器3A,3B,3CのIDコード3a,3b,3cを読出し、記憶
する。ステップS7では、当該応答器3A(3B,3C) とそれぞ
れIDコード3a(3b,3c) の指定交信を行い1サイクルの交
信を終了する。この後ステップS1に戻り、新たなサイク
ルを開始する。新たなサイクルでは、ステップS6で前回
IDコードの応答が衝突し、交信確立に失敗した応答器と
の再交信確立を図る。
【0034】
【発明の効果】以上述べたように本発明の構成によれ
ば、渋滞時のように応答器の数が多い場合は、タイムス
ロット数Nが増加し、IDコードの応答が衝突する確率を
低くすることができる。また、移動体が少なく高速に移
動する場合は、移動体の走行状況に合わせた最適なタイ
ムスロット数が選択できるため、システムのスループッ
トが向上し、効率的な交信が可能となる。また、移動体
の通過がない場合は、質問器からのID送信勧誘信号の送
信を中断することが可能であり、質問器側の省電力化を
図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による移動体識別装置の応答制御方法を
説明する説明図
【図2】一実施例の渋滞時の応答制御方法の交信タイミ
ングチャート
【図3】通常走行時の応答制御方法の交信タイミングチ
ャート
【図4】質問器側の処理フローチャート
【図5】従来技術による質問器と応答器の配置関係図
【図6】従来技術による応答制御方法の交信タイミング
チャート
【符号の説明】
1 質問器 10 ID送信勧誘信号 2A,2B,2C 移動体 3A,3B,3C,3E,3O 応答器 3a,3b,3c,3e,3o IDコード 4a,4b,4c,4e,4o ID送信信号 6A モニタ部 6B 制御部 A 交信エリア内の移動体数 N 最適タイムスロット数 Z1 質問器の交信エリア Z2 モニタ部の検出エリア

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】地上設備に設けられ無線で情報を送受信す
    る質問器と、移動体に配備され、IDコードを含む所定の
    情報を記憶するメモリ部を有し、前記質問器によって起
    動される応答器と、を備え、質問器と応答器との交信に
    より移動体を識別する移動体識別装置の応答制御方法に
    おいて、 質問器は、 交信エリア内の応答器との交信を確立するため応答器に
    対し応答を勧誘するID送信勧誘信号を送信する手段と、 一つの応答器からID送信信号を受信する時間帯を1タイ
    ムスロットとし,複数の応答器からのID送信信号を受信
    するタイムスロット数を設定する手段と、を備え、 応答器は、 応答器自身を区別するIDコードを記憶する手段と、 このIDコードを質問器に前記ID送信信号で通知する手段
    と、を備え、 質問器が交信エリア内の応答器と交信するとき、 質問器は、タイムスロット数を割付情報として前記ID送
    信勧誘信号に付加し、この割付情報を付加したID送信勧
    誘信号を交信エリア内の応答器に送信し、このID送信勧
    誘信号を送信した後、応答器からの前記ID送信信号を前
    記タイムスロットで受信し、 応答器は、前記ID送信勧誘信号を受信し、ID送信勧誘信
    号に付加された割付情報からタイムスロット数を検出
    し、このタイムスロット数内で前記ID送信信号の返信を
    行うタイムスロットをランダムに選択する、 ことを特徴とする移動体識別装置の応答制御方法。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の移動体識別装置の応答制
    御方法において、地上設備は、移動体の通過台数を検出
    するモニタ部と、このモニタ部が検出する移動体の通過
    台数に応じて、質問器が応答器からのID送信信号を受信
    する前記タイムスロット数を演算する制御部と、を備え
    る、ことを特徴とする移動体識別装置の応答制御方法。
  3. 【請求項3】請求項2に記載の移動体識別装置の応答制
    御方法において、タイムスロット数は、モニタ部が検出
    する移動体の通過台数から推定される交信エリア内の移
    動体台数より小さくならない値で演算する、ことを特徴
    とする移動体識別装置の応答制御方法。
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