JPH08222096A - 開閉器 - Google Patents
開閉器Info
- Publication number
- JPH08222096A JPH08222096A JP5200695A JP5200695A JPH08222096A JP H08222096 A JPH08222096 A JP H08222096A JP 5200695 A JP5200695 A JP 5200695A JP 5200695 A JP5200695 A JP 5200695A JP H08222096 A JPH08222096 A JP H08222096A
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- JP
- Japan
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- contact
- fixed contact
- puffer
- movable rod
- hole
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- Pending
Links
- 239000000872 buffer Substances 0.000 claims abstract description 38
- 238000000354 decomposition reaction Methods 0.000 description 12
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 230000008033 biological extinction Effects 0.000 description 1
- 230000005674 electromagnetic induction Effects 0.000 description 1
- 238000009413 insulation Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Circuit Breakers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 吸い込みパッファ形開閉器において、電流遮
断時にパッファシリンダ内に吸い込まれた分解生成物
を、閉路操作時に固定接触部の内部から外部に排出し
て、固定接触部内に滞留しないようする。 【構成】 パッファシリンダ1と、このパッファシリン
ダ1と同一線上に配置され、パッファシリンダ1に嵌合
されたパッファピストン2と、このパッファピストン2
に固着されるとともに、一方にはパッファシリンダ1お
よびパッファピストン2によって形成される空間11と
連通する第一の穴8を有し、且つ他方には空間11の外
部に連通する第二の穴9を有する中空の可動ロッド3
と、この可動ロッド3が接離する固定接触子5が取り付
けられるとともに、可動ロッド3の延長線上に固定接触
部41の外部に連通する排出口6を有する接触台71と
を備える。
断時にパッファシリンダ内に吸い込まれた分解生成物
を、閉路操作時に固定接触部の内部から外部に排出し
て、固定接触部内に滞留しないようする。 【構成】 パッファシリンダ1と、このパッファシリン
ダ1と同一線上に配置され、パッファシリンダ1に嵌合
されたパッファピストン2と、このパッファピストン2
に固着されるとともに、一方にはパッファシリンダ1お
よびパッファピストン2によって形成される空間11と
連通する第一の穴8を有し、且つ他方には空間11の外
部に連通する第二の穴9を有する中空の可動ロッド3
と、この可動ロッド3が接離する固定接触子5が取り付
けられるとともに、可動ロッド3の延長線上に固定接触
部41の外部に連通する排出口6を有する接触台71と
を備える。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、送、変電所などの電力
用回路に使用される開閉器に関する。
用回路に使用される開閉器に関する。
【0002】
【従来の技術】送、変電所などの電力回路に使用される
開閉器としては、SF6などの高絶縁、高消弧能力を有
する絶縁媒体を使用した開閉器が広く使用されている。
これらの開閉器で、短絡電流のような大電流を遮断する
場合には、パッファシリンダ内の絶縁媒体を圧縮し、圧
縮された絶縁媒体を発生するアークに吹き付けてアーク
を冷却し、消弧するパッファ方式が用いられる。しか
し、この場合には、パッファシリンダ内部の圧力が1気
圧以上になるため操作力が増大し、操作装置が大形化す
る欠点があった。そこで、ループ電流や電磁誘導電流の
ような小電流を遮断する場合には、吸い込みパッファ方
式が用いられる。
開閉器としては、SF6などの高絶縁、高消弧能力を有
する絶縁媒体を使用した開閉器が広く使用されている。
これらの開閉器で、短絡電流のような大電流を遮断する
場合には、パッファシリンダ内の絶縁媒体を圧縮し、圧
縮された絶縁媒体を発生するアークに吹き付けてアーク
を冷却し、消弧するパッファ方式が用いられる。しか
し、この場合には、パッファシリンダ内部の圧力が1気
圧以上になるため操作力が増大し、操作装置が大形化す
る欠点があった。そこで、ループ電流や電磁誘導電流の
ような小電流を遮断する場合には、吸い込みパッファ方
式が用いられる。
【0003】図3および図4は吸い込みパッファ形開閉
器の一例を示す図である。固定接触部4は固定接触子5
および固定接触子5が取り付けられた接触台7などから
構成される。一方、可動接触部10はパッファシリンダ
1、パッファピストン2およびパッファピストン2に固
着された可動ロッド3などから構成される。中空の可動
ロッド3には、パッファシリンダ1とパッファピストン
2によって形成される空間11に連通する第一の穴8
と、固定接触部10側に連通する第二の穴9とが形成さ
れる。
器の一例を示す図である。固定接触部4は固定接触子5
および固定接触子5が取り付けられた接触台7などから
構成される。一方、可動接触部10はパッファシリンダ
1、パッファピストン2およびパッファピストン2に固
着された可動ロッド3などから構成される。中空の可動
ロッド3には、パッファシリンダ1とパッファピストン
2によって形成される空間11に連通する第一の穴8
と、固定接触部10側に連通する第二の穴9とが形成さ
れる。
【0004】パッファピストン2はパッファシリンダ1
に嵌合されており、図3に示す閉路状態からパッファピ
ストン2が左側に移動して開路操作が行われると、可動
ロッド3が固定接触子5から開離するとともに、空間1
1の圧力がパッファシリンダ1の外部より低くなる。
に嵌合されており、図3に示す閉路状態からパッファピ
ストン2が左側に移動して開路操作が行われると、可動
ロッド3が固定接触子5から開離するとともに、空間1
1の圧力がパッファシリンダ1の外部より低くなる。
【0005】この結果、空間11と外部間に発生した圧
力差によって、絶縁媒体が可動ロッド3の第二の穴9、
可動ロッド3の中空部および第一の穴8を通って空間1
1に吸い込まれ、このガス流によって可動ロッド3と固
定接触子5間に発生したアークを冷却し、消弧する。こ
の場合パッファシリンダ1内の空間11と外部の圧力差
は1気圧以上にはならないので、さほど操作装置を大形
化することなく電流遮断を行うことができるため広く用
いられている。
力差によって、絶縁媒体が可動ロッド3の第二の穴9、
可動ロッド3の中空部および第一の穴8を通って空間1
1に吸い込まれ、このガス流によって可動ロッド3と固
定接触子5間に発生したアークを冷却し、消弧する。こ
の場合パッファシリンダ1内の空間11と外部の圧力差
は1気圧以上にはならないので、さほど操作装置を大形
化することなく電流遮断を行うことができるため広く用
いられている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の開閉器で
は、電流遮断時のアークによって発生する分解生成物は
パッファシリンダ1内の空間11に吸い込まれる。この
分解生成物はその後の閉路操作によって、図4に示すよ
うに、パッファシリンダ1の空間11から第一の穴8、
可動ロッド3の中空部および第二の穴9を通って、固定
接触部4内に吹き付けられて滞留する。この結果、分解
生成物が固定接触子5に付着し、接触抵抗を増大させる
要因となる欠点がある。そこで本発明は閉路操作時にパ
ッファシリンダ内部から吹き出された分解生成物を固定
接触部の内部から外部に排出し、分解生成物が固定接触
部内に滞留しないようにすることを目的とする。
は、電流遮断時のアークによって発生する分解生成物は
パッファシリンダ1内の空間11に吸い込まれる。この
分解生成物はその後の閉路操作によって、図4に示すよ
うに、パッファシリンダ1の空間11から第一の穴8、
可動ロッド3の中空部および第二の穴9を通って、固定
接触部4内に吹き付けられて滞留する。この結果、分解
生成物が固定接触子5に付着し、接触抵抗を増大させる
要因となる欠点がある。そこで本発明は閉路操作時にパ
ッファシリンダ内部から吹き出された分解生成物を固定
接触部の内部から外部に排出し、分解生成物が固定接触
部内に滞留しないようにすることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の開閉器は、パッ
ファシリンダと、このパッファシリンダと同一線上に配
置され、パッファシリンダに嵌合されたパッファピスト
ンと、このパッファピストンに固着されるとともに、一
方には前記パッファシリンダおよび前記パッファピスト
ンによって形成される空間と連通する第一の穴を有し、
且つ他方には前記空間の外部に連通する第二の穴を有す
る中空の可動ロッドと、この可動ロッドが接離する固定
接触子が取り付けられるとともに、可動ロッドの延長線
上に固定接触部の外部に連通する排出口を有する接触台
とを備える。
ファシリンダと、このパッファシリンダと同一線上に配
置され、パッファシリンダに嵌合されたパッファピスト
ンと、このパッファピストンに固着されるとともに、一
方には前記パッファシリンダおよび前記パッファピスト
ンによって形成される空間と連通する第一の穴を有し、
且つ他方には前記空間の外部に連通する第二の穴を有す
る中空の可動ロッドと、この可動ロッドが接離する固定
接触子が取り付けられるとともに、可動ロッドの延長線
上に固定接触部の外部に連通する排出口を有する接触台
とを備える。
【0008】
【作用】上記発明の開閉器では、電流遮断時のアークに
よって発生した分解生成物は一旦パッファシリンダ内に
吸い込まれれた後、閉路操作によって固定接触部内に吹
き付けられるが、固定接触部内に設けられた排出口から
直ちに固定接触部外に排出される。従って、分解生成物
が固定接触部内に滞留することがなく、固定接触子に付
着することもないので、分解生成物による接触抵抗の増
大を最小限にすることができる。
よって発生した分解生成物は一旦パッファシリンダ内に
吸い込まれれた後、閉路操作によって固定接触部内に吹
き付けられるが、固定接触部内に設けられた排出口から
直ちに固定接触部外に排出される。従って、分解生成物
が固定接触部内に滞留することがなく、固定接触子に付
着することもないので、分解生成物による接触抵抗の増
大を最小限にすることができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1および図2に基
づいて詳細に説明する。固定接触部41は、固定接触子
5および固定接触子5が取り付けられた接触台71から
構成される。接触台71には、可動ロッド3の延長線上
に固定接触部41の外部に連通する排出口6が設けられ
る。なお、可動接触部10は上記従来の開閉器と全く同
様に構成される。
づいて詳細に説明する。固定接触部41は、固定接触子
5および固定接触子5が取り付けられた接触台71から
構成される。接触台71には、可動ロッド3の延長線上
に固定接触部41の外部に連通する排出口6が設けられ
る。なお、可動接触部10は上記従来の開閉器と全く同
様に構成される。
【0010】上記本発明の開閉器においては、閉路操作
時、パッファピストン2が右側に移動すると、空間11
の圧力が上昇し、開路操作時に吸い込まれた分解生成物
が、図2に示すように、第一の穴8および可動ロッド3
の中空部を通って、第二の穴9から固定接触部41の内
部に吹き付けられる。しかし、この分解生成物は接触台
71に設けられた排出口6から固定接触部41の外部に
排出されるため、固定接触部41の内部には滞留せず、
固定接触子5に付着することがない。
時、パッファピストン2が右側に移動すると、空間11
の圧力が上昇し、開路操作時に吸い込まれた分解生成物
が、図2に示すように、第一の穴8および可動ロッド3
の中空部を通って、第二の穴9から固定接触部41の内
部に吹き付けられる。しかし、この分解生成物は接触台
71に設けられた排出口6から固定接触部41の外部に
排出されるため、固定接触部41の内部には滞留せず、
固定接触子5に付着することがない。
【0011】
【発明の効果】本発明によれば、開閉器の固定接触部に
は分解生成物が滞留せず、この分解生成物が固定接触子
に付着することがないため、固定接触子は長期に亘って
安定した接触を構成することができる。
は分解生成物が滞留せず、この分解生成物が固定接触子
に付着することがないため、固定接触子は長期に亘って
安定した接触を構成することができる。
【図1】本発明の開閉器の一実施例の閉路状態における
断面図である。
断面図である。
【図2】その閉路途中を示す断面図である。
【図3】従来の開閉器の閉路状態における断面図であ
る。
る。
【図4】その閉路途中を示す断面図である。
1 パッファシリンダ 2 パッファピストン 3 可動ロッド 41 固定接触部 5 固定接触子 6 排出口 71 接触台 8 第一の穴 9 第二の穴 10 可動接触部
Claims (1)
- 【請求項1】パッファシリンダと、 このパッファシリンダと同一線上に配置され、パッファ
シリンダに嵌合されたパッファピストンと、 このパッファピストンに固着されるとともに、一方には
前記パッファシリンダおよび前記パッファピストンによ
って形成される空間と連通する第一の穴を有し、且つ他
方には前記空間の外部に連通する第二の穴を有する中空
の可動ロッドと、 この可動ロッドが接離する固定接触子が取り付けられる
とともに、可動ロッドの延長線上に固定接触部の外部に
連通する排出口を有する接触台と、 を備えたことを特徴とする開閉器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5200695A JPH08222096A (ja) | 1995-02-17 | 1995-02-17 | 開閉器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5200695A JPH08222096A (ja) | 1995-02-17 | 1995-02-17 | 開閉器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08222096A true JPH08222096A (ja) | 1996-08-30 |
Family
ID=12902746
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5200695A Pending JPH08222096A (ja) | 1995-02-17 | 1995-02-17 | 開閉器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08222096A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11451018B2 (en) | 2018-10-30 | 2022-09-20 | Ls Electric Co., Ltd. | High speed earthing switch of gas insulated switchgear |
-
1995
- 1995-02-17 JP JP5200695A patent/JPH08222096A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11451018B2 (en) | 2018-10-30 | 2022-09-20 | Ls Electric Co., Ltd. | High speed earthing switch of gas insulated switchgear |
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