JPH08221873A - 音声再生装置 - Google Patents

音声再生装置

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JPH08221873A
JPH08221873A JP2284295A JP2284295A JPH08221873A JP H08221873 A JPH08221873 A JP H08221873A JP 2284295 A JP2284295 A JP 2284295A JP 2284295 A JP2284295 A JP 2284295A JP H08221873 A JPH08221873 A JP H08221873A
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JP
Japan
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output
audio
circuit
reset signal
power
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JP2284295A
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Inventor
Takashi Kudo
隆至 工藤
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電源投入時のノイズ音声の発生を防止できる
ようにする。 【構成】 NPNトランジスタ40と41のそれぞれの
ベースに、電源投入時に制御回路21によって出力され
る“H”レベルのリセット信号が入力され、ベースとエ
ミッタ間の電圧が所定電圧以上になってコレクタとエミ
ッタ間が短絡状態になり、グランドと同電位になる。そ
のため、アンプ37,38からノイズ信号が出力されて
も、そのノイズ信号がグランドに落ちて右チャネル出力
端子Trと左チャネル出力端子Tlへは入力されない。
所定時間経過後は、リセット信号が“L”レベルにな
り、そのベースとエミッタ間の電圧が所定値以下になる
と、そのコレクタとエミッタ間が開放状態になり、アン
プ37,38からの信号が左右チャネル出力端子Tr,
Tlへ出力されるようになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、コンパクトディスク
(CD)ドライブ,CD−ROMドライブ,CD−Rド
ライブ等の音声再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、CD等の光ディスク上に記録され
た音声情報を光によるスポットで読み取り、その読み取
った音声情報を再生し、その再生された音声を出力する
音声再生装置(例えば、特開平4−114365号公報
参照)があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
音声再生装置では電源投入時に発生するノイズによって
ノイズ音声が発生し易いという問題があった。この発明
は上記の点に鑑みてなされたものであり、電源投入時の
ノイズ音声の発生を防止できるようにすることを目的と
する。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は上記の目的を
達成するため、光ディスク上に記録された音声情報を光
によるスポットで読み取る音声情報読取手段と、その手
段によって読み取った音声情報を再生する手段と、その
手段によって再生された音声を出力する音声出力手段を
備えた音声再生装置において、電源投入時に所定時間リ
セット信号を出力するリセット信号出力手段と、その手
段によって出力されたリセット信号に基づいて上記音声
出力手段による音声出力を上記所定時間だけ停止させる
音声出力制御手段を設けたものである。
【0005】また、上記音声出力手段を音声信号を出力
するアンプにして、上記音声出力制御手段を上記リセッ
ト信号が出力されている時間だけ上記アンプの出力をグ
ランドレベルの電位に落とすことにより上記音声出力を
停止させる手段にするとよい。
【0006】あるいは、上記音声出力手段が音声信号を
出力するアンプであり、上記音声出力制御手段が上記リ
セット信号が出力されなくなった後に上記アンプに電源
を供給させる手段を有するようにしてもよい。
【0007】さらに、上記電源投入後に最初に上記リセ
ット信号出力手段に電源を供給し、その後他のブロック
に電源を供給する手段を設けるとなおよい。あるいは、
上記リセット信号出力手段が出力するリセット信号の立
ち下がりエッジを検出するエッジ検出手段と、その手段
によって立ち下がりエッジが検出されたときに上記音声
出力制御手段に与えるリセット信号をハイレベルからロ
ーレベルへ切り換える手段を設けるとよい。
【0008】
【作用】この発明による音声再生装置は、電源投入時に
所定時間リセット信号を出力して、そのリセット信号に
基づいて音声出力手段による音声出力を所定時間だけ停
止させるので、電源投入時のノイズ音声の発生を防止す
ることができる。
【0009】また、音声出力手段が音声信号を出力する
アンプであり、リセット信号が出力されている時間だけ
そのアンプの出力をグランドレベルの電位に落とすこと
により音声出力手段による音声出力を停止させるように
すれば、電源投入時のノイズ音声の発生をより簡単な構
成によって防止することができる。
【0010】あるいは、リセット信号が出力されなくな
った後にそのアンプに電源を供給させるようにすれば、
電源投入時のノイズ音声の発生を防止することができ、
アンプによる音声出力時にはその出力インピーダンスを
小さくしてより良好な音声を出力することができる。
【0011】さらに、電源投入後に最初にリセット信号
出力手段に電源を供給し、その後他のブロックに電源を
供給するようにすれば、電源投入時のリセット信号の出
力よりも先にノイズを発生させないようにして、電源投
入時のノイズ音声の発生を防止することができる。
【0012】あるいは、リセット信号出力手段が出力す
るリセット信号の立ち下がりエッジを検出し、それが検
出されたときにリセット信号をハイレベルからローレベ
ルへ切り換えるようにすれば、電源投入時のリセット信
号の出力よりも先にノイズが発生しても、そのノイズに
よるノイズ音声の発生を防止することができる。
【0013】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて具
体的に説明する。図1は、この発明の一実施例である音
声再生装置の構成を示すブロック図である。この音声再
生装置は、ディスクモータ2によって光ディスク1を図
中矢示方向に回転駆動させる。
【0014】光ピックアップ3は、図示を省略したレー
ザダイオード,光学系,フォーカスアクチュエータ,ト
ラッキングアクチュエータ,及び4分割フォトダイオー
ド等からなり、レーザ光Lを回転させた光ディスク1に
照射してその反射光を受光し、その受光信号PSとトラ
ッキングエラー信号TSとを出力する。
【0015】フォーカスエラー検出回路5は、4分割フ
ォトダイオードの対角方向の受光量の差を出力する差動
アンプ等からなり、プリアンプ4を介して光ピックアッ
プ3から出力された受光信号PSを入力して、それに基
づいてフォーカスエラー信号FSを出力する。
【0016】そのフォーカスエラー信号FSは、サーボ
系を安定化させるための位相補正回路6とドライブアン
プ7を介して光ピックアップ3の図示を省略したフォー
カスアクチュエータへ入力される。そして、フォーカス
アクチュエータはその信号に基づいて光ディスク1に対
する光ピックアップ3のフォーカシングを行なう。
【0017】また、光ピックアップ3によって出力され
たトラッキングエラー信号TSは、プリアンプ8と位相
補正回路9とドライブアンプ10を介して再び光ピック
アップ3のトラッキングアクチュエータへ入力される。
そして、トラッキングアクチュエータはその信号に基づ
いて光ディスク1に対する光ピックアップ3のトラッキ
ングを行なう。
【0018】さらに、光ピックアップ3によって出力さ
れたトラッキングエラー信号TSは、ドライブアンプ1
0からさらに位相補正回路11とドライブアンプ12を
介してフィードモータ13へも入力される。そして、フ
ィードモータ13はその信号に基づいて光ピックアップ
3を光ディスク1の径方向に移動させるフィードを行な
う。
【0019】一方、光ピックアップ3から出力された受
光信号PSは、プリアンプ4からディスク再生信号RF
としてRFアンプ14を介して波形整形回路15へ入力
される。その波形整形回路15はディスク再生信号RF
を波形整形してクロック再生回路16へ出力する。その
クロック再生回路16はVCO17と共に位相固定ルー
プ(PLL)を構成し、ディスク再生信号RFに基づい
てクロック信号を再生して出力する。
【0020】クロック再生回路16によって再生して出
力されたクロック信号はCLVサーボ回路18に入力さ
れる。そのCLVサーボ回路18は、ドライブアンプ1
9を介してディスクモータ2の回転数を制御し、光ディ
スク1の回転線速度を一定にする。
【0021】サーボシーケンスコントローラ20は、制
御回路21から出力される制御情報に基づいてドライブ
アンプ7,10,12,及びCLVサーボ回路18を制
御してフォーカスサーチ,トラックサーチ,及びフィー
ド等に関わる各サーボ系を制御する。
【0022】クロック再生回路16はディスク再生信号
RFをEFM復調回路22に出力し、そのEFM復調回
路22は例えば14ビットのデータを8ビットの再生デ
ータに復調して同期分離回路23及びサブコード復調回
路24へ出力する。同期分離回路23はその復調された
再生データから同期信号を検出し、サブコード復調回路
24はその復調された再生データからサブコードを復調
する。
【0023】EFM復調回路22によって復調された再
生データはRAM25へも出力されて一時的に格納さ
れ、そのRAM25に格納された再生データは誤り訂正
回路26によって誤りを訂正された後、タイミングコン
トロール回路27によって基準発振源28に基づく正確
な周期で読み出されて、データ補間・ミューティング回
路29に出力される。
【0024】データ補間・ミューティング回路29は、
その再生データに対してデータ補間処理を施すと共に、
ミューティング指定時には所定のミューティング処理を
行なって出力する。そのデータ補間・ミューティング回
路29から出力された再生データは、デジタルボリウム
30で音量調整され、デジタルイコライザ31で再生特
性を調整された後にD/A変換器(D/A)32によっ
てアナログ信号に変換される。
【0025】D/A変換器32から出力されたアナログ
信号は、サンプル/ホールド回路(S/H)33,34
によって左右の各チャネルへの信号に振り分けられ、ロ
ーパスフィルタ(LPF)35,36及びアンプ37,
38を介して音声として出力される。
【0026】さらに、この音声再生装置は、アンプ37
と右チャネル出力端子Trとの間にはNPNトランジス
タ40のコレクタを接続し、そのエミッタをグランドに
接地し、そのベースをベース電流保護用の抵抗R1を介
して制御回路21と接続している。また、アンプ38と
左チャネル出力端子Tlとの間にはNPNトランジスタ
41のコレクタを接続し、そのエミッタをグランドに接
地し、そのベースをベース電流保護用の抵抗R2を介し
て制御回路21と接続している。
【0027】そして、電源投入時に制御回路21から所
定時間リセット信号が出力されると、そのリセット信号
に基づいてNPNトランジスタ40,41がアンプ3
7,38からの出力をグランドレベルの電位に落とすこ
とにより、アンプ37,38による音声出力を所定時間
だけ停止させる。すなわち、上記制御回路21がリセッ
ト信号出力手段に、上記アンプ37,38が音声出力手
段に、上記NPNトランジスタ40,41が音声出力制
御手段に相当する機能をそれぞれ果たす。
【0028】次に、この実施例の音声再生装置の電源投
入時の処理について説明する。図2は図1に示した音声
再生装置の電源投入時のタイミングチャートを示す図で
ある。電源投入時のタイミングT1に、制御回路21は
“H”レベルのリセット信号を発生し、ベース保護用の
抵抗R1とR2を介してそれぞれNPNトランジスタ4
0と41とにベース電圧として印加する。
【0029】NPNトランジスタ40と41は、それぞ
れベース電圧が印加されてON状態になると、ベースと
エミッタ間の電圧が所定電圧(通常は0.7V程度)以
上になってコレクタとエミッタ間が短絡状態になり、グ
ランドと同電位になる。そのとき、アンプ37,38か
らノイズ信号が出力されても、そのノイズ信号がグラン
ドに落ちて右チャネル出力端子Trと左チャネル出力端
子Tlへは入力されない。
【0030】そして、電源投入時から所定時間が経過し
た後のタイミングT2で、制御回路21がリセット信号
を“L”レベルに落とすと、NPNトランジスタ40と
41のそれぞれのベース電圧が0V程度印加されてOF
F状態になる。このときのベース電圧は、リセット信号
がTTLレベルとCMOSレベルの信号によって多少異
なるが略0〜0.7Vである。
【0031】NPNトランジスタ40と41は、それぞ
れベースとエミッタ間の電圧が所定値以下になるとコレ
クタとエミッタ間が開放状態になってアンプ37,38
の出力はグランドと開放状態になり、その出力が右チャ
ネル出力端子Trと左チャネル出力端子Tlへ出力され
る。
【0032】この実施例の音声再生装置は、電源投入時
にアンプから出力される音声信号を左右チャネル端子へ
入力させないので、電源投入時の所定時間に発生するノ
イズによるノイズ音声の出力を防止することができる。
また、比較的簡単な構成の回路を設けることによって、
低コストで電源投入時のノイズ音声の発生を防止するこ
とができる。
【0033】なお、上述の実施例では制御回路21にリ
セット信号発生手段の機能を持たせた場合について説明
したが、別にリセット信号発生手段の機能を果たす回路
を設けるようにしてもよい。また、音声出力制御手段と
してNPNトランジスタを用いた場合について説明した
が、アナログスイッチ,電界効果トランジスタ(FE
T),又はデジタルトランジスタ等を用いるようにして
もよい。
【0034】さらに、上述した音声再生装置にアンプ3
7,38への電源供給を制御する電源供給回路を設ける
と良い。図3はその電源供給回路の構成例を示す回路図
である。この電源供給回路50は、アンプ37,38の
電源Vccの供給ラインL1にPNPトランジスタ51
を、そのエミッタを電源Vcc側に、そのコレクタをア
ンプ37,38側にそれぞれ接続して介挿し、そのコレ
クタを抵抗R3を介してもう1つのPNPトランジスタ
52のコレクタと接続されている。
【0035】PNPトランジスタ52は、そのベースを
抵抗R4を介して制御回路21と接続し、そのエミッタ
に5Vのバイアス電源を接続し、そのコレクタを抵抗R
5を介してグランドに接地している。そして、電源投入
時に制御回路21によってリセット信号を発生し、その
リセット信号に基づいてアンプ37,38への電源供給
を開始することにより、電源投入時のノイズ音声を除去
する。すなわち、上記電源供給回路50がリセット信号
が出力されなくなった後にアンプ37,38に電源を供
給させる手段の機能を果たす。
【0036】次に、上記音声再生装置に電源供給回路5
0を設けた場合の電源投入時の処理について説明する。
図4はその電源投入時の処理を示すフローチャートであ
る。この処理は、ステップ(図中「S」で示す)1で音
声再生装置の電源を投入すると、ステップ2へ進んでア
ンプ37,38以外のブロックに電源を供給し、ステッ
プ3へ進んで制御回路21がリセット信号を発生したか
否かを判断して、発生しなければステップ2へ戻るが、
発生したらステップ4へ進んでアンプ37,38に電源
を供給させて、この処理を終了する。
【0037】さらに、この処理について説明する。電源
投入時に制御回路21は“H”レベルのリセット信号を
発生し、電源供給回路50の抵抗R4を介してPNPト
ランジスタ52に5V程度のベース電圧を印加する。
【0038】PNPトランジスタ52はベース電圧が印
加されるとエミッタとベース間の電位差が所定値(0.
7V程度)以下になってコレクタとエミッタ間が開放状
態になる。すると、PNPトランジスタ51のベースに
電圧が印加されなくなり、PNPトランジスタ51のエ
ミッタに接続された電源Vccがコレクタを介してアン
プ37,38へ給電されなくなる。
【0039】そして、電源から投入されてから所定時間
が経過した後、制御回路21がリセット信号を“L”レ
ベルに落とすと、抵抗R4を介してPNPトランジスタ
52のベースに0V程度の電圧が印加されてPNPトラ
ンジスタ52のエミッタとベース間の電圧が所定値
(0.7V程度)以上になってエミッタとベース間が短
絡状態になり、抵抗R3を介してPNPトランジスタ5
1のベース電圧が印加されるようになり、PNPトラン
ジスタ51のエミッタとコレクタ間が短絡状態になって
電源Vccの電源をコレクタを介してアンプ37,38
へ供給する。
【0040】このようにすれば、電源が投入されてから
所定時間経過後にアンプ37,38への給電を開始する
ので、電源投入時にノイズが発生しても、そのノイズに
よるノイズ音声の出力を防止することができる。また、
左右のチャネル出力の出力インピーダンスを小さくする
ことができるので、より良好な音声を出力することがで
きる。
【0041】ところで、上述の音声再生装置において、
電源投入時に制御回路21以外のブロックに先に電源が
供給され、制御回路21からのリセット信号の発生前に
ノイズが発生した場合、そのノイズによるノイズ音声が
発生する恐れが有る。
【0042】図5はその説明に供するタイミングチャー
トである。電源投入時のタイミングT0で制御回路21
以外のブロックに先に電源を供給し、その後のタイミン
グT1で制御回路21に電源を供給した場合、タイミン
グT1〜T2間ではNPNトランジスタ40,41が未
だOFF状態なので、そのコレクタとエミッタ間はグラ
ンドと開放状態にある。ここでノイズが発生するとアン
プ37,38からノイズ信号が出力され、それが左右チ
ャネル端子へ入力されてノイズ音声として出力されてし
まう。
【0043】そこで、電源投入時に制御回路21に最初
に電源を供給してリセット信号を発生させ、その後に他
のブロックへの電源を供給するようにするとよい。図6
は電源投入時に制御回路から先に電源を投入するときの
処理を示すフローチャートである。この処理では、ステ
ップ(図中「S」で示す)11で音声再生装置の電源を
投入すると、ステップ12へ進んでリセット信号を発生
する制御回路21に電源を供給し、それ以外のブロック
への電源供給はしない。
【0044】その後、ステップ13へ進んで制御回路2
1に電源が供給されたか否かを判断して、電源が供給さ
れていなければステップ12へ戻って再度制御回路21
への電源供給を行なわせるが、電源が供給されたらここ
で制御回路21は直ちにリセット信号を発生させ、ステ
ップ14へ進んで制御回路21以外のブロックへの電源
を供給させて、この処理を終了する。
【0045】すなわち、電源が投入されたら制御回路2
1によって“H”レベルのリセット信号から始まるよう
にして、電源投入時にリセット信号を出力するよりも先
にノイズが発生しないようにして、電源投入時のノイズ
音声の発生を防止することができる。
【0046】次に、上述の音声再生装置において制御回
路21に電源を供給する前にその他のブロックに電源を
供給しても、制御回路21からのリセット信号が出力さ
れるまでアンプ37,38の出力を左右チャネル端子へ
入力させないようにすれば、ノイズ音声を発生させない
ようにすることができる。そのために、リセット信号が
立ち下がったときにアンプへの電源供給を開始する回路
を設ける。この場合の例について説明する。
【0047】図7は、リセット信号が立ち下がったとき
にアンプへの電源供給を開始させるための回路の構成を
示す図である。この回路は、図3に示したアンプ37,
38への電源供給を制御する電源供給回路50と制御回
路21とのリセット信号供給ラインに新たな回路を設け
ている。
【0048】すなわち、そのリセット信号供給ライン
に、制御回路21によるリセット信号の立ち下がりエッ
ジを検出する立ち下がりエッジ検出回路(以下単に「エ
ッジ検出回路」と称する)60と、そのエッジ検出回路
60によって出力されるリセット信号のレベルを切り換
える切換回路70とを介挿したものである。
【0049】エッジ検出回路60は、Dフリップフロッ
プ回路61,62と、NOT回路63と、AND回路6
4とからなる。Dフリップフロップ回路61のD入力端
子は制御回路21と接続され、そのQ出力端子はDフリ
ップフロップ回路62のD入力端子とNOT回路63の
入力端子とにそれぞれ接続されている。また、Dフリッ
プフロップ回路62のQ出力端子とNOT回路63の出
力端子とがそれぞれAND回路64の入力端子と接続さ
れている。
【0050】切換回路70はJKフリップフロップ回路
71とNOT回路72とからなり、JKフリップフロッ
プ回路71のJ入力端子とエッジ検出回路60のAND
回路64の出力端子とが接続され、K入力端子には5V
の電源が接続されている。また、Q出力端子はNOT回
路72の入力端子と接続され、その出力端子は電源供給
回路50の抵抗R4を介してPNPトランジスタ52の
ベースと接続されている。
【0051】すなわち、上記エッジ検出回路60が制御
回路21が出力するリセット信号の立ち下がりエッジを
検出するエッジ検出手段に、切換回路70がその立ち下
がりエッジが検出されたときに電源供給回路50に与え
るリセット信号をハイレベルからローレベルへ切り換え
る手段に相当する機能を果たす。
【0052】次に、この回路の動作について説明する。
図8はその各回路における入出力信号のタイミングチャ
ートである。まず、電源が投入されてから制御回路21
に電源が供給されて“H”レベルのリセット信号を出力
するタイミングT1までの間は、Dフリップフロップ回
路61のD入力端子への入力信号Taは“L”レベルで
入力され、Q出力端子からの出力信号Tcは“L”レベ
ルで出力される。
【0053】また、Dフリップフロップ回路62のD入
力端子への入力信号が“L”レベルの間は、クロック入
力端子へのクロック信号が立ち上がっても、Q出力端子
からの出力信号Tdは“L”レベルで出力される。一
方、NOT回路63の入力端子への入力信号が“L”レ
ベルの間は、それが反転されて出力端子からの出力信号
Teは“H”レベルで出力される。
【0054】そして、AND回路64によってDフリッ
プフロップ回路62とNOT回路63からの入力信号の
ANDをとって出力端子からの出力信号Tfは“L”レ
ベルで出力される。
【0055】さらに、JKフリップフロップ回路71の
J入力端子へは“L”レベルの入力信号が入力され、そ
のK入力端子には5Vの電源による“H”レベルの入力
信号が入力されているので、クロック入力端子へのクロ
ック信号が立ち上がっても、Q出力端子からの出力信号
Tgは“L”レベルで出力され、それを入力したNOT
回路72は反転して出力端子から“H”レベルの出力信
号を出力する。
【0056】そして、電源供給回路50はその“H”レ
ベルの出力信号を入力している間は、図3に基づいて説
明したように電源Vccによるアンプ37,38への給
電を行なわない。
【0057】タイミングT1で“H”レベルのリセット
信号が出力されると、Dフリップフロップ回路61のD
入力端子への入力信号Taが“H”レベルで入力され、
リセット信号の出力開始から最初にクロック信号が立ち
上がったときのタイミングT2でQ出力端子からの出力
信号Tcは“H”レベルになる。
【0058】Dフリップフロップ回路62のD入力端子
への入力信号が“H”レベルになり、クロック入力端子
へのクロック信号が立ち上がっても、そのQ出力端子か
らの出力信号Tdからは“L”レベルの出力のままであ
る。一方、NOT回路63の入力端子への入力信号が
“H”レベルになると、それが反転されて出力端子から
の出力信号Teは“L”レベルで出力される。しかし、
AND回路64の出力端子からの出力信号Tfは“L”
レベルの出力のままである。
【0059】したがって、切換回路70への入力信号は
“L”レベルのまま変わらず、その出力信号Thは
“H”レベルであり、電源供給回路50は電源Vccに
よるアンプ37,38への給電を行なわない状態のまま
である。
【0060】また、Dフリップフロップ回路62のD入
力端子へ“H”レベルの入力信号が入力され、その入力
から最初にクロック信号が立ち上がったときのタイミン
グT3で、そのQ出力端子からの出力信号Tdが“H”
レベルになるが、NOT回路63の出力端子からの出力
信号Teは“L”レベルである。
【0061】したがって、AND回路64の出力端子か
らの出力信号Tfは“L”レベルの出力のままであり、
切換回路70の出力信号Thは“H”レベルのままであ
り、電源供給回路50は電源Vccによるアンプ37,
38への給電を行なわない状態のままである。
【0062】次に、タイミングT4でクロック信号の立
ち上がりによって制御回路21によるリセット信号が
“L”レベルに立ち下がると、その次にクロック信号が
立ち上がるタイミングT5までの間は、出力信号Tc〜
Thのレベルは変わらないので、アンプ37,38への
給電は行なわれない状態のままである。
【0063】また、タイミングT5からT6までの間で
は、Dフリップフロップ回路61のQ出力端子からの出
力信号がクロック信号の立ち上がりによって“L”レベ
ルになるので、Dフリップフロップ回路62のD入力端
子に入力される入力信号が“L”レベルになるが、クロ
ック信号が立ち上がるまでの間はそのQ出力端子からの
出力信号Tdは“H”レベルのままである。
【0064】一方、NOT回路63の入力端子への入力
信号が“L”レベルになると、それが反転されて出力端
子からの出力信号Teは“H”レベルで出力され、AN
D回路64の出力端子からの出力信号Tfは“H”レベ
ルの出力になるが、JKフリップフロップ回路71のJ
入力端子とK入力端子への入力信号が共に“H”レベル
になる。
【0065】したがって、JKフリップフロップ回路7
1のQ出力端子からの出力信号Tgは“L”レベルに反
転されて出力されることになるが、NOT回路72から
の出力信号Thは“H”レベルのままであり、アンプ3
7,38への給電は行なわれない状態のままである。
【0066】そして、タイミングT6で、Dフリップフ
ロップ回路62のクロック信号が立ち上がると、そのD
入力端子への入力信号が“L”レベルなので、そのQ出
力端子からの出力信号が“L”レベルで出力され、NO
T回路63からの出力信号Teは“H”レベルであり、
AND回路64の出力信号Tfは“L”レベルで出力さ
れる。
【0067】切換回路70のJKフリップフロップ回路
71のJ入力端子には“L”レベルの入力信号が入力さ
れ、K入力端子には“H”レベルの入力信号が入力され
るので、クロック信号の立ち上がりによってQ出力端子
からは“H”レベルの出力信号が出力され、それがNO
T回路72によって反転されて“L”レベルの出力信号
Thが電源供給回路50へ入力される。
【0068】すると、電源供給回路50では抵抗R4を
介してPNPトランジスタ52のベースに0V程度の電
圧が印加されて、PNPトランジスタ52のエミッタと
ベース間の電圧が所定値以上になってエミッタとベース
間が短絡状態になり、抵抗R3を介してPNPトランジ
スタ51のベース電圧が印加されるようになり、PNP
トランジスタ51のエミッタとコレクタ間が短絡状態に
なって電源Vccの電源をコレクタを介してアンプ3
7,38へ供給する。
【0069】このようにすれば、リセット信号の立ち下
がりと共にアンプ37,38への電源供給を開始するの
で、制御回路21に電源を供給する前にその他のブロッ
クに電源を供給してノイズが発生しても、そのノイズに
よるノイズ信号をアンプ37,38から左右チャネル端
子へ入力させることがない。また、新たに設ける回路も
比較的安価で済むので、コストパフォーマンスを低減さ
せることができる。したがって、電源投入時のリセット
信号の出力よりも先にノイズが発生しても、そのノイズ
によるノイズ音の発生を防止することができる。
【0070】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明によ
る音声再生装置によれば、電源投入時のノイズ音の発生
を防止することができ、ユーザは再生音声を快適に聴取
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例である音声再生装置の構成
を示すブロック図である。
【図2】図1に示した音声再生装置の電源投入時のタイ
ミングチャートを示す図である。
【図3】図1に示した音声再生装置に設けた電源供給回
路の構成例を示す回路図である。
【図4】図1に示した音声再生装置に電源供給回路を設
けた場合の電源投入時の処理を示すフローチャートであ
る。
【図5】図1に示した制御回路21からのリセット信号
の発生前にノイズが発生した場合のノイズ音声発生の説
明に供するタイミングチャートである。
【図6】電源投入時に制御回路21から先に電源を投入
するときの処理を示すフローチャートである。
【図7】図1に示した制御回路21によるリセット信号
が立ち下がったときにアンプ37,38への電源供給を
開始する回路の構成例を示す図である。
【図8】図7に示した各回路における入出力信号のタイ
ミングチャートである。
【符号の説明】
1:光ディスク 2:ディスクモータ 3:光ピックアップ 4,8:プリアンプ 5:フォーカスエラー検出回路 6,9,11:位相補正回路 7,10,12,19:ドライブアンプ 13:フィードモータ 14:RFアンプ 15:波形整形回路 16:クロック再生回路 17:VCO 18:CLVサーボ回路 20:サーボシーケンスコントローラ 21:制御回路 22:EFM復調回路 23:同期分離回路 24:サブコード復調回路 25:RAM 26:誤り訂正回路 27:タイミングコントロール回路 28:基準発振源 32:D/A変換器 29:データ補間・ミューティング回路 30:デジタルボリウム 31:デジタルイコライザ 33,34:サンプル/ホールド回路(S/H) 35,36:ローパスフィルタ(LPF) 40,41:NPNトランジスタ 50:電源供給回路 51,52:PNPトランジスタ 60:立ち下がりエッジ検出回路 61,62:Dフリップフロップ回路 63,72:NOT回路 64:AND回路 70:切換回路 71:JKフリップフロップ回路 R1〜R5:抵抗

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ディスク上に記録された音声情報を光
    によるスポットで読み取る音声情報読取手段と、該手段
    によって読み取った音声情報を再生する手段と、該手段
    によって再生された音声を出力する音声出力手段とを備
    えた音声再生装置において、 電源投入時に所定時間リセット信号を出力するリセット
    信号出力手段と、該手段によって出力されたリセット信
    号に基づいて前記音声出力手段による音声出力を前記所
    定時間だけ停止させる音声出力制御手段とを設けたこと
    を特徴とする音声再生装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の音声再生装置において、 前記音声出力手段が音声信号を出力するアンプであり、
    前記音声出力制御手段が、前記リセット信号が出力され
    ている時間だけ前記アンプの出力をグランドレベルの電
    位に落とすことにより前記音声出力を停止させる手段で
    あることを特徴とする音声再生装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の音声再生装置において、 前記音声出力手段が音声信号を出力するアンプであり、
    前記音声出力制御手段が、前記リセット信号が出力され
    なくなった後に前記アンプに電源を供給させる手段を有
    することを特徴とする音声再生装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の音声再生装置において、 前記電源投入後に最初に前記リセット信号出力手段に電
    源を供給し、その後他のブロックに電源を供給する手段
    を設けたことを特徴とする音声再生装置。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の音声再生装置において、 前記リセット信号出力手段が出力するリセット信号の立
    ち下がりエッジを検出するエッジ検出手段と、該手段に
    よって立ち下がりエッジが検出されたときに前記音声出
    力制御手段に与えるリセット信号をハイレベルからロー
    レベルへ切り換える手段とを設けたことを特徴とする音
    声再生装置。
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