JPH0822070B2 - Secam方式色信号検波装置 - Google Patents

Secam方式色信号検波装置

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JPH0822070B2
JPH0822070B2 JP30043987A JP30043987A JPH0822070B2 JP H0822070 B2 JPH0822070 B2 JP H0822070B2 JP 30043987 A JP30043987 A JP 30043987A JP 30043987 A JP30043987 A JP 30043987A JP H0822070 B2 JPH0822070 B2 JP H0822070B2
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和彦 奥野
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  • Processing Of Color Television Signals (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、例えばSECAM方式のテレビジョンに用い
る色信号検波装置に関すものである。
〔従来の技術〕
SECAM方式の色信号はPAL方式やNTSC方式とは異なり、
R−Y及びB−Yの色差信号をそれぞれの搬送波周波数
を4.40625MHz,4.25MHzとしてFM変調して、一水平期間
(以下1Hとする)ごとに交互に伝送するものである。テ
レビジョン受像機側では元の色差信号に復調するために
当然FM復調回路を必要とする。
従来、上記FM復調回路として、クォドレーチャ形FM検
波回路が用いられており、位相器としてタンクコイルを
使用していた。しかし、上記タンクコイルを用いたクォ
ドレーチャ形FM検波回路は周波数偏移の大きいSECAM信
号では、直線性を良くすることが難しく、コイルを使用
するため実装面積も大きいという問題があった。
この問題に対して、一つの方法として、フェーズロッ
クドループ(以下PLL)を用いたFM検波回路が考えられ
る。
第3図にPLLを用いたFM検波回路を示す。図におい
て、1は入力端子、2はPLL回路であり、位相比較器3
と低減ろ波器(以下LPFと称す)4とVCO5とから構成さ
れている。動作は周知のように位相比較器3に入力端子
1からのSECAM色信号とVCO5からの発振出力とが入力さ
れ、その出力をLPF4を通して、VCO5に帰還することによ
り、VCO5は入力信号の周波数と同一周波数で発振し、90
度の位相差をもってロックがかかる。このとき、LPF4の
時定数を小さく選べば、VCO5を入力のFM色差信号に応答
させることができる。このときのLPF4出力がFM検波出力
となるのである。
集積回路でVCOを実現するには、よく知られたエミッ
タ結合形のVCO等があり、直線性が良く、またコイルの
かわりに可変抵抗で実現できる等の特徴がある。このよ
うに構成されたPLL回路2の出力をクランプ回路6によ
りラインバーストが一定のDC電位になるようクランプす
るわけである。7はバーストをクランプするためのクラ
ンプパルス入力端子である。ラインバーストは色信号の
黒レベルと同じであるのでこれをクランプすると色信号
を忠実に再現できるわけである。最後にクランプ回路出
力8とクランプ電圧9とをアナログスイッチ10によりブ
ランキングパルス11で切り替えるわけである。
ここで例えばB−Y色差信号を復調した場合の波形を
第4図に示す。(a)はLPF4の出力波形、(b)はクラ
ンプパルス7、(c)はブランキングパルス11であり、
ブランキングパルス11がHighのときアナログスイッチ10
はクランプ電圧9に切り替えることによりその出力に
(d)の波形が得られるわけである。(d)のような波
形にするとブランキング期間が黒レベルであるので、カ
ラーコントロール等の後段の処理がしやすくなるわけで
ある。
〔発明が解決しようとする問題点〕
従来のSECAM方式信号処理装置は以上のように構成さ
れているので、VCOに温度ドリフトがあってもそれに追
従してクランプするため黒レベルは変動しないが、VTR
等でSECAM色信号を再生した場合、テープに曲がり等の
変動があると、黒レベルも曲がって入ってくることとな
るが、クランプ回路はこれをうまくクランプすることが
できず、ラインバーストが黒レベルよりずれることがあ
る。そこで第5図のように直接黒レベルに切り替えるよ
うにすると今度は第6図のv1〜v4に示すようなVCOの温
度ドリフトによる黒レベルの変動を抑えることが難しい
という問題があった。
この発明は上記のような問題点を解消するためになさ
れたもので、VTRによる再生SECAM色信号でも黒レベルが
変動することなく、また、VCOの温度ドリフトにも影響
されないSECAM方式色信号検波装置を得ることを目的と
する。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明に係るSECAM方式色信号検波装置は、基準発
振回路を設け、垂直帰線帰還内には色信号のかわりに発
振出力を検波回路に入力し、それの出力をサンプルホー
ルドし、ブランキング期間には、PLL検波出力にかえて
上記ホールド電圧を出力するようにしたものである。
〔作用〕
この発明においては、FM検波器には従来と同じPLL回
路を使用し、また、ブランキング期間に動作する第2の
アナログスイッチも同じものを使用し、垂直帰線期間に
は新たに設けた基準発振器の出力を第1のアナログスイ
ッチによりPLL回路に入力し、さらにPLL回路の出力を新
たに設けたサンプルホールド回路で保持し、ブランキン
グ期間にはPLL検波出力にかえて該ホールド出力を出力
するようにしたから温度に対して安定で、VTRでの誤動
作もなく、しかも直線性の良い装置を実現できる。
〔実施例〕
以下、この発明の一実施例を図について説明する。
第1図において第3図と同一符号は同一部分を示し、
12はPLL検波回路2の入力を切り替える第1のアナログ
スイッチで、入力端子1から例えばB−Y色信号が入力
されたとする。垂直帰線パルス13(第2図(a)参照)
がHighのとき、上記第1のアナログスイッチ12は入力を
入力端子1から基準発振器14に切り替える。上記基準発
振器14は発振子15を用いており、温度ドリフトの少ない
もので、その周波数はB−Yの黒レベルと同一の4.25MH
zである。このようにするとPLL検波回路2は、上記垂直
帰線期間にはB−Y黒レベルを正確に出力端子8に出力
することができる。この出力電圧をサンプルホールド回
路16でやはり垂直帰線パルス13のHighの期間サンプリン
グし、Lowの期間はその電圧をホールドコンデンサ17に
蓄える。
さて、検波出力2は、第2のアナログスイッチ10によ
り従来例と同様にブランキングパルス11に応じて切り替
えられるわけであるが、異なるのはブランキングパルス
11がHighのとき出力端子8からサンプルホールド回路16
で保持されているB−Y黒レベル電圧により置き換えら
れて、出力端子18に出力されるのである。このときの各
部の波形を(a)〜(d)に示す。(a)は垂直帰線パ
ルス13、(b)は水平ブランキングパルス11、(c)は
PLL検波回路2の出力波形、(d)は出力波形である。
このように構成すると、温度ドリフトの少ない基準発
振出力と比較しているため、たとえVCOの温度ドリフト
があったとしても、色信号の黒レベルとの相対的な関係
は変化せず、第4図(a)に示したような波形には決し
てなることがない。また、ラインバーストを基準として
いないためVTR等で黒レベルが変動することもない。
ここで基準発振回路14は温度特性の良いものとして、
一般的には水晶発振子を用いたものが考えられるが、SE
CAM方式の黒レベルではPALやNTSC方式の基準発振の精度
はいらないためセラミック共振子等でも実現可能であ
り、比較的安価に実現できるものである。また、もしVC
Oのフリーラン周波数にバラツキが少なければ黒レベル
の調整も省略できることになる。
なお、以上の説明ではFM検波器のみの動作について説
明したが、実際のSECAM色信号処理装置では当然のこと
ながらリミッタや1Hごとに1Hディレイラインを切り替え
るスイッチ等も含まれるわけであり、以上の説明では検
波器に入る前の信号には上記前処理が施されているもの
としている。
なお、上記実施例ではB−Y色信号についてのみ説明
したが、R−Y信号に関しても同様に黒レベルを4.4062
5MHzの基準発振出力にすれば良いことは言うまでもな
い。
〔発明の効果〕 以上のように、この発明によれば、基準発振器を設
け、垂直帰線期間に基準発振器の出力をPLL検波回路に
入力して黒レベルを得るようにしたため、温度に対して
安定で、VTRでの誤動作もなく、しかも直線性の良い装
置を実現でき、しかも集積回路を用いればこれを比較的
簡単に実現できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例によるSECAM方式色信号検
波装置を示すブロック図、第2図はその各部信号の波形
図、第3図は従来のSECAM方式色信号検波装置を示すブ
ロック図、第4図はその各部信号波形図、第5図は従来
例の変形例のブロック図、第6図はその、VCOがドリフ
トした場合の出力波形図である。 第1図において、1は色信号入力端子、2はPLLを用い
た検波回路、10,12はアナログスイッチ、11はブランキ
ングパルス、13は垂直帰線パルス、14は基準発振器、16
はサンプルホールド回路である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フェーズロックドループ方式のFM検波器
    と、 各色信号搬送波と同一の周波数で発振する基準発振器
    と、 上記FM検波器の入力を、色信号入力と上記基準発振器の
    出力とで垂直帰線期間には後者を入力するよう切り替え
    る第1のアナログスイッチと 上記FM検波器の出力に接続されたサンプルホールド回路
    と、 上記FM検波器の出力と上記サンプルホールド回路の出力
    とをブランキング期間には後者を出力するよう切り替え
    る第2のアナログスイッチとを備え、 ブランキング期間には各色信号の黒レベルを出力するよ
    うにしたことを特徴とするSECAM方式色信号検波装置。
JP30043987A 1987-11-27 1987-11-27 Secam方式色信号検波装置 Expired - Lifetime JPH0822070B2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH01141488A JPH01141488A (ja) 1989-06-02
JPH0822070B2 true JPH0822070B2 (ja) 1996-03-04

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