JPH08219642A - 太陽熱利用の穀物乾燥貯留装置 - Google Patents
太陽熱利用の穀物乾燥貯留装置Info
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- JPH08219642A JPH08219642A JP2265295A JP2265295A JPH08219642A JP H08219642 A JPH08219642 A JP H08219642A JP 2265295 A JP2265295 A JP 2265295A JP 2265295 A JP2265295 A JP 2265295A JP H08219642 A JPH08219642 A JP H08219642A
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- 238000009423 ventilation Methods 0.000 claims abstract description 50
- 238000000151 deposition Methods 0.000 claims abstract description 20
- 238000009825 accumulation Methods 0.000 claims description 12
- 230000008021 deposition Effects 0.000 claims description 10
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- 238000005338 heat storage Methods 0.000 claims 1
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 7
- 239000000428 dust Substances 0.000 description 2
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- 238000007605 air drying Methods 0.000 description 1
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- Drying Of Solid Materials (AREA)
- Adjustment And Processing Of Grains (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 太陽熱乾燥部を設けるための設置面積をほと
んど要せず、設置場所の有効利用を図ることができ、他
の構築物等が隣接していても太陽光線が遮られず、太陽
熱の利用効率を大幅に向上させることができる太陽熱利
用の穀物乾燥貯留装置を提供する。 【構成】 太陽熱により穀物を乾燥する太陽熱乾燥部1
と、太陽熱乾燥部1で乾燥された穀物をさらに所定水分
まで乾燥して貯留する通風乾燥貯留部2とで構成する。
太陽熱乾燥部1を通風乾燥貯留部2の上に重ねて設け
る。太陽熱乾燥部1は、穀物を層状に堆積する穀物堆積
槽3を透光性の円筒形ドーム状の覆体5で覆った構成と
する。通風乾燥貯留部2には、通風乾燥機能を備えた通
風貯留ビン7を備える。穀物堆積槽3と通風貯留ビン7
の上面とを開閉自在の穀物流下路9で接続する。
んど要せず、設置場所の有効利用を図ることができ、他
の構築物等が隣接していても太陽光線が遮られず、太陽
熱の利用効率を大幅に向上させることができる太陽熱利
用の穀物乾燥貯留装置を提供する。 【構成】 太陽熱により穀物を乾燥する太陽熱乾燥部1
と、太陽熱乾燥部1で乾燥された穀物をさらに所定水分
まで乾燥して貯留する通風乾燥貯留部2とで構成する。
太陽熱乾燥部1を通風乾燥貯留部2の上に重ねて設け
る。太陽熱乾燥部1は、穀物を層状に堆積する穀物堆積
槽3を透光性の円筒形ドーム状の覆体5で覆った構成と
する。通風乾燥貯留部2には、通風乾燥機能を備えた通
風貯留ビン7を備える。穀物堆積槽3と通風貯留ビン7
の上面とを開閉自在の穀物流下路9で接続する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、穀物を太陽熱により予
備乾燥し、さらに所定の水分まで乾燥して貯留する太陽
熱利用の穀物乾燥貯留装置に関する。
備乾燥し、さらに所定の水分まで乾燥して貯留する太陽
熱利用の穀物乾燥貯留装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、太陽熱を利用して穀物を乾燥する
穀物乾燥装置としては、例えば、実開平4−39695
号公報に記載されているものなどが知られている。
穀物乾燥装置としては、例えば、実開平4−39695
号公報に記載されているものなどが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一般に、太陽熱利用の
穀物乾燥装置においては、太陽熱による乾燥効率を高く
するうえで、太陽光線をできるだけ多く吸収する必要が
ある。このため、従来の太陽熱利用の穀物乾燥装置にあ
っては、太陽熱乾燥部の設置面積が大きいものとなり、
広い場所でなければ設置できないのが実状である。
穀物乾燥装置においては、太陽熱による乾燥効率を高く
するうえで、太陽光線をできるだけ多く吸収する必要が
ある。このため、従来の太陽熱利用の穀物乾燥装置にあ
っては、太陽熱乾燥部の設置面積が大きいものとなり、
広い場所でなければ設置できないのが実状である。
【0004】また、太陽熱利用の穀物乾燥装置は、屋外
に設置されるものであるところから、十分な雨仕舞いが
必要であり、降雪地帯ではそれに加えて積雪対策も必要
である。
に設置されるものであるところから、十分な雨仕舞いが
必要であり、降雪地帯ではそれに加えて積雪対策も必要
である。
【0005】そこで、本発明は、このような課題に対処
するものであって、特に、太陽熱乾燥部を穀物の通風乾
燥貯留部の上に重ねて設けることにより、太陽熱を利用
する太陽熱乾燥部のための設置面積をほとんど要せず、
設置場所の有効利用を図ることができるうえ、太陽熱乾
燥部を高所に位置させて他の構築物等が隣接していても
太陽光線が遮られず、長時間にわたって太陽光線を受け
ることができて、太陽熱の利用効率を大幅に向上させる
ことができる太陽熱利用の穀物乾燥貯留装置を提供する
ことを目的とする。
するものであって、特に、太陽熱乾燥部を穀物の通風乾
燥貯留部の上に重ねて設けることにより、太陽熱を利用
する太陽熱乾燥部のための設置面積をほとんど要せず、
設置場所の有効利用を図ることができるうえ、太陽熱乾
燥部を高所に位置させて他の構築物等が隣接していても
太陽光線が遮られず、長時間にわたって太陽光線を受け
ることができて、太陽熱の利用効率を大幅に向上させる
ことができる太陽熱利用の穀物乾燥貯留装置を提供する
ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係る太陽熱利用の穀物乾燥貯留装置は、太
陽熱により穀物を乾燥する太陽熱乾燥部と、太陽熱乾燥
部で乾燥された穀物をさらに所定水分まで乾燥して貯留
する通風乾燥貯留部とで構成され、太陽熱乾燥部を通風
乾燥貯留部の上に重ねて設けたものである。
め、本発明に係る太陽熱利用の穀物乾燥貯留装置は、太
陽熱により穀物を乾燥する太陽熱乾燥部と、太陽熱乾燥
部で乾燥された穀物をさらに所定水分まで乾燥して貯留
する通風乾燥貯留部とで構成され、太陽熱乾燥部を通風
乾燥貯留部の上に重ねて設けたものである。
【0007】本発明においては、太陽熱乾燥部を、穀物
を層状に堆積する上面開放状の穀物堆積槽を透光性の円
筒形ドーム状の覆体で覆った構成とするとともに、穀物
堆積槽を通気性として穀物堆積槽を介して堆積穀物層に
吸引風を通風する構成とすることができる。
を層状に堆積する上面開放状の穀物堆積槽を透光性の円
筒形ドーム状の覆体で覆った構成とするとともに、穀物
堆積槽を通気性として穀物堆積槽を介して堆積穀物層に
吸引風を通風する構成とすることができる。
【0008】また、本発明においては、通風乾燥貯留部
を、通風乾燥機能を備えた通風貯留ビンとし、通風貯留
ビンの上に位置する太陽熱乾燥部の穀物堆積槽と通風貯
留ビンの上面とを開閉自在の穀物流下路で接続すること
ができる。
を、通風乾燥機能を備えた通風貯留ビンとし、通風貯留
ビンの上に位置する太陽熱乾燥部の穀物堆積槽と通風貯
留ビンの上面とを開閉自在の穀物流下路で接続すること
ができる。
【0009】
【作用】本発明によれば、太陽熱乾燥部を通風乾燥貯留
部の上に重ねて設けたので、太陽熱乾燥部のための設置
面積をほとんど要しない。また、太陽熱乾燥部を高所に
位置させたので、他の構築物等が太陽光線を受けるうえ
の妨げにならず、太陽熱の利用効率が向上する。
部の上に重ねて設けたので、太陽熱乾燥部のための設置
面積をほとんど要しない。また、太陽熱乾燥部を高所に
位置させたので、他の構築物等が太陽光線を受けるうえ
の妨げにならず、太陽熱の利用効率が向上する。
【0010】また、本発明において、穀物を層状に堆積
する上面開放状の穀物堆積槽を透光性の円筒形ドーム状
の覆体で覆った構成とすることにより、太陽熱乾燥部の
雨水の滞留や雪の堆積をなくして雨仕舞いや積雪対策に
優れたものとすることができる。そして、穀物堆積槽を
通気性として穀物堆積槽を介して堆積穀物層に吸引風を
通風する構成とすれば、太陽熱乾燥部内で埃の飛散が少
なく、透光性の円筒形ドーム状の覆体内面の曇りを防止
して、長期間にわたり太陽光線を効率よく吸収すること
ができる。
する上面開放状の穀物堆積槽を透光性の円筒形ドーム状
の覆体で覆った構成とすることにより、太陽熱乾燥部の
雨水の滞留や雪の堆積をなくして雨仕舞いや積雪対策に
優れたものとすることができる。そして、穀物堆積槽を
通気性として穀物堆積槽を介して堆積穀物層に吸引風を
通風する構成とすれば、太陽熱乾燥部内で埃の飛散が少
なく、透光性の円筒形ドーム状の覆体内面の曇りを防止
して、長期間にわたり太陽光線を効率よく吸収すること
ができる。
【0011】さらに、本発明において、通風乾燥貯留部
を、通風乾燥機能を備えた通風貯留ビンとし、通風貯留
ビンの上に位置する太陽熱乾燥部の穀物堆積槽と通風貯
留ビンの上面とを開閉自在の穀物流下路で接続すること
により、太陽熱乾燥部で乾燥した穀物を直に通風乾燥貯
留部に落下させて、穀物を通風乾燥貯留部に短時間で収
納することができる。
を、通風乾燥機能を備えた通風貯留ビンとし、通風貯留
ビンの上に位置する太陽熱乾燥部の穀物堆積槽と通風貯
留ビンの上面とを開閉自在の穀物流下路で接続すること
により、太陽熱乾燥部で乾燥した穀物を直に通風乾燥貯
留部に落下させて、穀物を通風乾燥貯留部に短時間で収
納することができる。
【0012】
【実施例】図面において、1は太陽熱乾燥部、2は通風
乾燥貯部であって、太陽熱乾燥部1は、通風乾燥貯留部
2の上に重ねて設けられている。太陽熱乾燥部1は、穀
物を層状に堆積する上面開放状の穀物堆積槽3を透光性
の円筒形ドーム状の覆体4で覆った構成となっており、
穀物堆積槽3上には、堆積した穀物を撹拌する移動撹拌
機5がその長手方向に往復移動するように設けられてい
る。この移動撹拌機5は上下動自在の回転撹拌体6を備
えている。通風乾燥貯留部2は、通風乾燥機能を備えた
複数基の通風貯留ビン7を設置して構成されている。透
光性の円筒形ドーム状の覆体4は、ドーム状に構築した
骨格にポリカーボネートなどの透光性材の覆いを施した
ものである。
乾燥貯部であって、太陽熱乾燥部1は、通風乾燥貯留部
2の上に重ねて設けられている。太陽熱乾燥部1は、穀
物を層状に堆積する上面開放状の穀物堆積槽3を透光性
の円筒形ドーム状の覆体4で覆った構成となっており、
穀物堆積槽3上には、堆積した穀物を撹拌する移動撹拌
機5がその長手方向に往復移動するように設けられてい
る。この移動撹拌機5は上下動自在の回転撹拌体6を備
えている。通風乾燥貯留部2は、通風乾燥機能を備えた
複数基の通風貯留ビン7を設置して構成されている。透
光性の円筒形ドーム状の覆体4は、ドーム状に構築した
骨格にポリカーボネートなどの透光性材の覆いを施した
ものである。
【0013】太陽熱乾燥部1の穀物堆積槽3は、底面が
多孔状であって通気性を有しており、穀物堆積槽3と通
風貯留ビン7の上面とは、開閉自在のシャッター8を備
えた穀物流下路9により接続されている。通風乾燥貯留
部2の各通風貯留ビン7は、その下部を多孔状の底板1
0で上下に区分して、その上部を穀物貯留室11、下部
を通風室12としており、底板10上には穀物搬出オー
ガ13が設けられ、中央の穀物搬出口14から穀物を搬
出できるようになっている。なお、穀物搬出口14は搬
出コンベア15に接続されている。
多孔状であって通気性を有しており、穀物堆積槽3と通
風貯留ビン7の上面とは、開閉自在のシャッター8を備
えた穀物流下路9により接続されている。通風乾燥貯留
部2の各通風貯留ビン7は、その下部を多孔状の底板1
0で上下に区分して、その上部を穀物貯留室11、下部
を通風室12としており、底板10上には穀物搬出オー
ガ13が設けられ、中央の穀物搬出口14から穀物を搬
出できるようになっている。なお、穀物搬出口14は搬
出コンベア15に接続されている。
【0014】各通風乾燥貯ビン7の通風室12には、圧
送ファン16が接続されており、この圧送ファン16
は、通風室12から穀物貯留室11に圧送風を送風する
ものである。穀物貯留室11の上部には開閉自在の排風
口(図示省略)が設けられている。各通風貯留ビン7の
穀物貯留室11内には、垂直オーガ17を備えた撹拌装
置18が旋回駆動部19を中心として旋回するように設
けられている。
送ファン16が接続されており、この圧送ファン16
は、通風室12から穀物貯留室11に圧送風を送風する
ものである。穀物貯留室11の上部には開閉自在の排風
口(図示省略)が設けられている。各通風貯留ビン7の
穀物貯留室11内には、垂直オーガ17を備えた撹拌装
置18が旋回駆動部19を中心として旋回するように設
けられている。
【0015】20は補助熱源、21は吸引ファンであ
り、補助熱源20はダクトにより太陽熱乾燥部1の一端
部に接続されている。この補助熱源20は、曇天、雨
天、降雪時など、所要の太陽熱が得られない場合に補助
的に使用するものである。また、吸引ファン21はダク
トにより穀物堆積槽3の底面下の空間に接続されてい
て、穀物堆積槽3を介して堆積穀物層に吸引風を通風す
るものである。
り、補助熱源20はダクトにより太陽熱乾燥部1の一端
部に接続されている。この補助熱源20は、曇天、雨
天、降雪時など、所要の太陽熱が得られない場合に補助
的に使用するものである。また、吸引ファン21はダク
トにより穀物堆積槽3の底面下の空間に接続されてい
て、穀物堆積槽3を介して堆積穀物層に吸引風を通風す
るものである。
【0016】図中、22は荷受ピット、23,24は昇
降機、25はフローコンベア、26はトラックスケー
ル、27はダンプトラックであり、ダンプトラック27
により荷受ピット22に運ばれた穀物は、トラックスケ
ール26で重量を計量したうえ、荷受ピット22に投入
する。荷受ピット22に投入された穀物は、昇降機2
3,24およびフローコンベア25により太陽熱乾燥部
1の穀物堆積槽3に均等に配分して搬入され、太陽熱乾
燥に適した層厚に堆積される。
降機、25はフローコンベア、26はトラックスケー
ル、27はダンプトラックであり、ダンプトラック27
により荷受ピット22に運ばれた穀物は、トラックスケ
ール26で重量を計量したうえ、荷受ピット22に投入
する。荷受ピット22に投入された穀物は、昇降機2
3,24およびフローコンベア25により太陽熱乾燥部
1の穀物堆積槽3に均等に配分して搬入され、太陽熱乾
燥に適した層厚に堆積される。
【0017】そして、穀物堆積槽3に堆積された穀物
は、移動撹拌機5の往復移動により層の上下が適時に反
転されながら、透光性の覆体4を通して与えられる太陽
熱により乾燥される。この太陽熱による乾燥中は、吸引
ファン21により穀物層中に吸引風が流通するので、穀
物は太陽熱を利用した通風乾燥により乾燥される。な
お、所要の太陽熱が得られない場合には、補助熱源20
により吸引風を加温して乾燥が行われるようにする。
は、移動撹拌機5の往復移動により層の上下が適時に反
転されながら、透光性の覆体4を通して与えられる太陽
熱により乾燥される。この太陽熱による乾燥中は、吸引
ファン21により穀物層中に吸引風が流通するので、穀
物は太陽熱を利用した通風乾燥により乾燥される。な
お、所要の太陽熱が得られない場合には、補助熱源20
により吸引風を加温して乾燥が行われるようにする。
【0018】このようにして、太陽熱乾燥部1で穀物が
所定の水分まで乾燥されたら、穀物流下路9のシャッタ
ー8を開いて、穀物堆積槽3内の穀物を穀物流下路9か
ら通風乾燥部2の通風貯留ビン7の穀物貯留室11に移
して貯留する。なお、この場合、移動撹拌機5の撹拌作
用により穀物は穀物流下路9から滞りなく流下する。
所定の水分まで乾燥されたら、穀物流下路9のシャッタ
ー8を開いて、穀物堆積槽3内の穀物を穀物流下路9か
ら通風乾燥部2の通風貯留ビン7の穀物貯留室11に移
して貯留する。なお、この場合、移動撹拌機5の撹拌作
用により穀物は穀物流下路9から滞りなく流下する。
【0019】通風乾燥部2においては、通風貯留ビン7
に貯留された穀物を所定の水分を保つように通風乾燥す
る。また、貯留中にも適時通風して所定の水分が維持さ
れるようにする。
に貯留された穀物を所定の水分を保つように通風乾燥す
る。また、貯留中にも適時通風して所定の水分が維持さ
れるようにする。
【0020】ところで、上記実施例においては、太陽熱
乾燥部1を通風乾燥貯留部2の上に重ねて設けたので、
太陽熱乾燥部1のための設置面積をほとんど要しない。
また、太陽熱乾燥部1は高所に位置するので、他の構築
物等が隣接していても、それにより太陽光線が遮られる
ことがなく、太陽熱の利用効率が向上する。
乾燥部1を通風乾燥貯留部2の上に重ねて設けたので、
太陽熱乾燥部1のための設置面積をほとんど要しない。
また、太陽熱乾燥部1は高所に位置するので、他の構築
物等が隣接していても、それにより太陽光線が遮られる
ことがなく、太陽熱の利用効率が向上する。
【0021】また、太陽熱乾燥部1は、穀物を層状に堆
積する上面開放状の穀物堆積槽3を透光性の円筒形ドー
ム状の覆体4で覆った構成であるから、太陽熱乾燥部1
の覆体4には雨水の滞留や雪の堆積が生ぜず、雨仕舞い
や積雪対策に優れたものである。そして、穀物堆積槽3
を通気性とし、吸引ファン21により穀物堆積槽3を介
して堆積穀物層に吸引風を通風するので、太陽熱乾燥部
1内で埃の飛散が少なく、透光性の円筒形ドーム状の覆
体4の内面の曇りを防止して、長期間にわたり太陽光線
を効率よく吸収することができる。
積する上面開放状の穀物堆積槽3を透光性の円筒形ドー
ム状の覆体4で覆った構成であるから、太陽熱乾燥部1
の覆体4には雨水の滞留や雪の堆積が生ぜず、雨仕舞い
や積雪対策に優れたものである。そして、穀物堆積槽3
を通気性とし、吸引ファン21により穀物堆積槽3を介
して堆積穀物層に吸引風を通風するので、太陽熱乾燥部
1内で埃の飛散が少なく、透光性の円筒形ドーム状の覆
体4の内面の曇りを防止して、長期間にわたり太陽光線
を効率よく吸収することができる。
【0022】さらに、通風乾燥貯留部2の通風貯留ビン
7と、通風貯留ビン7の上に位置する太陽熱乾燥部1の
穀物堆積槽3とは、穀物流下路9で接続されているの
で、太陽熱乾燥部1で乾燥した穀物を直に通風乾燥貯留
部2に短時間で収容することができる。
7と、通風貯留ビン7の上に位置する太陽熱乾燥部1の
穀物堆積槽3とは、穀物流下路9で接続されているの
で、太陽熱乾燥部1で乾燥した穀物を直に通風乾燥貯留
部2に短時間で収容することができる。
【0023】
【発明の効果】本発明によれば、太陽熱乾燥部を穀物の
通風乾燥貯留部の上に重ねて設けることにより、太陽熱
を利用する太陽熱乾燥部のための設置面積をほとんど要
せず、設置場所の有効利用を図ることができるうえ、太
陽熱乾燥部を高所に位置させて他の構築物等が隣接して
いても太陽光線が遮られず、長時間にわたって太陽光線
を受けることができて、太陽熱の利用効率を大幅に向上
させることができる効果が得られる。
通風乾燥貯留部の上に重ねて設けることにより、太陽熱
を利用する太陽熱乾燥部のための設置面積をほとんど要
せず、設置場所の有効利用を図ることができるうえ、太
陽熱乾燥部を高所に位置させて他の構築物等が隣接して
いても太陽光線が遮られず、長時間にわたって太陽光線
を受けることができて、太陽熱の利用効率を大幅に向上
させることができる効果が得られる。
【図1】太陽熱利用の穀物乾燥貯留装置の全体を示す概
略斜視図である。
略斜視図である。
【図2】太陽熱利用の穀物乾燥貯留装置の要部を示す断
面図である。
面図である。
【図3】穀物の搬入部を併せて示した要部の側面図であ
る。
る。
1 太陽熱乾燥部 2 通風乾燥貯留部 3 穀物堆積槽 4 覆体 5 移動撹拌装置 6 回転撹拌体 7 通風貯留ビン 8 シャッター 9 穀物流下路 10 底板 11 穀物貯留室 12 通風室 13 穀物搬出オーガ 14 穀物搬出口 15 搬出コンベア 16 圧送ファン 17 垂直オーガ 18 撹拌装置 19 旋回駆動部 20 補助熱源 21 吸引ファン 22 荷受ピット 23,24 昇降機 25 フローコンベア 26 トラックスケール 27 ダンプトラック
Claims (3)
- 【請求項1】 太陽熱により穀物を乾燥する太陽熱乾燥
部と、太陽熱乾燥部で乾燥された穀物をさらに所定水分
まで乾燥して貯留する通風乾燥貯留部とで構成され、太
陽熱乾燥部を通風乾燥貯留部の上に重ねて設けたことを
特徴とする太陽熱利用の穀物乾燥貯留装置。 - 【請求項2】 太陽熱乾燥部は、穀物を層状に堆積する
上面開放状の穀物堆積槽を透光性の円筒形ドーム状の覆
体で覆った構成とするとともに、穀物堆積槽を通気性と
して穀物堆積槽を介して堆積穀物層に吸引風を通風する
構成としたことを特徴とする請求項1記載の太陽熱利用
の穀物乾燥貯留装置。 - 【請求項3】 通風乾燥貯留部は、通風乾燥機能を備え
た通風貯留ビンであり、通風貯留ビンの上に位置する太
陽熱乾燥部の穀物堆積槽と通風貯留ビンの上面とを開閉
自在の穀物流下路で接続したことを特徴とする請求項1
または請求項2記載の太陽熱利用の穀物乾燥貯留装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2265295A JPH08219642A (ja) | 1995-02-10 | 1995-02-10 | 太陽熱利用の穀物乾燥貯留装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2265295A JPH08219642A (ja) | 1995-02-10 | 1995-02-10 | 太陽熱利用の穀物乾燥貯留装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08219642A true JPH08219642A (ja) | 1996-08-30 |
Family
ID=12088785
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2265295A Pending JPH08219642A (ja) | 1995-02-10 | 1995-02-10 | 太陽熱利用の穀物乾燥貯留装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08219642A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104006637A (zh) * | 2014-06-10 | 2014-08-27 | 山东长江粮油仓储机械有限公司 | 太阳能加热、低温通风干燥仓 |
-
1995
- 1995-02-10 JP JP2265295A patent/JPH08219642A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104006637A (zh) * | 2014-06-10 | 2014-08-27 | 山东长江粮油仓储机械有限公司 | 太阳能加热、低温通风干燥仓 |
CN104006637B (zh) * | 2014-06-10 | 2015-11-04 | 山东长江粮油仓储机械有限公司 | 太阳能加热、低温通风干燥仓 |
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