JPH08219554A - 風呂の省エネ・早沸かし器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】自然対流式の風呂釜の対流の流速を電動スクリ
ューにより早くして熱効率を高め、よって風呂を早く沸
かし燃料を節約するものである。 【構成】１のモーターを２の電源により回転させ、その
動力で３のスクリューを回転させる。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は対流を強制的に早くして風呂を早く沸かし、
燃料を節約する為のものである。従来、自然対流式の風
呂釜は、「熱い物は上に行く」という法則によるもので
ある。しかし熱は温度差が大きい程伝わる効率がよい。
従って熱交換が行われる部分の水の温度が上がると、自
然対流の能率以上の吸収出来ない熱は排気され、熱の損
失が大きかった。また自然対流式の風呂釜は非常に熱く
なったお湯が出湯口がら送り出され水面は非常に高温の
ため蒸発による熱損失も大きい。本発明は電動スクリュ
ーにより水の対流の流速を強制的に早くして、温度の低
い水を強制的に補い、熱効率を高め、よって風呂を早く
沸かし、燃料を節約するものである。それを図により説
明すると、１はモーター部分である。このモーターを２
の蓄電地を電源として回転させ、歯車により、３のスク
リューを回転させ水流を発生させ下の温度の低い水を風
呂釜に送り込む。熱交換を行う部分には常に温度の低い
水が送り込まれ温度の高くなった水は送り出される。温
度の低い方が良く熱を吸収する。又、自然対流式の場合
と違い送り出されるお湯は高温過ぎず、水面からの蒸発
による熱損失も小さくなる。結果として風呂が早く沸き
燃料も節約される。実験により１１°Ｃの水を４２°Ｃ
にする為に４３分かかった風呂で、この器具を取り付
け、スクリューの形状、モーター、電源の強弱により、
同じ１１°Ｃから４２°Ｃまで最短２１分で沸いたデー
タがある。当然水流の早さにより掛かる時間が異なる。
実施例として、スクリューの代わりにポンプでも良い。
又、下の入水口から温度の低い水を送り込むだけでな
く、上の排湯口から温度の高くなったお湯を排出する方
式でも効果は同様である。電源は、乾電池、蓄電地、家
庭用電源から直接取る方法でも良い。また、少しづつ長
時間作動する効率の良いバネを使用してもよい。更に
は、防水型のモーター又はポンプを直接、入水口又は排
湯口に取り付けても良い。また、伸縮部を設ける事によ
り様々な大きさの浴槽に設置可能となる。１１のネジに
より左右付け換えが可能である。更に水位センサー、タ
イマー、ブザーを取り付ける事により機能が向上する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の正面図である。

【符号の説明】

１はモーター部 ２は蓄電地部 ３は
スクリュー部 ４は伸縮部 ５は水位センサー ６は
蒸気抜き穴 ７はタイマー ８はブザー ９は
スイッチ １０は蓄電地用プラグ穴 １１は左右取付用ネジ １２
は出湯口 １３は入水口 １４は浴槽断面 １５
は水位

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】自然対流式の風呂釜に電動スクリューをセ
   ットし、対流を強制的に早くする器具。