JPH08218989A - 作業機付きエンジン - Google Patents

作業機付きエンジン

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Publication number
JPH08218989A
JPH08218989A JP2990595A JP2990595A JPH08218989A JP H08218989 A JPH08218989 A JP H08218989A JP 2990595 A JP2990595 A JP 2990595A JP 2990595 A JP2990595 A JP 2990595A JP H08218989 A JPH08218989 A JP H08218989A
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JP
Japan
Prior art keywords
engine
working machine
flywheel
oil
starter motor
Prior art date
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Pending
Application number
JP2990595A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Umeno
洋 梅野
Wataru Shimazaki
弥 島崎
Koji Matsuno
浩治 松野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Gijutsu Kenkyusho KK
Original Assignee
Honda Gijutsu Kenkyusho KK
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Publication date
Application filed by Honda Gijutsu Kenkyusho KK filed Critical Honda Gijutsu Kenkyusho KK
Priority to JP2990595A priority Critical patent/JPH08218989A/ja
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  • Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 バーチカル型エンジンに作業機及びスタータ
モータを取付けたものにおいて、作業機及びスタータモ
ータのサブアッセンブリ化を可能にしつゝ、全高を極力
低くする。 【構成】 クランク軸26上端のフライホイール43を
囲むようにしてエンジン2上面に取付けられるマウント
ケース51に、スタータモータ6及び作業機7を並列し
て取付け、作業機7の入力軸7aをフライホイール43
にスプライン又はキー結合し、フライホイール43の外
周にスタータモータ6のピニオンギヤ49で駆動される
リングギヤ48を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、作業機付きエンジンに
関し、特にバーチカル型エンジンの上方に作業機を配置
し、エンジンの鉛直方向に配置されたクランク軸の上端
に作業機の入力軸を結合した作業機付きエンジンの改良
に関する。
【0002】
【従来の技術】かゝる作業機付きエンジンは、例えば実
公平2−48698号公報に開示されているように、既
に知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記公報に開示されて
いるエンジンでは、作業機としての発電機のステータを
エンジンのクランクケース上面に取付けると共に、その
ロータ軸を通しボルトによりクランク軸の上端に結着
し、この発電機の上方に始動装置を配設し、始動時には
ロータ軸を介してクランク軸をクランキングするように
しているので、作業機及び始動装置のサブアッセンブリ
化ができず、組立性が悪く、また作業機及び始動装置が
上下に重なることから全高が高くならざるを得ず、コン
パクト化が困難である。
【0004】本発明は、かゝる事情に鑑みてなされたも
ので、作業機及びスタータモータのサブアッセンブリ化
が可能であると共に、全高が低くコンパクトな作業機付
きエンジンを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、バーチカル型エンジンの、鉛直方向に配
置されたクランク軸の上端にフライホイールを結合し、
このフライホイールを囲んでエンジン上面に接合される
マウントケースに、入力軸をフライホイールにスプライ
ン又はキー結合する作業機と、フライホイールの外周に
形成されるリングギヤを駆動し得るスタータモータとを
並列に取付けたことを特徴とする。
【0006】
【作用】上記特徴によれば、フライホイールの周囲を覆
ってクランクケース上面に接合される共通のマウントケ
ースに作業機及びスタータモータを取付けることによ
り、サブアッセンブリをつくることができ、これをエン
ジン上面に取付ければ、作業機及びスタータモータをエ
ンジンに一挙に取付けることができる。
【0007】しかも、作業機及びスタータモータは並列
状態でマウントケースに取付けられるので、作業機付き
エンジンの全高を従来のものに比し大幅に下げることが
できる。
【0008】
【実施例】以下、図面により本発明の一実施例について
説明する。
【0009】図1は本発明に係る作業機付きエンジンの
正面図、図2はその右側面図、図3はその左側面図、図
4はその底面図である。これら図面において、作業機付
きエンジン1は、バーチカル型エンジン2と、このエン
ジン2の上面に取付けられる気化器等の混合気生成器4
と、この混合気生成器4の吸気口に接続されるエアクリ
ーナ5と、エンジン2の上面に取付けられるスタータモ
ータ6及び作業機7と、エンジン2の下部にそのシリン
ダ軸線と平行に配置される排気熱交換器8と、この排気
熱交換器8の一側面及び下面に沿って配置される断面L
字状のオイルタンク9と、このオイルタンク9、排気熱
交換器8及びエンジン2の下部を収容すると共に、複数
の防振ゴム10を介してエンジン2を支持するフレーム
11とからなっており、オイルタンク9はフレーム11
に固定される。オイルタンク9の上壁に給油口12が設
けられ、通常、キャップ13により閉じられている。
【0010】上記各図及び図5に示すように、エンジン
2に冷却用の第1オイルポンプ15及び潤滑用の第2オ
イルポンプ16が設けられる。第1オイルポンプ15は
大容量低圧型に構成されており、第1オイルパイプP1
を通してオイルタンク9から汲上げたオイルを第2オイ
ルパイプP2 により排気熱交換器8に圧送する。排気熱
交換器8は、図5に示すようにエンジン2の排ガスを導
入する排気消音室17内にオイル通路18を配設してな
るもので、排気消音室17を流通する排ガスとオイル通
路18を流通するオイルとの間で熱交換を行わせること
により、排ガスの冷却と、エンジン2の暖機促進のため
のオイルの昇温とを図るようになっている。
【0011】排気熱交換器8を通過したオイルは第3オ
イルパイプP3 を経てエンジン2の後述の冷却用ジャケ
ット41,42に流通する。該ジャケットを通過したオ
イルはサーモスタット19(図5及び図9参照)により
進路を制御される。即ち低温時には第4オイルパイプP
4 へ、高温時には第5オイルパイプP5 へと進路を制御
され、第4オイルパイプP4 へ向けられたオイルは直ち
にオイルタンク9に還流し、第5オイルパイプP5 へ向
けられたオイルはラジエータ20を経て第6オイルパイ
プP6 により再びサーモスタット19に戻って第4オイ
ルパイプP4 へ導かれ、オイルタンク9へ還流する。
【0012】一方、第2オイルポンプ16は小容量高圧
型に構成されており、第7オイルパイプP7 を通してオ
イルタンク9から汲上げたオイルをエンジン2の壁中の
油路21を通してオイルフィルタ22に圧送する。この
オイルフィルタ22で濾過されたオイルはエンジン2内
のオイルギャラリ24を通してクランク軸、ピストン及
び動弁機構等の各潤滑部に供給され、潤滑を終えたオイ
ルはエンジン2のクランク室底部に流下し、第8オイル
パイプP8 によりオイルタンク9に還流する。
【0013】図5に示すように、エンジン2のクランク
室内はブリーザ通路23を介してオイルタンク9内の上
部空間と連通する。
【0014】図6ないし図11はバーチカル型エンジン
2の構成と、それに対するスタータモータ6及び作業機
7の取付構造を示すもので、図6はエンジン2の縦断正
面図、図7は図6の7−7線断面図、図8は図6の8−
8線断面図、図9は図1の9−9線断面図、図10は図
6の10−10線断面図、図11は図10の11−11
線断面図である。
【0015】図6及び図7に示すように、エンジン2の
クランクケース25は、上下2つ割りのケース半体25
a,25bからなっており、これらケース半体25a,
25bにより、それぞれ鉛直方向に配置されるクランク
軸26及びカム軸27の上下両端部が支承され、クラン
ク軸26はタイミングベルト28を介してカム軸27を
減速駆動するようになっている。
【0016】上部ケース半体25aにシリンダブロック
29が一体に連設され、それに鋳包まれたシリンダスリ
ーブ30にはクランク軸26にコンロッド31を介して
連接したピストン32が摺動自在に嵌装される。シリン
ダブロック29の外端面にはシリンダヘッド33が、ま
たシリンダヘッド33の外端面にはヘッドカバー34が
それぞれボルト結合される。
【0017】またシリンダヘッド33には、燃焼室3
5、これに前記混合気生成器4で生成された混合気を導
入する吸気ポート36、及び燃焼室35から前記排気消
音室17へ排ガスを誘導する排気ポート37が設けら
れ、これら吸、排気ポート36,37を開閉する吸、排
気弁38,39は、前記カム軸27を含む公知の動弁装
置40(図8参照)によって駆動される。
【0018】図6,図10及び図11に示すように、シ
リンダヘッド33には、ループを形成することなく排気
ポート37が燃焼室35を順次取巻くヘッド冷却ジャケ
ット41が1本の通路として形成されると共に、その入
口となる接続管41aがシリンダヘッド33の外側面に
突設され、これに前記第3オイルパイプP3 の下流端が
接続される。
【0019】またヘッド冷却ジャケット41の出口41
bは、前記シリンダスリーブ30を囲繞するようにシリ
ンダブロック29に形成された円筒状のシリンダ冷却ジ
ャケット42の一側部に連通し、該ジャケット42の他
側部は前記サーモスタット19の入口19aに連通す
る。
【0020】従って、第3オイルパイプP3 からヘッド
冷却ジャケット41に流入したオイルは排気ポート36
及び燃焼室35の各周囲を順次通過し、その間、流れの
短絡や淀みが生じないので、シリンダヘッド33を効果
的に冷却することができる。そして、ヘッド冷却ジャケ
ット41を通過したオイルは、シリンダ冷却ジャケット
42に移り、シリンダスリーブ30周りを冷却した後、
サーモスタット19へと向う。
【0021】再び図6及び図7において、クランク軸2
6の上端にはフライホイール43が嵌合してボルト44
で固着される。このフライホイール43にはクランク軸
26と同軸の動力取出孔45を有するジョイント板46
がボルト47により固着され、その動力取出孔45に前
記作業機7の入力軸7aがスプライン又はキー結合され
る。
【0022】またフライホイール43の外周にはリング
ギヤ48が固着されており、エンジン始動時、これを駆
動するピニオン49を備えた前記スタータモータ6が作
業機7の一側に並列して配置され、これらスタータモー
タ6及び作業機7は、フライホイール43を囲むように
してクランクケース25及びシリンダブロック29の上
面にボルト50で接合されるマウントケース51の上端
にボルト52,53により固着される。
【0023】このように鉛直方向に配置されたクランク
軸26上端のフライホイール43を囲むマウントケース
51にスタータモータ6及び作業機7を並列に取付ける
ことにより、エンジン2の鉛直方向投影面内にスタータ
モータ6及び作業機7を収めると共に、全高を下げるこ
とができ、作業機付きエンジン1のコンパクト化が達成
される。
【0024】しかも、マウントケース51、スタータモ
ータ6及び作業機7によりサブアッセンブリをつくり、
これをエンジン2に取付ければ、組立を能率よく行うこ
とができ、またマウントケース51がフライホイール4
3のカバーを兼ねるので、構造の簡単化にも寄与し得
る。
【0025】さらに、作業機7の入力軸7aは、フライ
ホイール43に固設したジョイント板46の動力取出孔
45にスプライン又はキー結合されるので、作業機7の
エンジン2からの上方突出量を極力低く抑え、全高の更
なる低下を図ることができる。
【0026】図12は本発明の変形例を示すもので、第
1ポンプ15の吐出側に連なる第2オイルパイプP2
ら第7オイルパイプP7 を分岐させ、これを第2オイル
ポンプ16の吸入側に接続した点を除けば前実施例と同
様の構成であり、図中、前実施例との対応部分には同一
の符号を付しておく。
【0027】この変形例によれば、第2オイルポンプ1
6は、第1ポンプ15で加圧されたオイルを更に加圧す
ることになるので、高圧の潤滑オイルが得られ、エンジ
ン2の各部を効果的に潤滑することができる。
【0028】上記実施例においては、本発明の要旨を逸
脱することなく、種々の設計変更が可能である。例え
ば、動力取出孔45は、これをフライホイール43に直
接設けてジョイント板46を省略することもできる。
【0029】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、バーチカ
ル型エンジンの、鉛直方向に配置されたクランク軸の上
端にフライホイールを結合し、このフライホイールを囲
んでエンジン上面に接合されるマウントケースに、入力
軸をフライホイールにスプライン又はキー結合する作業
機と、フライホイールの外周に形成されるリングギヤを
駆動し得るスタータモータとを並列に取付けたので、作
業機、スタータモータ及びマウントケースからなるサブ
アッセンブリをつくり、これをエンジン上面に取付ける
ことにより、作業機及びスタータモータをエンジンに一
挙に取付けることができ、組立性の向上を図ることがで
きる。しかも作業機及びスタータモータの並列配置によ
り作業機付きエンジンの全高が大幅に下がり、コンパク
ト化にも寄与し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る作業機付きエンジンの正面図
【図2】図1の2矢視図
【図3】図2の3矢視図
【図4】図3の4矢視図
【図5】エンジンの冷却及び潤滑系概要図
【図6】エンジンの縦断平面図
【図7】図6の7−7線断面図
【図8】図6の8−8線断面図
【図9】図1の9−9線断面図
【図10】図6の10−10線断面図
【図11】図10の11−11線断面図
【図12】本発明の変形例を示す、図5に対応した概要
【符号の説明】
1 作業機付きエンジン 2 エンジン 6 スタータモータ 7 作業機 7a 入力軸 26 クランク軸 43 フライホイール 45 動力取出孔 51 マウントケース

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バーチカル型エンジン(2)の、鉛直方
    向に配置されたクランク軸(26)の上端にフライホイ
    ール(43)を結合し、このフライホイール(43)を
    囲んでエンジン(2)上面に接合されるマウントケース
    (51)に、入力軸(7a)をフライホイール(43)
    にスプライン又はキー結合する作業機(7)と、フライ
    ホイール(43)の外周に形成されるリングギヤ(4
    8)を駆動し得るスタータモータ(6)とを並列に取付
    けたことを特徴とする、作業機付きエンジン。
JP2990595A 1995-02-17 1995-02-17 作業機付きエンジン Pending JPH08218989A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2990595A JPH08218989A (ja) 1995-02-17 1995-02-17 作業機付きエンジン

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2990595A JPH08218989A (ja) 1995-02-17 1995-02-17 作業機付きエンジン

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JPH08218989A true JPH08218989A (ja) 1996-08-27

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JP2990595A Pending JPH08218989A (ja) 1995-02-17 1995-02-17 作業機付きエンジン

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