JPH08218882A - 内燃機関用ルーツ式過給機 - Google Patents

内燃機関用ルーツ式過給機

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JPH08218882A
JPH08218882A JP2384495A JP2384495A JPH08218882A JP H08218882 A JPH08218882 A JP H08218882A JP 2384495 A JP2384495 A JP 2384495A JP 2384495 A JP2384495 A JP 2384495A JP H08218882 A JPH08218882 A JP H08218882A
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JP
Japan
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volume chamber
control valve
rotor
air
variable volume
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Application number
JP2384495A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Nomura
啓 野村
Yoshiro Kato
吉郎 加藤
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ルーツ式過給機の過給効率を向上させる。 【構成】 ロータハウジング1と第1のロータ2間には
空気吸込口8から吸込まれた空気により満たされた定容
積室Xが形成され、第1のロータ2、第2のロータ4お
よびロータハウジング1間には容積が次第に減少する可
変容積室Yが形成される。定容積室Xと可変容積室Yと
を連通路17によって互いに連通させる。空気吐出口9
からの圧縮空気の吐出作用を制御する吐出制御弁14を
設け、可変容積室Y内の圧力が吐出制御弁14下流の吸
気通路12内の圧力と等しくなったときに吐出制御弁1
4を開弁させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は内燃機関用ルーツ式過給
機に関する。
【0002】
【従来の技術】互いに合噛しつつ反対方向に回転する第
1のまゆ型ロータと第2のまゆ型ロータを具備し、各ロ
ータの回転軸線を通る平面の一側に空気吸込口を形成す
ると共にこの平面の他側に空気吐出口を形成し、第1の
ロータとロータハウジング間に空気吸込口から吸込まれ
た空気によって満たされた定容積室が形成されると共に
ロータの回転に伴ないこの定容積室が両ロータおよびロ
ータハウジングにより画定される可変容積室に移行せし
められ、可変容積室の容積はロータが回転するにつれて
徐々に減少し、可変容積室内の空気が空気吐出口から吐
出される内燃機関用ルーツ式過給機において、定容積室
と可変容積室とをロータハウジング内周面上に形成され
た連通溝によって互いに連通せしめるようにしたルーツ
式過給機が公知である(実開平3−123996号公報
参照)。
【0003】このルーツ式過給機では第1のロータの端
面に取付けられた遮蔽板により開閉制御される主空気吐
出口をロータハウジングの端面上に形成し、可変容積室
内に開口する副空気吐出口をロータハウジングの内周壁
面上に形成し、副空気吐出口に対して副空気吐出口から
の空気の吐出作用を制御する吐出制御弁が設けられてい
る。吐出制御弁が閉弁しているときには可変容積室内の
空気は主空気吐出口のみを介して吐出される。このとき
主空気吐出口は可変容積室の容積が或る程度まで減少し
たときに、即ち可変容積室内の空気が圧縮されたときに
開口せしめられ、従って主空気吐出口からは圧縮された
空気が吐出される。これに対して吐出制御弁が開弁した
ときには可変容積室内の空気は実質的に圧縮されること
なく可変容積室から吐出される。
【0004】このルーツ式過給機では機関低負荷運転時
には吐出制御弁が開弁せしめられ、機関高負荷運転時に
は吐出制御弁が閉弁せしめられる。従って機関負荷が高
くなると過給機から吐出される空気圧が高められること
になる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで内燃機関では
機関の運転状態に応じて目標過給圧が異なり、概略的に
云うと機関負荷が高くなるほど目標過給圧を高くするこ
とが好ましい。従って通常内燃機関では機関負荷が高く
なるほど過給機下流の吸気通路内の圧力、即ち過給圧を
高めるようにしている。過給機では可変容積室からの空
気の吐出作用が開始されると可変容積室には過給機下流
の吸気通路内の圧力が作用するがこの圧力は上述した如
く機関負荷が高くなるほど高くなる。
【0006】ところでこのとき可変容積室内の圧力と過
給機下流の吸気通路内の圧力、即ち過給圧との間に差が
あると過給機の効率が大巾に低下する。即ち、可変容積
室内の圧力が過給圧よりも低い場合には空気吐出口から
可変容積室内に空気が逆流するために損失が生じ、斯く
して過給効率が低下することになる。これに対して可変
容積室内の圧力が過給圧よりも高いときには過給機によ
り無駄な圧縮作用を行っていることになり、斯くしてこ
の場合にも過給効率が低下することになる。即ち、過給
効率を高めるためには可変容積室からの空気の吐出作用
が開始されたときの可変容積室内の圧力を過給機下流の
吸気通路内の過給圧と等しくする必要がある。
【0007】上述の公知のルーツ式過給機では機関高負
荷運転時には空気の吐出作用開始時における可変容積室
内の圧力が高められる、しかしながらこのルーツ式過給
機では空気の吐出作用開始時における可変容積室内の圧
力と過給機下流の吸気通路内の圧力とは通常等しくなら
ず、斯くして十分に高い過給効率を得ることができない
という問題がある。
【0008】
【課題を解決するための手段】1番目の発明によれば上
記問題点を解決するために、互いに合噛しつつ反対方向
に回転する第1のまゆ型ロータと第2のまゆ型ロータを
具備し、各ロータの回転軸線を通る平面の一側に空気吸
込口を形成すると共にこの平面の他側に空気吐出口を形
成し、第1のロータとロータハウジング間に空気吸込口
から吸込まれた空気によって満たされた定容積室が形成
されると共にロータの回転に伴ない定容積室が両ロータ
およびロータハウジングにより画定される可変容積室に
移行せしめられ、可変容積室の容積はロータが回転する
につれて徐々に減少し、可変容積室内の空気が空気吐出
口から吐出される内燃機関用ルーツ式過給機において、
定容積室と可変容積室とを連通する連通路を設けると共
に空気吐出口からの空気の吐出を制御する吐出制御弁を
設け、定容積室が形成されるときには吐出制御弁を閉弁
しておくと共に再び定容積室が形成される前に吐出制御
弁を開弁させ、吐出制御弁の開弁時期を目標過給圧が高
くなるにつれて遅くするようにしている。
【0009】2番目の発明では、1番目の発明において
吐出制御弁の閉弁時期を過給圧が目標過給圧となるよう
に制御するようにしている。
【0010】
【作用】1番目の発明では、吐出制御弁の開弁時期を目
標過給圧が高くなるにつれて遅くすることによって可変
容積室からの空気の吐出作用が開始されたときの可変容
積室内の圧力が空気吐出口に加わる過給圧とほぼ等しく
される。2番目の発明では、過給圧が目標過給圧となる
ように吐出制御弁の閉弁時期が制御される。
【0011】
【実施例】図1を参照すると、1はロータハウジング、
2は回転軸3により支持された第1のまゆ型ロータ、4
は回転軸5により支持された第2のまゆ型ロータを夫々
示す。図2に示されるように各回転軸3,5の端部には
互いに噛合する歯車6,7が固定され、一方の回転軸、
例えば回転軸5が機関7ランクシャフトにより駆動され
る。このとき第1のロータ2および第2のロータ4は互
いに合噛しつつ図1において矢印で示すように互いに反
対方向に回転せしめられる。
【0012】図1に示されるように各ロータ2,4の回
転軸線を含む平面の一側に位置するロータハウジング1
の内周面上には空気吸込口8が形成され、この平面の他
側に位置するロータハウジング1の内周面上には空気吐
出口9が形成される。図1からわかるように空気吸込口
8は第2のロータ4側に偏心して形成されており、空気
吐出口9は第1のロータ2側に偏心して形成されてい
る。空気吸込口8は例えばスロットル弁10を介してエ
アフローメータ11に連結され、空気吐出口9は吸気通
路12を介して機関燃焼室内に連結される。この吸気通
路12内にはアクチュエータ13によって開閉制御され
る吐出制御弁14が配置される。
【0013】一方、第1のロータ2の端面と対面するロ
ータハウジング1の端面上には第1のロータ2の端面に
よって開閉制御される第1の連通口15が形成され、第
2のロータ4の端面と対面するロータハウジング1の端
面上には第2のロータ4の端面によって開閉制御される
第2の連通口16が形成される。これら第1の連通口1
5および第2の連通口16は連通路17を介して互いに
連通せしめられる。また、第1の連通口15と第2の連
通口16の間のロータハウジング1の端面上には第3の
連通口18が形成され、この第3の連通口18は通路1
9を介して連通路17に連結される。通路19内にはア
クチュエータ20によって開閉制御される連通制御弁2
1が配置される。
【0014】図3は吐出制御弁14のアクチュエータ1
3の一例を示している。図3に示されるようにアクチュ
エータ13は吐出制御弁14の弁軸22に取付けられた
永久磁石23と、永久磁石23の周囲に配置された4つ
のソレノイド24a,24b,24c,24dとを具備
する。図3はソレノイド24b,24dのみが付勢さ
れ、ソレノイド24bの内端にS極が、ソレノイド24
dの内端にN極が形成されている場合を示している。こ
のとき吐出制御弁14は全閉状態にある。一方、ソレノ
イド24b,24dが消勢され、例えばソレノイド24
aの内端にN極、ソレノイド24cの内端にS極が形成
されると吐出制御弁14は90度時計回りに回転し、斯
くして吐出制御弁14が全開せしめられる。このように
吐出制御弁14はアクチュエータ13によって全閉位置
と全開位置に切換えられる。
【0015】連通制御弁21のアクチュエータ20も図
3に示すような構造を有する。従ってこの連通制御弁2
1もアクチュエータ20によって全閉位置と全開位置に
切換えられる。各アクチュエータ13,20は図1に示
す電子制御ユニット30の出力信号に基いて制御され
る。電子制御ユニット30はディジタルコンピュータか
らなり、双方向性バス31によって相互に接続されたR
OM(リードオンリメモリ)32、RAM(ランダムア
クセスメモリ)33、CPU(マイクロプロセッサ)3
4、入力ポート35および出力ポート36を具備する。
エアフローメータ11は吸入空気量に比例した出力電圧
を発生し、この出力電圧はAD変換器37を介して入力
ポート35に入力される。また、入力ポート35には機
関回転数を表わす回転数センサ40の出力パルスが入力
される。一方、出力ポート36は対応する駆動回路38
を介して各アクチュエータ13,20に接続される。
【0016】次にルーツ式過給機の作動について図4を
参照しつつ説明する。図4(A)は第1のロータ2とロ
ータハウジング1との間に形成される空間Xが空気吸込
口8との連通を断ったときを示しており、このときこの
空間Xが空気吸込口8から吸込まれた空気により満たさ
れた定容積室となる。一方、このとき第1のロータ2に
関して定容積室Xと反対側には第1ロータ2、第2ロー
タ4およびロータハウジング1によって画定された可変
容積室Yが形成されている。また、このとき第1の連通
口15は第1のロータ2の端面により閉鎖されており、
第2の連通口16は可変容積室Y内に開口している。
【0017】次いで各ロータ2,4が少し回転すると図
4(B)に示されるように第1の連通口15が定容積室
X内に開口する。従って、第1の連通口15は定容積室
Xが形成された直後に定容積室X内に開口する位置に形
成されていることになる。このとき第2の連通口16は
依然として可変容積室Y内に開口しており、従ってこの
とき定容積室Xは連通路17を介して可変容積室Yに連
通することになる。図4(A)に示す状態から図4
(B)に示す状態に移行するとこれら図4(A)および
(B)からわかるように可変容積室Yの容積が減少す
る。従ってこのとき図4(A)および(B)に示される
ように吐出制御弁14が全閉状態に保持されていると可
変容積室Y内の空気は圧縮され、この圧縮空気の一部が
連通路17を介して定容積室X内に送り込まれる。ロー
タ2,4が更に回転すると可変容積室Yの容積が更に減
少し、斯くして定容積室Xと可変容積室Y内の圧縮空気
圧が更に高くなる。
【0018】次いでロータ2,4が更に回転すると図4
(B)に示される定容積室Xと可変容積室Yとが図4
(C)に示されるように合体して可変容積室Yとなる。
即ち、このとき図4(B)に示される定容積室Xは図4
(C)に示される可変容積室Yに移行せしめられ、この
間も可変容積室Yの容積は徐々に減少せしめられる。従
ってこの間、吐出制御弁14が閉弁状態に保持されてい
ると可変容積室Y内の圧縮空気の圧力は更に増大せしめ
られる。なお、図4(B)に示される定容積室Xが図4
(C)に示される可変容積室Yに移行せしめられると第
1の連通口16は第2のロータ4の端面によって閉鎖さ
れる。従って第1の連通口15と第2の連通口16は図
4(A)に示すように定容積室Xが形成されてから図4
(C)な示すように定容積室Xが可変容積室Yに移行す
るまでの間、定容積室Xと可変容積室Yとを連通しうる
ように形成されている。
【0019】次いでロータ2,4が更に回転すると可変
容積室Yの容積が更に減少するために可変容積室Y内の
圧縮空気の圧力は更に高くなる。次いで図4(D)に示
されるように吐出制御弁14が開弁せしめられると可変
容積室Y内の圧縮空気が空気吐出口9から吐出される。
本発明では可変容積室Y内の圧力と吐出制御弁14下流
の吸気通路12内の圧力とがほぼ等しくなったときに吐
出制御弁14が開弁せしめられる。次にこの吐出制御弁
14の開弁制御について説明する。
【0020】図5に吐出制御弁14の開閉タイミングを
示す。なお、図5において回転角θは図4(A)に示す
状態を0度としたときの第1のロータ2の回転角を示し
ている。また図5は回転角θが0からθAの範囲では吐
出制御弁14が閉弁せしめられており、回転角θがθA
になったときに吐出制御弁14が全開せしめられる場合
を示している。即ち、図5においてθAは可変容積室Y
内の圧力と吐出制御弁14下流の吸気通路12内の圧力
とがほぼ等しくなったときを示している。
【0021】図6(A)は機関の目標過給圧を示してお
り、吐出制御弁14下流の吸気通路12内の過給圧はほ
ぼこの目標過給圧とされる。図6(A)からわかるよう
に目標過給圧は機関負荷Q/N(吸入空気量Q/機関回
転数N)が高くなるほど大きくなり、機関回転数Nが高
くなるほど大きくなる。一方、図5に示されるように吐
出制御弁14が閉弁せしめられているときには可変容積
室Y内の圧力は徐々に増大し、従って吐出制御弁14が
開弁したときの可変容積室Y内の圧力は吐出制御弁14
の開弁時期θAを遅くすればするほど高くなる。従って
本発明では目標過給圧が高くなればなるほど吐出制御弁
14の開弁時期θAが遅くされる。
【0022】図6(B)は可変容積室Y内の圧力が目標
過給圧となるときの回転角θ、即ち吐出制御弁14を開
弁すべき時期θAを示している。この吐出制御弁14の
開弁時期θAは機関負荷Q/Nが高くなるほど大きくな
り、機関回転数Nが高くなるほど大きくなる。即ち、吐
出制御弁14の開弁時期θAは機関負荷Q/Nが高くな
るほど遅くなり、機関回転数Nが高くなるほど遅くな
る。図6(B)に示す吐出制御弁14の開弁時期θAは
機関負荷Q/Nおよび機関回転数Nの関数として図7
(A)に示すマップの形で予めROM32内に記憶され
ている。
【0023】従って図7(A)のマップに基いて吐出制
御弁14を開弁せしめるとこのとき可変容積室Y内の圧
力と吐出制御弁14下流の吸気通路12内の圧力とはほ
ぼ等しくなり、斯くして高い過給効率が得られることに
なる。吐出制御弁14が全開せしめられると可変容積室
Y内の圧力、即ち吸気通路12内の過給圧は図5に示さ
れるように第1のロータ12の回転角θの増大に伴ない
少しずつ増大する。次いで吐出制御弁14の開弁後第1
のロータ2が回転角θがθBになったときに吐出制御弁
14が閉弁せしめられる。
【0024】この場合、吐出制御弁14の閉弁時期θB
を遅くしすぎると次に吐出制御弁14が開弁したときに
過給圧が可変容積室Y内の圧力よりも高くなってしま
い、吐出制御弁14の閉弁時期θBを早くしすぎると次
に吐出制御弁14が開弁したときに過給圧が可変容積室
Y内の圧力も低くなってしまう。即ち、次に吐出制御弁
14が開弁したときに過給圧が可変容積室Y内の圧力と
ほぼ等しくするためには吐出制御弁14の閉弁時期θB
に最適値が存在することになる。吐出制御弁14が次に
開弁したときに過給圧と可変容積室Y内の圧力とがほぼ
等しくなる最適な吐出制御弁14の閉弁時期θBは予め
実験により求められており、この閉弁時期θBは機関負
荷Q/Nおよび機関回転数Nの関数として図7(B)に
示すマップの形で予めROM32内に記憶されている。
【0025】一方、吐出制御弁14が閉弁せしめられる
と可変容積室Y内の圧力が再び上昇し始め、従ってこれ
をこのまま放置しておくと可変容積室Y内の空気が高圧
縮されるために過給機の駆動損失が増大してしまう。従
って本発明による実施例では図5に示されるように吐出
制御弁14が閉弁せしめられるや否や連通制御弁21が
全開せしめられる。連通制御弁21が全開せしめられる
と図4(D)からわかるように可変容積室Y内の圧縮空
気が第3の連通口18から連通路17内に排出され、次
いで第2の連通口16から第2のロータ4とロータハウ
ジング1間に形成される定容積室Z内に送り込まれる。
【0026】次いで図4(D)に示される定容積室Zが
図4(A)に示すように可変容積室Yに移行するともは
や連通制御弁21を開弁しておく意味がなくなる。従っ
て図4(A)に示される状態になると、即ち第1のロー
タ2の回転角θが図5に示される一定角θkになると連
通制御弁21は閉弁せしめられる。なお、この連通制御
弁21を回転角θがθAになったときに閉弁せしめるよ
うにしてもよい。なお、第3の連通口18はその目的か
らして定容積室Xが可変容積室Yに移行したときから定
容積室Zが可変容積室Yに移行するまでの間、可変容積
室Yに開口するように配置することが好ましい。図8は
吐出制御弁14および連通制御弁21の開閉制御ルーチ
ンを示しており、このルーチンは繰返し実行される。
【0027】図8を参照するとまず初めにステップ50
において図7(A)および(B)に示すマップから吐出
制御弁14の開弁時期θAおよび閉弁時期θBが夫々算
出される。次いでステップ51では第1のロータ2の回
転角θが図5に示すθkになったか否かが判別される。
θ=θkになったときにはステップ52に進んで連通制
御弁21が閉弁せしめられる。ステップ53では回転角
θがθAになったか否かが判別される。θ=θAになっ
たときにはステップ54に進んで吐出制御弁14が開弁
せしめられる。ステップ55では回転角θがθBになっ
たか否かが判別される。θ=θBになったときにはステ
ップ56に進んで吐出制御弁14が閉弁せしめられ、次
いでステップ57に進んで連通制御弁21が開弁せしめ
られる。
【0028】
【発明の効果】ルーツ式過給機の過給効率を大巾に向上
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ルーツ式過給機の側面断面図である。
【図2】図1に示す過給機の連通路に沿った断面を示す
図である。
【図3】アクチュエータの構造を図解的に示す図であ
る。
【図4】過給機の作動を説明するための図である。
【図5】吐出制御弁および連通制御弁の作動を示すタイ
ムチャートである。
【図6】目標過給圧と吐出制御弁の開弁時期θAを示す
図である。
【図7】吐出制御弁の開弁時期θAと閉弁時期θBのマ
ップを示す図である。
【図8】吐出制御弁と連通制御弁の開閉制御を行うため
のフローチャートである。
【符号の説明】
1…ロータハウジング 2…第1のロータ 4…第2のロータ 8…空気吸込口 9…空気吐出口 14…吐出制御弁 17…連通路 21…連通制御弁 X,Z…定容積室 Y…可変容積室

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに合噛しつつ反対方向に回転する第
    1のまゆ型ロータと第2のまゆ型ロータを具備し、各ロ
    ータの回転軸線を通る平面の一側に空気吸込口を形成す
    ると共に該平面の他側に空気吐出口を形成し、第1のロ
    ータとロータハウジング間に空気吸込口から吸込まれた
    空気によって満たされた定容積室が形成されると共にロ
    ータの回転に伴ない該定容積室が両ロータおよびロータ
    ハウジングにより画定される可変容積室に移行せしめら
    れ、該可変容積室の容積はロータが回転するにつれて徐
    々に減少し、該可変容積室内の空気が空気吐出口から吐
    出される内燃機関用ルーツ式過給機において、上記定容
    積室と可変容積室とを連通する連通路を設けると共に空
    気吐出口からの空気の吐出を制御する吐出制御弁を設
    け、定容積室が形成されるときには吐出制御弁を閉弁し
    ておくと共に再び定容積室が形成される前に吐出制御弁
    を開弁させ、吐出制御弁の開弁時期を目標過給圧が高く
    なるにつれて遅くするようにした内燃機関用ルーツ式過
    給機。
  2. 【請求項2】 吐出制御弁の閉弁時期を過給圧が目標過
    給圧となるように制御する請求項1に記載の内燃機関用
    ルーツ式過給機。
JP2384495A 1995-02-13 1995-02-13 内燃機関用ルーツ式過給機 Pending JPH08218882A (ja)

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