JPH0821784A - 空気吸込み式エンジンの試験装置 - Google Patents

空気吸込み式エンジンの試験装置

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JPH0821784A
JPH0821784A JP15711894A JP15711894A JPH0821784A JP H0821784 A JPH0821784 A JP H0821784A JP 15711894 A JP15711894 A JP 15711894A JP 15711894 A JP15711894 A JP 15711894A JP H0821784 A JPH0821784 A JP H0821784A
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JP
Japan
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nozzle
engine
air
guide
air intake
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JP15711894A
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English (en)
Inventor
Toshihiko Shin
俊彦 進
Yasuo Fujiwara
泰生 富士原
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Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ノズル出口とエンジンの空気取り入れ口との
離間距離を変化させずにノズルの傾きを変え、かつ、上
記空気取り入れ口近傍での気流状態を光学的に測定する
ことを可能にする。 【構成】 超音速ノズル12の支持壁18に円弧状のガ
イドレール20,22を固定し、これらガイドレール2
0,22に沿ってスライドするスライダ24,26を超
音速ノズル12側に取付ける。各ガイドレール20,2
2の曲率中心の位置は、供試エンジン10の空気取り入
れ口10aもしくはその近傍に設定されたノズル回転中
心Oの位置に合致させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ラムジェットエンジン
をはじめとする空気吸込み式エンジンの試験装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、航空機等の飛行用エンジンとし
て、ラムジェットエンジンやターボジェットエンジンと
いった空気吸込み式エンジンが知られている。この空気
吸込み式エンジンは、前方から吸い込んだ大気を減速さ
せるだけで、あるいはこの吸いこんだ空気を圧縮機によ
り圧縮させ、十分な高圧を発生させ、これに燃料を吹き
込んで燃焼させるものであり、特にスクラムジェットエ
ンジン(超音速燃焼ラムエンジン)は、上記大気の流入
速度が極めて高い超音速機等に好適であるとされてい
る。
【0003】ところで、このような空気吸込み式エンジ
ンの開発にあたっては、飛行高度及び飛行速度に対応す
るエンジンの燃焼性能及び推力の測定が重要となる。こ
の測定は、ノズルを用いて超音速気流あるい亜音速気流
を発生させてエンジン入口(空気取り入れ口;インレッ
ト)に導入する、いわゆる地上試験設備(超音速風洞)
によって行うことが可能である。
【0004】このエンジンの試験では、図14(a)
(b)に示すように飛行中の迎角θを変化させた時の気
流変化を捉えたいという要求がある。この場合、同図に
示すように模擬飛行体100の迎角θを実際に変化させ
てもよいが、図15に示すように、エンジン供試体10
2は水平に保ったままノズル104側を適宜傾けるよう
にすれば、実質的に迎角を変更することができ、エンジ
ン試験をより簡単に行うことが可能となる。
【0005】そこで従来は、上記のようにノズル104
の傾き角を可変にする装置として、次のようなものが提
案されている。
【0006】A)ベローズ方式(図16):低圧室10
6内に供試エンジン102を、高圧容器であるプレナム
チャンバ108内にノズル104をそれぞれ配置し、上
記低圧室106とプレナムチャンバ108との間をベロ
ーズ(蛇腹状伸縮管)110で区画する。そして、上記
プレナムチャンバ108内を流れる高温高圧の超音速気
流をノズル104で例えば超音速まで加速しながら上記
供試エンジン102内に導入する。この装置では、上記
ベローズ110の撓み変形により、供試エンジン102
入口に設定された回転中心回りにノズル104を傾ける
ことができる。
【0007】B)ボールジョイント方式(図17):上
記ノズル104の入口にボールジョイント116を介し
て第1供給管112を接続し、この第1供給管112に
ボールジョイント118を介して第2供給管114を接
続し、この第2供給管114及び第1供給管112を通
して上記ノズル104に高温高圧のエアを供給すること
により、A)の装置と同様にノズル104から供試エン
ジン102内に高速気流を導入する。この装置では、各
ボールジョイント116,118を関節として、第1供
給管112に対するノズル104の角度、及び第2供給
管114に対する第1供給管112の角度を変えること
により(図の二点鎖線参照)、供試エンジン102に対
するノズル104の角度を自由に変更することができ
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記各装置には、次の
ような欠点がある。
【0009】A)のベローズ方式では、ノズル104の
出口と供試エンジン102の空気取り入れ口との間がベ
ローズ110で覆われているので、上記空気取り入れ口
近傍の気流の状況を外側から見通すことができない。こ
のため、上記気流の状況をシュリーレン法やシャドウグ
ラフ法等に基づく光学測定装置で測定することができな
い。従って、測定方法は著しく制限されることになる。
このような不都合は、上記のようなベローズ110を用
いる場合のみならず、例えば上記回転中心Oで供試エン
ジン102とノズル104とをピン結合するような場合
にも同様に生じ得る。
【0010】これに対してB)のボールジョイント方式
では、ノズル104の出口と供試エンジン102の空気
取り入れ口との間が開放されているので、上記のような
光学測定が可能であるが、ボールジョイント116,1
18を関節として動かしてノズル104を例えば図の実
線位置から二点鎖線位置まで傾けた際、このノズル10
4の傾斜角度だけでなくノズル104と供試エンジン1
02との離間距離もaからa´に変化してしまう。換言
すれば、この装置では、上記離間距離を一定に保ちなが
らノズル104の傾きを変えることができないので、他
の条件を変えずに迎角のみを変えた場合の気流の変化を
正確に測定することが困難である。
【0011】本発明は、このような事情に鑑み、ノズル
出口とエンジンの空気取り入れ口との離間距離を変化さ
せずにノズルの傾きを変えることができ、しかも上記空
気取り入れ口近傍での気流状態を光学的に測定すること
ができる空気吸込み式エンジンの試験装置を提供するこ
とを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の手段として、本発明は、空気吸込み式エンジンの空気
取り入れ口に向けてノズルから高速エアを供給する空気
吸込み式エンジンの試験装置において、上記ノズルを支
持するためのノズル支持部材を設置するとともに、この
ノズル支持部材と上記ノズルのいずれか一方に、上記空
気吸込み式エンジンの空気取り入れ口もしくはその近傍
に設定されたノズル回転中心を曲率中心とする円弧状案
内面をもつ案内部材を取付け、他方に、上記案内部材に
係合された状態でこの案内部材の案内面に沿って案内さ
れる被案内部材を取付けたものである(請求項1)。
【0013】なお、ここで「エンジンの空気取り入れ口
もしくはその近傍に設定されたノズル回転中心」の「近
傍」とは、上記ノズル回転中心回りにノズルが旋回した
時にこのノズルとエンジンの空気取り入れ口との離間距
離の微小変化量がエンジン試験を行うについて許容範囲
に納まる程度まで近く、という意である。
【0014】上記装置では、上記ノズル支持部材として
第1支持部材及び第2支持部材を備え、第1支持部材と
上記ノズルのいずれか一方に、上記空気吸込み式エンジ
ンの空気取り入れ口もしくはその近傍に設定されたノズ
ル回転中心を曲率中心とする円弧状案内面をもつ第1案
内部材を取付け、他方に、上記第1案内部材に係合され
た状態でこの第1案内部材に沿って案内される第1被案
内部材を取付けるとともに、上記第1支持部材と第2支
持部材のいずれか一方に、上記第1案内部材を含む平面
と略直交する平面内において上記ノズル回転中心を曲率
中心とする円弧状案内面をもつ第2案内部材を取付け、
他方に、上記第2案内部材に係合された状態でこの第2
案内部材に沿って案内される第2被案内部材を取付ける
ことにより、後述のようなより優れた効果が得られる
(請求項2)。
【0015】また、上記装置において上記空気吸込み式
エンジンに左右一対の空気取り入れ口を設ける場合、こ
れらの空気取り入れ口に個別にノズルを指向させるとと
もに、これらノズルの上方、下方のいずれか一方、もし
くは左右両外側に各ノズルのノズル支持部材を設置し、
このノズル支持部材に設けられた上記案内部材及び被案
内部材と上記ノズルとの間に両者を連結するノズル取付
部材を介在させることが、より好ましい(請求項3,
4)。
【0016】また、上記各装置では、上記空気吸込み式
エンジンが設置されている地盤と上記ノズル支持部材と
の間に着脱可能に介在されるスペーサを備えるようにし
てもよい(請求項5)。
【0017】
【作用】請求項1記載の装置によれば、案内部材の案内
面、すなわち空気吸込み式エンジンの空気取り入れ口も
しくはその近傍に設定されたノズル回転中心を曲率中心
とする面に沿って被案内部材を相対移動させることによ
り、ノズルはノズル支持部材に対して上記ノズル回転中
心回りに旋回する。このような旋回により、ノズル出口
とエンジンの空気取り入れ口との離間距離をほぼ一定に
保ったまま、空気吸込み式エンジンに対するノズルの傾
き角のみが変更される。
【0018】さらに、請求項2記載の装置によれば、第
1案内部材の案内面に沿って第1被案内部材を相対移動
させることにより、ノズルは第1支持部材に対して上記
ノズル回転中心回りに旋回し、第2案内部材の案内面に
沿って第2案内部材を相対移動させることにより、第1
支持部材は上記旋回面と略直交する面上で上記ノズル回
転中心回りに旋回する。これらの旋回により、ノズル出
口とエンジンの空気取り入れ口との離間距離をほぼ一定
に保ったまま、空気吸込み式エンジンに対するノズルの
傾き角を互いに略直交する二方向について変更すること
が可能である。これにより、例えば飛行体の迎角(鉛直
面上での傾き角)及び滑り角(水平面上での傾き角)の
双方を変化させた時の模擬試験を行うことが可能であ
る。
【0019】請求項3,4記載の装置では、エンジンに
設けられた左右一対の空気取り入れ口に対応する左右一
対のノズルの上方、下方のいずれか一方、もしくは両外
側に各ノズルについてのノズル支持部材が配置されてい
るので、両空気取り入れ口間の距離が小さい場合、すな
わち両ノズル間の距離が小さい場合にも、両ノズル支持
部材同士を干渉させることなくコンパクトにレイアウト
することが可能である。
【0020】請求項5記載の装置では、上記空気吸込み
式エンジンの空気取り入れ口の高さ位置が変更された場
合にも、これに応じて地盤とノズル支持部材との間に適
当な寸法のスペーサを介入させ、もしくは取外すことに
より、ノズル出口と上記空気取り入れ口との相対高さ位
置を良好に調節することができる。
【0021】
【実施例】本発明の一実施例を図1〜図4に基づいて説
明する。
【0022】図1〜図3において、10は供試エンジン
(この実施例ではラムジェットエンジン)であり、この
供試エンジン10の空気取り入れ口10aに、超音速ノ
ズル12の出口が向けられている。この超音速ノズル1
2の入口には空気供給配管14を介して図略のエア供給
源が接続されており、このエア供給源から供給される高
温高圧のエアが上記超音速ノズル12によって超音速ま
で加速されてから上記空気取り入れ口10aに導入され
るようになっている。
【0023】次に、上記超音速ノズル12の支持装置を
説明する。上記供試エンジン10が設置されている地盤
16上には、左右一対(図2では上下一対)の支持壁
(ノズル支持部材)18が立設され、各支持壁18の内
側面には前後一対(図1,2では左右一対)のガイドレ
ール(案内部材)20,22が固定されている。これら
のガイドレール20,22は円弧状をなし、その内側面
及び外側面が案内面とされており、かつ、これらの案内
面の曲率中心が、上記エンジン空気取り入れ口10aも
しくはその近傍に予め設定されたノズル回転中心Oと合
致するように、各ガイドレール20,22の固定位置が
設定されている。すなわち、各ガイドレール20,22
の案内面と上記ノズル回転中心Oとの距離は、上記案内
面の曲率半径R(図4)と等しくなっている。
【0024】図4に示すように、各ガイドレール20,
22には、滑動用のボール28が介在した状態でスライ
ダ(被案内部材)24,26がそれぞれ係合されてお
り、これらスライダ24,26は、それぞれ上記ガイド
レール20,22の案内面に沿ってスライドするように
なっている。一方、上記超音速ノズル12には、これを
下から受けるコ字状の揺動台座36が固定され、この揺
動台座36の両側面に上記各スライダ24,26が固定
されている。すなわち、超音速ノズル12には上記揺動
台座36を介して各スライダ24,26が取付けられて
いる。
【0025】また、上記地盤16には、水平方向のピン
30を介してアクチュエータ(図例では油圧シリンダ)
32の中間部が回動可能に支持され、このアクチュエー
タ32の作動部である伸縮ロッド33の先端がピン34
を介して回動可能に上記揺動台座36の底部に連結され
ている。
【0026】このような装置において、上記アクチュエ
ータ32の伸縮ロッド33を伸縮させれば、各ガイドレ
ール20,22の案内面に沿うスライダ24,26のス
ライドを伴いながら、上記伸縮ロッド33に連結されて
いる上記揺動台座36及び超音速ノズル12が傾く。
【0027】ここで、各ガイドレール20,22の案内
面はその曲率中心が上記ノズル回転中心Oと合致する位
置に存在するので、上記超音速ノズル12はノズル回転
中心O回りに旋回しながら傾くことになる。しかも、上
記ノズル回転中心は上記供試エンジン10の空気取り入
れ口10aもしくはその近傍の位置に設定されているの
で、結局、この空気取り入れ口10aと超音速ノズル1
2出口との距離をほぼ一定に保ったまま、超音速ノズル
の水平面からの傾き角(実際の飛行時における迎角に対
応する角度)αのみを変更することができる。従って、
他の条件は変更せずに迎角のみを変更した場合の気流状
況の変化がエンジン性能にどういう影響を及ぼすかを正
確に把握することができる。
【0028】また、この装置では、前記図16に示した
ベローズ式の従来装置と異なり、エンジン空気取り入れ
口10aの近傍領域(図3のE部)は常に開放された状
態にあるため、この領域での気流状況を不都合なく光学
測定することができる。
【0029】次に、第2実施例を図5及び図6に基づい
て説明する。上記実施例では、揺動台座36に超音速ノ
ズル12を直接固定しているが、この実施例では、揺動
台座36と超音速ノズル12との間に前後一対のガイド
レール38,40及びスライダ42,44が介設されて
いる。より具体的には、上記揺動台座36の上面、すな
わちガイドレール20,22を含む鉛直面と直交する平
面上にガイドレール38,40が固定され、これらのガ
イドレール38,40にそれぞれ係合するスライダ4
2,44が超音速ノズル12の下面に固定されている。
各ガイドレール38,40は、ガイドレール20,22
と同様に円弧状の案内面を内側及び外側に有し、その曲
率中心が、前記第1実施例で示したノズル回転中心Oと
同等の位置にあるノズル回転中心O(すなわちガイドレ
ール20,22の案内面の曲率中心)と合致する位置に
固定されている。
【0030】従って、この実施例では、上記支持壁1
8、ガイドレール20,22、スライダ24,26、揺
動台座36、ガイドレール38,40、スライダ42,
44がそれぞれ、本願請求項2記載の発明における第2
支持部材、第2案内部材、第2被案内部材、第1支持部
材、第1案内部材、第1被案内部材に相当している。ま
た、超音速ノズル12の横方向への揺動スペースを確保
すべく、後側の左右ガイドレール20同士の離間寸法は
前側の左右ガイドレール22同士の離間寸法よりも大き
く設定されている。
【0031】さらに、揺動台座の後部は超音速ノズル1
2の上面よりもさらに上方に突出しており、この突出部
分36aにピン45を介してアクチュエータ(図例では
油圧シリンダ)46の基部が回動可能に連結されるとと
もに、その作動部である伸縮ロッド47の先端がピン4
8を介して超音速ノズル12の上面に回動可能に連結さ
れている。
【0032】この実施例によれば、上記アクチュエータ
32の伸縮ロッド33の伸縮により、各ガイドレール2
0,22の案内面に沿うスライダ24,26のスライド
に伴って揺動台座36及び超音速ノズル12が支持壁1
8に対して鉛直方向に傾くとともに、上記アクチュエー
タ46の伸縮ロッド47の伸縮により、各ガイドレール
38,40の案内面に沿うスライダ42,44のスライ
ドに伴って超音速ノズル12が揺動台座36上で旋回す
る。
【0033】ここで、各ガイドレール38,40の案内
面は、各ガイドレール20,22の案内面と同様、その
曲率中心が上記ノズル回転中心Oと合致する位置に存在
するので、上記超音速ノズル12は、互いに直交する2
平面上においてノズル回転中心O回りに旋回しながら傾
くことになる。このため、供試エンジン10の空気取り
入れ口10aと超音速ノズル12出口との距離をほぼ一
定に保ったまま、超音速ノズルの水平面からの傾き角
(実際の飛行時における迎角に対応する角度)αと、鉛
直面からの傾き角(実際の飛行時における滑り角に対応
する角度)βの双方を同時に変更することができる。従
って、他の条件は変更せずに迎角及び滑り角のみを変更
した場合の気流状況の変化がエンジン性能にどういう影
響を及ぼすかを正確に把握することができる。
【0034】また、この装置でも、エンジン空気取り入
れ口10aの近傍領域(図3のE部)は常に開放された
状態にあるため、この領域での気流状況を不都合なく光
学測定することができる。
【0035】次に、第3実施例を図7に基づいて説明す
る。
【0036】上記実施例において、図6に示すように供
試エンジン10の排気口10bをディフューザキャッチ
コーン11に向ける場合、これら排気口10bとディフ
ューザキャッチコーン11との中心線同士を合致させる
ことが好ましい。従って、上記ディフューザキャッチコ
ーン11の高さ位置を固定したまま、空気取り入れ口1
0aと排出口10bとの偏心量eが互いに異なる供試エ
ンジン10を交換すると、この供試エンジン10の空気
取り入れ口10aの高さ位置も変わることになる。
【0037】このような場合、上記図6に示すように、
支持壁18と地盤16との間に適当な高さ寸法をもつス
ペーサ50を介在させれば、簡単な構成で超音速ノズル
12の出口とエンジン空気取り入れ口10aとを合致さ
せることができ、エンジン10の上記偏心量eにかかわ
らず良好な試験を行うことができる。
【0038】なお、供試エンジン10の交換によりその
空気取り入れ口10aの位置が左右に変化する場合に
は、これに応じてノズル支持装置全体の取付位置を左右
にずらせばよい。
【0039】次に、第4実施例を図8〜図10に基づい
て説明する。
【0040】この実施例では、供試エンジン10に2つ
の空気取り入れ口10aが左右に並設されている場合を
示している。この場合、各空気取り入れ口10aに個別
に超音速ノズル12を指向させる必要があるが、特に両
空気取り入れ口10aの離間角度θが小さい場合(図例
では90°)、すなわち、両空気取り入れ口10a同士
の間隔が狭い場合、これらに対向する左右一対の超音速
ノズル12同士の間隔も狭くなるため、各超音速ノズル
12を支持する部材同士の干渉を避けるようにレイアウ
トを工夫する必要がある。
【0041】そこで、この実施例では、各超音速ノズル
12の支持装置をすべて両超音速ノズル12の下方に配
置し、これら支持装置の上方に上記超音速ノズル12を
支持するようにしている。
【0042】より具体的には、各超音速ノズル12につ
いての支持壁18のうち、内側の支持壁18が中央の単
一の支持壁18で兼用されており、この中央支持壁18
の両側面と、両外側の支持壁18の内側面とに前記第2
実施例と同等の縦方向ガイドレール(第2案内部材)2
0,22が固定される一方、これらガイドレール20,
22の案内面に沿ってスライドするスライダ(第2被案
内部材)26,28が揺動台座36の左右両側部に固定
されている。各揺動台座36の上面には、前記第2実施
例で示したと同等の横方向ガイドレール(第1案内部
材)38,40が固定され、これらガイドレール38,
40の案内面に沿ってスライドするスライダ(第1被案
内部材)42,44がノズル支持台53の下面に固定さ
れている。そして、このノズル支持台53の上面にノズ
ルブラケット54が立設され、このノズルブラケット5
4の上端部に超音速ノズル12が固定されている。
【0043】すなわち、この実施例では、スライダ4
2,44に超音速ノズル12が直接固定されるのではな
く、両者の間にノズル取付部材であるノズル支持台53
及びノズルブラケット54が介設されている。
【0044】なお、この実施例では横方向の駆動のため
のアクチュエータ(前記第2実施例ではアクチュエータ
46)の図示を省略しており、図9では超音速ノズル1
2の図示を省略している。また、図8において52は、
上記供試エンジン10や超音速ノズル12等が収容され
る低圧室の側壁である。
【0045】このような構造によれば、両空気取り入れ
口10a同士が近接している場合でも、各超音速ノズル
12のノズル支持部材同士を干渉させることなく超音速
ノズル12を各空気取り入れ口10aに好適に指向させ
ることができる。しかも、ノズル取付部材であるノズル
ブラケット54の形状を適宜設定することにより、スラ
イダ42,44に対する超音速ノズル12の傾斜角度を
自由に調整することができる。例えば、図8に示すよう
に両空気取り入れ口10a同士が左右対称に配されてこ
れらの離間角度θが90°の場合、矩形状の各空気取り
入れ口10aは水平面に対して45°傾くことになる
が、この場合、同図に示すようにノズルブラケット54
におけるノズル取付面も水平面に対して45°傾けてお
くことにより、超音速ノズル12も45°傾斜させるこ
とができ、この超音速ノズル12と上記空気取り入れ口
10aとを最も好ましい状態で対向させることができ
る。
【0046】なお、この実施例とは逆にすべてのノズル
支持部材を両超音速ノズル12の上方に設け、これらノ
ズル支持部材により超音速12を吊り状態で支持するよ
うにしても、上記と同様に両超音速ノズル12を良好に
レイアウトすることができる。
【0047】次に、第5実施例を図11〜図13に基づ
いて説明する。
【0048】前記第4実施例では、各ノズル支持部材を
両超音速ノズル12の下方に設置しているが、場合によ
っては、両超音速ノズル12の下方に各種試験機器等の
設置スペースを確保したいという要求が発生する。そこ
でこの第5実施例では、両超音速ノズル12の左右両外
側にノズル支持部材を配置し、両超音速ノズル12の下
方に空間を確保するようにしている。
【0049】より具体的に、地盤上に設置された左右の
基台(第2支持部材)15上には、前記各実施例で示し
た水平方向のガイドレール(この実施例では第2案内部
材)38,40が固定され、これらガイドレール38,
40の案内面に沿ってスライドするスライダ(この実施
例では第2被案内部材)42,44が水平な揺動台座
(第1支持部材)56の下面に固定されている。そし
て、各揺動台座56の上面に鉛直方向の支持壁(第1支
持部材)19が立設され、各支持壁19の内側面に前記
各実施例で示した縦方向のガイドレール(第1案内部
材)20,22が固定されており、これらガイドレール
20,22の案内面に沿ってスライドするスライダ(第
1被案内部材)24,26にノズルブラケット57が固
定され、このノズルブラケット57の先端面に超音速ノ
ズル12が装着されている。ノズルブラケット57から
は上方に連結棒58が延設される一方、支持壁19の内
部にはアクチュエータ32が立設されており、このアク
チュエータ32の伸縮ロッド33の上端部と上記連結棒
58とが水平方向のピン34を介して回動可能に連結さ
れている。従って、このアクチュエータ32の伸縮ロッ
ド33の伸縮により、ノズルブラケット57及び超音速
ノズル12がガイドレール20,22に沿って揺動する
ようになっている。
【0050】なお、この実施例では横方向の駆動のため
のアクチュエータ(前記第2実施例ではアクチュエータ
46)の図示を省略しており、図12では超音速ノズル
12の図示を省略している。
【0051】この実施例においても、両空気取り入れ口
10a同士が近接している場合でも各超音速ノズル12
のノズル支持部材同士を干渉させることなく超音速ノズ
ル12を各空気取り入れ口10aに好適に指向させるこ
とができる。また、ノズル取付部材であるノズルブラケ
ット57の形状を適宜設定することにより、スライダ4
2,44に対する超音速ノズル12の傾斜角度を自由に
調整することができる。すなわち、図11に示すように
両空気取り入れ口10a同士の離間角度θが90°の場
合、同図に示すようにノズルブラケット57におけるノ
ズル取付面も水平面に対して45°傾けておくことによ
り、超音速ノズル12も45°傾斜させることができ、
この超音速ノズル12と上記空気取り入れ口10aとを
最も好ましい状態で対向させることができる。
【0052】なお、本発明は以上の実施例に限定される
ものではなく、例として次のような態様を採ることも可
能である。
【0053】(1) 上記実施例では、アクチュエータ3
2,46を用いて超音速ノズル12の移動及び位置固定
を行うものを示したが、本発明では、超音速ノズル12
を手動で動かし、任意の角度位置でボルト等の締結手段
により位置固定するようにしてもよい。
【0054】(2) 本発明における案内部材及び被案内部
材は、上記のようなガイドレール及びスライダに限ら
ず、例えばクレーンにおいてブームの旋回に用いられる
旋回台軸受(すなわち円弧状のスライドベアリング)を
そのまま適用することも可能である。この場合、旋回台
軸受には歯車を付加することが可能であるので、上記油
圧シリンダの他、サーボモータ等で駆動を行うことも可
能である。
【0055】(3) 上記各実施例では、超音速ノズル側に
被案内部材であるスライダを取付け、その反対側に案内
部材であるガイドレールを取付けたものを示したが、逆
に超音速ノズル側に案内部材を取付け、その反対側に被
案内部材を取付けるようにしてもよい。また、案内部材
及び被案内部材の個数も装置の規模等に応じて適宜設定
すればよい。
【0056】(4) 本発明は、ラムジェットエンジンのほ
か、ターボジェットエンジン等、種々の空気吸込み式エ
ンジンに適用することが可能である。また、用いるノズ
ルも上記エンジンの種類に応じて適宜選択すればよく、
例えばターボジェットエンジンの試験を行う場合には亜
音速ノズルを用いるようにしてもよい。
【0057】(5) 本発明の試験装置に用いる空気吸込み
式エンジンは、実物よりも小さい模型であってもよい
し、実物が小さい場合にはその実物をそのまま用いてこ
れにノズルを向けるようにしてもよい。
【0058】
【発明の効果】以上のように本発明は、ノズル支持部材
とノズルのいずれか一方に、上記空気吸込み式エンジン
の空気取り入れ口もしくはその近傍に設定されたノズル
回転中心を曲率中心とする円弧状案内面をもつ案内部材
を取付け、他方に、上記案内部材に係合された状態でこ
の案内部材の案内面に沿って案内される被案内部材を取
付けたものであるので、案内部材の案内面に沿って被案
内部材を相対移動させるだけで、ノズルをノズル支持部
材に対して上記ノズル回転中心回りに旋回させることが
でき、このような旋回により、ノズル出口とエンジンの
空気取り入れ口との離間距離をほぼ一定に保ったまま、
空気吸込み式エンジンに対するノズルの傾き角のみを変
更した試験を行うことができる効果がある。しかも、ベ
ローズ等を用いてノズル出口とエンジン空気取り入れ口
とを連結する装置と異なり、この空気取り入れ口の近傍
の領域は常時開放されているので、この領域での気流状
況を不都合なく光学的に測定することができる。
【0059】さらに、請求項2記載の装置によれば、第
1案内部材の案内面に沿って第1被案内部材を相対移動
させるとともに、第2案内部材の案内面に沿って第2案
内部材を相対移動させることにより、ノズル出口とエン
ジンの空気取り入れ口との離間距離をほぼ一定に保った
まま、空気吸込み式エンジンに対するノズルの傾き角を
互いに略直交する二方向について変更することができ
る。このため、例えば飛行体の迎角(鉛直面上での傾き
角)及び滑り角(水平面上での傾き角)の双方を変化さ
せた時の模擬試験を容易に行うことができる効果があ
る。
【0060】請求項3,4記載の装置では、エンジンに
設けられた左右一対の空気取り入れ口に対応する左右一
対のノズルの上方、下方のいずれか一方、もしくは両外
側に各ノズルについてのノズル支持部材が配置されてい
るので、両空気取り入れ口間の距離が小さい場合、すな
わち両ノズル間の距離が小さい場合にも、両ノズル支持
部材同士を干渉させることなく装置全体をコンパクトに
レイアウトすることができる効果がある。また、案内部
材及び被案内部材とノズルとを連結するノズル取付部材
の形状を適宜変更することにより、このノズルの取付角
度を任意に設定することができ、このノズルとエンジン
の空気取り入れ口との対向状態を常に良好にすることが
できる。
【0061】請求項5記載の装置では、上記空気吸込み
式エンジンの空気取り入れ口の高さ位置が変更された場
合にも、これに応じて地盤とノズル支持部材との間に適
当な寸法のスペーサを介入させ、もしくは取外すことに
より、ノズル出口と上記空気取り入れ口との相対高さ位
置を簡単かつ良好に調節することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2のA−A線断面図である。
【図2】本発明の第1実施例における空気吸込み式エン
ジンの試験装置の要部を示す平面図である。
【図3】上記要部を示す側面図である。
【図4】上記装置に用いられるガイドレール及びスライ
ダを示す一部断面斜視図である。
【図5】図6のB−B線断面図である。
【図6】本発明の第2実施例における空気吸込み式エン
ジンの試験装置の要部を示す平面図である。
【図7】本発明の第3実施例における空気吸込み式エン
ジンの試験装置の要部を示す側面図である。
【図8】本発明の第4実施例における空気吸込み式エン
ジンの試験装置の要部を示す正面図である。
【図9】上記要部を示す平面図である。
【図10】図8のC−C線断面図である。
【図11】本発明の第5実施例における空気吸込み式エ
ンジンの試験装置の要部を示す正面図である。
【図12】上記要部を示す平面図である。
【図13】上記要部を示す側面図である。
【図14】飛行体の迎角を示す説明図である。
【図15】超音速ノズルと供試エンジンとの相対角度を
示す説明図である。
【図16】従来の空気吸込み式エンジンの試験装置の一
例を示す断面側面図である。
【図17】従来の空気吸込み式エンジンの試験装置の一
例を示す断面側面図である。
【符号の説明】
10 供試エンジン 10a 空気取り入れ口 12 超音速ノズル 16 地盤 18,19 支持壁 20,22 縦方向のガイドレール 24,26 スライダ 36,56 揺動台座 38,40 横方向のガイドレール 42,44 スライダ 50 スペーサ 53 ノズル支持台 54,57 ノズルブラケット

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空気吸込み式エンジンの空気取り入れ口
    に向けてノズルから高速エアを供給する空気吸込み式エ
    ンジンの試験装置において、上記ノズルを支持するため
    のノズル支持部材を設置するとともに、このノズル支持
    部材と上記ノズルのいずれか一方に、上記空気吸込み式
    エンジンの空気取り入れ口もしくはその近傍に設定され
    たノズル回転中心を曲率中心とする円弧状案内面をもつ
    案内部材を取付け、他方に、上記案内部材に係合された
    状態でこの案内部材の案内面に沿って案内される被案内
    部材を取付けたことを特徴とする空気吸込み式エンジン
    の試験装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の空気吸込み式エンジンの
    試験装置において、上記ノズル支持部材として第1支持
    部材及び第2支持部材を備え、第1支持部材と上記ノズ
    ルのいずれか一方に、上記空気吸込み式エンジンの空気
    取り入れ口もしくはその近傍に設定されたノズル回転中
    心を曲率中心とする円弧状案内面をもつ第1案内部材を
    取付け、他方に、上記第1案内部材に係合された状態で
    この第1案内部材に沿って案内される第1被案内部材を
    取付けるとともに、上記第1支持部材と第2支持部材の
    いずれか一方に、上記第1案内部材を含む平面と略直交
    する平面内において上記ノズル回転中心を曲率中心とす
    る円弧状案内面をもつ第2案内部材を取付け、他方に、
    上記第2案内部材に係合された状態でこの第2案内部材
    に沿って案内される第2被案内部材を取付けたことを特
    徴とする空気吸込み式エンジンの試験装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の空気吸込み式エ
    ンジンの試験装置において、上記空気吸込み式エンジン
    に左右一対の空気取り入れ口を設け、これらの空気取り
    入れ口に個別にノズルを指向させるとともに、これらノ
    ズルの上方、下方のいずれか一方に各ノズルのノズル支
    持部材を設置し、このノズル支持部材に設けられた上記
    案内部材及び被案内部材と上記ノズルとの間に両者を連
    結するノズル取付部材を介在させたことを特徴とする空
    気吸込み式エンジンの試験装置。
  4. 【請求項4】 請求項1または2記載の空気吸込み式エ
    ンジンの試験装置において、上記空気吸込み式エンジン
    に左右一対の空気取り入れ口を設け、これらの空気取り
    入れ口に個別にノズルを指向させるとともに、これらノ
    ズルの左右両外側に各ノズルのノズル支持部材を設置
    し、このノズル支持部材に設けられた上記案内部材及び
    被案内部材と上記ノズルとの間に両者を連結するノズル
    取付部材を介在させたことを特徴とする空気吸込み式エ
    ンジンの試験装置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載の空気吸
    込み式エンジンの試験装置において、上記空気吸込み式
    エンジンが設置されている地盤と上記ノズル支持部材と
    の間に着脱可能に介在されるスペーサを備えたことを特
    徴とする空気吸込み式エンジンの試験装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002005774A (ja) * 2000-04-17 2002-01-09 Yamato Scale Co Ltd タイヤのマーキング装置
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CN104406794A (zh) * 2014-12-01 2015-03-11 四川成发航空科技股份有限公司 一种用于检测航空发动机导向器的实验装置
KR20210139077A (ko) * 2020-05-13 2021-11-22 국방과학연구소 받음각 모의 부재 및 이를 적용한 직접 연결식 초음속 엔진 시험 장치
CN118032259A (zh) * 2024-04-09 2024-05-14 中国空气动力研究与发展中心高速空气动力研究所 亚跨声速变角度进发直连风洞试验发动机台架及设计方法

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