JPH08217385A - ワイヤーテンショナー - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目 的】 この発明は、荷上げ機のはしご段にとりつ
けることでワイヤーを部分的に引く、あるいは押すこと
によってワイヤーの擦れを防止できる装置に関するもの
である。 【構 成】 ベアリング内蔵滑車輪１の片側からアーム
２を設け、さらにアーム２に板状金属３とパチン錠４の
固定金具を設け、固定金具部分を荷上げ機のはしご段に
固定する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この発明は、ウインチと数本のは
しごとで組み、台車で材料の上げ下ろしをする、瓦工事
等で使う荷上げ機に用いるもので、掛けたワイヤーを部
分的に引くこと、また押すことにより、ワイヤーの擦れ
を防止できる装置である。

【０００２】

【発明が解決しようとする課題】はしごを架ける場合、
振れを少なくするためにも屋根の軒先、あるいは足場に
はしごの背面を密着させ架ける事が多く、どうしてもワ
イヤーの擦れる箇所が生じる。このような場合に、擦れ
ないようワイヤーを部分的にかわす必要がある。ワイヤ
ーが擦れた状態で作業しているとワイヤーの耐久性も悪
くなり、また擦れた箇所の摩擦が生じ、破損の原因とな
る。

【０００３】

【課題を解決するための手段】ここで、その構成を説明
する。 （イ）ベアリングを内蔵した滑車輪１の片側からアーム
２を設ける。 （ロ）アーム２に、はしご段を巻くように曲げた板状金
属３と、パチン錠４とを蝶番でつなげた固定金具を設け
る。 （ハ）荷上げ機のはしご５の、ワイヤーの擦れている箇
所付近のはしご段６に、板状金属３とパチン錠４の固定
金具でしっかり固定させる。 （ニ）滑車輪に、アームのない側からワイヤー７を掛け
る。 以上のように装置する。また一箇所の使用でもまだ擦れ
ている箇所のある場合は、更に二箇所、三箇所と使用す
る。

【０００４】

【作用】本発明の作用を述べると、滑車輪にはベアリン
グが内蔵されているので、滑車輪の回転がスムーズでワ
イヤーに負担をかけない。また、はしご段のどの位置に
でもしっかり固定でき、しかも着脱が簡単であるる。さ
らに、滑車輪を片側のアーム一本で支えているので、ア
ームのない側から簡単に滑車輪へワイヤーの掛け外しが
できる。さらに、作業している状態でも着脱可能なこと
が最大の特長とも言える。

【０００５】

【実施例】なお、本発明のアーム２の長さを調節可能に
することで、滑車輪と固定金具との距離を自由に変えら
れる構造のワイヤーテンショナーも考えられる。

【０００６】

【発明の効果】本発明を使用することにより、ワイヤー
の擦れを防止できるので、ワイヤー自体の耐久性も保た
れる。また、ワイヤーの擦れによる足場、あるいは建物
等の摩耗も防げ、作業の安全性も確保される。さらに、
状況により複数の使用も可能で、使用範囲が拡がる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明のアーム取り付け側斜視図である。

【図２】図１の反対側斜視図である。

【図３】本発明の使用斜視図である。

【符号の説明】

１は、ベアリング内蔵滑車輪 ２は、アーム ３は、固定金具の板状金属 ４は、固定金具のパチン錠 ５は、はしご ６は、はしご段 ７は、ワイヤー

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】（イ）ベアリングを内蔵した滑車輪１の片
   側からアーム２を設ける。 （ロ）アーム２に、はしご段を巻くように曲げた板状金
   属３と、パチン錠４とを蝶番でつなげた固定金具を設け
   る。 以上のごとく構成された、荷上げ機に用いるワイヤーテ
   ンショナーである。