JPH08217186A - 粉体輸送コンテナ - Google Patents

粉体輸送コンテナ

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JPH08217186A
JPH08217186A JP7024113A JP2411395A JPH08217186A JP H08217186 A JPH08217186 A JP H08217186A JP 7024113 A JP7024113 A JP 7024113A JP 2411395 A JP2411395 A JP 2411395A JP H08217186 A JPH08217186 A JP H08217186A
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powder
compressed air
valley
container
pipe
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JP7024113A
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Shinji Iwasaki
伸二 岩崎
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Abstract

(57)【要約】 【目的】輸送媒体として圧縮空気を用いた空気圧送方式
により粉体を排出することのできるコンテナに関し、エ
アスライダ方式やホッパー方式もしくはダンプ方式を用
いずに、また圧縮空気によるコンテナ内の加圧をできる
だけ抑制しながら排出能力を向上させる。 【構成】粉体7を重力により一直線上に集積するための
谷間2を下部に有し、該谷間2の底部3を挟んで両端に
圧縮空気供給管に接続されたノズル部4と粉体7の排出
口5を対峙するように設け、該ノズル部4が、射出され
る空気流を該排出口5の方向に整流することのできる長
さLを持った直管部を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【産業上の利用分野】本発明は粉体輸送コンテナに関
し、特に塩化ビニール樹脂、小麦粉、澱粉、デキストロ
ース、尿素、フライアッシュ、ホワイトカーボン、セメ
ント等の粉体を、輸送媒体として圧縮空気を用いた空気
圧送方式により排出することのできるコンテナに関する
ものである。
【0001】空気圧送方式による粉体の輸送コンテナ
は、粉体排出の効率化及び省力化が図られること、排出
に際して異物が混入しないこと、また粉塵による労働環
境が悪化しないこと、包装費用の削減が図られること、
包装材の使用後の廃棄が不要となること等の特徴によ
り、その利用度が益々高まって来ているが、輸送のコス
トを引き下げるため、耐久性と排出効率がより高く、ま
た船舶及び鉄道を含む複合輸送も可能であり、以て粉体
の輸出入にも供することができる輸送手段としての粉体
輸送コンテナの実現が一層望まれている。
【0002】
【従来の技術】現在、我が国で広く普及している空気圧
送方式の粉体輸送コンテナ(タンクローリー)の従来例
としては、正面断面で見るとコンテナの下部が底部の
広い谷間状になっており、谷間の斜面の傾斜角度は、排
出しようとする粉体の安息角より大きくしてあり、その
谷底部分(幅約45cm)に布地を張り(エアスライ
ダ)、外部のコンプレッサから供給された圧縮空気がこ
の布地の隙間を通り抜けてコンテナ内に導入される際に
布地上の粉体を流動化し、同時にコンテナ内の圧力を、
供給される該圧縮空気の圧力まで加圧した後、排出作業
を開始する。
【0003】これにおいては、コンテナを側面断面で見
ると、コンテナ内の中央もしくは一端に設けられた一つ
の排出口に向けて、谷間の底面が僅かに傾斜しており、
谷間底部の布地上の流動化された粉体は徐々に排出口に
向けて移動すると同時に、コンテナ内の加圧された空気
が排出口から流出するのに随伴する形でコンテナ外に排
出されるようになっている。
【0004】また、従来例としては、上記の従来例
のように圧縮空気を利用して粉体を押し出す代わりに、
排出口外部の据え置かれた貯蔵タンク側に設置された吸
引ポンプにより粉体を吸引するものがある。
【0005】これにおいては、コンテナの下部を円錐状
にして、その斜面の傾斜角度を排出しようとする粉体の
安息角より大きくすることにより、粉体を円錐の頂点の
位置に集積した後、これを吸引により排出している(ホ
ッパー方式)。
【0006】また、従来例としては、粉体を集積する
手段として、エアスライダやホッパー方式を利用する代
わりに、コンテナの一端をリフトアップして重力により
粉体を排出口に集める方式(ダンプ方式)も実用化され
ている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来例及び
の場合には、輸送コンテナ内の圧力は排出作業を行って
いる間は加圧状態に維持されるが、コンプレッサから供
給される圧縮空気は、例えば2bar まで圧縮されると、
断熱圧縮により圧縮空気の温度は100℃以上(吸入空
気温度が20℃なら排出空気温度は120℃以上)に上
昇する。
【0008】輸送コンテナ内の空気圧力は、粉体の排出
作業の間は加圧状態に維持されることになるため、輸送
される粉体が加熱されることを嫌う場合(例えば塩化ビ
ニール樹脂の場合には55℃以下が望ましい)には、圧
縮空気は輸送コンテナ内に導入される前に熱交換器等の
使用により強制的に冷却される必要がある。
【0009】この場合、もし圧縮空気の温度を50℃ま
で冷却した場合、この圧縮空気が粉体と共にコンテナか
ら排出され、外部の受入れ貯蔵タンク内に移送された時
点では、今度は大気圧までの断熱膨張をすることになる
ため、コンプレッサに付随する熱交換器による冷却で吸
入空気から奪った熱量相当の温度降下が、移送された空
気において発生してしまうことになる。
【0010】この結果、氷点温度以下の空気が大量に受
入れ貯蔵タンク内に導入されることになり、貯蔵タンク
内に存在していた空気中の水蒸気が露点温度以下に冷却
されるため、貯蔵タンクの内壁で結露してしまい、粉体
の品質に悪影響を与えることになる。
【0011】従って、粉体の輸送効率を高めるために
は、排出用配管内の圧力はできるだけ高くしたいが、輸
送コンテナ内の圧力上昇はコンテナ内の温度上昇を避け
るため、できるだけ低く抑えたいという相反する課題が
ある。
【0012】また、上記の従来例のように布地を使用
するエアスライダ方式の場合、長期間の使用により布地
の目詰まりが起こり、このためエアスライダによる圧力
損失が大きくなってしまい、この部分の耐久性がコンテ
ナの寿命を短くする要因になっている。
【0013】また、エアスライダ用の布地は、水による
洗浄が困難であるため輸送する粉体の品種を切り替える
必要がある場合、前荷による汚染(異物混入)の危険が
取り除けない欠点がある。
【0014】更には、排出しようとする粉体の安息角が
大きく、流れ難い性状の場合(例えば、塩化ビニールの
ペースト樹脂等)コンテナ内に導入された圧縮空気が粉
体を随伴せずに排出口から出てしまう(ラットホールを
形成してしまう)という現象のために、粉体の排出がで
きないという問題があった。
【0015】また、上記の従来例の場合には、上記の
従来例のような結露の問題は生じないが、吸引力は通
常0.3〜0.5kg/cm2程度と弱いため、排出の速度が
遅くなり、また輸送可能距離が短くなるという問題があ
り、また、このホッパー方式では、一定の高さ制限のも
とでは、コンテナの容量が大きく削減されてしまうとい
う問題もある。
【0016】さらに従来例のようなダンプ方式の場合
には、エアスライダの使用に伴うコンテナ洗浄の困難さ
が無く、エアスライダの損耗によるコンテナの寿命の短
縮の問題も無いが、コンテナの一端をリフトアップする
ための装置に大きな費用がかかってしまい、またリフト
アップ装置自体の重量も大きいため、輸送用車両の総重
量が増大する結果となり、道路交通法上の総重量規制を
受けて輸送される粉体の積載可能重量が減少してしまう
という問題点があった。
【0017】従って本発明は、エアスライダ方式やホッ
パー方式もしくはダンプ方式を用いずに、また圧縮空気
によるコンテナ内の加圧をできるだけ抑制しながら排出
能力を向上させた粉体輸送コンテナを提供することを目
的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】
〔1〕上記の目的を達成するため、本発明に係る粉体輸
送コンテナは、粉体を重力により一直線上に集積するた
めの谷間を下部に有し、該谷間の底部を挟んで両端に圧
縮空気供給管に接続されたノズル部と粉体の排出口を対
峙するように設け、該ノズル部が、射出される空気流を
該排出口の方向に整流することのできる長さを持った直
管部を有しており、該空気流が該谷間の底部を該排出口
に向かって通過する際に進路に位置する集積された粉体
を強制的に排出するという方式を採っていることを特徴
としている。
【0019】〔2〕また本発明では、該谷間の斜面に該
圧縮空気供給管に接続されたディスクエアレータを設け
ることにより、排出しようとする粉体を該谷間の底部に
集積するために必要な該斜面の傾斜角度が該粉体の安息
角よりも小さくできる。
【0020】そして、該ディスクエアレータに接続され
る圧縮空気供給管には該ディスクエアレータから該谷間
の斜面に沿って噴射される圧縮空気量を調整するバルブ
を設け、以て該谷間の底部に流入する粉体の量を調整で
きることも特徴としている。
【0021】〔3〕さらに本発明では、上記のノズル部
が、その断面積と形状を選択することにより該空気流の
速度を増加させ、該空気流と該粉体との接触面積を決定
することができ、以て該粉体と該空気流との混合比率を
選択できるようにしたことも特徴としている。
【0022】〔4〕さらに本発明では、上記の底部上
に、該空気流の進路に流入して来る粉体の量を制御する
とともに該空気流が該排出口への進路から迂回すること
を抑制するために排出される該粉体の特性に合わせて選
択された間隔を置いて設置された複数のガイド弁で構成
されているガイド管を設けることができることも特徴と
している。
【0023】〔5〕さらに本発明では、上記の谷間を前
方に並列して2つ、後方にもこれと平行に2つ有し、該
前方の2つの谷間の間にはグースネックトンネルが形成
され、該谷間の底部の各ノズル部が該圧縮空気供給管か
ら分岐管によって接続されるとともに該排出口が配管に
よって合流しており、該合流部にさらに該圧縮空気供給
管の別の分岐配管が合流しており、該別の分岐配管にバ
ルブを設け該別の分岐配管から該合流部に噴射される圧
縮空気量を調整することにより、該排出される粉体と空
気の混合比率を調整し且つ該合流部における空気圧力を
増減させることを特徴としている。
【0024】〔6〕さらに本発明では、上記の谷間を並
列に2つ有し、該谷間の外側にフォークリフト用差込口
が形成され、該谷間の底部のノズル部が該圧縮空気供給
管から分岐配管によって接続されるとともに該排出口が
配管によって合流しており、該合流部にさらに該圧縮空
気供給管の別の分岐配管が合流しており、該別の分岐配
管にバルブを設け該別の分岐配管から該合流部に噴射さ
れる圧縮空気量を調整することにより、該排出される粉
体と空気の混合比率を調整し且つ該合流部における空気
圧力を増減させることを特徴としている。
【0025】
【作用】
〔1〕本発明の作用を図1に示す原理図に基づいて説明
すると、輸送コンテナ内の粉体を受入れ側の貯蔵タンク
まで空気圧送するために、一般に使用されている既設の
エアコンプレッサ等により供給される圧縮空気のエネル
ギーを、ノズル部4によって空気流の風力もしくは風圧
の形に変換して利用している。
【0026】この空気流による排出の効率を高めるため
に、ノズル部4は直管部を有しており、圧縮空気はノズ
ル部4からコンテナ下部の谷間の底部3に射出される。
【0027】これとともにノズル部4の直管部は一定の
長さLを有しているため、圧縮空気供給管から供給され
た圧縮空気を排出口5の方向(矢印A)に整流させるこ
とになる。
【0028】これにより、排出口5に向けて直進する空
気流は、その進路上に位置する粉体を排出口5に向けて
吹き飛ばすとともに進路の周辺に位置する粉体もベンチ
ュリ効果により引き込んで行く。
【0029】そして、射出された空気流の運動エネルギ
ーの多くが粉体の運動エネルギーに変換されて粉体を排
出させる。
【0030】このように本発明では、布地によるエアス
ライダ方式を採用していないため、コンテナ内部の水に
よる洗浄も簡単に行うことができ、輸送する粉体の品種
切り替えを行う場合の異物混入を防止することができる
とともに、コンテナの寿命を延ばすことが可能となる。
【0031】更に本発明では、ノズル部4から射出され
る圧縮空気が瞬間的に粉体をコンテナから排出するた
め、圧縮空気が粉体と接触する時間が短く、コンテナ内
部の圧力は排出のために必要な排出管内の圧力より低く
維持でき、コンテナ内部に導入される圧縮空気を冷却し
て温度を低下させる必要性が減少する。
【0032】これにより従来例及び従来例に代表さ
れるようなタンク加圧方式で問題となる、冷却された圧
縮空気が排出される際に断熱膨張によって生じる非常に
低温な空気が受入れ貯蔵タンクに導入されることに伴
う、タンク内壁での結露現象が軽減できる。
【0033】〔2〕また本発明においては、コンテナ下
部の谷間の斜面にディスクエアレータを設けることがで
きる。この場合、本発明ではディスクエアレータに供給
される圧縮空気の圧力は、コンテナ内部の圧力より大き
いので、ディスクエアレータから噴射される圧縮空気の
風圧により谷間の斜面に沿って粉体が流動化され、これ
が重力によって谷間の底部3に落下して集積される。
【0034】ディスクエアレータを有効利用することに
より、谷間の斜面の傾斜角度を、粉体の安息角よりも小
さくすることが可能となり、以てコンテナの高さを低く
することができるとともに、結果としてコンテナの容量
を大きくすることが可能となる。
【0035】また、排出しようとする粉体が、塩化ビニ
ールのペースト樹脂のように安息角が大きく、流動性が
悪いものの場合は、従来ラットホールが形成されてしま
い排出が困難であったが、本発明においては、ディスク
エアレータの風圧により谷間の斜面に沿って強制的に粉
体が流動化され、これが重力により谷間の底部3に集積
された後、ノズル部4から射出される空気流の風圧によ
って、強制的に排出させることができる。
【0036】〔3〕また本発明では、ノズル部4の断面
積Sが空気流の速度を決定し、また形状が粉体と空気流
との接触面積を決定するので、この断面積Sと形状を排
出しようとする粉体の特性に合わせて選択することによ
り、空気に対する粉体の混合比率(粉体濃度)を加減す
ることが可能となる。
【0037】〔4〕さらに本発明では、間隔を置いて配
置された複数のガイド弁60で構成されるガイド管6
を、谷間の底部3の空気流の進路を被うように設けるこ
とにより、図2の矢印Bで示すように空気流が排出口5
への進路から迂回することを抑制し、以て圧縮空気の持
つエネルギーをノズル部4から排出口5まで拡散させず
に伝える役目を果たしている。
【0038】また、排出しようとする粉体の特性に合わ
せて、ガイド弁60の間隔を適切に選択することにより
空気流の進路に流入する粉体の量を調整することが可能
となる。
【0039】〔5〕さらに本発明は、ISOコンテナに
応用することが可能であり、この場合には、コンテナの
前方と後方にそれぞれ二つの谷間を形成し、前方の二つ
の谷間の間にはグースネックトンネルが形成できるの
で、コンテナ輸送用に低床式のドロップシャーシを使用
する場合でもそのグースネックを収納することができ、
以てシャーシの全長を短く設計することが可能となる。
【0040】また、四つの谷間のノズル部は、分岐配管
により圧縮空気供給管と接続され、四つの排出口は配管
によりコンテナの後方下部にて合流しているが、この合
流部に更に圧縮空気供給管からの別の分岐配管を合流さ
せ該別の分岐配管にバルブを設けることにより、排出さ
れる粉体と圧縮空気の混合比率を調整でき、また該排出
口から受入れ貯蔵タンクに向かう排出管内部の空気圧力
を粉体の移送距離に応じて適切に増減させることが可能
となる。
【0041】また、コンテナの下部を複数の谷間で構成
しているため、コンテナ全体を円筒形にするのに比べて
その高さを低くすることができる。また谷間が形成され
ているコンテナの下部以外は円筒形状となっているた
め、コンテナ内部が加圧された場合の応力を分散し、コ
ンテナ全体としての耐圧強度を向上させることが可能と
なる。
【0042】〔6〕本発明は、容量が2立方メートル程
度の中型バルクコンテナ(以下IBCと略称することが
ある)にも応用が可能であり、この場合、コンテナの下
部には2つの谷間が形成されており、この2つの谷間の
外側にフォークリフト用の差込口が確保できるので、コ
ンテナをフォークリフトで容易に運搬することが可能と
なる。
【0043】また、二つの谷間のノズル部は、圧縮空気
供給管と分岐配管により接続され、排出口はコンテナの
後方下部にて配管により合流している。
【0044】この合流部に、バルブを設けた圧縮空気供
給管の別の分岐配管を接続することにより、粉体と空気
の混合比率を調整でき、また排出口から受入れ貯蔵タン
クに向かう排出管内部の空気圧力を粉体の移送距離に応
じて適切に増減させることが可能となる。
【0045】
【実施例】図2及び図3は図1に原理的に示した本発明
に係る粉体輸送コンテナをより具体化した実施例を示し
たもので、特に符号「1」で総称されるコンテナの下部
の側面断面の実施例を示したものである。
【0046】このコンテナ1の下部には谷間2が形成さ
れており、この谷間2の底部3は谷間2の斜面21〜2
4(符号「2」で総称することがある)における谷底を
形成しており、一方の斜面21と底部3との間にはノズ
ル部4が接続されており、このノズル部4は、外部のコ
ンプレッサ(図示せず)に接続され且つこのエアコンプ
レッサからの圧縮空気(例えば圧力が1bar 以上)を、
好ましくは入力側の断面積より出力側の断面積を小さく
絞ることにより圧縮空気の流れを加速している。他方の
斜面22と底部3との間には排出口5が設けられてい
る。
【0047】また、底部3には符号「6」で総称するガ
イド管を設けることが好ましく、このガイド管6は間隔
を置いて配置された複数のディスクリート型ガイド弁6
0で構成されており、コンテナ1に収納された粉体7が
底部3に流入する量を制御するとともに圧縮空気流がコ
ンテナ1の内部へ迂回するのを抑制するようにしてい
る。
【0048】すなわち、ノズル部4から底部3のガイド
管6に矢印Aの方向から導入された圧縮空気の一部はコ
ンテナ1の内部へ迂回しようとするが、矢印Bで示すよ
うにガイド弁60で跳ね返り、これを複数のガイド弁6
0において繰り返しながら排出口5に向かって行くよう
になっている。
【0049】このとき、粉体7は矢印Cに沿って底部3
に落下してくるが、ガイド管6のガイド弁60が存在す
るため矢印C’のようにして粉体7は底部3に流入する
こととなり、矢印A,Bに沿って排出口5に圧縮空気と
ともに送られ矢印Dの方向へ排出されることになる。
【0050】また、好ましい実施例として、コンテナ1
における排出しようとする粉体の安息角より傾斜角度の
小さい斜面22,23にはそれぞれディスクエアレータ
81,82が設けられており、このディスクエアレータ
81,82にはそれぞれ圧縮空気91,92が外側から
供給されるので、この圧縮空気91,92はそれぞれ矢
印E,Fに噴射され、このときに近辺に位置する粉体7
を風圧により矢印Gに沿って斜面22,23を落下させ
る。
【0051】即ち、コンテナ1内部の圧力は供給される
圧縮空気圧よりも低いので、圧縮空気91,92はコン
テナ1の内部との圧力差により、ディスクエアレータ8
1,82から噴射され、その風圧により斜面22,23
に沿って矢印Gの方向に粉体7が流動化し落下し易くな
る。
【0052】このため、ディスクエアレータを用いれ
ば、斜面22,23の傾斜角度を小さくすることが可能
となり、以てコンテナ1の高さを抑制し、また容量を大
きくすることに寄与することができる。
【0053】また、ガイド管6を構成するガイド弁60
は平面で見ると図1に示すような形状を有し、正面から
見ると図3に示すような形状を有しており、さらに図4
及び図5の斜視図に示すような形状を有している。
【0054】このようなガイド弁60としては、図6
(1)に示すように角錐型(半クサビ型)のもの、或い
は同図(2)に示すような半円錐型のものでよい。これ
は、図2に矢印Bで示したように、コンテナ内部へ迂回
しようとする圧縮空気をガイド弁60で跳ね返すためで
ある。さらには、粉体7が底部3に一度に流入するのを
抑制している。
【0055】また、コンテナ1の底部3を上から見た図
1に示したように、ガイド管6は多数のガイド弁60で
構成されているが、このガイド管6の入口にはノズル部
4が接続されているとともにその出口には排出口5が接
続されている。
【0056】このうち、ノズル部4は、図7にその断面
形状が示されており、同図(1)に示すような長方形で
よく、或いは、同図(2)に示すように円形のものとし
てもよい。
【0057】そして、この排出口5は図示のように開口
部5aより一旦断面積を絞り、圧力を排出管内に封じ込
めて圧力のより低い矢印Dの方向に排出できるようにし
ている。
【0058】図8は図2乃至図7に示した本発明に係る
粉体輸送コンテナをISOタンクコンテナへ応用したと
きの実施例を示しており、図中、10はISOタンクコ
ンテナを示しており、その上部は丸形の耐圧構造になっ
ている。
【0059】同図(1)はこのISOタンクコンテナ1
0を前方より見た時の正面図を示しており、同図(2)
は同じく後方から見た時の正面図(背面図)を示してい
る。
【0060】まず、ISOタンクコンテナ10の下部は
全部で4つの谷間に分割されているが、コンテナ10を
前方から見ると、同図(1)に示すように2つの谷間1
1,12が見えている。これらの谷間11,12の間の
空間13にはグースネックトンネル14が設けられてお
り、海上コンテナ輸送用シャーシのグースネック(図示
せず)が収納できるようになっている。
【0061】また、谷間11は斜面2a1,2a2とそ
の底部3aとで構成されており、底部3a上にはガイド
管6aを構成するガイド弁60aが設けられている。
【0062】同様にして、谷間12も斜面2b1,2b
2と底部2bとで構成されており、底部2b上にはガイ
ド管6bを構成するガイド弁60bが設けられている。
【0063】さらにコンテナ10の前面及び後面の大き
な平面部には、支持枠15が図示のように設けられてい
る。コンテナ10の最上部にはマンホール20が(通常
3つ)設けられ、このマンホール20から粉体が投入さ
れるようになっている。
【0064】なお、100は梯子を示しており、また、
図を簡略化するため、図2乃至図4に示したディスクエ
アレータ8および圧縮空気供給管は省略されている。
【0065】このようなISOタンクコンテナ10にお
ける谷間11,12はコンテナ10の最後部まで続いて
いるわけではなく、図9に示すように、このコンテナ1
0を側面から見ると谷間11,12は前方の2つのもの
となっており、図示の側面図では底部3bに対して前後
の斜面2b3,2b4が示されており、この斜面2b3
の前の部分には圧縮空気供給管及びノズル部4の直管部
を収容するための空間21が形成され、斜面2b4の後
ろ側には空間22が形成されており、グースネックトン
ネル14は空間21の下部を通り且つ斜面2a2,2b
1の間を通って空間22の手前で終わっている。
【0066】したがって、このISOタンクコンテナ1
0の後方には別の2つの谷間16,17が図8(2)及
び図9に示すように形成されており、図9の例では、斜
面2c1,2c2と底部3cで谷間16が形成され、斜
面2b1,2b2と底部3dとで谷間17が形成されて
いる。
【0067】底部3c上にはガイド管6cを構成するガ
イド弁60cが設けられており、底部3b上にはガイド
管6dを構成するガイド弁60dが設けられている。斜
面2c2,2d1で形成される空間18は、実質的に正
三角形を形成しており、圧縮空気供給管の分岐配管を収
容することができる。
【0068】したがって、このような谷間16,17は
図9の側面図で見ると、底部3cに斜面2c3,2c4
が接続され、斜面2c3の前方にはノズル部4の直管部
を収容するための空間22が形成され、斜面2c4の後
方には図8(2)に示した空間18に続く空間23が形
成され、粉体排出用配管とその合流部及びそこに接続さ
れるノズル部の直管部(後述)を収容できるようになっ
ている。
【0069】このように図8及び図9に示すごとく、I
SOタンクコンテナ10へ本発明を応用した場合、タン
クコンテナ10は従来の場合一点鎖線で示す位置まで高
さが必要であったが、本発明によれば谷間11,12及
び16,17の形成によって実線部分までの高さで済む
ことになる。
【0070】図10は上記のようにして形成されたIS
Oタンクコンテナ10への応用例を斜視図で示したもの
であり、さらに図11は図10に示したようなタンクコ
ンテナ10を底面から見た時の図が示されている。な
お、図を簡略化するため、コンテナの支持枠及び配管類
は省略されている。
【0071】図11に示すように、ISOタンクコンテ
ナへ応用する場合、上記のように、4つの谷間11,1
2及び16,17が設けられており、谷間11には底部
3aが設けられ、谷間12には底部3bが設けられ、谷
間16には底部3cが設けられ、そして谷間17には底
部3dが設けられている。
【0072】そして、底部3aには外部のエアコンプレ
ッサ(図示せず)に接続された圧縮空気供給管30から
分岐した配管30aが接続されており、また底部3bに
はやはり圧縮空気供給管30から分岐した配管30bが
接続されている。
【0073】そして、底部3aを通過した粉体と圧縮空
気との混合体(斜線で示す)は配管(排出管)31を経
由してコンテナ最後部の合流部32に接続されており、
底部3bからの圧縮空気と粉体との混合体は配管(排出
管)33を経由して合流部32に接続されている。
【0074】また、谷間16の底部3cには圧縮空気供
給管30から分岐した配管30cよりさらに分岐した配
管30dを介して圧縮空気が供給されるようになってお
り、この底部3cの排出口は配管33に直接接続されて
合流するようになっている。
【0075】同様に、谷間17の底部3dには圧縮空気
供給管30から分岐した配管30cよりさらに分岐した
配管30eを介して圧縮空気が供給されるようになって
おり、この底部3dの排出口は配管31に直接接続され
て合流するようになっている。
【0076】そして、圧縮空気供給管30は分岐配管3
0c並びにこの分岐配管30cを延長するための配管3
0fに接続されており、さらに配管30fはより細い分
岐配管としてのノズル部(の直管部)30gに接続さ
れ、この直管部30gが合流部32に接続されている。
これにより配管31,33から排出されて来た空気と粉
体との混合体が更にノズル部30gからの圧縮空気によ
って後方に圧送され易くなっている。
【0077】なお、分岐配管30a,30b,30d,
30e,30gはそれぞれ図1に示したノズル部の直管
部を構成している。
【0078】また、ノズル部30gにはバルブ34が設
けられており、ノズル部30gから合流部32に噴射さ
れる圧縮空気量を調整し、以て排出される粉体と空気の
混合比率を調整できるようになっている。
【0079】また、谷間11には点線で示すように例え
ば2つのディスクエアレータ35a,35bが設けられ
ており、谷間12には2つのディスクエアレータ35
c,35dが設けられており、谷間16には2つのディ
スクエアレータ35e,35fが設けられており、そし
て谷間17には2つのディスクエアレータ35g,35
hが設けられている。
【0080】これらのディスクエアレータ35a〜35
hには圧縮空気供給管30に接続されてそれぞれに圧縮
空気(図1及び図2参照)を与えるための分岐配管36
が共通に接続されており、この分岐配管36と圧縮空気
供給管30との間にはバルブ37が設けられている。
【0081】このバルブ37はディスクエアレータ35
a〜35hを作動させないときにはOFFに制御される
ものであり、ディスクエアレータ35a〜35hを作動
させるときにはONに制御されるが、ON状態において
もディスクエアレータから谷間の斜面に沿って噴射され
る圧縮空気量を調整できるようにしている。
【0082】図12は図8乃至図11に示したISOタ
ンクコンテナ10(容量約23m3)より小型の中型バ
ルクコンテナ(IBC)(容量1〜2m3)への応用例
を示したものであり、このようなバルクコンテナへ応用
する場合には、コンテナ下部の谷間は2つで済むことに
なる。
【0083】すなわち、同図(1)の正面図に示す如
く、バルクコンテナ40の下部には2つの谷間41,4
2が形成されており、これらの谷間41,42の間の空
間43には同図(2)にも示すように圧縮空気供給管5
0及びその分岐管50cが挿入されている。
【0084】そして、上記のISOタンクコンテナと同
様に谷間41は斜面2a1,2a2と底部3aとで構成
されており、底部3aの上にはガイド管6aを構成する
ガイド弁60aが設けられており、同様に谷間42も斜
面2b1,2b2と底部3bとで構成されており、底部
3bの上にはガイド管6bを構成するガイド弁60bが
設けられている。
【0085】そして、谷間41,42のそれぞれの斜面
2a1,2b2の外側の空間44,45にはフォークリ
フト用差込口46及び47が形成されている。
【0086】したがって、このようなバルクコンテナ4
0をその支持枠48とともに輸送する場合には、このフ
ォークリフト用差込口46,47にフォークリフトのフ
ォークを差し込めば簡単に運搬を行うことが可能とな
る。
【0087】また、同図(2)に示すように圧縮空気供
給管50から供給された圧縮空気は圧縮空気供給管50
の分岐配管となっているノズル部(の直管部)50aを
介して谷間41の底部3aに供給され、また圧縮空気供
給管50から分岐配管したノズル部(の直管部)50b
は底部3bに圧縮空気を供給するようになっている。
【0088】また、この圧縮空気供給管50は分岐配管
50cを介してコンテナ最後部の合流部53に送られる
ようになっているが、その途中で絞られてノズル部(の
直管部)50dに接続され、圧縮空気の速度を早めるよ
うにしている。
【0089】また、底部3aから排出された空気と粉体
との混合体(斜線で図示)は配管51から合流部53に
送られるようになっており、同様にして底部3bには配
管52が接続されて合流部53で配管50dからの圧縮
空気と一緒に合流するようになっている。
【0090】したがって、合流部53で合流した配管5
1及び52からの空気と粉体との混合体は配管50dか
らの圧縮空気によって外部の貯蔵タンクに圧送され易く
なる。
【0091】なお、分岐配管50a,50b,50dは
それぞれ図1に示したノズル部の直管部を構成してい
る。
【0092】また、この場合もノズル部50dにはバル
ブ54が設けられており、ノズル部50dから合流部5
3に射出される圧縮空気量を調整し、以て排出される粉
体と空気の混合比率を調整できるようにしている。
【0093】また、谷間41には点線で示すように例え
ば2つのディスクエアレータ55a,55bが設けられ
ており、谷間42には2つのディスクエアレータ55
c,55dが設けられている。
【0094】これらのディスクエアレータ55a〜55
dには圧縮空気供給管50の分岐配管50cに接続され
てそれぞれに圧縮空気(図1及び図2参照)を与えるた
めの分岐配管56が共通に接続されており、この分岐配
管56と圧縮空気供給管50cとの間にはバルブ57が
設けられている。
【0095】このバルブ57はディスクエアレータ55
a〜55dを作動させないときにはOFFに制御される
ものであり、ディスクエアレータ55a〜55dを作動
させるときにはONに制御されるが、ON状態において
もディスクエアレータから谷間の斜面に沿って噴射され
る圧縮空気量を調整できるようにしている。
【0096】なお、上記のISOタンクコンテナ及びI
BCの双方において、コンテナの上部を三分の二円周の
筒形としたうえで、これに接続する下部にトラス構造で
強度を確保しやすい角錐形の谷間を組み合わせること
で、コンテナ内部が加圧された場合の応力を分散し、コ
ンテナ全体としての耐圧強度を向上させることが可能と
なる。
【0097】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る粉体輸
送コンテナによれば、粉体を重力により一直線上に集積
するための谷間を下部に有し、該谷間の底部を挟んで両
端に圧縮空気供給管に接続されたノズル部と粉体の排出
口を対峙するように設け、該ノズル部が、射出される空
気流を該排出口の方向に整流することのできる長さを持
った直管部を有し、好ましくは該底部上にガイド管を設
けて底部に流入する粉体の量を制御するとともに内部へ
の迂回を抑制するようにように構成したので、コンテナ
の加圧に依存することなく圧縮空気の風圧/風力を利用
して粉体を強制的に排出することができ、コンテナ内部
の水洗浄を容易に行うことができ、エアスライダを使用
しないので粉体の品種切替えをする場合の異物混入を防
止することができるのと同時にコンテナの寿命を延ばす
ことが可能となる。
【0098】また、谷間の斜面にディスクエアレータを
用いれば斜面の傾斜角度より安息角の大きい粉体でも容
易に落下させることが可能となり斜面の角度を小さくで
きるのでコンテナ容量を大きくすることが可能となる。
【0099】更に本発明の粉体輸送コンテナをISOコ
ンテナに適用する場合、その下部に4つの谷間が形成さ
れ前方の2つの谷間にグースネックトンネルを設け、車
両のグースネックが収納できるように構成することがで
きるので、車両キャブとコンテナとの不必要な間隔を削
減することが可能となるとともに、下部に谷間を有して
いるのでタンクコンテナの高さを低減させることがで
き、更には上部が円筒形状となるのでより耐圧構造とす
ることも可能となる。
【0100】更にはIBCへの応用の場合にはコンテナ
下部に設けた2つの谷間の外側にフォークリフト用差込
口が形成できるように構成しているので、より小さなコ
ンテナの場合にはフォークリフトによって容易に運搬が
可能になるようにしている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る粉体輸送コンテナの作用を説明す
るための原理図である。
【図2】本発明に係る粉体輸送コンテナの下部における
谷間の側面断面図である。
【図3】本発明に係る粉体輸送コンテナの下部における
谷間の正面断面図である。
【図4】本発明に係る粉体輸送コンテナの下部における
谷間の斜視図である。
【図5】本発明に係る粉体輸送コンテナに用いるガイド
管を示した斜視図である。
【図6】本発明に係る粉体輸送コンテナに用いるガイド
管を構成するガイド弁の実施例を示した斜視図である。
【図7】本発明に係る粉体輸送コンテナに用いるノズル
部の種々の実施例を示した断面図である。
【図8】本発明に係る粉体輸送コンテナをISOタンク
コンテナへ応用した場合の前方及び後方正面図である。
【図9】本発明に係る粉体輸送コンテナをISOタンク
コンテナへ応用した場合の側面概念図である。
【図10】本発明に係る粉体輸送コンテナをISOタン
クコンテナへ応用した場合の斜視図である。
【図11】本発明に係る粉体輸送コンテナをISOタン
クコンテナへ応用した場合の底面図である。
【図12】本発明に係る粉体輸送コンテナを中間バルク
コンテナ(IBC)へ応用した場合の正面図及び底面図
である。
【符号の説明】
1 コンテナ 2,11,12,16,17,41,42 谷間 21〜24 斜面 3 底部 4 ノズル部 5 排出口 6 ガイド管 60 ガイド弁 7 粉体 81,82,35a〜35h,55a〜55d ディス
クエアレータ 91,92 圧縮空気 10 ISOタンクコンテナ 14 グースネックトンネル 15 支持枠 30 圧縮空気供給管 30a〜30f 分岐配管 31,33 配管(排出管) 32 合流部 34,37,54 バルブ 40 バルク(IBC)コンテナ 46,47 フォークリフト用差込口 48 支持枠 50 圧縮空気供給管 50a〜50f 配管 51,52 配管(排出管) 53 合流部 54 バルブ 図中、同一符号は同一又は相当部分を示す。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年3月10日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0070
【補正方法】変更
【補正内容】
【0070】図10は上記のようにして形成されたIS
Oタンクコンテナ10への応用例を斜視図で示したもの
であり、さらに図11は図10に示したようなタンクコ
ンテナ10を底面から見た時の図が示されている。な
お、図を簡略化するため、図10においては、コンテナ
の支持枠及び配管類は省略されている。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】符号の説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【符号の説明】 1 コンテナ 2,11,12,16,17,41,42 谷間 21〜24 斜面 3 底部 4 ノズル部 5 排出口 6 ガイド管 60 ガイド弁 7 粉体 81,82,35a〜35h,55a〜55d ディス
クエアレータ 91,92 圧縮空気 10 ISOタンクコンテナ 14 グースネックトンネル 15 支持枠 30 圧縮空気供給管 30a〜30f 分岐配管 31,33 配管(排出管) 32 合流部 34,37,54,57 バルブ 40 バルク(IBC)コンテナ 46,47 フォークリフト用差込口 48 支持枠 50 圧縮空気供給管 50a〜50f 配管 51,52 配管(排出管) 53 合流部 図中、同一符号は同一又は相当部分を示す。
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図11
【補正方法】変更
【補正内容】
【図11】
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図12
【補正方法】変更
【補正内容】
【図12】

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】粉体を重力により一直線上に集積するため
    の谷間を下部に有し、該谷間の底部を挟んで両端に圧縮
    空気供給管に接続されたノズル部と粉体の排出口を対峙
    するように設け、該ノズル部が、射出される空気流を該
    排出口の方向に整流することのできる長さを持った直管
    部を有しており、該空気流が該谷間の底部を該排出口に
    向かって通過する際に進路に位置する集積された粉体を
    強制的に排出することを特徴とした粉体輸送コンテナ。
  2. 【請求項2】該谷間の斜面に該圧縮空気供給管に接続さ
    れたディスクエアレータを設けることにより、排出しよ
    うとする粉体を該谷間の底部に集積するために必要な該
    斜面の傾斜角度が該粉体の安息角よりも小さくなってお
    り、該ディスクエアレータに接続される圧縮空気供給管
    には該ディスクエアレータから該谷間の斜面に沿って噴
    射される圧縮空気量を調整するバルブを設け、以て該谷
    間の底部に流入する粉体の量を調整することを特徴とし
    た請求項1に記載の粉体輸送コンテナ。
  3. 【請求項3】該ノズル部が、その断面積と形状を選択す
    ることにより該空気流の速度を増加させ、該空気流と該
    粉体との接触面積を決定することができ、以て該粉体と
    該空気流との混合比率を選択できるようにしたことを特
    徴とする請求項1又は2に記載の粉体輸送コンテナ。
  4. 【請求項4】該底部上に、該空気流の進路に流入してく
    る粉体の量を制御するとともに該空気流が該排出口への
    進路から迂回することを抑制するために排出される該粉
    体の特性に合わせて選択された間隔を置いて設置された
    複数のガイド弁で構成されているガイド管を設けたこと
    を特徴とした請求項1乃至3のいずれかに記載の粉体輸
    送コンテナ。
  5. 【請求項5】該谷間を前方に並列して2つ、後方にもこ
    れと平行に2つ有し、該前方の2つの谷間の間にはグー
    スネックトンネルが形成され、該谷間の底部の各ノズル
    部が該圧縮空気供給管から分岐管によって接続されると
    ともに該排出口が配管によって合流しており、該合流部
    にさらに該圧縮空気供給管の別の分岐配管が合流してお
    り、該別の分岐配管にバルブを設け該別の分岐配管から
    該合流部に射出される圧縮空気量を調整することによ
    り、該排出される粉体と空気の混合比率を調整し且つ該
    合流部における空気圧力を増減させることを特徴とした
    請求項1乃至4のいずれかに記載の粉体輸送コンテナ。
  6. 【請求項6】該谷間を並列に2つ有し、該谷間の外側に
    フォークリフト用差込口が形成され、該谷間の底部のノ
    ズル部が該圧縮空気供給管から分岐配管によって接続さ
    れるとともに該排出口が配管によって合流しており、該
    合流部にさらに該圧縮空気供給管の別の分岐配管が合流
    しており、該別の分岐配管にバルブを設け該別の分岐配
    管から該合流部に射出される圧縮空気量を調整すること
    により、排出される該粉体と空気の混合比率を調整し且
    つ該合流部における空気圧力を増減させることを特徴と
    した請求項1乃至4のいずれかに記載の粉体輸送コンテ
    ナ。
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Cited By (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021512832A (ja) * 2018-02-08 2021-05-20 インヴィスタ テキスタイルズ(ユー.ケー.)リミテッド 固体の積み替え

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