JPH08216429A - インクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録装置

Info

Publication number
JPH08216429A
JPH08216429A JP2403195A JP2403195A JPH08216429A JP H08216429 A JPH08216429 A JP H08216429A JP 2403195 A JP2403195 A JP 2403195A JP 2403195 A JP2403195 A JP 2403195A JP H08216429 A JPH08216429 A JP H08216429A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ink
tanks
tank
housing
carriage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2403195A
Other languages
English (en)
Inventor
Kentaro Onuma
健太郎 大沼
Makoto Takemura
誠 竹村
Toshihiko Nishigori
俊彦 錦織
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2403195A priority Critical patent/JPH08216429A/ja
Publication of JPH08216429A publication Critical patent/JPH08216429A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Ink Jet (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 カラーインクジェット記録装置において、複
数色のインクタンクを同一容器を用いて製造することが
可能であり、インクの消費の無駄を抑制でき、かつ使い
勝手を向上することのできる手段を提供する。 【構成】 このため、記録ヘッド3に対して各色インク
を供給するための複数個(例えば4個)の補給用インク
タンク2a,2b,2c,2dに、それぞれ隣接して着
脱可能に係止し得る凸部14a,15a,及び凹部15
b,15bを設けることにより、一体化し得るよう構成
した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像記録装置、特にイ
ンクジェット記録装置に好適な画像記録装置の補給用イ
ンク収納携帯に関するものである。
【0002】
【従来の技術】インクジェット記録装置は、記録液の小
滴を飛翔させ、紙等の被記録媒体に塗布させて記録を行
うものである。また、近年、特にカラーのインクジェッ
ト記録装置の要請が高くなってきているが、これは複数
色の記録ヘッドにより吐出されるインク液滴を重ね合わ
せることにより、カラー画像を形成しているものであ
る。
【0003】このようなカラーインクジェット記録装置
においては、キャリッジ上に載置された記録ヘッドの構
成としては、記録ヘッドとインクタンクとが一体的に構
成されるいわゆる使い捨てタイプの記録ヘッドの構成が
主流であったが、インクが空になれば記録ヘッドの耐久
性には問題がなくてもこれを交換しなければならないた
め、消耗品の価格が高くなってしまうという難点があっ
た。
【0004】さらにまた、省資源/環境保護の面から
も、必要以外の部品交換を抑制したいという要請があ
る。このような観点から記録ヘッドとインクタンクとが
独立的に構成される技術も多く開示されているが、例え
ば、複数色のインクタンクを別個に設け、各色単独に交
換可能として稼働コストを低減させる技術や複数色のイ
クタンクを一体的に構成しタンク交換性を向上させる技
術がある。
【0005】また、従来のインクジェット記録に用いら
れるインクは一般に水を主成分とし、これに乾燥防止、
目詰まり防止等の目的でグリコール等の水溶性高沸点溶
剤を含有したものが一般的であり、このようなインクを
用いて普通紙に記録を行った場合、十分な定着性が得ら
れなかったり、記録紙表面の填料やサイズ剤の不均一な
分布によると推定される不均一画像が発生したりするこ
とがあった。また特にカラー画像を得ようとする場合に
は、複数色のインク画紙に定着する以前に次々重ねられ
ることから、異色の画像の境界部分では色が滲んだり、
不均一に混ざり合って満足すべき画像が得られなかっ
た。
【0006】そこで、上述した問題を改善するために、
記録インクの噴射に先だって被記録媒体上に画像を良好
にさせる液体を前処理として塗布させる方法が開示され
ている。
【0007】例えば、特開平5−202328号公報に
は、少なくとも1つのカルボキシル基を有する少なくと
も1つの化学染料剤を含むインク組成物と、多価金属塩
溶液とを使用し、被記録媒体に、多価金属塩溶液を適用
した後にインク組成物を適用して良好な画像を得る方法
が開示されている。
【0008】また、別個に、良好な画像を得るための画
像の形成方法及びこれに用いる前処理液、インク組成物
も開示されている。
【0009】また、特開昭64−36185号公報で
は、染料を不容化する処理液をインクジェット記録ヘッ
ドによって記録紙上に付着させる技術が開示されてい
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな、複数色のインクタンクを別個に設け、各色単独に
交換可能として稼働コストを低減させる方法について
は、例えば、ヘッドの交換を行う際の操作回数が多くな
ってしまう欠点がある。具体的には、ヘッドの寿命によ
る交換や、オプションヘッドの設定可能の記録装置にお
いては、ヘッド個数にインクタンク個数を加えた数値の
2倍の操作回数が脱着完了までに必要となり、繁雑さが
増大するという問題点があった。
【0011】また、上記のような各問題点を解消する技
術としては、複数色のインクタンクを一体的に構成する
方法があるが、複数色が同時に空にすることは実際上稀
であり、空になったり色以外は残存インクと共に廃棄す
ることになり、稼働コストの上昇を招くのが避けられな
かった。
【0012】また、前処理液を用いて良好な画質を得る
技術については、上記のようにイクジェット記録ヘッド
によって記録紙上に付着させる場合の問題点としては、
以下のような欠点があった; (1)記録紙上以外の部位において前処理液、インクの
混合を防止する必要がある。例えば、補給用インクタン
クから記録ヘッドへの供給において前処理液、インクの
混合を防止する必要がある。例えば、補給用インクタン
クから記録ヘッドへの供給において両者を隔絶する必要
がある。
【0013】(2)補給用インクタンクの製造工程、例
えば容器内へのインク/前処理液の注入工程において両
者の混合を防止する必要がある。
【0014】(3)インク/前処理液を別個の補給用タ
ンクとして扱うと、両者を同一形態にするとキャリッジ
への装着時に誤挿入の怖れがある。一方、両者を別個形
態にすると容器部品や生産設備の流用が阻害され、コス
ト上昇につながる。
【0015】(4)インク/前処理液を一体的な補給用
タンクとして扱うと、特に両者の注入工程において、混
合防止を厳重に行う必要が生じ、生産効率を低下させる
怖れがある、など、上記各問題点に対して、現在は、有
効な解決策として明確な技術が開示されていない、な
ど。
【0016】本発明は、以上のような局面にかんがみて
なされたもので、複数色のインクタンクを同一容器を用
いて製造することも可能で、製造コストを低減し得ると
共に、インク消費の無駄を抑制でき、かつ使い勝手を向
上することのできる手段の提供を目的としている。
【0017】
【課題を解決するための手段】このため、本発明におい
ては、記録媒体に対して相対的に移動するキャリッジ
に、インクを吐出して記録を行うヘッドを搭載する画像
記録装置において、前記記録ヘッドに対してインクを供
給するための補給用タンクが複数個を一体的に脱着可能
な係止手段を有するよう構成することにより、前記目的
を達成しようとするものである。
【0018】
【作用】以上のような本発明構成により、記録ヘッドに
対してインクを供給するための補給用タンクが、複数個
を一体的に脱着可能な係止手段を有することにより、複
数色のインクタンクを同一容器を用いて製造することが
可能となり、製造コストの削減と共に、インク消費を抑
制することができる。さらに、これら複数個の容器を一
体的に扱うことによりインクの脱着操作を簡略化し、使
い勝手が向上する。
【0019】また、製造工程ならびに使用時において
も、各色の混合を確実に防止して前処理液を容易に扱え
るようにして、画像の耐水性や異色間境界でのにじみの
ない優れた画質を高速、低い稼働コストが出力すること
ができる。
【0020】
【実施例】以下に本発明を複数の実施冷に基づいて具体
的に説明する: (第1実施例)図2に、本発明を適用したインクジェッ
ト記録装置の一実施例の概要側断面図を示す。図2にお
いて、1はキャリッジであり、キャリッジ1上には記録
ヘッド3とインクタンク2とが位置決めされて搭載され
ている。
【0021】インクタンク2は、記録ヘッド3に設けら
れたジョイント部3aにより接続されており、このジョ
イント部3aを通じて記録ヘッド3へインクを供給して
いる。インクタンク2は、キャリッジ1上に複数個搭載
されており、例えば、イエロー、マゼンタ、シアン、ブ
ラックなどの異なる色材のインクを収納し、それぞれ独
立した構成をとっている。また、キャリッジ1には、記
録ヘッド3を駆動するための信号などを伝達するための
不図示のコネクタホルダを設けてあり、記録ヘッド3と
電気的に接続されている。
【0022】4および5は、それぞれキャリッジ1の主
走査方向に延在し、キャリッジ1を摺動自在に支持する
ためのガイドシャフト及びサポートシャフトである。ガ
イドシャフト4は、キャリッジ1に設けられた軸受によ
り支持されており、サポートシャフト5は、キャリッジ
1に一体もしくは別部品で構成されるガイドプレート6
を介して支持されている。7は、キャリッジ1を往復運
動させるための駆動力を伝達する駆動ベルトを示す。ま
た、8,9、及び11,12は、記録ヘッド3による記
録位置の前後に配置されて記録媒体の挟持搬送を行うた
めの搬送ローラ対、10は中間ローラであり、Pは、紙
などの記録媒体で、記録媒体Pの被記録面を平坦に規制
するプラテン13に圧接されている。この時キャリッジ
1に搭載された記録ヘッド3は、キャリッジ1から下方
へ突出して記録媒体搬送用ローラ9,11間に位置し、
記録ヘッド3の吐出口形成面3bは、プラテン13の案
内面に圧接された被記録材Pに平行に対向するように構
成されている。
【0023】本例のようなインクジェット記録装置にお
いて、複数個のインクタンク2を一体的に脱着可能な係
止手段を有する第1実施例について図1の外観斜視図を
参照して説明する。
【0024】図1において、2a,2b,2c,2dは
それぞれ異なった色材の入ったインクタンクであり、こ
れらをキャリッジ1前方から見た斜視図である。これら
のインクタンクは色材が異なっても同一形状のインクタ
ンクにより構成されている。各インクタンクの側面に
は、各凸部14a,15aと各凹部14b,15bとが
それぞれインクタンク製造時に予め形成されている。こ
こで、隣り合うインクタンクの凹/凸部を互いに係合さ
せることにより複数個のインクタンクを一体的に取り扱
うことが可能である。図においては、各インクタンクを
奥行方向に摺動させることにより、各凸部14a,15
aを各凹部14b,15bに挿入し、複数のインクタン
クを一体的に取り扱うことができる。また凹凸部の形状
を小さくし、材質の弾性を利用したスナップ作用止め等
を用いても同様の効果が得られる。
【0025】以上のように、各インクタンクが相互に係
合するための凹凸部位を有することにより、複数個のイ
ンクタンクを一体的に係合した状態で着脱することがで
き、キャリッジに対するインクタンクの着脱回数を減ら
すことができる。また、各インクタンクを、キャリッジ
搭載時に任意のインクタンクの係合爪(凹凸形状)を外
すことにより、独立にインクタンクを着脱を行うことも
もちろん可能である。
【0026】また、前処理液を用いて良好な画質を得る
記録装置では、このような係止爪を有するインクタンク
において、色インクと前処理液をそれぞれ事前に注入
し、その後に係合することにより、注入時の色インク及
び前処理液の混合を防ぐことが可能である。さらに、イ
ンクタンクとして同一容器を用いることにより、製造コ
ストの削減を図ることができる。
【0027】(第2実施例)本発明に係る第2実施例に
適用したインクジェット記録装置の側断面図(図2相当
図)を図3に示す。前記第1実施例と同一(相当)構成
要素については同一の符号を付し、重複説明は省略す
る。図3において、16は、キャリッジ1上に位置決め
して搭載され、複数個のインクタンクを同時に受容する
ことのできる筐体である。その詳細を図4の筐体16の
外観斜視図および、図5の筐体16の上面図を用いて説
明する。
【0028】図4,5では、それぞれインクタンクが4
個収納できる場合について図示してあるが、インクタン
ク2の数はこれのみに限定されることなく、任意の個数
であっても差支えない。16a,16a' ,16a'',
16a''' は、それぞれ筐体16にインクタンク2を挿
入したときに各インクタンクを係止するように設けられ
た各爪であり、インクタンクの個数だけであり、それぞ
れのインクタンクに対して独立に係止することが可能で
ある。
【0029】筐体16内部には、搭載するインクタンク
2の幅に合わせた仕切板16e,16e' ,16e''が
設けてあり、図4,5の例では、インクタンクを4個搭
載できるため仕切り板は3枚設けてある。これらの各仕
切り板は、筐体内部でインクタンクの横方向の位置決め
をすると共に、複数の幅のインクタンクを用いるような
記録装置においは、仕切り板の配置幅を変えることによ
り、タンクの誤挿入を防止することが可能である。特に
色インクと前処理液とを同一キャリッジ1上に搭載する
ような記録装置においては、両者のインクタンク2の幅
を変えることにより、各インクタンク2の誤挿入による
混合を防止するのに有効である。
【0030】また、筐体16外部には、キャリッジ1に
対して筐体16を位置決めし、係止することが可能なよ
うな爪16b,16b' と突起16c,16c' とが設
けられており、各々に対応した穴形状が予めキャリッジ
1に設けてあるものとする。筐体16をキャリッジ1に
搭載する際は、筐体16をキャリッジ1に対して鉛直上
方から押し込むことにより、キャリッジ1に爪が掛かり
固定される。また、外すときは爪上方の側面部を両側か
ら押すことにより、材質の弾性を利用してキャリッジ1
から爪を外すことができる。
【0031】これにより、インクタンク2は、筐体16
に対して各タンク毎に独立して係止することが可能であ
り、また複数個のインクタンク2が係止した状態でキャ
リッジ1に対して筐体16を脱着することが可能であ
る。また、キャリッジ1に筐体16を係合した状態で、
インクタンク2をキャリッジ1及び筐体16から独立に
脱着することも可能である。
【0032】(第3実施例)本発明の第3の実施例に適
用したインクジェット記録装置の概要断面図を図6に示
す。前記第1及び第2実施例と同一(相当)構成要素に
ついては同一の符号を付し、重複説明は省略する。
【0033】図7は、本実施例の筐体16の外部斜視図
である。ここで16dは筐体16の下方に筐体16と一
体に設けられた突起部であり、サポートシャフト5の外
径が納まるような円弧の凹部が設けてある。キャリッジ
1には各爪16b,16cに対応する各穴、及び突起部
16dが貫通し図6のようにサポートシャフト5を支持
できるような凹部形状が設けてある。
【0034】キャリッジ1が主走査方向に往復運動を行
うとき、突起部16dは、サポートシャフト5に対して
キャリッジ1を支持しつつ摺動する。突起部16dは、
キャリッジ1が摺動するにつれて摩擦により摩耗し、そ
れによりサポートシャフト5に対する負荷が増え印字精
度等に影響を及ぼすことが考えられる。従来はキャリッ
ジ1あるいはガイドブレード6を交換しなければならな
かったが、本実施例では、筐体16を交換するだけでよ
く、本体の耐久性を向上することが可能である。
【0035】また、同一本体で複数の種類の記録ヘッド
(オプションヘッド)を装着することのできる記録装置
においては、インクタンクの配列、幅、形状がヘッドに
よって異なる場合がある。それぞれのオプションヘッド
に合わせたインクタンク2を受容する筐体16を設ける
ことにより、各インクタンク2の誤挿入を防ぎ、またイ
ンクタンク2の交換が容易となる。
【0036】(第4実施例)本発明の第4の実施例に適
用したインクジェット記録装置の概要側断面図を図8に
示す。前記第1,第2及び第3実施例と同一(相当)構
成要素については同一の符号を付し、重複説明は省略す
る。
【0037】図9は、本実施例の筐体16の外観斜視図
である。図9において、16f,16f' は、インクタ
ンク2のインク供給側、すなわち記録ヘッド3と対向す
る面側に設けられた爪である。記録ヘッド3には、キャ
リッジ1上にヘッド3及び筐体16を装着時に爪16
f,16f' を収納し、係合するような各凹部3c,3
c' が設けてある。
【0038】これにより、記録ヘッド3とインクタンク
20び筐体16を係合した状態で同時にキャリッジ1に
対して着脱することが可能である。もちろん、ヘッド3
及び筐体16をキャリッジ1に対して装着した状態で独
立にインクタンク2を着脱させることも可能である。
【0039】また、同一本体で複数の種類の記録ヘッド
(オプションヘッド)を装着することのできる記録装置
においては、インクタンク2の配列、幅、形状がヘッド
3によって異なる場合がある。それぞれオプションヘッ
ドに合わせたインクタンク2を受容する筐体16と爪形
状とを設けることにより、各インクタンク2の誤挿入を
防ぎ、またインクタンクの交換が容易となる。
【0040】(第5実施例)図10に本発明に係る第5
の実施例のインクタンク外観図及び分解斜視図を示す。
【0041】16は、数種類(ここでは4種類とする)
のインクタンクが一体化されて挿入される筐体(もしく
は挿入口)、20a,20b,20c,20dは、4種
類のそれぞれ異なる種類のインクタンクである。この実
施例は、それぞれのインクタンク20a,20b,20
c,20dを組み合わせて20として一体化して筐体1
6に挿入可能としたもので、左から20a,20b,2
0c,20dと言う所定の順番に配置すると言う正規の
組み立てを行わないと筐体16には挿入できないよう、
それぞれ隣接すべきインクタンクが結合すべき凹凸形状
の位置により限定される構造としたことを特徴としてい
る。
【0042】22aは、インクタンク20aの右側面に
設けられた凹部である。21bは、インクタンク20b
の左側面に設けられた凸部で、各凹部22aと凸部21
bとはそれぞれ相対する位置に設けられていて、凹凸が
適合するよう組み合わされるように構成されている。同
様に、22bは、インクタンク20bの右側に設けられ
た凹部であり、21cは、インクタンク20cの左側面
に設けられた凸部で、各凹部22bと凸部21cとは、
前記22a,21bとは異なった相対する位置に設けら
れていて、凸凹が適合するよう組み合わされるように構
成されている。
【0043】同様に、22cは、インクタンク20cの
右面に設けられた凹部であり、21dはインクカセット
20dの左側面部に設けられた凸部で、22cと凸部2
1dは更に前記22b,21cと異なる相対する位置に
付いており凸凹が適合するように組み合わされるように
構成されている。
【0044】本実施例における各インクタンクの組み合
わせに付いて説明する;まず左端にはインクタンク20
aが配置される。もしも20a以外の例えば20bのイ
ンクタンクを左端に配置すると、タンク20bの左側に
付いている凸部21bのために組み合わせた各タンクの
全幅が筐体16の開口幅より広くなり挿入できなくな
る。よって左端に配置されるインクカセット22aのみ
である。
【0045】タンク20aの右側に配置されるタンク
は、凸凹の位置関係が合う20bのみである。もし20
cや20dを配置すると、インクタンクが正常に組み立
てられず挿入できなくなる。よってタンク20aの横に
はタンク20bが配置される。同様にタンク20bの右
側に配置されるタンクは凸凹の関係が合う20cのみで
ある。もしタンク20bや20dを配置すると、インク
タンクが正常に組み立てられず挿入できなくなる。よっ
てタンク20bの横にはタンク20cが配置される。タ
ンク20cの右側に配置されるタンクは、凸凹の位置関
係が合うタンク20dのみである。もしタンク20cま
たは20bを配置するとインクタンクが正常用に組み立
てられず挿入できなくなる。よってタンク20cの横に
はタンク20dが配置される。以上説明したように、イ
ンクタンク20の組み立て時の組み合わせは必然的に2
0に示したような所定順序の組み合わせとなる誤挿入は
防止される。
【0046】以上のように、本実施例においては、個々
のインクタンクの形状は異なるが、確実に所定順序の組
み合わせが確保される。
【0047】(第6実施例)図11に本発明に係る第6
の実施例の外観及び分解斜視図を示し、前記第5実施例
の図10におけると同一(相当)構成要素は、便宜上同
一符号で示し、個々の重複説明は省略する。
【0048】本実施例は、前記第5実施例と同一目的を
達成するために、それぞれのインクタンク20a,20
b,20c,20dの一側面もしくは、両側面に設けら
れて、それぞれ所定順序に限定的に適合される各凸部及
び各凹部を、それぞれ各インクタンク20a,20b,
20c,20dの側面中央部に、それぞれの組合せによ
り適合する幅を異なる寸法に形成したものであり、図示
のように、それぞれの凹/凸部の所定の組合せ22a/
21b,22b/21c,22c/21dに限定される
ように構成して、前記第5実施例と同様の効果を得るよ
うにしたもので、各インクタンクの組合せについては、
第5実施例の場合に準ずるため、重複説明は省略する。
【0049】(その他)なお、本発明は、搭載されるイ
ンクを吐出する記録ヘッド3の種類、個数についても、
前記各実施例記載のような4色の組合せの他にも制限の
ないことは明白である。
【0050】例えば、単色のインクに対応して濃度を異
にする複数のインクに対応して複数個設けられるもので
あってもよい。すなわち、例えば記録装置の記録モード
としては、一般的なイエロー、マゼンタ、シアン、ブラ
ックによる記録モードのみでなく、異なる色の複色カラ
ー、または濃度変調による階調表現を実現するフルカラ
ーの各記録モードの少なくとも一つを備えた装置にも本
発明は極めて有効である。
【0051】また、例えばキャリッジ1上に複数個の同
一色の記録ヘッド3及びインクタンク2を搭載するよう
な記録装置においても本発明は極めて有効である。
【0052】さらにまた、前記各実施例においては、シ
リアルタイプのインクジェット記録装置の事例を示した
が、記録可能な最大幅に対応した長さを有するフルライ
ンタイプの記録ヘッドに対しても本発明は有効に適用で
きる。さらに、これら複数個の記録ヘッドを一体的に記
録ヘッドユニット構成にすれば一層効果を発揮できる。
また、フルラインタイプの記録ヘッドとしては、複数個
の記録ヘッドの組合せによって、その長さを満たすいわ
ゆるスタガータイプや、一体直線的に構成されたいわゆ
るインラインタイプのいずれであっても差支えない。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
記録ヘッドに対してインクを供給するための補給用タン
クが複数個を一体的に脱着可能な係止手段を有すること
により、複数色のインクタンクを同一容器を用いて製造
することが可能となり、製造コストを削減することがで
きると共に、各色別体で交換可能であるためインク消費
の無駄を抑制することができた。さらに、これら複数個
の容器を一体的に形成して扱うこともできるのでタンク
の脱着操作を簡略化でき、使い勝手を向上させることが
できる。
【0054】また、必要な場合には、各インクタンクの
着脱係止部の位置もしくは形状を特定することにより、
各インクタンクを所定の順序に規正することもできる。
【0055】さらに、各種オプションを有した記録ヘッ
ドへの交換が誤挿入の怖れなしに容易に行えるため、操
作性に優れた、多様性に富んだインクジェット記録装置
を提供することができる。また、筐体が摺動部材の機能
を兼用しているため、ヘッド交換によるヘッド耐久性向
上に伴って要請される本体の耐久性も向上する。
【0056】また、製造工程ならびに使用時においても
各色の混合を確実に防止できるので前処理液を容易に扱
えるようになり、画像の耐水性が良好で、異色間境界で
のにじみのない優れた画質の高速、稼働コストの記録装
置が提供できた。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1の実施例のインクタンクの外観斜視図
【図2】 本発明を実施したインクジェット記録装置の
概要側断面図
【図3】 第2実施例のインクジェット記録装置の概要
側断面図
【図4】 第2実施例の筐体の外観斜視図
【図5】 第2実施例の筐体の正面図
【図6】 第3実施例のインクジェット記録装置の概要
側断面図
【図7】 第3実施例の筐体の外観斜視図
【図8】 第4実施例のインクジェット記録装置の側断
面図
【図9】 第4実施例の筐体と記録ヘッドとの外観斜視
【図10】 第5の実施例のインクタンクの外観及び分
解斜視図
【図11】 第6の実施例のインクタンクの外観及び分
解斜視図
【符号の説明】
P 記録媒体 1 キャリッシセ 2,2a,2b,2c,2d;20a,20b,20
c,20d インクタンク 3 記録ヘッド 4 ガイトシャフト 5 サポートシャフト 6 ガイドプレート 16 筐体 14a,15a;21b,21c,21d 凸部 14b,15b;21a,21b,21c 凹部

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体に対して相対的に移動するキャ
    リッジに、インクを吐出して記録を行うヘッドを搭載す
    る画像記録装置において、前記記録ヘッドに対してイン
    クを供給するための補給用タンクが複数個を一体的に脱
    着可能な係止手段を有することを特徴とするインクジェ
    ット記録装置。
  2. 【請求項2】 前記係止手段として、前記個々の補給用
    タンクが各々結合すべき相手の補給用タンクと係合する
    ための凹凸部位を有することを特徴とする請求項1記載
    のインクジェット記録装置。
  3. 【請求項3】 前記相手の補給用タンクと係合するため
    の凹凸部位は、それぞれ結合すべき相手のタンクのみに
    限定される位置または形状を有することを特徴とする請
    求項2記載のインクジェット記録装置。
  4. 【請求項4】 前記係止手段として、前記個々の補給用
    タンクの一部を受容し得る筐体を有し、この筐体が個々
    の補給用タンクに対して係止用爪部を有することを特徴
    とする請求項1記載のインクジェット記録装置。
  5. 【請求項5】 前記筐体は、前記複数のタンクが脱着可
    能であるとともに、前記筐体、複数個タンクが係合した
    一体の状態で前記キャリジに脱着可能であることを特徴
    とする請求項1ないし4のいずれかに記載のインクジェ
    ット記録装置。
  6. 【請求項6】 前記筐体が、前記キャリッジに係合した
    状態において、前記複数個のタンクが別個に脱着可能で
    あることを特徴とする請求項5記載のインクジェット記
    録装置。
  7. 【請求項7】 前記筐体が、前記キャリッジの移動時の
    ガイド部材と摺接することを特徴とする請求項5、6の
    いずれか記載のインクジェット記録装置。
  8. 【請求項8】 前記筐体が前記記録ヘッドに対して係合
    するための凹凸部位を有することを特徴とする請求項1
    記載のインクジェット記録装置。
  9. 【請求項9】 前記複数個のタンク中に、色材を含むイ
    ンクを収納するタンクと、インク中の色材を凝集させる
    前記処理液を収納するタンクとが含まれることを特徴と
    する請求項1ないし8のいずれか記載のインクジェット
    装置。
  10. 【請求項10】 前記前処理液の表面張力が、前記イン
    クの表面張力よりも低いことを特徴とする請求項9記載
    のインクジェット装置。
  11. 【請求項11】 前記記録ヘッドは、前記インク液滴を
    吐出するためのエネルギ手段として、熱エネルギを利用
    して前記インクに膜沸騰を生じさせる電気熱変換体を有
    することを特徴とする請求項1ないし10いずれかに記
    載のインクジェット記録装置。
JP2403195A 1995-02-13 1995-02-13 インクジェット記録装置 Withdrawn JPH08216429A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2403195A JPH08216429A (ja) 1995-02-13 1995-02-13 インクジェット記録装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2403195A JPH08216429A (ja) 1995-02-13 1995-02-13 インクジェット記録装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08216429A true JPH08216429A (ja) 1996-08-27

Family

ID=12127156

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2403195A Withdrawn JPH08216429A (ja) 1995-02-13 1995-02-13 インクジェット記録装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08216429A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002103647A (ja) * 2000-10-04 2002-04-09 Canon Inc インクタンクモジュール、インクタンク連結部材、およびインクジェット記録装置
JP2002210996A (ja) * 2001-01-18 2002-07-31 Seiko Epson Corp カートリッジホルダ、カートリッジ装置及びこれを備えたプリンタ
US7040744B2 (en) 2000-10-11 2006-05-09 Seiko Epson Corporation Ink cartridge and inkjet printer
USRE41601E1 (en) 1998-05-13 2010-08-31 Seiko Epson Corporation Ink cartridge for ink-jet printing apparatus

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
USRE41601E1 (en) 1998-05-13 2010-08-31 Seiko Epson Corporation Ink cartridge for ink-jet printing apparatus
JP2002103647A (ja) * 2000-10-04 2002-04-09 Canon Inc インクタンクモジュール、インクタンク連結部材、およびインクジェット記録装置
US7040744B2 (en) 2000-10-11 2006-05-09 Seiko Epson Corporation Ink cartridge and inkjet printer
JP2008254454A (ja) * 2000-10-11 2008-10-23 Seiko Epson Corp インクカートリッジ
JP2002210996A (ja) * 2001-01-18 2002-07-31 Seiko Epson Corp カートリッジホルダ、カートリッジ装置及びこれを備えたプリンタ
JP4701503B2 (ja) * 2001-01-18 2011-06-15 セイコーエプソン株式会社 カートリッジホルダ、カートリッジ装置及びこれを備えたプリンタ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2997017B2 (ja) 熱インキジェットプリンタ用のプリントヘッド及びそのインキカートリッジ
JP4877420B2 (ja) インクカートリッジホルダ
EP3246167B1 (en) Liquid supply unit
EP0832751B1 (en) Ink-jet recording apparatus with high and low color-density inks
EP0822080B1 (en) Bubble jet head and dubble jet apparatus employing the same
US5745140A (en) Color ink-jet printer with pigment black and dye-based color inks
EP0822081A2 (en) Liquid ejection head, liquid ejection head cartridge, printing apparatus, printing system and fabrication process of liquid ejection head
US6543887B2 (en) Inkjet print head
EP0756936B1 (en) Ink cartridge
WO2005102712A1 (en) Ink container, inkjet printing head, and inkjet printing apparatus
US5835110A (en) Ink jet head and ink jet printer
EP2368714B1 (en) Liquid ejecting apparatus
JPH08216429A (ja) インクジェット記録装置
US20020057317A1 (en) Ink container configured for use with printer
JPH03227653A (ja) インクジェットカートリッジおよび前記カートリッジを装着可能なインクジェット記録装置
JP3876947B2 (ja) インクジェット式記録装置
JP2007022036A (ja) 記録ヘッドおよびインクジェット記録装置
JPH02217257A (ja) インクジェット記録装置
JPH10119257A (ja) インクジェット記録装置,この装置用インクタンク及びインクジェット記録装置に対して交換可能に装着されるインクジェットカートリッジ
JP3192369B2 (ja) 記録装置
JPH11342625A (ja) インクジェット記録装置
JP4210983B2 (ja) 液体噴射装置
JP2003080739A (ja) 画像形成装置およびこれに用いる廃液吸収ユニット
JP2002036584A (ja) プリンタ及びヘッドカートリッジ
US20020118257A1 (en) printhead employing both slotted and edgefeed fluid delivery to firing resistors

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20020507