JPH0821600A - 埋設管検査方法 - Google Patents
埋設管検査方法Info
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- JPH0821600A JPH0821600A JP24223294A JP24223294A JPH0821600A JP H0821600 A JPH0821600 A JP H0821600A JP 24223294 A JP24223294 A JP 24223294A JP 24223294 A JP24223294 A JP 24223294A JP H0821600 A JPH0821600 A JP H0821600A
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- buried pipe
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- electromagnetic wave
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Abstract
(57)【要約】
【目的】埋設管の変形乃至破損の箇所を容易且つ迅速に
検出し得る埋設管検査方法を提供すること等。 【構成】所定の埋設路CLに沿って地盤1中に埋設され
た埋設管2の埋設状態を検査する埋設管検査方法におい
て、埋設管2の上面2aに、電波反射材3を埋設管2の
中心軸CTに沿って連続的に予め設置しておき、埋設管
2が埋設された地盤1上から、電磁波を電波反射材3に
向けて発信しながら、電波反射材3によって反射された
電磁波を捕捉し、その状態で埋設管2の埋設路CLに沿
って移動し、前記捕捉された電磁波に基づいて、埋設管
2の埋設状態を判定する
検出し得る埋設管検査方法を提供すること等。 【構成】所定の埋設路CLに沿って地盤1中に埋設され
た埋設管2の埋設状態を検査する埋設管検査方法におい
て、埋設管2の上面2aに、電波反射材3を埋設管2の
中心軸CTに沿って連続的に予め設置しておき、埋設管
2が埋設された地盤1上から、電磁波を電波反射材3に
向けて発信しながら、電波反射材3によって反射された
電磁波を捕捉し、その状態で埋設管2の埋設路CLに沿
って移動し、前記捕捉された電磁波に基づいて、埋設管
2の埋設状態を判定する
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、地中に埋設されたガス
管等の埋設管の変形乃至破損の箇所等を検出し得る埋設
管検査方法に関する。
管等の埋設管の変形乃至破損の箇所等を検出し得る埋設
管検査方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、埋設管の変形乃至破損の箇所を検
出しようとする際には、地盤を掘り起こして埋設管を検
査しなければならず、これは、非常に困難な作業であっ
た。また、掘り起こして見て初めて、埋設管の種類や径
等が判明していた。
出しようとする際には、地盤を掘り起こして埋設管を検
査しなければならず、これは、非常に困難な作業であっ
た。また、掘り起こして見て初めて、埋設管の種類や径
等が判明していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記事情に
鑑み、埋設管の変形乃至破損の箇所を容易且つ迅速に検
出し得ると共に、該検出した埋設管に関する情報を正確
かつ迅速に取得し得る埋設管検査方法を提供することを
目的としている。
鑑み、埋設管の変形乃至破損の箇所を容易且つ迅速に検
出し得ると共に、該検出した埋設管に関する情報を正確
かつ迅速に取得し得る埋設管検査方法を提供することを
目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の内第1の発明
は、所定の埋設路(CL)に沿って地盤(1)中に埋設
された埋設管(2)の埋設状態を検査する埋設管検査方
法において、前記埋設管(2)の上面(2a)に、電磁
波反射部材(3)を該埋設管(2)の管路(CT)に沿
って連続的に予め設置しておき、埋設状態を判定すべき
前記埋設管(2)が埋設された地盤(1)上から、電磁
波を前記電磁波反射部材(3)に向けて発信しながら、
前記電磁波反射部材(3)によって反射された電磁波を
捕捉し、その状態で前記判定すべき埋設管(2)の埋設
路(CL)に沿って移動し、前記捕捉された電磁波に基
づいて、前記判定すべき埋設管(2)の埋設状態を判定
するようにして構成される。
は、所定の埋設路(CL)に沿って地盤(1)中に埋設
された埋設管(2)の埋設状態を検査する埋設管検査方
法において、前記埋設管(2)の上面(2a)に、電磁
波反射部材(3)を該埋設管(2)の管路(CT)に沿
って連続的に予め設置しておき、埋設状態を判定すべき
前記埋設管(2)が埋設された地盤(1)上から、電磁
波を前記電磁波反射部材(3)に向けて発信しながら、
前記電磁波反射部材(3)によって反射された電磁波を
捕捉し、その状態で前記判定すべき埋設管(2)の埋設
路(CL)に沿って移動し、前記捕捉された電磁波に基
づいて、前記判定すべき埋設管(2)の埋設状態を判定
するようにして構成される。
【0005】また、本発明の内第2の発明は、所定の埋
設路(CL)に沿って地盤(1)中に埋設された埋設管
(2)の埋設状態を検査する埋設管検査方法において、
前記埋設管(2)の上面(2a)に、前記埋設管に関す
る埋設管情報(JHP)が記録された電磁波反射部材
(3)を該埋設管(2)の管路(CT)に沿って連続的
に予め設置しておき、埋設状態を判定すべき前記埋設管
(2)が埋設された地盤(1)上から、電磁波を前記電
磁波反射部材(3)に向けて発信しながら、前記電磁波
反射部材(3)によって反射された電磁波を捕捉し、そ
の状態で前記判定すべき埋設管(2)の埋設路(CL)
に沿って移動し、前記捕捉された電磁波に基づいて、前
記判定すべき埋設管(2)の埋設状態を判定すると共
に、該判定すべき埋設管の前記記録された埋設管情報を
読み出すようにして構成される。
設路(CL)に沿って地盤(1)中に埋設された埋設管
(2)の埋設状態を検査する埋設管検査方法において、
前記埋設管(2)の上面(2a)に、前記埋設管に関す
る埋設管情報(JHP)が記録された電磁波反射部材
(3)を該埋設管(2)の管路(CT)に沿って連続的
に予め設置しておき、埋設状態を判定すべき前記埋設管
(2)が埋設された地盤(1)上から、電磁波を前記電
磁波反射部材(3)に向けて発信しながら、前記電磁波
反射部材(3)によって反射された電磁波を捕捉し、そ
の状態で前記判定すべき埋設管(2)の埋設路(CL)
に沿って移動し、前記捕捉された電磁波に基づいて、前
記判定すべき埋設管(2)の埋設状態を判定すると共
に、該判定すべき埋設管の前記記録された埋設管情報を
読み出すようにして構成される。
【0006】更に、本発明の内第3の発明は、第2の発
明において、前記埋設管情報が、前記埋設管を識別し得
る識別記号(N)であり、前記識別記号に対応する形で
前記埋設管の管理情報(JHN)を形成しておき、前記
読み出された識別記号に基づいて、前記判定すべき埋設
管に関する前記管理情報を呼出すようにして構成され
る。
明において、前記埋設管情報が、前記埋設管を識別し得
る識別記号(N)であり、前記識別記号に対応する形で
前記埋設管の管理情報(JHN)を形成しておき、前記
読み出された識別記号に基づいて、前記判定すべき埋設
管に関する前記管理情報を呼出すようにして構成され
る。
【0007】なお、( )内の番号等は、図面における
対応する要素を示す、便宜的なものであり、従って、本
記述は図面上の記載に限定拘束されるものではない。以
下の「作用」の欄についても同様である。
対応する要素を示す、便宜的なものであり、従って、本
記述は図面上の記載に限定拘束されるものではない。以
下の「作用」の欄についても同様である。
【0008】
【作用】上記した構成により、本発明の内第1の発明
は、地盤(1)を掘り起こすことなく、埋設管(2)の
埋設状態の検査を行ない得るように作用する。また、第
2の発明は、地盤(1)を掘り起こすことなく、埋設管
(2)に関する埋設管情報(JHP)を読み出し得るよ
うに作用する。更に、第3の発明は、地盤(1)を介し
て読み出した埋設管情報(JHP)から対応する埋設管
の管理情報(JHN)を呼び出すように作用する
は、地盤(1)を掘り起こすことなく、埋設管(2)の
埋設状態の検査を行ない得るように作用する。また、第
2の発明は、地盤(1)を掘り起こすことなく、埋設管
(2)に関する埋設管情報(JHP)を読み出し得るよ
うに作用する。更に、第3の発明は、地盤(1)を介し
て読み出した埋設管情報(JHP)から対応する埋設管
の管理情報(JHN)を呼び出すように作用する
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき説明す
る。図1は、本発明を適用した埋設管検査システムの一
実施例を示す図、図2は、図1の埋設管を上方から見た
図、図3は、図1の埋設管の変形部を上方から見た図、
図4は、図1の埋設管の破損部を上方から見た図、図5
は、本発明を適用した埋設管検査システムの一実施例を
示すブロック図、図6は、別の実施例の埋設管を上方か
ら見た図、図7は、本発明を適用した埋設管検査システ
ムの別の例を示すブロック図である。
る。図1は、本発明を適用した埋設管検査システムの一
実施例を示す図、図2は、図1の埋設管を上方から見た
図、図3は、図1の埋設管の変形部を上方から見た図、
図4は、図1の埋設管の破損部を上方から見た図、図5
は、本発明を適用した埋設管検査システムの一実施例を
示すブロック図、図6は、別の実施例の埋設管を上方か
ら見た図、図7は、本発明を適用した埋設管検査システ
ムの別の例を示すブロック図である。
【0010】地盤1中には、図1に示すように、ガス管
等の埋設管2が地表面1aに平行に埋設されており、埋
設管2の上面2aの上端部2bには、金属磁性体、アモ
ルファス合金等により形成された、帯状の電波反射材3
が、図2に示すように埋設管2の管路、即ち中心軸CT
に沿って連続する形で貼付されている。また、電波反射
材3の上面には、図1に示すように、反射面3aが、地
表面1aに略平行に設けられている。
等の埋設管2が地表面1aに平行に埋設されており、埋
設管2の上面2aの上端部2bには、金属磁性体、アモ
ルファス合金等により形成された、帯状の電波反射材3
が、図2に示すように埋設管2の管路、即ち中心軸CT
に沿って連続する形で貼付されている。また、電波反射
材3の上面には、図1に示すように、反射面3aが、地
表面1aに略平行に設けられている。
【0011】また、地表面1a上には、地表面1a上を
移動自在な埋設管検査車10が設けられており、埋設管
検査車10の底面10aには、送受信アンテナ12が装
着されている。埋設管検査車10内部には、該検査車1
0の車輪10bの車軸10cに設けられ、該車軸10c
の回転数より前記検査車10の移動距離Lを検出演算す
る距離計11が設けられており、また、埋設管検査車1
0内部には、図5に示すように、送受信アンテナ12に
接続した電波生成出力部13、同じく送受信アンテナ1
2に接続した電波受信部15、損傷状態判断部14、距
離計11、波形判断部16、及びキーボード17、ディ
スプレイ19、主制御部20が設けられており、距離計
11、電波生成出力部13、損傷状態判断部14、電波
受信部15、波形判断部16、キーボード17、ディス
プレイ19は、バス線21を介して主制御部20に接続
している。
移動自在な埋設管検査車10が設けられており、埋設管
検査車10の底面10aには、送受信アンテナ12が装
着されている。埋設管検査車10内部には、該検査車1
0の車輪10bの車軸10cに設けられ、該車軸10c
の回転数より前記検査車10の移動距離Lを検出演算す
る距離計11が設けられており、また、埋設管検査車1
0内部には、図5に示すように、送受信アンテナ12に
接続した電波生成出力部13、同じく送受信アンテナ1
2に接続した電波受信部15、損傷状態判断部14、距
離計11、波形判断部16、及びキーボード17、ディ
スプレイ19、主制御部20が設けられており、距離計
11、電波生成出力部13、損傷状態判断部14、電波
受信部15、波形判断部16、キーボード17、ディス
プレイ19は、バス線21を介して主制御部20に接続
している。
【0012】埋設管検査車10、埋設管2等は、以上の
ような構成を有するので、まず、埋設管検査車10の運
転手は、埋設管2の埋設された位置である埋設路CLを
示した地図を見ながら、図1に示すように、埋設管検査
車10を、埋設管2の直上に位置させ、埋設管2の埋設
路CLに沿ってゆっくりと移動させる。そこで、図5に
示すキーボード17により、電波発信指令S1を主制御
部20に入力する。すると、主制御部20は、電波発信
指令S1を電波生成出力部13に出力する。すると、電
波生成出力部13は、40KHz〜1.2MHzの、所
定の波形を有する電波を生成し、図1に示すように、該
電波を、送受信アンテナ12を介して、埋設管2の埋設
路CLに向けて継続的に発信する。すると、該電波は、
埋設管2の埋設路CLに向けて発信されながら、埋設管
検査車10の移動と共に、図2に示す埋設路CLに沿っ
て移動する。すると、まず、図2に示すように、埋設管
2がその中心軸CTを埋設路CLに一致させて瑕疵無く
埋設されている場合には、埋設管2の上面に設けられた
電波反射材3も上方から見て埋設路CLを中心として、
該埋設路CLに沿って設けられていることとなるので、
前記電波は、図1に示すように、電波反射材3の反射面
3aにより所定の波形を有する電波として送受信アンテ
ナ12に反射される。すると、図5に示す電波受信部1
5は、送受信アンテナ12を介して、該電波を受信し、
波形判断部16に出力することが出来る。すると、波形
判断部16は、入力された電波の波形が、予め記憶され
ている波形に一致するか否かを判断する。これは、受信
された電波が、電波反射材3の反射面3aにより送受信
アンテナ12に反射された場合に生じる所定の波形を有
する電波であるか否かの判断である。従って、この場合
には、受信された電波が、電波反射材3の反射面3aに
より送受信アンテナ12に反射された所定の波形を有す
る電波であると判断される。すると、波形判断部16
は、ディスプレイ19に、信号S2を出力する。する
と、ディスプレイ19は、信号S2に基づいて、「異状
無し」をその画面に表示する。これにより、走行中の埋
設管検査車10の直下の埋設管2に変形及び破損が無い
ことを知ることが出来る。次に、図3に示すように、埋
設管2に変形が有り、その中心軸CTが埋設路CLから
外れている場合には、埋設管2の上面に設けられた電波
反射材3も上方から見て埋設路CLから外れているの
で、埋設路CLに向けて発信されている前記電波は、電
波反射材3の反射面3aには当らない。また、図4に示
すように、埋設管2、従って、電波反射材3に破損が有
り、電波反射材3が埋設路CLに沿う方向で一部寸断さ
れている場合には、埋設路CLに向けて発信されている
前記電波は、その寸断された部分において、電波反射材
3の反射面3aには当らない。従って、埋設管2に変形
乃至破損がある場合には、前記電波は、前記所定の波形
を有する電波として送受信アンテナ12に向けて反射さ
れることは無い。即ち、図5に示す電波受信部15は、
図1の地表面1aや地盤1等により反射された前記電波
を、図5の送受信アンテナ12を介して受信し、波形判
断部16に出力する。すると、波形判断部16は、入力
された電波の波形が、予め記憶されている波形に一致す
るか否かを判断する。これは、受信された電波が、電波
反射材3の反射面3aにより送受信アンテナ12に反射
された場合に生じる所定の波形を有する電波であるか否
かの判断である。従って、この場合には、受信された電
波は、電波反射材3の反射面3aにより送受信アンテナ
12に反射された所定の波形を有する電波ではないと判
断される。すると、波形判断部16は、ディスプレイ1
9に、信号S3を出力する。すると、ディスプレイ19
は、信号S3に基づいて、「異状有り」をその画面に表
示する。これにより、図1に示す走行中の埋設管検査車
10の直下の埋設管2に変形及び破損が有ることを知る
ことが出来る。また、図5の波形判断部16は、受信さ
れた電波が電波反射材3の反射面3aにより反射された
所定の波形を有する電波ではないと判断すると、距離計
測開始信号S4を距離計11に出力する。すると、距離
計11は、その時点からの埋設管検査車10の移動距離
Lの計測を開始する。そして、再び、送受信アンテナ1
2により受信された電波が、電波反射材3の反射面3a
により反射された所定の波形を有する電波となると、波
形判断部16は、距離計11に距離計測終了信号S5を
出力する。すると、距離計11は、その時点で埋設管検
査車10の移動距離Lの計測を終了し、距離計測開始信
号S4を入力してから距離計測終了信号S5を入力する
までの埋設管検査車10の移動距離L、従って、埋設管
2の損傷距離Lを損傷状態判断部14に出力する。する
と、損傷状態判断部14は、入力された損傷距離Lが、
10センチ未満で有る場合には、図4に示すように、埋
設管2の損傷は破損であると判断して、図5に示すよう
に、ディスプレイ19に信号S6を出力する。すると、
ディスプレイ19は、信号S6に基づいて、「破損」を
その画面に表示する。また、損傷状態判断部14は、入
力された損傷距離Lが、10センチ以上で有る場合に
は、図3に示すように、埋設管2の損傷は変形であると
判断して、図5に示すように、ディスプレイ19に信号
S7を出力する。すると、ディスプレイ19は、信号S
6に基づいて、「変形」を表示する。これにより、「異
状有り」とされた部分の埋設管2の損傷状態が、図3に
示すような変形であるか、図4に示すような破損である
かを知ることが出来る。なお、損傷状態が「変形」か
「破損」かを判定する損傷距離Lは、現場の状況等に応
じてキーボード17等から予め適宜な長さに設定が可能
であることは勿論である。
ような構成を有するので、まず、埋設管検査車10の運
転手は、埋設管2の埋設された位置である埋設路CLを
示した地図を見ながら、図1に示すように、埋設管検査
車10を、埋設管2の直上に位置させ、埋設管2の埋設
路CLに沿ってゆっくりと移動させる。そこで、図5に
示すキーボード17により、電波発信指令S1を主制御
部20に入力する。すると、主制御部20は、電波発信
指令S1を電波生成出力部13に出力する。すると、電
波生成出力部13は、40KHz〜1.2MHzの、所
定の波形を有する電波を生成し、図1に示すように、該
電波を、送受信アンテナ12を介して、埋設管2の埋設
路CLに向けて継続的に発信する。すると、該電波は、
埋設管2の埋設路CLに向けて発信されながら、埋設管
検査車10の移動と共に、図2に示す埋設路CLに沿っ
て移動する。すると、まず、図2に示すように、埋設管
2がその中心軸CTを埋設路CLに一致させて瑕疵無く
埋設されている場合には、埋設管2の上面に設けられた
電波反射材3も上方から見て埋設路CLを中心として、
該埋設路CLに沿って設けられていることとなるので、
前記電波は、図1に示すように、電波反射材3の反射面
3aにより所定の波形を有する電波として送受信アンテ
ナ12に反射される。すると、図5に示す電波受信部1
5は、送受信アンテナ12を介して、該電波を受信し、
波形判断部16に出力することが出来る。すると、波形
判断部16は、入力された電波の波形が、予め記憶され
ている波形に一致するか否かを判断する。これは、受信
された電波が、電波反射材3の反射面3aにより送受信
アンテナ12に反射された場合に生じる所定の波形を有
する電波であるか否かの判断である。従って、この場合
には、受信された電波が、電波反射材3の反射面3aに
より送受信アンテナ12に反射された所定の波形を有す
る電波であると判断される。すると、波形判断部16
は、ディスプレイ19に、信号S2を出力する。する
と、ディスプレイ19は、信号S2に基づいて、「異状
無し」をその画面に表示する。これにより、走行中の埋
設管検査車10の直下の埋設管2に変形及び破損が無い
ことを知ることが出来る。次に、図3に示すように、埋
設管2に変形が有り、その中心軸CTが埋設路CLから
外れている場合には、埋設管2の上面に設けられた電波
反射材3も上方から見て埋設路CLから外れているの
で、埋設路CLに向けて発信されている前記電波は、電
波反射材3の反射面3aには当らない。また、図4に示
すように、埋設管2、従って、電波反射材3に破損が有
り、電波反射材3が埋設路CLに沿う方向で一部寸断さ
れている場合には、埋設路CLに向けて発信されている
前記電波は、その寸断された部分において、電波反射材
3の反射面3aには当らない。従って、埋設管2に変形
乃至破損がある場合には、前記電波は、前記所定の波形
を有する電波として送受信アンテナ12に向けて反射さ
れることは無い。即ち、図5に示す電波受信部15は、
図1の地表面1aや地盤1等により反射された前記電波
を、図5の送受信アンテナ12を介して受信し、波形判
断部16に出力する。すると、波形判断部16は、入力
された電波の波形が、予め記憶されている波形に一致す
るか否かを判断する。これは、受信された電波が、電波
反射材3の反射面3aにより送受信アンテナ12に反射
された場合に生じる所定の波形を有する電波であるか否
かの判断である。従って、この場合には、受信された電
波は、電波反射材3の反射面3aにより送受信アンテナ
12に反射された所定の波形を有する電波ではないと判
断される。すると、波形判断部16は、ディスプレイ1
9に、信号S3を出力する。すると、ディスプレイ19
は、信号S3に基づいて、「異状有り」をその画面に表
示する。これにより、図1に示す走行中の埋設管検査車
10の直下の埋設管2に変形及び破損が有ることを知る
ことが出来る。また、図5の波形判断部16は、受信さ
れた電波が電波反射材3の反射面3aにより反射された
所定の波形を有する電波ではないと判断すると、距離計
測開始信号S4を距離計11に出力する。すると、距離
計11は、その時点からの埋設管検査車10の移動距離
Lの計測を開始する。そして、再び、送受信アンテナ1
2により受信された電波が、電波反射材3の反射面3a
により反射された所定の波形を有する電波となると、波
形判断部16は、距離計11に距離計測終了信号S5を
出力する。すると、距離計11は、その時点で埋設管検
査車10の移動距離Lの計測を終了し、距離計測開始信
号S4を入力してから距離計測終了信号S5を入力する
までの埋設管検査車10の移動距離L、従って、埋設管
2の損傷距離Lを損傷状態判断部14に出力する。する
と、損傷状態判断部14は、入力された損傷距離Lが、
10センチ未満で有る場合には、図4に示すように、埋
設管2の損傷は破損であると判断して、図5に示すよう
に、ディスプレイ19に信号S6を出力する。すると、
ディスプレイ19は、信号S6に基づいて、「破損」を
その画面に表示する。また、損傷状態判断部14は、入
力された損傷距離Lが、10センチ以上で有る場合に
は、図3に示すように、埋設管2の損傷は変形であると
判断して、図5に示すように、ディスプレイ19に信号
S7を出力する。すると、ディスプレイ19は、信号S
6に基づいて、「変形」を表示する。これにより、「異
状有り」とされた部分の埋設管2の損傷状態が、図3に
示すような変形であるか、図4に示すような破損である
かを知ることが出来る。なお、損傷状態が「変形」か
「破損」かを判定する損傷距離Lは、現場の状況等に応
じてキーボード17等から予め適宜な長さに設定が可能
であることは勿論である。
【0013】よって、本発明によれば、従来のように、
地盤1を掘り起こさずとも、埋設管検査車10の送受信
アンテナ12から所定の電波を発信しながら、該埋設管
検査車10を、該埋設管2上の地表面1a上を埋設管2
の埋設位置を示した地図に基づいて移動させるだけで、
埋設管2の変形乃至破損の箇所を検出することが出来
る。よって、埋設管2の変形乃至破損の箇所の検出を容
易且つ迅速に行なうことが出来る。
地盤1を掘り起こさずとも、埋設管検査車10の送受信
アンテナ12から所定の電波を発信しながら、該埋設管
検査車10を、該埋設管2上の地表面1a上を埋設管2
の埋設位置を示した地図に基づいて移動させるだけで、
埋設管2の変形乃至破損の箇所を検出することが出来
る。よって、埋設管2の変形乃至破損の箇所の検出を容
易且つ迅速に行なうことが出来る。
【0014】尚、上記実施例中の損傷状態判断部14
は、損傷距離Lが10センチ未満の場合に破損と判断
し、10センチ以上の場合に変形と判断するように設け
たが、必ずしも10センチである必要は無く、埋設管2
の大きさや材質等に応じて異なる数値であっても良いこ
とは勿論である。
は、損傷距離Lが10センチ未満の場合に破損と判断
し、10センチ以上の場合に変形と判断するように設け
たが、必ずしも10センチである必要は無く、埋設管2
の大きさや材質等に応じて異なる数値であっても良いこ
とは勿論である。
【0015】更に、上述の実施例において、電波反射材
3は埋設管2の変形乃至破損の箇所の検出のみに使用し
たが、該検出した埋設管2に関する種々の情報を記録し
ておくようにしても良い。つまり、薄板状のアモルファ
ス金属等の非晶質金属の磁気歪材料や、薄板状の磁性ス
テンレス鋼、ニッケル、フェライト等の硬質強磁性材料
から構成される電波反射材3は、公知のように、複数の
磁気パターンによる磁化が可能である。そして、磁気的
に記録された情報である該磁気パターンは、磁力線から
成る磁場に共振して、外部から非接触で該磁気的に記録
された情報を磁気的に読み取ることができる。そこで、
図6に示すように、電波反射材3に、情報記録部3bを
所定の間隔で設け、情報記録部3bには、埋設管2に関
する固有の情報である埋設管情報JHPを予め記録して
おく。つまり、埋設管2に関する埋設管情報JHPが記
録された電波反射材3を該埋設管2の中心軸CTに沿っ
て設置することになる。そして、情報記録部3bには、
例えば、埋設管情報JHPとして各埋設管2を識別し得
る識別番号Nを記録しておき、識別番号Nに対応する形
で埋設管2に関する管理情報JHNを形成し、管理情報
データメモリ31内に格納しておく。なお、管理情報J
HNとしては、埋設管2(情報記録部3b)の識別番号
N、埋設管2の管理者名、施工日/埋設日、施工業者
名、緯度・経度・標高から成る絶対座標、埋設した場所
の住所及び管の種別/管径等とする。(もちろん、情報
記録部3bに、これら管理者名、施工日/埋設日、施工
業者名、絶対座標、住所及び管の種別/管径等の管理情
報JHNを埋設管情報JHPとして直接記録しても良い
ことは言うまでもない。) また、埋設管検査車10内部には、図7に示すように、
情報記録部3bの埋設管情報JHPを読み取り得る情報
解析部30を設け、情報解析部30には、管理情報デー
タメモリ31を設けておく。管理情報データメモリ31
には、前記管理情報JHNをデータベースとして格納し
ておく。情報解析部30は、図7に示すように、電波生
成出力部13、電波受信部15、キーボード17、ディ
スプレイ19、主制御部20等と共に、バス線21を介
して接続しておく。そこで、所定の電磁波を出力しなが
ら、該埋設管検査車10を、埋設状態を検査すべき埋設
管2上の地表面1a上を該検査すべき埋設管2の埋設位
置を示した地図に基づいて移動させる。つまり、埋設管
検査車10の電波生成出力部13において、前記所定の
波形を有する電波と共に、所定の周波数帯の磁波を生成
し、図1に示すように、該電磁波を、送受信アンテナ1
2を介して、前記検査すべき埋設管2の埋設路CLに向
けて連続的に(磁場は前記周波数帯で走査する形で)出
力する。そして、電波反射材3の情報記録部3bが所定
の周波数の磁波に対して共振して生じる磁場の変化を送
受信アンテナ12により受けて、該磁場の変化によりア
ンテナ12に生じた起電力を電波受信部15が受ける。
すると、情報解析部30は、該起電力を生じさせた磁場
の特定の周波数を検出して、該周波数に対応する前記検
査すべき埋設管2に記録された識別番号Nを読み出す。
更に、情報解析部30は、該読み出した識別番号Nに基
づいて、前記検査すべき埋設管2に関する管理情報JH
Nを、管理情報データメモリ31からディスプレイ19
等に表示する等の形で呼び出す。このように、埋設管2
を埋設した後であっても、地盤1を介して、該埋設管2
に関する埋設管情報JHPを読み出すことができる。つ
まり、埋設管2に関する埋設管情報JHPを埋設管2に
予め設けておくことにより、地盤1を掘り起こすことな
く、検査すべき埋設管2に関する埋設管情報JHPに対
応する管理情報JHNを取得することができて都合が良
い。更に、電波反射材3の情報記録部3bに、埋設管情
報JHPとして埋設管2を識別し得る識別番号Nのみを
記録すると、電波反射材3に記録される埋設管情報JH
Pの情報量が少なくて済む。よって、電磁波にとって障
害である地盤1を介して読み取るべき情報量が少なくて
済むので、電波反射材3から埋設管情報JHPを正確か
つ迅速に読み取ることができる。
3は埋設管2の変形乃至破損の箇所の検出のみに使用し
たが、該検出した埋設管2に関する種々の情報を記録し
ておくようにしても良い。つまり、薄板状のアモルファ
ス金属等の非晶質金属の磁気歪材料や、薄板状の磁性ス
テンレス鋼、ニッケル、フェライト等の硬質強磁性材料
から構成される電波反射材3は、公知のように、複数の
磁気パターンによる磁化が可能である。そして、磁気的
に記録された情報である該磁気パターンは、磁力線から
成る磁場に共振して、外部から非接触で該磁気的に記録
された情報を磁気的に読み取ることができる。そこで、
図6に示すように、電波反射材3に、情報記録部3bを
所定の間隔で設け、情報記録部3bには、埋設管2に関
する固有の情報である埋設管情報JHPを予め記録して
おく。つまり、埋設管2に関する埋設管情報JHPが記
録された電波反射材3を該埋設管2の中心軸CTに沿っ
て設置することになる。そして、情報記録部3bには、
例えば、埋設管情報JHPとして各埋設管2を識別し得
る識別番号Nを記録しておき、識別番号Nに対応する形
で埋設管2に関する管理情報JHNを形成し、管理情報
データメモリ31内に格納しておく。なお、管理情報J
HNとしては、埋設管2(情報記録部3b)の識別番号
N、埋設管2の管理者名、施工日/埋設日、施工業者
名、緯度・経度・標高から成る絶対座標、埋設した場所
の住所及び管の種別/管径等とする。(もちろん、情報
記録部3bに、これら管理者名、施工日/埋設日、施工
業者名、絶対座標、住所及び管の種別/管径等の管理情
報JHNを埋設管情報JHPとして直接記録しても良い
ことは言うまでもない。) また、埋設管検査車10内部には、図7に示すように、
情報記録部3bの埋設管情報JHPを読み取り得る情報
解析部30を設け、情報解析部30には、管理情報デー
タメモリ31を設けておく。管理情報データメモリ31
には、前記管理情報JHNをデータベースとして格納し
ておく。情報解析部30は、図7に示すように、電波生
成出力部13、電波受信部15、キーボード17、ディ
スプレイ19、主制御部20等と共に、バス線21を介
して接続しておく。そこで、所定の電磁波を出力しなが
ら、該埋設管検査車10を、埋設状態を検査すべき埋設
管2上の地表面1a上を該検査すべき埋設管2の埋設位
置を示した地図に基づいて移動させる。つまり、埋設管
検査車10の電波生成出力部13において、前記所定の
波形を有する電波と共に、所定の周波数帯の磁波を生成
し、図1に示すように、該電磁波を、送受信アンテナ1
2を介して、前記検査すべき埋設管2の埋設路CLに向
けて連続的に(磁場は前記周波数帯で走査する形で)出
力する。そして、電波反射材3の情報記録部3bが所定
の周波数の磁波に対して共振して生じる磁場の変化を送
受信アンテナ12により受けて、該磁場の変化によりア
ンテナ12に生じた起電力を電波受信部15が受ける。
すると、情報解析部30は、該起電力を生じさせた磁場
の特定の周波数を検出して、該周波数に対応する前記検
査すべき埋設管2に記録された識別番号Nを読み出す。
更に、情報解析部30は、該読み出した識別番号Nに基
づいて、前記検査すべき埋設管2に関する管理情報JH
Nを、管理情報データメモリ31からディスプレイ19
等に表示する等の形で呼び出す。このように、埋設管2
を埋設した後であっても、地盤1を介して、該埋設管2
に関する埋設管情報JHPを読み出すことができる。つ
まり、埋設管2に関する埋設管情報JHPを埋設管2に
予め設けておくことにより、地盤1を掘り起こすことな
く、検査すべき埋設管2に関する埋設管情報JHPに対
応する管理情報JHNを取得することができて都合が良
い。更に、電波反射材3の情報記録部3bに、埋設管情
報JHPとして埋設管2を識別し得る識別番号Nのみを
記録すると、電波反射材3に記録される埋設管情報JH
Pの情報量が少なくて済む。よって、電磁波にとって障
害である地盤1を介して読み取るべき情報量が少なくて
済むので、電波反射材3から埋設管情報JHPを正確か
つ迅速に読み取ることができる。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
所定の埋設路CL等の埋設路に沿って地盤1等の地盤中
に埋設された埋設管2等の埋設管の埋設状態を検査する
埋設管検査方法において、前記埋設管の上面2a等の上
面に、電波反射材3等の電磁波反射部材を該埋設管の中
心軸CT等の管路に沿って連続的に予め設置しておき、
埋設状態を判定すべき前記埋設管が埋設された前記地盤
上から、電磁波を前記電磁波反射部材に向けて発信しな
がら、前記電磁波反射部材によって反射された電磁波を
捕捉し、その状態で前記判定すべき埋設管の埋設路に沿
って移動し、前記捕捉された電磁波に基づいて、前記判
定すべき埋設管の埋設状態を判定するようにして構成し
たので、従来のように前記地盤を掘り起こしてみなくて
も、前記埋設管の埋設状態の検査を行うことが出来る。
よって、前記埋設管の変形乃至破損の箇所の検出等の埋
設状態の検査を容易且つ迅速に行なうことが出来る。
所定の埋設路CL等の埋設路に沿って地盤1等の地盤中
に埋設された埋設管2等の埋設管の埋設状態を検査する
埋設管検査方法において、前記埋設管の上面2a等の上
面に、電波反射材3等の電磁波反射部材を該埋設管の中
心軸CT等の管路に沿って連続的に予め設置しておき、
埋設状態を判定すべき前記埋設管が埋設された前記地盤
上から、電磁波を前記電磁波反射部材に向けて発信しな
がら、前記電磁波反射部材によって反射された電磁波を
捕捉し、その状態で前記判定すべき埋設管の埋設路に沿
って移動し、前記捕捉された電磁波に基づいて、前記判
定すべき埋設管の埋設状態を判定するようにして構成し
たので、従来のように前記地盤を掘り起こしてみなくて
も、前記埋設管の埋設状態の検査を行うことが出来る。
よって、前記埋設管の変形乃至破損の箇所の検出等の埋
設状態の検査を容易且つ迅速に行なうことが出来る。
【0017】また、本発明の内第2の発明は、所定の埋
設路CL等の埋設路に沿って地盤1等の地盤中に埋設さ
れた埋設管2等の埋設管の埋設状態を検査する埋設管検
査方法において、前記埋設管の上面2a等の上面に、前
記埋設管に関する埋設管情報JHPが記録された電波反
射材3等の電磁波反射部材を該埋設管の中心軸CT等の
管路に沿って連続的に予め設置しておき、埋設状態を判
定すべき前記埋設管が埋設された前記地盤上から、電磁
波を前記電磁波反射部材に向けて発信しながら、前記電
磁波反射部材によって反射された電磁波を捕捉し、その
状態で前記判定すべき埋設管の埋設路に沿って移動し、
前記捕捉された電磁波に基づいて、前記判定すべき埋設
管の埋設状態を判定すると共に、該判定すべき埋設管の
前記記録された埋設管情報を読み出すようにして構成し
たので、従来のように前記地盤を掘り起こしてみなくて
も、前記埋設管の埋設状態の検査を行うことが出来る。
よって、前記埋設管の変形乃至破損の箇所の検出等の埋
設状態の検査を容易且つ迅速に行なうことが出来る。更
に、従来のように地盤を掘り起こすことなく、埋設管に
関する埋設管情報を読み出すことができる。よって、地
盤を介して、検査すべき埋設管に関する埋設管情報を取
得することができて都合が良い。
設路CL等の埋設路に沿って地盤1等の地盤中に埋設さ
れた埋設管2等の埋設管の埋設状態を検査する埋設管検
査方法において、前記埋設管の上面2a等の上面に、前
記埋設管に関する埋設管情報JHPが記録された電波反
射材3等の電磁波反射部材を該埋設管の中心軸CT等の
管路に沿って連続的に予め設置しておき、埋設状態を判
定すべき前記埋設管が埋設された前記地盤上から、電磁
波を前記電磁波反射部材に向けて発信しながら、前記電
磁波反射部材によって反射された電磁波を捕捉し、その
状態で前記判定すべき埋設管の埋設路に沿って移動し、
前記捕捉された電磁波に基づいて、前記判定すべき埋設
管の埋設状態を判定すると共に、該判定すべき埋設管の
前記記録された埋設管情報を読み出すようにして構成し
たので、従来のように前記地盤を掘り起こしてみなくて
も、前記埋設管の埋設状態の検査を行うことが出来る。
よって、前記埋設管の変形乃至破損の箇所の検出等の埋
設状態の検査を容易且つ迅速に行なうことが出来る。更
に、従来のように地盤を掘り起こすことなく、埋設管に
関する埋設管情報を読み出すことができる。よって、地
盤を介して、検査すべき埋設管に関する埋設管情報を取
得することができて都合が良い。
【0018】更に、本発明の内第3の発明は、第2の発
明において、前記埋設管情報が、前記埋設管を識別し得
る識別番号N等の識別記号であり、前記識別記号に対応
する形で前記埋設管の管理情報JHNを形成しておき、
前記読み出された識別記号に基づいて、前記判定すべき
埋設管に関する前記管理情報を呼出すようにして構成し
たので、第2の発明の効果に加えて、電磁波反射部材に
埋設管情報として識別記号を記録させたことにより、識
別記号を埋設管から読み出すことにより、直ちに対応す
る埋設管の管理情報を呼び出し利用することが出来る。
よって、電磁波にとって障害である地盤を介して識別記
号を読み取るだけで対応する埋設管の管理情報を直ちに
知ることが出来る。
明において、前記埋設管情報が、前記埋設管を識別し得
る識別番号N等の識別記号であり、前記識別記号に対応
する形で前記埋設管の管理情報JHNを形成しておき、
前記読み出された識別記号に基づいて、前記判定すべき
埋設管に関する前記管理情報を呼出すようにして構成し
たので、第2の発明の効果に加えて、電磁波反射部材に
埋設管情報として識別記号を記録させたことにより、識
別記号を埋設管から読み出すことにより、直ちに対応す
る埋設管の管理情報を呼び出し利用することが出来る。
よって、電磁波にとって障害である地盤を介して識別記
号を読み取るだけで対応する埋設管の管理情報を直ちに
知ることが出来る。
【図1】図1は、本発明を適用した埋設管検査システム
の一実施例を示す図である。
の一実施例を示す図である。
【図2】図2は、図1の埋設管を上方から見た図であ
る。
る。
【図3】図3は、図1の埋設管の変形部を上方から見た
図である。
図である。
【図4】図4は、図1の埋設管の破損部を上方から見た
図である。
図である。
【図5】図5は、本発明を適用した埋設管検査システム
の一実施例を示すブロック図である。
の一実施例を示すブロック図である。
【図6】図6は、別の実施例の埋設管を上方から見た図
である。
である。
【図7】図7は、本発明を適用した埋設管検査システム
の別の例を示すブロック図である。
の別の例を示すブロック図である。
1……地盤(地盤) 2……埋設管(埋設管) 2a……上面(上面) 3……電磁波反射部材(電波反射材) CL……埋設路(埋設路) CT……埋設管の管路(埋設管の中心軸) JHN……管理情報 JHP……埋設管情報 N……識別記号(識別番号)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G01V 3/12 B 9406−2G
Claims (3)
- 【請求項1】 所定の埋設路に沿って地盤中に埋設され
た埋設管の埋設状態を検査する埋設管検査方法におい
て、 前記埋設管の上面に、電磁波反射部材を該埋設管の管路
に沿って連続的に予め設置しておき、 埋設状態を判定すべき前記埋設管が埋設された地盤上か
ら、電磁波を前記電磁波反射部材に向けて発信しなが
ら、前記電磁波反射部材によって反射された電磁波を捕
捉し、 その状態で前記判定すべき埋設管の埋設路に沿って移動
し、 前記捕捉された電磁波に基づいて、前記判定すべき埋設
管の埋設状態を判定するようにして構成した埋設管検査
方法。 - 【請求項2】 所定の埋設路に沿って地盤中に埋設され
た埋設管の埋設状態を検査する埋設管検査方法におい
て、 前記埋設管の上面に、前記埋設管に関する埋設管情報が
記録された電磁波反射部材を該埋設管の管路に沿って連
続的に予め設置しておき、 埋設状態を判定すべき前記埋設管が埋設された地盤上か
ら、電磁波を前記電磁波反射部材に向けて発信しなが
ら、前記電磁波反射部材によって反射された電磁波を捕
捉し、 その状態で前記判定すべき埋設管の埋設路に沿って移動
し、 前記捕捉された電磁波に基づいて、前記判定すべき埋設
管の埋設状態を判定すると共に、該判定すべき埋設管の
前記記録された埋設管情報を読み出すようにして構成し
た埋設管検査方法。 - 【請求項3】 前記埋設管情報が、前記埋設管を識別し
得る識別記号であり、 前記識別記号に対応する形で前記埋設管の管理情報を形
成しておき、 前記読み出された識別記号に基づいて、前記判定すべき
埋設管に関する前記管理情報を呼出すようにして構成し
た請求項2記載の埋設管検査方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24223294A JPH0821600A (ja) | 1993-09-14 | 1994-09-09 | 埋設管検査方法 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25237393 | 1993-09-14 | ||
JP5-252373 | 1993-09-14 | ||
JP24223294A JPH0821600A (ja) | 1993-09-14 | 1994-09-09 | 埋設管検査方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0821600A true JPH0821600A (ja) | 1996-01-23 |
Family
ID=26535681
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24223294A Pending JPH0821600A (ja) | 1993-09-14 | 1994-09-09 | 埋設管検査方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0821600A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009539090A (ja) * | 2006-06-02 | 2009-11-12 | ソシエテ プリムス フランセーズ | 地中に埋設された又は土木建造物中に埋込された埋設パイプ又は他の物体を識別及び追跡するのに適する検出システム |
-
1994
- 1994-09-09 JP JP24223294A patent/JPH0821600A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009539090A (ja) * | 2006-06-02 | 2009-11-12 | ソシエテ プリムス フランセーズ | 地中に埋設された又は土木建造物中に埋込された埋設パイプ又は他の物体を識別及び追跡するのに適する検出システム |
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