JP2921613B2 - 埋設配管の検査方法 - Google Patents
埋設配管の検査方法Info
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- Length-Measuring Devices Using Wave Or Particle Radiation (AREA)
- Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Magnetic Means (AREA)
- Geophysics And Detection Of Objects (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、都市ガス供給管等の埋
設配管の腐食状況等を検査するための方法に関するもの
である。
設配管の腐食状況等を検査するための方法に関するもの
である。
【０００２】
【従来の技術】埋設配管の腐食状況を検査したり継手等
を検出する検査方法の一つとして、リモートフィールド
渦流式検査方法がある。この検査方法は、送信コイルと
受信コイルを所定距離隔てて装置した探傷センサを、距
離が測定可能な走行装置により埋設配管内に走行させ、
送信コイルから受信コイルまでの電磁波の伝播時間の変
化により腐食減肉や貫通孔等の欠陥または継手等の対象
個所を検出すると共に、探傷センサの走行距離により前
記欠陥等の対象個所を測定するものである。
を検出する検査方法の一つとして、リモートフィールド
渦流式検査方法がある。この検査方法は、送信コイルと
受信コイルを所定距離隔てて装置した探傷センサを、距
離が測定可能な走行装置により埋設配管内に走行させ、
送信コイルから受信コイルまでの電磁波の伝播時間の変
化により腐食減肉や貫通孔等の欠陥または継手等の対象
個所を検出すると共に、探傷センサの走行距離により前
記欠陥等の対象個所を測定するものである。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】走行距離による位置の
測定は一次元尺度による測定であるから、配管が湾曲し
ていたりすると欠陥等を検出した位置を二次元位置とし
て正確に測定することはできない。
測定は一次元尺度による測定であるから、配管が湾曲し
ていたりすると欠陥等を検出した位置を二次元位置とし
て正確に測定することはできない。
【０００４】従ってこのような欠陥等を検出した配管個
所を、掘削により補修するような場合には、無駄な掘削
をしたり、掘削をした個所にたまたま近接していた他の
配管を誤認してしまうというような不都合を生じる場合
がある。例えば図３に示すような湾曲した配管Ｄの探傷
に於いて、点Ａから距離Ｌだけ離れた点Ｂにある欠陥を
探傷センサにより検出した場合、この配管Ｄの湾曲を考
慮しないと、上記点Ｂは点Ａから直線上の、隣接する配
管Ｅの点Ｃとして誤検出してしまう。本発明は、このよ
うな課題を解決することを目的とするものである。
所を、掘削により補修するような場合には、無駄な掘削
をしたり、掘削をした個所にたまたま近接していた他の
配管を誤認してしまうというような不都合を生じる場合
がある。例えば図３に示すような湾曲した配管Ｄの探傷
に於いて、点Ａから距離Ｌだけ離れた点Ｂにある欠陥を
探傷センサにより検出した場合、この配管Ｄの湾曲を考
慮しないと、上記点Ｂは点Ａから直線上の、隣接する配
管Ｅの点Ｃとして誤検出してしまう。本発明は、このよ
うな課題を解決することを目的とするものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、本発明は、送信コイルと受信コイルを所定距離
隔てて装置した探傷センサを埋設配管内に走行させて対
象個所の検出を行うと同時に、地上に於いて前記送信コ
イルによる電磁波を位置センサの受信コイルで受信して
探傷センサの位置を探知する埋設配管の検査方法を提案
する。
ために、本発明は、送信コイルと受信コイルを所定距離
隔てて装置した探傷センサを埋設配管内に走行させて対
象個所の検出を行うと同時に、地上に於いて前記送信コ
イルによる電磁波を位置センサの受信コイルで受信して
探傷センサの位置を探知する埋設配管の検査方法を提案
する。
【０００６】そして本発明は、以上の方法に於いて、探
傷センサを距離が測定可能な走行装置により埋設配管内
に走行させる埋設配管の検査方法を提案する。
傷センサを距離が測定可能な走行装置により埋設配管内
に走行させる埋設配管の検査方法を提案する。
【０００７】
【作用】探傷センサを埋設配管内に走行させることによ
り、腐食減肉や貫通孔等の欠陥または継手等の対象個所
を検出することができ、かかる欠陥等の検出と同時に、
地上の位置センサにより送信コイル、即ち探傷センサの
位置を探知することにより、対象個所の位置を二次元位
置として正確に測定することができる。
り、腐食減肉や貫通孔等の欠陥または継手等の対象個所
を検出することができ、かかる欠陥等の検出と同時に、
地上の位置センサにより送信コイル、即ち探傷センサの
位置を探知することにより、対象個所の位置を二次元位
置として正確に測定することができる。
【０００８】位置センサは、探傷センサに追従して移動
させながら連続的に位置を検出するようにすることもで
きるし、対象個所を検出した時点に於いて、探傷センサ
の走行距離により予測される位置の近傍に位置センサを
移動して上述した探傷センサの位置を探知するようにす
ることもできる。
させながら連続的に位置を検出するようにすることもで
きるし、対象個所を検出した時点に於いて、探傷センサ
の走行距離により予測される位置の近傍に位置センサを
移動して上述した探傷センサの位置を探知するようにす
ることもできる。
【０００９】
【実施例】次に本発明の実施例を図について説明する。
図１は本発明の方法の概念を表したものである。符号１
は土中に埋設した埋設配管であり、符号２はこの埋設配
管１内に走行させて腐食減肉や貫通孔等の欠陥または継
手等の対象個所を検出する探傷センサである。この探傷
センサ２は所定距離隔てて装置した送信コイル３と受信
コイル４を有しており、その押し込み、引き戻しが可能
なケーブル５を介して、走行装置（図示省略）により埋
設配管１内に走行させる構成としている。そしてこの走
行装置にはケーブル５の繰り出し、引き戻し距離を測定
するロータリーエンコーダ等の距離測定手段（図示省
略）を設けている。
図１は本発明の方法の概念を表したものである。符号１
は土中に埋設した埋設配管であり、符号２はこの埋設配
管１内に走行させて腐食減肉や貫通孔等の欠陥または継
手等の対象個所を検出する探傷センサである。この探傷
センサ２は所定距離隔てて装置した送信コイル３と受信
コイル４を有しており、その押し込み、引き戻しが可能
なケーブル５を介して、走行装置（図示省略）により埋
設配管１内に走行させる構成としている。そしてこの走
行装置にはケーブル５の繰り出し、引き戻し距離を測定
するロータリーエンコーダ等の距離測定手段（図示省
略）を設けている。
【００１０】図２は図１の探傷センサ２の構成及び探傷
原理を表したものである。受信コイル４は複数個を環状
に設置した構成としており、また送信コイル３は単一の
コイルで構成している。符号６は探傷用交流信号を発生
する発振器で、この信号は増幅器７を介して送信コイル
３に供給し、同時にロックインアンプ８に参照信号とし
て入力する。そして受信コイル４からの受信信号は上記
参照信号と共にロックインアンプ８に入力し、このロッ
クインアンプ８により参照信号との位相差を得て、この
位相差出力を上記距離測定手段と同期する記録計９に出
力して、探傷センサ２の距離に対応した記録を行う。
原理を表したものである。受信コイル４は複数個を環状
に設置した構成としており、また送信コイル３は単一の
コイルで構成している。符号６は探傷用交流信号を発生
する発振器で、この信号は増幅器７を介して送信コイル
３に供給し、同時にロックインアンプ８に参照信号とし
て入力する。そして受信コイル４からの受信信号は上記
参照信号と共にロックインアンプ８に入力し、このロッ
クインアンプ８により参照信号との位相差を得て、この
位相差出力を上記距離測定手段と同期する記録計９に出
力して、探傷センサ２の距離に対応した記録を行う。
【００１２】上記複数の受信コイル４は全てを独立した
チャンネルとして上記ロックインアンプ８に入力する構
成とすることもできるし、複数の受信コイル４を少数の
グループ毎に直列または並列に接続して少数のチャンネ
ルを構成し、このチャンネル毎に上記ロックインアンプ
８に入力する構成とすることもでき、後者の構成では、
ロックインアンプ８及び記録計９に於けるチャンネル数
低減効果をもたらす。
チャンネルとして上記ロックインアンプ８に入力する構
成とすることもできるし、複数の受信コイル４を少数の
グループ毎に直列または並列に接続して少数のチャンネ
ルを構成し、このチャンネル毎に上記ロックインアンプ
８に入力する構成とすることもでき、後者の構成では、
ロックインアンプ８及び記録計９に於けるチャンネル数
低減効果をもたらす。
【００１３】以上の構成に於いて、送信コイル３から出
た電磁波１０の一部は配管１の管壁を通って受信コイル
４に伝播する。この際、図示のような減肉１１や、貫通
孔等の欠陥又は継手等の検出対象個所があると伝播時間
が変化する。この伝播時間の変化は、検出対象個所に対
応する受信コイル４からの信号の位相の変化としてロッ
クインアンプ８によりとらえることができる。従って、
かかる信号の位相の変化を、ロックインアンプ８の出
力、即ち記録計９の記録により検出して対象個所及びそ
の内容を検出することができる。
た電磁波１０の一部は配管１の管壁を通って受信コイル
４に伝播する。この際、図示のような減肉１１や、貫通
孔等の欠陥又は継手等の検出対象個所があると伝播時間
が変化する。この伝播時間の変化は、検出対象個所に対
応する受信コイル４からの信号の位相の変化としてロッ
クインアンプ８によりとらえることができる。従って、
かかる信号の位相の変化を、ロックインアンプ８の出
力、即ち記録計９の記録により検出して対象個所及びそ
の内容を検出することができる。
【００１４】以上の検査方法、即ちいわゆるリモートフ
ィールド渦流式検査方法に於いて使用する電磁波の周波
数は、例えば 〜 Hzと低いので、この電磁波は配管１
の外側に漏洩し易い。従ってこの漏洩した電磁波を地上
に於いて位置センサ１２の受信コイルで検出することで
送信コイル３の位置、即ち探傷センサ２の位置を検出す
ることができる。かかる送信コイル３の位置の検出は、
受信コイルを備えた適宜の位置センサ１２、例えばピグ
ロケータを利用して行うことができる。
ィールド渦流式検査方法に於いて使用する電磁波の周波
数は、例えば 〜 Hzと低いので、この電磁波は配管１
の外側に漏洩し易い。従ってこの漏洩した電磁波を地上
に於いて位置センサ１２の受信コイルで検出することで
送信コイル３の位置、即ち探傷センサ２の位置を検出す
ることができる。かかる送信コイル３の位置の検出は、
受信コイルを備えた適宜の位置センサ１２、例えばピグ
ロケータを利用して行うことができる。
【００１５】
【発明の効果】本発明は以上の通り、探傷センサにより
腐食減肉や貫通孔等の欠陥または継手等の対象個所を検
出すると同時に、この探傷センサの構成要素である送信
コイルからの電磁波を地上に於いて位置センサにより検
出して二次元位置を検出することができるので、このよ
うな欠陥等を検出した配管個所を、掘削により補修する
ような場合に於いて、無駄な掘削をしたり、掘削をした
個所にたまたま近接していた他の配管を誤認するという
ような不都合が生じないという効果がある。
腐食減肉や貫通孔等の欠陥または継手等の対象個所を検
出すると同時に、この探傷センサの構成要素である送信
コイルからの電磁波を地上に於いて位置センサにより検
出して二次元位置を検出することができるので、このよ
うな欠陥等を検出した配管個所を、掘削により補修する
ような場合に於いて、無駄な掘削をしたり、掘削をした
個所にたまたま近接していた他の配管を誤認するという
ような不都合が生じないという効果がある。
【図１】本発明方法の概念図である。
【図２】本発明方法に於いて利用する探傷センサの一例
図である。
図である。
【図３】探傷センサだけで探傷と位置検出を行う場合に
生ずる不都合を表した概念図である。
生ずる不都合を表した概念図である。
１ 埋設配管 ２ 探傷センサ ３ 送信コイル ４ 受信コイル ５ ケーブル ６ 発振器 ７ 増幅器 ８ ロックインアンプ ９ 記録計 １０ 電磁波 １１ 減肉
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) G01N 27/72 - 27/90 G01V 3/10
Claims (2)
- 【請求項１】 送信コイルと受信コイルを所定距離隔て
て装置した探傷センサを埋設配管内に走行させて対象個
所の検出を行うと同時に、地上に於いて前記送信コイル
による電磁波を位置センサの受信コイルで受信して探傷
センサの位置を探知することを特徴とする埋設配管の検
査方法 - 【請求項２】 請求項１の探傷センサは、距離が測定可
能な走行装置により埋設配管内に走行させる構成とした
ことを特徴とする埋設配管の検査方法
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35876591A JP2921613B2 (ja) | 1991-12-30 | 1991-12-30 | 埋設配管の検査方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35876591A JP2921613B2 (ja) | 1991-12-30 | 1991-12-30 | 埋設配管の検査方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05180804A JPH05180804A (ja) | 1993-07-23 |
| JP2921613B2 true JP2921613B2 (ja) | 1999-07-19 |
Family
ID=18460999
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP35876591A Expired - Fee Related JP2921613B2 (ja) | 1991-12-30 | 1991-12-30 | 埋設配管の検査方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2921613B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH06109862A (ja) * | 1992-09-30 | 1994-04-22 | Tokyo Gas Co Ltd | 埋設管に於ける対象個所の検知方法 |
Families Citing this family (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0745841B1 (en) * | 1994-12-16 | 2002-04-03 | Tokyo Gas Co., Ltd. | A method and apparatus for inspecting a pipe using electromagnetic radiation |
| JP3428953B2 (ja) * | 2000-08-11 | 2003-07-22 | 非破壊検査株式会社 | 給水・給湯用配管検査方法 |
| GB0603095D0 (en) * | 2006-02-16 | 2006-03-29 | Reed Keith | Leak detection |
| JP5905285B2 (ja) * | 2012-02-10 | 2016-04-20 | 三菱重工業株式会社 | 検査位置の検出方法，検査方法及び検査装置 |
| KR20180060775A (ko) * | 2016-11-29 | 2018-06-07 | 삼성중공업 주식회사 | 배관 검사 장치 및 검사 방법 |
| GB2571798B (en) * | 2018-03-10 | 2022-09-28 | Qinov8 Uk Ltd | System and method for locating leaks in pipelines |
-
1991
- 1991-12-30 JP JP35876591A patent/JP2921613B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH06109862A (ja) * | 1992-09-30 | 1994-04-22 | Tokyo Gas Co Ltd | 埋設管に於ける対象個所の検知方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH05180804A (ja) | 1993-07-23 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |