JP2542779Y2 - リモートフィールド渦流式探傷装置 - Google Patents
リモートフィールド渦流式探傷装置Info
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- JP2542779Y2 JP2542779Y2 JP11284891U JP11284891U JP2542779Y2 JP 2542779 Y2 JP2542779 Y2 JP 2542779Y2 JP 11284891 U JP11284891 U JP 11284891U JP 11284891 U JP11284891 U JP 11284891U JP 2542779 Y2 JP2542779 Y2 JP 2542779Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- receiving coils
- receiving
- amplifier
- channels
- coils
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Magnetic Means (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、都市ガス供給管等の埋
設配管の腐食状況等を検査するためのリモートフィール
ド渦流式探傷装置に関するものである。
設配管の腐食状況等を検査するためのリモートフィール
ド渦流式探傷装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】埋設配管の腐食状況を検査したり継手等
を検出する探傷装置の一つとして、リモートフィールド
渦流式探傷装置がある。
を検出する探傷装置の一つとして、リモートフィールド
渦流式探傷装置がある。
【0003】この探傷装置は、送信コイルと受信コイル
を所定距離隔てて装置した探傷センサを、距離が測定可
能な走行装置により埋設配管内に走行させ、送信コイル
から受信コイルまでの電磁波の伝播時間の変化により腐
食減肉や貫通孔等の欠陥または継手等の対象個所を検出
すると共に、探傷センサの走行距離により前記欠陥等の
対象個所の位置を測定するものである。この際、前記伝
播時間の変化は、受信信号と送信信号との位相差として
あらわれ、この位相差はロックインアンプ等を用いた受
信アンプにより検出する。
を所定距離隔てて装置した探傷センサを、距離が測定可
能な走行装置により埋設配管内に走行させ、送信コイル
から受信コイルまでの電磁波の伝播時間の変化により腐
食減肉や貫通孔等の欠陥または継手等の対象個所を検出
すると共に、探傷センサの走行距離により前記欠陥等の
対象個所の位置を測定するものである。この際、前記伝
播時間の変化は、受信信号と送信信号との位相差として
あらわれ、この位相差はロックインアンプ等を用いた受
信アンプにより検出する。
【0004】かかる装置に於ける受信コイルは、配管内
のガスの流通を阻害せず、しかも配管の内壁の局部的欠
陥を検出し得るようにするために複数を環状に配置して
構成している。受信コイルの数は、分解能や検出範囲の
点からは多い方が良く、逆に管内の突出物等の障害物に
対しての探傷センサの移動性やガスの流通性の点からは
少ない方が良い。従って、その数は、これらの点を勘案
して決定している。
のガスの流通を阻害せず、しかも配管の内壁の局部的欠
陥を検出し得るようにするために複数を環状に配置して
構成している。受信コイルの数は、分解能や検出範囲の
点からは多い方が良く、逆に管内の突出物等の障害物に
対しての探傷センサの移動性やガスの流通性の点からは
少ない方が良い。従って、その数は、これらの点を勘案
して決定している。
【0005】これらの受信コイルは全てを独立したチャ
ンネルとして前記ロックインアンプに入力する構成とす
ることもできるが、信号ケーブルの芯数の低減や探傷セ
ンサの小型化、そしてロックインアンプや記録計のチャ
ンネル数低減効果をもたらす目的で、複数の受信コイル
を少数のグループ毎に直列または並列に接続して少数の
チャンネルを構成し、このチャンネル毎に前記ロックイ
ンアンプに入力することも行われている。
ンネルとして前記ロックインアンプに入力する構成とす
ることもできるが、信号ケーブルの芯数の低減や探傷セ
ンサの小型化、そしてロックインアンプや記録計のチャ
ンネル数低減効果をもたらす目的で、複数の受信コイル
を少数のグループ毎に直列または並列に接続して少数の
チャンネルを構成し、このチャンネル毎に前記ロックイ
ンアンプに入力することも行われている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】このように複数の受信
コイルを少数のグループ毎に接続して少数のチャンネル
を構成する場合、夫々のグループに於ける受信コイルの
接続数が異なると、前記ロックインアンプの入力レベル
がチャンネル毎に異なってしまうので、従来はチャンネ
ル毎の受信コイルの数を等しくするように、受信コイル
の総数を決定している。従って必ずしも適切な数の受信
コイルを環状に配置し得るとは限らない。本考案は、こ
のような課題を解決することを目的とするものである。
コイルを少数のグループ毎に接続して少数のチャンネル
を構成する場合、夫々のグループに於ける受信コイルの
接続数が異なると、前記ロックインアンプの入力レベル
がチャンネル毎に異なってしまうので、従来はチャンネ
ル毎の受信コイルの数を等しくするように、受信コイル
の総数を決定している。従って必ずしも適切な数の受信
コイルを環状に配置し得るとは限らない。本考案は、こ
のような課題を解決することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、本考案は、送信コイルと受信コイルを所定距離
隔てて装置した探傷センサを埋設配管内に走行させて対
象個所の検出を行う構成に於いて、受信コイルは複数個
を環状に配置した構成とすると共に、これらの複数の受
信コイルを少数の複数チャンネルにグループ化して直列
又は並列に接続する構成とし、この際、前記受信コイル
の数をチャンネル数で除した剰余の数の受信コイルは、
対応する数のグループに分配して上記グループ化を行
い、夫々のチャンネルの受信コイルのグループは、利得
調整手段を介して受信アンプに接続したリモートフィー
ルド渦流式探傷装置を提案する。
ために、本考案は、送信コイルと受信コイルを所定距離
隔てて装置した探傷センサを埋設配管内に走行させて対
象個所の検出を行う構成に於いて、受信コイルは複数個
を環状に配置した構成とすると共に、これらの複数の受
信コイルを少数の複数チャンネルにグループ化して直列
又は並列に接続する構成とし、この際、前記受信コイル
の数をチャンネル数で除した剰余の数の受信コイルは、
対応する数のグループに分配して上記グループ化を行
い、夫々のチャンネルの受信コイルのグループは、利得
調整手段を介して受信アンプに接続したリモートフィー
ルド渦流式探傷装置を提案する。
【0008】
【作用】各チャンネルの接続した複数の受信コイルから
受信アンプに入力される受信信号の入力レベルは利得調
整手段によって等しくすることができるので、夫々のチ
ャンネルの受信コイル数は必ずしも等しくする必要はな
い。従って、受信コイル数は、検出の所望の分解能や検
出範囲の点及び管内の突出物等の障害物に対しての探傷
センサの移動性やガスの流通性の点を勘案して適切な数
に設定することができる。
受信アンプに入力される受信信号の入力レベルは利得調
整手段によって等しくすることができるので、夫々のチ
ャンネルの受信コイル数は必ずしも等しくする必要はな
い。従って、受信コイル数は、検出の所望の分解能や検
出範囲の点及び管内の突出物等の障害物に対しての探傷
センサの移動性やガスの流通性の点を勘案して適切な数
に設定することができる。
【0009】
【実施例】次に本考案の実施例を図について説明する。
図1は本考案のリモートフィールド渦流式探傷装置を概
念的に表したものである。まず図1に示すように本考案
の探傷装置は、送信コイル1と受信コイル2を所定距離
隔てて装置した探傷センサ3を埋設配管4内に走行させ
て腐食減肉5や貫通孔等の欠陥または継手等の対象個所
の検出を行う構成に於いて、受信コイル2は複数個を環
状に配置した構成としている。図2は受信コイル2の配
置の一例を示すもので、この例では10個の受信コイル
2を環状に配置している。
図1は本考案のリモートフィールド渦流式探傷装置を概
念的に表したものである。まず図1に示すように本考案
の探傷装置は、送信コイル1と受信コイル2を所定距離
隔てて装置した探傷センサ3を埋設配管4内に走行させ
て腐食減肉5や貫通孔等の欠陥または継手等の対象個所
の検出を行う構成に於いて、受信コイル2は複数個を環
状に配置した構成としている。図2は受信コイル2の配
置の一例を示すもので、この例では10個の受信コイル
2を環状に配置している。
【0010】前記探傷センサ3はその押し込み、引き戻
しが可能なケーブル6を介して、走行装置(図示省略)
により埋設配管4内に走行させる構成としており、この
走行装置にはケーブル6の繰り出し、引き戻し距離を測
定するロータリーエンコーダ等の距離測定手段(図示省
略)を設けている。
しが可能なケーブル6を介して、走行装置(図示省略)
により埋設配管4内に走行させる構成としており、この
走行装置にはケーブル6の繰り出し、引き戻し距離を測
定するロータリーエンコーダ等の距離測定手段(図示省
略)を設けている。
【0011】符号7は探傷用交流信号を発生する発振器
で、この送信信号は増幅器8を介して送信コイル1に供
給し、同時に後記ロックインアンプ9等を用いた受信ア
ンプ12に参照信号として入力する。そして受信コイル
2からの受信信号は上記参照信号と共に受信アンプ12
に入力し、この受信アンプ12により参照信号との位相
差を得て、この位相差出力を上記距離測定手段と同期す
る記録計10に出力して、探傷センサ3の走行距離に対
応した記録を行う。
で、この送信信号は増幅器8を介して送信コイル1に供
給し、同時に後記ロックインアンプ9等を用いた受信ア
ンプ12に参照信号として入力する。そして受信コイル
2からの受信信号は上記参照信号と共に受信アンプ12
に入力し、この受信アンプ12により参照信号との位相
差を得て、この位相差出力を上記距離測定手段と同期す
る記録計10に出力して、探傷センサ3の走行距離に対
応した記録を行う。
【0012】図3に示すように前記10個の受信コイル
2は3チャンネルにグループ化していて、グループ内の
受信コイル2は直列または並列に接続している。10個
の受信コイル2を3チャンネルにグループ化するのであ
るから、夫々のグループに属する受信コイル2の数は等
しくなく、受信コイル2が3個の2組のグループA、B
と、4個の一組のグループCに分かれている。そして前
記ロックインアンプ9は前記受信コイル2のグループの
数に対応して3チャンネル設けており、また記録計10
も3チャンネルの記録部を有している。そして夫々のロ
ックインアンプ9a、9b、9cに前置して利得調整手
段11a、11b、11cを設けており、これらのロッ
クインアンプ9a、9b、9cと利得調整手段11a、
11b、11cにより受信アンプ12を構成している。
2は3チャンネルにグループ化していて、グループ内の
受信コイル2は直列または並列に接続している。10個
の受信コイル2を3チャンネルにグループ化するのであ
るから、夫々のグループに属する受信コイル2の数は等
しくなく、受信コイル2が3個の2組のグループA、B
と、4個の一組のグループCに分かれている。そして前
記ロックインアンプ9は前記受信コイル2のグループの
数に対応して3チャンネル設けており、また記録計10
も3チャンネルの記録部を有している。そして夫々のロ
ックインアンプ9a、9b、9cに前置して利得調整手
段11a、11b、11cを設けており、これらのロッ
クインアンプ9a、9b、9cと利得調整手段11a、
11b、11cにより受信アンプ12を構成している。
【0013】以上の構成に於いて、送信コイル1から出
た電磁波13の一部は配管1の管壁を通って受信コイル
2に伝播する。この際、図示のような減肉5や、貫通孔
等の欠陥又は継手等の検出対象個所があると伝播時間が
変化する。この伝播時間の変化は、検出対象個所に対応
する受信コイル2のグループA(またはB、C)からの
受信信号の位相の変化としてロックインアンプ9a(ま
たは9b、9c)によりとらえることができる。従っ
て、かかる信号の位相の変化を、ロックインアンプ9a
(または9b、9c)の出力、即ち記録計10の対応す
るチャンネルの記録により検出して対象個所及びその内
容を検出することができる。このような検出に先立ち、
各チャンネルの接続した複数の受信コイル2からロック
インアンプ9a(または9b、9c)に入力される受信
信号の入力レベルは利得調整手段11a(または11
b、11c)によって等しくすることができる
た電磁波13の一部は配管1の管壁を通って受信コイル
2に伝播する。この際、図示のような減肉5や、貫通孔
等の欠陥又は継手等の検出対象個所があると伝播時間が
変化する。この伝播時間の変化は、検出対象個所に対応
する受信コイル2のグループA(またはB、C)からの
受信信号の位相の変化としてロックインアンプ9a(ま
たは9b、9c)によりとらえることができる。従っ
て、かかる信号の位相の変化を、ロックインアンプ9a
(または9b、9c)の出力、即ち記録計10の対応す
るチャンネルの記録により検出して対象個所及びその内
容を検出することができる。このような検出に先立ち、
各チャンネルの接続した複数の受信コイル2からロック
インアンプ9a(または9b、9c)に入力される受信
信号の入力レベルは利得調整手段11a(または11
b、11c)によって等しくすることができる
【0014】
【考案の効果】本考案は以上の通りであるので、環状に
配置する受信コイルの数を、検出の所望の分解能や検出
範囲の点及び管内の突出物等の障害物に対しての探傷セ
ンサの移動性やガスの流通性の点を勘案して適切な数に
設定することができるという効果がある。
配置する受信コイルの数を、検出の所望の分解能や検出
範囲の点及び管内の突出物等の障害物に対しての探傷セ
ンサの移動性やガスの流通性の点を勘案して適切な数に
設定することができるという効果がある。
【図1】本考案のリモートフィールド渦流式探傷装置の
概念図である。
概念図である。
【図2】本考案の探傷装置に於ける受信コイルの配置の
一実施例の概念図である。
一実施例の概念図である。
【図3】本考案の探傷装置に於ける受信コイルと受信部
の構成を表した系統説明図である。
の構成を表した系統説明図である。
1 送信コイル 2 受信コイル 3 探傷センサ 4 埋設配管 5 減肉 6 ケーブル 7 発振器 8 増幅器 9 ロックインアンプ 10 記録計 11 利得調整手段 12 受信アンプ 13 電磁波
Claims (1)
- 【請求項1】 送信コイルと受信コイルを所定距離隔て
て装置した探傷センサを埋設配管内に走行させて対象個
所の検出を行う構成に於いて、受信コイルは複数個を環
状に配置した構成とすると共に、これらの複数の受信コ
イルを少数の複数チャンネルにグループ化して直列又は
並列に接続する構成とし、この際、前記受信コイルの数
をチャンネル数で除した剰余の数の受信コイルは、対応
する数のグループに分配して上記グループ化を行い、夫
々のチャンネルの受信コイルのグループは、利得調整手
段を介して受信アンプに接続したことを特徴とするリモ
ートフィールド渦流式探傷装置
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11284891U JP2542779Y2 (ja) | 1991-12-31 | 1991-12-31 | リモートフィールド渦流式探傷装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11284891U JP2542779Y2 (ja) | 1991-12-31 | 1991-12-31 | リモートフィールド渦流式探傷装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0557660U JPH0557660U (ja) | 1993-07-30 |
JP2542779Y2 true JP2542779Y2 (ja) | 1997-07-30 |
Family
ID=14597047
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11284891U Expired - Lifetime JP2542779Y2 (ja) | 1991-12-31 | 1991-12-31 | リモートフィールド渦流式探傷装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2542779Y2 (ja) |
-
1991
- 1991-12-31 JP JP11284891U patent/JP2542779Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0557660U (ja) | 1993-07-30 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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EXPY | Cancellation because of completion of term |