JPH08215581A - 触媒装置用メタル担体 - Google Patents

触媒装置用メタル担体

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JPH08215581A
JPH08215581A JP7028947A JP2894795A JPH08215581A JP H08215581 A JPH08215581 A JP H08215581A JP 7028947 A JP7028947 A JP 7028947A JP 2894795 A JP2894795 A JP 2894795A JP H08215581 A JPH08215581 A JP H08215581A
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JP
Japan
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flat plate
honeycomb body
flat
plate
corrugated
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Pending
Application number
JP7028947A
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English (en)
Inventor
Katsunori Matsuoka
克憲 松岡
Jun Nakajima
順 中島
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Showa Aircraft Industry Co Ltd
Original Assignee
Showa Aircraft Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、平板2重構造を有するハニカム体
の波板材と平板材の接合部分の接触圧力を高めて接合強
度を向上させた触媒装置用メタル担体を提供する。 【構成】 薄いフエライト系耐熱鋼の重なり合う2枚の
平板材21 ,22 の、波板材1と当接する側にろう材の
コーティングcを施し、波板材1と重ね合わせてハニカ
ム体10を形成するとき、2枚の平板材の間に細い箔材
3を通気路と直角に挿入する。箔材3によって波板材と
平板材には接合部分a,bにおいて強い接触圧力が与え
られるので、その部分での接合強度が向上する。箔材3
の厚さはコーティングcの厚さより大きくする。箔材3
の材質はフエライト系より熱膨脹率の大きいオーステナ
イト系が好適である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内燃機関の排気ガス浄
化装置に用いられるハニカム体をなす触媒装置用メタル
担体に関し、特にハニカム体の板材間の接合強度を向上
させることを考慮した触媒装置用メタル担体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来この種の触媒装置用メタル担体は、
薄い金属の平板と波板の少なくとも一方の面の全体また
は部分的に、ろう材をPVDプロセス等の方法で一様に
コーティングし、ろう材を溶融させて平板と波板の当接
する部分において接合を行い形成する試みが行われてい
た。
【0003】この方法により製作されたメタル担体の接
合部分における接合強度は、接合時に両板材間の接合部
分に掛る接触圧力を増すことによって向上することが知
られている。そのために、図4(A)に示すように、波
板材31又は平板材32の接合面に広くろう材をコーテ
ィングする代りに、表面にPVDプロセス等の方法でろ
う材33aをコーティングした少なくとも1枚の巾10
mm以下の狭い箔33を、コーティングを施さない波板
材31と平板材32の当接する部分にハニカム体30の
通気路と直角方向に挿入して、小さい面積の接合部分を
形成することにより接触圧力を増加させたり、又は図5
に示すように、波板材41が平板材42と当接する部分
の波高の表面に、波板材41を加工して形成した複数の
凸部pを設けて、表面にろう材43aのコーティングを
有する平板材42と小面積で当接させて、接合時の接触
圧力を増加させていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の触媒装
置用メタル担体の接合部分における接合強度を向上させ
るための方法を、ロール状のハニカム体に適用する場合
には、表面にろう材をコーティングした巾の狭い箔を平
板材と波板材の当接する部分に挿入することによって達
成されるが、通気路のセル数が少ない場合(例えば10
0セル/2.54cm2 以下)においては、巾の狭い箔
33(例えば巾1mm)は図4(B)に示すように、通
気路の各セル34の中に張り出すために、ハニカム体3
0に触媒をコーティングしたときセル34の中に目詰り
が発生するという欠点がある。また図5に示すような、
波板材の波の頂上に凸部pを加工して接合部分の接触圧
力を増加させる方法には、凸部の加工が困難であるとい
う欠点がある。
【0005】本発明の目的は、触媒装置用メタル担体の
外側から少なくとも2層以上の範囲で平板材が2枚重ね
て用いられる平板2重構造を有するハムニカ体におい
て、波板材と平板材との接合部分の接触圧力を高めて接
合強度を向上させることができ、かつセルの中に触媒の
目詰りが生ぜず、製作容易な構造の触媒装置用メタル担
体を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の触媒装置用メタ
ル担体は、波形の凹凸が連続的に折曲げ形成されかつ帯
状をなす薄い金属板からなる波板材と、平坦な帯状をな
す薄い金属板からなる平板材とが重なり合って相互に当
接し、少なくとも外側から2層以上の範囲において平板
材が2枚重ねて用いられ、2枚の平板材同志が接する側
はろう材で接合されず、2枚の平板材が波板材と接する
側はろう材で接合された、多数の網目状通気路を備えた
ハニカム体をなす触媒装置用メタル担体において、2枚
の平板材が波板材と接する面にろう材のコーティングを
有し、重ねられた2枚の平板材の間にハニカム体の通気
路の方向と直角に配設された、少なくとも1枚の接合強
度向上のための細い箔材を有している。
【0007】
【作用】平板2重構造を有するハニカム体において、重
ねられた2枚の平板材の間にハニカム体の通気路の方向
と直角に細い箔材を挿入してハニカム体を形成すること
により、平板材と波板材の間の接触圧力が挿入した箔材
の近傍において増加するので、その部分の接合強度を高
めることができる。板材にコーティングされているろう
材は、通気路に張り出すことがないため、セルが触媒に
よって目詰りすることはない。
【0008】
【実施例】次に本発明の実施例について図面を参照して
説明する。図1(A)は本発明の触媒装置用メタル担体
の、板材の構成を示す部分分解斜視図、図1(B)は図
1(A)の構成の板材によるハニカム体の、通気路方向
の模式的部分断面略図である。
【0009】図1(A)において、波板材1は、波形の
凹凸が連続的に折曲げ形成されかつ帯状をなす金属板か
らなる。金属板には通常厚さ50〜100μmのフエラ
イト系耐熱鋼(例えばFe+20Cr)が用いられる。
2枚の平板材21 ,22 は、波板材1に用いられる金属
板と同一の平坦な金属板で、外側の面すなわち波板材1
と当接する側の面にNi基の自溶合金がろう材としてコ
ーティングされている。コーティングcは通常PVD法
によって5〜10μmの厚さに施される。2枚の平板材
1 ,22 の間に挟まれて、接合強度を向上させるため
の2枚の箔材3が、板材の長手方向すなわちハニカム体
の通気路と直角の方向に配設されている。箔材3の材質
には、通常フエライト系耐熱鋼が用いられるが、フエラ
イト系より熱膨脹率の大きいオーステナイト系耐熱鋼を
用いる方が効果的である。箔材3の厚さは、ろう材のコ
ーティングcの厚さより厚い方が望ましく、通常10〜
200μmのものを用いる。箔材3の巾は狭いほど接触
圧力を向上させるのに効果があるが、通常1〜25mm
のものを用いる。
【0010】図1(B)に示すハニカム体10は、図1
(A)に示す構成の板材をロール状に巻き回し又は積層
して形成したハニカム体の、通気路方向の軸を含む部分
断面を模式的に示したものである。重ねられた2枚の平
板材21 ,22 は、それぞれ波板材1に当接する側にろ
う材のコーティングcが施されており、2枚の平板材2
1 ,22 が互いに接する側の面にはコーティングが施さ
れない。2枚の箔材3が平板材21 ,22 の間に板材の
長手方向に、かつ通気路と直角の方向に挟まれてハニカ
ム体10が形成される。このとき2枚の平板材21 ,2
2 は、挟まれている箔材3のために局部的に外方へ膨れ
て盛り上り、波板材1の波の頂部との間に接合部分a,
bを形成して、それぞれ強い接触圧力で接触するから、
接合部分a,bにおける接合強度は大きくなる。
【0011】図2は、このようにして製造されたロール
状のハニカム体11を、また図3は、積層したハニカム
体12をそれぞれ斜視図で示す。
【0012】上述の実施例においては、平板材21 ,2
2 の波板材1と当接する面にのみろう材のコーティング
が施されているが、ろう材のコーティングを波板材1に
施してもよく、又は波板材1と平板材2の双方に施して
もよい。また箔材3の数を2枚として表わしてあるが、
箔材3は1枚でもよく、又は3枚以上とすることもでき
る。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、平板2重
構造を有するハニカム体において、2枚の平板材の間に
通気路と直角の方向に、少なくとも1枚の接合強度向上
のための箔材を配設し、かつ波板材と当接する平板材の
面にろう材をコーティングしてハニカム体を形成したた
め、当接する接合部分の接触圧力が増加して接合強度が
向上するという効果があり、またろう材に巾の狭い箔を
用いないため、触媒によるセルの目詰りが発生せず、か
つ製作も容易であるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の触媒装置用メタル担体の図であって、
(A)は板材の構成を示す部分分解斜視図、(B)は、
ハニカム体の通気路方向の模式的部分断面略図である。
【図2】本発明の触媒装置用メタル担体のハニカム体の
斜視図である。
【図3】本発明の別の触媒装置用メタル担体のハニカム
体の斜視図である。
【図4】従来の技術による触媒装置用メタル担体の図で
あって、(A)は狭い箔のろう材を用いたハニカム体
の、通気路方向の模式的部分断面略図、(B)は、図
(A)のろう材を用いたロール状ハニカム体の、軸に直
角な断面の模式的部分略図である。
【図5】従来の技術による触媒装置用メタル担体の図で
あって、当接する部分に凸部を有するハニカム体の、通
気路方向の模式的部分断面略図である。
【符号の説明】
1,31,41 波板材 21 ,22 ,32,42 平板材 3 箔材 10,30 ハニカム体 11 ロール状のハニカム体 12 積層したハニカム体 33 ろう材をコーティングした狭い箔 33a,43a ろう材 34 セル 35 当接する部分 a,b 接合部分 c コーティング p 凸部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 波形の凹凸が連続的に折曲げ形成されか
    つ帯状をなす薄い金属板からなる波板材と、平坦な帯状
    をなす薄い金属板からなる平板材とが重なり合って相互
    に当接し、少なくとも外側から2層以上の範囲において
    前記平板材が2枚重ねて用いられ、該2枚の平板材同志
    が接する側はろう材で接合されず、該2枚の平板材が前
    記波板材と接する側はろう材で接合された、多数の網目
    状通気路を備えたハニカム体をなす触媒装置用メタル担
    体において、 前記2枚の平板材が前記波板材と接する面にろう材のコ
    ーティングを有し、重ねられた前記2枚の平板材の間
    に、前記ハニカム体の通気路の方向と直角に配設され
    た、少なくとも1枚の接合強度向上のための細い箔材を
    有することを特徴とする触媒装置用メタル担体。
JP7028947A 1995-02-17 1995-02-17 触媒装置用メタル担体 Pending JPH08215581A (ja)

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