JPH08214994A - 地震用ベット - Google Patents
地震用ベットInfo
- Publication number
- JPH08214994A JPH08214994A JP2991395A JP2991395A JPH08214994A JP H08214994 A JPH08214994 A JP H08214994A JP 2991395 A JP2991395 A JP 2991395A JP 2991395 A JP2991395 A JP 2991395A JP H08214994 A JPH08214994 A JP H08214994A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- frame
- joint
- bed
- steel pipe
- frame member
- Prior art date
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- Pending
Links
Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A47—FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
- A47C—CHAIRS; SOFAS; BEDS
- A47C31/00—Details or accessories for chairs, beds, or the like, not provided for in other groups of this subclass, e.g. upholstery fasteners, mattress protectors, stretching devices for mattress nets
- A47C31/002—Anti-earthquake means
Landscapes
- Business, Economics & Management (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Emergency Management (AREA)
- Environmental & Geological Engineering (AREA)
- Emergency Lowering Means (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 建物が倒壊するような烈震の場合でも圧壊し
てしまうことがないほど頑丈で、人が容易に避難できる
ほどの避難空間を備えた骨組を仰臥部の下部に設けた地
震用ベットを提供する。 【構成】 スチールパイプ製の支柱と、この支柱の上部
と下部を嵌縮可能に接続させる角部に補強板を取り付け
た継手と、この継手同志に嵌縮可能に接続される同じく
スチールパイプ製の枠材と、前記各支柱及び前記各枠材
を前記継手へ固定させる固定手段とで構成したところ
の、人が内部に避難できる避難空間を有する骨組を仰臥
部の下部に設ける。その際に、骨組の少なくとも出入口
の部分を残して周囲に保護板を取り付けたり、骨組の適
宜個所に筋かい棒を取り付けたりする。
てしまうことがないほど頑丈で、人が容易に避難できる
ほどの避難空間を備えた骨組を仰臥部の下部に設けた地
震用ベットを提供する。 【構成】 スチールパイプ製の支柱と、この支柱の上部
と下部を嵌縮可能に接続させる角部に補強板を取り付け
た継手と、この継手同志に嵌縮可能に接続される同じく
スチールパイプ製の枠材と、前記各支柱及び前記各枠材
を前記継手へ固定させる固定手段とで構成したところ
の、人が内部に避難できる避難空間を有する骨組を仰臥
部の下部に設ける。その際に、骨組の少なくとも出入口
の部分を残して周囲に保護板を取り付けたり、骨組の適
宜個所に筋かい棒を取り付けたりする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は地震の際に避難する避
難空間を備えた地震用ベットに関する。
難空間を備えた地震用ベットに関する。
【0002】
【従来の技術】平成7年1月17日に起きた兵庫県南部
地震では、約5,300名を超える犠牲者のうち、実に
9割の人達が倒壊した建物の下敷きとなるか、或は建物
の下敷きとなった結果による窒息で死亡したことは記憶
に新しいところである。かかる場合に倒壊した建物の下
敷きとなっても壊れない頑丈な避難空間が身近にあった
ならば、多くの人命が失われずに済んだであろうことを
思うと、誠に残念でならない。省みるに今回の地震は朝
方の人々が熟睡している時に起きたものであり、最も油
断している時刻であったために、地震が起った時に何が
何だか解らないうちに逃げ遅れて建物の下敷きとなって
しまったものと思われる。
地震では、約5,300名を超える犠牲者のうち、実に
9割の人達が倒壊した建物の下敷きとなるか、或は建物
の下敷きとなった結果による窒息で死亡したことは記憶
に新しいところである。かかる場合に倒壊した建物の下
敷きとなっても壊れない頑丈な避難空間が身近にあった
ならば、多くの人命が失われずに済んだであろうことを
思うと、誠に残念でならない。省みるに今回の地震は朝
方の人々が熟睡している時に起きたものであり、最も油
断している時刻であったために、地震が起った時に何が
何だか解らないうちに逃げ遅れて建物の下敷きとなって
しまったものと思われる。
【0003】そこで、就寝中においてはベットにそのよ
うな避難空間があれば最も好ましいことになるが、従来
のベットは、仰臥部の下部に人が入り込む充分な空間が
ないか、あっても非常に狭いものであった。また、仰臥
部の下部に空間を有するものであっても、箪笥や家具等
が倒れて来た程度では壊れてしまうことはないが、それ
は避難空間ではないので家屋が倒壊したような際には壊
れてしまい充分な安全性を確保することができなかっ
た。
うな避難空間があれば最も好ましいことになるが、従来
のベットは、仰臥部の下部に人が入り込む充分な空間が
ないか、あっても非常に狭いものであった。また、仰臥
部の下部に空間を有するものであっても、箪笥や家具等
が倒れて来た程度では壊れてしまうことはないが、それ
は避難空間ではないので家屋が倒壊したような際には壊
れてしまい充分な安全性を確保することができなかっ
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述したように人が就
寝中でベットを用いている場合には、このベットに人が
避難できる頑丈な避難空間を備えるようにすることが最
も身近な避難場所となるので好ましいが、従来のベット
にはこれらの要求を満足させるものは存在していない。
寝中でベットを用いている場合には、このベットに人が
避難できる頑丈な避難空間を備えるようにすることが最
も身近な避難場所となるので好ましいが、従来のベット
にはこれらの要求を満足させるものは存在していない。
【0005】この発明の目的は、建物が倒壊するような
烈震の場合でも圧壊してしまうことがないほど頑丈で、
人が容易に避難できるほどの避難空間を備えた骨組を仰
臥部の下部に設けた地震用ベットを提供せんとするにあ
る。
烈震の場合でも圧壊してしまうことがないほど頑丈で、
人が容易に避難できるほどの避難空間を備えた骨組を仰
臥部の下部に設けた地震用ベットを提供せんとするにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ためにこの発明は、スチールパイプ製の支柱と、この支
柱の上部と下部を嵌縮可能に接続させる角部に補強板を
取り付けた継手と、この継手同志に嵌縮可能に接続され
る同じくスチールパイプ製の枠材と、前記各支柱及び前
記各枠材を前記継手へ固定させる固定手段とで構成した
ところの、人が内部に避難できる避難空間を有する骨組
を仰臥部の下部に設けたものである。
ためにこの発明は、スチールパイプ製の支柱と、この支
柱の上部と下部を嵌縮可能に接続させる角部に補強板を
取り付けた継手と、この継手同志に嵌縮可能に接続され
る同じくスチールパイプ製の枠材と、前記各支柱及び前
記各枠材を前記継手へ固定させる固定手段とで構成した
ところの、人が内部に避難できる避難空間を有する骨組
を仰臥部の下部に設けたものである。
【0007】その際にこの発明はさらに、前記骨組にそ
の出入口の部分を残して周囲に保護板を取り付けたり、
さらに、前記骨組の適宜個所に筋かい棒を取り付けたり
することができる。
の出入口の部分を残して周囲に保護板を取り付けたり、
さらに、前記骨組の適宜個所に筋かい棒を取り付けたり
することができる。
【0008】この発明はまた、前記骨組内部に非常持出
し用の小物入れを取り付けることもできる。
し用の小物入れを取り付けることもできる。
【0009】
【作用】請求項1によれば、このベットでの就寝中やこ
のベットを置いてある寝室に居る時に地震があった場合
には、最も身近にある該ベットの下部に設けた避難空間
へ容易に避難することができ、この避難空間を構成する
骨組は、スチールパイプ製の支柱と枠材を補強板付きの
継手で嵌縮可能に組み合わせ固定手段でしっかりと固定
したものであるので、外力に強く建物の崩壊等による圧
縮力を受けても圧壊してしまうことがない。
のベットを置いてある寝室に居る時に地震があった場合
には、最も身近にある該ベットの下部に設けた避難空間
へ容易に避難することができ、この避難空間を構成する
骨組は、スチールパイプ製の支柱と枠材を補強板付きの
継手で嵌縮可能に組み合わせ固定手段でしっかりと固定
したものであるので、外力に強く建物の崩壊等による圧
縮力を受けても圧壊してしまうことがない。
【0010】請求項2によれば、地震によって落下した
り飛散したりする落下物や家具その他の物が骨組内部の
避難空間へ飛び込むのを保護板によって可及的に防止す
ることができる。
り飛散したりする落下物や家具その他の物が骨組内部の
避難空間へ飛び込むのを保護板によって可及的に防止す
ることができる。
【0011】請求項3によれば、筋かい棒が骨組の強度
を一層高め、さらに圧壊しない避難空間を作り出すこと
ができる。
を一層高め、さらに圧壊しない避難空間を作り出すこと
ができる。
【0012】請求項4によれば、地震によって電気や水
道或はガス等が止まっても懐中電燈、水、食料、薬品等
を予め小物入れに入れておけば一時的なライフラインを
確保することができる。
道或はガス等が止まっても懐中電燈、水、食料、薬品等
を予め小物入れに入れておけば一時的なライフラインを
確保することができる。
【0013】
【実施例】図面はこの発明の実施例を示し、図1乃至図
8において、1は断面方形状のスチールパイプ製の支柱
であり、2,3,4及び5はこの各支柱1の上部と下部
を嵌縮可能に連結保持する継手である。6は各継手2,
3,4及び5に嵌縮可能に接続されて、各支柱1同志の
上部と下部を連結させる同じく断面方形状のスチールパ
イプ製の枠材である。尚、支柱1と枠材6は断面方形状
のスチールパイプに限定されず、パイプ状であれば丸
状、矩形状その他の形状のものであっても良い。材厚は
支柱1、枠材6共に1mm〜2mm程度であり、約5c
m角のものを使用している。各支柱1及び枠材6には、
それが用いられる個所に応じて保護板取付プレート1
a,6aが、各支柱1及び枠材6自身の対向両面部、或
は片面部、或は90°位置を変えた直角方向の2面部、
或は3面部等の軸方向に適宜取り付けられている。この
保護板取付プレート1a,6aは、枠材1,6の曲げや
捩じれに対する強度を増大させる機能を合わせて持って
いる。
8において、1は断面方形状のスチールパイプ製の支柱
であり、2,3,4及び5はこの各支柱1の上部と下部
を嵌縮可能に連結保持する継手である。6は各継手2,
3,4及び5に嵌縮可能に接続されて、各支柱1同志の
上部と下部を連結させる同じく断面方形状のスチールパ
イプ製の枠材である。尚、支柱1と枠材6は断面方形状
のスチールパイプに限定されず、パイプ状であれば丸
状、矩形状その他の形状のものであっても良い。材厚は
支柱1、枠材6共に1mm〜2mm程度であり、約5c
m角のものを使用している。各支柱1及び枠材6には、
それが用いられる個所に応じて保護板取付プレート1
a,6aが、各支柱1及び枠材6自身の対向両面部、或
は片面部、或は90°位置を変えた直角方向の2面部、
或は3面部等の軸方向に適宜取り付けられている。この
保護板取付プレート1a,6aは、枠材1,6の曲げや
捩じれに対する強度を増大させる機能を合わせて持って
いる。
【0014】各継手2,3,4及び5は、それらが用い
られる個所によって形状及び構造を異にしているが、い
ずれもが各支柱1と枠材6へ嵌入させるガイドパイプ部
2a,3a,4a及び5aと、各角部を補強する補強部
材2b,3b,4b及び5bと、保護板取付板2c,3
c,4c及び5cがそれぞれ必要な個所に取り付けられ
ている。各継手2,3,4及び5とガイドパイプ部2
a,3a,4a及び5aの材厚は1mm〜2mm程度で
あり、各継手2,3,4及び5はこのガイドパイプ部2
a,3a,4a及び5aを嵌入させた部分だけ倍の材厚
を持つ。尚、この保護板取付板2c〜5cのものは、継
手2〜5の耐震強度を増大させる機能を合わせ持ってい
る。
られる個所によって形状及び構造を異にしているが、い
ずれもが各支柱1と枠材6へ嵌入させるガイドパイプ部
2a,3a,4a及び5aと、各角部を補強する補強部
材2b,3b,4b及び5bと、保護板取付板2c,3
c,4c及び5cがそれぞれ必要な個所に取り付けられ
ている。各継手2,3,4及び5とガイドパイプ部2
a,3a,4a及び5aの材厚は1mm〜2mm程度で
あり、各継手2,3,4及び5はこのガイドパイプ部2
a,3a,4a及び5aを嵌入させた部分だけ倍の材厚
を持つ。尚、この保護板取付板2c〜5cのものは、継
手2〜5の耐震強度を増大させる機能を合わせ持ってい
る。
【0015】ガイドパイプ部2a,3a,4a及び5a
には、複数の挿通孔2d,3d,4d及び5dが半径方
向に貫通し、軸方向に適宜間隔を空けて設けられると共
に、各支柱1と枠材6にはこの挿通孔2d,3d,4d
及び5dと適合する位置に半径方向に貫通する各一対の
取付孔1b,1b・6b,6bが設けられている。7a
は取付孔1b,1b・6b,6bと挿通孔2d,3d,
4d及び5dを貫通する締付ボルト、7bはこの締付ボ
ルト7a用のナットであり、この締付ボルト7aとナッ
ト7bで固定手段7を構成している。
には、複数の挿通孔2d,3d,4d及び5dが半径方
向に貫通し、軸方向に適宜間隔を空けて設けられると共
に、各支柱1と枠材6にはこの挿通孔2d,3d,4d
及び5dと適合する位置に半径方向に貫通する各一対の
取付孔1b,1b・6b,6bが設けられている。7a
は取付孔1b,1b・6b,6bと挿通孔2d,3d,
4d及び5dを貫通する締付ボルト、7bはこの締付ボ
ルト7a用のナットであり、この締付ボルト7aとナッ
ト7bで固定手段7を構成している。
【0016】8は多数の小孔8aをランダムに穿設した
保護板であり、例えば鉄板製である。9,9は骨組11
の入口部分を除いた骨組11の壁面と床面を構成する部
分の対角位置に対角線状に張設された筋かい棒であり、
それぞれ調節ナット9a付である。9bは締付ナットで
ある。この締付ナット9bの一方は筋かい棒の一方を頭
付きとすることによりより省略できる。10,10は非
常持ち出し用の小物入れであり、内部に懐中電燈や薬、
或は非常食や水等を入れておくものである。
保護板であり、例えば鉄板製である。9,9は骨組11
の入口部分を除いた骨組11の壁面と床面を構成する部
分の対角位置に対角線状に張設された筋かい棒であり、
それぞれ調節ナット9a付である。9bは締付ナットで
ある。この締付ナット9bの一方は筋かい棒の一方を頭
付きとすることによりより省略できる。10,10は非
常持ち出し用の小物入れであり、内部に懐中電燈や薬、
或は非常食や水等を入れておくものである。
【0017】ベットの上部の四角を構成する各継手3と
5の上部には、同じく断面方形状のガイドパイプ部4a
が立設されており、このガイドパイプ4aには連結パイ
プ13を介して一対のガードパイプ15が取り付けられ
ている。尚、この連結パイプ13は省略しても良い。
5の上部には、同じく断面方形状のガイドパイプ部4a
が立設されており、このガイドパイプ4aには連結パイ
プ13を介して一対のガードパイプ15が取り付けられ
ている。尚、この連結パイプ13は省略しても良い。
【0018】次に、本願発明に係る地震用ベットの組立
方法の一例について説明すると、まず、避難空間の入口
部分側になるベットの側部に位置する各継手2,3のう
ち、中央部に位置する継手2を真中にして置き、その左
右にコーナーに位置する一対の継手3を置く。次いで、
後部側に位置する各継手4,5のうち、中央部に位置す
る継手4を継手2と離間対向させて置き、その左右のコ
ーナーに位置する一対の継手5を継手3と離間対向させ
て置く。この各継手2,3,4及び5の各ガイドパイプ
部2a,3a,4a及び5aに、支柱1と枠材6を互い
の挿通孔2d,3d,4d及び5dと各取付孔1b,1
b・6b,6bを設けた側を合わせて嵌入させる。
方法の一例について説明すると、まず、避難空間の入口
部分側になるベットの側部に位置する各継手2,3のう
ち、中央部に位置する継手2を真中にして置き、その左
右にコーナーに位置する一対の継手3を置く。次いで、
後部側に位置する各継手4,5のうち、中央部に位置す
る継手4を継手2と離間対向させて置き、その左右のコ
ーナーに位置する一対の継手5を継手3と離間対向させ
て置く。この各継手2,3,4及び5の各ガイドパイプ
部2a,3a,4a及び5aに、支柱1と枠材6を互い
の挿通孔2d,3d,4d及び5dと各取付孔1b,1
b・6b,6bを設けた側を合わせて嵌入させる。
【0019】次いで、支柱1の部分を除いて上述したの
と同じようにして、避難箱の上部を構成する骨組を作
り、下部を構成する骨組の各支柱1に各継手3,4,5
のガイドパイプ部3a,4a,5aを互いの挿通孔3
d,4d,5dと取付孔1b,1b・6b,6bを設け
た側を合わせて挿入させてやり、支柱1や枠材6をガイ
ドパイプ部2a〜5aに対して伸縮させてその大きさを
調節した後、各締付ボルト7aを各支柱1と枠材6の各
取付孔1b,1b・6b,6bと、各ガイドパイプ部2
a,3a,4a及び5aの各挿通孔2d,3d,4d及
び5dへ挿通させて各ナット7bで締め付ける。そし
て、最後に連結パイプ13を介してガードパイプ15を
ベットの頭部側と足側に取り付ければ図2に示したよう
な下部に避難空間11bを有する強固なベットの骨組1
1が出来上がる。
と同じようにして、避難箱の上部を構成する骨組を作
り、下部を構成する骨組の各支柱1に各継手3,4,5
のガイドパイプ部3a,4a,5aを互いの挿通孔3
d,4d,5dと取付孔1b,1b・6b,6bを設け
た側を合わせて挿入させてやり、支柱1や枠材6をガイ
ドパイプ部2a〜5aに対して伸縮させてその大きさを
調節した後、各締付ボルト7aを各支柱1と枠材6の各
取付孔1b,1b・6b,6bと、各ガイドパイプ部2
a,3a,4a及び5aの各挿通孔2d,3d,4d及
び5dへ挿通させて各ナット7bで締め付ける。そし
て、最後に連結パイプ13を介してガードパイプ15を
ベットの頭部側と足側に取り付ければ図2に示したよう
な下部に避難空間11bを有する強固なベットの骨組1
1が出来上がる。
【0020】この骨組11の組み立ての際に、各支柱1
及び枠材6の取付孔1b,1b・6b,6bと合わせる
ガイドパイプ部2a,3a,4a及び5aの挿通孔2
d,3d,4d及び5dの位置を軸方向へ変えることに
より、上述したようにベットの高さや幅や奥行きを変え
ることが可能となる。実施例のものは、組み立てた状態
において、各支柱1及び枠材6の両端部と、各ガイドパ
イプ部2a,3a,4a及び5aとの間に軸方向に余裕
がないものとして示してあるが、図示した標準サイズで
これよりも小さく組み立てるために予め余裕を持たせる
ことは任意である。
及び枠材6の取付孔1b,1b・6b,6bと合わせる
ガイドパイプ部2a,3a,4a及び5aの挿通孔2
d,3d,4d及び5dの位置を軸方向へ変えることに
より、上述したようにベットの高さや幅や奥行きを変え
ることが可能となる。実施例のものは、組み立てた状態
において、各支柱1及び枠材6の両端部と、各ガイドパ
イプ部2a,3a,4a及び5aとの間に軸方向に余裕
がないものとして示してあるが、図示した標準サイズで
これよりも小さく組み立てるために予め余裕を持たせる
ことは任意である。
【0021】次に、各保護板8を骨組11の入口部分
(矢印で表示)を除く部分の各枠体11aの中に嵌め込
み、その小孔8aと保護板取付プレート1a,6aや保
護板取付板2c,3c,4c及び5cに設けた小孔1
c,6c,2e,3e,4e及び5eとの間を取付ビス
12で固着させる。次に、一対の各筋かい棒9を各継手
2,3,4及び5の角部に設置した取付板2f,3f,
4f,及び5f間に対角位置に互いに交叉するように取
り付け、調節ナット9aでテンションを取る。そして、
非常持ち出し用の小物入れ10を上部角部に取り付け、
さらに骨組11の上部の仰臥部11cにマット14を設
置すれば完成である。尚、保護板8と筋かい棒9の取り
付けは骨組11の下側部分については省略する場合があ
る。
(矢印で表示)を除く部分の各枠体11aの中に嵌め込
み、その小孔8aと保護板取付プレート1a,6aや保
護板取付板2c,3c,4c及び5cに設けた小孔1
c,6c,2e,3e,4e及び5eとの間を取付ビス
12で固着させる。次に、一対の各筋かい棒9を各継手
2,3,4及び5の角部に設置した取付板2f,3f,
4f,及び5f間に対角位置に互いに交叉するように取
り付け、調節ナット9aでテンションを取る。そして、
非常持ち出し用の小物入れ10を上部角部に取り付け、
さらに骨組11の上部の仰臥部11cにマット14を設
置すれば完成である。尚、保護板8と筋かい棒9の取り
付けは骨組11の下側部分については省略する場合があ
る。
【0022】このように組み立てたベット16の下部に
設けた避難空間11bへ被災者が避難した状態が図9に
示してある。尚、組み立て方の一例は以上の通りである
が、その組み立て順序についてはとくに限定はない。
設けた避難空間11bへ被災者が避難した状態が図9に
示してある。尚、組み立て方の一例は以上の通りである
が、その組み立て順序についてはとくに限定はない。
【0023】
【発明の効果】請求項1によれば、地震の際の避難空間
がベットの下部というように極めて身近にあるのでこの
ベットの中での就寝中や、このベットのある寝室に居る
際には、避難し易く家屋の倒壊等の大きな災害から人を
守ることができるものである。また、このベットは震度
が7,8といった激しい縦揺れや横揺れの地震に耐え、
家屋が壊れるようなことがあっても、落下物の重量に耐
えて内部に避難した被災者の生命を救うことができるも
のである。さらに、現場にても組み立て易く、その大小
を調節することができることにより、誰でもが容易に組
み立て、かつ設置スペースを無駄にすることがないとい
った効果を奏し得る。
がベットの下部というように極めて身近にあるのでこの
ベットの中での就寝中や、このベットのある寝室に居る
際には、避難し易く家屋の倒壊等の大きな災害から人を
守ることができるものである。また、このベットは震度
が7,8といった激しい縦揺れや横揺れの地震に耐え、
家屋が壊れるようなことがあっても、落下物の重量に耐
えて内部に避難した被災者の生命を救うことができるも
のである。さらに、現場にても組み立て易く、その大小
を調節することができることにより、誰でもが容易に組
み立て、かつ設置スペースを無駄にすることがないとい
った効果を奏し得る。
【0024】請求項2によれば、請求項1の効果を奏し
た上で、さらに落下物が避難空間内部へ落下したり飛び
込んだりすることを保護板やマットが阻止するので、内
部に避難した被災者の安全性が高まるものである。
た上で、さらに落下物が避難空間内部へ落下したり飛び
込んだりすることを保護板やマットが阻止するので、内
部に避難した被災者の安全性が高まるものである。
【0025】請求項3によれば、請求項1と2の効果を
奏した上で、さらに避難空間を構成する骨格の強度が増
大し、より一層安全なものとなるものである。
奏した上で、さらに避難空間を構成する骨格の強度が増
大し、より一層安全なものとなるものである。
【0026】請求項4によれば、請求項1から3の効果
を奏した上で、小物入れに入れた非常食料、水、懐中電
燈等々により、地震が治まった後の被災者の脱出や身体
及び生命の安全を確保できるものである。
を奏した上で、小物入れに入れた非常食料、水、懐中電
燈等々により、地震が治まった後の被災者の脱出や身体
及び生命の安全を確保できるものである。
【図1】この発明に係る地震用ベットの斜視図である。
【図2】この発明に係る地震用ベットの骨組を示す斜視
図である。
図である。
【図3】乃至
【図6】この発明に係る地震用ベットの骨組の部分の一
部分解斜視図である。
部分解斜視図である。
【図7】図1のA−A線断面図である。
【図8】図1のB−B線断面図である。
【図9】この発明に係る地震用ベットの使用例を説明す
る説明図である。
る説明図である。
1 支柱 2,3,4,5 継手 2b,3b,4b,5b 補強板 6 枠材 7 固定手段 8 保護板 9 筋かい棒 10 小物入れ 11 骨組 11b 避難空間
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年2月23日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】
【実施例】図面はこの発明の実施例を示し、図1乃至図
8において、1は断面方形状のスチールパイプ製の支柱
であり、2,3,4及び5はこの各支柱1の上部と下部
を嵌縮可能に連結保持する継手である。6は各継手2,
3,4及び5に嵌縮可能に接続されて、各支柱1同志の
上部と下部を連結させる同じく断面方形状のスチールパ
イプ製の枠材である。尚、支柱1と枠材6は断面方形状
のスチールパイプに限定されず、パイプ状であれば丸
状、矩形状その他の形状のものであっても良い。材厚は
支柱1、枠材6共に1mm〜2mm程度であり、約5c
m角のものを使用している。各支柱1及び枠材6には、
それが用いられる個所に応じて保護板取付プレート1
a,6aが、各支柱1及び枠材6自身の対向両面部、或
は片面部、或は90°位置を変えた直角方向の2面部、
或は3面部等の軸方向に適宜取り付けられている。この
保護板取付プレート1a,6aは、支柱1及び枠材6の
曲げや捩じれに対する強度を増大させる機能を合わせて
持っている。
8において、1は断面方形状のスチールパイプ製の支柱
であり、2,3,4及び5はこの各支柱1の上部と下部
を嵌縮可能に連結保持する継手である。6は各継手2,
3,4及び5に嵌縮可能に接続されて、各支柱1同志の
上部と下部を連結させる同じく断面方形状のスチールパ
イプ製の枠材である。尚、支柱1と枠材6は断面方形状
のスチールパイプに限定されず、パイプ状であれば丸
状、矩形状その他の形状のものであっても良い。材厚は
支柱1、枠材6共に1mm〜2mm程度であり、約5c
m角のものを使用している。各支柱1及び枠材6には、
それが用いられる個所に応じて保護板取付プレート1
a,6aが、各支柱1及び枠材6自身の対向両面部、或
は片面部、或は90°位置を変えた直角方向の2面部、
或は3面部等の軸方向に適宜取り付けられている。この
保護板取付プレート1a,6aは、支柱1及び枠材6の
曲げや捩じれに対する強度を増大させる機能を合わせて
持っている。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】各継手2,3,4及び5は、それらが用い
られる個所によって形状及び構造を異にしているが、い
ずれもが各支柱1と枠材6へ嵌入させるガイドパイプ部
2a,3a,4a及び5aと、各角部を補強する補強板
2b,3b,4b及び5bと、保護板取付板2c,3
c,4c及び5cがそれぞれ必要な個所に取り付けられ
ている。各継手2,3,4及び5とガイドパイプ部2
a,3a,4a及び5aの材厚は1mm〜2mm程度で
あり、各継手2,3,4及び5はこのガイドパイプ部2
a,3a,4a及び5aを嵌入させた部分だけ倍の材厚
を持つ。尚、この保護板取付板2c〜5cのものは、継
手2〜5の耐震強度を増大させる機能を合わせ持ってい
る。
られる個所によって形状及び構造を異にしているが、い
ずれもが各支柱1と枠材6へ嵌入させるガイドパイプ部
2a,3a,4a及び5aと、各角部を補強する補強板
2b,3b,4b及び5bと、保護板取付板2c,3
c,4c及び5cがそれぞれ必要な個所に取り付けられ
ている。各継手2,3,4及び5とガイドパイプ部2
a,3a,4a及び5aの材厚は1mm〜2mm程度で
あり、各継手2,3,4及び5はこのガイドパイプ部2
a,3a,4a及び5aを嵌入させた部分だけ倍の材厚
を持つ。尚、この保護板取付板2c〜5cのものは、継
手2〜5の耐震強度を増大させる機能を合わせ持ってい
る。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】8は多数の小孔8aをランダムに穿設した
保護板であり、例えば鉄板製である。9,9は骨組11
の入口部分を除いた骨組11の壁面と床面を構成する部
分の対角位置に対角線状に張設された筋かい棒であり、
それぞれ調節ナット9a付である。9bは締付ナットで
ある。この締付ナット9bの一方は筋かい棒9の一方を
頭付きとすることによりより省略できる。10,10は
非常持ち出し用の小物入れであり、内部に懐中電燈や
薬、或は非常食や水等を入れておくものである。
保護板であり、例えば鉄板製である。9,9は骨組11
の入口部分を除いた骨組11の壁面と床面を構成する部
分の対角位置に対角線状に張設された筋かい棒であり、
それぞれ調節ナット9a付である。9bは締付ナットで
ある。この締付ナット9bの一方は筋かい棒9の一方を
頭付きとすることによりより省略できる。10,10は
非常持ち出し用の小物入れであり、内部に懐中電燈や
薬、或は非常食や水等を入れておくものである。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正内容】
【0017】ベットの上部の四角を構成する各継手3と
5の上部には、同じく断面方形状のガイドパイプ部4a
が立設されており、このガイドパイプ部4aには連結パ
イプ13を介して一対のガードパイプ15が取り付けら
れている。尚、この連結パイプ13は省略しても良い。
5の上部には、同じく断面方形状のガイドパイプ部4a
が立設されており、このガイドパイプ部4aには連結パ
イプ13を介して一対のガードパイプ15が取り付けら
れている。尚、この連結パイプ13は省略しても良い。
Claims (4)
- 【請求項1】 スチールパイプ製の支柱と、この支柱の
上部と下部を嵌縮可能に接続させる角部に補強板を取り
付けた継手と、この継手同志に嵌縮可能に接続される同
じくスチールパイプ製の枠材と、前記各支柱及び前記各
枠材を前記継手へ固定させる固定手段とで構成したとこ
ろの、人が内部に避難できる避難空間を有する骨組を仰
臥部の下部に設けたことを特徴とする、地震用ベット。 - 【請求項2】 スチールパイプ製の支柱と、この支柱の
上部と下部を嵌縮可能に接続させる角部に補強板を取り
付けた継手と、この継手同志に嵌縮可能に接続される同
じくスチールパイプ製の枠材と、前記各支柱及び前記各
枠材を前記継手へ固定させる固定手段とで構成したとこ
ろの、人が内部に避難できる避難空間を有する骨組を仰
臥部の下部に設けると共に、前記骨組には少なくとも出
入口の部分を残して周囲に保護板を取り付けたことを特
徴とする、地震用ベット。 - 【請求項3】 スチールパイプ製の支柱と、この支柱の
上部と下部を嵌縮可能に接続させる角部に補強板を取り
付けた継手と、この継手同志に嵌縮可能に接続される同
じくスチールパイプ製の枠材と、前記各支柱及び前記各
枠材を前記継手へ固定させる固定手段とで構成したとこ
ろの、人が内部に避難できる避難空間を有する骨組を仰
臥部の下部に設けると共に、前記骨組には少なくとも出
入口の部分を残して周囲に保護板を取り付け、前記骨組
の適宜個所に筋かい棒を取り付けたことを特徴とする、
地震用ベット。 - 【請求項4】 前記骨組内部には、非常持出し用の小物
入れを取り付けたことを特徴とする、請求項1乃至3の
いずれかに記載の地震用ベット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2991395A JPH08214994A (ja) | 1995-02-17 | 1995-02-17 | 地震用ベット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2991395A JPH08214994A (ja) | 1995-02-17 | 1995-02-17 | 地震用ベット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08214994A true JPH08214994A (ja) | 1996-08-27 |
Family
ID=12289238
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2991395A Pending JPH08214994A (ja) | 1995-02-17 | 1995-02-17 | 地震用ベット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08214994A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN101884828A (zh) * | 2010-05-29 | 2010-11-17 | 杨成刚 | 床式地震自救装置 |
JP6033386B1 (ja) * | 2015-10-15 | 2016-11-30 | 和道 今関 | 耐震ベッド |
-
1995
- 1995-02-17 JP JP2991395A patent/JPH08214994A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN101884828A (zh) * | 2010-05-29 | 2010-11-17 | 杨成刚 | 床式地震自救装置 |
JP6033386B1 (ja) * | 2015-10-15 | 2016-11-30 | 和道 今関 | 耐震ベッド |
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