JPH082139Y2 - 物品の包装容器 - Google Patents
物品の包装容器Info
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- JPH082139Y2 JPH082139Y2 JP1993010178U JP1017893U JPH082139Y2 JP H082139 Y2 JPH082139 Y2 JP H082139Y2 JP 1993010178 U JP1993010178 U JP 1993010178U JP 1017893 U JP1017893 U JP 1017893U JP H082139 Y2 JPH082139 Y2 JP H082139Y2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、電子機器等の物品を収
容する物品の包装容器に関する。
容する物品の包装容器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、電子機器等の物品を収容する
物品の包装容器としては、次に述べるようなものが知ら
れている。
物品の包装容器としては、次に述べるようなものが知ら
れている。
【0003】従来の物品の包装容器の一例としては、図
14に示すものが一般的に知られている。同図におい
て、1は箱状の容器本体を示している。この容器本体1
内には、電子機器等の物品2が収容され、この物品2と
容器本体1との間には緩衝部材3が介在されている。こ
の緩衝部材3は、たとえば発泡ポリウレタン等のように
柔軟性を有する立方体状の緩衝体4と、これらの緩衝体
4を貼り付けるダンボ―ル等の保持板5とから構成され
ている。そしてこの物品の包装容器では、容器本体1内
に収容された物品2が、物品2と容器本体1との間に介
在された緩衝部材3により保持されて運搬中の衝撃から
保護されるようになっている。
14に示すものが一般的に知られている。同図におい
て、1は箱状の容器本体を示している。この容器本体1
内には、電子機器等の物品2が収容され、この物品2と
容器本体1との間には緩衝部材3が介在されている。こ
の緩衝部材3は、たとえば発泡ポリウレタン等のように
柔軟性を有する立方体状の緩衝体4と、これらの緩衝体
4を貼り付けるダンボ―ル等の保持板5とから構成され
ている。そしてこの物品の包装容器では、容器本体1内
に収容された物品2が、物品2と容器本体1との間に介
在された緩衝部材3により保持されて運搬中の衝撃から
保護されるようになっている。
【0004】また、特開昭50−21890号には、緩
衝材のブロックを支持板に形成した透孔に保持させた包
装用の緩衝構造が提案されている。
衝材のブロックを支持板に形成した透孔に保持させた包
装用の緩衝構造が提案されている。
【0005】さらに、実公昭47−25270号公報に
は、球状の発泡性合成樹脂を用い、締結バンドに接着す
るか複数の球状緩衝体を一本の紐に通している例が記載
されている。
は、球状の発泡性合成樹脂を用い、締結バンドに接着す
るか複数の球状緩衝体を一本の紐に通している例が記載
されている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに構成された従来の物品の包装容器では、以下のよう
な問題がある。すなわち、図14に示すものは、緩衝体
4を保持板5に、たとえば接着剤等を用いて貼り付ける
ため、この貼り付け作業に手間がかかる上に、一旦貼り
付けたり後は物品に応じて緩衝特性を変えることができ
ず汎用性に欠けるためコスト高になるという難点があっ
た。さらに近年、地球環境保護の面から分別包装すなわ
ち材質別回収が要請されるが、分離の困難性を有するた
め望ましくない。また、物品2と緩衝部材3とが、ほぼ
面接触しているため、緩衝性が低く外部からの衝撃によ
る余力が物品に伝わりやすく、物品を破損してしまうと
いう難点があった。
うに構成された従来の物品の包装容器では、以下のよう
な問題がある。すなわち、図14に示すものは、緩衝体
4を保持板5に、たとえば接着剤等を用いて貼り付ける
ため、この貼り付け作業に手間がかかる上に、一旦貼り
付けたり後は物品に応じて緩衝特性を変えることができ
ず汎用性に欠けるためコスト高になるという難点があっ
た。さらに近年、地球環境保護の面から分別包装すなわ
ち材質別回収が要請されるが、分離の困難性を有するた
め望ましくない。また、物品2と緩衝部材3とが、ほぼ
面接触しているため、緩衝性が低く外部からの衝撃によ
る余力が物品に伝わりやすく、物品を破損してしまうと
いう難点があった。
【0007】また、特開昭50−21890号の包装用
の緩衝構造は、緩衝ブロックは2側面の上部1/7程度
に先細りのテーパーがあり、下部には末広がりの部分が
形成されているが、頂部に平坦部があり直方体部分が大
部分を占めているから、全体として柱状の緩衝材と同様
の緩衝特性を示すに過ぎない。また、上記と同じく平坦
部と下部の緩衝材とが、ほぼ面接触しているため、緩衝
性が低く外部からの衝撃による余力が物品に伝わりやす
く、物品を破損してしまうという難点があった。緩衝ブ
ロックには支持板に安定して着脱する溝がなく、緩衝ブ
ロックの装着にバラツキが生じるという難点がある。
の緩衝構造は、緩衝ブロックは2側面の上部1/7程度
に先細りのテーパーがあり、下部には末広がりの部分が
形成されているが、頂部に平坦部があり直方体部分が大
部分を占めているから、全体として柱状の緩衝材と同様
の緩衝特性を示すに過ぎない。また、上記と同じく平坦
部と下部の緩衝材とが、ほぼ面接触しているため、緩衝
性が低く外部からの衝撃による余力が物品に伝わりやす
く、物品を破損してしまうという難点があった。緩衝ブ
ロックには支持板に安定して着脱する溝がなく、緩衝ブ
ロックの装着にバラツキが生じるという難点がある。
【0008】さらに、実公昭47−2527号で開示の
緩衝体は、緩衝体を接着するため、分離が容易でなく廃
棄またはリサイクルの上で取扱いが不都合であり、例え
ば材質別に分離区分けする作業を頻繁にする欠点があ
る。
緩衝体は、緩衝体を接着するため、分離が容易でなく廃
棄またはリサイクルの上で取扱いが不都合であり、例え
ば材質別に分離区分けする作業を頻繁にする欠点があ
る。
【0009】本考案は、上記難点を解消するためのもの
で、簡単な構成で、しかも緩衝体を容易に保持板に保持
させることができ、その製造コストも大幅に低減させる
ことができ、さらに緩衝性を大幅に向上させた物品の包
装容器を提供することを目的とする。
で、簡単な構成で、しかも緩衝体を容易に保持板に保持
させることができ、その製造コストも大幅に低減させる
ことができ、さらに緩衝性を大幅に向上させた物品の包
装容器を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本考案の物品の包装容器
は、箱状の容器本体と、この容器本体に収容すべき物品
と該容器本体との間に介在される緩衝部材とを備えた物
品の包装容器において、前記緩衝部材を、外周に沿って
着脱用環状溝が形成された加圧により圧縮可能な球状緩
衝体の複数個と、これらの球状緩衝体を、前記被包装物
品が前記容器本体内で前記球状緩衝体により実質的に点
接触状態で保持されるべく、該球状緩衝体の着脱用環状
溝をその縁部に着脱自在に嵌合させて保持する抜穴を所
定個所に複数形成してなる保持板とから構成したことを
特徴としている。
は、箱状の容器本体と、この容器本体に収容すべき物品
と該容器本体との間に介在される緩衝部材とを備えた物
品の包装容器において、前記緩衝部材を、外周に沿って
着脱用環状溝が形成された加圧により圧縮可能な球状緩
衝体の複数個と、これらの球状緩衝体を、前記被包装物
品が前記容器本体内で前記球状緩衝体により実質的に点
接触状態で保持されるべく、該球状緩衝体の着脱用環状
溝をその縁部に着脱自在に嵌合させて保持する抜穴を所
定個所に複数形成してなる保持板とから構成したことを
特徴としている。
【0011】
【作用】本考案は上述したように、緩衝体を保持板へ簡
単に着脱できるので、包装する物品に応じて装着する緩
衝体の個数を変えることができ、これによって容易に物
品に適した緩衝特性のものとすることができる。また、
複数の球状の緩衝体が実質的に点接触の状態から応力に
応じて連続的に厚さ方向に変位するとともに接触面積も
連続的に増加するので、衝撃吸収時の変位(変形量)は
球体全体に拡散されて、安定した衝撃特性が得られる。
さらに緩衝体を容易に保持板に保持させることができ、
緩衝体の個数を変えることによって異なる包装形態で使
用することができる。したがって、その製造コストも大
幅に低減させることができ、さらに緩衝性を大幅に向上
させることができる。しかも、緩衝体が着脱自在であ
り、緩衝体と支持板の抜穴が嵌め合い構造であるから多
少支持板の抜穴が広がっったり支持板が屈曲しても確実
に緩衝作用を行なうことができ、緩衝体と支持板とは分
離して単純な形態で運搬、分別、保管を行なうことがで
きるから、回収、再利用が容易で、省資源、廃棄物環境
対策上分別処理が可能となる。
単に着脱できるので、包装する物品に応じて装着する緩
衝体の個数を変えることができ、これによって容易に物
品に適した緩衝特性のものとすることができる。また、
複数の球状の緩衝体が実質的に点接触の状態から応力に
応じて連続的に厚さ方向に変位するとともに接触面積も
連続的に増加するので、衝撃吸収時の変位(変形量)は
球体全体に拡散されて、安定した衝撃特性が得られる。
さらに緩衝体を容易に保持板に保持させることができ、
緩衝体の個数を変えることによって異なる包装形態で使
用することができる。したがって、その製造コストも大
幅に低減させることができ、さらに緩衝性を大幅に向上
させることができる。しかも、緩衝体が着脱自在であ
り、緩衝体と支持板の抜穴が嵌め合い構造であるから多
少支持板の抜穴が広がっったり支持板が屈曲しても確実
に緩衝作用を行なうことができ、緩衝体と支持板とは分
離して単純な形態で運搬、分別、保管を行なうことがで
きるから、回収、再利用が容易で、省資源、廃棄物環境
対策上分別処理が可能となる。
【0012】
【実施例】以下本考案の実施例を図面に基づいて詳細に
説明する。図1は本考案の第1の実施例の物品の包装容
器を示すもので、同図において、11は、箱状の容器本
体を示している。この容器本体11には、収容すべき物
品12と容器本体11との間に緩衝部材13が介在され
ている。
説明する。図1は本考案の第1の実施例の物品の包装容
器を示すもので、同図において、11は、箱状の容器本
体を示している。この容器本体11には、収容すべき物
品12と容器本体11との間に緩衝部材13が介在され
ている。
【0013】上述した緩衝部材13は、図2に示すよう
に、係合溝14aを有する球状の緩衝体14を、図3に
示すように、これらの緩衝体14を所定の個所に保持す
るように、たとえば複数の抜孔形成用のミシン目部15
aが形成された保持板15の所定の個所のミシン目部1
5aを除去して抜孔15bを形成しこれらの抜孔15b
に緩衝体14の係合溝14aを係合して構成されてい
る。また、上記緩衝体14は、たとえば均一な独立気泡
または連続気泡を有するプラスチック発泡体からなって
いる。
に、係合溝14aを有する球状の緩衝体14を、図3に
示すように、これらの緩衝体14を所定の個所に保持す
るように、たとえば複数の抜孔形成用のミシン目部15
aが形成された保持板15の所定の個所のミシン目部1
5aを除去して抜孔15bを形成しこれらの抜孔15b
に緩衝体14の係合溝14aを係合して構成されてい
る。また、上記緩衝体14は、たとえば均一な独立気泡
または連続気泡を有するプラスチック発泡体からなって
いる。
【0014】したがって、この物品の包装容器では、容
器本体11内に物品12を収容し、この物品12と容器
本体11との間に球状の緩衝体14を保持した保持板1
5とからなる緩衝部材13を介在させて外部からの衝撃
を吸収するようになっている。 この実施例では、緩衝
体14を容易に保持板15に保持させることができ、ま
た緩衝性を大幅に向上させることができる。
器本体11内に物品12を収容し、この物品12と容器
本体11との間に球状の緩衝体14を保持した保持板1
5とからなる緩衝部材13を介在させて外部からの衝撃
を吸収するようになっている。 この実施例では、緩衝
体14を容易に保持板15に保持させることができ、ま
た緩衝性を大幅に向上させることができる。
【0015】図4および図5は本発明の第2の実施例の
物品の包装容器を示すもので、この実施例では、図4に
示したように、段部16aを有する半球状の緩衝体16
を用いて図5に示したように、保持板15の抜孔15b
に、段部16aを係合させて緩衝部材17を構成し、容
器本体11と物品12との間に介在させる。
物品の包装容器を示すもので、この実施例では、図4に
示したように、段部16aを有する半球状の緩衝体16
を用いて図5に示したように、保持板15の抜孔15b
に、段部16aを係合させて緩衝部材17を構成し、容
器本体11と物品12との間に介在させる。
【0016】したがってこの実施例でも、緩衝体16を
容易に保持板15に保持させることができ、従来に比し
緩衝性を大幅に向上させることができる。
容易に保持板15に保持させることができ、従来に比し
緩衝性を大幅に向上させることができる。
【0017】図6は本発明の第3の実施例の物品の包装
容器を説明するためのもので、この実施例では、保持板
15に形成するミシン目部に、たとえばV字状、U字状
の突起18aを形成して、突起を有する抜孔18を形成
している。
容器を説明するためのもので、この実施例では、保持板
15に形成するミシン目部に、たとえばV字状、U字状
の突起18aを形成して、突起を有する抜孔18を形成
している。
【0018】これによりこの実施例では、緩衝体に溝や
切込みがなくても、緩衝体を保持板に確実に保持させる
ことが可能である。
切込みがなくても、緩衝体を保持板に確実に保持させる
ことが可能である。
【0019】図7は本考案の第4の実施例の物品の包装
容器を示すもので、同図において、31は箱状の容器本
体を示している。この容器本体31には、収容すべき物
品32と容器本体31との間に緩衝部材33が介在され
ている。
容器を示すもので、同図において、31は箱状の容器本
体を示している。この容器本体31には、収容すべき物
品32と容器本体31との間に緩衝部材33が介在され
ている。
【0020】上述した緩衝部材33は、図8に示すよう
に、内部に空洞部34aが形成され外周に係合溝34b
が形成された球状の緩衝体34を、図9に示すように、
これらの緩衝体34を所定の個所に保持するように、た
とえば複数の抜孔形成用のミシン目部35aが形成され
た保持板35の所定の個所のミシン目部35aを除去し
て抜孔35bを形成し、図10に示すように、これらの
抜孔35bに緩衝体34の係合溝34aが係合されてい
る。上述した緩衝体34は、外壁部34cがたとえばポ
リエチレンのような独立気泡を形成できるプラスチック
発泡体により形成されており、また、緩衝体34の内部
に形成される空洞部34aは、その大きさおよび内部気
圧が所定の値に設定されており、空洞部34aの大きさ
および内部気圧を変化させることにより、緩衝体34の
緩衝性を変化させることが可能である。また他の例で
は、緩衝体34の外壁部34cをポリウレタン、ポリス
チロ―ルのような連続気泡のプラスチック発泡体により
形成してもよい。
に、内部に空洞部34aが形成され外周に係合溝34b
が形成された球状の緩衝体34を、図9に示すように、
これらの緩衝体34を所定の個所に保持するように、た
とえば複数の抜孔形成用のミシン目部35aが形成され
た保持板35の所定の個所のミシン目部35aを除去し
て抜孔35bを形成し、図10に示すように、これらの
抜孔35bに緩衝体34の係合溝34aが係合されてい
る。上述した緩衝体34は、外壁部34cがたとえばポ
リエチレンのような独立気泡を形成できるプラスチック
発泡体により形成されており、また、緩衝体34の内部
に形成される空洞部34aは、その大きさおよび内部気
圧が所定の値に設定されており、空洞部34aの大きさ
および内部気圧を変化させることにより、緩衝体34の
緩衝性を変化させることが可能である。また他の例で
は、緩衝体34の外壁部34cをポリウレタン、ポリス
チロ―ルのような連続気泡のプラスチック発泡体により
形成してもよい。
【0021】そしてこの物品の包装容器では、容器本体
31内に物品32を収容する際に、この物品32と容器
本体31との間に、空洞部34aを有する球状の緩衝体
34と、これを保持した保持板35とからなる緩衝部材
33を介在させて物品32の包装が行なわれる。
31内に物品32を収容する際に、この物品32と容器
本体31との間に、空洞部34aを有する球状の緩衝体
34と、これを保持した保持板35とからなる緩衝部材
33を介在させて物品32の包装が行なわれる。
【0022】したがってこれらの実施例では、緩衝部材
33を、内部に空洞部34aを有する緩衝体34と、こ
れを保持する保持板35とにより構成したので、緩衝部
材33の緩衝性が大幅に向上され、外部からの衝撃を有
効に吸収することができる。また物品32の重量が重い
場合でも、緩衝体34の空洞部34aの大きさおよび内
部気圧を変化させたものを使用することにより、任意の
緩衝性を得ることができる。
33を、内部に空洞部34aを有する緩衝体34と、こ
れを保持する保持板35とにより構成したので、緩衝部
材33の緩衝性が大幅に向上され、外部からの衝撃を有
効に吸収することができる。また物品32の重量が重い
場合でも、緩衝体34の空洞部34aの大きさおよび内
部気圧を変化させたものを使用することにより、任意の
緩衝性を得ることができる。
【0023】図11ないし図13は本考案の第5の実施
例の物品の包装容器を示すもので、この実施例では、図
11に示したように、内部に空洞部36aを有する球状
の緩衝体36を、第12図に示した、たとえばV字状、
U字状の突起37aを有する抜孔37が形成された保持
板38に、図13に示したように、保持板38の抜穴3
7に緩衝体36の外周を係合させて保持させている。
例の物品の包装容器を示すもので、この実施例では、図
11に示したように、内部に空洞部36aを有する球状
の緩衝体36を、第12図に示した、たとえばV字状、
U字状の突起37aを有する抜孔37が形成された保持
板38に、図13に示したように、保持板38の抜穴3
7に緩衝体36の外周を係合させて保持させている。
【0024】これによりこの実施例では、緩衝体に溝や
切込みがなくても、緩衝体を保持板に容易かつ確実に保
持させることが可能である。
切込みがなくても、緩衝体を保持板に容易かつ確実に保
持させることが可能である。
【0025】また、上述した第4および第5の実施例の
緩衝体34、36の空洞部34a、36aは、図示は省
略したが、緩衝体の内部側(中心付近)に複数の大径の
空洞群を形成し、表面側に多数の発泡体固有の小径の空
洞群を形成するようにしてもよい。
緩衝体34、36の空洞部34a、36aは、図示は省
略したが、緩衝体の内部側(中心付近)に複数の大径の
空洞群を形成し、表面側に多数の発泡体固有の小径の空
洞群を形成するようにしてもよい。
【0026】なお、以上説明したが各実施例では、抜孔
形状としてミシン目部を有する例にいて述べたが、これ
に限らず単なる抜孔でもよいことはもちろんであり、上
述の各実施例と同様の効果を得ることができる。
形状としてミシン目部を有する例にいて述べたが、これ
に限らず単なる抜孔でもよいことはもちろんであり、上
述の各実施例と同様の効果を得ることができる。
【0027】
【考案の効果】以上説明したように本考案の物品の包装
容器は、環状溝を有する球状緩衝体を保持板の抜穴へ嵌
め合い構造により簡単に着脱できる構造としたので、次
のような効果を奏することができる。 (a)緩衝体を支持板に対して容易に着脱できるから、
支持板に適当な配列で適当な個数を装着して、広範な対
象に対して緩衝部材として使用することができる。 (b)接着剤を使用せずに、嵌め合い構造により緩衝体
を支持板に装着しているから再利用が可能である。 (c)緩衝体と支持板とを分離して単純な形態にして運
搬、分別、保管を行なうことができるから、回収、再利
用が容易である。 (d)緩衝体の環状溝に支持板の抜穴を嵌合させて用い
るので、支持板の抜穴が使用により多少拡開してしまっ
ても嵌合させることができ、したがって何回も繰り返し
て使用することができる。 (e)被包装物品は緩衝体により支持され、支持板はこ
の緩衝体を保持して所定の位置に配置するためのもので
あるから、支持板が多少屈曲されても特性に影響を受け
るようなことは殆どなく、したがって再利用に適してい
る。 (f)緩衝体の形状が球形であるから、被包装物品の重
量が大きくなると接触面積が大きくなり、このため重量
増大につれて単位重量あたりの変形量が少なくなる。し
たがって、重量の広い範囲にわたって緩衝作用が得ら
れ、再利用する場合の適応性が良好である。
容器は、環状溝を有する球状緩衝体を保持板の抜穴へ嵌
め合い構造により簡単に着脱できる構造としたので、次
のような効果を奏することができる。 (a)緩衝体を支持板に対して容易に着脱できるから、
支持板に適当な配列で適当な個数を装着して、広範な対
象に対して緩衝部材として使用することができる。 (b)接着剤を使用せずに、嵌め合い構造により緩衝体
を支持板に装着しているから再利用が可能である。 (c)緩衝体と支持板とを分離して単純な形態にして運
搬、分別、保管を行なうことができるから、回収、再利
用が容易である。 (d)緩衝体の環状溝に支持板の抜穴を嵌合させて用い
るので、支持板の抜穴が使用により多少拡開してしまっ
ても嵌合させることができ、したがって何回も繰り返し
て使用することができる。 (e)被包装物品は緩衝体により支持され、支持板はこ
の緩衝体を保持して所定の位置に配置するためのもので
あるから、支持板が多少屈曲されても特性に影響を受け
るようなことは殆どなく、したがって再利用に適してい
る。 (f)緩衝体の形状が球形であるから、被包装物品の重
量が大きくなると接触面積が大きくなり、このため重量
増大につれて単位重量あたりの変形量が少なくなる。し
たがって、重量の広い範囲にわたって緩衝作用が得ら
れ、再利用する場合の適応性が良好である。
【図1】第1の実施例の物品の包装容器を示す断面図。
【図2】図1の緩衝部材を説明するための図。
【図3】図1の緩衝部材を説明するための図。
【図4】本考案の第2の実施例の物品の包装容器を説明
するための図。
するための図。
【図5】本考案の第2の実施例の物品の包装容器を説明
するための図。
するための図。
【図6】本考案の第3の実施例の物品の包装容器を説明
するための図。
するための図。
【図7】本考案の第4の実施例の物品の包装容器を説明
するための図。
するための図。
【図8】図7の緩衝体を示す断面図。
【図9】図7の保持板を示す正面図。
【図10】図7の緩衝部材を説明するための図。
【図11】本考案の第5の実施例の物品の包装容器を説
明するための図。
明するための図。
【図12】本考案の第5の実施例の物品の包装容器を説
明するための図。
明するための図。
【図13】本考案の第5の実施例の物品の包装容器を説
明するための図。
明するための図。
【図14】従来の物品の包装容器を説明するための図。
11、31………容器本体 12、32………物品 13、33………緩衝部材 14、34………緩衝体 14a、34b…係合溝 15、35………保持板 15a、35a…ミシン目部 15b、35b…抜孔 34a……………空洞部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B65D 81/107
Claims (4)
- 【請求項1】 箱状の容器本体と、この容器本体に収容
すべき物品と該容器本体との間に介在される緩衝部材と
を備えた物品の包装容器において、 前記緩衝部材を、外周に沿って着脱用環状溝が形成され
た加圧により圧縮可能な球状緩衝体の複数個と、これら
の球状緩衝体を、前記被包装物品が前記容器本体内で前
記球状緩衝体により実質的に点接触状態で保持されるべ
く、該球状緩衝体の着脱用環状溝をその縁部に着脱自在
に嵌合させて保持する抜穴を所定個所に複数形成してな
る保持板とから構成したことを特徴とする物品の包装容
器。 - 【請求項2】 前記球状の緩衝体は、ほぼ均一な気泡を
もつプラスチック発泡体である請求項1記載の物品の包
装容器。 - 【請求項3】 前記球状の緩衝体は、ほぼ中心に空洞を
有するプラスチック発泡体である請求項1記載の物品の
包装容器。 - 【請求項4】 前記抜孔は抜孔形成用の多数のミシン目
部を有しこれらのミシン目部のうち所定箇所のミシン目
部を除去して抜孔を形成してなることを特徴とする請求
項1記載の物品の包装容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993010178U JPH082139Y2 (ja) | 1993-03-10 | 1993-03-10 | 物品の包装容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993010178U JPH082139Y2 (ja) | 1993-03-10 | 1993-03-10 | 物品の包装容器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0572774U JPH0572774U (ja) | 1993-10-05 |
JPH082139Y2 true JPH082139Y2 (ja) | 1996-01-24 |
Family
ID=11743038
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993010178U Expired - Lifetime JPH082139Y2 (ja) | 1993-03-10 | 1993-03-10 | 物品の包装容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH082139Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014012555A (ja) * | 2012-06-06 | 2014-01-23 | Hiroshi Kobayashi | 果実収納用緩衝具及び該緩衝具を用いた果実の収納方法 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5021167Y2 (ja) * | 1971-04-06 | 1975-06-26 | ||
JPS5021890A (ja) * | 1973-06-30 | 1975-03-08 | ||
JPS5433181A (en) * | 1977-08-15 | 1979-03-10 | Honshu Paper Co Ltd | Packing box with buffer |
JPS5616738A (en) * | 1979-07-14 | 1981-02-18 | Iseki & Co Ltd | Lift speed adjustor for front loader |
-
1993
- 1993-03-10 JP JP1993010178U patent/JPH082139Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0572774U (ja) | 1993-10-05 |
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