JPH08213994A - Atm電子交換機システムにおける構成管理方式 - Google Patents

Atm電子交換機システムにおける構成管理方式

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JPH08213994A
JPH08213994A JP1813295A JP1813295A JPH08213994A JP H08213994 A JPH08213994 A JP H08213994A JP 1813295 A JP1813295 A JP 1813295A JP 1813295 A JP1813295 A JP 1813295A JP H08213994 A JPH08213994 A JP H08213994A
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package
control
packages
configuration
interface
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JP1813295A
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Inventor
Takashi Ikeda
貴志 池田
Makoto Takano
誠 高野
Kumiko Hiraki
久美子 平木
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Toshiba Corp
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 システムの構成データをコマンド投入によら
ず自動構築することにより、システムの構成変更や分散
化に臨んでのシステム構成管理に柔軟に対応できるAT
M電子交換機システムにおける構成管理方式を提供す
る。 【構成】 ATM電子交換機において、スイッチパッケ
ージ22,23及びインタフェースパッケージ24,2
5を監視または管理するためのパッケージ間情報伝送用
の論理チャネル識別子を予め論理的なスロット番号と対
応させて割り振っておく。制御系パッケージ21は、上
記論理的なスロット番号に対してパッケージの種別や機
能に関する情報の問い合わせを行い、該問い合わせに対
する応答情報に基づきシステムの構成データを自動構築
し、各パッケージの構成管理を行う。上記問い合わせ及
びその応答は、端末あるいは回線間の通信で使用される
セルの伝送路と物理的に同じ伝送路を用い、セル通信に
より実施する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ATM通信方式により
実現される広帯域ISDNの構築に用いられるATM電
子交換機システムにおいて、そのシステムを構成する各
モジュールの動作等の管理を行うための構成管理方式の
改良に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ディジタル方式で通信を行うIS
DNが普及する一方で、より高速で広帯域な通信の要求
が高まっている。かかる要請に対して、通信における国
際勧告を検討している国際機関CCITTでも1990
年に基本勧告が承認され、1992年9月現在では19
92年勧告の草案がほぼ完成し、広帯域ISDNの実用
化の促進が期待されている。
【0003】この広帯域ISDNでは、非同期転送モー
ド(ATM)と呼ばれる方式により物理レイヤレベルの
通信が行われる。ATMとは、発生する情報をセルと呼
ばれる固定長のパケットに分割して転送する方式であ
り、情報の発生量に応じてセルを送信できるため、映像
データ通信など広帯域が必要でかつ帯域量の分散が大き
な通信に適用している。また、音声、データなどの情報
ソースの種別に拘らず任意の情報を同じセルの形式で通
信できるため、従来のように情報ソースに応じた通信方
式を選択するという必要がなく、音声、データ及び映像
を組み合わせたマルチメディア端末の通信に適した通信
方式であると言える。
【0004】図10は、上記ATM通信で用いられるセ
ルの一般的構成を示したものであり、通信相手との物理
回線を識別する論理チャネル識別子であるVPI10
1,VCI102及びPT,HECから成る5オクテッ
ドのヘッダと、端末間で通信し合う情報を入れるペイロ
ード103とから構成されている。ここで、論理チャネ
ル識別子は単一の物理回線内をあたかも複数の回線があ
るかのように割り当てることができるようになってい
る。これら論理チャネル識別子は、端末間のコネクショ
ン設定時あるいは網構成時に、端末−端末間、端末−網
間、網内など物理レイヤが終端するポイントに割り振ら
れる。
【0005】広帯域ISDN実現のキーポイントとし
て、上述したATM方式の通信を実現する電子交換機の
開発が上げられ、各方面でその開発が進められている。
電子交換機に関する従来の構成の一例を図11に示して
いる。同図に示す如く、この電子交換機は、回線あるい
は端末と接続される複数のインタフェースパッケージ2
02、インタフェースパッケージ202から入力される
セルを交換するスイッチパッケージ203、これら各パ
ッケージを制御する制御部204、端末あるいは回線か
ら入力される音声、データなどの情報をペイロードに持
つセル(これをUプレインセルと呼ぶ)をインタフェー
スパッケージ202とスイッチパッケージ203間で送
受するための伝送路(通話路200)、制御部204が
スイッチパッケージ203やインタェースパッケージ2
02を制御するための伝送路(制御路201)から構成
される。
【0006】パッケージとしては、これらの他、トーキ
ーパッケージ、コネクションレスサーバ(CLSF)パ
ッケージなど、ユーザサービスの拡張を行うための各種
パッケージがあるが、ここではこれらもインタフェース
パッケージ202としてまとめている。以下、本発明の
説明を通じ、特に断らない限り、インタフェースパッケ
ージにはこれらの各種パッケージも含まれるものとす
る。
【0007】ここで、通話路200に関してはスイッチ
パッケージ203の入出力ポートと個々のインタフェー
スパッケージ202とが1対1で接続され、制御路20
1に関しては複数のインタフェースパッケージ202と
制御部204がバス状に接続されている。
【0008】また、広帯域ISDNでは基本速度が15
5 520Kb/sと高速なことから、端末収容効率を向上
させるため、図12に示すようにスイッチパッケージ2
03に多重化パッケージ300を直収させ、更にこの多
重化パッケージ300に複数の低速系インタフェースパ
ッケージ301を収容させる方式がとられる場合もあ
る。この方式の場合の制御路201は、複数の低速系イ
ンタフェースパッケージ301個々に直接配線されてい
る。
【0009】また、ハード面に関して、図12に示す如
くの電子交換機システムは、複数のスロットから成る複
数のラックで構成され、これらスロットに上述した各パ
ッケージが収容される。上記制御路201及び通話路2
00は各ラックのバックパネルに実装され、制御部20
4及びスイッチパッケージ203を収容する特殊な制御
ラックに集線するように配線される。また、低速系イン
タフェースパッケージ301の収容ラックまたはスロッ
ト構成も特殊な構成をとるのが通常である。
【0010】このような電子交換機の構成はATM方式
以前の電子交換機において最も標準的に採用されてきた
アーキテクチャであるが、このアーキテクチャを採用し
て成る従来の電子交換機システムおいて、その動作及び
運用保守方式、システムの工事性、保守性、ソフトウェ
ア構成及びソフトウェアの流通性からとらえた種々の問
題点を以下に列記する。
【0011】(1)従来の交換機の動作と運用保守方式 まず、端末からの呼設定要求に対する処理について述べ
る。端末を直収するインタフェースパッケージ202あ
るいは低速系インタフェースパッケージ301が端末か
らの呼設定要求を受信すると、その情報内容をUプレイ
ンセルから引き抜き、これを電子交換機内の制御路20
1に乗せ代えて制御部204に通信する。制御部204
は、上記呼設定要求を受信すると、その要求内容に従い
スイッチを制御し、受信側端末あるいは回線が収容され
るインタフェースパッケージ202あるいは低速系イン
タフェースパッケージ301に対して呼設定要求の送信
指示を制御路201を通じて行う。
【0012】受信側回線あるいは端末に対し呼設定要求
を送信する場合は、送信しようとするインタフェースパ
ッケージ202の現在の状態はどうか(実装されている
か、障害状態ではないか)、あるいは送信しようとする
パッケージの種別はどのようなもので、送信側端末の要
求を転送しても良いのかを判断する必要があるが、その
ためにはシステムの制御部204はシステム構成つまり
パッケージの実装状態と現在の状態を認識しておかなけ
ればならない。これを実現すべく、従来は、個々のパッ
ケージの状態監視及び管理についても制御路201を通
じて行い、パッケージの実装に関するデータの構築は、
保守端末から保守コマンドを使用して入力することで構
築していた。
【0013】入力される保守コマンドとしては、システ
ムの収容位置(ラック及びスロット番号)と実装パッケ
ージ種別、パッケージの運用形態(端末接続か回線接続
かなど)及び定期監視の是非などのパッケージの運用保
守形態を規定するものや、インタフェースパッケージに
収容される回線への電番付与やサービス設定などのユー
ザへのサービス条件を規定するものなどがある。
【0014】これら保守コマンドは、システムを構築す
る前にユーザ要求に従って保守員が設計し、局建時に入
力する。他に、システムの運用後に回線や端末の増設あ
るいは端末の移設により従来のデータを変更する場合に
も入力される。
【0015】(2)従来システムの工事性から見た問題
点 上述したようにシステムの構成管理のためのデータ構築
は保守コマンドにより行うが、この保守コマンドはシス
テムの構成情報とサービス規定との間に相互に関連があ
り、一般に複雑で、習熟した保守員でも設計が難しい。
このため、通常のシステムでは保守コマンドの設計及び
入力を容易にするツールあるいは援助システムを開発、
設置しているが、システムの増設あるいは端末の移設な
どのデータ変更時はそれまでの入力コマンドを記憶して
おく必要があり、またそれらをどのように変更すればよ
いかは上記ツール類を使用しても判断が難しかった。
【0016】この種の問題は、システムの構成情報や各
パッケージに対するサービス規定のうち物理的な構成情
報に関連するデータと、物理的な構成情報に関連しない
データとの間に論理的な関連性のみ持たせ、システムの
構成をコマンド入力によらず、制御部が自動的に認識す
ることで解決を図ることができる。
【0017】図11または図12に示すような従来のア
ーキテクチャによって成るシステムにおいても、保守コ
マンドによる登録を行うことなくパッケージを使用可能
にするための方式も下記の如くにいくつか考えられる
が、それぞれに以下に述べるような問題があった。
【0018】2a.パッケージの実装/未実装状態をレ
ベル線のようなハード的な信号線で制御部に通知する方
式 一つのシステムに実装されるパッケージ数は数十枚程度
あり、これらに個別の信号線を敷設することはハードウ
ェア実装上困難である。また、制御部204にこの情報
を表示するために状態表示用のレジスタを用意する必要
があるが、実装パッケージ枚数分のレジスタ長が必要で
あり、ハードウェア実装上困難であるばかりでなくシス
テム規模の増大に対する柔軟度が低下する。
【0019】2b.パッケージが実装されたことを制御
線を通じて制御部に通知する方式 制御線は通常運用時は通信データ量がさほど多くないた
め、ハードウェア実装時のコストを考慮して、実効スル
ープットのさほど高くないバス構成としている。しかし
ながら、システム全体の立ち上げ時のような特殊な状況
においては、多数のパッケージから実装の通知が制御部
204に集中して通信され、制御路バスがふくそうする
ことになる。これにより、他の制御信号の通信が阻害さ
れ、制御部204が正しくパッケージの監視及び管理を
行えないという弊害が生じる。
【0020】(3)従来システムの保守性から見た問題
点 従来のアーキテクチャでは、制御部204が実装される
パッケージの実装位置は固定となり、システムの構成に
よって制御部204の位置あるいは構成を変更するなど
はできなかった。このため、制御部204を収容するラ
ックに障害が発生した場合にはその障害の復旧までに相
当の時間が必要となる。制御部204が実装されるパッ
ケージに限らず、インタフェースパッケージも高速系、
低速系に対して実装条件に制約を設ける必要があり、イ
ンタフェース系の障害に対するパッケージ位置変更によ
る対処を困難にしていた。
【0021】(4)従来システムのソフトウェア構成か
ら見た問題点 この種のシステムの一運用形態として、図11あるいは
図12に示すような構成のシステムを単一ノードとし、
この単一ノードを複数含む新たな構成とすべくシステム
を拡張するいわゆる分散システム化が考えられる。分散
システムでは端末と交換機間の配線工事の容易性やシス
テム構成の柔軟性と、システムの保守性やコストの観点
の2面からノードの規模が決定される。すなわち、前者
の観点からはノード規模は小さい方が良いが、後者の観
点からは集中型の方が優れ、ノード規模を大きくした方
が良い。このように、ノード規模は上記2面の観点に対
してトレードオフの関係を有している。
【0022】図11あるいは図12に示す従来構成のア
ーキテクチャでは、各ノードにノードを管理する制御部
204が必要となるので、ノード規模の減少と制御部2
04の処理負荷の余裕度に対するコストデメリットの観
点と、分散保守が前提となり複数ノードを集中管理する
特殊な集中保守ソフトウェアの開発が必要となるコスト
デメリットの観点から、ノード規模は1000内線を収
容可能な中規模交換機程度に決定されていた。この場合
の筐体サイズは高さ2m弱、横及び奥行き1m弱とな
り、交換機を設置する特殊スペースが必要であった。
【0023】個々のノードに制御部204を置かず、あ
るいは処理に見合うだけの制御機能を配置し、一つの制
御部により複数のノードを集中管理する方式により上記
の問題点を解消することは可能である。しかしながら、
被制御側からみた集中制御部はノードが単一で済む場合
は同一ノード内に存在し、複数ノードの場合は同一ノー
ドか別ノードのどちらかに存在し、別ノードの場合は回
線を通じて通信をする必要があるなど、そのシステム構
成に依って運用構成が異なり、単一ノード用ソフトウェ
アと複数ノード用ソフトウェアを別途開発する必要など
があった。
【0024】(5)従来システムのソフトウェアの流通
性から見た問題点 図13に従来システムを制御するためのソフトウェア構
成を示す。同図からも分かるように、従来システムを制
御するソフトウェアは、システムを制御する上位ソフト
ウェアであるサービス制御系400、システムの運用保
守系に関する制御を行う運用保守系機能401、上記サ
ービス制御系400によって制御されるモデル化された
ハードウェア機能であるハードウェア制御エンティティ
403とこれらの集合体で具体的なハードウェア404
と対応してその制御を行うハードウェア制御系402に
よって構成されていた。
【0025】図13に示す構成では、ユーザへのサービ
スを制御するソフトウェアは、具体的なハードウェアの
制御を行う部分とは分離し、ハードウェアを仮想化して
制御するような手法が通常とられていた。つまり、サー
ビス制御系ソフトウェア400から仮想化されたハード
ウェア機能であるハードウェア制御エンティティ403
に対してコマンドを送出することで具体的なハードウェ
アの制御を行う方法である。このような構成によって、
従来は、ハードウェアの変更に対してサービス制御系ソ
フトウェア400などの上位ソフトウェアへの変更をな
るべく少なくするようにしていた。
【0026】これに対し、システムの運用保守系機能4
01のソフトウェアは、システムの構成、ハードウェア
が有する機能などアーキテクチャに依存する詳細な情報
が必要なため、上述のようにハードウェアを仮想化する
ことが、サービス制御系ソフトウェア400に比べてか
なり難しいものとなる。これを解消すべくハードウェア
の構成そのものをモデル化し抽象化したハードウェアで
運用保守系の制御を行う方式が考えられる。この場合、
一般的に行われるのはハードウェア機能のOR条件で抽
象化する手法であるが、具体的なハードウェアと機能の
マッピングをとることが必要となる。
【0027】ここで、具体的なハードウェアと機能のマ
ッピングをとる方法としては、 5a.ソフトウェアの内部データとして事前に保有して
おく。
【0028】5b.保守コマンドによりデータを構築す
る。
【0029】5c.各パッケージからマッピング情報を
通知する。
【0030】という3つの案が考えられる。
【0031】しかしながら、上述したように従来のアー
キテクチャでは5c案の実現は難しく、5b案は保守コ
マンドの構成を更に複雑にし、5a案もアーキテクチャ
の変更によるソフトウェア変更が大きいという問題点が
あった。特に、近年はソフトウェア開発に対する開発コ
ストの増大が問題になっており、上位ソフトは異なるア
ーキテクチャのマシンの上でも動作可能にしたいとする
ソフトウェアの流通性に対する要望が各所より高まりつ
つある中で、上記5a案の解消策を実現することは重要
な課題となっていた。
【0032】
【発明が解決しようとする課題】このように、上記従来
の電子交換機は、制御路と通話路を分離するアーキテク
チャを基本としたシステム構成であったため、 a.システム構成管理に供する構成データを構築するた
めに保守コマンドによって登録する必要があり、データ
の複雑さとあいまってシステムの構成変更などに際して
の工事性が低下する。
【0033】b.保守コマンドによらずにパッケージ実
装状況の自動認識方法を取り入れて構成データを生成す
るシステムとした場合、立ち上げ時にのみバースト的に
発生する制御情報を考慮せざるを得ず、ハードウェア実
装上(あるいはソフトウェア実現上も)困難である。
【0034】c.制御パッケージをノードの固定位置に
実装する必要があり、保守性を低下させ、しかも分散シ
ステムに適応したソフトウェアの実現性を困難にする。
【0035】d.ソフトウェアの流通性に乏しい。
【0036】等の種々の問題点があった。
【0037】本発明は上記問題点を除去し、保守コマン
ド投入によらずに構成データを自動構築するうえでバー
スト的に発生する制御情報に対しても十分な対応能力を
持ち、高い工事性を維持しながらハードウェアの実装上
の問題を解消するとともに、上記構成データの自動構築
に際しては具体的な実装位置ではなく論理的な位置情報
のみでパッケージ情報を通知し合うことによりシステム
の構成変更や分散化に対して柔軟に対応でき、しかもソ
フトウェアの流通性改善にも有用なATM電子交換機シ
ステムにおける構成管理方式を提供することを目的とす
る。
【0038】
【課題を解決するための手段】この出願の請求項1の発
明は、回線または端末と接続される複数のインタフェー
スパッケージと、チャネル識別子を有するヘッダ及びユ
ーザの情報を転送するペイロードから成るセルと呼ばれ
る固定長のパケットを前記チャネル識別子に従って交換
する複数のスイッチパッケージと、電子交換機システム
を制御する機能を有する複数の制御パッケージと、前記
各パッケージを挿入するためのスロット及び前記各パッ
ケージ間の通信を行うための伝送路から成るラックとを
有し、前記セルにより情報通信を行うATM方式の電子
交換機システムにおいて、前記制御パッケージは、前記
インタフェースパッケージ,前記スイッチパッケージの
監視または管理に必要な構成データを当該各パッケージ
間で通信される制御情報に基づき自動的に構築する構成
データ自動構築手段を具備し、前記パッケージ間の制御
情報の伝送に際しては、端末あるいは回線間の通信で使
用されるセルの伝送路と物理的に同じ伝送路及び前記セ
ルを用いることを特徴とする。
【0039】また、この出願の請求項2の発明は、上記
請求項1の発明において、複数のインタフェースパッケ
ージ、複数のスイッチパッケージ及び各スロットの伝送
路を、処理可能な物理レイヤの伝送速度に応じて複数種
類備え、同一スロットには該スロットに挿入されるパッ
ケージの処理可能な伝送速度に応じて複数種類の識別子
を付与し、前記制御パッケージは該識別子を論理的なス
ロット番号として各パッケージを管理し、かつこの論理
的なスロット番号を用いて前記各パッケージ間における
前記制御情報の交換を行うことを特徴とする。
【0040】また、この出願の請求項3の発明は、上記
請求項2の発明において、インタフェースパッケージ,
スイッチパッケージ間における前記制御情報の通信に用
いるチャネル識別子は、予め論理的なスロット番号と対
応させて割り振っておくことを特徴とする。
【0041】また、この出願の請求項請求項4の発明
は、上記請求項2の発明において、制御パッケージは前
記論理的なスロット番号に対してパッケージの種別や機
能に関する情報の問い合わせを前記セルにより行い、該
問い合わせに対する応答に基づき前記構成データを構築
することを特徴とする。
【0042】また、この出願の請求項5の発明は、上記
請求項3の発明において、インタフェースパッケージ,
スイッチパッケージは、パッケージの立ち上げ時にパッ
ケージの種別や機能に関する制御情報を前記予め割り振
られたチャネル識別子を付与したセルにより前記制御パ
ッケージに通知し、該制御パッケージは該通知された情
報に基づき前記構成データを構築することを特徴とす
る。
【0043】また、この出願の請求項6の発明は、上記
請求項2の発明において、制御パッケージは、前記論理
的なスロット番号に対して周期的にパッケージの状態に
関する問い合わせを前記セルにより行い、該問い合わせ
に対する応答に基づき前記構成データを構築することを
特徴とする。
【0044】また、この出願の請求項7の発明は、上記
請求項3の発明において、インタフェースパッケージ、
スイッチパッケージを制御するソフトウェアは、前記論
理的なスロット番号により識別されるチャネルを用いて
前記制御パッケージの制御により転送されることを特徴
とする。
【0045】また、この出願の請求項8の発明は、上記
請求項7の発明において、インタフェースパッケージ,
スイッチパッケージを制御するソフトウェアの転送の是
非あるいは要・不要は、インタフェースパッケージ,ス
イッチパッケージの種別、状態に応じて当該各パッケー
ジが自己判断し、前記制御パッケージに通知することを
特徴とする。
【0046】
【作用】上記請求項1の発明では、任意の情報を同一の
セル形式で通信することができるATM方式により制御
情報を通信するアーキテクチャを基本とし、構成データ
構築のために必要なパッケージ間の制御情報を、通話信
号と同じ伝送路を使用してセルにより通信するようにし
ているため、システム立ち上がりなどで制御信号がバー
スト的に発生するような場合でも制御信号を制御部に通
信させることが可能となる。
【0047】また、上記請求項2の発明では、各インタ
フェースパッケージ、スイッチパッケージが回線速度な
どの処理能力に応じて複数種類により構成されるような
システムにあっては、同一スロットに異種のパッケージ
を挿入することが可能となり、制御パッケージと各パッ
ケージの挿入スロットとの間に挿入されるパッケージの
種類に応じた論理的に別のコネクションを設定し、論理
識別子により該コネクションを区別することで、制御パ
ッケージからは個々のパッケージ固有の挿入位置がある
ように見せることがきる。
【0048】更に、上記請求項3の発明では、上記パッ
ケージの種類に応じた論理的に別のコネクションのため
のパスは、システム立ち上がり時にデフォルトで割り当
てることによって、論理識別子の割当や該割当に際して
の相互の割当処理を省略することができる。
【0049】また、上記請求項4の発明では、各パッケ
ージの実装の有無やパッケージの種別、パッケージが有
する機能を、制御パッケージからの問い合わせに対する
個々のパッケージの応答に基づき認識し、他方、上記請
求項5の発明では、各パッケージの実装の有無やパッケ
ージの種別、パッケージが有する機能を個々のパッケー
ジからの自律的な通知により制御パッケージが認識する
ようにしている。いずれにおいても、システムの構成デ
ータを自動構築できる点に変わりはなく、この種の構成
データを保守コマンドで構築する必要がなくなる。
【0050】また、上記請求項6の発明では、各パッケ
ージの実装の有無やパッケージの種別、パッケージが有
する機能に関する制御部からの問い合わせは周期的に行
うことで、運用途中での構成変更にも耐えられるように
なる。
【0051】また、上記請求項7の発明では、各パッケ
ージのソフトウェアは通話路と同じ伝送路を使用してダ
ウンロードすることで高速なデータ伝送が実現でき、立
ち上がり時間が軽減される。更に、上記請求項8の発明
では、上記ソフトウェアのダウンロードのためのデータ
伝送の是非を、パッケージ側がその状態や機能から自律
的に判断して制御部に通知するようにしたため、制御部
がパッケージ個別の詳細情報を管理する必要が無くな
る。
【0052】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付図面に基づい
て詳細に説明する。図1は本発明の構成管理方式を適用
したATM電子交換機の要部構造を概念的に示した斜視
図である。同図に示す如くこのATM電子交換機は、筐
体1に対して、各パッケージ間の通信を行うための伝送
路が形成されたラック2を収容するとともに、更にこの
ラック2に設けられた複数のスロット3に対して、回線
あるいは端末と接続される複数のインタフェースパッケ
ージ4、セルを論理的なチャネル識別子に従って交換す
る複数のスイッチパッケージ5、電子交換機システム全
体を制御する機能を有する複数の制御パッケージ6をそ
れぞれ挿入することにより構成されている。
【0053】インタフェースパッケージ4には、その
他、各種パッケージも含めている。各種パッケージの詳
細は、本発明の本質とは関係ないので、以下においては
説明を省略する。
【0054】図2は、図1に示したATM電子交換機に
おける各パッケージ間の更に詳細な接続構成を示したも
のである。但し、図2は論理的な結線図であって、各パ
ッケージの符号については意図的に図1とは異なる符号
を用いるとともに、伝送路数、収容パッケージ枚数及び
位置関係についての具体的開示も省略している。図2に
示す結線図によれば、図1に示したATM電子交換機
が、制御系パッケージ21、多重化パッケージ22、ス
イッチパッケージ23、高速系インタフェース24、低
速系インタフェース25及び伝送路26から構成される
ことが分かる。
【0055】図1に示すインタフェースパッケージ4は
図2に示す高速系インタフェース24及び低速系インタ
フェース25を代表するものである。図1に示すスイッ
チパッケージ5はB−ISDNのUNI(User Network
Interface)における基本速度である150Mb/sあ
るいは600Mb/sのセル流を交換する高速系のスイ
ッチモジュール(スイッチパッケージ23)と、更に低
速な10Mb/s程度のセル流を交換する低速系のスイ
ッチモジュール(多重化パッケージ22)に分割され
る。低速系スイッチモジュールは高速系スイッチモジュ
ールの1回線に直収され、10Mb/S速度の端末を収
容する低速系インタフェース25を10回線分多重化す
る。また、制御パッケージは、システムを制御するCP
Uが実装された制御系パッケージ21と、制御部ソフト
ウェアを保持して置くハードディスクのような2次記憶
装置あるいは負荷分散を考えCPUを登載したモジュー
ルが複数枚で構成される。このうち、後者2つは本発明
とは直接関係が無いため図示するのを省略している。
【0056】図3及び図4は、図2に示したインタフェ
ースパッケージ24,25、スイッチパッケージ23及
び制御系パッケージ21の個々の実施例に係る具体的構
成を示したブロック図である。
【0057】まず、図3はインタフェースパッケージ2
4,25においてセルのVPI/VCIから方路情報を
検索し、セルに付けてスイッチパッケージ23に送る方
式の実施例を示しており、セルの交換は上記方路情報に
従ってスイッチパッケージ23内でハード的に実施され
る。この場合、高速系スイッチモジュールとしては例え
ばBatchar-Banyan型のスイッチなどが使用される。
【0058】詳しくは、図3(a)は、この方式の制御
系パッケージ21の実施例を示すもので、制御部のソフ
トウェアが走行するCPU(MP)211及び方路情報
設定部212から構成され、これらに伝送路26が接続
される。図3(b)は、この方式のスイッチパッケージ
23の実施例を示すもので、スイッチモジュール231
及びこのスイッチパッケージ231を制御するCPU
(sP)232から構成され、これらに伝送路26が接
続される。図3(c)は、この方式のインタフェースパ
ッケージ24,25の実施例を示すもので、自パッケー
ジを制御するCPU(pP)241、同期制御部24
2、分岐機能部243、方路情報設定部244及び回線
27から構成され、分岐機能部243及び方路情報設定
部244に対して伝送路26が接続される。
【0059】図4は、スイッチパッケージ23において
セルのVPI/VCIに基づきセル交換を行う方式の実
施例を示している。詳しくは、図4(a)は、この方式
の制御系パッケージ21の実施例を示すもので、制御部
のソフトウェアが走行するCPU(MP)211から構
成され、これに伝送路26が接続される。図4(b)
は、この方式のスイッチパッケージ23の実施例を示す
もので、スイッチモジュール231、このスイッチモジ
ュール231を制御するCPU(sp)232、方路情
報設定部233及び234から構成され、これらに伝送
路26が接続される。図4(c)は、本方式のインタフ
ェースパッケージ24,25の実施例を示すもので、自
パッケージを制御するCPU(pP)241、同期制御
部242及び分岐機能部243及び回線27から構成さ
れ、分岐機能部243に対して伝送路26が接続され
る。図4に示す方式のスイッチモジュールとしては、Ba
tchar-Banyan型の他、メモリスイッチ方式も適用でき
る。
【0060】次に、図5は図2に示した論理的な結合関
係の別の実施例として、図4に示す方式に適応した場合
における具体的ハードウェア構成の一例を示したもので
あり、制御系パッケージ21、各種のインタフェースパ
ッケージ24,25がスイッチパッケージ23にバス状
の伝送路26を介して接続されている。かかる構成にお
いて、スイッチパッケージ23は上記のどのパッケージ
に転送するかのタグ情報のみ付けてセルを送出する(図
4に示す例では、スイッチモジュール231から出側パ
ッケージに同報でセルが送信される)。
【0061】図3及び図4のいずれの場合においても、
インタフェースパッケージ24,25の同期制御部24
2はセル流に対しセル同期をとり、必要なら(つまり、
セル流がSDHなどのフレームで伝達される場合には)
フレーム同期をとる機能を有する。但し、これらの機能
は本発明には直接関係しないため、図では同期制御部2
42としての構成だけを示し、詳細な説明は省略してい
る。この他にも、図3、図4及び図5において、各パッ
ケージの構成に関しての本発明と直接関係のない事柄に
ついては説明を省略している。
【0062】以上に述べた本発明の構成において、制御
系パッケージ21の制御プロセッサ(MPと略す)21
1とインタフェースパッケージ24,25の制御プロセ
ッサまたはスイッチパッケージ23の制御プロセッサ
(pPと略す。特に、スイッチパッケージ23のプロセ
ッサのみをsPと略すこともある)241または232
とは、通話路と同様にセルで通信できるようになってい
る。
【0063】以後、これらプロセッサ間の通信路を制御
コネクションと呼ぶ。インタフェースパッケージ24,
25には、上記制御コネクション用のセルを他のセルか
ら分岐してpP241に伝達するための分岐機能部24
3が設けられている。分岐機能部243において、分岐
すべきセルはその分岐すべきセルのVPI/VCI値を
上記分岐機能部243に登録することによって、pP2
41に分岐されるようになる。この分岐処理のための設
定に関する説明は後述する。
【0064】システムのインタフェースパッケージ群
は、図2に示す通り、高速系スイッチパッケージ23に
直収される高速系インタフェースパッケージ24と低速
系スイッチパッケージ(多重化パッケージ)22を介し
て接続される低速系インタフェースパッケージ25から
構成される。但し、ラック構成としては1種類のみ用意
し、同一ラックにどちらの種類のインタフェースパッケ
ージも収容できるようにしている。すなわち、本発明で
は同一スロットには高速系、低速系のどちらのインタフ
ェースパッケージも収容可能な構成となっている。
【0065】制御系パッケージ21から各パッケージに
接続される制御コネクションはVPI/VCIで識別さ
れ、1つのスロットには高速系インタフェースパッケー
ジ用と低速系インタフェ−スパッケージ用の2種類の制
御コネクションが設定されることになる。これにより、
制御系パッケージ21からは1つのラックに高速系用ス
ロットと低速系用スロットの2種類が仮想的に存在する
ように見え、インタフェースモジュ−ルの実装、非実装
の管理を容易なものとしている。但し、VPI/VCI
を用いて各パッケージ情報を管理するにはビット長が長
く扱い難いため、VPI/VCIの変わりに論理的なス
ロット番号を付与して上記各パッケージ情報を管理する
ようにしている。
【0066】この論理的スロット番号の付与方法の一例
を図6に示している。論理スロット番号60全体は16
ビットで構成され、これを上位ビットより4,4,8ビ
ットに分割して意味付けをする。この例においては、上
位よりそれぞれパッケージ種別61、ラック番号62、
スロット番号63を意味している。この中で、特にスイ
ッチパッケージに関しては後述するように位置固定とな
り、またスイッチ規模によって実装形態が変わるため、
番号付与法が特殊な形式になっている。
【0067】以下、これらの図を使用して本発明に係る
ATM電子交換機システムの立ち上げ動作と構成情報の
構築手順について詳細に説明する。
【0068】(1)制御部からのポーリング監視により
システムを立ち上げる方式 図7は、この方式に基づくシステムの立ち上げ手順を示
したものである。電源オンなどにより制御パッケージの
MPに対してプログラムがロードされると(S70
1)、MPは実装されるべきインタフェ−スパッケージ
に対する制御コネクションを(パッケージの実装/非実
装に係わらず)全て設定する(S702)。この制御コ
ネクションとして使用されるVPI/VCI値は事前に
決められており、設定情報としてはVPI/VCI値と
方路の対応が必要となる。
【0069】図3に示す実施形態では、制御系パッケー
ジ21のMP211が自パッケージ内の方路情報のみを
記述する。この場合、pP241からMP211方向へ
の制御コネクションはまだ設定されていない。この方向
の制御コネクションの設定については後述する。他方、
図4に示す実施形態では、制御系パッケージ21のMP
211がスイッチパッケージ23へ制御コネクションを
通じセルによって設定を行う。従って、この実施形態の
場合、スイッチパッケージ23と制御系パッケージ21
との制御コネクションは事前に設定されていることが必
要であるが、これについては後で論じる。
【0070】次いで、MPは設定された制御コネクショ
ンに対し応答を要求する制御信号(構成認識要求信号)
をpPに送信する(S703)。これには、MPの実装
位置などの情報も含まれる。pPは、立ち上がりととも
に自パッケージの分岐機能部に対し制御コネクションの
VPI/VCI値に対するセルをpPに引き抜くための
設定を行う(S721)。これによって、pPは、MP
からの構成認識要求信号が受信できるようになる。
【0071】図3に示す実施形態の場合、pP241は
MP211からの構成認識要求信号を受信すると、MP
211の実装位置情報を引き出し、pP241からMP
211方向への制御コネクションに対する方路情報を設
定する。次に、その方路情報に従いpP241の種別、
機能などの情報を上記構成認識要求に対する構成認識応
答としてMP211に通知する(S722)。ここでの
構成認識応答情報の具体的な内容としては、例えばpP
241の収容位置情報、インタフェースの処理能力、収
容回線数、収容可能端末種別(局線収容か端末収容かな
ど)、サポート可能なサービス(コネクションレスサー
ビスのサポート可,不可など)、pP241としての状
態(運用中か障害発生状態かなど)などが上げられる。
【0072】これに対し、図4に示す実施形態の場合、
方路情報の設定は必要ない。pP241はMP211か
らの構成認識要求に対し、上記と同様の構成認識応答を
即座に通知する(S722)。MP211は上記構成認
識応答情報を受信した場合(S704)、受信したpP
241を実装状態とし、当該情報に基づきpP241の
構成データを構築する(S705)。もし、一定時間の
間に構成認識応答がpP241から送られてこない場合
には、該pP241は非実装として処理する。また、上
記構成認識要求は一定時間間隔で全制御コネクションに
対して送信され、運用中にpP241が活線挿抜された
場合でも、自動的にMP211の構成データの内容が変
更されるようになっている。
【0073】上記の如くの手順で構成データを作成した
後、必要があれば、pPの制御ソフトウェアをMPから
ダウンラインロードし(S706)、pPへのデータ設
定を行って(S707)、pPを起動する(S70
8)。このMPからの制御に対し、pPはファイルロー
ドを行い(S723)、かつデータ設定を行うことによ
り(S724)、運用開始の状態となる(S725)。
【0074】ここで、必要に応じてpPの制御ソフトウ
ェアをMPからダウンラインロード(DLL)する場合
も、制御コネクョンを使用し、上記構成認識要求に応じ
て実行される。但し、DLLは全てのパッケージに対し
て行われるわけではなく、例えばスイッチパッケージの
ように立ち上がりの即応性やソフトウェアに対する高信
頼性が必要なものはソフトウェアをROM化し、DLL
は行わない。
【0075】また、pPの状態によってもDLLの是非
判断が分かれる。このDLLの是非判断は、上記構成認
識応答情報の要素としてpPから通知される。つまり、
本発明ではDLLの是非判断をpPが自パッケージ種
別、状態から判断するような構成となっている。
【0076】図3に示す実施形態の場合、本方式(制御
部からのポーリング監視によるシステム立ち上げ方式)
の適用に際し、MP211及びsP232を除くpP2
41の実装位置は任意位置となる。sP232はインタ
フェースパッケージ24,25、制御系パッケージ21
との伝送路配線上固定位置実装となる。MP211など
の実装スロットフリーによる長所については後述する。
【0077】他方、図4に示す実施形態の場合、MP2
11とsP232の制御コネクションは事前に設定され
ていることが必要なため、MP211は固定位置実装と
なる。但し、この場合でも、pP241の単純な制御を
行う部分と、システム全体の管理や保守者インタフェー
スなど運用保守系の上位機能を実現する部分とを切り放
し、前者を固定位置実装部分のMPに、後者をスロット
フリーのMPに配置することが可能である。
【0078】(2)pPからの自律通知により立ち上げ
る方式 制御系パッケージ21からのポーリング監視のみで構成
データを構築する上記方式によれば、立ち上げ時間があ
る程度増大するすることを避けられない。この点の対策
としては、システム立ち上げに際し、上記構成認識応答
と同内容の情報をpPからMPに対して自律的に通知す
ることで立ち上げ時間を短縮化することができる。この
場合、MPは固定位置に実装することが必要となり、p
P−MP間の制御コネクションは双方向とも立ち上げと
同時に設定される。
【0079】この方式に基づく立ち上げ手順の一例を図
8に示すフローチャートを参照して説明する。電源オン
などによりMPに対してプログラムがロードされると
(S801)、MPは実装されるべきインタフェ−スパ
ッケージに対する制御コネクションを、パッケージの実
装/非実装に係わらず全て設定する(S802)。この
後、MPはpPからの通知情報の到来を監視し、該通知
情報を受信したら(S803)、その内容に基づき構成
データを作成する(S804)。
【0080】一方、pPは、立ち上がりとともに自パッ
ケージを初期化した後(S821)、MP方向への制御
コネクションに対する方路情報を設定する(S82
2)。次いで、その方路情報に従いMPに対してpPの
種別、機能などの情報を立ち上がり通知情報としてMP
に通知する(S823)。ここでの立ち上がり通知情報
の具体的な内容としては、例えばpPの収容位置情報、
インタフェースの処理能力、収容回線数、収容可能端末
種別(局線収容か端末収容かなど)、サポート可能なサ
ービス(コネクションレスサービスのサポート可,不可
など)、pPとしての状態(運用中か障害発生状態かな
ど)などが上げられる。
【0081】かかる手順により構成データを作成した
後、必要があれば、pPの制御ソフトウェアをMPから
ダウンラインロードし(S805)、pPへのデータ設
定を行って(S806)、pPを起動する(S80
7)。このMPからの制御に対し、pPはファイルロー
ドを行い(S824)、かつデータ設定を行うことによ
り(S825)、運用開始の状態となる(S826)。
【0082】本方式(pPからの自律通知による立ち上
げ方式)では、上述の如くMPを固定位置に実装するこ
とが必要となるが、MPの上位機能部分を分離して、こ
れをスロットフリーMPに配置することは可能である。
また、pPの立ち上げ時には複数枚のpPから立ち上が
り信号がMPに集中するが、MP側にこれらを受理する
ために十分なキューが用意されていれば、処理上の問題
は起こらない。その理由として、制御コネクションは、
通話路と同じ高速な伝送路に設定されているため、制御
コネクションに対するふくそうは考慮する必要がないか
らである。更に、pPからの自律通知に加え、MPから
の定期監視機能も盛り込むことで、MP内のキュー長を
抑えることも可能となる。
【0083】このように、本発明によれば、制御信号を
通話信号と同じ伝送路を使用してセルにより通信するよ
うにしたため、システム立ち上がりなどで制御信号がバ
ースト的に発生する場合でも制御信号を制御部(制御パ
ッケージ)に通信させることが可能となる。また、各イ
ンタフェースパッケージ、スイッチパッケージが回線速
度などの処理能力に応じて複数種類により構成されるよ
うなシステムにあっては、同一スロットに異種のパッケ
ージを挿入可能とし、制御部とパッケージの挿入スロッ
トとの間に挿入されるパッケージの種類に応じた論理的
に別のコネクションを設定し、論理識別子により該コネ
クションを区別することで、制御部からは個々のパッケ
ージ固有の挿入位置があるように見せることがきる。更
に、これらのバスはシステム立ち上がり時にデフォルト
で割り当てることで、論理識別子割当やこの割当に際し
ての相互の割当処理を省略することができる。
【0084】また、各パッケージの実装有無やパッケー
ジの種別、パッケージの有する機能を制御部からの問い
合わせあるいはパッケージからの自律的な通知により制
御部が認識し、これによりシステムの構成情報を構築す
ることで、システム構成を保守コマンドで構築する必要
がなくなる。制御部からの問い合わせは周期的に行うこ
とで、運用途中での構成変更にも耐えられる。更に、各
パッケージのソフトウェアは通話路と同じ伝送路を使用
することで高速なデータ伝送が実現でき、立ち上がり時
間が軽減され、該データ伝送の是非をパッケージ側がそ
の状態や機能から自律的に判断し、制御部に通知するた
め制御部がパッケージ個別の詳細情報を管理する必要が
無くなる。
【0085】以上の実施動作を整理すると、本発明の構
成管理方式の効果上の特徴は大きく分けて以下に述べる
3つの側面から考えることができる。
【0086】(3a)自動構成認識に対するメリット 本発明によればシステムが自動的に構成情報を構築する
ため、構成情報に関する複雑なコマンド投入が必要なく
なるばかりでなく、運用中の構成変更についてもパッケ
ージの移設が容易なため、システム構成に関して柔軟性
の高いシステムが実現できる。
【0087】(3b)MPのスロットフリーに対するメ
リット 本発明によれば、MPの全部あるいは上位機能の配置を
任意(すなわちスロットフリー)とすることが可能であ
る。これにより、MPの保守性が向上し、分散システム
への適応性に優れるなどのメリットが生じる。前者につ
いては、従来技術によれば、MP実装専用ラックが故障
した場合、ラックの交換が必要となり、修理に要する時
間が長くなる。保守性を向上させるため1システムは通
常複数ラックで構成されるが、MPラックの故障は即シ
ステムダウンにつながり、MPラックの補修が完了する
までシステムは動作できないことから、システム運用上
多大な影響が生じる。一方、MPがスロットフリーとな
る本発明のケースでは、故障していないラックにMPを
移設することで、当面の障害は対処可能で、特にシステ
ムダウン時間は短縮される。
【0088】また、後者については、複数ノードの分散
処理により1つの交換機システムが構成される場合、シ
ステムを制御する上位制御機能の配置を任意にできるた
め上位機能を配置したノードの故障率を特別視する必要
がない。分散システムへの適応性の高さは、本発明が制
御コネクションをユーザのコネクションと同じ方式で扱
っていることからも派生している特徴である。
【0089】(3c)ソフトウェア開発へのメリット 本発明によれば、パッケージの固有情報をパッケージよ
り通知することでハードウェアの仮想モデルと実体のマ
ッピングが容易となる。図9は本発明のATM電子交換
機システムに適用するソフトウェアの一実施例を示すも
のであり、システムを制御する上位ソフトであるサービ
ス制御系901、サービス制御系901によって制御さ
れるモデル化されたハードウェア機能であるハードウェ
ア制御エンティティ903とそれらの集合で具体的なハ
ードウェア904と対応してその制御を行うハードウェ
ア制御系902及び仮想ハードウェアモデル905によ
って構成される。
【0090】仮想ハードウェアのモデルはハードウェア
の有する機能として考えられるものを一般化あるいは抽
象化してモデル化したものである。具体的なハードウェ
アが有する機能とのマッピングはハードウェア(pP)
から通知される情報を基にサービス制御系ソフトウェア
901によって行なわれる。仮想モデルを将来の拡張ま
で含めてある程度機能を大きく設定して置けば、ハード
ウェア構成の変更やパッケージ種別の追加などに上位管
理機能のソフトウェアが影響を受けずに済むことにな
る。このことは、アーキテクチャの異なるハードウェア
でも上位管理ソフトは同一のもので動作可能にできるこ
とを示唆しており、ソフトウェアの流通性改善に対する
インパクトは大きいといえる。
【0091】また、(3b)の項で述べた分散システム
への適応性の高さの長所は、ソフトウェア開発上、上位
管理ソフトが分散制御用か集中制御用かを区別する必要
がないことを意味し、システム構成に依存しないソフト
ウェアの開発に大きな貢献を果たすことになる。
【0092】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、制御
路と通話路を分離せずに同一伝送路を用い、パッケージ
間情報等の任意の制御情報をATM通信方式により同一
のセル形式で通信するシステム構成としたため、保守コ
マンド投入によらずしかも立ち上げ時等における制御情
報のバースト的な発生に際しても安定的に構成データの
自動構築ができ、高い工事性を維持しながらハードウェ
アの実装上の問題を解消できる。また、構成データの自
動構築に際しては具体的な実装位置ではなく論理的な位
置情報のみでパッケージ情報を通信せしめ、併せてパッ
ケージ挿抜毎にその状態情報を収集すべく制御すること
によって、パッケージの実装位置の制限緩和と構成デー
タの更新処理の容易化を図りながらシステムの構成変更
や分散化に対しても柔軟な対応が可能となる。
【0093】従って、総合的な観点から本発明はシステ
ムの保守性に優れ、システム管理形態に依存せずしかも
流通性の高いソフトウェアの開発が可能になるという優
れた利点を有するものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の構成管理方式を適用して成るATM電
子交換システムの要部概略構造を示す斜視図。
【図2】図1に示した構造を対象とする各パッケージの
論理的な接続構成の一例を示す図。
【図3】図2に示した論理的な接続構成に基づく各パッ
ケージの一実施例を示すブロック図。
【図4】図2に示した論理的な接続構成に基づく各パッ
ケージの他の実施例を示すブロック図。
【図5】図1に示した構造を対象とする各パッケージの
論理的な接続構成の他の例を示す図。
【図6】本発明の構成管理方式に基づく論理スロット番
号付与方法の説明図。
【図7】本発明の構成管理方式に基づくシステム立ち上
げ手順の一例を示すフローチャート。
【図8】本発明の構成管理方式に基づくシステム立ち上
げ手順の他の例を示すフローチャート。
【図9】本発明の構成管理方式で用いるソフトウェアの
構成図。
【図10】ATM通信で用いられる一般的なセルのフォ
ーマットを示す図。
【図11】従来の構成管理方式に基づくATM電子交換
システムの構成例を示すブロック図。
【図12】従来の構成管理方式に基づくATM電子交換
システムの他の構成例を示すブロック図。
【図13】従来の構成管理方式で用いるソフトウェアの
構成図。
【符号の説明】
1 筐体 2 ラック 3 スロット 4 インタフェースパッケージ 5 スイッチパッケージ 6 制御パッケージ 21 制御系パッケージ 211 方路情報設定部 212 制御部(MP) 22 多重化パッケージ 23 スイッチパッケージ 231 制御部(sP) 232 スイッチ部 233,234 方路情報設定部 24 高速系インタフェース 241 同期制御部 242 制御部(pP) 243 分岐機能部 244 方路情報設定部 25 低速系インタフェース 26 端末または回線間通信で使用されるセルの伝送路
と物理的に同じ伝送路 27 端末または回線間通信で使用されるセルの伝送路 60 論理スロット番号 61 パッケージ種別 62 ラック番号 63 スロット番号
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 平木 久美子 東京都千代田区内幸町一丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回線または端末と接続される複数のイン
    タフェースパッケージと、チャネル識別子を有するヘッ
    ダ及びユーザの情報を転送するペイロードから成るセル
    と呼ばれる固定長のパケットを前記チャネル識別子に従
    って交換する複数のスイッチパッケージと、電子交換機
    システムを制御する機能を有する複数の制御パッケージ
    と、前記各パッケージを挿入するためのスロット及び前
    記各パッケージ間の通信を行うための伝送路から成るラ
    ックとを有し、前記セルにより情報通信を行うATM方
    式の電子交換機システムにおいて、 前記制御パッケージは、前記インタフェースパッケー
    ジ,前記スイッチパッケージの監視または管理に必要な
    構成データを当該各パッケージ間で通信される制御情報
    に基づき自動的に構築する構成データ自動構築手段を具
    備し、前記パッケージ間の制御情報の伝送に際しては、
    端末あるいは回線間の通信で使用されるセルの伝送路と
    物理的に同じ伝送路及び前記セルを用いることを特徴と
    するATM電子交換機システムにおける構成管理方式。
  2. 【請求項2】 複数のインタフェースパッケージ、複数
    のスイッチパッケージ及び各スロットの伝送路を、処理
    可能な物理レイヤの伝送速度に応じて複数種類備えると
    ともに、同一スロットには該スロットに挿入されるパッ
    ケージの処理可能な伝送速度に応じて複数種類の識別子
    を付与し、前記制御パッケージは該識別子を論理的なス
    ロット番号として各パッケージを管理し、かつこの論理
    的なスロット番号を用いて前記各パッケージ間における
    前記制御情報の交換を行うことを特徴とする請求項1記
    載のATM電子交換機システムにおける構成管理方式。
  3. 【請求項3】 インタフェースパッケージ,スイッチパ
    ッケージ間における前記制御情報の通信に用いるチャネ
    ル識別子は、予め論理的なスロット番号と対応させて割
    り振っておくことを特徴とする請求項2記載のATM電
    子交換機システムにおける構成管理方式。
  4. 【請求項4】 制御パッケージは前記論理的なスロット
    番号に対してパッケージの種別や機能に関する情報の問
    い合わせを前記セルにより行い、該問い合わせに対する
    応答に基づき前記構成データを構築することを特徴とす
    る請求項2記載のATM電子交換機システムにおける構
    成管理方式。
  5. 【請求項5】 インタフェースパッケージ,スイッチパ
    ッケージは、パッケージの立ち上げ時にパッケージの種
    別や機能に関する制御情報を前記予め割り振られたチャ
    ネル識別子を付与したセルにより前記制御パッケージに
    通知し、該制御パッケージは該通知された情報に基づき
    前記構成データを構築することを特徴とする請求項3記
    載のATM電子交換機システムにおける構成管理方式。
  6. 【請求項6】 制御パッケージは、前記論理的なスロッ
    ト番号に対して周期的にパッケージの状態に関する問い
    合わせを前記セルにより行い、該問い合わせに対する応
    答に基づき前記構成データを構築することを特徴とする
    請求項2記載のATM電子交換機システムにおける構成
    管理方式。
  7. 【請求項7】 インタフェースパッケージ,スイッチパ
    ッケージを制御するソフトウェアは、前記論理的なスロ
    ット番号により識別されるチャネルを用いて前記制御パ
    ッケージの制御により転送されることを特徴とする請求
    項3記載のATM電子交換機システムにおける構成管理
    方式。
  8. 【請求項8】 インタフェースパッケージ,スイッチパ
    ッケージを制御するソフトウェアの転送の是非あるいは
    要・不要は、インタフェースパッケージ,スイッチパッ
    ケージの種別、状態に応じて当該各パッケージが自己判
    断し、前記制御パッケージに通知することを特徴とする
    請求項7記載のATM電子交換機システムにおける構成
    管理方式。
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