JPH08213906A - A/d変換装置 - Google Patents

A/d変換装置

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JPH08213906A
JPH08213906A JP7017007A JP1700795A JPH08213906A JP H08213906 A JPH08213906 A JP H08213906A JP 7017007 A JP7017007 A JP 7017007A JP 1700795 A JP1700795 A JP 1700795A JP H08213906 A JPH08213906 A JP H08213906A
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clock
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signal
pll circuit
video signal
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JP7017007A
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Michiaki Yamada
道章 山田
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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  • Analogue/Digital Conversion (AREA)
  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 入力するアナログ信号の周波数精度に応じて
自動的に好適なPLL回路を選択し、入力に同期したク
ロックを発生させ、そのクロックを入力してA/D変換
を行うA/D変換装置を提供することを目的とする。 【構成】 A/D変換回路2と複数の引き込み範囲の異
なるPLL回路6a、及びPLL回路7と、このPLL
回路6a、又はPLL回路7が出力するクロック8a、
又はクロック8bの何れかを選択する選択手段11bに
より構成され、前記選択手段11bにはPLL回路6a
がロック状態にあるかを検出するロック検出回路13を
備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、周波数精度の異なる
アナログ信号を入力し、この周波数精度に対応するクロ
ックを発生させ、このクロックを用いて入力したアナロ
グ信号をA/D変換してデジタル信号を出力するA/D
変換装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5は従来の画像符号化装置の構成を示
すブロック図であり、破線で囲まれた部分が当該A/D
変換装置である。図において、1は例えばビデオカメ
ラ、又は民生用VTR等より出力されるアナログビデオ
信号、2はアナログビデオ信号1内の例えば水平同期信
号、又はバースト信号等に同期して入力される出力クロ
ック信号12により、上記アナログビデオ信号1をサン
プリングすることでデジタルビデオ信号3に変換して出
力するA/D変換器、4はA/D変換器2より出力され
るデジタルビデオ信号3を符号化し符号化データ5を出
力する符号化部である。6、及び7は共にアナログビデ
オ信号1を入力してクロックを生成する、いわゆるクロ
ック生成手段であるPLL回路であり、PLL回路6は
クロック8aを出力し、PLL回路7はクロック8bを
出力する。9はPLL回路6、又はPLL回路7より出
力されるクロック8a、又はクロック8bの何れかを選
択する切替信号10を出力する切替信号発生器、11a
はこの切替信号10の指示により、上記PLL回路6、
又はPLL回路7より出力されるクロック8a、又はク
ロック8bの何れかを上記A/D変換器2に出力クロッ
ク12として出力する切替器である。
【0003】また、図6は例えばPLL回路6の内部の
構成を示すブロック図である。60は入力されるアナロ
グビデオ信号1、及び後述する分周器63より出力され
る比較周波数602との位相差を比較し、この位相差に
対応した誤差電圧600を出力する位相比較器、61は
この位相比較器60より出力される誤差電圧600の高
域成分を除去することで生成される制御電圧601を出
力する低域通過フィルタ、62はこの低域通過フィルタ
61から出力される制御電圧601を入力し、この制御
電圧601に応じたクロック8aを生成する電圧制御発
振器、63はこの電圧制御発信器62より出力されるク
ロック8aを分周し比較周波数602として位相比較器
60に出力する分周器であり、この分周器63がクロッ
ク8aを分周するときには、アナログビデオ信号1の周
波数と同じ周波数になるように設定されている。尚、P
LL回路7の内部の構成要素はPLL回路6と同様であ
るが、PLL回路6との主なる違いは位相比較器60に
おけるアナログビデオ信号1の引き込み範囲がPLL回
路7の方が広いこと、及び電圧制御発振器62が出力す
るクロックの周波数安定度はPLL回路7の方が低いこ
とである。上記PLL回路6,PLL回路7、引き込み
範囲、及び周波数安定度についての説明は後述する。
【0004】次にPLL回路6内部の動作を図について
説明する。図6において、位相比較器60は、分周器6
3からの比較周波数602とアナログビデオ信号1の周
波数の位相差を比較し、その結果を誤差電圧600とし
て出力する。この位相比較器60より出力される誤差電
圧600は低域通過フィルタ61により高域成分が除去
され、直流成分のみの制御電圧601として電圧制御発
振器62に出力される。電圧制御発振器62はこの制御
電圧601を入力し、この制御電圧601に応じたクロ
ック8aを出力する。このクロック8aを分周器63で
分周し、出力したものが比較周波数602であり、上記
電圧制御発振器62では、この比較周波数602とアナ
ログビデオ信号1の位相差が一致するようにクロック8
aを出力する。
【0005】尚、PLL回路6、またはPLL回路7に
おいて、入力するアナログビデオ信号1に応じてクロッ
クを出力できる状態、つまり上記電圧制御発振器62が
クロックを出力できる電圧幅(例えば1〜4Vの間)の
中に上記制御電圧601の電圧値があるときには、その
PLL回路6、またはPLL回路7はロック状態である
と称し、この制御電圧601の電圧値が上記電圧幅を越
え、上記電圧制御発振器62がクロックを出力できなく
なった状態をロックはずれ状態であると称することとす
る。
【0006】次に従来のA/D変換装置を含む画像符号
化装置の動作を図について説明する。図5において、外
部より入力されたアナログビデオ信号1はA/D変換器
2、PLL回路6、及びPLL回路7に入力される。P
LL回路6、又はPLL回路7は上述のように入力され
たアナログビデオ信号1に対し、ロック状態になってい
るときには、それぞれこのアナログビデオ信号1に同期
したクロック8a、及びクロック8bを切替器11aに
出力する。切替器11aは切替信号10の指示により、
上記2種類のクロック8a、又は8bの何れかを選択
し、出力クロック12としてA/D変換器2に出力す
る。A/D変換器2はこの入力した出力クロック12に
よりアナログビデオ信号1のサンプリングを行い、デジ
タルビデオ信号3に変換して出力する。この出力された
デジタルビデオ信号3は符号化部4により符号化され符
号化データ5として出力される。
【0007】さて、次に外部より入力されるアナログビ
デオ信号1の周波数偏差、及び周波数精度の関係につい
て述べる。周波数偏差とは入力するアナログビデオ信号
1の同期信号の立ち下がり位置から次の同期信号の立ち
下がり位置において、次の理想的な同期信号の立ち下が
り位置と実際の立ち下がり位置とのずれを指すものであ
り、周波数偏差の少ないことを周波数精度が高いとい
う。また、入力するアナログビデオ信号1の周波数精度
は、このアナログビデオ信号1を出力する機種により様
々に変化する。例えばビデオカメラでのアナログビデオ
信号1の周波数精度はその誤差が±100ppm以内と
高いが、民生用VTRでのアナログビデオ信号1の周波
数精度はその誤差が±5000ppm以内と低い。
【0008】図7は、図5に示すA/D変換装置におけ
る実際のアナログビデオ信号1の波形とアナログビデオ
信号1に同期した出力クロック12の関係を示す波形図
である。図7において、出力クロックA波形は、出力ク
ロック12が入力したアナログビデオ信号1に対し、正
確に同期している理想的な状態を示す。この理想的な状
態とはアナログビデオ信号1の同期信号立ち下がり位置
に対し出力クロック12の立ち上がり位置が一致してい
る状態を指す。しかし、入力するアナログビデオ信号1
の周波数精度、又は電圧制御発振器62等の影響によ
り、実際の出力クロック12は図7に示す実際の出力ク
ロック波形のように入力するアナログビデオ信号1の同
期信号立ち下がり位置に対して一定の幅の中で揺らぐ。
この揺らぎの幅である誤差範囲を周波数安定度と定義
し、誤差範囲の幅が大きいときは周波数安定度が低く、
逆の場合は周波数安定度が高いと称している。また、出
力クロックB波形は出力クロック12のある時間におけ
る波形を示している。図において、アナログビデオ信号
1の同期立ち下がり位置より数えて3番目のクロック立
ち上がり位置がA/D変換器2でサンプリングされるポ
イントを指しており、このポイントを出力クロックA波
形ではX,出力クロックB波形ではYとする。この場
合、サンプリングは常にXのポイントで行うのが理想的
であるが、実際には上述の誤差範囲内であるYのポイン
トでサンプリングされる場合もある。そうすると前フレ
ームでサンプリングした値と現フレームでサンプリング
した値に誤差が生じ、この誤差の分だけ画像符号化装置
が出力する符号化データ5の再現画像はあたかも揺らい
でいるように見える。
【0009】また、一般にアナログビデオ信号1の周波
数偏差の時間的変動(周波数精度範囲)に対し追随し
て、PLL回路が同期を図ることができる周波数偏差の
範囲のことを引き込み範囲と称している。この引き込み
範囲を越えるアナログビデオ信号1の入力に対してはP
LL回路6はロック状態がはずれ、入力したアナログビ
デオ信号1に同期したクロックを出力させることは出来
ない。即ち、上記PLL回路6の引き込み範囲が入力す
るアナログビデオ信号1の周波数精度よりも狭いとロッ
ク状態とはならない。よって周波数精度の誤差が±50
00ppm(例えば民生用VTR)のアナログビデオ信
号1を入力し、この入力によって出力クロック12を発
生させるとともに、ロックがはずれないように維持する
ためには±5000ppmを下回る引き込み範囲の幅が
広いPLL回路7が必要である。また周波数の誤差精度
が±100ppm(例えばビデオカメラ)のアナログビ
デオ信号1を入力し、この入力によって出力クロック1
2を発生させるととともに、ロック状態を維持するため
には±100ppmを下回れば引き込み範囲の幅が狭い
PLL回路6を使用できる。
【0010】また、一般にPLL回路では、同じ周波数
精度を有するアナログビデオ信号1に対して、上記引き
込み範囲の幅を広げると出力されるクロックの周波数安
定度は低くなり、逆に引き込み範囲の幅を狭めると出力
されるクロックの周波数安定度は最高で入力するアナロ
グビデオ信号が有する周波数精度まで向上する。これは
例えば引き込み範囲の幅が±5000ppmのPLL回
路に周波数精度の誤差が±100ppmのアナログビデ
オ信号1の入力(例 ビデオカメラよりの入力)があっ
たときの出力クロック12の周波数安定度は±5000
ppmであり、引き込み範囲の幅が±100ppmのP
LL回路で周波数精度の誤差が±100ppmのアナロ
グビデオ信号1の入力(例 民生用VTRよりの入力)
があったときの周波数安定度は±100ppmであり、
後者のほうが周波数安定度が高い。これにより図7にお
いての同期信号の立ち下がりとクロックの立ち上がりの
時間的誤差は後者のほうが小さくなる。したがってPL
L回路のクロックをA/D変換器2に出力する出力クロ
ック12として使用する場合、ロックはずれ状態となら
ない範囲でできるだけ周波数安定度の高いものが望まし
い。
【0011】その理由は、一般に画像符号化装置では、
画像のフレーム間の差分を検出し符号化を行っている。
上記A/D変換器の出力が上記周波数安定度が低いため
に時間によりサンプルポイントがフレーム間で異なると
上述のように画像が揺らぎ、実際には静止した画像でも
動き情報として取り扱かうので、結果として符号化後の
情報量が増大するためである。
【0012】従って、従来のA/D変換装置は入力する
アナログビデオ信号1が周波数精度の高いもの(例えば
ビデオカメラよりの入力)については、マニュアルで切
替信号発生器9を操作することでクロック8aを選択
し、また入力するアナログビデオ信号1が周波数精度の
低いもの(例えば民生用VTRよりの入力)について
は、マニュアルで切替信号発生器10を操作することで
クロック8bを選択し、選択したクロックを出力クロッ
ク12として出力していた。このようにして従来におい
ては入力するアナログビデオ信号1の周波数精度の差に
よって最適なPLL回路をマニュアルで選択し、A/D
変換処理を行っていた。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】以上のように従来のA
/D変換装置は構成されており、複数のPLL回路より
出力されるクロックの選択はマニュアルで行っていた。
そのためこの切替操作を誤ると、例えば周波数精度の低
いアナログビデオ信号1の入力に対し、引き込み範囲の
せまいPLL回路6を選択するとPLL回路6はロック
はずれ状態となり、A/D変換回路2が入力したアナロ
グビデオ信号1に対してクロックが供給されなくなる。
結果として正常な画像が出力されなくなる。
【0014】また、逆に周波数精度の高いアナログビデ
オ入力に対し引き込み範囲の広いPLL回路を選択する
と引き込み範囲が狭いPLL回路によるクロック周波数
の出力に比べて周波数安定度が低いため上記のようにあ
たかも画像が揺らいだようになるため符号化時に動き情
報として捉えられ、結果的に符号化能力が落ちるという
問題点があった。
【0015】本発明は上記のような問題点を解消するた
めになされたもので、アナログビデオ信号の周波数精度
に応じた適切クロック生成手段を自動的に選択し、適切
なクロックでA/D変換処理が可能なA/D変換処理装
置を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】この発明に係わるA/D
変換装置は、周波数精度の異なるアナログ信号を入力し
てデジタル信号に変換するA/D変換回路と、上記アナ
ログ信号を入力し、サンプリング周波数安定度の異なる
クロックを発生する複数のクロック生成手段と、上記ア
ナログ信号の周波数精度に適したサンプリング周波数安
定度を有する所定のクロックを発生するクロック生成手
段を、上記複数のクロック生成手段の内から自動的に選
択し、上記所定のクロックを上記A/D変換回路に出力
するクロック選択手段とを備えたものである。
【0017】また、次の発明に係わるA/D変換装置
は、クロック選択手段はサンプリング周波数安定度の高
い方のクロック生成手段のロック状態を検出するロック
検出回路を備え、このロック検出回路の出力信号により
ロックはずれ状態を検出したときには、サンプリング周
波数安定度の低い方のクロック生成手段を選択するもの
である。
【0018】更に、次の発明に係わるA/D変換装置
は、ロック検出回路は、クロック生成手段の出力電圧を
検出し、この出力電圧が所定範囲からはみ出ると、上記
クロック生成手段のロックはずれ状態とする判定信号を
出力するものである。
【0019】
【作用】この発明におけるA/D変換装置は、クロック
選択手段がアナログ信号の周波数精度に適したサンプリ
ング周波数安定度を有する所定のクロックを発生するク
ロック生成手段を、複数のクロック生成手段の内から自
動的に選択し、所定のクロックをA/D変換回路に出力
するので、複数のクロック生成手段に対する選択が自動
化される。
【0020】また、次の発明におけるA/D変換装置
は、クロック選択手段はサンプリング周波数安定度の高
い方のクロック生成手段のロック状態を検出するロック
検出回路を備え、ロックはずれ状態を検出したときに
は、サンプリング周波数精度の低い方のクロック生成手
段を選択するので、A/D変換回路に供給するクロック
は常に適切なものになる。
【0021】更に、次の発明におけるA/D変換装置
は、ロック検出回路は、クロック生成手段の出力電圧を
検出し、この出力電圧が所定範囲からはみ出ると、上記
クロック生成手段のロックはずれ状態とする判定信号を
出力する構成とすることで、簡単にロック検出回路を製
造できる。
【0022】
【実施例】
実施例1.以下、この発明の一実施例を図について説明
する。図1は、実施例1に該当する画像符号化装置を示
す全体構成図であり、破線で囲んだ部分が当該A/D変
換装置である。図中、図5と同一符号は同一、又は相当
部分を示し説明を省略する。
【0023】6aは図6に示す低域通過フィルタ61よ
り出力される制御電圧601を電圧制御発振器62に出
力するとともに、この制御電圧601をPLL回路外部
にも出力を行うPLL回路6a、13はクロック生成手
段であるPLL回路6aが外部に出力した制御電圧60
1を入力することで、このPLL回路6aがロック状態
か否かを検出し、この検出結果を判定信号14として出
力するロック検出回路、11bはこの判定信号14を入
力し、これによりクロック8a、または8bの何れかを
選択し、選択したクロックを出力クロック12として出
力する切替器である。
【0024】また、図2は上述のロック検出回路13の
内部構成図であり、131は例えば1Vの固定電圧であ
り、132はこの1Vの固定電圧133と制御電圧60
1とを比較し、結果を論理信号1301として出力する
比較器A、133は例えば4Vの固定電圧であり、13
4はこの4Vの固定電圧133と制御電圧601を比較
し、結果を論理信号1302として出力する比較器B、
135は上記論理信号1301と論理信号1302との
論理和計算を行い、結果を判定信号14として出力する
OR回路である。
【0025】次に図1及び図2に基づいて動作を説明す
る。アナログビデオ信号1をA/D変換器2によりデジ
タルビデオ信号3に変換する動作は従来例と同様であ
る。ここでは本発明に係わる従来例との動作の違いにつ
いて述べる。図2においてPLL回路6aがロック状態
のときに出力される制御電圧601は1〜4Vの間であ
り、ロックはずれ状態の場合の制御電圧は1Vまたは4
Vの何れかが連続するものとする。
【0026】上述のような条件において、比較器A13
2は制御電圧601と1Vの固定電圧131を比較し、
制御電圧601の電圧が1Vと一定時間同等又はそれ以
下の場合、論理信号1301としてHレベル信号を出力
し、そうでない場合はLレベルの信号を出力する。同様
に比較器B134は制御電圧601と4Vの固定電圧1
33を比較し、制御電圧601の電圧が4Vと一定時間
同等又はそれ以上の場合、論理信号1302としてHレ
ベル信号を出力し、そうでない場合はLレベルの信号を
出力する。また、OR回路135は入力する2つの論理
信号1301と論理信号1302の何れかがHレベルで
あれば、判定信号14としてHレベルの信号を出力す
る。よって本構成ではロックはずれ状態の場合に判定信
号14はHレベルの信号を出力し、逆にロック状態の場
合はLレベルの信号を出力する。
【0027】以上のような判定信号14の出力により、
切替器11bにおいては、この判定信号14がLレベル
のときにはPLL回路6aを選択し、判定信号がHレベ
ルの時はPLL回路7を選択し、出力クロック12を出
力する。上述の構成とすると、PLL回路の選択の自動
化が可能となり、適切な出力クロック12を自動的にA
/D変換器2に供給するA/D変換装置を提供すること
ができるようになる。
【0028】実施例2.実施例1では2種類のPLL回
路を設けたが、更にそれ以上のPLL回路を設けても良
く、例として3種類のPLL回路を設けたものを図3に
示す。図中、図1と同一符号は同一、又は相当部分を示
し説明を省略する。
【0029】15はPLL回路6aとPLL回路7の中
間の引き込み範囲を有するPLL回路であり、周波数安
定度が上記2つのPLL回路の中間値となるようなクロ
ック8cを出力する。16はPLL回路15より出力さ
れる制御電圧1501を入力し、PLL回路15のロッ
ク状態を検知するロック検出回路であり、内部の構成要
素はロック検出回路13と同様である。また17はロッ
ク検出回路16より出力される判定信号であり、上記判
定信号14と同様なものである。
【0030】次に動作を説明する。基本的動作は実施例
1と同様であるため相違点のみを示す。ここで、アナロ
グビデオ信号1の種類が仮にA、B、Cと3種類の違っ
た周波数精度を有する信号を入力するものとする。以下
にこの3種類のアナログビデオ信号A〜Cの周波数精度
と各PLL回路の動作との関係を以下に示す。 信号A 周波数精度 高い(PLL回路6a、PLL回
路7、PLL回路15にてロック可能) 信号B 周波数精度 AとBとの中間(PLL回路7、
PLL回路15にてロック可能) 信号C 周波数精度 低い(PLL回路7のみでロック
可能)
【0031】従って、アナログビデオ信号1として信号
Aが入力された場合は、PLL回路6a、PLL回路1
5、及びPLL回路7の全てにおいてロック状態とな
る。これにより判定信号14、及び判定信号17は両方
ともLレベル信号が出力される。この2つの判定信号1
4、及び判定信号17により切替器11cはクロック8
aを出力クロック12として選択する。また、アナログ
ビデオ信号1として信号Bが入力されたときはPLL回
路7、及びPLL回路15がロック状態となる。そのた
め判定信号14からはHレベル信号、判定信号17から
はLレベル信号が各々出力される。この2つの判定信号
14、及び判定信号17により切替器11cはクロック
8cを出力クロック12として選択する。更に、アナロ
グビデオ信号1として信号Cが入力されたときはPLL
回路7のみがロック状態となる。この場合、判定信号1
4、及び判定信号17は両方ともHレベル信号が出力さ
れる。この2つの判定信号14、及び判定信号17によ
り切替器11cはクロック8bを出力クロック12とし
て選択する。
【0032】以上のように実施例2では実施例1に比べ
より細かくアナログビデオ信号1の周波数精度に対応す
ることができるようになる。
【0033】実施例3.上記実施例1及び実施例2では
A/D変換装置を画像符号化装置に用いた例を示した
が、上記構成により明白なようにアナログビデオ信号1
は同期信号を含む信号であれば何でも良く、特に符号化
装置に限定するものではない。また、図4に示すように
符号化部3の先に伝送回路18を接続し、画像伝送装置
として使用しても構わない。更に、本発明の構成におい
てはクロック生成手段としてPLL回路を用いたが、入
力する信号に対応してクロックが生成できるものであれ
ば他のクロック生成手段を使用しても構わないことはい
うまでもない。
【0034】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、A/
D変換装置は、クロック選択手段が、アナログ信号の周
波数精度に適したサンプリング周波数安定度を有する所
定のクロックを発生するクロック生成手段を、複数のク
ロック生成手段の内から自動的に選択し、所定のクロッ
クをA/D変換回路に出力するので、複数のクロック生
成手段に対する選択が自動化されることで、マニュアル
選択による煩わしさが無くなるとともに、クロック生成
手段の誤った選択を防止できるようになる。
【0035】また、次の発明によれば、A/D変換装置
は、クロック選択手段はサンプリング周波数安定度の高
い方のクロック生成手段のロック状態を検出するロック
検出回路を備え、ロックはずれ状態を検出したときに
は、サンプリング周波数安定度の低い方のクロック生成
手段を選択するので、A/D変換回路に供給するクロッ
クは常に適切なものになり、A/D変換回路より出力さ
れるデジタル信号の画質の向上を図ることができる。
【0036】更に、次の発明によれば、A/D変換装置
は、ロック検出回路は、クロック生成手段の出力電圧を
検出し、この出力電圧が所定範囲からはみ出ると、上記
クロック生成手段のロックはずれ状態とする判定信号を
出力する構成とすることで、簡単にロック検出回路を製
造できので、コストの低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1の画像符号化装置及びA/
D変換装置の構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示すA/D変換装置のロック検出回路の
内部構成を示すブロック図である。
【図3】この発明の実施例2の画像符号化装置及びA/
D変換装置の構成を示すブロック図である。
【図4】この発明の実施例3の画像符号化装置及びA/
D変換装置の構成を示すブロック図である。
【図5】従来の画像符号化装置及びA/D変換装置の構
成を示すブロック図である。
【図6】図5に示すA/D変換装置のPLL回路の内部
構成を示すブロック図である。
【図7】従来例におけるアナログビデオ信号の波形と出
力クロックの関係を示す波形図である。
【符号の説明】
1 アナログビデオ信号 2 A/D変換回路 3 デジタルビデオ信号 6、6a、7 PLL回路 601 制御電圧 8a、8b クロック 9 切替信号発生器 10 切替信号 11a、11b、11c 切替器 12 出力クロック 13 ロック検出回路 14 判定信号
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G06F 3/05 301 Z H03L 7/08

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周波数精度の異なるアナログ信号を入力
    してデジタル信号に変換するA/D変換回路と、 上記アナログ信号を入力し、サンプリング周波数安定度
    の異なるクロックを発生する複数のクロック生成手段
    と、 上記アナログ信号の周波数精度に適したサンプリング周
    波数安定度を有する所定のクロックを発生するクロック
    生成手段を、上記複数のクロック生成手段の内から自動
    的に選択し、上記所定のクロックをA/D変換回路に出
    力するクロック選択手段とを備えたことを特徴とするA
    /D変換装置。
  2. 【請求項2】 クロック選択手段はサンプリング周波数
    安定度の高い方のクロック生成手段のロック状態を検出
    するロック検出回路を備え、このロック検出回路の出力
    信号によりロックはずれ状態を検出したときには、サン
    プリング周波数安定度の低い方のクロック生成手段を選
    択することを特徴とする請求項第1項記載のA/D変換
    装置。
  3. 【請求項3】 ロック検出回路は、クロック生成手段の
    出力電圧を検出し、この出力電圧が所定範囲からはみ出
    ると、上記クロック生成手段のロックはずれ状態とする
    判定信号を出力することを特徴とする請求項第2項記載
    のA/D変換装置。
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