JPH0821366B2 - 質量分析装置 - Google Patents
質量分析装置Info
- Publication number
- JPH0821366B2 JPH0821366B2 JP63021046A JP2104688A JPH0821366B2 JP H0821366 B2 JPH0821366 B2 JP H0821366B2 JP 63021046 A JP63021046 A JP 63021046A JP 2104688 A JP2104688 A JP 2104688A JP H0821366 B2 JPH0821366 B2 JP H0821366B2
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- Japan
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- quadrupole mass
- mass filter
- quadrupole
- time
- mass
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Description
【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本発明は四重極質量分析装置に関する。
(ロ)従来の技術 従来、四重極マスフィルターは第2図に示すように4
本の電極棒21,22,23,24で構成されており、対向する一
対の電極棒21,23と他の一対の電極棒22,24の間に電圧 U+Vsinωt を印加し、これらの電極棒の間に四重極電界を形成し、
この電界に試料の組成を表わすイオン20を通して質量分
離している。ここでtは時間を表わし、Uは印加電圧の
直流成分、Vは周波数成分の振幅、ωは周波数成分の角
速度を表わす。
本の電極棒21,22,23,24で構成されており、対向する一
対の電極棒21,23と他の一対の電極棒22,24の間に電圧 U+Vsinωt を印加し、これらの電極棒の間に四重極電界を形成し、
この電界に試料の組成を表わすイオン20を通して質量分
離している。ここでtは時間を表わし、Uは印加電圧の
直流成分、Vは周波数成分の振幅、ωは周波数成分の角
速度を表わす。
四重極電界を通る質量m,電荷eのイオンが安定な軌道
を有するか否かはU,V,ωによって定まり、安定な軌道を
有しないイオンは四重極電界から離散するかあるいは電
極棒に吸収される。従って、(イオンは通常1価の場合
が多いから)、これらU,V,ωの一つまたは複数を走査す
ることにより質量スペクトルを採取できる。通常この走
査はωを固定し、UとVの比を一定にしてVを変化させ
る。
を有するか否かはU,V,ωによって定まり、安定な軌道を
有しないイオンは四重極電界から離散するかあるいは電
極棒に吸収される。従って、(イオンは通常1価の場合
が多いから)、これらU,V,ωの一つまたは複数を走査す
ることにより質量スペクトルを採取できる。通常この走
査はωを固定し、UとVの比を一定にしてVを変化させ
る。
第3図及び第5図はこのVの変化(走査)を例示した
ものである。第3図ではVを時間tに対して階段状に変
化させており、1ステップが1つの質量数に対応する。
第5図では直線的に変化させており、質量数mは連続的
に走査されている。
ものである。第3図ではVを時間tに対して階段状に変
化させており、1ステップが1つの質量数に対応する。
第5図では直線的に変化させており、質量数mは連続的
に走査されている。
(ハ)解決すべき課題 イオンを完全に分離してシャープな質量スペクトルを
得るには、夫々の質量数のイオンを一定時間以上四重極
電界中で飛行させる必要がある。イオンが四重極電界中
で飛行するのに要する時間をδTとすると、少なくとも
δT以上の時間四重極電界は一定(又は近似的に一定)
でなくてはならない。第3図のような階段状の走査では
1ステッ間TをδTより長くする必要があり、第5図の
ような連続的走査の場合では時間δT毎のVの変化δV
が十分小さくなるよう、走査の速度を押える必要があ
る。このような理由により走査に長い時間を要するとい
う問題があった。
得るには、夫々の質量数のイオンを一定時間以上四重極
電界中で飛行させる必要がある。イオンが四重極電界中
で飛行するのに要する時間をδTとすると、少なくとも
δT以上の時間四重極電界は一定(又は近似的に一定)
でなくてはならない。第3図のような階段状の走査では
1ステッ間TをδTより長くする必要があり、第5図の
ような連続的走査の場合では時間δT毎のVの変化δV
が十分小さくなるよう、走査の速度を押える必要があ
る。このような理由により走査に長い時間を要するとい
う問題があった。
(ニ)課題を解決するための手段 上記の問題を解決するため、本発明においては四重極
マスフィルターを直列に複数段に分割するとともに、前
段の四重極マスフィルターの電界走査より遅らせて後段
の四重極マスフィルターの電界を走査するようにした。
マスフィルターを直列に複数段に分割するとともに、前
段の四重極マスフィルターの電界走査より遅らせて後段
の四重極マスフィルターの電界を走査するようにした。
(ホ)作用 前段の四重極マスフィルターの電界走査と後段の四重
極マスフィルターの電界走査のずれ時間をΔTとする
と、第3図のような階段状の走査では1ステップの走査
に要する時間は後述のようにΔだけ減少し、質量走査が
Nステップの場合では(N−1)ΔTだけ走査時間が減
少する。また第5図のような連続的走査の場合では四重
極マスフィルターの分割数をMとすると走査スピードは
概略M倍になる。
極マスフィルターの電界走査のずれ時間をΔTとする
と、第3図のような階段状の走査では1ステップの走査
に要する時間は後述のようにΔだけ減少し、質量走査が
Nステップの場合では(N−1)ΔTだけ走査時間が減
少する。また第5図のような連続的走査の場合では四重
極マスフィルターの分割数をMとすると走査スピードは
概略M倍になる。
(ヘ)実施例 第1図は本発明の一実施例を示す構成図で、1はイオ
ン源、2は前段の四重極マスフィルター、3は後段の四
重極マスフィルター、4はイオン検出器、5,6は夫々四
重極マスフィルター2,3に四重極電界を与えかつこれら
を走査するRF電源(Radio Frequency電源)である。7
はコントローラでCPUを含み、イオン源1、RF電源5,6、
を制御し、イオン検出器4からの出力信号を受けて質量
スペクトルを表示する。四重極マスフィルター2,3は各
々第2図に示す従来のものに比べて1/2の長さで、電気
的に絶縁し、極力密着配置してある。従って四重極マス
フィルター2,3に同じ電界をかけた場合には、これらは
第2図のごとき従来の1個の四重極マスフィルターとし
て作用する。
ン源、2は前段の四重極マスフィルター、3は後段の四
重極マスフィルター、4はイオン検出器、5,6は夫々四
重極マスフィルター2,3に四重極電界を与えかつこれら
を走査するRF電源(Radio Frequency電源)である。7
はコントローラでCPUを含み、イオン源1、RF電源5,6、
を制御し、イオン検出器4からの出力信号を受けて質量
スペクトルを表示する。四重極マスフィルター2,3は各
々第2図に示す従来のものに比べて1/2の長さで、電気
的に絶縁し、極力密着配置してある。従って四重極マス
フィルター2,3に同じ電界をかけた場合には、これらは
第2図のごとき従来の1個の四重極マスフィルターとし
て作用する。
イオン源1は種々可能であるが、本例では電子衝撃形
イオン化箱で、ガスクロマトグラフィー分析装置等に接
続され、イオンを加速する引出し電極を有する。試料の
組成を表わすイオンはこのイオン源1から四重極マスフ
ィルター2の入口の方へ連続的に出射する。
イオン化箱で、ガスクロマトグラフィー分析装置等に接
続され、イオンを加速する引出し電極を有する。試料の
組成を表わすイオンはこのイオン源1から四重極マスフ
ィルター2の入口の方へ連続的に出射する。
第4図及び第6図は本実施例の質量分析装置の質量走
査を表わす。すなわち、四重極マスフィルター2,3の各
々の対向する一対の電極棒と他の一対の電極棒の間に、
電圧 A1=U1+V1sinωt A2=U2+V2sinωt を印加し、U1/V1=U2/V2=一定としてV1,V2を時間的に
ΔTだけずらせて走査する。
査を表わす。すなわち、四重極マスフィルター2,3の各
々の対向する一対の電極棒と他の一対の電極棒の間に、
電圧 A1=U1+V1sinωt A2=U2+V2sinωt を印加し、U1/V1=U2/V2=一定としてV1,V2を時間的に
ΔTだけずらせて走査する。
第4図はこのV1,V2を階段状に走査する場合を表示し
ている。この走査の一つの質量数mに対応する1ステッ
プの前後についてさらに詳しく説明すると、図示するよ
うに時刻t′からt′+ΔTの間では四重極マスフィル
ター2は質量mを選択しているが四重極マスフィルター
3は質量m−1を選択しており、質量m−1を有するイ
オンが検出器4で検出されている。時刻tに四重極マス
フィルター2に入射した質量mのイオンは時刻t′から
t′+ΔTの間四重極マスフィルター2の中を飛行し、
時刻t′+ΔTに四重極マスフィルター3の入口に達す
る。時刻t′+ΔTから時刻t′+Tまでは四重極マス
フィルター2,3共に質量mを選択している。時刻t′に
四重極マスフィルター2に入射し時刻t′+ΔTに四重
極マスフィルター3の入口に達した質量mのイオンは、
時刻t′+ΔtからT′+2ΔTの間四重極マスフィル
ター3中を飛行し、検出器4で検出される。時刻t′+
Tからt′+T+ΔTの間では、四重極マスフィルター
3は質量mを選択しているが四重極マスフィルター2は
質量m+1を選択しており、時刻t′+T以前に四重極
マスフィルター2を飛行した質量mを有するイオンが検
出される。本例ではΔTはイオンが四重極マスフィルタ
ー2を飛行するのに要する時間、即ちδT/2に等しい。
質量スペクトルを採取するには T>ΔT=δT/2 である必要がある。第2図のごとき従来の質量分析装置
の質量走査では T>δT である必要があるが、本実施例の場合、従来に比較して
最大約2倍の速さで質量スペクトルを採取できことにな
る。
ている。この走査の一つの質量数mに対応する1ステッ
プの前後についてさらに詳しく説明すると、図示するよ
うに時刻t′からt′+ΔTの間では四重極マスフィル
ター2は質量mを選択しているが四重極マスフィルター
3は質量m−1を選択しており、質量m−1を有するイ
オンが検出器4で検出されている。時刻tに四重極マス
フィルター2に入射した質量mのイオンは時刻t′から
t′+ΔTの間四重極マスフィルター2の中を飛行し、
時刻t′+ΔTに四重極マスフィルター3の入口に達す
る。時刻t′+ΔTから時刻t′+Tまでは四重極マス
フィルター2,3共に質量mを選択している。時刻t′に
四重極マスフィルター2に入射し時刻t′+ΔTに四重
極マスフィルター3の入口に達した質量mのイオンは、
時刻t′+ΔtからT′+2ΔTの間四重極マスフィル
ター3中を飛行し、検出器4で検出される。時刻t′+
Tからt′+T+ΔTの間では、四重極マスフィルター
3は質量mを選択しているが四重極マスフィルター2は
質量m+1を選択しており、時刻t′+T以前に四重極
マスフィルター2を飛行した質量mを有するイオンが検
出される。本例ではΔTはイオンが四重極マスフィルタ
ー2を飛行するのに要する時間、即ちδT/2に等しい。
質量スペクトルを採取するには T>ΔT=δT/2 である必要がある。第2図のごとき従来の質量分析装置
の質量走査では T>δT である必要があるが、本実施例の場合、従来に比較して
最大約2倍の速さで質量スペクトルを採取できことにな
る。
第6図はV1,V2を連続的に走査する場合を表示してい
る。V1とV2は図示するように時間の関数で、時間的にΔ
T(=δT/2)だけずらせてある。時刻t′に四重極マ
スフィルター2に入射した質量mのイオンは時刻t′か
らt′+ΔTの間四重極マスフィルター2の中を飛行
し、時刻t′+ΔTに四重極マスフィルター3の入口に
達する。
る。V1とV2は図示するように時間の関数で、時間的にΔ
T(=δT/2)だけずらせてある。時刻t′に四重極マ
スフィルター2に入射した質量mのイオンは時刻t′か
らt′+ΔTの間四重極マスフィルター2の中を飛行
し、時刻t′+ΔTに四重極マスフィルター3の入口に
達する。
この間四重極マスフィルター2の電界を定めるV1はδ
V1だけ変化する。V1の変化率は第5図のVの変化率の2
倍であるので、δV1はδVに等しい。時刻t′+ΔTに
四重極マスフィルター3の入口に達した質量mのイオン
は、時刻t′+ΔTからt′+2ΔT(即ちt′+δ
T)の間四重極マスフィルター3の中を飛行し、検出器
4で検出される。この間四重極マスフィルター3の電界
を定めるV2はδV2だけ変化する。V2の変化率は第5図の
Vの変化率の2倍であるので、δV2もδVに等しい。以
上の時刻t′からt′+δTの間四重極マスフィルター
2及び四重極マスフィルター3の中を飛行したイオンか
ら見た四重極電界の変化(Vの変化)は図のようにδV
(=δV1=δV2)である。即ちV1,V2の変化率はVの変
化率の2倍であるが、飛行したイオンから見た全体の変
化率は従来と同じであり、結果として分解能を低下させ
ずに走査スピードを概略2倍に向上したことになる。
V1だけ変化する。V1の変化率は第5図のVの変化率の2
倍であるので、δV1はδVに等しい。時刻t′+ΔTに
四重極マスフィルター3の入口に達した質量mのイオン
は、時刻t′+ΔTからt′+2ΔT(即ちt′+δ
T)の間四重極マスフィルター3の中を飛行し、検出器
4で検出される。この間四重極マスフィルター3の電界
を定めるV2はδV2だけ変化する。V2の変化率は第5図の
Vの変化率の2倍であるので、δV2もδVに等しい。以
上の時刻t′からt′+δTの間四重極マスフィルター
2及び四重極マスフィルター3の中を飛行したイオンか
ら見た四重極電界の変化(Vの変化)は図のようにδV
(=δV1=δV2)である。即ちV1,V2の変化率はVの変
化率の2倍であるが、飛行したイオンから見た全体の変
化率は従来と同じであり、結果として分解能を低下させ
ずに走査スピードを概略2倍に向上したことになる。
以上の実施例では四重極マスフィルターを直列に2段
に分割した場合について説明したが、3段以上の場合も
同様である。
に分割した場合について説明したが、3段以上の場合も
同様である。
(ト)効果 本発明によると四重極質量分析装置の分解能を低下さ
せることなく高速で質量スペクトルを採取でき、特にキ
ャピラリーカラムを用いたガスクロマトグラフと組合わ
せる場合のような高速質量走査を必要とするときに有用
である。
せることなく高速で質量スペクトルを採取でき、特にキ
ャピラリーカラムを用いたガスクロマトグラフと組合わ
せる場合のような高速質量走査を必要とするときに有用
である。
第1図は本発明の一実施例を示す構成図、第2図は従来
の四重極マスフィルターを示す図、第3図及び第5図は
第2図の従来の四重極マスフィルターの電界走査を表わ
す図であり、第4図及び第6図は第1図の実施例装置の
質量走査を例示する図である。 1……イオン源、4……イオン検出器 2,3……四重極マスフィルター 5,6……RF電源、7……コントローラ 21,22,23,24……電極棒
の四重極マスフィルターを示す図、第3図及び第5図は
第2図の従来の四重極マスフィルターの電界走査を表わ
す図であり、第4図及び第6図は第1図の実施例装置の
質量走査を例示する図である。 1……イオン源、4……イオン検出器 2,3……四重極マスフィルター 5,6……RF電源、7……コントローラ 21,22,23,24……電極棒
Claims (1)
- 【請求項1】4本の電極で構成される四重極マスフィル
ターに試料の組成を表わすイオンを通し、この四重極マ
スフィルターの電界を走査して試料の組成を表わす質量
スペクトルを採取する装置において、四重極マスフィル
ターを直列に複数段に分割するとともに、前段の四重極
マスフィルターの電界走査より遅らせて後段の四重極マ
スフィルターの電界を走査することを特徴とする質量分
析装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63021046A JPH0821366B2 (ja) | 1988-01-29 | 1988-01-29 | 質量分析装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63021046A JPH0821366B2 (ja) | 1988-01-29 | 1988-01-29 | 質量分析装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01195647A JPH01195647A (ja) | 1989-08-07 |
JPH0821366B2 true JPH0821366B2 (ja) | 1996-03-04 |
Family
ID=12043985
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63021046A Expired - Fee Related JPH0821366B2 (ja) | 1988-01-29 | 1988-01-29 | 質量分析装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0821366B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009516900A (ja) * | 2005-11-23 | 2009-04-23 | エムディーエス アナリティカル テクノロジーズ, ア ビジネス ユニット オブ エムディーエス インコーポレイテッド, ドゥーイング ビジネス スルー イッツ サイエックス ディビジョン | イオントラップ質量分析計を走査するための方法および装置 |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB0210930D0 (en) * | 2002-05-13 | 2002-06-19 | Thermo Electron Corp | Improved mass spectrometer and mass filters therefor |
US7078686B2 (en) * | 2004-07-23 | 2006-07-18 | Agilent Technologies, Inc. | Apparatus and method for electronically driving a quadrupole mass spectrometer to improve signal performance at fast scan rates |
EP3118887A4 (en) | 2014-03-31 | 2017-04-26 | Shimadzu Corporation | Mass spectrometry method and mass spectrometry device |
-
1988
- 1988-01-29 JP JP63021046A patent/JPH0821366B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009516900A (ja) * | 2005-11-23 | 2009-04-23 | エムディーエス アナリティカル テクノロジーズ, ア ビジネス ユニット オブ エムディーエス インコーポレイテッド, ドゥーイング ビジネス スルー イッツ サイエックス ディビジョン | イオントラップ質量分析計を走査するための方法および装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01195647A (ja) | 1989-08-07 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |