JPH08213185A - 静電気除去装置 - Google Patents

静電気除去装置

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JPH08213185A
JPH08213185A JP3597295A JP3597295A JPH08213185A JP H08213185 A JPH08213185 A JP H08213185A JP 3597295 A JP3597295 A JP 3597295A JP 3597295 A JP3597295 A JP 3597295A JP H08213185 A JPH08213185 A JP H08213185A
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JP
Japan
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electrode
flow passage
cylindrical space
static eliminator
flow
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Pending
Application number
JP3597295A
Other languages
English (en)
Inventor
Junichi Moriya
順一 森谷
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OSAKA CHUO DIECAST KK
Original Assignee
OSAKA CHUO DIECAST KK
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  • Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 流通路を高速で通過する粒子
含有空気流による放電電極部の破損・摩滅を防止するよ
う構成された静電気除去装置を提供するにある。 【構成】 一端に流入口(Aa)、他端に流
出口(Ab)を有する流通路(Ac)に、上流側から順に圧搾空
気導入部(1b)及び放電電極部を設け、上記流入口(Aa)か
ら導入される原料粒子・空気を流通路(Ac)内で加速しか
つイオン化し、上記流出口(Ab)からイオンブロウとして
噴出するよう構成された静電気除去装置であって、流通
路(Ac)内に突出する1対もしくはそれ以上の電極(27)を
有する上記放電電極部が設けられた流通路部(22)を、上
記電極(27)の上流側に段部(25)を形成してその部から下
流側の流通路部(22)の内径を拡大し、該段部(25)によっ
て上記突出された電極(27)を高速の原料粒子の流れから
保護するように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プラスチック製品の成
形において、成形機に供給するプラスチック原料の静電
気を除去し、また成形品及び金型の帯電を除去するに好
適な静電気除去装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、プラスチック成形に際しては、原
料ペレットや成形品を粉砕して得られる再生原料等の粒
子状原料が用いられている。これらの材料粒子は通常空
気流と共に吸引移送されているが、この移送過程におい
て粒子同士の接触や粒子と移送壁等との摺動によって静
電気を帯びてしまう。このような帯電は材料粒子の円滑
な供給や計量器の作動を妨げたり、二種以上を混合する
場合は静電気によって分離が生じ均一な混合を妨げたり
するという問題を発生する。また、帯電はこのような材
料から成形された製品やその成形金型にも生じ、これが
ゴミやホコリ等の付着や黒点等の発生又は金型へのゴミ
やホコリ等の侵入という問題も発生させる。
【0003】このような問題に対して、イオンを含む空
気を噴出するよう構成された静電気除去装置を用いて原
料、製品、成形金型等の帯電を防止・除去する方法があ
る。上記静電気除去装置及び静電気除去方法に関して
は、既に本願出願人によって出願されている(特願平5
−210212号)。
【0004】上記出願にかかる静電気除去装置は、図2
に示すように、一端に流入口(a)、他端に流出口(b)を有
する流通路(c)に、上流側から順に原料・空気導入部
(X)、圧搾空気導入部(Y)及び放電電極部(Z)を設け、上
記流入口(a)から導入される空気を流通路(c)内で加速し
かつイオン化し、上記流出口(b)からイオンブロウとし
て噴出するよう構成されているが、これを成形材料(ペ
レット等の粒状原料)の帯電防止・除去に使用する場合
は、流入口(a)から上記材料を空気流と共に導入し、流
通路(c)内でイオン雰囲気と接触させた後流出口(b)から
イオンブロウと共に噴出して、成形機の原料ホッパに供
給するように用いられる。(なお、図中の各部材に付し
た番号は、後述する実施例において用いられるものと同
一部材のものであるため、実施例にて使用する番号で示
してあり、これらについての詳細な説明は実施例の記載
を参照されたい。)
【0005】ところで、上記放電電極部は通常流通路
(c)に突出する複数対の電極を有している。このような
構成では、原料を空気流に含ませて流出口(b)から噴出
させる場合、突出した電極に加速された空気流に含有さ
れている粒子が衝突して電極が破損・摩滅されるという
問題がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、流通路を高
速で通過する粒子含有空気流による放電電極部の破損・
摩滅を防止するよう構成された静電気除去装置を提供す
るにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】かくして本願『請求項
1』にかかる発明によれば、『一端に流入口(Aa)、他端
に流出口(Ab)を有する流通路(Ac)に、上流側(イ)から順
に圧搾空気導入部(1b)及び放電電極部を設け、上記流入
口(Aa)から導入される空気を流通路(Ac)内で加速しかつ
イオン化し、上記流出口(Ab)からイオンブロウとして噴
出するよう構成された静電気除去装置であって、上記放
電電極部が、流通路(Ac)内に突出する1対もしくはそれ
以上の電極(27)を有すると共に、上記放電電極部が設け
られた流通路部(22)が上記突出された電極(27)の上流側
に段部(25)が形成されてその部(25)から下流側の流通路
部(22)の内径が拡大されてなり、該段部(25)が上記突出
された電極(27)を保護しうる高さに設定されてなる静電
気除去装置(A)』が提供される。
【0008】本発明の静電気除去装置(A)において、放
電電極部は流通路(Ac)に突出する1対もしくはそれ以上
の電極(27)対を有する。なお、各電極(27)は、流路軸に
対して直交する方向に設けられていても良くまた下流側
に向うべく斜め方向に設けられるものであっても良い。
【0009】上記放電電極部が設けられた流通路部(22)
は、上記突出された電極(27)の上流側に段部(25)が形成
されると共にその部(25)から下流側は流路径が拡大され
るように形成される。また上記段部(25)は、流通路(Ac)
を通過する空気流に含有される粒子が上記突出された電
極(27)に接触しない位置及び高さに設定される。
【0010】
【作用】本願『請求項1』にかかる発明によれば、流入
口(Aa)から流通路(Ac)に導入された粒子含有空気流は、
途中で供給される圧搾空気により加速された後、高速で
流通路(Ac)を通過し流出口(Ab)から噴出される。ところ
で加速された粒子含有空気流が通過する放電電極部にお
いては、電極(27)が流通路(Ac)内に突出して設けられて
いるが、その電極(27)の上流側には段部(25)が形成され
ていてしかもその段部(25)は電極(27)の突出度よりも高
く設定されているのであたかも防護壁として機能し、電
極(27)が高速の粒子と接触することが防止されることと
なる。
【0011】
【実施例】以下、本発明を図示実施例に従って詳述する
が、これによって本発明が限定されるものではない。 実施例1 図1は本願『請求項1』にかかる静電気除去装置の一例
の要部断面概略図である。同図において、静電気除去装
置(A)は、導入管(1)及びディフューザ管(2)から主とし
て構成されている。
【0012】導入管(1)は、静電気除去装置(A)のうちで
上流側(イ)に位置し、その上流側開口部はこの除去装置
(A)の流入口(Aa)を形成する。この導入管(1)は、同図に
示すような形状をしており、中央部から上流側は供給部
(1a)を形成し、中央部から下流側はスロート部(1b)を形
成している。供給部(1a)の内部は、上流側開口部の内径
が次第に狭められる円錐台状空間部(10)に形成され、ス
ロート部(1b)の内部は、供給部(1a)の狭められた径を維
持する円柱状空間部(11)と、この径を急に広げる短円錐
台状空間部(12)と、広げられた径を再び次第に狭める長
円錐台状空間部(13)とから構成されている。
【0013】上記供給部(1a)の外周面には鍔(14)が形成
されると共に該鍔(14)から下流側に所定の範囲で雄ねじ
部(15)が螺設されている。上記導入管(1)の外周面の中
央部及び下流側開口端にはそれぞれOリング(4)(5)を収
納する環状凹溝(16)(17)が設けられている。また環状凹
溝(16)と(17)の間の外周面は切削されており、後述する
ディフューザ管(2)とでエア供給空間(18)を構成する。
上記スロート部(1b)には、短円錐台状空間部(12)と上記
エア供給空間(18)とを連通する多数のノズル孔(19)が穿
設されている。各ノズル孔(19)は同図に示すように長円
錐台状空間部(13)のテーパと略同位に傾斜して設けられ
ている。
【0014】ディフューザ管(2)は、同図に示すように
外径が概略3つに異なる管部(以下、大径管部・小径管
部・中径管部という)が連結された外観を有し、大径管
部(2a)が上流側に位置し下流に向かって小径管部(2b)、
中径管部(2c)の順に連結されている。また内部は、大円
柱状空間部(20)、小円柱状空間部(21)及び中円柱状空間
部(22)が順に接続されており、大円柱状空間部(20)と小
円柱状空間部(21)との接続部及び小円柱状空間部(21)と
中円柱状空間部(22)との接続部にはそれぞれ段部(24)(2
5)が形成されている。また、ディフュ−ザ管(2)の下流
側開口端は、この静電気除去装置(A)の流出口(Ab)を形
成している。
【0015】大径管部(2a)の上流側開口部から円筒内面
の所定部分までは上記導入管(1)の雄ねじ部(15)と螺合
する雌ねじ部(23)が螺設されており、ここに上記導入管
(1)がその鍔(14)が当接するまで螺挿できるように構成
されている。そして上記螺挿された状態では、導入管
(1)のスロート部(1b)の先端は上記段部(24)に当接して
おり、スロート部(1b)内の円柱状空間部(11)が上記小円
柱状空間部(21)に接合されている。
【0016】また、上記大径管部(2a)には、その内壁面
と前記導入管(1)のスロート部(1b)の外周壁面とで形成
されるエア供給空間(18)に連通するねじ孔(26)が螺設さ
れており、ここには、図示しないが、エアーコンプレッ
サに接続された空気供給管の口金が接続されている。
【0017】上記ディフュ−ザ管(2)において、中円柱
状空間部(22)の上流側でかつ段部(25)近傍の管壁には、
複数対の電極(27)が埋設されており、電極端部は中円柱
状空間部(22)に突出されている。各電極は本例では流路
軸に対して略直角方向に設けられており、突出した部分
の長さは段部(25)の高さよりも低くなるように設定され
ている。上記電極対の間には4kVから10kVの直流電
圧が印加されるように構成されている。また上記電極(2
7)はカバー(28)にて保護されている。
【0018】上記した導入管(1)及びディフューザ管(2)
を同図に示すように接続した静電気除去装置(A)におい
て、上流側から下流側に順に、流入口(Aa)→円錐台状空
間部(10)→円柱状空間部(11)→短円錐台状空間部(12)→
長円錐台状空間部(13)→小円柱状空間部(21)→中円柱状
空間部(22)→流出口(Ab)と連結する流通路(Ac)が構成さ
れている。
【0019】以上のように構成された静電気除去装置
(A)を、例えば成形原料乾燥機から射出成形機の原料ホ
ッパに接続される吸引管路(6)に介設した例を用いて、
その作用を説明する。吸引管路(6)を作動させると、成
形原料は乾燥機から原料ホッパに吸い上げられるが、こ
のとき成形原料粒子は上記静電気除去装置(A)の流通路
(Ac)を上流側から下流側へ空気流と共に移送される。
【0020】一方、静電気除去装置(A)のエア供給空間
(18)に圧縮エアを供給すると共に、電極に所定の電圧を
印加しておくと、スロート部(1b)を通過する原料含有空
気流は、ここで複数のノズル孔(19)を通じて流通路(Ac)
に噴出される圧縮エアにより加速されてディフューザ管
(2)の下流の中円柱状空間部(22)での速度低下が防止さ
れる。そして上記空間部(22)を通過する原料含有空気流
は、電極間の放電により電離されイオン化される。この
とき、空気流に含有される原料粒子に帯電が生じていれ
ば発生したイオンにより速やかに電気的に中和されるこ
ととなる。
【0021】ところで、流通路(Ac)を高速で通過する粒
子含有空気流は、ディフューザ管(2)内における小円柱
状空間部(21)と中円柱状空間部(22)との接合部を通過す
る際に、ここに構成された段部(25)により中円柱状空間
部(22)の段部(25)近傍でかつ管壁近傍の空間部はほとん
ど通過しないこととなる。そしてこの空間部に丁度放電
電極部の各電極端部が露出されており、結局、各電極端
部は、上記段部(25)があたかも壁のようになって高速の
粒子の流れと接触することが防止され、この粒子の流れ
との衝突による破損・摩滅が免れることとなる。
【0022】
【発明の効果】本発明によれば、成形材料粒子を吸引移
送する途中で該材料粒子の帯電を効果的に除去できると
共に、高速で通過する粒子とは接触しない部位に放電電
極部が露出されていてこれらの電極の破損・摩滅が効果
的に防止されるので、除電効率良好でかつ耐久性良好な
静電気除去装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の静電気除去装置の一例の縦断面図
【図2】従来例の静電気除去装置の縦断面図
【符号の説明】
(1)…導入管 (1a)…供給部 (1b)…スロート部 (2)…ディフ
ューザ管 (3)…微粒子トラップ管 (4),(5)…O
リング (10)…円錐台状空間部 (11)…円柱状
空間部 (12)…短円錐台状空間部 (13)…長円錐
台状空間部 (14)…鍔 (15)…雄ねじ
部 (16),(17)…環状凹溝 (18)…エア供
給空間 (19)…ノズル孔 (20)…大円柱
状空間部 (21)…小円柱状空間部 (22)…中円柱
状空間部 (23)…雌ねじ部 (24),(25)…
段部 (27)…放電電極

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端に流入口、他端に流出口を有
    する流通路に、上流側から順に圧搾空気導入部及び放電
    電極部を設け、上記流入口から導入される空気を流通路
    内で加速しかつイオン化し、上記流出口からイオンブロ
    ウとして噴出するよう構成された静電気除去装置であっ
    て、 上記放電電極部が、流通路内に突出する1対もしくはそ
    れ以上の電極を有すると共に、上記放電電極部が設けら
    れた流通路部が上記突出された電極の上流側に段部が形
    成されてその部から下流側の流通路部の内径が拡大され
    てなり、該段部が上記突出された電極を保護しうる高さ
    に設定されてなる静電気除去装置。
JP3597295A 1995-01-31 1995-01-31 静電気除去装置 Pending JPH08213185A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002000567A3 (de) * 2000-06-30 2002-07-11 Michael Manes Werkstoff sowie verfahren und vorrichtung zu seiner herstellung
JP2012038510A (ja) * 2010-08-05 2012-02-23 Seiko Denki Kk イオン発生器

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