JPH08212687A - 動圧型流体軸受式ディスク駆動装置 - Google Patents

動圧型流体軸受式ディスク駆動装置

Info

Publication number
JPH08212687A
JPH08212687A JP7034392A JP3439295A JPH08212687A JP H08212687 A JPH08212687 A JP H08212687A JP 7034392 A JP7034392 A JP 7034392A JP 3439295 A JP3439295 A JP 3439295A JP H08212687 A JPH08212687 A JP H08212687A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fixed shaft
thrust bearing
lubricant
dynamic pressure
cylindrical member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7034392A
Other languages
English (en)
Inventor
Akihiro Mochizuki
章弘 望月
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Victor Company of Japan Ltd
Original Assignee
Victor Company of Japan Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Victor Company of Japan Ltd filed Critical Victor Company of Japan Ltd
Priority to JP7034392A priority Critical patent/JPH08212687A/ja
Publication of JPH08212687A publication Critical patent/JPH08212687A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C33/00Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
    • F16C33/72Sealings
    • F16C33/74Sealings of sliding-contact bearings
    • F16C33/741Sealings of sliding-contact bearings by means of a fluid
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C2370/00Apparatus relating to physics, e.g. instruments
    • F16C2370/12Hard disk drives or the like

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Rotational Drive Of Disk (AREA)
  • Sliding-Contact Bearings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 外力の衝撃に耐えると共に、高い浮上量を確
保し得る動圧型流体軸受式ディスク駆動装置を得る。 【構成】 ステータ部を備えたベース22上に一端部に
て垂設された固定軸21と、前記固定軸の段部に一端部
の位置が規制されたスラスト軸受28と、外周面に動圧
発生部が形成され、前記スラスト軸受28の他端部を位
置規制するよう前記固定軸21に嵌挿された筒状部材2
9と、前記スラスト軸受28に潤滑剤を介して回転自在
に支持されディスクを保持する回転体と、前記固定軸2
1の他端部側で装置の固定部21と前記筒状部材29を
介して前記スラスト軸受28を前記段部に圧接する固定
手段とよりなる動圧型流体軸受式ディスク駆動装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、円盤状記録媒体を回転
駆動するのに好適な動圧型流体軸受式ディスク駆動装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、機器の小型化に伴って情報を記録
する手段としての磁気ディスク装置等、記録再生用ディ
スク駆動装置の薄型化及び小型化が進んでいる。そし
て、この種の装置の心臓部である回転駆動部は、駆動ハ
ブの中に軸受とモータ部の両方を内蔵し、かつ駆動ハブ
の外周に複数枚の記録再生用のディスクを取付けること
により、装置の小型化と記憶容量の増大を図る動きがあ
る。また、記録の高密度化を図るためには回転主軸部の
精度を飛躍的に高める必要がある。
【0003】図3はこの種の動圧型流体軸受式ディスク
駆動装置の一例を示す断面図、図4はスラスト軸受部の
拡大断面図である。両図において、固定部であるベース
2に垂設したステンレス製の固定軸1には、情報記録媒
体であるアルミニウム製の複数枚のディスク3,3を保
持したディスク保持体4が動圧軸受部によって回転自在
に支持される構成としてある。
【0004】ディスク保持体4は外周面でディスク3を
保持する回転主体であるアルミニウム製のハブ5と、こ
のハブ5の最内周面にて固定軸1と潤滑剤を介して摺接
するスリーブ6と、ハブ5のディスク3の取付け側の外
周部にて磁性材からなるバックヨーク7を介して保持さ
れるマグネット8と、固定軸1の上部に圧入にて固定さ
れたスラスト軸受9をスリーブ6間で保持するようハブ
5にねじ10にて固定されたトップカバー11とよりな
る。従って、ディスク保持体4はスラスト軸受を規準と
して上下方向の所定以上の移動が規制されることにな
る。
【0005】トップカバー11と対向するスラスト軸受
9の上面には動圧発生用のヘリングボーン状の溝9Aが
形成されている。
【0006】固定軸1とスリーブ6との摺接面には動圧
発生用のヘリングボーン状の溝12,13が形成されて
おり、これらのヘリングボーン状の溝12,13は固定
軸1またはスリーブ6の一方の面に形成されていれば良
いものである。また、固定軸1のトップカバー11との
対向面には螺旋状の動圧発生溝14が形成される一方、
軸の上端部は装置の天板15がねじ16にて固定されて
いる。
【0007】また、ベース2上には上記マグネット8と
所定の間隔を保って対向配置されたステータ17が固定
されている。このマグネット8のステータ17に対する
吸引力によりディスク保持体4はPz方向に常時引き寄
せられている。
【0008】そして、ディスク保持体4は固定軸1及び
スラスト軸受9を中心として上記ヘリングボーン状の溝
12,13、動圧発生溝9A内に挿入されたオイルまた
はグリース等の潤滑剤18を介して回転する。
【0009】ここで、ステータ17に通電するとマグネ
ット8を保持したディスク保持体4は所定方向に回転駆
動されることにより、上記動圧発生用のヘリングボーン
状の溝12,13のポンピング力(浮上力)によりスリ
ーブ6が固定軸1に対して半径方向にセンタリングされ
る一方、スラスト軸受9上の上記動圧発生用のヘリング
ボーン状の溝9Aによりトップカバー11を軸方向に浮
上(約5〜10μm)させることにより、ディスク保持
体4は固定軸1に対して無接触で回転する。この回転に
より、固定軸1上に形成された上記螺旋状の動圧発生溝
14の作用によるポンピング力によって動圧発生部に充
填された潤滑剤18はハブ5の内部に押し込まれ固定軸
1の上端におけるトップカバー11と天板15との隙間
gからの漏洩が阻止される。
【0010】また、図8は動圧型流体軸受式ディスク駆
動装置の他の従来例を示す断面図、図9は図8における
スラスト軸受部の拡大断面図である。即ち、この図にあ
っては、上記した例におけるスラスト軸受9を固定軸1
に圧入固定する代わりに、上記図3,図4に採用されて
いる固定軸1より短い寸法の固定軸1Aとし、スラスト
軸受9を固定軸1に螺合する延長固定軸1Bとで挟持す
る形態である。そして、この延長固定軸1Bは上記と同
様に螺旋状の動圧発生溝1B1 がトツプカバー11との
対向面に形成されている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上記図3,図4におけ
る従来装置にあっては、固定軸1に圧入固定されたスラ
スト軸受9によってディスク保持体4の上方向の移動は
スリーブ6の上端面によって規制され、また下方向への
移動はトップカバー11によってそれぞれの方向が規制
されることにより、図5に示すように浮上量が確保され
ることになる。
【0012】ところで、この種動圧型流体軸受式ディス
ク駆動装置に課せられた衝撃値の一般的な仕様は、 回転時…2G 非回転時…100〜500G である。上記した各部品を組立てたディスク保持体4の
重量は、ディスク5枚の実装品で150g、ディスク1
0枚の実装品で250gであり、ディスク10枚の実装
品ではディスク保持体4には最大125Kg(=500
×250)の衝撃荷重が作用することになる。この衝撃
荷重はトップカバー11の下端面またはスリーブ6の上
端面にそれぞれ作用するものであるからスラスト軸受9
の固定軸1に対する固定状態が非常に重要な要素とな
る。
【0013】スラスト軸受9の固定軸1に対する固定に
おける圧入力が弱いと、スラスト軸受9は上記した衝撃
荷重に耐えられなくなって初期設定位置より移動し、こ
れに伴ってディスク保持体4も固定軸1上を大きく移動
してしまって装置全体に致命的な欠陥を引き起こすこと
になる。
【0014】またスラスト軸受9の固定軸1に対する適
宜な圧入力が確保されたとしても、このスラスト軸受9
はこの周囲が潤滑剤18で満たされているため、潤滑剤
18が圧入部に浸透して圧入部の静摩擦係数が0.25
以下に低下してしまい圧入強度には限界がある。
【0015】また、図6は固定軸1上のスラスト軸受9
の垂直度とディスク保持体4の浮上量との関係を示すグ
ラフであり、スラスト軸受9の垂直度が4〜5μm以上
になると浮上量は急激に低下し、浮上量が0.8μm以
下になった場合にはスラスト軸受9とトップカバー11
とが接触する危険性があり、安定した浮上を望む事がで
きないばかりか、モータ電流の増加、装置の信頼性の低
下等重大な欠陥となる。
【0016】ここで、上記した圧入強度及び垂直度の課
題に対して固定軸1の外径及びスラスト軸受9の内径の
加工精度の向上が考えられるが、両者の接合面を高精度
に仕上げることは高精度に管理された設備により加工及
び圧入する必要があり、これは多大な加工工数の増加に
伴ってコストUPにつながる結果となる。
【0017】また、固定軸1の上部に形成された潤滑剤
漏洩防止用の螺旋状の動圧発生溝14は図7、図11か
ら分かるように螺旋状の溝の条数が1条、2条、4条と
多くなるほど、また螺旋状の溝部の隙間ΔRが少ないほ
どポンピング力が強くなり、固定軸1の上端部の隙間g
からの潤滑剤18の漏洩を防止するには効果的である。
しかしながら、固定軸1の材質は動圧流体軸受用シャフ
トとしてこれまで実績のあるステンレスを使用する必要
があるため、このステンレスはねばい材料のため被削性
が悪く、ポンピング力を高めるために螺旋の条数を多く
することは加工上困難性が伴ない、これまたコストUP
となる。
【0018】一方、上記図8,9に示す延長固定軸を利
用した動圧型流体軸受式ディスク駆動装置にあつては、
固定軸A1と延長固定軸1Bは相互に螺合することによ
り所定の長さの固定軸とし、両者の螺合によってスラス
ト軸受9を軸方向に圧接・挟持するものであるが、固定
軸A1の外周と雌ねじ1A1 の同芯度を高精度に管理す
ることが非常に困難であり、同様に延長固定軸1Bの外
周と雄ねじ1B1 の同芯度を高精度に管理することもま
た非常に困難である。
【0019】従って、両軸を接続して所定の固定軸とし
た場合、固定軸1Aと延長固定軸1Bとの同芯度が悪く
なり、図10に示すように偏よりが生じてしまう結果と
なる。この偏りにより延長固定軸1Bとトップカバー1
1との接触が発生して回転不良を引き起こすため、この
構成によればこれまでは延長固定軸1Bとトップカバー
11との隙間を小さくすることができなかった。従っ
て、この例にあっては潤滑剤の漏洩を余儀なくされてい
た。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題に鑑み
てなされたものであり、固定軸とスラスト軸受とを高精
度の垂直度を保って確実に固定すると共に、固定軸とト
ップカバーとの同芯度を確保し得る動圧型流体軸受式デ
ィスク駆動装置を提供するのである。
【0021】そのために、ステータ部を備えたベース上
に一端部にて垂設された固定軸と、前記固定軸の段部に
一端部の位置が規制されたスラスト軸受と、外周面に動
圧発生部が形成され、前記スラスト軸受の他端部を位置
規制するよう前記固定軸に嵌挿された筒状部材と、前記
スラスト軸受に潤滑剤を介して回転自在に支持されディ
スクを保持する回転体と、前記固定軸の他端部側で装置
の固定部と前記筒状部材を介して前記スラスト軸受を前
記段部に圧接する固定手段とよりなる動圧型流体軸受式
ディスク駆動装置。
【0022】また、前記筒状部材は銅系またはアルミ系
合金などの被削性の良い材質とした動圧型流体軸受式デ
ィスク駆動装置を提供するものである。
【0023】
【実施例】以下に本発明に係る動圧型流体軸受式ディス
ク駆動装置の好適な一実施例を図1乃至図2を参照して
詳細に説明する。図1は動圧型流体軸受式ディスク駆動
装置の断面図、図2は図1におけるスラスト軸受部の拡
大断面図である。
【0024】両図において、ディスクを保持するディス
ク保持体24を密閉空間内に収納するためのベース22
上には円盤状のブッシュ23がねじ25にて堅固に固定
されている。
【0025】ブッシュ23の中央に形成された嵌合孔2
3a内にステンレス製の固定軸21が垂設される一方、
嵌合孔23aの外周部には上方に突出する円筒状の環状
突部23bが形成されている。そして、この環状突部2
3bの外周面にはステータ部であるステータコイル26
が巻回されたステータコア27が固定されている。
【0026】上記固定軸21は基部より延出される大径
部21aとこの大径部21aより上方へ連設された小径
部21bとよりなり、大径部21aにはヘリグボーン状
の動圧発生溝21c,21dが軸方向に所定の間隔を保
って形成されている。小径部21bと「すきまばめ」の
嵌め合いによって嵌合するスラスト軸受28は、大径部
21aと小径部21bとの段部を基準として下方への位
置が規制されている。
【0027】29は筒状部材であり被削性の良い例えば
銅系合金またはアルミ系合金からなり、スラスト軸受2
8上にて小径部21bと軽圧入により勘合してスラスト
軸受28の上方への移動を規制する。なお筒状部材29
の材質としては上記材料に限らず被削性の良いものであ
れば良い。
【0028】このようにスラスト軸受28を固定軸21
に組立てることにより、スラスト軸受28は固定軸21
の段部の垂直度を管理するのみで固定軸21に対する垂
直度を確保し得ると共に、正確な同芯度を持って組立て
られる。
【0029】上記スラスト軸受28とトップカバー37
の摺動面にはヘリングボーン状の動圧発生溝28aが形
成されており、これらの動圧発生溝28aはスラスト軸
受28またはトップカバー37の一方の面に形成されて
いれば良い。
【0030】一方、上記筒状部材29の外周面には潤滑
剤の漏洩を防止するための螺旋状または幅1.5mm以
下の溝29aが全周に亘って形成されており、筒状部材
29の上端部は固定軸21の小径部21bより若干突出
しており、この状態で装置の天板30を固定ねじ31に
て小径部21bに螺合することにより固定部が組立てら
れる。
【0031】上記した天板30とベース22間にて固定
軸21に対して回転自在に支持されるディスク保持体2
4は、その外周面にアルミニウム製の複数枚のディスク
32,32を保持する外周部33aと固定軸21に対応
する内周部33bとより回転主体であるアルミニウム製
の筒状のハブ33を有する。
【0032】外周部33aの内側には上記ステータコア
27と所定の間隔を保った筒状のマグネット34がバッ
クヨーク35を介して固定されている。一方内周部33
bは上記したブッシュ22の環状突部22bの内側に所
定の間隔を保って位置しており、固定軸21の大径部2
1aと勘合する筒状のスリーブ36が固定されている。
【0033】また、ハブ33の上部の環状凹部33cに
は上記筒状部材29を嵌挿するトッブカバー37がねじ
38にて固定される。これにより固定軸21上のスラス
ト軸受28は筒状のスリーブ36を含む上記内周部33
bとより構成される軸受部とトッブカバー37との間に
形成された空間部内に囲繞されることにより、この空間
及び固定軸21とスリーブ36との間に充填された潤滑
剤39によって動圧軸受部が構成され、スリーブ36は
固定軸21の軸線方向に浮上(移動)可能とされる。
【0034】上記の如く構成された本発明の動圧型流体
軸受式ディスク駆動装置によれば、外部からの衝撃によ
ってディスク保持体34が固定軸21の軸方向に移動し
ようしても、スラスト軸受36の下部は固定軸21の段
部に、また上部は筒状部材29を介した天板30にて位
置規制されるため、このスラスト軸受36に保持される
形態のディスク保持体34は初期の組立て位置が完全に
確保される。
【0035】また、図2からも分かるように固定軸21
の大径部21aと筒状部材29の同芯度を向上させるた
めには固定軸21の大径部21a、小径部21bの同芯
度及び筒状部材29の内外径の同芯度を管理することに
可能となる。これらの部品の加工は例えば円筒研削盤に
おける同時加工が可能であることは明らかであるから、
その管理は容易になし得る。また更に、筒状部材29の
外径とトップカバー37の内径における半径方向の隙間
を50μm以下に設定しても、両者は接触するようなこ
とはなく、上記図11の特性図からも理解できるよう
に、筒状部材29のハブ33の上面から突出する隙間よ
り潤滑剤39の漏出を極力押さえることが可能となる。
さらに、上記したように筒状部材29は被削性の良い銅
系合金またはアルミ系合金を使用しているため、表面に
条数の多い螺旋状の溝を加工することができ、潤滑剤3
9の漏出防止効果は大なるものとなる。
【0036】
【発明の効果】以上詳述した本発明に係る動圧型流体軸
受式ディスク駆動装置によると、組立て時固定軸に対す
るスラスト軸受の垂直度を確保し得るとともに、外部か
ら作用する衝撃力によってスラスト軸受が移動するよう
なことがなく、高い浮上力に伴う耐久性が高まり装置の
信頼性が向上する。また、本発明の筒状部材は被削性の
良い銅系合金またはアルミ系合金を使用しているため、
その表面に条数の多い螺旋状の溝を加工することがで
き、潤滑剤の漏出防止効果は大なるものとなるという効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の動圧型流体軸受式ディスク駆動装置の
一実施例を示す縦断側面図である。
【図2】本発明の動圧型流体軸受式ディスク駆動装置の
スラスト軸受部の拡大断面図である。
【図3】従来の動圧型流体軸受式ディスク駆動装置の縦
断側面図である。
【図4】図3におけるスラスト軸受部の拡大断面図であ
る。
【図5】図3のスラスト軸受部における動圧発生状態を
示す図である。
【図6】スラスト軸受の固定軸に対する垂直度とディス
ク保持体の浮上量との関係を示す図である。
【図7】螺旋条数とポンピング力との関係を示す図であ
る。
【図8】他の従来の動圧型流体軸受式ディスク駆動装置
の縦断側面図である。
【図9】図8におけるスラスト軸受部の拡大断面図であ
る。
【図10】図8,図9における固定軸と延長固定軸の同
芯度を示す図である。
【図11】螺旋条溝におけ半径方向の隙間とポンピング
力との関係を示す図である。
【符号の説明】
21…固定軸、21a…大径部、21b…小径部、22
…ベース、26…ステータコイル、27…ステータコ
ア、28…スラスト軸受、29…筒状部材32…ディス
ク、33…ハブ、34…ディスク保持体、37…トップ
カバー。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ステータ部を備えたベース上に一端部にて
    垂設された固定軸と、前記固定軸の段部に一端部の位置
    が規制されたスラスト軸受と、外周面に動圧発生部が形
    成され、前記スラスト軸受の他端部を位置規制するよう
    前記固定軸に嵌挿された筒状部材と、前記スラスト軸受
    に潤滑剤を介して回転自在に支持されディスクを保持す
    る回転体と、前記固定軸の他端部側で装置の固定部と前
    記筒状部材を介して前記スラスト軸受を前記段部に圧接
    する固定手段とよりなる動圧型流体軸受式ディスク駆動
    装置。
  2. 【請求項2】前記筒状部材は銅系またはアルミ系合金な
    どの被削性の良い材質とした請求項1記載の動圧型流体
    軸受式ディスク駆動装置。
JP7034392A 1995-01-31 1995-01-31 動圧型流体軸受式ディスク駆動装置 Pending JPH08212687A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7034392A JPH08212687A (ja) 1995-01-31 1995-01-31 動圧型流体軸受式ディスク駆動装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7034392A JPH08212687A (ja) 1995-01-31 1995-01-31 動圧型流体軸受式ディスク駆動装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08212687A true JPH08212687A (ja) 1996-08-20

Family

ID=12412908

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7034392A Pending JPH08212687A (ja) 1995-01-31 1995-01-31 動圧型流体軸受式ディスク駆動装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08212687A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005068858A1 (ja) * 2004-01-14 2005-07-28 Ntn Corporation 動圧軸受装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005068858A1 (ja) * 2004-01-14 2005-07-28 Ntn Corporation 動圧軸受装置
US8038350B2 (en) 2004-01-14 2011-10-18 Ntn Corporation Hydrodynamic bearing device

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3609258B2 (ja) モータ
US5283491A (en) Air-bearing motor assembly for magnetic recording systems
US5533811A (en) Hydrodynamic bearing having inverted surface tension seals
RU2137217C1 (ru) Поворотный подшипник
US7317271B2 (en) Fluid bearing motor, and disk drive mounted with same
US6069768A (en) Spindle motor with multiple thrust plate fluid dynamic bearing
US5710678A (en) Disc drive with self-pressurizing fluid bearing and shaft-supporting-ball retaining element
JPH06333331A (ja) ディスク回転装置
US7125169B2 (en) Hydrodynamic pivot bearing
US20040104634A1 (en) Spindle motor and disk drive utilizing the spindle motor
US8934195B2 (en) Fluid dynamic bearing with non-linear damping
US6949852B2 (en) Low profile thrust journal plate fluid dynamic bearing motor
US6702465B2 (en) Exclusion seal for fluid dynamic bearing motors
US6592262B2 (en) Bearing performance enhancement utilizing sleeve/hub radial surfaces
JPH06178492A (ja) スピンドルモータ
JPH08212687A (ja) 動圧型流体軸受式ディスク駆動装置
KR100644744B1 (ko) 스러스트베어링이 샤프트의 중심에 위치하는하드디스크드라이브용 스핀들모터
JPH06245427A (ja) スピンドルモータ
US6822825B2 (en) Stiffness compensation for a thermally compensated fluid dynamic bearing
JPH09329138A (ja) 複合軸受け及びスピンドルモータ
KR20030074395A (ko) 유체 동압 스풀 베어링을 갖춘 저동력 스핀들 모터
JPH06121483A (ja) スピンドルモータ
JPH09180362A (ja) スピンドルモータ
JP2004304917A (ja) 流体軸受モータおよびディスク装置
JPH08322193A (ja) スピンドルモータ