JPH08212307A - 光学式文字読取装置 - Google Patents
光学式文字読取装置Info
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- JPH08212307A JPH08212307A JP7020523A JP2052395A JPH08212307A JP H08212307 A JPH08212307 A JP H08212307A JP 7020523 A JP7020523 A JP 7020523A JP 2052395 A JP2052395 A JP 2052395A JP H08212307 A JPH08212307 A JP H08212307A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 不読文字の少ない光学式文字読取装置を提供
する。 【構成】 キャラクタセット11を、異なるカテゴリ
「C」間では変形パタ−ンが一致しないようなサブカテ
ゴリ「sC」から構成する。
する。 【構成】 キャラクタセット11を、異なるカテゴリ
「C」間では変形パタ−ンが一致しないようなサブカテ
ゴリ「sC」から構成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は帳票上の文字等を読み取
る光学式文字読取装置に関する。
る光学式文字読取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の光学式文字読取装置の構造につい
て図面を参照しながら説明する。図7は従来例の辞書の
構成を示す説明図、図8は従来例のキャラクタセットを
示す説明図である。
て図面を参照しながら説明する。図7は従来例の辞書の
構成を示す説明図、図8は従来例のキャラクタセットを
示す説明図である。
【0003】図7において、光学式文字読取装置内に設
けられた辞書2は、カテゴリ「C」とサブカテゴリ「s
C」と変形パタ−ン「P」とから構成されている。カテ
ゴリ「C」は「C1」から「CN」までN個設けられて
おり、読み取る文字の文字コ−ドを示すものである。サ
ブカテゴリ「sC」はカテゴリ「C」の示す文字コ−ド
が示す文字の変形毎に設けられた各変形パタ−ン「P」
に付けられた名称であり、各カテゴリ「C」に対して変
形パタ−ン「P」とサブカテゴリ「sC」とは同じ数だ
け複数(N個)設けられている。
けられた辞書2は、カテゴリ「C」とサブカテゴリ「s
C」と変形パタ−ン「P」とから構成されている。カテ
ゴリ「C」は「C1」から「CN」までN個設けられて
おり、読み取る文字の文字コ−ドを示すものである。サ
ブカテゴリ「sC」はカテゴリ「C」の示す文字コ−ド
が示す文字の変形毎に設けられた各変形パタ−ン「P」
に付けられた名称であり、各カテゴリ「C」に対して変
形パタ−ン「P」とサブカテゴリ「sC」とは同じ数だ
け複数(N個)設けられている。
【0004】なお、サブカテゴリ「C1−1」はカテゴ
リ「C1」の1つの変形パタ−ン「P」を示し、サブカ
テゴリ「C1−2」はサブカテゴリ「C1−1」以外の
カテゴリ「C1」の変形パタ−ン「P」を示している。
そして、このサブカテゴリ「sC」と変形パタ−ン
「P」の数は、カテゴリ「C」によって異なる。
リ「C1」の1つの変形パタ−ン「P」を示し、サブカ
テゴリ「C1−2」はサブカテゴリ「C1−1」以外の
カテゴリ「C1」の変形パタ−ン「P」を示している。
そして、このサブカテゴリ「sC」と変形パタ−ン
「P」の数は、カテゴリ「C」によって異なる。
【0005】図8に示すキャラクタセット5は、読取対
象を示す情報から成るものであり、読取る文字のカテゴ
リ「C」を限定するものである。そして、このキャラク
タセット5は、光学式文字読取装置内に設けられた認識
部に記憶されている。キャラクタセット5にはカテゴリ
「C1」から「CN」の中から選ばれたM個が集められ
ている。なお、このキャラクタセット5内に入っていな
いカテゴリCの文字を読み取ることは不可能である。従
って、辞書2の中から読取りに必要な文字だけキャラク
タセット5に集めておけば、辞書2の全ての文字の中か
ら、読み取ろうとする文字を選択するよりも、読取精度
が向上し、読み間違いが少なくなる。
象を示す情報から成るものであり、読取る文字のカテゴ
リ「C」を限定するものである。そして、このキャラク
タセット5は、光学式文字読取装置内に設けられた認識
部に記憶されている。キャラクタセット5にはカテゴリ
「C1」から「CN」の中から選ばれたM個が集められ
ている。なお、このキャラクタセット5内に入っていな
いカテゴリCの文字を読み取ることは不可能である。従
って、辞書2の中から読取りに必要な文字だけキャラク
タセット5に集めておけば、辞書2の全ての文字の中か
ら、読み取ろうとする文字を選択するよりも、読取精度
が向上し、読み間違いが少なくなる。
【0006】このキャラクタセット5へのカテゴリ
「C」の設定方法は、オペレ−タがキャラクタセット5
内に集めたいカテゴリ「C」を選択して、上記認識部と
回線で接続されているホストに入力する。すると、ホス
トから認識部に選択されたカテゴリ「C」が送信されて
きて、キャラクタセット5に集められる。
「C」の設定方法は、オペレ−タがキャラクタセット5
内に集めたいカテゴリ「C」を選択して、上記認識部と
回線で接続されているホストに入力する。すると、ホス
トから認識部に選択されたカテゴリ「C」が送信されて
きて、キャラクタセット5に集められる。
【0007】次に上記辞書2とキャラクタセット5とを
使用した光学式文字読取装置の読取動作を図7、図8を
参照して説明する。
使用した光学式文字読取装置の読取動作を図7、図8を
参照して説明する。
【0008】ある帳票上の文字を読み取る際、帳票上の
文字列はセンサにより画像として光電変換され、図示せ
ぬイメ−ジメモリへ取り込まれる。すると、図示せぬ制
御部によりイメ−ジメモリの文字画像が1文字ずつ切り
出され、1文字パタ−ンとして認識部に送信される。そ
して、図7に示す辞書2のカテゴリ「C」の先頭iすな
わちCi(この場合「C1」)を参照する設定が行わ
れ、認識部により、カテゴリ「C1」のサブカテゴリ
「C1−1」から「C1−N」までと、送信されてきた
文字パタ−ンとが照合される。
文字列はセンサにより画像として光電変換され、図示せ
ぬイメ−ジメモリへ取り込まれる。すると、図示せぬ制
御部によりイメ−ジメモリの文字画像が1文字ずつ切り
出され、1文字パタ−ンとして認識部に送信される。そ
して、図7に示す辞書2のカテゴリ「C」の先頭iすな
わちCi(この場合「C1」)を参照する設定が行わ
れ、認識部により、カテゴリ「C1」のサブカテゴリ
「C1−1」から「C1−N」までと、送信されてきた
文字パタ−ンとが照合される。
【0009】そして、文字パタ−ンと一致したサブカテ
ゴリ「sC」があるか否かが判断され、一致したサブカ
テゴリ「sC」がある場合には、認識部によって、当該
サブカテゴリ「sC」のカテゴリ「C1」がキャラクタ
セット5にあるか否かが判断される。そして、当該カテ
ゴリ「C1」がキャラクタセット5にあれば、次に以前
にカテゴリ「C1」が採用されているか否か判断され
て、以前に採用されていなければ(なお、この場合、先
頭のカテゴリ「C1」なので、以前に採用されているこ
とはない)、該カテゴリ「C1」が採用される。
ゴリ「sC」があるか否かが判断され、一致したサブカ
テゴリ「sC」がある場合には、認識部によって、当該
サブカテゴリ「sC」のカテゴリ「C1」がキャラクタ
セット5にあるか否かが判断される。そして、当該カテ
ゴリ「C1」がキャラクタセット5にあれば、次に以前
にカテゴリ「C1」が採用されているか否か判断され
て、以前に採用されていなければ(なお、この場合、先
頭のカテゴリ「C1」なので、以前に採用されているこ
とはない)、該カテゴリ「C1」が採用される。
【0010】そして、辞書2を全カテゴリ「C」に渡っ
て照合したならば、処理は終了となり、処理終了の時点
で、採用されたカテゴリ「C」がある場合(この場合カ
テゴリ「C1」)、該カテゴリ「C1」の文字コ−ドの
文字が、送信された文字パタ−ンの読取結果となる。
て照合したならば、処理は終了となり、処理終了の時点
で、採用されたカテゴリ「C」がある場合(この場合カ
テゴリ「C1」)、該カテゴリ「C1」の文字コ−ドの
文字が、送信された文字パタ−ンの読取結果となる。
【0011】一方、以前にカテゴリ「C」が採用されて
いるか否かが判断された際に、以前に他のカテゴリ
「C」が採用されていれば、採用されたカテゴリ「C」
の採用取消が行われ、処理が終了となる。なお、この場
合、読取結果は、不読となる。
いるか否かが判断された際に、以前に他のカテゴリ
「C」が採用されていれば、採用されたカテゴリ「C」
の採用取消が行われ、処理が終了となる。なお、この場
合、読取結果は、不読となる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の光学式文字
読取装置においては、図9に示すような帳票上の類似の
文字列を読取る際に以下に述べるような問題点があっ
た。この図9に示す文字列すなわち文字(a)、文字
(b)、文字(c)を図10に示す辞書と、図11に示
すキャラクタセット5で読取ることとする。なお、図1
0は図7に示す辞書2と同様の辞書の具体例であり、図
11は図8に示すキャラクタセット5の具体例である。
図9に示す帳票上の文字(a)は図10に示すサブカテ
ゴリ「S−2」と一致し、他のサブカテゴリ「sC」と
は一致しないようになっている。従って、上記従来例に
示す処理手順で処理を行えば、読取結果は「S」とな
る。また、図9に示す帳票上の文字(c)は同様にして
読取結果「5」となる。
読取装置においては、図9に示すような帳票上の類似の
文字列を読取る際に以下に述べるような問題点があっ
た。この図9に示す文字列すなわち文字(a)、文字
(b)、文字(c)を図10に示す辞書と、図11に示
すキャラクタセット5で読取ることとする。なお、図1
0は図7に示す辞書2と同様の辞書の具体例であり、図
11は図8に示すキャラクタセット5の具体例である。
図9に示す帳票上の文字(a)は図10に示すサブカテ
ゴリ「S−2」と一致し、他のサブカテゴリ「sC」と
は一致しないようになっている。従って、上記従来例に
示す処理手順で処理を行えば、読取結果は「S」とな
る。また、図9に示す帳票上の文字(c)は同様にして
読取結果「5」となる。
【0013】しかし、帳票上の文字(b)は、図10に
示すサブカテゴリ「5−3」と「S−3」と一致する読
取りとなってしまう。すなわち帳票上の文字(b)は標
準的な文字の形状からの変形が大きいので、サブカテゴ
リ「5−3」と「S−3」の両方に一致してしまう。そ
の結果、読み取らせようとしても、カテゴリ「5」と
「S」の両方に一致してしまい、従って、カテゴリ
「S」と一致した際に、以前に採用された他のカテゴリ
「5」があるので、カテゴリ「5」は不採用となり、読
取結果が「なし」となる「?」となり、不読となってし
まうという問題点があった。
示すサブカテゴリ「5−3」と「S−3」と一致する読
取りとなってしまう。すなわち帳票上の文字(b)は標
準的な文字の形状からの変形が大きいので、サブカテゴ
リ「5−3」と「S−3」の両方に一致してしまう。そ
の結果、読み取らせようとしても、カテゴリ「5」と
「S」の両方に一致してしまい、従って、カテゴリ
「S」と一致した際に、以前に採用された他のカテゴリ
「5」があるので、カテゴリ「5」は不採用となり、読
取結果が「なし」となる「?」となり、不読となってし
まうという問題点があった。
【0014】一方、図11に示すキャラクタセット5か
ら「S」あるいは「5」を外した場合、図9に示す帳票
上の文字(b)は「S」あるいは「5」となるが、帳票
上の文字(a)あるいは帳票上の文字(c)のどちらか
一方は不読となってしまう。以上説明したように、いず
れの方法であっても、不読文字が発生し、技術的に満足
するものが得られなかった。
ら「S」あるいは「5」を外した場合、図9に示す帳票
上の文字(b)は「S」あるいは「5」となるが、帳票
上の文字(a)あるいは帳票上の文字(c)のどちらか
一方は不読となってしまう。以上説明したように、いず
れの方法であっても、不読文字が発生し、技術的に満足
するものが得られなかった。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明で設けた解決手段は、所定の文字を示すカテゴ
リと、該カテゴリによって示される文字と対応して設け
られ、該文字と類似する変形パタ−ンと、各変形パタ−
ン毎に付せられたサブカテゴリとで辞書を構成し、読取
対象を示す情報から成るキャラクタセットを記憶してお
き、文字画像から切り出された文字パタ−ンと前記辞書
に格納されたサブカテゴリが示す変形パタ−ンとを照合
し、その照合により一致し、かつ該変形パタ−ンに対応
する情報が前記キャラクタセットに設定されていた場
合、該変形パタ−ンに対応する文字を採用する認識部を
備えた光学式文字読取装置において、上記キャラクタセ
ットを、異なるカテゴリ間では変形パタ−ンが一致しな
いようなサブカテゴリから構成したものである。
に本発明で設けた解決手段は、所定の文字を示すカテゴ
リと、該カテゴリによって示される文字と対応して設け
られ、該文字と類似する変形パタ−ンと、各変形パタ−
ン毎に付せられたサブカテゴリとで辞書を構成し、読取
対象を示す情報から成るキャラクタセットを記憶してお
き、文字画像から切り出された文字パタ−ンと前記辞書
に格納されたサブカテゴリが示す変形パタ−ンとを照合
し、その照合により一致し、かつ該変形パタ−ンに対応
する情報が前記キャラクタセットに設定されていた場
合、該変形パタ−ンに対応する文字を採用する認識部を
備えた光学式文字読取装置において、上記キャラクタセ
ットを、異なるカテゴリ間では変形パタ−ンが一致しな
いようなサブカテゴリから構成したものである。
【0016】
【作用】キャラクタセットを、異なるカテゴリ間では変
形パタ−ンが一致しないようなサブカテゴリから構成し
ておく。そして、ある文字を読み取る場合、読み取られ
た文字画像から切り出された文字パタ−ンと辞書に格納
されたサブカテゴリが示す変形パタ−ンとを照合する。
形パタ−ンが一致しないようなサブカテゴリから構成し
ておく。そして、ある文字を読み取る場合、読み取られ
た文字画像から切り出された文字パタ−ンと辞書に格納
されたサブカテゴリが示す変形パタ−ンとを照合する。
【0017】ここで、一致があれば、その変形パタ−ン
を示すサブカテゴリがキャラクタセットにあるか否かを
判断し、キャラクタセットにあれば、そのサブカテゴリ
を含むカテゴリが採用され、そのカテゴリの示す文字が
読取結果となる。
を示すサブカテゴリがキャラクタセットにあるか否かを
判断し、キャラクタセットにあれば、そのサブカテゴリ
を含むカテゴリが採用され、そのカテゴリの示す文字が
読取結果となる。
【0018】一方、一致があっても、その変形パタ−ン
を示すサブカテゴリがキャラクタセットになければ、そ
のサブカテゴリを含むカテゴリは採用されない。
を示すサブカテゴリがキャラクタセットになければ、そ
のサブカテゴリを含むカテゴリは採用されない。
【0019】従って、異なるカテゴリ渡って一致する変
形パタ−ンを有する文字であっても、読み取ることがで
きる。
形パタ−ンを有する文字であっても、読み取ることがで
きる。
【0020】
【実施例】本発明の実施例について図面を参照しながら
説明する。なお、各図面に共通な要素には同一の符号を
付す。
説明する。なお、各図面に共通な要素には同一の符号を
付す。
【0021】第1実施例 図1は本発明に係る第1実施例のキャラクタセットを示
す説明図、図2は第1実施例の光学式文字読取装置の構
成を示す説明図、図3は第1実施例のキャラクタセット
の一例を示す説明図である。なお、従来例と同様の図面
の説明は省略する。
す説明図、図2は第1実施例の光学式文字読取装置の構
成を示す説明図、図3は第1実施例のキャラクタセット
の一例を示す説明図である。なお、従来例と同様の図面
の説明は省略する。
【0022】図2において、帳票7上の文字等を読み取
る光学式文字読取装置1は、帳票7上の文字等を光電変
換するセンサ6を有しており、このセンサ6は、光電変
換された文字画像を取り込むイメ−ジメモリ8に接続さ
れている。このイメ−ジメモリ8は制御部9に接続され
ており、この制御部9により光学式文字読取装置1が制
御されている。制御部9にはまた、認識部10が接続さ
れており、制御部9により、イメ−ジメモリ8に取り込
まれた文字画像が1文字ずつ切出され、認識部10に送
信される。認識部10には辞書2が接続されており、認
識部10は送信された文字パタ−ンと辞書2とを照合
し、所定の計算を行って、文字のカテゴリを決定し、回
線15を介してホスト16に読取結果を送信する。ホス
ト16には、ホスト16を制御する制御部17が設けら
れており、この制御部17には、表示部18と入力部1
9とが接続されている。なお、辞書2の構成は図7に示
す従来例と同様なので説明は省略する。
る光学式文字読取装置1は、帳票7上の文字等を光電変
換するセンサ6を有しており、このセンサ6は、光電変
換された文字画像を取り込むイメ−ジメモリ8に接続さ
れている。このイメ−ジメモリ8は制御部9に接続され
ており、この制御部9により光学式文字読取装置1が制
御されている。制御部9にはまた、認識部10が接続さ
れており、制御部9により、イメ−ジメモリ8に取り込
まれた文字画像が1文字ずつ切出され、認識部10に送
信される。認識部10には辞書2が接続されており、認
識部10は送信された文字パタ−ンと辞書2とを照合
し、所定の計算を行って、文字のカテゴリを決定し、回
線15を介してホスト16に読取結果を送信する。ホス
ト16には、ホスト16を制御する制御部17が設けら
れており、この制御部17には、表示部18と入力部1
9とが接続されている。なお、辞書2の構成は図7に示
す従来例と同様なので説明は省略する。
【0023】図1に示すキャラクタセット11は認識部
10に記憶されており、このキャラクタセット11は図
7に示す辞書2のカテゴリ「C」のサブカテゴリ「s
C」に対するキャラクタセットである。このキャラクタ
セット11にサブカテゴリ「sC」を設定するには、ま
ず、ホスト16を扱うオペレ−タが光学式文字読取装置
1で読み取るべき文字(この場合それぞれの文字におけ
る標準的な形状及び変形した形状)を表示部を見て選択
し、入力部19から入力する。すると、制御部17が、
入力部19からの入力情報の処理を行い、キャラクタセ
ット11に集めるサブカテゴリ「sC」を、認識部10
に送信する。このとき、キャラクタセット11は空白に
して送信されてくるデ−タを待っている。このようにし
て、キャラクタセット11に、選択されたサブカテゴリ
「sC」が集められることになる。
10に記憶されており、このキャラクタセット11は図
7に示す辞書2のカテゴリ「C」のサブカテゴリ「s
C」に対するキャラクタセットである。このキャラクタ
セット11にサブカテゴリ「sC」を設定するには、ま
ず、ホスト16を扱うオペレ−タが光学式文字読取装置
1で読み取るべき文字(この場合それぞれの文字におけ
る標準的な形状及び変形した形状)を表示部を見て選択
し、入力部19から入力する。すると、制御部17が、
入力部19からの入力情報の処理を行い、キャラクタセ
ット11に集めるサブカテゴリ「sC」を、認識部10
に送信する。このとき、キャラクタセット11は空白に
して送信されてくるデ−タを待っている。このようにし
て、キャラクタセット11に、選択されたサブカテゴリ
「sC」が集められることになる。
【0024】図1に示すキャラクタセット11の例え
ば、カテゴリ「C1」においては、サブカテゴリ「s
C」を、「C1−1」から「C1−M」までに限定して
おり、カテゴリ「C2」においては、サブカテゴリ「s
C」を、「C2−1」のみと限定している。なお、キャ
ラクタセット11は、認識部10の外部に記憶されてい
てもよい。
ば、カテゴリ「C1」においては、サブカテゴリ「s
C」を、「C1−1」から「C1−M」までに限定して
おり、カテゴリ「C2」においては、サブカテゴリ「s
C」を、「C2−1」のみと限定している。なお、キャ
ラクタセット11は、認識部10の外部に記憶されてい
てもよい。
【0025】以上のように、キャラクタセット11内の
サブカテゴリ「sC」を限定することにより、キャラク
タセット11内では、異なるカテゴリ「C」で形状が類
似する変形パタ−ン「P」がないようにしている。この
キャラクタセット11を図3に示す具体例で説明する。
図3に示すキャラクタセット11では、カテゴリ「5」
のサブカテゴリを「5−1」、「5−2」、「5−3」
に限定し、カテゴリ「S」のサブカテゴリを「S−
1」、「S−2」、「S−4」に限定している。以上の
ような構成にすることにより、キャラクタセット11内
で、異なるカテゴリ「C」で類似する変形パタ−ン
「P」はなくなることになる。
サブカテゴリ「sC」を限定することにより、キャラク
タセット11内では、異なるカテゴリ「C」で形状が類
似する変形パタ−ン「P」がないようにしている。この
キャラクタセット11を図3に示す具体例で説明する。
図3に示すキャラクタセット11では、カテゴリ「5」
のサブカテゴリを「5−1」、「5−2」、「5−3」
に限定し、カテゴリ「S」のサブカテゴリを「S−
1」、「S−2」、「S−4」に限定している。以上の
ような構成にすることにより、キャラクタセット11内
で、異なるカテゴリ「C」で類似する変形パタ−ン
「P」はなくなることになる。
【0026】なお、上記のキャラクタセット11の設定
時、サブカテゴリ「5−3」とサブカテゴリ「S−3」
は類似しているので、ホスト16を扱うオペレ−タが、
使用される頻度の高い方、この場合サブカテゴリ「5−
3」を採用することを選択し、サブカテゴリ「5−3」
が、キャラクタセット11に集められるように入力部1
9から所定の入力を行う。そして、サブカテゴリ「S−
3」については、入力部19から入力しない。このよう
にして、図3に示すキャラクタセット11が作成され
る。
時、サブカテゴリ「5−3」とサブカテゴリ「S−3」
は類似しているので、ホスト16を扱うオペレ−タが、
使用される頻度の高い方、この場合サブカテゴリ「5−
3」を採用することを選択し、サブカテゴリ「5−3」
が、キャラクタセット11に集められるように入力部1
9から所定の入力を行う。そして、サブカテゴリ「S−
3」については、入力部19から入力しない。このよう
にして、図3に示すキャラクタセット11が作成され
る。
【0027】次に上記構成における光学式文字読取装置
1の処理手順について、図9に示す帳票7上の文字列を
図10に示す辞書と、図3に示すキャラクタセット11
で、図4のフロ−チャ−トに従って読み取ることとす
る。図4は第1実施例の処理手順を示すフロ−チャ−ト
である。
1の処理手順について、図9に示す帳票7上の文字列を
図10に示す辞書と、図3に示すキャラクタセット11
で、図4のフロ−チャ−トに従って読み取ることとす
る。図4は第1実施例の処理手順を示すフロ−チャ−ト
である。
【0028】図9に示す帳票上7の文字列がセンサ6に
より画像として光電変換されると、イメ−ジメモリ8へ
取り込まれる。すると、ステップS1で、制御部9がイ
メ−ジメモリ8の文字画像を1文字ずつ切り出し、ここ
では帳票7上の文字(a)を、1文字パタ−ンとして認
識部10に送信する。ステップS2で、辞書2のカテゴ
リ「C」の先頭iすなわちこの場合「5」を参照する設
定を行う。ステップS3で、認識部10がカテゴリ
「5」のサブカテゴリ「5−1」から「5−3」まで
と、送信されてきた文字パタ−ンとを照合する。ステッ
プS4で、文字パタ−ンと一致したサブカテゴリ「s
C」があるか否か判断して、「否」なので、ステップS
8に進む。ステップS8で、辞書2を全カテゴリ「C」
に渡って照合したか否かを判断する。「否」なので、ス
テップS9に進む。ステップS9で次のカテゴリ「S」
を参照するように設定し、ステップS3に戻る。
より画像として光電変換されると、イメ−ジメモリ8へ
取り込まれる。すると、ステップS1で、制御部9がイ
メ−ジメモリ8の文字画像を1文字ずつ切り出し、ここ
では帳票7上の文字(a)を、1文字パタ−ンとして認
識部10に送信する。ステップS2で、辞書2のカテゴ
リ「C」の先頭iすなわちこの場合「5」を参照する設
定を行う。ステップS3で、認識部10がカテゴリ
「5」のサブカテゴリ「5−1」から「5−3」まで
と、送信されてきた文字パタ−ンとを照合する。ステッ
プS4で、文字パタ−ンと一致したサブカテゴリ「s
C」があるか否か判断して、「否」なので、ステップS
8に進む。ステップS8で、辞書2を全カテゴリ「C」
に渡って照合したか否かを判断する。「否」なので、ス
テップS9に進む。ステップS9で次のカテゴリ「S」
を参照するように設定し、ステップS3に戻る。
【0029】ステップS3で、認識部10がカテゴリ
「S」のサブカテゴリ「S−1」から「S−4」まで
と、送信されてきた文字パタ−ンとを照合する。ステッ
プS4で、文字パタ−ンと一致したサブカテゴリ「s
C」があるか否か判断して、一致したサブカテゴリ「S
−2」があるのでステップS5に進む。
「S」のサブカテゴリ「S−1」から「S−4」まで
と、送信されてきた文字パタ−ンとを照合する。ステッ
プS4で、文字パタ−ンと一致したサブカテゴリ「s
C」があるか否か判断して、一致したサブカテゴリ「S
−2」があるのでステップS5に進む。
【0030】ステップS5で、認識部10は、サブカテ
ゴリ「S−2」がキャラクタセット11にあるか否か判
断する。サブカテゴリ「S−2」は図3に示すキャラク
タセット11にあるので、ステップS6に進む。ステッ
プS6で、以前にカテゴリ「C」が採用されているか否
か判断して、以前に採用されていないのでステップS7
に進む。ステップS7で、サブカテゴリ「S−2」のあ
るカテゴリ「S」を採用する。ステップS8で、辞書2
を全カテゴリ「C」に渡って照合したか否かを判断す
る。「否」なので、ステップS9に進む。ステップS9
で次のカテゴリ「C」を参照するように設定し、ステッ
プS3に戻る。
ゴリ「S−2」がキャラクタセット11にあるか否か判
断する。サブカテゴリ「S−2」は図3に示すキャラク
タセット11にあるので、ステップS6に進む。ステッ
プS6で、以前にカテゴリ「C」が採用されているか否
か判断して、以前に採用されていないのでステップS7
に進む。ステップS7で、サブカテゴリ「S−2」のあ
るカテゴリ「S」を採用する。ステップS8で、辞書2
を全カテゴリ「C」に渡って照合したか否かを判断す
る。「否」なので、ステップS9に進む。ステップS9
で次のカテゴリ「C」を参照するように設定し、ステッ
プS3に戻る。
【0031】上記ステップS3からステップS9までの
処理を繰り返し行い、ステップS8で辞書2を全カテゴ
リ「C」に渡って照合したのならば、処理を終了とし、
採用されたカテゴリ「S」の文字コ−ドの文字が、入力
された文字パタ−ンの読取結果となる。そして、認識部
10は、カテゴリ「S」の文字コ−ドをホスト16に送
信する。すると、図2に示す制御部17が文字コ−ドを
解析して、表示部18に文字「S」を表示する。
処理を繰り返し行い、ステップS8で辞書2を全カテゴ
リ「C」に渡って照合したのならば、処理を終了とし、
採用されたカテゴリ「S」の文字コ−ドの文字が、入力
された文字パタ−ンの読取結果となる。そして、認識部
10は、カテゴリ「S」の文字コ−ドをホスト16に送
信する。すると、図2に示す制御部17が文字コ−ドを
解析して、表示部18に文字「S」を表示する。
【0032】続いて帳票上7の文字(b)を読み取る場
合、ステップS1で、イメ−ジメモリ8に文字画像とし
て取り込まれている帳票上7の文字(b)を、制御部9
が切り出し、文字パタ−ンとして認識部10に送信す
る。ステップS2で、辞書2のカテゴリ「C」の先頭i
すなわちこの場合「5」を参照する設定を行う。ステッ
プS3で、認識部10がカテゴリ「5」のサブカテゴリ
「5−1」から「5−3」までと、送信されてきた文字
パタ−ンとを照合する。ステップS4で、文字パタ−ン
と一致したサブカテゴリ「sC」があるか否か判断し
て、「5−3」と一致すると、ステップS5で、認識部
10は、サブカテゴリ「5−3」がキャラクタセット1
1にあるか否か判断する。サブカテゴリ「5−3」は図
3に示すキャラクタセット11にあるので、ステップS
6に進む。
合、ステップS1で、イメ−ジメモリ8に文字画像とし
て取り込まれている帳票上7の文字(b)を、制御部9
が切り出し、文字パタ−ンとして認識部10に送信す
る。ステップS2で、辞書2のカテゴリ「C」の先頭i
すなわちこの場合「5」を参照する設定を行う。ステッ
プS3で、認識部10がカテゴリ「5」のサブカテゴリ
「5−1」から「5−3」までと、送信されてきた文字
パタ−ンとを照合する。ステップS4で、文字パタ−ン
と一致したサブカテゴリ「sC」があるか否か判断し
て、「5−3」と一致すると、ステップS5で、認識部
10は、サブカテゴリ「5−3」がキャラクタセット1
1にあるか否か判断する。サブカテゴリ「5−3」は図
3に示すキャラクタセット11にあるので、ステップS
6に進む。
【0033】ステップS6で、以前にカテゴリ「C」が
採用されているか否か判断して、以前に採用されていな
いのでステップS7に進む。ステップS7で、サブカテ
ゴリ「5−3」のあるカテゴリ「5」を採用する。ステ
ップS8で、辞書2を全カテゴリ「C」に渡って照合し
たか否かを判断する。「否」なので、ステップS9に進
む。ステップS9で次のカテゴリ「S」を参照するよう
に設定し、ステップS3に戻る。
採用されているか否か判断して、以前に採用されていな
いのでステップS7に進む。ステップS7で、サブカテ
ゴリ「5−3」のあるカテゴリ「5」を採用する。ステ
ップS8で、辞書2を全カテゴリ「C」に渡って照合し
たか否かを判断する。「否」なので、ステップS9に進
む。ステップS9で次のカテゴリ「S」を参照するよう
に設定し、ステップS3に戻る。
【0034】ステップS3で、認識部10がカテゴリ
「S」のサブカテゴリ「S−1」から「S−4」まで
と、送信されてきた文字パタ−ンとを照合する。ステッ
プS4で、文字パタ−ンと一致したサブカテゴリ「s
C」があるか否か判断して、一致したサブカテゴリ「S
−3」があるのでステップS5に進む。
「S」のサブカテゴリ「S−1」から「S−4」まで
と、送信されてきた文字パタ−ンとを照合する。ステッ
プS4で、文字パタ−ンと一致したサブカテゴリ「s
C」があるか否か判断して、一致したサブカテゴリ「S
−3」があるのでステップS5に進む。
【0035】ステップS5で、認識部10は、サブカテ
ゴリ「S−3」がキャラクタセット11にあるか否か判
断する。サブカテゴリ「S−3」は図3に示すキャラク
タセット11にないので、ステップS8に進む。従っ
て、サブカテゴリ「S−3」のあるカテゴリ「S」は採
用されないことになる。
ゴリ「S−3」がキャラクタセット11にあるか否か判
断する。サブカテゴリ「S−3」は図3に示すキャラク
タセット11にないので、ステップS8に進む。従っ
て、サブカテゴリ「S−3」のあるカテゴリ「S」は採
用されないことになる。
【0036】上記ステップS3からステップS9までの
処理を繰り返し行い、ステップS8で辞書2を全カテゴ
リ「C」に渡って照合したのならば、処理を終了とし、
採用されたカテゴリ「5」の文字コ−ドの文字が、送信
された文字パタ−ンの読取結果となる。
処理を繰り返し行い、ステップS8で辞書2を全カテゴ
リ「C」に渡って照合したのならば、処理を終了とし、
採用されたカテゴリ「5」の文字コ−ドの文字が、送信
された文字パタ−ンの読取結果となる。
【0037】なお、図9に示す帳票上7の文字(c)は
上記処理手順により、読取結果は「5」となる。
上記処理手順により、読取結果は「5」となる。
【0038】以上第1実施例においては、サブカテゴリ
「sC」でキャラクタセット5を作成したので、標準的
な文字の形状からの変形が大きく、異なるカテゴリ
「C」で類似した変形パタ−ン「P」と一致してしまう
文字であっても、読み取ることが可能となり、不読文字
の発生が少なくなる。
「sC」でキャラクタセット5を作成したので、標準的
な文字の形状からの変形が大きく、異なるカテゴリ
「C」で類似した変形パタ−ン「P」と一致してしまう
文字であっても、読み取ることが可能となり、不読文字
の発生が少なくなる。
【0039】第2実施例 次に本発明の第2実施例について図面を参照しながら説
明する。なお、上記第1実施例と同様な部分には同一符
号を付してその説明は省略する。図5は第2実施例の辞
書の一部の構成を示す説明図、図6は第2実施例のキャ
ラクタセットの一例を示す説明図である。この第2実施
例において、上記第1実施例と異なる点は、変形パタ−
ン「P」を、標準的な文字の形状からの変形の小さいも
のから大きいものへと並べ、その中から、上位のサブカ
テゴリ「sC」のみをキャラクタセット12に集めて、
異なるカテゴリ「C」で類似する変形パタ−ン「P」の
サブカテゴリ「sC」はキャラクタセット12には集め
ない点である。
明する。なお、上記第1実施例と同様な部分には同一符
号を付してその説明は省略する。図5は第2実施例の辞
書の一部の構成を示す説明図、図6は第2実施例のキャ
ラクタセットの一例を示す説明図である。この第2実施
例において、上記第1実施例と異なる点は、変形パタ−
ン「P」を、標準的な文字の形状からの変形の小さいも
のから大きいものへと並べ、その中から、上位のサブカ
テゴリ「sC」のみをキャラクタセット12に集めて、
異なるカテゴリ「C」で類似する変形パタ−ン「P」の
サブカテゴリ「sC」はキャラクタセット12には集め
ない点である。
【0040】詳しくは、図5において、辞書14では、
変形パタ−ン「P」が、標準的な文字の形状からの変形
が小さいものから大きいものへと、サブカテゴリ「sC
−1」から「sC−M」まで並べられている。カテゴリ
「5」とカテゴリ「S」を一例として挙げると、サブカ
テゴリ「sC」は「5−1」、「5−2」、「5−
3」、「S−1」、「S−2」、「S−3」であり、サ
ブカテゴリ「sC」の数が大きくなるほど、標準的な文
字の形状よりも文字の変形が大きくなっている。そし
て、図6に示すキャラクタセット12においては、カテ
ゴリ「5」はサブカテゴリ「sC」を、「5−1」から
「5−2」まで、カテゴリ「S」はサブカテゴリ「s
C」を、「S−1」のみと限定していることを示してい
る。すなわち、サブカテゴリ「sC」の先頭のサブカテ
ゴリ「sC−1」から、カテゴリ「C」の隣に示されて
いるサブカテゴリ「sC」までの値が、そのキャラクタ
セット12に集められているサブカテゴリ「sC」の数
となる。従って、カテゴリ「5」のサブカテゴリ「s
C」は「5−1」から「5−2」までの2個であるが、
カテゴリ「S」のサブカテゴリ「sC」は「S−1」の
1個のみである。
変形パタ−ン「P」が、標準的な文字の形状からの変形
が小さいものから大きいものへと、サブカテゴリ「sC
−1」から「sC−M」まで並べられている。カテゴリ
「5」とカテゴリ「S」を一例として挙げると、サブカ
テゴリ「sC」は「5−1」、「5−2」、「5−
3」、「S−1」、「S−2」、「S−3」であり、サ
ブカテゴリ「sC」の数が大きくなるほど、標準的な文
字の形状よりも文字の変形が大きくなっている。そし
て、図6に示すキャラクタセット12においては、カテ
ゴリ「5」はサブカテゴリ「sC」を、「5−1」から
「5−2」まで、カテゴリ「S」はサブカテゴリ「s
C」を、「S−1」のみと限定していることを示してい
る。すなわち、サブカテゴリ「sC」の先頭のサブカテ
ゴリ「sC−1」から、カテゴリ「C」の隣に示されて
いるサブカテゴリ「sC」までの値が、そのキャラクタ
セット12に集められているサブカテゴリ「sC」の数
となる。従って、カテゴリ「5」のサブカテゴリ「s
C」は「5−1」から「5−2」までの2個であるが、
カテゴリ「S」のサブカテゴリ「sC」は「S−1」の
1個のみである。
【0041】なお、キャラクタセット12に集めるサブ
カテゴリ「sC」の数は、文字毎に適切な数とすればよ
い。そして、図6に示すキャラクタセット12は図2に
示す認識部10に記憶されている。なお、キャラクタセ
ット12へのサブカテゴリ「sC」の設定方法は、オペ
レ−タが、標準的な文字の形状からの変形をどこまで認
めるか(サブカテゴリ「sC」の何番目まで認めるか)
を図2に示すホスト16の入力部19から入力する以外
には、上記第1実施例と同様なので、説明は省略する。
カテゴリ「sC」の数は、文字毎に適切な数とすればよ
い。そして、図6に示すキャラクタセット12は図2に
示す認識部10に記憶されている。なお、キャラクタセ
ット12へのサブカテゴリ「sC」の設定方法は、オペ
レ−タが、標準的な文字の形状からの変形をどこまで認
めるか(サブカテゴリ「sC」の何番目まで認めるか)
を図2に示すホスト16の入力部19から入力する以外
には、上記第1実施例と同様なので、説明は省略する。
【0042】次に上記構成における光学式文字読取装置
1の処理手順について、図9に示す帳票7上の文字列を
図5に示す辞書と、図6に示すキャラクタセット12
で、図4のフロ−チャ−トに従って読み取ることとす
る。
1の処理手順について、図9に示す帳票7上の文字列を
図5に示す辞書と、図6に示すキャラクタセット12
で、図4のフロ−チャ−トに従って読み取ることとす
る。
【0043】図9に示す帳票上7の文字(a)と、帳票
上7の文字(c)は上記第1実施例と同様に、読取結果
はそれぞれ帳票上7の文字(a)は「S」、帳票上7の
文字(c)は「5」となる。
上7の文字(c)は上記第1実施例と同様に、読取結果
はそれぞれ帳票上7の文字(a)は「S」、帳票上7の
文字(c)は「5」となる。
【0044】帳票上7の文字列がセンサ6により画像と
して光電変換されると、イメ−ジメモリ8へ取り込まれ
る。すると、ステップS1で、制御部9がイメ−ジメモ
リ8の文字画像を1文字ずつ切り出し、ここでは帳票7
上の文字(b)を、文字パタ−ンとして認識部10に送
信する。ステップS2で、辞書2のカテゴリ「C」の先
頭iすなわちこの場合「5」を参照する設定を行う。ス
テップS3で、認識部10がカテゴリ「5」のサブカテ
ゴリ「5−1」から「5−3」までと、送信されてきた
文字パタ−ンとを照合する。ステップS4で、文字パタ
−ンと一致したサブカテゴリ「sC」があるか否か判断
して、「5−2」と一致すると、ステップS5で、認識
部10は、サブカテゴリ「5−2」がキャラクタセット
12にあるか否か判断する。サブカテゴリ「5−2」は
図6に示すキャラクタセット12にあるので、ステップ
S6に進む。
して光電変換されると、イメ−ジメモリ8へ取り込まれ
る。すると、ステップS1で、制御部9がイメ−ジメモ
リ8の文字画像を1文字ずつ切り出し、ここでは帳票7
上の文字(b)を、文字パタ−ンとして認識部10に送
信する。ステップS2で、辞書2のカテゴリ「C」の先
頭iすなわちこの場合「5」を参照する設定を行う。ス
テップS3で、認識部10がカテゴリ「5」のサブカテ
ゴリ「5−1」から「5−3」までと、送信されてきた
文字パタ−ンとを照合する。ステップS4で、文字パタ
−ンと一致したサブカテゴリ「sC」があるか否か判断
して、「5−2」と一致すると、ステップS5で、認識
部10は、サブカテゴリ「5−2」がキャラクタセット
12にあるか否か判断する。サブカテゴリ「5−2」は
図6に示すキャラクタセット12にあるので、ステップ
S6に進む。
【0045】ステップS6で以前にカテゴリ「C」が採
用されているか否か判断して、以前に採用されていない
のでステップS7に進む。ステップS7で、サブカテゴ
リ「5−2」のあるカテゴリ「5」を採用する。ステッ
プS8で、辞書2を全カテゴリ「C」に渡って照合した
か否かを判断する。「否」なので、ステップS9に進
む。ステップS9で、次のカテゴリ「S」を参照するよ
うに設定し、ステップS3に戻る。
用されているか否か判断して、以前に採用されていない
のでステップS7に進む。ステップS7で、サブカテゴ
リ「5−2」のあるカテゴリ「5」を採用する。ステッ
プS8で、辞書2を全カテゴリ「C」に渡って照合した
か否かを判断する。「否」なので、ステップS9に進
む。ステップS9で、次のカテゴリ「S」を参照するよ
うに設定し、ステップS3に戻る。
【0046】ステップS3で、認識部10がカテゴリ
「S」のサブカテゴリ「S−1」から「S−3」まで
と、送信されてきた文字パタ−ンとを照合する。ステッ
プS4で、文字パタ−ンと一致したサブカテゴリ「s
C」があるか否か判断して、一致したサブカテゴリ「S
−2」があるのでステップS5に進む。
「S」のサブカテゴリ「S−1」から「S−3」まで
と、送信されてきた文字パタ−ンとを照合する。ステッ
プS4で、文字パタ−ンと一致したサブカテゴリ「s
C」があるか否か判断して、一致したサブカテゴリ「S
−2」があるのでステップS5に進む。
【0047】ステップS5で、認識部10は、サブカテ
ゴリ「S−2」がキャラクタセット12にあるか否か判
断する。サブカテゴリ「S−2」は図6に示すキャラク
タセット12にないので、ステップS8に進む。従っ
て、サブカテゴリ「S−2」のあるカテゴリ「S」は採
用されないことになる。
ゴリ「S−2」がキャラクタセット12にあるか否か判
断する。サブカテゴリ「S−2」は図6に示すキャラク
タセット12にないので、ステップS8に進む。従っ
て、サブカテゴリ「S−2」のあるカテゴリ「S」は採
用されないことになる。
【0048】上記ステップS3からステップS9までの
処理を繰り返し行い、ステップS8で、辞書2を全カテ
ゴリ「C」に渡って照合したならば、処理を終了とし、
採用されたカテゴリ「5」の文字コ−ドの文字が、送信
された文字パタ−ンの読取結果となる。そして、認識部
10は、カテゴリ「5」の文字コ−ドをホスト16に送
信する。すると、図2に示す制御部17が文字コ−ドを
解析して、表示部18に文字「5」を表示する。
処理を繰り返し行い、ステップS8で、辞書2を全カテ
ゴリ「C」に渡って照合したならば、処理を終了とし、
採用されたカテゴリ「5」の文字コ−ドの文字が、送信
された文字パタ−ンの読取結果となる。そして、認識部
10は、カテゴリ「5」の文字コ−ドをホスト16に送
信する。すると、図2に示す制御部17が文字コ−ドを
解析して、表示部18に文字「5」を表示する。
【0049】以上第2実施例においては、上記第1実施
例と同様の効果が得られると共に、キャラクタセット1
2内のサブカテゴリ「sC」を各カテゴリ「C」におい
て1つずつ集めれば、各先頭のサブカテゴリ「sC」か
らキャラクタセット12に集められたサブカテゴリ「s
C−M」までがキャラクタセット12に集められている
ことになるので、例えば、図3に示すキャラクタセット
11で、図6に示すキャラクタセット12と同じキャラ
クタセットを作成しようとすると、サブカテゴリ「s
C」を「5−1」、「5−2」、「S−1」と3個集め
なければならないところを、「5−2」、「S−1」の
2個で済む。その結果、キャラクタセット12の作成が
より簡単になる。
例と同様の効果が得られると共に、キャラクタセット1
2内のサブカテゴリ「sC」を各カテゴリ「C」におい
て1つずつ集めれば、各先頭のサブカテゴリ「sC」か
らキャラクタセット12に集められたサブカテゴリ「s
C−M」までがキャラクタセット12に集められている
ことになるので、例えば、図3に示すキャラクタセット
11で、図6に示すキャラクタセット12と同じキャラ
クタセットを作成しようとすると、サブカテゴリ「s
C」を「5−1」、「5−2」、「S−1」と3個集め
なければならないところを、「5−2」、「S−1」の
2個で済む。その結果、キャラクタセット12の作成が
より簡単になる。
【0050】上記第1、第2実施例においては、光学式
文字読取装置、特に、認識の過程で、カテゴリを特定す
る際に、各カテゴリのサブカテゴリで構成された辞書を
使用するものに対して本発明を適用したが、標準パタ−
ンを変形パタ−ンで構成した他の認識システム、例えば
音声、指紋、画像といった認識処理を持ったシステムに
も応用することができる。
文字読取装置、特に、認識の過程で、カテゴリを特定す
る際に、各カテゴリのサブカテゴリで構成された辞書を
使用するものに対して本発明を適用したが、標準パタ−
ンを変形パタ−ンで構成した他の認識システム、例えば
音声、指紋、画像といった認識処理を持ったシステムに
も応用することができる。
【0051】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので以下に記載される効果を奏する。キャラクタ
セットを、異なるカテゴリ間では変形パタ−ンが一致し
ないようなサブカテゴリから構成したことにより、標準
的な文字の形状からの変形が大きくなった文字であっ
て、異なるカテゴリの類似した変形パタ−ンと一致して
しまい、読み取ることが困難な文字であっても、読み取
ることができるようになる。
ているので以下に記載される効果を奏する。キャラクタ
セットを、異なるカテゴリ間では変形パタ−ンが一致し
ないようなサブカテゴリから構成したことにより、標準
的な文字の形状からの変形が大きくなった文字であっ
て、異なるカテゴリの類似した変形パタ−ンと一致して
しまい、読み取ることが困難な文字であっても、読み取
ることができるようになる。
【0052】従って、不読文字が少なくなり、その結
果、技術的に満足できる装置を提供することができる。
果、技術的に満足できる装置を提供することができる。
【図1】本発明に係る第1実施例のキャラクタセットを
示す説明図である。
示す説明図である。
【図2】第1実施例の光学式文字読取装置の構成を示す
説明図である。
説明図である。
【図3】第1実施例のキャラクタセットの一例を示す説
明図である。
明図である。
【図4】第1実施例の処理手順を示すフロ−チャ−トで
ある。
ある。
【図5】第2実施例の辞書の一部の構成を示す説明図で
ある。
ある。
【図6】第2実施例のキャラクタセットの一例を示す説
明図である。
明図である。
【図7】従来例の辞書の構成を示す説明図である。
【図8】従来例のキャラクタセットを示す説明図であ
る。
る。
【図9】従来例の読取文字例を示す説明図である。
【図10】従来例の辞書の一部の構成を示す説明図であ
る。
る。
【図11】従来例のキャラクタセットの一例を示す説明
図である。
図である。
1 光学式文字読取装置 2、14 辞書 11、12 キャラクタセット
Claims (2)
- 【請求項1】 所定の文字を示すカテゴリと、該カテゴ
リによって示される文字と対応して設けられ、該文字と
類似する変形パタ−ンと、各変形パタ−ン毎に付せられ
たサブカテゴリとで辞書を構成し、読取対象を示す情報
から成るキャラクタセットを記憶しておき、文字画像か
ら切り出された文字パタ−ンと前記辞書に格納されたサ
ブカテゴリが示す変形パタ−ンとを照合し、その照合に
より一致し、かつ該変形パタ−ンに対応する情報が前記
キャラクタセットに設定されていた場合、該変形パタ−
ンに対応する文字を採用する認識部を備えた光学式文字
読取装置において、 上記キャラクタセットを、異なるカテゴリ間では変形パ
タ−ンが一致しないようなサブカテゴリから構成したこ
とを特徴とする光学式文字読取装置。 - 【請求項2】 所定の文字を示すカテゴリと、該カテゴ
リによって示される文字と対応して設けられ、該文字と
類似する変形パタ−ンと、各変形パタ−ン毎に付せられ
たサブカテゴリとで辞書を構成し、読取対象を示す情報
から成るキャラクタセットを記憶しておき、文字画像か
ら切り出された文字パタ−ンと前記辞書に格納されたサ
ブカテゴリが示す変形パタ−ンとを照合し、その照合に
より一致し、かつ該変形パタ−ンに対応する情報が前記
キャラクタセットに設定されていた場合、該変形パタ−
ンに対応する文字を採用する認識部を備えた光学式文字
読取装置において、 上記変形パタ−ンを文字の変形の小さいものから大きい
ものへと並べ、 上記キャラクタセットを、変形パタ−ンを示すサブカテ
ゴリの上位から所定数だけ集めて構成したことを特徴と
する光学式文字読取装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7020523A JPH08212307A (ja) | 1995-02-08 | 1995-02-08 | 光学式文字読取装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7020523A JPH08212307A (ja) | 1995-02-08 | 1995-02-08 | 光学式文字読取装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08212307A true JPH08212307A (ja) | 1996-08-20 |
Family
ID=12029529
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7020523A Pending JPH08212307A (ja) | 1995-02-08 | 1995-02-08 | 光学式文字読取装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08212307A (ja) |
-
1995
- 1995-02-08 JP JP7020523A patent/JPH08212307A/ja active Pending
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