JPH08212165A - 承認システム - Google Patents

承認システム

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JPH08212165A
JPH08212165A JP7017270A JP1727095A JPH08212165A JP H08212165 A JPH08212165 A JP H08212165A JP 7017270 A JP7017270 A JP 7017270A JP 1727095 A JP1727095 A JP 1727095A JP H08212165 A JPH08212165 A JP H08212165A
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JP
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JP7017270A
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English (en)
Inventor
Tetsuya Nagae
鉄也 永惠
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 不適格者が符号記録媒体を複製して不正に対
象システムを利用することを極力防止することができ、
更に、不正利用があった場合に適格者がそれを気づくこ
との容易な承認システムを提供することを目的とする。 【構成】 符号読取部9は、利用者1に用いられたID
カード4に付されている識別符号8を読取る。符号確認
部11は、符号読取部9で読取られた識別符号8と同一
の符号が、符号登録部13に登録されているか否かを確
認する。制御装置7は、登録が確認された場合には、利
用者1に対象システム3の利用に対する承認を付与し、
符号生成部12で生成した識別符号を、符号記録部10
でIDカード4に書込んで更新すると共に、符号登録部
13に登録されている該識別符号を、符号生成部12で
生成した識別符号に更新するよう制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、利用適格者のみに対し
て対象システム利用の承認を与える承認システムに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】承認システムは、対象システムの利用を
利用適格者(以下、適格者とする)に制限して、当該シ
ステムを適正に運用するためのものである。この場合の
対象システムとしては、計算機システムや銀行の自動現
金預払機などが一般的であるが、不法侵入者を排除する
ためのドアロックシステムや金庫なども対象となる。
【0003】従来の承認システムとしては、IDカード
と呼ばれる固有の識別番号を有する記録媒体を適格者に
配布し、利用者がセットするIDカードの識別番号を読
取り、登録されている識別番号と照合して承認を与える
もの、利用者が入力する暗証番号やパスワードなどを、
登録されている番号と照合して承認を与えるもの、もし
くはこの両者を組み合わせたものなどがあった。
【0004】図7は、従来の承認システムの一例を示す
構成図である。この承認システム50は、利用者がセッ
トするIDカードと利用者が入力する暗証番号とをチェ
ックして、利用者に対象システム3利用の承認を与える
ものであって、図に示されるように、適格者に与えられ
た識別番号52が記録されたIDカード51からなる利
用者側システム50aと、IDカード51の読み取りや
利用者1が入力する暗証番号53のチェックを行なうシ
ステム本体50bとの組合せで構成されている。そして
データベース56には、適格者に発行されたIDカード
51の識別番号52と暗証番号53とが、対応づけて記
憶管理されている。
【0005】この承認システム50では、利用者1はま
ずIDカード51をカード読みとり機55にセットす
る。システム本体50bにおいて、カード読みとり機5
5は、IDカード51に記録されている識別番号52を
読取る。制御装置57は、読み取った識別番号をデータ
ベース56に照会して、登録されている識別番号である
かどうかをチェックし、登録されていれば利用者1に暗
証番号の入力を促す。利用者1は、自分に与えられた暗
証番号53を、暗証番号入力装置54から入力する。
【0006】制御装置57は、利用者1が入力した暗証
番号53を、データベース56に登録されているものと
比較し、一致すれば利用者1に対象システム3の利用の
承認を与える。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな承認システム50においては、例えば以下のような
手段をとることによって、利用不適格者(以下、不適格
者とする)が不正に対象システム3を利用することがで
きる。まず、何らかの手段によって適格者のIDカード
51と暗証番号53を入手し、次いでこのIDカード5
1を複製する。上記の例では暗証番号53はデータベー
ス56で記憶管理されているが、現実にはIDカード5
1に記録されている事例も多く、この場合は暗証番号5
3の入手は更に簡単になる。そして、入手した暗証番号
53と複製したIDカードによって、適格者を装って承
認を得、不正に対象システム3を利用することができ
る。
【0008】また、このような手段によって不適格者が
対象システム3を利用した場合に、IDカード51を複
製された適格者がその事実に気づくことは困難であり、
不正利用に気付いて暗証番号を変更するなどのなんらか
の措置を講ずるまでの間、不適格者が自由に対象システ
ムを利用することができる。本発明は、このような課題
に鑑み、不適格者が符号記録媒体を複製して不正に対象
システムを利用することを極力防止することができ、更
に、不正利用があった場合に適格者がそれを気づくこと
の容易な承認システムを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の承認システムは、一以上の利用適格
者に対して発行され、その各々には書換え可能な識別符
号が付されている符号記録媒体と、符号記録媒体が用い
られるとき、符号記録媒体に付されている識別符号を読
取る符号読取手段と、実質的な乱数を発生させ、その乱
数を用いて識別符号を生成する符号生成手段と、符号記
録媒体に識別符号を書込む符号書込手段と、符号記録媒
体に書込む識別符号と同じ符号を登録する符号登録手段
と、符号読取手段で読取られた識別符号が符号登録手段
に登録されているか否かを確認する符号確認手段と、符
号読取手段によって読取られた識別符号と同一の符号の
登録が確認された場合には、利用者に対象システムの利
用に対する承認を付与し、符号生成手段で生成した識別
符号を符号書込手段で符号記録媒体に書込んで更新する
と共に、符号登録手段の該識別符号を符号生成手段で生
成した識別符号に更新するよう制御する制御手段とを備
えることを特徴としている。
【0010】また、請求項2記載の承認システムは、請
求項1記載の承認システムに対して、符号登録手段に登
録された識別符号の履歴を記憶する符号履歴記憶手段
と、符号確認手段で登録が確認されなかった場合に、符
号読取手段で読み取られた識別符号が符号履歴記憶手段
に記憶されているか否かを確認する符号履歴確認手段と
を備えることを特徴としている。
【0011】また、請求項3記載の承認システムは、請
求項2記載の承認システムに対して、符号記録媒体の各
々には固有の識別番号が付され、符号読取手段は、符号
記録媒体が用いられるとき、符号記録媒体に付されてい
る識別符号と識別番号とを読取り、符号登録手段は、符
号記録媒体の識別符号を識別番号と対応づけて登録する
と共に、符号履歴記録手段は、識別番号と対応づけて識
別符号の履歴を記録することを特徴としている。
【0012】また、請求項4記載の承認システムは、請
求項1及び2記載の承認システムに対して、該承認シス
テムが、符号記録媒体と、システム本体とから構成さ
れ、符号更新手段は、符号生成手段によって生成された
識別符号を信号音として発生する第1の信号音発生手段
が符号記録媒体側に、第1の信号音発生手段からの信号
音を受信して識別符号として符号記録媒体に記録する信
号音受信記録手段がシステム本体側に設けられてなり、
符号読取手段は、符号記録媒体の識別符号を信号音とし
て発生する第2の信号音発生手段がシステム本体側に、
第2の信号音発生手段からの信号音を受信して識別符号
として読取る信号音読取手段が符号記録媒体に設けられ
てなることを特徴としている。
【0013】
【作用】請求項1記載の承認システムによれば、利用者
は、対象システムを利用しようとするとき符号記録媒体
を用いる。符号読取手段は、用いられた符号記録媒体に
付されている識別符号を読取り、符号確認手段は、符号
読取手段で読取られた識別符号と同一の符号が、符号登
録手段に登録されているか否かを確認する。
【0014】制御手段は、登録が確認された場合には、
利用者に対象システムの利用に対する承認を付与し、符
号生成手段で生成した識別符号を符号書込手段で符号記
録媒体に書込んで更新すると共に、符号登録手段に登録
されている該識別符号を符号生成手段で生成した識別符
号に更新するよう制御する。従って、利用者が利用する
度に、符号記録媒体に付されている識別符号と符号登録
手段に登録されている該識別符号は更新される。
【0015】仮に、不適格者が、符号記録媒体を複製
し、それを用いて不正に承認を得た場合、適格者が本来
の符号記録媒体を用いて承認を得ようとしても承認を得
ることができないので、不正な利用がなされた可能性が
あることを知ることができ、この時点で適切な処置をと
ることが可能である。また、不正に利用しようとする者
が符号記録媒体を複製しても、適格者が本来の符号記録
媒体を用いて先に利用すれば、複製した符号記録媒体を
用いて承認を得ることができず、不正な利用を防ぐこと
ができる。
【0016】また、請求項2記載の承認システムによれ
ば、適格者が本来の符号記録媒体を用いて承認を得よう
としても承認を得ることができない場合、符号履歴確認
手段によって符号読取手段で読み取られた識別符号が符
号履歴記憶手段に記憶されているか否かが確認される。
そして、符号履歴記憶手段に記憶されていることが確認
されれば、符号記録媒体が複製され不正に承認が与えら
れたことがわかる。
【0017】このようにして、不正な使用がなされた場
合に、適格者がその事実を確認することができる。ま
た、請求項3記載の承認システムによれば、符号登録手
段及び符号履歴記録手段は、識別符号を識別番号と対応
づけて登録及び記録している。従って、符号確認手段及
び符号履歴確認手段は、識別番号に基づいて識別符号の
確認を行うことができ、より確かなチェックを行うこと
ができる。
【0018】また、請求項4記載の承認システムによれ
ば、承認システムが、符号記録媒体と、システム本体と
から構成されている。そして、符号の読取りは、符号記
録媒体に設けられた第1の信号音発生手段と、システム
本体に設けられた信号音受信記録手段により信号音を通
じてなされる。また、符号の更新は、システム本体側に
設けられた第2の信号音発生手段と、符号記録媒体に設
けられた信号音読取手段により信号音を通じてなされ
る。
【0019】従って、システム本体の外部にある符号記
録媒体から、信号音を通じて、対象システムを利用する
承認を得ることができる。
【0020】
【実施例】
[実施例1]図1は、本発明の実施例1にかかる承認シ
ステムの構成図である。対象システム3は、計算機シス
テムや銀行の自動現金預払機であって、利用者1が対象
システム3を利用する場合には、承認システム2による
承認を得なければならないようになっている。
【0021】承認システム2は、複数の適格者に対して
発行されているIDカード4からなる利用者側システム
2aと、システム本体2bとに分けられる。IDカード
4は、識別符号8が記録された符号記録媒体であって、
この識別符号8は書換えができるようになっている。本
実施例における識別符号8は、5桁の数字で構成されて
おり、IDカード4に磁気的に記録されている。
【0022】システム本体2bは、IDカード4の識別
符号8を読み書きするカードチェック装置5と、カード
チェック装置5で読み取った識別符号を基に符号承認を
行うと共に識別符号の生成を行う符号承認装置6と、符
号承認装置6の動作制御や対象システム3の利用承認に
対する制御を行う制御装置7とから構成されている。カ
ードチェック装置5は、IDカード4をセットすること
ができるようになっており、セットされたIDカード4
の識別符号8を読み取る符号読取部9と、セットされた
IDカード4に識別符号8を書き込む符号記録部10と
が備えられている。
【0023】なお、図1における白抜き矢印は、IDカ
ード4がカードチェック装置5にセットされた状態にお
いて、IDカード4から読取られた識別符号8や符号承
認装置6で生成した識別符号等のデータの流れを示して
いる。また、通常矢印は、制御装置7の制御信号を示し
ている。符号承認装置6は、符号確認部11と符号生成
部12と符号登録部13とから構成されている。
【0024】符号確認部11は、符号登録部13に照会
し、符号読取部9で読みとった識別符号と同一の符号
が、符号登録部13に登録されているか否かの確認を行
う。符号生成部12は、0から9の数字をランダムに発
生する乱数発生部14を有しており、符号承認装置6か
ら要求があれば、乱数発生部14で発生した数字を順に
5個接続して、生成した5桁の数字を識別符号として発
行する。
【0025】符号登録部13は、メモリであって、適格
者に対して発行されている全てのIDカード4の識別符
号8が、各メモリ領域に保持されている。制御装置7か
らの指示により、符号読取部9で読み取った識別符号と
同じ識別符号が記憶されていたメモリ領域に、符号生成
部12で生成した新たな識別符号を登録して、更新を行
うようになっている。
【0026】また、制御装置7からの指示により、符号
生成部12で生成された識別符号はカードチェック装置
5に送出され、この送出された識別符号は、符号記録部
10でIDカード4に識別符号8として書き込まれるよ
うになっている。図2は、制御装置7が符号承認装置6
を制御する内容を示すフローチャートである。このフロ
ーチャートに従って、承認システム2の動作について説
明する。
【0027】利用者は、対象システム3を利用しようと
する場合、IDカード4をカードチェック装置5にセッ
トする。ここでは、IDカード4の識別符号8として、
「12345」という数字が記録されているものとす
る。カードチェック装置5にIDカード4のセットがな
されれば、符号読取部9がIDカード4に記録してある
識別符号「12345」を読み取り、符号確認部11に
その識別符号データを入力する(S1でYes)。
【0028】符号確認部11は、符号登録部13に照会
し、入力された識別符号「12345」と同一の符号が
符号登録部13に登録されているか否かを確認する(S
2)。符号確認部11により、識別符号「12345」
と同一の符号が、符号登録部13に登録されていること
が確認されれば(S3でYes)、符号生成部12に指
示して5桁の識別符号を生成する(S4)。ここで新た
に生成された識別符号を「67890」とする。
【0029】ステップS5で生成した新しい識別符号
「67890」を符号登録部13に登録し、旧来の識別
符号「12345」を無効とする(S5)。更に新識別
符号「67890」をカードチェック装置5に送出する
(S6)。符号記録部10では、新識別符号「6789
0」をIDカード4に書き込む。そして、これら一連の
操作を終了すると、利用者1に対象システム3の利用承
認を与え(S7)、利用者1が対象システム3を利用で
きるようにする。
【0030】識別符号を確認する段階で、IDカード4
から読みとった識別符号8が符号登録部13に登録され
ていない場合(S3でNo)、このIDカード4は有効
なものではないと判断し、利用者1に対して承認は与え
ない(S8)。次に、不適格者が適格者のIDカード4
を複製して利用しようとした場合について説明する。
【0031】不適格者が、複製したIDカードを用い
て、適格者よりも先に承認システム2を利用すると、不
適格者に対して承認が与えられる。そして、複製された
IDカードの識別符号は変更され、新しい識別符号が符
号登録部13に記録される。この状態で、適格者が正し
いIDカード4を用いて承認を得ようとしても、IDカ
ード4に記録されている識別符号8と符号登録部13に
登録されている識別符号とが一致しないため、承認を得
ることができない。従って、この段階で適格者は、承認
システム2および対象システム3が不正に利用された可
能性があることを知ることができ、それ以上不正利用さ
れないように処置を講ずることによって、被害の拡大を
防止することができる。
【0032】また、IDカード4が複製されても、不適
格者よりも先に適格者が承認システム2を利用すると、
不適格者が保有する複製されたIDカードを用いて承認
を得ようとしても、符号登録部13に登録されている識
別符号とが一致しないため承認を得ることができない。
従って、適格者は被害を被ることがない。 [実施例2]図3は、本発明の実施例2にかかる承認シ
ステムの構成図である。図中、実施例1と共通するもの
は同じ番号を付して説明を省略する。
【0033】利用者1が対象システム3を利用する場合
に、承認システム20による承認を得なければならない
点は、実施例1と同様である。本実施例の承認システム
20も、利用者側システム20aとシステム本体20b
とからなる。利用者側システム20aは、信号音再生部
25と信号音記録部26とが備えられた符号記録媒体2
1である。この符号記録媒体21は、複数の利用適格者
に対して発行されており、各符号記録媒体21には固有
の識別番号27が付けられている。符号記録媒体21
は、具体的には後述するようにダイアラー等によって構
成される。
【0034】信号音記録部26には、実施例1の識別符
号8と同様の5桁の数値からなる識別符号が、信号音
(トーン信号)のデータとして記録されている。信号音
再生部25は、識別番号27や信号音記録部26に記録
されている識別符号を信号音として再生し、システム本
体20bに送出する。システム本体20bは、符号記録
媒体21との間で信号音の送り受けをする信号音チェッ
ク装置22と、信号音チェック装置22が読み取った識
別符号を基に符号承認を行うと共に識別符号を生成する
符号承認装置23と、符号承認装置23の動作制御や対
象システム3の利用承認に対する制御を行う制御装置2
4とから構成されている。
【0035】信号音チェック装置22は、信号音読取部
28と信号音発生部29と変換テーブル30とを備えて
いる。信号音読取部28及び信号音発生部29は、実施
例1の符号読取部9及び符号記録部10に相当するもの
である。信号音読取部28は、識別番号や識別符号の信
号音の受取りを行うものであって、信号音発生部29
は、識別符号の信号音を発生するものである。変換テー
ブル30は、詳しくは後述するが、デジタル信号とそれ
に対応するトーン信号との間の変換を行うために用いら
れる。
【0036】符号承認装置23は、実施例1の符号承認
装置6と同様、符号確認部11と符号生成部12と符号
登録部31とから構成されている。本実施例の符号登録
部31は、実施例1の符号登録部13と同様、符号生成
部12で生成した識別符号を保持する機能を有してお
り、更に符号履歴管理部32を備えている。
【0037】表1は、符号履歴管理部32が識別符号を
記憶管理している状態を示している。表1に示されるよ
うに、符号履歴管理部32は、符号記録媒体21に対し
て発行した識別符号を、過去数回分(表1においては5
回分)に及んで、識別番号毎に記憶管理している。そし
て、符号登録部31は、符号履歴管理部32が記憶管理
している識別符号の中で、最新のものを、登録中の識別
符号として保持している。
【0038】なお、符号登録部31は、制御装置24か
らの指示があるときには、登録されている識別符号を無
効にしたり、更新したりすることもできるようになって
いる。表2は、変換テーブル30を示すものである。表
2において、0〜9の数字と*,#の記号は、これらの
数字,記号のデジタル信号を表しており、この変換テー
ブル30によって、数字及び記号のデジタル信号と、そ
れに対応するトーン信号とが、互いに変換されるように
なっている。例えば、数字「1」のデジタル信号は、6
97Hzと1209Hzとの合成音に変換される。な
お、この変換テーブル30は、電話のトーン信号に用い
られているものと同様である。
【0039】このような信号音チェック装置22におい
て、符号生成部12で生成される0から9までの数字の
組合せからなる識別符号は、信号音として信号音記録部
26に送出される。例えば、符号生成部12で生成され
た識別符号が「12345」であったとすれば、信号音
発生部29からは、697Hz+1209Hzのトーン
信号、697Hz+1336Hzのトーン信号、697
Hz+1477Hzのトーン信号、770Hz+120
9Hzのトーン信号が順次送出される。
【0040】一方、信号音読取部28で読み取られた信
号音は、変換テーブル30によりデジタル信号に変換さ
れて符号確認部11に送られる。なお、各トーン信号の
継続時間は、機器の性能が許容する範囲において自由に
定めることができるが、数ミリから数百ミリ秒程度の長
さが適している。図4は、制御装置7が符号承認装置2
3を制御する内容を示すフローチャートである。このフ
ローチャートに従って、承認システム20の動作につい
て説明する。
【0041】利用者1は、対象システム3を利用しよう
とする場合、符号記録媒体21を用いて、識別番号27
と信号音記録部26に記録されている識別符号を信号音
チェック装置22に送信する。信号音チェック装置22
の信号音読取部28は、識別番号27と識別符号を信号
音で受取り、変換テーブル30でデジタル信号に変換し
て、符号確認部11に入力する(S11でYes)。こ
こでは、仮に入力された識別番号が「001」で、識別
符号が「79543」とする。
【0042】符号確認部11は、符号登録部31に照会
し、入力された識別符号「79543」と同一の符号
が、入力された識別番号”001”の欄に登録されてい
るか否かを確認する(S12)。符号確認部11によ
り、識別符号「79543」と同一の符号が、符号登録
部31の識別番号「001」の欄に登録されていること
が確認されれば(S13でYes)、符号生成部12に
指示して5桁の識別符号を生成する(S14)。ここ
で、新たに生成した識別符号を「21054」とする。
【0043】ステップS14で生成した新しい識別符号
「21054」を、符号登録部31に登録する(S1
5)。このとき、表1の符号履歴管理部32の識別番号
「001」の欄においては、生成された識別符号「21
054」が最新の識別符号として登録され、それまでの
最新の識別符号であった「79543」,前回の識別符
号であった「25798」,前々回の識別符号であった
「89552」,3回前の識別符号であった「2664
6」は、それぞれ新たな前回,前々回,3回前,4回前
の識別符号として記憶され、それまでの4回前の識別番
号であった「56406」は消去される。
【0044】更に、生成した新しい識別符号「2105
4」を、信号音チェック装置22に送出する(S1
6)。信号音発生部29は、新しい識別符号「2105
4」の信号音を信号音記録部26に送ってこれを書き込
む。そして、これら一連の操作が終了すると、利用者1
に対象システム3の利用承認を与えるので(S17)、
利用者1は対象システム3を利用することが可能とな
る。
【0045】一方、識別符号確認の段階で、入力された
識別符号と同一の符号が、符号登録部31の該当識別番
号「001」の欄に登録されていない場合(S13でN
o)、この識別符号は有効なものではないと判断される
ので、利用者1に承認は与えない(S18)。この場
合、更に、符号承認装置23は、符号履歴管理部32の
該当識別番号「001」の欄を照会し(S19)、入力
された識別符号と同一の符号があるか否かを調べ、同一
の符号があれば(即ち、「25798」,「8955
2」,「26646」,「56406」のいずれかであ
れば)(S20でYes)、その旨を承認システム20
の管理者に通報する(S21)。
【0046】このように動作することにより、実施例1
と同様、不適格者が適格者の符号記録媒体21を複製し
て承認システム20を利用すると、識別符号が変更され
るため、適格者が承認を得られなくなる。また、本実施
例においては、上記のようにして管理者に通報がなされ
た場合、管理者は、更に符号記録媒体21の利用者が適
格者であるかどうかを確認し、適格者であれば、不適格
者によって符号記録媒体21の複製がなされ、承認シス
テム20の不正利用がなされたということを確認するこ
とができる。
【0047】なお、この場合、ステップS21におい
て、同一の符号が符号履歴管理部32のどの回に位置す
るかによって、不正利用がなされた回数を知ることがで
きる。例えば、同一の符号が3回前にあったならば、不
正利用が3回なされていたことになる。制御装置24に
よって適格者の符号記録媒体21に記録されている識別
符号を有効とし、代わりに最新の識別符号を無効にする
という処置をとることによって、不正利用の継続を防止
することができる。
【0048】また、このような処置を取った後、更に無
効とした識別符号が符号承認装置23に入力された場合
に、管理者に通報するようにしておけば、不正に利用し
ようとした不適格者を特定することも可能となる。以上
のように、本実施例では、利用者側システムとシステム
本体との間で、信号音(トーン信号)によって識別符号
の通信を行っているので、一般の電話回線を利用するこ
とができる。
【0049】図5は、このような承認システム20を適
用したホームコントロールシステムの一例を示す構成図
である。このホームコントロールシステムでは、家庭4
0内に、承認装置41と、ホームコントローラー42
と、機器43a〜43dとが配備されている。そして、
機器43a〜43dは、家庭内情報線44でホームコン
トローラー42に接続されている。
【0050】承認装置41は、電話回線47を通じて外
部電話機46とつながっている。外部電話機46には、
ダイアラー45(トーン信号発生装置)が取り付けられ
ている。このダイアラー45は、録音再生機能を有して
おり、識別符号の録音再生及び識別番号の再生を行うこ
とができるようになっている。また、承認装置41は、
管理会社48とつながっており、承認装置41に異常が
発生すると管理会社48に通報されるようになってい
る。
【0051】ここで、承認装置41並びにダイアラー4
5は、上記システム本体20b並びに上記符号記録媒体
21に相当し、各々の機能を有している。また、ホーム
コントローラー42及び機器43a〜43dは、上記の
対象システム3に相当する。このホームコントロールシ
ステムにおいては、利用者は、外部電話機46を用い、
ダイアラー45から承認装置41信号音によって通信し
て承認を得、その後ホームコントローラー42を通して
機器43a〜43dを利用することができるようになっ
ている。
【0052】図6は、ダイアラー45と家庭40の承認
装置41との間の通信プロトコルの概略を示す制御シー
ケンス図である。この制御シーケンス図に従って、ホー
ムコントロールシステムの動作を説明する。利用者が外
部電話機46から電話回線47を通じて家庭40に電話
をかけ、家庭40側で着信すると、承認装置41では、
符号受信準備をして、確認信号を送信する。
【0053】ダイアラー45側で、この確認信号を着信
すると、識別番号及び識別符号を送信する。承認装置4
1では、受け取った識別番号及び識別符号と同一の符号
が、登録されているか否か(即ち、符号が正規か不正規
か)を確認する。そして確認すれば、新たな識別符号を
送信して、ホームコントローラ42に接続して、機器4
3a〜43dの利用を可能にする。その後は、ダイアラ
ー45からのコマンド送信と承認装置41でのコマンド
受信、及び承認装置41からの確認信号送信とダイアラ
ー45での確認信号受信とを繰り返すことによって、外
部電話機46からホームコントローラー42を通じて機
器43a〜43dを利用することができる。
【0054】一方、識別符号が登録されていない場合
は、承認装置41はその旨をダイアラー45に送信し
て、回線の接続を切る。またこの場合、符号履歴を調べ
て、その結果を管理会社48に報知するようにすること
もできる。
【0055】
【発明の効果】請求項1記載の承認システムによれば、
不適格者が符号記録媒体を複製して不正に対象システム
を利用することを極力防止することができ、更に、不正
利用があった場合に適格者がそれを気づくことが容易で
ある。請求項2記載の承認システムによれば、不正な使
用がなされた場合に、適格者がその事実を確認すること
ができる。また、不正に利用しようとした不適格者を特
定したりすることも可能である。
【0056】請求項3記載の承認システムによれば、よ
り確かなチェックを行うことができる。請求項4記載の
承認システムによれば、システム本体の外部にある符号
記録媒体から、信号音を通じて、対象システムを利用す
る承認を得ることができるので、利用者側システムとシ
ステム本体との間が電話回線等によってつなげられたシ
ステムに適用することができる。
【0057】このように、本発明の承認システムによ
り、識別符号記録媒体が不正に複製された場合などにお
いても、システムが不正利用されることを極力防ぎ、不
正利用された場合においても、いち早くそれを知ること
が可能となり被害の拡大を防ぐことができる他、不正利
用者の同定も行ないやすく、承認システムの安全性を高
めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1にかかる承認システムの構成図であ
る。
【図2】図1に示した制御装置7が、符号承認装置6を
制御する内容を示すフローチャートである。
【図3】実施例2にかかる承認システムの構成図であ
る。
【図4】図3に示した制御装置7が、符号承認装置23
を制御する内容を示すフローチャートである。
【図5】図3に示した承認システム20を適用したホー
ムコントロールシステムの一例を示す構成図である。
【図6】ダイアラー45と家庭40の承認装置41との
間の通信プロトコルの概略を示す制御シーケンス図であ
る。
【図7】従来の承認システムの一例を示す構成図であ
る。
【符号の説明】
2 承認システム 3 対象システム 4 IDカード 5 カードチェック装置 6 符号承認装置 7 制御装置 8 識別符号 9 符号読取部 10 符号記録部 11 符号確認部 12 符号生成部 13 符号登録部 14 乱数発生部 20 承認システム 21 符号記録媒体 22 信号音チェック装置 23 符号承認装置 24 制御装置 25 信号音再生部 26 信号音記録部 27 識別番号 28 信号音読取部 29 信号音発生部 30 変換テーブル 31 符号登録部 32 符号履歴管理部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一以上の利用適格者に対して発行され、
    その各々には書換え可能な識別符号が付されている符号
    記録媒体と、 前記符号記録媒体が用いられるとき、該符号記録媒体に
    付されている識別符号を読取る符号読取手段と、 実質的な乱数を発生させ、その乱数を用いて識別符号を
    生成する符号生成手段と、 前記符号記録媒体に識別符号を書込む符号書込手段と、 前記符号記録媒体に書込む識別符号と同じ符号を登録す
    る符号登録手段と、 符号読取手段で読取られた識別符号が符号登録手段に登
    録されているか否かを確認する符号確認手段と、 符号読取手段によって読取られた識別符号と同一の符号
    の登録が確認された場合には、利用者に対象システムの
    利用に対する承認を付与し、符号生成手段で生成した識
    別符号を符号書込手段で符号記録媒体に書込んで更新す
    ると共に、符号登録手段の該識別符号を符号生成手段で
    生成した識別符号に更新するよう制御する制御手段とを
    備えることを特徴とする承認システム。
  2. 【請求項2】 前記承認システムは、更に、 符号登録手段に登録された識別符号の履歴を記憶する符
    号履歴記憶手段と、 前記符号確認手段で登録が確認されなかった場合に、符
    号読取手段で読み取られた識別符号が前記符号履歴記憶
    手段に記憶されているか否かを確認する符号履歴確認手
    段とを備えることを特徴とする請求項1記載の承認シス
    テム。
  3. 【請求項3】 前記符号記録媒体の各々には固有の識別
    番号が付され、 前記符号読取手段は、前記符号記録媒体が用いられると
    き、該符号記録媒体に付されている識別符号と識別番号
    とを読取り、 前記符号登録手段は、前記符号記録媒体の識別符号を識
    別番号と対応づけて登録すると共に、符号履歴記録手段
    は、識別番号と対応づけて識別符号の履歴を記録するこ
    とを特徴とする請求項2記載の承認システム。
  4. 【請求項4】 前記承認システムは、符号記録媒体と、
    システム本体とから構成され、 前記符号読取手段は、符号記録媒体側に設けられ、符号
    生成手段によって生成された識別符号を信号音として発
    生する第1の信号音発生手段と、システム本体側に設け
    られ、第1の信号音発生手段からの信号音を受信して識
    別符号として符号記録媒体に記録する信号音受信記録手
    段とからなり、 前記符号更新手段は、システム本体側に設けられ、符号
    記録媒体の識別符号を信号音として発生する第2の信号
    音発生手段と、符号記録媒体側に設けられ、第2の信号
    音発生手段からの信号音を受信して識別符号として読取
    る信号音読取手段とからなることを特徴とする請求項1
    及び請求項2記載の承認システム。
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