JPH08211220A - 液晶ディスプレーカラーフィルター用黄色レジスト組成物 - Google Patents

液晶ディスプレーカラーフィルター用黄色レジスト組成物

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JPH08211220A
JPH08211220A JP18457395A JP18457395A JPH08211220A JP H08211220 A JPH08211220 A JP H08211220A JP 18457395 A JP18457395 A JP 18457395A JP 18457395 A JP18457395 A JP 18457395A JP H08211220 A JPH08211220 A JP H08211220A
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JP
Japan
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pigment
agent
yellow
resist composition
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JP18457395A
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Inventor
Daiu Nin
大羽 任
Junshoku Kin
淳植 金
Taikan Ro
泰煥 盧
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DAIICHI GOSEN KK
Toray Chemical Korea Inc
Original Assignee
DAIICHI GOSEN KK
Cheil Synthetics Inc
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02FOPTICAL DEVICES OR ARRANGEMENTS FOR THE CONTROL OF LIGHT BY MODIFICATION OF THE OPTICAL PROPERTIES OF THE MEDIA OF THE ELEMENTS INVOLVED THEREIN; NON-LINEAR OPTICS; FREQUENCY-CHANGING OF LIGHT; OPTICAL LOGIC ELEMENTS; OPTICAL ANALOGUE/DIGITAL CONVERTERS
    • G02F1/00Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics
    • G02F1/01Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour 
    • G02F1/13Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour  based on liquid crystals, e.g. single liquid crystal display cells
    • G02F1/133Constructional arrangements; Operation of liquid crystal cells; Circuit arrangements
    • G02F1/1333Constructional arrangements; Manufacturing methods
    • G02F1/1335Structural association of cells with optical devices, e.g. polarisers or reflectors
    • G02F1/133509Filters, e.g. light shielding masks
    • G02F1/133514Colour filters

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 高精密の微細パターン形成が可能であり、耐
光性、耐熱性、色再現性(黄色度)等が優秀であり、分
散安定性と接着性が優秀であるLCDカラーフィルター
用黄色レジスト組成物を提供する。 【構成】 下記(I)で表現されるバインダー樹脂に多
官能性アクリレートモノマー、光重合開始剤及び増減剤
を混合した感光性樹脂組成物に、高分子分散剤及び/又
は下記(II)の顔料誘導体分散剤、色素、レベリング
剤、スリップ剤、界面活性剤及び消泡剤で構成される顔
料分散組成物を混合することにより製造される。 ここで、Rは水素又はメチル基、Rはアルキル基
等、x,y,zはモル比を示す。 ここで、Aは有機顔料、Gはスルホン基等、R′
R′は水素原子、無置換アルキル基等、Rは水素原
子等、l,m,nは整数である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は液晶ディスプレー(LC
D:Liquid Crystal Display)
用フィルターの製造に使用される黄色レジスト組成物に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】情報化社会に暮らしている近頃におい
て、情報の重要性は日に日に増加している実情であり、
特にディスプレーに対する要求としてはカラー化ととも
に小型化、軽量化、薄形化が強く台頭している。そのう
ち、液晶カラーディスプレーは前記要求が充分に満たせ
るものとして注目的となり実用化が急に進行されてお
り、将来液晶テレビジョン受像機、ビデオモニター、カ
メラ、スキャナー、ラップトップ型ワードプロセッサ、
ノートブック個人用コンピューター、車両搭載型テレビ
ジョン受像機、大画面テレビジョン受像器、ゲーム器等
のように使用形態が多様化され、性能に対しても優秀な
品質が要求されることは言うまでもない。液晶ディスプ
レー等のような前記製品において、カラーフィルターは
液晶表示素子の上面に積層されカラー信号を再現するも
ので重要な核心部品の一つであり、併せて画像品質の向
上、使用環境条件の拡大による信頼性の確保のための品
質の安定化、プロセッサの簡単化に伴う製造費用の節減
等の問題の解決が最大の核心となっている。カラーフィ
ルターの製造方法としては、染色法、印刷法、顔料分散
法、電着法及び無機多層薄膜法等があり、一般に基板
(液晶ディスプレー用無アルカリ特殊ガラス)上に赤緑
青の画素と黒色マトリックスを形成して製造している。
例えば、日本特開昭60−42706、60−1297
38、61−9603、61−102602、62−8
5202、62−106407、62−153901、
63−66501、63−237002、64−232
01、平3−229203には染色法、印刷法、顔料分
散法、電着法及び無機多層薄膜法等が記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の染色法によるカ
ラーフィルターは感光性天然樹脂(ゼラチン)又は感光
性樹脂(アミン変成ポリビニールアルコール)を染料で
染色処理して製造したが、このカラーフィルターは耐熱
性、耐光性、水分抵抗性等が著しく低下する。印刷法に
よるカラーフィルターは光硬化性樹脂又は熱硬化性樹脂
に色素を分散して製造したインクをオフセット印刷法、
スクリーン印刷法、転写印刷法又は活版印刷法等の方法
を使用して製造されるが、低価化及び大画面化を実現し
得る利点がある反面、高精密の微細パターン形成、既存
ブラウン管との同等水準の分光特性及び色度上での色再
現性等にあって欠点を有する。一方、適宜な溶媒に顔料
を分散し基板上に形成された電極を用いて電着塗装する
電着法があるが、この方法は耐光性及び耐熱性が良好で
ある反面色素層を形成するために透明電極が必要である
ばかりでなく形成される色素層が絶縁膜となるためカラ
ーフィルターの表面に液晶駆動用電極を別に備える必要
がある。又、無機多層薄膜法のうち、特にニッケル又は
クロムを蒸着させて黒色マトリックスを形成する方法も
公知されているが、遮光率及び解像度は良好である反面
設備費が高く掛かり、工程も複雑であり、製造単価も高
い問題点があった。顔料分散法による黄色レジストは感
光性樹脂のうち、黄色顔料を分散させたレジストを製造
した後、これをフォトリソグラフィー工程を行って製造
するもので、この際に顔料分散レジスト組成物は顔料に
よる光量の減衰があっても光硬化反応が開始され促進さ
れる高感度のフォトポリマーが存在すべきであり、塗
布、露光、現像等のプロセスに安定にかつ簡単に適用で
きなければならなく、サブミクロンの粒径(0.01〜
0.4μm)を有する顔料を均一に分散しなければなら
ないとともに長期間貯蔵に対する安定性(最小限3カ月
以上)も保証される溶液組成でなければならなく、耐光
性、耐熱性、耐湿性、耐薬品性等が優秀であり黄色度も
良好でなければならない問題点がある。従って、本発明
の目的は高精密の微細パターン形成が可能であり、耐光
性、耐熱性、色再現性(黄色度)等が優秀であり、分散
安定性と接着性が優秀である黄色レジスト組成物を提供
することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的だけでなく容易
に表出される他の目的を達成するために、本発明では、
バインダー樹脂、多官能性アクリレートモノマー、光重
合開始剤及び増減剤、熱重合禁止剤、有機溶媒等で構成
される感光性樹脂組成物と、有機溶剤、顔料、高分子分
散剤及び/又は顔料誘導体分散剤、レベリング剤、消泡
剤、界面活性剤、スリップ剤等で構成される顔料分散物
とを混合して黄色レジストを製造することにより、信頼
性、解像度及び分光性が優秀である黄色レジストを製造
する。
【0005】
【実施例】本発明をより具体的に説明すると次のようで
ある。本発明のバインダー樹脂としては下記の一般式
(化1)で表現される重合体を使用する。
【0006】
【化1】
【0007】ここで、Rは水素又はメチル基、R
炭素数1〜10のアルキル基、フェニル基又はベンジル
基、x,y,zはモル比を示し,xは5〜49モル,y
は50〜94モル及びzは1〜45モルであり,x,
y,zの合計は100モルである。
【0008】バインダー樹脂の製造は、先ず2−ヒドロ
キシエチルアクリレート又は2−ヒドロキシエチルメタ
クリレートをトリメチルシリルクロリドと反応させて2
−(トリメチルシリルオキシ)エチルアクリレート又は
2−(トリメチルシリルオキシ)エチルメタクリレート
を得、この化合物1種と不飽和有機酸と不飽和有機酸エ
ステルをエチルセルソルブアセテート、トルエン、ベン
ゼン、メチルエチルケトン等の有機溶媒の単独又は混合
溶媒に添加した後、光重合開始剤を使用して共重合反応
させる。バインダー樹脂の製造に使用される不飽和有機
酸としては、アクリル酸又はメタクリル酸を単独で使用
するか混合使用し、不飽和有機酸エステルとしては主に
メチルメタクリレート又はベンゼンメタクリレートを単
独で使用するか混合使用することができる。
【0009】前記共重合反応において、有機溶媒に対す
る一般式(1)化合物、不飽和有機酸及び不飽和有機酸
エステルの総添加量は5〜80重量%が効果的である。
有機溶媒に対する添加量が5重量%未満であると経済的
でなく、80重量%を越えると反応速度及び反応率が低
い問題点がある。前記共重合反応温度は選択使用する開
始剤に応じて0℃以上から150℃まで可能であるが、
好ましくは25〜120℃の範囲が適当であり、共重合
反応完結は常温又は常温以下の温度に冷却(quenc
hing)するか重合停止剤(inhibitor)を
添加して実施する。重合停止剤としてはヒドロキノン、
キノン、ニトロベンゼン、ベンゾチアジン(benzo
−thiazine)、メチレンブル(methyle
n blue)、ジフェニルピクリルヒドラジル(di
phenylpicryl hydrazyl)等があ
り、添加量は通常の重合反応と同様に単量体に対して1
重量部から0.0001重量部(1ppm)まで添加す
る。併せて、急激な共重合防止及び分子量調整のために
重合遅延剤(retarder)を10重量部から0.
0001重量部(1ppm)まで添加することもでき
る。使用可能な遅延剤としては酸素、ニトロモノオキシ
ド(NO)、ニトロソ化合物、サルファ(sulfu
r)化合物、アミン化合物、フェノール系化合物、アル
デヒド化合物、カルバマート(carbamate)化
合物等がある。前述した共重合反応により得られた共重
合樹脂は各種有機溶媒の溶解度差を用いて沈澱精製分離
して使用するか又は相溶性が許す限度内では溶液重合さ
れた状態そのまま直ぐ使用できる。
【0010】バインダー樹脂の使用量は総樹脂固形分に
対して30〜80重量%が好ましく、30重量%未満で
ある場合は製造された感光材料が基板に塗布されなく、
80重量%を越える場合は感光性がそれ以上向上されな
い。
【0011】又、バインダー樹脂で高い光架橋密度を得
るために3官能以上の多官能アクリレートモノマーを添
加する。多官能性アクリレートモノマーとしてはエチレ
ングリコールジアクリレート、トリエチレングリコール
ジアクリレート、1,3−ブタンジオルジアクリレー
ト、テトラメチレングリコールジアクリレート、プロピ
レングリコールジアクリレート、1,4−シクロヘキサ
ンジオルジアクリレート、トリメチロルトリアクリレー
ト、トリメチロルプロパントリアクリレート、ペンタエ
リトリトールトリアクリレート、テトラエチレングリコ
ールジアクリレート、ジペンタエリトリトールトリアク
リレート、ジペンタエリトリトールテトラアクリレー
ト、ソルビトールトリアクリレート、ソルビトールテト
ラクリレート、ソルビトールペンタクリレート、ソルビ
トールヘキサクリレート、テトラメチレングリコールジ
メタクリレート、トリエチレングリコールジメタクリレ
ート、トリメチロルプロパントリメタクリレート、エチ
レングリコールジメタクリレート、トリメチロルエタン
トリメタクリレート、1,3−ブタンジオルジメタクリ
レート、ペンタエリトリトールジメタクリレート、ジペ
ンタエリトリトールジメタクリレート、ペンタエリトリ
トールトリメタクリレート、ビス[P−(3−メタクリ
ルオキシ−2−ヒドロキシ−プロポキシ)フェニル]ジ
メチルメタン、ビス[P−(メタクリルオキシ−エポキ
シ)フェニル]ジメチルメタン、ソルビトールトリメタ
クリレート、ソルビトールテトラメタクリレート、2−
エチルヘキシルアクリレート、2−ヒドロキシエチルア
クリレート、2−ヒドロキシプロピルアクリレート、ジ
メチルアミノエチルアクリレート、ジエチルアミノエチ
ルアクリレート、n−ビニールピロリドン,1,4−ブ
チレングリコールジアクリレート、1,6−ヘキサンジ
オルジアクリレート、ジエチレングリコールジアクリレ
ート、ネオペンチルグリコールジアクリレート、トリプ
ロピレングリコールジアクリレート、ポリエチレングリ
コールジアクリレート、ペンタエリトリトールジアクリ
レート、ジペンタエリトリトールヘキサクリレート、グ
リシジルアクリレート、ペンタエリトリトールテトラア
クリレート、ビニールアセテート、トリアリルシアヌレ
ート等が使用でき、これらのモノマー以外に二量体及び
三量体のようなプレポリマーも効果的に使用できる。
【0012】多官能性アクリレートモノマーの使用量は
総樹脂固形分に対して10〜30重量%が好ましく、1
0重量%未満である場合は感光材料の熱分解温度が低い
欠点があり、30重量%を越える場合は保管性が良くな
かった。
【0013】共重合開始剤及び増減剤としては、i−線
(365nm波長)で最大吸収波長を有するもので、ベ
ンゾイン、ベンゾインメチルエテル、9−フルオレノ
ン、2−クロロ−9−フルオレノン、2−メチル−9−
フルオレノン、9−アントロン、2−ブロモ−9−アン
トロン、2−エチル−9−アントロン、9,10−アン
トラキノン、2−エチル−9,10−アントラキノン−
2−t−ブチル−9,10−アントラキノン、2,6−
ジクロロ−9,10−アントラキノン、キサントン、2
−メチル−キサントン、2−メトキシキサントン、ジオ
キサントン、ベンジル、ベンゾフェノン、ベンズアント
ロン、P−(ジメチルアミノ)フェニルスチリルケト
ン、P−(ジメチルアミノ)フェノン、P−メチルスチ
リルケトン、P−(ジメチルアミノ)ベンゾフェノン、
P−(ジエチルアミノ)ベンゾフェノン、ベンゾインイ
ソブチルエテル、ベンゾインエチルエテル、ベンゾイン
イソプロピルエテル、ベンゾインメチルエテル、ヒドロ
キシシクロヘキシルフェニルケトン、ベンジルジメチル
ケトン、2−2−ジエトキシアセトフェノン、2−ヒド
ロキシ−2−メチル−1−フェニル−プロパン−1−オ
ン、メチルジエタノルアミン、キノリンスルホニルクロ
リド、クロロジオキサントン、2−クロロジオキサント
ン、イソプロピルジオキサントン、2−メチルジオキサ
ントン、クロリン官能基置換ベンゾフェノン、ハロゲン
置換アルキルアリールケトン等とベンゾジアゾル化合物
が使用できる。
【0014】光重合開始剤及び増減剤は総樹脂固形分に
対してそれぞれ0.1〜15重量%が好ましく、0.1
重量%未満である場合は光反応性が表れなく、15重量
%を越える場合は保管安定性に問題点がある
【0015】一方、本発明において顔料分散組成物を製
造する時、分散剤として高分子分散剤及び/又は特定顔
料誘導体で合成された分散剤を使用する。高分子分散剤
としては、平均分子量が1,000〜100,000程
度のものを使用し、共重合樹脂との相溶性に制限されな
く、ポリアミン化合物、ポリイソシアネート化合物、ポ
リウレタン化合物、ポリアクリル系化合物又はポリエス
テル系化合物を単独又は二つ以上使用できる
【0016】一般に、顔料分散メカニズムは静電気的効
果と立体障害効果とに大別されて説明されており、粒子
(特に無機粒子)が大きく非水系に比べてゼータ電位
(zetapotential)が大きい水系では立体
障害効果よりは静電気的効果が有効であり、水系に比べ
て非水系で顔料表面に高分子吸着物質がより厚く安定さ
れた吸着層を形成し、又、吸着層の厚さが厚くなるほど
にゼタ電位が低下するので、非水系では高分子吸着によ
る立体障害効果が数等優秀である。従って、本発明では
優秀な顔料分散物を製造するために顔料吸着性官能基部
分と溶媒化できる鎖構造になる共重合高分子分散剤を使
用することにより、顔料表面に高分子吸着による立体障
害効果が極大化し、顔料粒子同士凝集しなくて厚くコー
ティング層を形成し得る顔料分散物を得ることができ
た。
【0017】本発明に使用される高分子分散剤は主鎖が
ポリアミン系、ポリアクリル系、ポリエステル系、ポリ
ウレタン系又はポリイソシアネート系化合物でなり、側
鎖官能基としては、
【0018】
【化2】
【0019】から選択されたもの中の一つ以上を含有し
ている化合物である。本発明では優秀な分散安定性を得
るために顔料量に対して高分子分散剤を0.1〜99重
量%添加し、好ましくは1〜80重量%添加するのが効
果的である。又、高分子分散剤とは別に特定顔料誘導体
でなった分散剤を混合使用することができる。本発明に
使用した特定顔料誘導体で合成された分散剤は下記一般
式(化3)で表現される。
【0020】
【化3】
【0021】ここで、Aは有機顔料で、キナクリドン
系、アントラキノン系、アンタントロン系、アリールア
マイド(アシルアミノ)系、アゾ・シアゾ・多縮合アゾ
系、イミダゾル系、チオイシジゴ系、イソインドリン
系、ペリレン系、フタロシアニン系、メチンアゾメチン
系、ジオキサジン系、アニリル系、スレン系、インジゴ
系、フランバントロン系、ピラントロン系、アントラピ
リミジン系、イソビオパントロン系、ジアントラキノン
系、インダントロン系、ペリノン系又はフタロン系顔料
であり、R′とR′は水素原子、無置換アルキル
基、置換アルキル基、シクロアルキル基、アリール基、
複数の環を有する基であるか、又はR′とR′によ
り環を形成しても良く、Gはスルホン基、カルボニル
基、エステル基又はホスホリル基であり、Rは水素原
子、アルキル基又はメチルアミン、エチルアミン、プロ
ピルアミン、イソプロピルアミン、n−ブチルアミン、
イソブチルアミン、n−アミルアミン、イソアミルアミ
ン、n−ヘキシルアミン、オキチルアミン、2−エチル
ヘキシルアミン、デシルアミン、ドデシルアミン、ステ
アリルアミン、ジメチルアミン、ジエチルアミン、ジ−
n−ブチルアミン、ジアミルアミン、ジエタノールアミ
ン、2−エチルアミノエタノール、2−ドデシルアミノ
エタノール、サイクロペンチルアミン、サイクロヘキシ
ルアミン、ベンジルアミン、2−ジエチルアミノエチル
アミン、3−ジエチルアミノプロピルアミン等のような
アルキルアミン基であり、lは1〜4の整数であり、n
は1〜20の整数であり、mは1〜6の整数である。
【0022】前記特定顔料で合成された分散剤は分散助
剤の機能だけでなくカラーマッチング用顔料としての機
能を果たし、顔料分散性向上に卓越した効果を発揮す
る。又、高分子分散剤とともに使用される時は顔料表面
とのアンカー作用として作用し、この際に添加量は高分
子分散剤固形分に対して0.01〜99重量%、好まし
くは0.1〜85重量%使用することが好ましい。
【0023】一方、分散時又はスピンコーティング時の
気泡によるピンホル問題を解決するために消泡剤を顔料
分散組成物総量に対して0.01〜10重量%添加する
ことができ、顔料分散組成物を長期間保管する時、顔料
粒子沈降防止剤としてベントナイト、タルク、ドロマイ
ト、カオリナイト、蝋石、珪藻土、カルシウムカボネー
ト(CaCO)、アルミナ、シリカ、チタニア等の無
機物を顔料分散組成物の総量に対して0.01〜10重
量%添加して使用でき、顔料濃度が高い場合に発生され
る顔料分散物のゲル化(高チキソトロピー)現象を防止
するためにスリップ剤を、顔料分散物を塗布した後に塗
膜の平滑性を向上させるためにレベリング剤を、顔料分
散物のフラディング、フローティング、ブロッキング及
び基板の接着性等の色々の問題を解決するための添加剤
等を総顔料分散物基準として0.01〜5重量%添加し
て使用でき、顔料と分散剤及び有機溶媒間の親和性を高
めるために陽イオン性、陰イオン性又は非イオン性界面
活性剤を総分散物基準として0.001〜10重量%添
加して使用できる。
【0024】本発明の顔料分散組成物に使用可能な黄色
色素としては無機顔料系で黄色亜鉛、黄色酸化鉄、黄色
カドミウム、チタン黄又はファスト黄が使用でき、有機
顔料系としてはジアゾ黄色色素(C.I.Pigmen
t Yellow83)、イソインドリン黄色色素
(C.I.Pigment Yellow 109、1
10、139)、モノアゾ黄色色素(C.l.Pigm
ent Yellow 154)等を単独又は混合して
使用できる。次の実施例及び比較列は本発明をより具体
的に説明するもので、本発明の範囲を限定するものでな
い。
【0025】実施例1 2−(トリメチルシリルロキシ)エチルメタクリレー
ト、ベンジルメタクリレート、メチルメタクリル酸を1
0:60:30とし、テトラヒドロフラン溶媒下でアゾ
ビスイソブチロニトリルを重合開始剤とし、78℃で4
時間反応させた後、ノルマルヘキサンで沈澱精製乾燥す
ることにより、重量平均分子量が18,000であるバ
インダー樹脂を製造し、表1に記載された成分を混合し
て感光性樹脂組成物を製造した。
【0026】
【表1】
【0027】一方、表2のNo.1のような組成で顔料
分散組成物を製造した。
【0028】
【表2】
【0029】即ち、表2のNo.1の組成比の通りに成
分を混合し0.4〜0.8mmφビードミルを使用して
5〜9回反復分散し0.5μフィルターリングして顔料
分散組成物を製造した。前述した方法により製造された
感光性樹脂組成物と顔料分散組成物(1)を混合するに
あって、総固形分が10%以上であるとともに総固形分
に対する顔料濃度が10%以上となるように100:2
0重量比で混合して本発明の黄色レジストを製造した。
【0030】実施例2〜5 表3に記載したように顔料分散組成物の種類及び感光性
樹脂組成物と顔料分散組成物の混合比を変更したことを
除き、実施例1と同じに実施した。
【0031】
【表3】
【0032】実施例6〜10 2−(トリメチルシリルロキシ)エチルアクリレート、
ベンジルメタクリレート、メチルメタクリル酸のモル比
を15:30:55として重量平均分子量が62,00
0程度のバインダー樹脂を製造して利用したことを除
き、実施例1〜5と同じ方法で黄色レジストを製造し
た。
【0033】
【発明の効果】本発明の方法により製造された黄色レジ
ストは高感度の感光性樹脂及び優秀な性能の分散剤を採
用しているとともに(図3参照)、高濃度の黄色色素を
含有するので(図5参照)黄色度が優れる(図4参
照)。又、レベリング剤、スリップ剤、沈降防止剤及び
界面活性剤を少量添加することにより塗布特性も大きく
改善され、少量添加した消泡剤によりレジスト内に気泡
発生が最大限抑制されるのでピンホル現象がほとんど完
全に解消された。一方、本発明の黄色レジストで単色フ
ィルターを製造した後、液晶デバイス、特にTN級ST
N級液晶表示装置を組立製作してコントラスト、色再現
性、視野角等を調査した結果、黒色と黄色とのコントラ
ストが高くて液晶品質が高く、既存の液晶表示装置で再
現できなかった黄色を表示することができ、既存のTN
級STN級により解決できなかった問題点として指摘さ
れた、見る方向に応じて色相が異なるように見える狭い
視野角問題も大きく改善することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】フォトリソグラフィー法による液晶ディスプレ
ーカラーフィルターの製造工程図である。
【図2】液晶ディスプレーの断面図である。
【図3】本発明により得られた顔料分散組成物の分散安
定性平価図である。
【図4】実施例1により製造したカラーフィルターの分
光特性図である。
【図5】実施例1により製造したカラーフィルターの色
度図である。
【符号の説明】
1 偏光フィルム 2 ガラス基板 3 透明電極 4 配向膜 5 液晶 6 表面保護膜 7 カラーフィルター
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年9月14日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正内容】
【0020】
【化3】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03F 7/075 511 (72)発明者 盧 泰煥 大韓民国京畿道水原市巻善区原泉洞水原住 公アパート104棟112号

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記一般式(I)で表現されるバインダー
    樹脂を総樹脂固形分に対して30〜80重量%、多官能
    性アクリレートモノマーを総樹脂固形分に対して10〜
    30重量%、光重合開始剤及び増減剤を総樹脂固形分に
    対してそれぞれ0.1〜15重量混合した感光性樹脂組
    成物に、高分子分散剤及び/又は下記一般式(II)の
    顔料誘導体分散剤、色素、レベリング剤、スリップ剤、
    界面活性剤及び消泡剤で構成される顔料分散組成物を混
    合することにより製造されることを特徴とする液晶ディ
    スプレーカラーフィルター用 黄色レジスト組成物。 ここで、Rは水素又はメチル基、 Rは炭素数1〜10のアルキル基、フェニル基又はベ
    ンジル基、 x,y,zはモル比を示し,xは5〜49モル,yは5
    0〜94モル及びzは1〜45モルであり,x,y,z
    の合計は100モルである。 ここで、Aは有機顔料であり、 Gはスルホン基、カルボニル基、エステル基又はホスホ
    リル基であり、 R′とR′は水素原子、無置換アルキル基、置換ア
    ルキル基、環化アルキル基、アリル基、複数の環を有す
    る基であるか、又はRとRにより環を形成するもの
    であり、 Rは水素原子、アルキル基又はアルキルアミン基であ
    り、 lは1〜4の整数であり、 nは1〜20の整数であり、 mは1〜6の整数である。
  2. 【請求項2】高分子分散剤は平均分子量が1,000〜
    100.000であるポリアミン系、ポリアクリル系、
    ポリウレタン系、ポリエステル系、ポリイソシアネート
    系化合物から選択された一つ以上であることを特徴とす
    る請求項1記載の黄色レジスト組成物。
  3. 【請求項3】 から選択された側鎖官能基を一つ以上有するものである
    ことを特徴とする請求項1記載の黄色レジスト組成物。
  4. 【請求項4】色素は黄色無機顔料及び/又は有機顔料で
    あることを特徴とする請求項1記載の黄色レジスト組成
    物。
  5. 【請求項5】バインダー樹脂は不飽和有機酸と不飽和有
    機酸エステルを2−(トリメチルシリルロキシ)エチル
    アクリレート又は2−(トリメチルシリルロキシ)エチ
    ルメタクリレートと共重合反応させて製造したものであ
    ることを特徴とする請求項1記載の黄色レジスト組成
    物。
JP18457395A 1994-06-17 1995-06-16 液晶ディスプレーカラーフィルター用黄色レジスト組成物 Pending JPH08211220A (ja)

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