JPH08210875A - タイマ装置 - Google Patents
タイマ装置Info
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- JPH08210875A JPH08210875A JP1705095A JP1705095A JPH08210875A JP H08210875 A JPH08210875 A JP H08210875A JP 1705095 A JP1705095 A JP 1705095A JP 1705095 A JP1705095 A JP 1705095A JP H08210875 A JPH08210875 A JP H08210875A
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- Japan
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- timer
- pulse
- input
- flop
- flip
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- Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 被計測パルスと同程度よりも広いパルス幅を
有するノイズであっても確実に除去する機能を備えたタ
イマ装置を得る。 【構成】 被計測パルスのパルス間隔を計測するタイマ
本体2への被計測パルスの入力を開閉するゲート回路
6、このゲート回路6の開閉を制御するフリップフロッ
プ7、ゲート回路6の出力信号によって起動されて、パ
ルス間隔の許容範囲の最小値が経過するとフリップフロ
ップ7へのセット信号を発生する最小値タイマ8、およ
びゲート回路6の出力信号によって起動されて、パルス
間隔の許容範囲の最大値が経過するとフリップフロップ
7へのリセット信号を発生する最大値タイマ9を備えた
もの。
有するノイズであっても確実に除去する機能を備えたタ
イマ装置を得る。 【構成】 被計測パルスのパルス間隔を計測するタイマ
本体2への被計測パルスの入力を開閉するゲート回路
6、このゲート回路6の開閉を制御するフリップフロッ
プ7、ゲート回路6の出力信号によって起動されて、パ
ルス間隔の許容範囲の最小値が経過するとフリップフロ
ップ7へのセット信号を発生する最小値タイマ8、およ
びゲート回路6の出力信号によって起動されて、パルス
間隔の許容範囲の最大値が経過するとフリップフロップ
7へのリセット信号を発生する最大値タイマ9を備えた
もの。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、入力された被計測パ
ルスのパルス間隔あるいはパルス幅を計測するタイマ装
置に関するものであり、特にそのノイズ除去に関するも
のである。
ルスのパルス間隔あるいはパルス幅を計測するタイマ装
置に関するものであり、特にそのノイズ除去に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】モータの回転数を計測するセンサでは、
モータの回転軸に設定された点が静止している基準点を
通過する度にパルスを発生させ、そのパルスのパルス間
隔を測定してモータの回転数を得ている。従って、この
被計測パルスの発生は周期的なものであり、しかもその
パルス間隔の変化は急激なものではなく、徐々に変化し
ていくものである。このような周期的に発生する被計測
パルスのパルス間隔をタイマで計測する場合、入力信号
にノイズが混入すると正確なパルス間隔の測定はできな
くなる。
モータの回転軸に設定された点が静止している基準点を
通過する度にパルスを発生させ、そのパルスのパルス間
隔を測定してモータの回転数を得ている。従って、この
被計測パルスの発生は周期的なものであり、しかもその
パルス間隔の変化は急激なものではなく、徐々に変化し
ていくものである。このような周期的に発生する被計測
パルスのパルス間隔をタイマで計測する場合、入力信号
にノイズが混入すると正確なパルス間隔の測定はできな
くなる。
【0003】図12はそのようなノイズの混入した入力
信号を模式的に示した説明図で、図において、Pはほぼ
一定のパルス間隔Tで周期的に発生している正規の被計
測パルス、Na、Nbはこれら被計測パルスPのパルス
列中に混入したノイズである。入力信号にこのようなノ
イズNa、Nbが混入していなければ、正規の被計測パ
ルスPのみがタイマに入力されるため、正確なパルス間
隔Tの測定を行うことができる。しかしながら、ノイズ
Na、Nbが混入した場合には、正規の被計測パルスP
とともにこのノイズNa、Nbもタイマに入力されてし
まうため、被計測パルスPとノイズNa等との間隔を誤
ってパルス間隔Tとして計測してしまうことがある。
信号を模式的に示した説明図で、図において、Pはほぼ
一定のパルス間隔Tで周期的に発生している正規の被計
測パルス、Na、Nbはこれら被計測パルスPのパルス
列中に混入したノイズである。入力信号にこのようなノ
イズNa、Nbが混入していなければ、正規の被計測パ
ルスPのみがタイマに入力されるため、正確なパルス間
隔Tの測定を行うことができる。しかしながら、ノイズ
Na、Nbが混入した場合には、正規の被計測パルスP
とともにこのノイズNa、Nbもタイマに入力されてし
まうため、被計測パルスPとノイズNa等との間隔を誤
ってパルス間隔Tとして計測してしまうことがある。
【0004】従って、被計測パルスPのパルス間隔Tを
正確に測定するためには、ノイズNa、Nbの除去は重
要な問題である。このノイズNa、Nbを除去する方法
として従来より種々の方法が提案されており、それらは
ハードウェア的に処理するものとソフトウェア的に処理
するものとに大別される。
正確に測定するためには、ノイズNa、Nbの除去は重
要な問題である。このノイズNa、Nbを除去する方法
として従来より種々の方法が提案されており、それらは
ハードウェア的に処理するものとソフトウェア的に処理
するものとに大別される。
【0005】図13はハードウェア的に処理するものの
一例としての、従来のタイマ装置を示すブロック図であ
る。図において、1は図12に示すような入力信号が入
力されるパルス入力端子であり、2はこのパルス入力端
子1に入力された被計測パルスのパルス間隔を計測する
タイマ本体である。このタイマ本体2内において、3は
入力されたパルスの立ち上がりに基づくクリア信号でそ
の内容がクリアされて、新たにクロックパルスのカウン
トを開始するアップカウンタであり、4はこのアップカ
ウンタ3の計数値に基づいた当該タイマ装置のパルス間
隔計測結果を保持するキャプチャレジスタである。5は
パルス入力端子1とタイマ本体2の間に設けられたロー
パスフィルタである。
一例としての、従来のタイマ装置を示すブロック図であ
る。図において、1は図12に示すような入力信号が入
力されるパルス入力端子であり、2はこのパルス入力端
子1に入力された被計測パルスのパルス間隔を計測する
タイマ本体である。このタイマ本体2内において、3は
入力されたパルスの立ち上がりに基づくクリア信号でそ
の内容がクリアされて、新たにクロックパルスのカウン
トを開始するアップカウンタであり、4はこのアップカ
ウンタ3の計数値に基づいた当該タイマ装置のパルス間
隔計測結果を保持するキャプチャレジスタである。5は
パルス入力端子1とタイマ本体2の間に設けられたロー
パスフィルタである。
【0006】次に動作について説明する。パルス入力端
子1に入力されたパルスはローパスフィルタ5を経由し
てタイマ本体2に送られる。このローパスフィルタ5か
らの信号を受けたタイマ本体2では、アップカウンタ3
がその計数値を一旦“0”にクリアしてからクロックパ
ルスのカウントを開始する。なお、そのとき、それまで
のアップカウンタ3の計数値はキャプチャレジスタ4に
送られて保持され、それが当該タイマ装置のパルス間隔
計測結果として出力される。従って、図12に示すノイ
ズNa、Nbがない場合には、被計測パルスPが到来す
る度にアップカウンタ3は“0”からカウントを開始
し、次の被計測パルスPが到来した時の計数値がキャプ
チャレジスタ4に保持されることとなり、パルス間隔T
を正確に計測することが可能となる。また、図12にN
aで示すようなパルス幅の狭いノイズが混入した場合に
は、入力信号はローパスフィルタ5を介してタイマ本体
2に入力されているため、それが十分に立ち上がる前に
消滅してしまう。従って、正規の被計測パルスPのパル
ス幅よりも十分狭いノイズNaがいくら混入したとして
も、それらはローパスフィルタ5によって除去され、被
計測パルスPのパルス間隔Tを正確に計測することがで
きる。
子1に入力されたパルスはローパスフィルタ5を経由し
てタイマ本体2に送られる。このローパスフィルタ5か
らの信号を受けたタイマ本体2では、アップカウンタ3
がその計数値を一旦“0”にクリアしてからクロックパ
ルスのカウントを開始する。なお、そのとき、それまで
のアップカウンタ3の計数値はキャプチャレジスタ4に
送られて保持され、それが当該タイマ装置のパルス間隔
計測結果として出力される。従って、図12に示すノイ
ズNa、Nbがない場合には、被計測パルスPが到来す
る度にアップカウンタ3は“0”からカウントを開始
し、次の被計測パルスPが到来した時の計数値がキャプ
チャレジスタ4に保持されることとなり、パルス間隔T
を正確に計測することが可能となる。また、図12にN
aで示すようなパルス幅の狭いノイズが混入した場合に
は、入力信号はローパスフィルタ5を介してタイマ本体
2に入力されているため、それが十分に立ち上がる前に
消滅してしまう。従って、正規の被計測パルスPのパル
ス幅よりも十分狭いノイズNaがいくら混入したとして
も、それらはローパスフィルタ5によって除去され、被
計測パルスPのパルス間隔Tを正確に計測することがで
きる。
【0007】また、ソフトウェア的に処理する方法とし
ては、周期的に発生するパルスのパルス間隔は急激に変
化しないことを利用して、予測した範囲から逸脱して入
力されるものをノイズとして除去するという方法があ
る。すなわち、周期的に発生する被計測パルスの特性を
考慮すれば、次の被計測パルスが到来する期間は前回測
定したパルス間隔からおおよその予測がつく。従って、
今回測定したパルス間隔が前回測定した周期から±αの
範囲を逸脱している場合に、ノイズが混入したものと判
断してその測定結果を破棄する。測定結果が±αの範囲
内にあれば正規に入力された被計測パルスであると判断
してその測定結果をパルス間隔として採用する。ここ
で、αは測定しようとする対象の物理的特性から求めら
れるパルス間隔の変動値を示しており、例えば、モータ
であれば回転数の加速度の限界および回転数の変動、回
転数を測定するセンサの誤差などに基づいて決定され
る。
ては、周期的に発生するパルスのパルス間隔は急激に変
化しないことを利用して、予測した範囲から逸脱して入
力されるものをノイズとして除去するという方法があ
る。すなわち、周期的に発生する被計測パルスの特性を
考慮すれば、次の被計測パルスが到来する期間は前回測
定したパルス間隔からおおよその予測がつく。従って、
今回測定したパルス間隔が前回測定した周期から±αの
範囲を逸脱している場合に、ノイズが混入したものと判
断してその測定結果を破棄する。測定結果が±αの範囲
内にあれば正規に入力された被計測パルスであると判断
してその測定結果をパルス間隔として採用する。ここ
で、αは測定しようとする対象の物理的特性から求めら
れるパルス間隔の変動値を示しており、例えば、モータ
であれば回転数の加速度の限界および回転数の変動、回
転数を測定するセンサの誤差などに基づいて決定され
る。
【0008】なお、このような従来のパルス間隔の計測
におけるノイズ除去に関連した技術が記載されている文
献としては、例えば特開昭61−164164号公報、
特開昭61−173170号公報、特開昭60−663
66号公報、特開平3−65679号公報、特開昭63
−1976号公報、特開昭62−92612号公報、特
開昭63−209222号公報、特開平6−6210号
公報、特開平4−192763号公報などがある。
におけるノイズ除去に関連した技術が記載されている文
献としては、例えば特開昭61−164164号公報、
特開昭61−173170号公報、特開昭60−663
66号公報、特開平3−65679号公報、特開昭63
−1976号公報、特開昭62−92612号公報、特
開昭63−209222号公報、特開平6−6210号
公報、特開平4−192763号公報などがある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来のパルス間隔の計
測におけるノイズの除去は以上のように行われているの
で、ハードウェア的に処理するタイマ装置においては、
混入するノイズの幅が正規のパルスのパルス幅と同等、
もしくはそれ以上であった場合、そのようなノイズをロ
ーパスフィルタ5で除去することはできず、正確なパル
ス間隔の測定が困難なものとなり、また、ソフトウェア
的に処理する場合には、パルスが入力される度にCPU
(中央演算処理装置)によってその判定処理を行う必要
があり、CPUの処理速度よりも速い間隔でパルスが入
力されるような場合にはこの方法は適用できないなどの
問題点があった。
測におけるノイズの除去は以上のように行われているの
で、ハードウェア的に処理するタイマ装置においては、
混入するノイズの幅が正規のパルスのパルス幅と同等、
もしくはそれ以上であった場合、そのようなノイズをロ
ーパスフィルタ5で除去することはできず、正確なパル
ス間隔の測定が困難なものとなり、また、ソフトウェア
的に処理する場合には、パルスが入力される度にCPU
(中央演算処理装置)によってその判定処理を行う必要
があり、CPUの処理速度よりも速い間隔でパルスが入
力されるような場合にはこの方法は適用できないなどの
問題点があった。
【0010】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、混入するノイズのパルス幅に影
響されることなく、正確なパルス間隔の測定が可能なタ
イマ装置を得ることを目的とする。
ためになされたもので、混入するノイズのパルス幅に影
響されることなく、正確なパルス間隔の測定が可能なタ
イマ装置を得ることを目的とする。
【0011】また、この発明は、被計測パルスのパルス
幅を、混入するノイズに影響されることなく正確に測定
できるタイマ装置を得ることを目的とする。
幅を、混入するノイズに影響されることなく正確に測定
できるタイマ装置を得ることを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明に
係るタイマ装置は、被計測パルスのパルス間隔を計測す
るタイマ本体への被計測パルスの入力を開閉するゲート
回路と、セットされると被計測パルスがタイマ本体に入
力されるようにゲート回路を開き、リセットされると被
計測パルスのタイマ本体への入力を禁止するようにゲー
ト回路を閉じるためのフリップフロップと、それぞれが
ゲート回路の出力信号によって起動され、パルス間隔の
許容範囲の最小値が経過するとフリップフロップのセッ
ト信号を発生する最小値タイマ、および許容範囲の最大
値が経過するとフリップフロップのリセット信号を発生
する最大値タイマを有するものである。
係るタイマ装置は、被計測パルスのパルス間隔を計測す
るタイマ本体への被計測パルスの入力を開閉するゲート
回路と、セットされると被計測パルスがタイマ本体に入
力されるようにゲート回路を開き、リセットされると被
計測パルスのタイマ本体への入力を禁止するようにゲー
ト回路を閉じるためのフリップフロップと、それぞれが
ゲート回路の出力信号によって起動され、パルス間隔の
許容範囲の最小値が経過するとフリップフロップのセッ
ト信号を発生する最小値タイマ、および許容範囲の最大
値が経過するとフリップフロップのリセット信号を発生
する最大値タイマを有するものである。
【0013】また、請求項2に記載の発明に係るタイマ
装置は、パルス間隔の許容範囲の最小値が設定されるリ
ロードレジスタと、ゲート回路の出力で起動されてクロ
ックパルスのカウントを開始し、アンダーフロー時に発
生するUDF信号をフリップフロップへのセット信号と
するダウンカウンタによって最小値タイマを形成し、パ
ルス間隔の許容範囲の最大値が設定されるリロードレジ
スタと、ゲート回路の出力で起動されてクロックパルス
のカウントを開始し、アンダーフロー時に発生するUD
F信号をフリップフロップへのリセット信号とするダウ
ンカウンタによって最大値タイマを形成したものであ
る。
装置は、パルス間隔の許容範囲の最小値が設定されるリ
ロードレジスタと、ゲート回路の出力で起動されてクロ
ックパルスのカウントを開始し、アンダーフロー時に発
生するUDF信号をフリップフロップへのセット信号と
するダウンカウンタによって最小値タイマを形成し、パ
ルス間隔の許容範囲の最大値が設定されるリロードレジ
スタと、ゲート回路の出力で起動されてクロックパルス
のカウントを開始し、アンダーフロー時に発生するUD
F信号をフリップフロップへのリセット信号とするダウ
ンカウンタによって最大値タイマを形成したものであ
る。
【0014】また、請求項3に記載の発明に係るタイマ
装置は、被計測パルスのパルス間隔を計測するタイマ本
体に、入力される被計測パルスのパルス間隔の許容範囲
の最小値が設定されるリロードレジスタと、被計測パル
スが入力されると許容範囲の最小値からクロックのカウ
ントダウンを開始し、アンダーフローした後もカウント
ダウンを継続するダウンカウンタを用い、このリロード
レジスタとダウンカウンタを最小値タイマにも兼用した
ものである。
装置は、被計測パルスのパルス間隔を計測するタイマ本
体に、入力される被計測パルスのパルス間隔の許容範囲
の最小値が設定されるリロードレジスタと、被計測パル
スが入力されると許容範囲の最小値からクロックのカウ
ントダウンを開始し、アンダーフローした後もカウント
ダウンを継続するダウンカウンタを用い、このリロード
レジスタとダウンカウンタを最小値タイマにも兼用した
ものである。
【0015】また、請求項4に記載の発明に係るタイマ
装置は、パルス間隔の許容範囲が設定されるコンペアレ
ジスタと、コンペアレジスタの内容とタイマ本体のダウ
ンカウンタの内容の反転値とを比較して、その一致信号
をフリップフロップへのリセット信号として送出するコ
ンパレータとによって最大値タイマを形成したものであ
る。
装置は、パルス間隔の許容範囲が設定されるコンペアレ
ジスタと、コンペアレジスタの内容とタイマ本体のダウ
ンカウンタの内容の反転値とを比較して、その一致信号
をフリップフロップへのリセット信号として送出するコ
ンパレータとによって最大値タイマを形成したものであ
る。
【0016】また、請求項5に記載の発明に係るタイマ
装置は、最小値タイマと最大値タイマのダウンカウンタ
の内容を加算する加算器、およびこの加算器の出力値を
2で除算する除算器を付加し、最小値タイマおよび最大
値タイマに、それぞれのリロードレジスタの内容より除
算器の出力値を減算し、それぞれのダウンカウンタに渡
す減算器を設けたものである。
装置は、最小値タイマと最大値タイマのダウンカウンタ
の内容を加算する加算器、およびこの加算器の出力値を
2で除算する除算器を付加し、最小値タイマおよび最大
値タイマに、それぞれのリロードレジスタの内容より除
算器の出力値を減算し、それぞれのダウンカウンタに渡
す減算器を設けたものである。
【0017】また、請求項6に記載の発明に係るタイマ
装置は、被計測パルスのローレベルからハイレベルへの
変化(以下、立ち上りという)を検出する立ち上り検出
回路と、被計測パルスのハイレベルからローレベルへの
変化(以下、立ち下りという)を検出する立ち下り検出
回路を設け、立ち上り検出回路の出力信号のタイマ本体
への入力を開閉するゲート回路をフリップフロップにて
制御し、立ち下り検出回路の出力信号で起動される最小
値タイマと最大値タイマとによって、パルス入力の許容
範囲の最小値が経過するとフリップフロップをセット
し、最大値が経過するとフリップフロップをリセットす
るようにしたものである。
装置は、被計測パルスのローレベルからハイレベルへの
変化(以下、立ち上りという)を検出する立ち上り検出
回路と、被計測パルスのハイレベルからローレベルへの
変化(以下、立ち下りという)を検出する立ち下り検出
回路を設け、立ち上り検出回路の出力信号のタイマ本体
への入力を開閉するゲート回路をフリップフロップにて
制御し、立ち下り検出回路の出力信号で起動される最小
値タイマと最大値タイマとによって、パルス入力の許容
範囲の最小値が経過するとフリップフロップをセット
し、最大値が経過するとフリップフロップをリセットす
るようにしたものである。
【0018】また、請求項7に記載の発明に係るタイマ
装置は、被計測パルスの立ち上りを検出する立ち上り検
出回路と、その立ち下がりを検出する立ち下り検出回路
を設け、立ち下り検出回路の出力信号のタイマ本体への
入力を開閉するゲート回路をフリップフロップにて制御
し、立ち上り検出回路の出力信号で起動される最小値タ
イマと最大値タイマとによって、パルス入力の許容範囲
の最小値が経過するとフリップフロップをセットし、最
大値が経過するとフリップフロップをリセットするよう
にしたものである。
装置は、被計測パルスの立ち上りを検出する立ち上り検
出回路と、その立ち下がりを検出する立ち下り検出回路
を設け、立ち下り検出回路の出力信号のタイマ本体への
入力を開閉するゲート回路をフリップフロップにて制御
し、立ち上り検出回路の出力信号で起動される最小値タ
イマと最大値タイマとによって、パルス入力の許容範囲
の最小値が経過するとフリップフロップをセットし、最
大値が経過するとフリップフロップをリセットするよう
にしたものである。
【0019】
【作用】請求項1に記載の発明におけるタイマ装置は、
タイマ本体への被計測パルスの入力を開閉するゲート回
路をフリップフロップで制御し、このゲート回路の出力
信号で起動される最小値タイマと最大値タイマとによ
り、パルス間隔の許容範囲の最小値が経過するとフリッ
プフロップをセットし、最大値が経過するとフリップフ
ロップをリセットすることにより、パルス間隔の許容範
囲の最小値から最大値までの期間のみにタイマ本体への
パルスの入力を限定し、当該期間以外にパルス入力端子
に到来したパルスをすべてノイズとして除去する。
タイマ本体への被計測パルスの入力を開閉するゲート回
路をフリップフロップで制御し、このゲート回路の出力
信号で起動される最小値タイマと最大値タイマとによ
り、パルス間隔の許容範囲の最小値が経過するとフリッ
プフロップをセットし、最大値が経過するとフリップフ
ロップをリセットすることにより、パルス間隔の許容範
囲の最小値から最大値までの期間のみにタイマ本体への
パルスの入力を限定し、当該期間以外にパルス入力端子
に到来したパルスをすべてノイズとして除去する。
【0020】また、請求項2に記載の発明におけるタイ
マ装置は、最小値タイマおよび最大値タイマをリロード
レジスタとダウンカウンタによって形成することによ
り、リロードレジスタに設定する初期値の変更によっ
て、どのようなパルス間隔の被計測パルスについても対
応可能とする。
マ装置は、最小値タイマおよび最大値タイマをリロード
レジスタとダウンカウンタによって形成することによ
り、リロードレジスタに設定する初期値の変更によっ
て、どのようなパルス間隔の被計測パルスについても対
応可能とする。
【0021】また、請求項3に記載の発明におけるタイ
マ装置は、タイマ本体に用いられているリロードレジス
タとダウンカウンタを最小値タイマとしても兼用するこ
とにより、リロードレジスタやダウンカウンタなどのハ
ードウェアを削減できる。
マ装置は、タイマ本体に用いられているリロードレジス
タとダウンカウンタを最小値タイマとしても兼用するこ
とにより、リロードレジスタやダウンカウンタなどのハ
ードウェアを削減できる。
【0022】また、請求項4に記載の発明におけるタイ
マ装置は、最大値タイマをコンペアレジスタとコンパレ
ータとによって形成することにより、複雑なハードウェ
アを単純なハードウェアで代替して装置構成をさらに簡
略化する。
マ装置は、最大値タイマをコンペアレジスタとコンパレ
ータとによって形成することにより、複雑なハードウェ
アを単純なハードウェアで代替して装置構成をさらに簡
略化する。
【0023】また、請求項5に記載の発明におけるタイ
マ装置は、被計測パルスの実際の入力時刻と期待される
入力時刻との偏差を求め、それに基づいてパルス間隔の
許容範囲の最小値および最大値も補正することにより、
被計測パルスのパルス間隔の変動に追従してパルス間隔
の許容範囲をずらせながらノイズの除去を行うことを可
能にする。
マ装置は、被計測パルスの実際の入力時刻と期待される
入力時刻との偏差を求め、それに基づいてパルス間隔の
許容範囲の最小値および最大値も補正することにより、
被計測パルスのパルス間隔の変動に追従してパルス間隔
の許容範囲をずらせながらノイズの除去を行うことを可
能にする。
【0024】また、請求項6に記載の発明におけるタイ
マ装置は、被計測パルスの立ち上りを検出している立ち
上り検出回路の出力信号のタイマ本体への入力を開閉す
るゲート回路をフリップフロップで制御し、被計測パル
スの立ち下りを検出している立ち下り検出回路の出力信
号で最小値タイマと最大値タイマとを起動し、パルス入
力の許容範囲の最小値が経過するとフリップフロップを
セットし、最大値が経過するとフリップフロップをリセ
ットすることにより、周期的に入力される被計測パルス
のハイレベルのパルス幅の計測を可能とする。
マ装置は、被計測パルスの立ち上りを検出している立ち
上り検出回路の出力信号のタイマ本体への入力を開閉す
るゲート回路をフリップフロップで制御し、被計測パル
スの立ち下りを検出している立ち下り検出回路の出力信
号で最小値タイマと最大値タイマとを起動し、パルス入
力の許容範囲の最小値が経過するとフリップフロップを
セットし、最大値が経過するとフリップフロップをリセ
ットすることにより、周期的に入力される被計測パルス
のハイレベルのパルス幅の計測を可能とする。
【0025】また、請求項7に記載の発明におけるタイ
マ装置は、被計測パルスの立ち下りを検出している立ち
下り検出回路の出力信号のタイマ本体への入力を開閉す
るゲート回路をフリップフロップで制御し、被計測パル
スの立ち上りを検出している立ち上り検出回路の出力信
号で最小値タイマと最大値タイマとを起動し、パルス入
力の許容範囲の最小値が経過するとフリップフロップを
セットし、最大値が経過するとフリップフロップをリセ
ットすることにより、周期的に入力される被計測パルス
のローレベルのパルス幅の計測を可能とする。
マ装置は、被計測パルスの立ち下りを検出している立ち
下り検出回路の出力信号のタイマ本体への入力を開閉す
るゲート回路をフリップフロップで制御し、被計測パル
スの立ち上りを検出している立ち上り検出回路の出力信
号で最小値タイマと最大値タイマとを起動し、パルス入
力の許容範囲の最小値が経過するとフリップフロップを
セットし、最大値が経過するとフリップフロップをリセ
ットすることにより、周期的に入力される被計測パルス
のローレベルのパルス幅の計測を可能とする。
【0026】
実施例1.以下、この発明の一実施例を図について説明
する。図1はこの発明の実施例1によるタイマ装置を示
すブロック図である。図において、1はパルス入力端
子、2はタイマ本体、3はアップカウンタ、4はキャプ
チャレジスタであり、図13に同一符号を付した従来の
それらと同一、もしくは相当部分であるため詳細な説明
は省略する。
する。図1はこの発明の実施例1によるタイマ装置を示
すブロック図である。図において、1はパルス入力端
子、2はタイマ本体、3はアップカウンタ、4はキャプ
チャレジスタであり、図13に同一符号を付した従来の
それらと同一、もしくは相当部分であるため詳細な説明
は省略する。
【0027】また、6はパルス入力端子1からタイマ本
体2へのパルスの伝送を開閉するゲート回路としてのア
ンドゲートであり、7はこのアンドゲート6の開閉を制
御するフリップフロップである。8はアンドゲート6の
出力信号によって起動され、パルス間隔の許容範囲の最
小値以上の時間が経過するとフリップフロップ7をセッ
トするための信号を発生する最小値タイマであり、9は
同じくアンドゲート6の出力信号によって起動され、パ
ルス間隔の許容範囲の最大値以上の時間が経過するとフ
リップフロップ7をリセットするための信号を発生する
最大値タイマである。
体2へのパルスの伝送を開閉するゲート回路としてのア
ンドゲートであり、7はこのアンドゲート6の開閉を制
御するフリップフロップである。8はアンドゲート6の
出力信号によって起動され、パルス間隔の許容範囲の最
小値以上の時間が経過するとフリップフロップ7をセッ
トするための信号を発生する最小値タイマであり、9は
同じくアンドゲート6の出力信号によって起動され、パ
ルス間隔の許容範囲の最大値以上の時間が経過するとフ
リップフロップ7をリセットするための信号を発生する
最大値タイマである。
【0028】これら最小値タイマ8および最大値タイマ
9は、この実施例1においては図2に示すように、パル
ス間隔の許容範囲の最小値あるいは最大値が設定される
リロードレジスタ10と、アンドゲート6の出力で起動
されてクロックパルスのカウントを開始するダウンカウ
ンタ11とによって構成されている。そして、ダウンカ
ウンタ11がアンダーフローした時にアンダーフロー信
号(以下、UDF信号という)を発生し、それをフリッ
プフロップ7のセット信号あるいはリセット信号とする
ものである。なお、フリップフロップ7のリセット信号
には、この最大値タイマ9からのUDF信号の外にアン
ドゲート6の出力信号もあり、それらのうちの早く到来
した方によってリセットが行われる。
9は、この実施例1においては図2に示すように、パル
ス間隔の許容範囲の最小値あるいは最大値が設定される
リロードレジスタ10と、アンドゲート6の出力で起動
されてクロックパルスのカウントを開始するダウンカウ
ンタ11とによって構成されている。そして、ダウンカ
ウンタ11がアンダーフローした時にアンダーフロー信
号(以下、UDF信号という)を発生し、それをフリッ
プフロップ7のセット信号あるいはリセット信号とする
ものである。なお、フリップフロップ7のリセット信号
には、この最大値タイマ9からのUDF信号の外にアン
ドゲート6の出力信号もあり、それらのうちの早く到来
した方によってリセットが行われる。
【0029】次に動作について説明する。モータの回転
数等を計測するセンサでは、前述のごとくモータの回転
軸の所定の点が基準点を通過する度にパルスを出力して
いるため、その被計測パルスは周期的に発生し、しかも
その周期は急激に変化せずに徐々に変化していく。従っ
て、入力される被計測パルスのパルス間隔はおおよそ予
測することが可能であり、この予測された期間内に入力
されたパルスのみが正規に入力された被計測パルスであ
り、それ以外に入力されたパルスはノイズであると判断
することができる。
数等を計測するセンサでは、前述のごとくモータの回転
軸の所定の点が基準点を通過する度にパルスを出力して
いるため、その被計測パルスは周期的に発生し、しかも
その周期は急激に変化せずに徐々に変化していく。従っ
て、入力される被計測パルスのパルス間隔はおおよそ予
測することが可能であり、この予測された期間内に入力
されたパルスのみが正規に入力された被計測パルスであ
り、それ以外に入力されたパルスはノイズであると判断
することができる。
【0030】ここで、図3は前述のように構成されたこ
の実施例1によるタイマ装置の動作を示すタイミング図
であり、図において、P1 、P2 は被計測パルス、Ta
は最初の被計測パルスP1 が到来してから次の被計測パ
ルスP2 が到来するまでのパルス間隔の許容範囲の最小
値であり、Tbは前記パルス間隔の許容範囲の最大値で
ある。最小値タイマ8のリロードレジスタ10にはこの
パルス間隔の許容範囲の最小値Taが、最大値タイマ9
のリロードレジスタ10にはこのパルス間隔の許容範囲
の最大値Tbがそれぞれ初期設定されている。また、初
期状態において、フリップフロップ7はセットされてい
て、このフリップフロップ7の出力信号によってアンド
ゲート6は開かれている。
の実施例1によるタイマ装置の動作を示すタイミング図
であり、図において、P1 、P2 は被計測パルス、Ta
は最初の被計測パルスP1 が到来してから次の被計測パ
ルスP2 が到来するまでのパルス間隔の許容範囲の最小
値であり、Tbは前記パルス間隔の許容範囲の最大値で
ある。最小値タイマ8のリロードレジスタ10にはこの
パルス間隔の許容範囲の最小値Taが、最大値タイマ9
のリロードレジスタ10にはこのパルス間隔の許容範囲
の最大値Tbがそれぞれ初期設定されている。また、初
期状態において、フリップフロップ7はセットされてい
て、このフリップフロップ7の出力信号によってアンド
ゲート6は開かれている。
【0031】このような状態においてパルス入力端子1
に最初の被計測パルスP1 が到来すると、当該被計測パ
ルスP1 はアンドゲート6を通過してタイマ本体2に入
力される。タイマ本体2ではこの被計測パルスP1 によ
ってアップカウンタ3がその計数値を一旦“0”にクリ
アしてからクロックパルスのカウントを開始する。ま
た、このアンドゲート6の出力信号は最小値タイマ8お
よび最大値タイマ9に送られてそれらを起動するととも
に、フリップフロップ7にも送られてそれをリセットす
る。フリップフロップ7がリセットされると、このフリ
ップフロップ7の出力信号によってアンドゲート6は閉
じられ、パルス入力端子1とタイマ本体2との間の信号
の伝達が遮断される。従って、その後パルス入力端子1
にノイズが到来しても、それがタイマ本体2に入力され
ることはない。
に最初の被計測パルスP1 が到来すると、当該被計測パ
ルスP1 はアンドゲート6を通過してタイマ本体2に入
力される。タイマ本体2ではこの被計測パルスP1 によ
ってアップカウンタ3がその計数値を一旦“0”にクリ
アしてからクロックパルスのカウントを開始する。ま
た、このアンドゲート6の出力信号は最小値タイマ8お
よび最大値タイマ9に送られてそれらを起動するととも
に、フリップフロップ7にも送られてそれをリセットす
る。フリップフロップ7がリセットされると、このフリ
ップフロップ7の出力信号によってアンドゲート6は閉
じられ、パルス入力端子1とタイマ本体2との間の信号
の伝達が遮断される。従って、その後パルス入力端子1
にノイズが到来しても、それがタイマ本体2に入力され
ることはない。
【0032】一方、最小値タイマ8はアンドゲート6の
出力信号によって起動されると、ダウンカウンタ11が
リロードレジスタ10に設定されたパルス間隔の許容範
囲の最小値Taをロードし、それを初期値としてクロッ
クパルスのカウントダウンを開始する。設定時間が経過
して計数値が“0”になると、ダウンカウンタ11はU
DF信号を発生し、それをセット信号としてフリップフ
ロップ7に送出する。フリップフロップ7はこの最小値
タイマ8から受けたセット信号によってセットされてア
ンドゲート6を開き、パルス入力端子1とタイマ本体2
との間の信号の伝達の遮断を解除する。これによって、
その後にパルス入力端子1に到来する被計測パルスP2
はタイマ本体2に入力可能となる。
出力信号によって起動されると、ダウンカウンタ11が
リロードレジスタ10に設定されたパルス間隔の許容範
囲の最小値Taをロードし、それを初期値としてクロッ
クパルスのカウントダウンを開始する。設定時間が経過
して計数値が“0”になると、ダウンカウンタ11はU
DF信号を発生し、それをセット信号としてフリップフ
ロップ7に送出する。フリップフロップ7はこの最小値
タイマ8から受けたセット信号によってセットされてア
ンドゲート6を開き、パルス入力端子1とタイマ本体2
との間の信号の伝達の遮断を解除する。これによって、
その後にパルス入力端子1に到来する被計測パルスP2
はタイマ本体2に入力可能となる。
【0033】ここで、次の被計測パルスP2 がパルス入
力端子1に入力されると、それがアンドゲート6を通過
してタイマ本体2に入力され、タイマ本体2ではこの被
計測パルスP2 受けると、アップカウンタ3の計数値を
キャプチャレジスタ4に格納した後、それを“0”にク
リアしてクロックパルスのカウントを開始する。このキ
ャプチャレジスタ4の内容が、最初の被計測パルスP1
が到来してから次の被計測パルスP2 が到来するまでの
パルス間隔として出力される。一方、このアンドゲート
6の出力信号は最小値タイマ8および最大値タイマ9を
再起動し、フリップフロップ7をリセットして、前述の
動作を繰り返す。
力端子1に入力されると、それがアンドゲート6を通過
してタイマ本体2に入力され、タイマ本体2ではこの被
計測パルスP2 受けると、アップカウンタ3の計数値を
キャプチャレジスタ4に格納した後、それを“0”にク
リアしてクロックパルスのカウントを開始する。このキ
ャプチャレジスタ4の内容が、最初の被計測パルスP1
が到来してから次の被計測パルスP2 が到来するまでの
パルス間隔として出力される。一方、このアンドゲート
6の出力信号は最小値タイマ8および最大値タイマ9を
再起動し、フリップフロップ7をリセットして、前述の
動作を繰り返す。
【0034】なお、最大値タイマ9のダウンカウンタ1
1はパルス入力端子1に次の被計測パルスP2 が入力さ
れるまでクロックパルスのカウントダウンを継続し、設
定時間が経過しても次の被計測パルスP2 の入力がなけ
れば、その計数値が“0”になってアンダーフローし、
UDF信号を発生する。このUDF信号がリセット信号
としてフリップフロップ7に送られてフリップフロップ
7がリセットされ、それによってアンドゲート6が閉じ
られてパルス入力端子1とタイマ本体2との間の信号の
伝達が遮断される。
1はパルス入力端子1に次の被計測パルスP2 が入力さ
れるまでクロックパルスのカウントダウンを継続し、設
定時間が経過しても次の被計測パルスP2 の入力がなけ
れば、その計数値が“0”になってアンダーフローし、
UDF信号を発生する。このUDF信号がリセット信号
としてフリップフロップ7に送られてフリップフロップ
7がリセットされ、それによってアンドゲート6が閉じ
られてパルス入力端子1とタイマ本体2との間の信号の
伝達が遮断される。
【0035】以上の動作によって、タイマ本体2へのパ
ルスの入力は、最大値タイマ9に設定されたパルス間隔
の許容範囲の最大値Tbから最小値タイマ8に設定され
たパルス間隔の許容範囲の最小値Taを差し引いた期間
のみに限定され、当該期間以外にパルス入力端子1に到
来したパルスは、すべてがノイズとして除去されること
となる。なお、この実施例1では、最小値タイマ8およ
び最大値タイマ9をリロードレジスタ10とダウンカウ
ンタ11で形成しているため、リロードレジスタ10に
設定する初期値を変更するだけで、どのようなパルス間
隔の被計測パルスについても対応可能となる。
ルスの入力は、最大値タイマ9に設定されたパルス間隔
の許容範囲の最大値Tbから最小値タイマ8に設定され
たパルス間隔の許容範囲の最小値Taを差し引いた期間
のみに限定され、当該期間以外にパルス入力端子1に到
来したパルスは、すべてがノイズとして除去されること
となる。なお、この実施例1では、最小値タイマ8およ
び最大値タイマ9をリロードレジスタ10とダウンカウ
ンタ11で形成しているため、リロードレジスタ10に
設定する初期値を変更するだけで、どのようなパルス間
隔の被計測パルスについても対応可能となる。
【0036】実施例2.図4はこの発明の実施例2によ
るタイマ装置を示すブロック図であり、相当部分には図
1と同一符号を付してその説明を省略する。図におい
て、12はCPUへの割り込み信号として出力される最
大値タイマ9のUDF信号である。
るタイマ装置を示すブロック図であり、相当部分には図
1と同一符号を付してその説明を省略する。図におい
て、12はCPUへの割り込み信号として出力される最
大値タイマ9のUDF信号である。
【0037】次に動作について説明する。ここで、基本
的な動作は実施例1の場合と同様であるため、その説明
は省略する。最大値タイマ9にはパルス間隔の許容範囲
の最大値Tbが設定されていて、パルス入力端子1に到
来するパルスの受け付け期間の終了を規定しており、こ
の最大値タイマ9のUDF信号12の発生は前記パルス
の受け付け期間内に被測定パルスが入力されなかったこ
とを示している。このUDF信号12をCPUに対する
割り込み信号とすることによって、CPUにパルス入力
の異常を通知することができる。
的な動作は実施例1の場合と同様であるため、その説明
は省略する。最大値タイマ9にはパルス間隔の許容範囲
の最大値Tbが設定されていて、パルス入力端子1に到
来するパルスの受け付け期間の終了を規定しており、こ
の最大値タイマ9のUDF信号12の発生は前記パルス
の受け付け期間内に被測定パルスが入力されなかったこ
とを示している。このUDF信号12をCPUに対する
割り込み信号とすることによって、CPUにパルス入力
の異常を通知することができる。
【0038】以上の動作によって、この実施例2は実施
例1と同様の効果を奏しつつ、周期的に発生する被計測
パルスの正当性の確認をも可能とする効果がある。
例1と同様の効果を奏しつつ、周期的に発生する被計測
パルスの正当性の確認をも可能とする効果がある。
【0039】実施例3.また、上記各実施例1および2
では、最小値タイマ8および最大値タイマ9をそれぞれ
リロードレジスタ10とダウンカウンタ11によって形
成し、被計測パルスのパルス間隔に応じてパルス間隔の
許容範囲の最小値、および最大値をそれぞれのリロード
レジスタ10に設定する場合について説明したが、パル
ス間隔がほぼ一定の被計測パルスのみを計測するもので
あれば、それら最小値タイマ8および最大値タイマ9
を、当該パルス間隔の許容範囲の最小値、あるいは最大
値が固定的に設定されているダウンカウンタのみで構成
することも可能である。これにより、最小値タイマ8お
よび最大値タイマ9の構成をより簡略なものとすること
ができる。
では、最小値タイマ8および最大値タイマ9をそれぞれ
リロードレジスタ10とダウンカウンタ11によって形
成し、被計測パルスのパルス間隔に応じてパルス間隔の
許容範囲の最小値、および最大値をそれぞれのリロード
レジスタ10に設定する場合について説明したが、パル
ス間隔がほぼ一定の被計測パルスのみを計測するもので
あれば、それら最小値タイマ8および最大値タイマ9
を、当該パルス間隔の許容範囲の最小値、あるいは最大
値が固定的に設定されているダウンカウンタのみで構成
することも可能である。これにより、最小値タイマ8お
よび最大値タイマ9の構成をより簡略なものとすること
ができる。
【0040】実施例4.図5はこの発明の実施例4によ
るタイマ装置を示すブロック図で、相当部分には図1と
同一符号を付してその説明を省略する。図において、1
3は入力される被計測パルスのパルス間隔の許容範囲の
最小値が設定されるリロードレジスタであり、14は被
計測パルスが入力されるとリロードレジスタ13に設定
されているパルス間隔の許容範囲の最小値をロードし
て、その値からクロックのカウントダウンを開始し、ア
ンダーフローするとそのUDF信号をフリップフロップ
7をセットするためのセット信号として出力するととも
に、アンダーフローした後もそのカウントダウンを継続
するダウンカウンタである。なお、このリロードレジス
タ13とダウンカウンタ14はフリップフロップ7をセ
ットする実施例1における最小値タイマ8としても機能
している。また、15はこのダウンカウンタ14の計数
値の反転値を生成し、それをキャプチャレジスタ4に転
送するインバータである。この実施例4におけるタイマ
本体2はアップカウンタ3がこれらリロードレジスタ1
3、ダウンカウンタ14およびインバータ15によって
代替されている点で、図1に同一符号を付して示した実
施例1のそれとは異なっている。
るタイマ装置を示すブロック図で、相当部分には図1と
同一符号を付してその説明を省略する。図において、1
3は入力される被計測パルスのパルス間隔の許容範囲の
最小値が設定されるリロードレジスタであり、14は被
計測パルスが入力されるとリロードレジスタ13に設定
されているパルス間隔の許容範囲の最小値をロードし
て、その値からクロックのカウントダウンを開始し、ア
ンダーフローするとそのUDF信号をフリップフロップ
7をセットするためのセット信号として出力するととも
に、アンダーフローした後もそのカウントダウンを継続
するダウンカウンタである。なお、このリロードレジス
タ13とダウンカウンタ14はフリップフロップ7をセ
ットする実施例1における最小値タイマ8としても機能
している。また、15はこのダウンカウンタ14の計数
値の反転値を生成し、それをキャプチャレジスタ4に転
送するインバータである。この実施例4におけるタイマ
本体2はアップカウンタ3がこれらリロードレジスタ1
3、ダウンカウンタ14およびインバータ15によって
代替されている点で、図1に同一符号を付して示した実
施例1のそれとは異なっている。
【0041】次に動作について説明する。ここで、図6
はこのように構成されたタイマ装置におけるダウンカウ
ンタ14の計数値の変化を示す説明図であり、図におい
て、t1 は最初の被計測パルスP1 が入力される時刻、
t2 は次の被計測パルスP1が入力される時刻であり、
t3 はフリップフロップ7へのセット信号が発生する時
刻、t4 はフリップフロップ7へのリセット信号が発生
する時刻である。また、Taはパルス間隔の許容範囲の
最小値を時間で表したものであり、Tbは同じく時間に
よるパルス間隔の許容範囲の最大値を時間で表したもの
である。また、Caはパルス間隔の許容範囲の最小値を
計数値によって表したものであり、Cbはダウンカウン
タ14が取り得る最大の計数値(アンダーフロー後もカ
ウントダウンを続けた際の“0”の次にくる計数値)、
Ccはインバータ15からキャプチャレジスタ4へ送ら
れる計数値である。なお、Aはパルスの受け付け期間内
に被測定パルスが入力された場合のダウンカウンタ14
の計数値の変化を示しており、Bはパルスの受け付け期
間内に被測定パルスが入力されなかった場合のダウンカ
ウンタ14の計数値の変化を示している。
はこのように構成されたタイマ装置におけるダウンカウ
ンタ14の計数値の変化を示す説明図であり、図におい
て、t1 は最初の被計測パルスP1 が入力される時刻、
t2 は次の被計測パルスP1が入力される時刻であり、
t3 はフリップフロップ7へのセット信号が発生する時
刻、t4 はフリップフロップ7へのリセット信号が発生
する時刻である。また、Taはパルス間隔の許容範囲の
最小値を時間で表したものであり、Tbは同じく時間に
よるパルス間隔の許容範囲の最大値を時間で表したもの
である。また、Caはパルス間隔の許容範囲の最小値を
計数値によって表したものであり、Cbはダウンカウン
タ14が取り得る最大の計数値(アンダーフロー後もカ
ウントダウンを続けた際の“0”の次にくる計数値)、
Ccはインバータ15からキャプチャレジスタ4へ送ら
れる計数値である。なお、Aはパルスの受け付け期間内
に被測定パルスが入力された場合のダウンカウンタ14
の計数値の変化を示しており、Bはパルスの受け付け期
間内に被測定パルスが入力されなかった場合のダウンカ
ウンタ14の計数値の変化を示している。
【0042】この場合も、初期状態においてはフリップ
フロップ7はセット状態となっており、図6の時刻t1
においてパルス入力端子1に最初の被計測パルスP1 が
入力されると、それがアンドゲート6を経由してタイマ
本体2、フリップフロップ7および最大値タイマ9へ送
られる。タイマ本体2ではこのアンドゲート6からの信
号を受け取ると、ダウンカウンタ14がリロードレジス
タ13に設定されていたパルス間隔の許容範囲の最小値
Caをロードしてカウントダウンを開始する。一方、フ
リップフロップ7はこのアンドゲート6からの信号によ
ってリセットされ、その出力信号でアンドゲート6を閉
じてパルス入力端子1とタイマ本体2との接続を遮断す
る。
フロップ7はセット状態となっており、図6の時刻t1
においてパルス入力端子1に最初の被計測パルスP1 が
入力されると、それがアンドゲート6を経由してタイマ
本体2、フリップフロップ7および最大値タイマ9へ送
られる。タイマ本体2ではこのアンドゲート6からの信
号を受け取ると、ダウンカウンタ14がリロードレジス
タ13に設定されていたパルス間隔の許容範囲の最小値
Caをロードしてカウントダウンを開始する。一方、フ
リップフロップ7はこのアンドゲート6からの信号によ
ってリセットされ、その出力信号でアンドゲート6を閉
じてパルス入力端子1とタイマ本体2との接続を遮断す
る。
【0043】ダウンカウンタ14はカウントダウンが進
んでアンダーフローした場合、時刻t3 においてUDF
信号を発生し、それをセット信号としてフリップフロッ
プ7に送出する。このUDF信号によってフリップフロ
ップ7はセットされ、その出力信号でアンドゲート6が
開いてパルス入力端子1からの被計測パルスがタイマ本
体2へ入力可能な状態となる。なお、そのときダウンカ
ウンタ14はアンダーフロー後もそのままカウントダウ
ンを継続し、従って、その計数値は一旦Cbとなり、そ
れから順次減少していく。ここで、時刻t2 においてパ
ルス入力端子1に次の被計測パルスP2 が到来すると、
それがアンドゲート6を経由してタイマ本体2、フリッ
プフロップ7および最大値タイマ9へ送られる。タイマ
本体2ではこのアンドゲート6を通過した被計測パルス
を受け取ると、インバータ15がダウンカウンタ14の
内容の反転値を生成し、それをキャプチャレジスタ4に
送って保存させる。当該タイマ装置2からは、このキャ
プチャレジスタ4の内容とリロードレジスタ13の設定
値とを加算した値が、被計測パルスのパルス間隔として
出力される。
んでアンダーフローした場合、時刻t3 においてUDF
信号を発生し、それをセット信号としてフリップフロッ
プ7に送出する。このUDF信号によってフリップフロ
ップ7はセットされ、その出力信号でアンドゲート6が
開いてパルス入力端子1からの被計測パルスがタイマ本
体2へ入力可能な状態となる。なお、そのときダウンカ
ウンタ14はアンダーフロー後もそのままカウントダウ
ンを継続し、従って、その計数値は一旦Cbとなり、そ
れから順次減少していく。ここで、時刻t2 においてパ
ルス入力端子1に次の被計測パルスP2 が到来すると、
それがアンドゲート6を経由してタイマ本体2、フリッ
プフロップ7および最大値タイマ9へ送られる。タイマ
本体2ではこのアンドゲート6を通過した被計測パルス
を受け取ると、インバータ15がダウンカウンタ14の
内容の反転値を生成し、それをキャプチャレジスタ4に
送って保存させる。当該タイマ装置2からは、このキャ
プチャレジスタ4の内容とリロードレジスタ13の設定
値とを加算した値が、被計測パルスのパルス間隔として
出力される。
【0044】その後、タイマ本体2ではダウンカウンタ
14がリロードレジスタ13に設定されていたパルス間
隔の許容範囲の最小値Caをロードしてカウントダウン
を開始する。一方、このアンドゲート6の出力信号によ
って最大値タイマ9が再起動されてフリップフロップ7
をリセットし、前述の動作を繰り返す。なお、パルスの
受け付け期間内に次の被計測パルスP2 が入力されなけ
れば、最大値タイマ9が時刻t4 でアンダーフローして
UDF信号を発生し、このUDF信号をリセット信号と
してフリップフロップ7がリセットされ、アンドゲート
6が閉じられてパルス入力端子1とタイマ本体2との間
の信号の伝達が遮断される。
14がリロードレジスタ13に設定されていたパルス間
隔の許容範囲の最小値Caをロードしてカウントダウン
を開始する。一方、このアンドゲート6の出力信号によ
って最大値タイマ9が再起動されてフリップフロップ7
をリセットし、前述の動作を繰り返す。なお、パルスの
受け付け期間内に次の被計測パルスP2 が入力されなけ
れば、最大値タイマ9が時刻t4 でアンダーフローして
UDF信号を発生し、このUDF信号をリセット信号と
してフリップフロップ7がリセットされ、アンドゲート
6が閉じられてパルス入力端子1とタイマ本体2との間
の信号の伝達が遮断される。
【0045】以上のように、この実施例4によれば、タ
イマ本体2のリロードレジスタ13とダウンカウンタ1
4を最小値タイマ8としても兼用しているので、実施例
1と同様の効果を奏しつつ、リロードレジスタやダウン
カウンタなどのハードウェアの削減を可能とし、装置構
成を簡略化している。
イマ本体2のリロードレジスタ13とダウンカウンタ1
4を最小値タイマ8としても兼用しているので、実施例
1と同様の効果を奏しつつ、リロードレジスタやダウン
カウンタなどのハードウェアの削減を可能とし、装置構
成を簡略化している。
【0046】実施例5.図7はこの発明の実施例5によ
るタイマ装置を示すブロック図で、相当部分には図5と
同一符号を付してその説明を省略する。図において、1
6は被計測パルスのパルス間隔の許容範囲の時間幅が設
定されるコンペアレジスタであり、17はこのコンペア
レジスタ16の内容とインバータ15によって生成され
たダウンカウンタ14の内容の反転値とを比較して、そ
の一致信号をフリップフロップ7へのリセット信号とし
て出力するコンパレータである。この実施例5は実施例
4における最大値タイマ9を、このコンペアレジスタ1
6とコンパレータ17によって代替している点で実施例
4とは相違している。
るタイマ装置を示すブロック図で、相当部分には図5と
同一符号を付してその説明を省略する。図において、1
6は被計測パルスのパルス間隔の許容範囲の時間幅が設
定されるコンペアレジスタであり、17はこのコンペア
レジスタ16の内容とインバータ15によって生成され
たダウンカウンタ14の内容の反転値とを比較して、そ
の一致信号をフリップフロップ7へのリセット信号とし
て出力するコンパレータである。この実施例5は実施例
4における最大値タイマ9を、このコンペアレジスタ1
6とコンパレータ17によって代替している点で実施例
4とは相違している。
【0047】次に動作について説明する。ここで、最初
の被計測パルスP1 が入力されてからダウンカウンタ1
4がアンダーフローするまでの動作、および被計測パル
スのパルス間隔の許容範囲内に次の被計測パルスP2 が
入力された場合の動作は実施例4の場合と同様であるた
め、その説明は省略する。ダウンカウンタ14はアンダ
ーフローした後もカウントダウンを継続しているため、
アンダーフロー後にインバータ15より出力されるダウ
ンカウンタ14の内容の反転値は、ダウンカウンタ14
がアンダーフローしてからの経過時間を示すものとな
る。コンパレータ17このインバータ15の出力信号を
コンペアレジスタ16に設定されている被計測パルスの
パルス間隔の許容範囲の時間幅と比較し、両者の値が等
しくなると一致信号を発生してそれをフリップフロップ
7にリセット信号として送る。フリップフロップ7はこ
のコンパレータ17の出力信号によってリセットされ、
アンドゲート6を閉じて、パルス入力端子1とタイマ本
体2との間の信号の伝達を遮断する。
の被計測パルスP1 が入力されてからダウンカウンタ1
4がアンダーフローするまでの動作、および被計測パル
スのパルス間隔の許容範囲内に次の被計測パルスP2 が
入力された場合の動作は実施例4の場合と同様であるた
め、その説明は省略する。ダウンカウンタ14はアンダ
ーフローした後もカウントダウンを継続しているため、
アンダーフロー後にインバータ15より出力されるダウ
ンカウンタ14の内容の反転値は、ダウンカウンタ14
がアンダーフローしてからの経過時間を示すものとな
る。コンパレータ17このインバータ15の出力信号を
コンペアレジスタ16に設定されている被計測パルスの
パルス間隔の許容範囲の時間幅と比較し、両者の値が等
しくなると一致信号を発生してそれをフリップフロップ
7にリセット信号として送る。フリップフロップ7はこ
のコンパレータ17の出力信号によってリセットされ、
アンドゲート6を閉じて、パルス入力端子1とタイマ本
体2との間の信号の伝達を遮断する。
【0048】以上のように、この実施例5によれば、最
大値タイマ9をコンペアレジスタ16とコンパレータ1
7にて代用しているので、実施例1と同様の効果を奏し
つつ、装置構成のさらなる簡略化を可能としている。
大値タイマ9をコンペアレジスタ16とコンパレータ1
7にて代用しているので、実施例1と同様の効果を奏し
つつ、装置構成のさらなる簡略化を可能としている。
【0049】実施例6.図8はこの発明の実施例6によ
るタイマ装置を示すブロック図で、相当部分には図1お
よび図2と同一符号を付してその説明を省略する。図に
おいて、18は最小値タイマ8のダウンカウンタ11の
内容と最大値タイマ9のダウンカウンタ11の内容とを
加算する加算器であり、19はこの加算器18の出力値
を1/2に除算する除算器である。20は最小値タイマ
8および最大値タイマ9の各々に設けられ、それぞれの
リロードレジスタ10の内容より除算器19の出力値を
減算し、それをそれぞれのダウンカウンタ11に渡すと
ともに、リロードレジスタ10の内容をその値に更新す
る減算器である。
るタイマ装置を示すブロック図で、相当部分には図1お
よび図2と同一符号を付してその説明を省略する。図に
おいて、18は最小値タイマ8のダウンカウンタ11の
内容と最大値タイマ9のダウンカウンタ11の内容とを
加算する加算器であり、19はこの加算器18の出力値
を1/2に除算する除算器である。20は最小値タイマ
8および最大値タイマ9の各々に設けられ、それぞれの
リロードレジスタ10の内容より除算器19の出力値を
減算し、それをそれぞれのダウンカウンタ11に渡すと
ともに、リロードレジスタ10の内容をその値に更新す
る減算器である。
【0050】次に動作について説明する。この実施例6
におけるタイマ装置では、前回の被計測パルスにおいて
計測したパルス間隔によって、パルス間隔の許容範囲の
最小値と最大値の補正を行い、次の被計測パルスがその
補正された許容範囲の中心の時刻に入力されることを期
待している。従って、期待値と実際に入力された被計測
パルスの入力時刻との偏差を求め、その偏差に基づいて
以下の式(1)および式(2)によりパルス間隔の許容
範囲の最小値と最大値を補正してやれば、パルス間隔の
変動に対応しながらノイズの除去を行うことが可能とな
る。
におけるタイマ装置では、前回の被計測パルスにおいて
計測したパルス間隔によって、パルス間隔の許容範囲の
最小値と最大値の補正を行い、次の被計測パルスがその
補正された許容範囲の中心の時刻に入力されることを期
待している。従って、期待値と実際に入力された被計測
パルスの入力時刻との偏差を求め、その偏差に基づいて
以下の式(1)および式(2)によりパルス間隔の許容
範囲の最小値と最大値を補正してやれば、パルス間隔の
変動に対応しながらノイズの除去を行うことが可能とな
る。
【0051】 新最小値=旧最小値−(A−B)/2 ・・・・・ (1) 新最大値=旧最大値−(A−B)/2 ・・・・・ (2)
【0052】ここで、図9はこの実施例6によるタイマ
装置の動作を説明するためのタイミング図であり、図に
おいて、Ta、Tbはパルス間隔の許容範囲の最小値お
よび最大値であり、Tは被計測パルスの入力時間であ
る。Aはこの許容範囲の最大値Tbと被計測パルスの入
力時間Tとの時間差、Bは許容範囲の最小値Taと被計
測パルスの入力時間Tとの時間差をそれぞれ示してい
る。上記式(1)および式(2)中のA、Bはこの時間
差AおよびBであり、(A−B)/2は実際に入力され
た被計測パルスの入力時刻の期待値からの偏差を表すこ
とになる。従って、これら式(1)と式(2)によって
補正された最小値と最大値は、その差、つまりパルス入
力の受け付けが可能な範囲を一定に保ちつつ、到来した
被計測パルスのパルス間隔に追従して変化する。
装置の動作を説明するためのタイミング図であり、図に
おいて、Ta、Tbはパルス間隔の許容範囲の最小値お
よび最大値であり、Tは被計測パルスの入力時間であ
る。Aはこの許容範囲の最大値Tbと被計測パルスの入
力時間Tとの時間差、Bは許容範囲の最小値Taと被計
測パルスの入力時間Tとの時間差をそれぞれ示してい
る。上記式(1)および式(2)中のA、Bはこの時間
差AおよびBであり、(A−B)/2は実際に入力され
た被計測パルスの入力時刻の期待値からの偏差を表すこ
とになる。従って、これら式(1)と式(2)によって
補正された最小値と最大値は、その差、つまりパルス入
力の受け付けが可能な範囲を一定に保ちつつ、到来した
被計測パルスのパルス間隔に追従して変化する。
【0053】図8に示したタイマ装置では、上記偏差
(A−B)/2を加算器18と除算器19によって算出
しており、上記式(1)および式(2)の演算を最小値
タイマ8あるいは最大値タイマ9内の減算器20におい
て行っている。
(A−B)/2を加算器18と除算器19によって算出
しており、上記式(1)および式(2)の演算を最小値
タイマ8あるいは最大値タイマ9内の減算器20におい
て行っている。
【0054】今、被計測パルスが100クロック目に入
力されることを期待して、最小値タイマ8のリロードレ
ジスタ10には“95”が、最大値タイマ9のリロード
レジスタ10には“105”がそれぞれ設定されている
ものとする。最初の被計測パルスが入力されると、それ
によってフリップフロップ7がリセットされてアンドゲ
ート6が閉じられ、さらに最小値タイマ8と最大値タイ
マ9が起動される。この最初の被計測パルスで起動され
た最小値タイマ8および最大値タイマ9では、それぞれ
のダウンカウンタ11が“95”あるいは“105”か
らカウントダウンを開始する。クロックパルスが95個
到来すると最小値タイマ8のダウンカウンタ11はアン
ダーフローしてUDF信号を発生するが、カウントダウ
ンはそのまま継続する。
力されることを期待して、最小値タイマ8のリロードレ
ジスタ10には“95”が、最大値タイマ9のリロード
レジスタ10には“105”がそれぞれ設定されている
ものとする。最初の被計測パルスが入力されると、それ
によってフリップフロップ7がリセットされてアンドゲ
ート6が閉じられ、さらに最小値タイマ8と最大値タイ
マ9が起動される。この最初の被計測パルスで起動され
た最小値タイマ8および最大値タイマ9では、それぞれ
のダウンカウンタ11が“95”あるいは“105”か
らカウントダウンを開始する。クロックパルスが95個
到来すると最小値タイマ8のダウンカウンタ11はアン
ダーフローしてUDF信号を発生するが、カウントダウ
ンはそのまま継続する。
【0055】フリップフロップ7はこの最小値タイマ8
のダウンカウンタ11からのUDF信号でセットされ、
アンドゲート6を開いて被計測パルスのタイマ本体2へ
の入力を可能とする。ここで、98クロック目に次の被
計測パルスが入力されると、最小値タイマ8および最大
値タイマ9のダウンカウンタ11はその時点でカウント
ダウンを停止する。そのとき、最小値タイマ8のダウン
カウンタ11の計数値は“−3”であり、最大値カウン
タ9のダウンカウンタ11の計数値は“7”である。な
お、これらの計数値“−3”と“7”は図9における時
間差BおよびAに相当するものである。加算器18はこ
れら両ダウンカウンタ11の計数値を加算して結果を除
算器19に送り、除算器19はそれを2で除算する。従
って、加算器18から除算器19には“4”が入力さ
れ、除算器19からは“2”が出力される。このように
して加算器18および除算器19は式(1)および式
(2)における偏差(A−B)/2を演算する。
のダウンカウンタ11からのUDF信号でセットされ、
アンドゲート6を開いて被計測パルスのタイマ本体2へ
の入力を可能とする。ここで、98クロック目に次の被
計測パルスが入力されると、最小値タイマ8および最大
値タイマ9のダウンカウンタ11はその時点でカウント
ダウンを停止する。そのとき、最小値タイマ8のダウン
カウンタ11の計数値は“−3”であり、最大値カウン
タ9のダウンカウンタ11の計数値は“7”である。な
お、これらの計数値“−3”と“7”は図9における時
間差BおよびAに相当するものである。加算器18はこ
れら両ダウンカウンタ11の計数値を加算して結果を除
算器19に送り、除算器19はそれを2で除算する。従
って、加算器18から除算器19には“4”が入力さ
れ、除算器19からは“2”が出力される。このように
して加算器18および除算器19は式(1)および式
(2)における偏差(A−B)/2を演算する。
【0056】除算器19の出力値“2”は最小値タイマ
8と最大値タイマ9とに送られ、それぞれの減算器20
に入力される。最小タイマ8においては、その減算器2
0がリロードレジスタ10に設定されている許容範囲の
以前の最小値である“95”から除算器19の出力値
“2”を差し引いて新たな最小値“93”を算出し、そ
れをダウンカウンタ11に渡すとともに、リロードレジ
スタ10の内容をこの新たな最小値“93”で更新す
る。最大値タイマ9でも同様に、その減算器20がリロ
ードレジスタ10に設定されている以前の最大値である
“105”から除算器19の出力値“2”を差し引いて
新たな最小値“102”を算出し、それをダウンカウン
タ11に渡すとともに、リロードレジスタ10の内容を
この新たな最大値“102”で更新する。このようにし
て、最小値タイマ8および最大値タイマ9の減算器20
は式(1)あるいは式(2)の演算を実行する。
8と最大値タイマ9とに送られ、それぞれの減算器20
に入力される。最小タイマ8においては、その減算器2
0がリロードレジスタ10に設定されている許容範囲の
以前の最小値である“95”から除算器19の出力値
“2”を差し引いて新たな最小値“93”を算出し、そ
れをダウンカウンタ11に渡すとともに、リロードレジ
スタ10の内容をこの新たな最小値“93”で更新す
る。最大値タイマ9でも同様に、その減算器20がリロ
ードレジスタ10に設定されている以前の最大値である
“105”から除算器19の出力値“2”を差し引いて
新たな最小値“102”を算出し、それをダウンカウン
タ11に渡すとともに、リロードレジスタ10の内容を
この新たな最大値“102”で更新する。このようにし
て、最小値タイマ8および最大値タイマ9の減算器20
は式(1)あるいは式(2)の演算を実行する。
【0057】このように、被計測パルスが期待された位
置より2クロック早く到来した場合には、許容範囲の最
小値および最大値もそれに合わせて2クロック分ずれ
る。以後、この動作を繰り返すことによってパルス間隔
の変動に対応しながらパルス間隔の許容範囲を補正し、
その許容範囲を逸脱したノイズを除去することを可能と
する。なお、基本的な動作については、実施例1の場合
と同様であるため、その説明は省略する。
置より2クロック早く到来した場合には、許容範囲の最
小値および最大値もそれに合わせて2クロック分ずれ
る。以後、この動作を繰り返すことによってパルス間隔
の変動に対応しながらパルス間隔の許容範囲を補正し、
その許容範囲を逸脱したノイズを除去することを可能と
する。なお、基本的な動作については、実施例1の場合
と同様であるため、その説明は省略する。
【0058】実施例7.図10はこの発明の実施例7に
よるタイマ装置を示すブロック図で、相当部分には図1
と同一符号を付してその説明を省略する。図において、
21はパルス入力端子1より入力される被計測パルスの
立ち上り(ローレベルからハイレベルへの変化)を検出
する立ち上り検出回路であり、22は前記被計測パルス
の立ち下り(ハイレベルからローレベルへの変化)を検
出する立ち下り検出回路である。23はこの立ち上り検
出回路21の出力信号を受けると被計測パルスのパルス
幅の計測を開始し、立ち下り検出回路22の出力信号を
受けるとリセットされて被計測パルスのパルス幅の計測
を停止するタイマ本体である。
よるタイマ装置を示すブロック図で、相当部分には図1
と同一符号を付してその説明を省略する。図において、
21はパルス入力端子1より入力される被計測パルスの
立ち上り(ローレベルからハイレベルへの変化)を検出
する立ち上り検出回路であり、22は前記被計測パルス
の立ち下り(ハイレベルからローレベルへの変化)を検
出する立ち下り検出回路である。23はこの立ち上り検
出回路21の出力信号を受けると被計測パルスのパルス
幅の計測を開始し、立ち下り検出回路22の出力信号を
受けるとリセットされて被計測パルスのパルス幅の計測
を停止するタイマ本体である。
【0059】なお、上記タイマ本体23は実施例1にお
けるタイマ本体2と同様に、アップカウンタ3とキャプ
チャレジスタ4とによって形成されている。また、ゲー
ト回路としてのアンドゲート6は、立ち上り検出回路2
1の出力信号のタイマ本体23への入力を開閉してお
り、立ち下り検出回路22の出力信号は、フリップフロ
ップ7のリセット信号と、最小値タイマ8および最大値
タイマ9の起動信号にも用いられている。
けるタイマ本体2と同様に、アップカウンタ3とキャプ
チャレジスタ4とによって形成されている。また、ゲー
ト回路としてのアンドゲート6は、立ち上り検出回路2
1の出力信号のタイマ本体23への入力を開閉してお
り、立ち下り検出回路22の出力信号は、フリップフロ
ップ7のリセット信号と、最小値タイマ8および最大値
タイマ9の起動信号にも用いられている。
【0060】次に動作について説明する。ここで、初期
状態においてフリップフロップ7はセットされており、
タイマ本体23のアップカウンタ3はその内容がクリア
された状態となっている。今、被計測パルスがパルス入
力端子1に入力されるとその立ち上りが立ち上り検出回
路21によって検出され、その出力信号がアンドゲート
6に送られる。そのとき、フリップフロップ7はセット
されているため、アンドゲート6は開かれた状態となっ
ている。従って、立ち上り検出回路21の出力信号はタ
イマ本体23に入力され、タイマ本体23ではアップカ
ウンタ3がカウントを開始する。その後、当該被計測パ
ルスが立ち下るとその変化が立ち下り検出回路22によ
って検出され、その出力信号がフリップフロップ7、最
小値タイマ8、最大値タイマ9およびタイマ本体23に
送られる。
状態においてフリップフロップ7はセットされており、
タイマ本体23のアップカウンタ3はその内容がクリア
された状態となっている。今、被計測パルスがパルス入
力端子1に入力されるとその立ち上りが立ち上り検出回
路21によって検出され、その出力信号がアンドゲート
6に送られる。そのとき、フリップフロップ7はセット
されているため、アンドゲート6は開かれた状態となっ
ている。従って、立ち上り検出回路21の出力信号はタ
イマ本体23に入力され、タイマ本体23ではアップカ
ウンタ3がカウントを開始する。その後、当該被計測パ
ルスが立ち下るとその変化が立ち下り検出回路22によ
って検出され、その出力信号がフリップフロップ7、最
小値タイマ8、最大値タイマ9およびタイマ本体23に
送られる。
【0061】この立ち下り検出回路22の出力信号を受
けたタイマ本体23では、アップカウンタ3によるカウ
ントを停止してその計数値をキャプチャレジスタ4に格
納するとともに、アップカウンタ3の内容をクリアす
る。一方、フリップフロップ7はこの立ち下り検出回路
22の出力信号によってリセットされ、アンドゲート6
を閉じて立ち上り検出回路21の出力信号のタイマ本体
23への入力を遮断する。また、最小値タイマ8はこの
立ち下り検出回路22の出力信号で起動されてから、設
定されたパルス入力の許容範囲の最小値が経過するとU
DF信号を発生してフリップフロップ7をセットする。
これによってアンドゲート6が開き、次の被計測パルス
の入力が可能となる。
けたタイマ本体23では、アップカウンタ3によるカウ
ントを停止してその計数値をキャプチャレジスタ4に格
納するとともに、アップカウンタ3の内容をクリアす
る。一方、フリップフロップ7はこの立ち下り検出回路
22の出力信号によってリセットされ、アンドゲート6
を閉じて立ち上り検出回路21の出力信号のタイマ本体
23への入力を遮断する。また、最小値タイマ8はこの
立ち下り検出回路22の出力信号で起動されてから、設
定されたパルス入力の許容範囲の最小値が経過するとU
DF信号を発生してフリップフロップ7をセットする。
これによってアンドゲート6が開き、次の被計測パルス
の入力が可能となる。
【0062】従って、前の被計測パルスが立ち下ってか
らこの最小値タイマ8よりUDF信号が送出されるまで
の間はアンドゲート6が閉じていて、パルス入力端子1
に到来したパルスの立ち上りがタイマ本体23に入力さ
れることはない。そのようにして、その間にパルス入力
端子1に到来するノイズは除去される。以後、この動作
を繰り返すことによって、周期的に入力される被計測パ
ルスのハイレベルのパルス幅の計測が可能となる。な
お、最大値タイマ9は立ち下り検出回路22の出力信号
で起動されてから、設定されたパルス入力の許容範囲の
最大値の時間が経過しても、次の被計測パルスが入力さ
れなければオーバーフローしてUDF信号を発生し、フ
リップフロップ7をリセットする。これによってアンド
ゲート6が閉じて、立ち上り検出回路21の出力信号の
タイマ本体23への入力が遮断される。
らこの最小値タイマ8よりUDF信号が送出されるまで
の間はアンドゲート6が閉じていて、パルス入力端子1
に到来したパルスの立ち上りがタイマ本体23に入力さ
れることはない。そのようにして、その間にパルス入力
端子1に到来するノイズは除去される。以後、この動作
を繰り返すことによって、周期的に入力される被計測パ
ルスのハイレベルのパルス幅の計測が可能となる。な
お、最大値タイマ9は立ち下り検出回路22の出力信号
で起動されてから、設定されたパルス入力の許容範囲の
最大値の時間が経過しても、次の被計測パルスが入力さ
れなければオーバーフローしてUDF信号を発生し、フ
リップフロップ7をリセットする。これによってアンド
ゲート6が閉じて、立ち上り検出回路21の出力信号の
タイマ本体23への入力が遮断される。
【0063】実施例8.図11はこの発明の実施例8に
よるタイマ装置を示すブロック図であり、各部には図1
0の相当部分と同一の符号を付してその説明を省略す
る。なお、この実施例8においては、アンドゲート6は
立ち下り検出回路22の出力信号のタイマ本体23への
入力を開閉しており、また、立ち上り検出回路21の出
力信号はタイマ本体23のアップカウンタ3のクリア信
号、フリップフロップ7のリセット信号、および最小値
タイマ8と最大値タイマ9の起動信号に用いられてお
り、これらの点でこの実施例8は上記実施例7とは異な
っている。
よるタイマ装置を示すブロック図であり、各部には図1
0の相当部分と同一の符号を付してその説明を省略す
る。なお、この実施例8においては、アンドゲート6は
立ち下り検出回路22の出力信号のタイマ本体23への
入力を開閉しており、また、立ち上り検出回路21の出
力信号はタイマ本体23のアップカウンタ3のクリア信
号、フリップフロップ7のリセット信号、および最小値
タイマ8と最大値タイマ9の起動信号に用いられてお
り、これらの点でこの実施例8は上記実施例7とは異な
っている。
【0064】次に動作について説明する。この場合も、
初期状態ではフリップフロップ7はセットされ、タイマ
本体23のアップカウンタ3はクリアされている。今、
被計測パルスがパルス入力端子1に入力されると、立ち
下り検出回路22によってその立ち下りが検出され、出
力信号がフリップフロップ7によって開かれたアンドゲ
ート6を経由してタイマ本体23に入力され、タイマ本
体23ではアップカウンタ3がカウントを開始する。そ
の後、立ち上り検出回路21によって当該被計測パルス
の立ち上りが検出されると、その出力信号でフリップフ
ロップ7がリセットされ、最小値タイマ8および最大値
タイマ9が起動され、さらにタイマ本体23では、アッ
プカウンタ3がカウントを停止してその計数値をキャプ
チャレジスタ4に格納した後、その内容がクリアされ
る。
初期状態ではフリップフロップ7はセットされ、タイマ
本体23のアップカウンタ3はクリアされている。今、
被計測パルスがパルス入力端子1に入力されると、立ち
下り検出回路22によってその立ち下りが検出され、出
力信号がフリップフロップ7によって開かれたアンドゲ
ート6を経由してタイマ本体23に入力され、タイマ本
体23ではアップカウンタ3がカウントを開始する。そ
の後、立ち上り検出回路21によって当該被計測パルス
の立ち上りが検出されると、その出力信号でフリップフ
ロップ7がリセットされ、最小値タイマ8および最大値
タイマ9が起動され、さらにタイマ本体23では、アッ
プカウンタ3がカウントを停止してその計数値をキャプ
チャレジスタ4に格納した後、その内容がクリアされ
る。
【0065】一方、リセットされたフリップフロップ7
の出力信号によってアンドゲート6が閉じ、立ち下り検
出回路22の出力信号のタイマ本体23への入力が遮断
される。また、起動された最小値タイマ8は設定時間が
経過するとUDF信号を発生し、それによってセットさ
れたフリップフロップ7の出力信号によってアンドゲー
ト6が開き、次の被計測パルスの入力が可能となる。な
お、起動後設定時間が経過しても次の被計測パルスが入
力されなければ、最大値タイマ9はUDF信号を発生し
てフリップフロップ7をリセットし、アンドゲート6を
閉じて立ち下り検出回路22の出力信号のタイマ本体2
3への入力を遮断する。以後、この動作を繰り返すこと
で、周期的に入力される被計測パルスのローレベルのパ
ルス幅の計測が可能となる。
の出力信号によってアンドゲート6が閉じ、立ち下り検
出回路22の出力信号のタイマ本体23への入力が遮断
される。また、起動された最小値タイマ8は設定時間が
経過するとUDF信号を発生し、それによってセットさ
れたフリップフロップ7の出力信号によってアンドゲー
ト6が開き、次の被計測パルスの入力が可能となる。な
お、起動後設定時間が経過しても次の被計測パルスが入
力されなければ、最大値タイマ9はUDF信号を発生し
てフリップフロップ7をリセットし、アンドゲート6を
閉じて立ち下り検出回路22の出力信号のタイマ本体2
3への入力を遮断する。以後、この動作を繰り返すこと
で、周期的に入力される被計測パルスのローレベルのパ
ルス幅の計測が可能となる。
【0066】
【発明の効果】以上のように、請求項1に記載の発明に
よれば、タイマ本体への被計測パルスの入力を開閉する
ゲート回路をフリップフロップで制御し、このゲート回
路の出力信号で起動される最小値タイマと最大値タイマ
とによって、パルス間隔の許容範囲の最小値が経過する
とフリップフロップのセットを行い、最大値が経過する
とフリップフロップのリセットを行うように構成したの
で、タイマ本体へのパルスの入力はパルス間隔の許容範
囲の最大値から最小値を差し引いた値に相当する期間に
のみ限定され、当該期間以外にパルス入力端子に到来し
たパルスはすべてがノイズとして除去されることになる
ため、被計測パルスと同程度、あるいはそれ以上のパル
ス幅を持ったノイズであっても確実に除去することがで
きるばかりか、ノイズ除去に要していたソフトウェアの
負担が軽減され、さらにソフトウェアによるノイズの判
定がなくなるため、より高速の処理が可能となるなどの
効果がある。
よれば、タイマ本体への被計測パルスの入力を開閉する
ゲート回路をフリップフロップで制御し、このゲート回
路の出力信号で起動される最小値タイマと最大値タイマ
とによって、パルス間隔の許容範囲の最小値が経過する
とフリップフロップのセットを行い、最大値が経過する
とフリップフロップのリセットを行うように構成したの
で、タイマ本体へのパルスの入力はパルス間隔の許容範
囲の最大値から最小値を差し引いた値に相当する期間に
のみ限定され、当該期間以外にパルス入力端子に到来し
たパルスはすべてがノイズとして除去されることになる
ため、被計測パルスと同程度、あるいはそれ以上のパル
ス幅を持ったノイズであっても確実に除去することがで
きるばかりか、ノイズ除去に要していたソフトウェアの
負担が軽減され、さらにソフトウェアによるノイズの判
定がなくなるため、より高速の処理が可能となるなどの
効果がある。
【0067】また、請求項2に記載の発明によれば、リ
ロードレジスタとダウンカウンタとによって最小値タイ
マおよび最大値タイマを形成したので、リロードレジス
タに設定する初期値を変更するだけで、どのようなパル
ス間隔の被計測パルスについても対応することができる
という効果がある。
ロードレジスタとダウンカウンタとによって最小値タイ
マおよび最大値タイマを形成したので、リロードレジス
タに設定する初期値を変更するだけで、どのようなパル
ス間隔の被計測パルスについても対応することができる
という効果がある。
【0068】また、請求項3に記載の発明によれば、タ
イマ本体にリロードレジスタとダウンカウンタとを用
い、それらを最小値タイマとしても兼用するように構成
したので、リロードレジスタやダウンカウンタなどのハ
ードウェアを削減でき、装置構成を簡略化することがで
きる効果がある。
イマ本体にリロードレジスタとダウンカウンタとを用
い、それらを最小値タイマとしても兼用するように構成
したので、リロードレジスタやダウンカウンタなどのハ
ードウェアを削減でき、装置構成を簡略化することがで
きる効果がある。
【0069】また、請求項4に記載の発明によれば、最
大値タイマをパルス間隔の許容範囲の時間幅が設定され
たコンペアレジスタと、このコンペアレジスタの内容と
ダウンカウンタの内容の反転値を比較するコンパレータ
によって形成したので、ダウンカウンタやリロードレジ
スタのような複雑、大容量のハードウェアを、コンパレ
ータやコンペアレジスタのような単純、小容量のハード
ウェアで代替することが可能となり、装置構成をさらに
簡略化できる効果がある。
大値タイマをパルス間隔の許容範囲の時間幅が設定され
たコンペアレジスタと、このコンペアレジスタの内容と
ダウンカウンタの内容の反転値を比較するコンパレータ
によって形成したので、ダウンカウンタやリロードレジ
スタのような複雑、大容量のハードウェアを、コンパレ
ータやコンペアレジスタのような単純、小容量のハード
ウェアで代替することが可能となり、装置構成をさらに
簡略化できる効果がある。
【0070】また、請求項5に記載の発明によれば、被
計測パルスの実際の入力時刻と期待される入力時刻との
偏差を求め、その偏差に基づいてパルス間隔の許容範囲
の最小値および最大値を補正するように構成したので、
被計測パルスのパルス間隔の変動に追従してパルス間隔
の許容範囲をずらせながらノイズの除去を行うことがで
き、被計測パルスのパルス間隔が時間とともに徐々にず
れていくような場合にも適用可能となる効果がある。
計測パルスの実際の入力時刻と期待される入力時刻との
偏差を求め、その偏差に基づいてパルス間隔の許容範囲
の最小値および最大値を補正するように構成したので、
被計測パルスのパルス間隔の変動に追従してパルス間隔
の許容範囲をずらせながらノイズの除去を行うことがで
き、被計測パルスのパルス間隔が時間とともに徐々にず
れていくような場合にも適用可能となる効果がある。
【0071】また、請求項6に記載の発明によれば、被
計測パルスの立ち上りを検出する立ち上り検出回路と、
立ち下りを検出する立ち下り検出回路を設け、立ち上り
検出回路の出力信号のタイマ本体への入力を開閉するゲ
ート回路をフリップフロップで制御し、立ち下り検出回
路の出力信号で起動される最小値タイマと最大値タイマ
とによって、パルス入力の許容範囲の最小値が経過する
とフリップフロップをセットし、最大値が経過するとフ
リップフロップをリセットするように構成したので、周
期的に入力される被計測パルスのハイレベルのパルス幅
を計測することが可能となる効果がある。
計測パルスの立ち上りを検出する立ち上り検出回路と、
立ち下りを検出する立ち下り検出回路を設け、立ち上り
検出回路の出力信号のタイマ本体への入力を開閉するゲ
ート回路をフリップフロップで制御し、立ち下り検出回
路の出力信号で起動される最小値タイマと最大値タイマ
とによって、パルス入力の許容範囲の最小値が経過する
とフリップフロップをセットし、最大値が経過するとフ
リップフロップをリセットするように構成したので、周
期的に入力される被計測パルスのハイレベルのパルス幅
を計測することが可能となる効果がある。
【0072】また、請求項7に記載の発明によれば、被
計測パルスの立ち上りを検出する立ち上り検出回路と、
立ち下りを検出する立ち下り検出回路を設け、立ち下り
検出回路の出力信号のタイマ本体への入力を開閉するゲ
ート回路をフリップフロップで制御し、立ち上り検出回
路の出力信号で起動される最小値タイマと最大値タイマ
とによって、パルス入力の許容範囲の最小値が経過する
とフリップフロップをセットし、最大値が経過するとフ
リップフロップをリセットするように構成したので、周
期的に入力される被計測パルスのローレベルのパルス幅
を計測することが可能となる効果がある。
計測パルスの立ち上りを検出する立ち上り検出回路と、
立ち下りを検出する立ち下り検出回路を設け、立ち下り
検出回路の出力信号のタイマ本体への入力を開閉するゲ
ート回路をフリップフロップで制御し、立ち上り検出回
路の出力信号で起動される最小値タイマと最大値タイマ
とによって、パルス入力の許容範囲の最小値が経過する
とフリップフロップをセットし、最大値が経過するとフ
リップフロップをリセットするように構成したので、周
期的に入力される被計測パルスのローレベルのパルス幅
を計測することが可能となる効果がある。
【図1】 この発明の実施例1によるタイマ装置を示す
ブロック図である。
ブロック図である。
【図2】 実施例1における最小値タイマおよび最大値
タイマの構成を示すブロック図である。
タイマの構成を示すブロック図である。
【図3】 実施例1の動作を説明するためのタイミング
図である。
図である。
【図4】 この発明の実施例2によるタイマ装置を示す
ブロック図である。
ブロック図である。
【図5】 この発明の実施例4によるタイマ装置を示す
ブロック図である。
ブロック図である。
【図6】 実施例4におけるダウンカウンタの計数値の
変化を示す説明図である。
変化を示す説明図である。
【図7】 この発明の実施例5によるタイマ装置を示す
ブロック図である。
ブロック図である。
【図8】 この発明の実施例6によるタイマ装置を示す
ブロック図である。
ブロック図である。
【図9】 実施例6の動作を説明するためのタイミング
図である。
図である。
【図10】 この発明の実施例7によるタイマ装置を示
すブロック図である。
すブロック図である。
【図11】 この発明の実施例8によるタイマ装置を示
すブロック図である。
すブロック図である。
【図12】 周期的に発生する被計測パルスとノイズと
の関係を示すタイミング図である。
の関係を示すタイミング図である。
【図13】 従来のタイマ装置を示すブロック図であ
る。
る。
2,23 タイマ本体、6 アンドゲート(ゲート回
路)、7 フリップフロップ、8 最小値タイマ、9
最大値タイマ、10,13 リロードレジスタ、11,
14 ダウンカウンタ、16 コンペアレジスタ、17
コンパレータ、18 加算器、19 除算器、20
減算器、21 立ち上り検出回路、22立ち下り検出回
路。
路)、7 フリップフロップ、8 最小値タイマ、9
最大値タイマ、10,13 リロードレジスタ、11,
14 ダウンカウンタ、16 コンペアレジスタ、17
コンパレータ、18 加算器、19 除算器、20
減算器、21 立ち上り検出回路、22立ち下り検出回
路。
Claims (7)
- 【請求項1】 入力される被計測パルスのパルス間隔を
計測するタイマ本体と、前記タイマ本体への被計測パル
スの入力を開閉するゲート回路と、セットされると前記
ゲート回路を開いて前記タイマ本体への被計測パルスを
通過させ、リセットされると前記ゲート回路を閉じて前
記タイマ本体への被計測パルスの通過を禁止するための
フリップフロップと、前記ゲート回路の出力信号によっ
て起動され、前記パルス間隔の許容範囲の最小値が経過
すると前記フリップフロップへのセット信号を発生する
最小値タイマと、前記ゲート回路の出力信号によって起
動され、前記パルス間隔の許容範囲の最大値が経過する
と前記フリップフロップへのリセット信号を発生する最
大値タイマとを備えたタイマ装置。 - 【請求項2】 前記最小値タイマを、前記パルス間隔の
許容範囲の最小値が設定されるリロードレジスタと、前
記ゲート回路の出力で起動されてクロックパルスのカウ
ントダウンを開始し、アンダーフロー信号を前記フリッ
プフロップへのセット信号とするダウンカウンタとによ
って形成し、前記最大値タイマを、前記パルス間隔の許
容範囲の最大値が設定されるリロードレジスタと、前記
ゲート回路の出力で起動されてクロックパルスのカウン
トダウンを開始し、アンダーフロー信号を前記フリップ
フロップへのリセット信号とするダウンカウンタとによ
って構成したことを特徴とする請求項1に記載のタイマ
装置。 - 【請求項3】 入力される被計測パルスのパルス間隔の
許容範囲の最小値が設定されるリロードレジスタ、およ
び前記被計測パルスが入力されると前記パルス間隔の許
容範囲の最小値からクロックのカウントダウンを開始
し、アンダーフローした後もカウントダウンを継続する
ダウンカウンタを有して、前記被計測パルスのパルス間
隔を計測するタイマ本体と、前記タイマ本体への被計測
パルスの入力を開閉するゲート回路と、前記タイマ本体
のダウンカウンタのアンダーフロー信号がセット信号と
して入力され、セットされると前記ゲート回路を開いて
前記タイマ本体への被計測パルスを通過させるととも
に、リセットされると前記ゲート回路を閉じて前記タイ
マ本体への被計測パルスの通過を禁止するためのフリッ
プフロップと、前記ゲート回路の出力信号によって起動
され、前記パルス間隔の許容範囲の最大値が経過すると
前記フリップフロップへのリセット信号を発生する最大
値タイマとを備えたタイマ装置。 - 【請求項4】 前記最大値タイマを、前記パルス間隔の
許容範囲の時間幅が設定されるコンペアレジスタと、前
記コンペアレジスタの内容と前記タイマ本体のダウンカ
ウンタの内容の反転値とを比較して、その一致信号を前
記フリップフロップへのリセット信号とするコンパレー
タとによって形成したことを特徴とする請求項3に記載
のタイマ装置。 - 【請求項5】 前記最小値タイマのダウンカウンタの内
容と前記最大値タイマのダウンカウンタの内容を加算す
る加算器と、前記加算器の出力値を2で除算する除算器
を付加するとともに、前記最小値タイマおよび最大値タ
イマに、それぞれのリロードレジスタの内容より前記除
算器の出力値を減算して、それぞれのダウンカウンタに
渡すとともに、それぞれのリロードレジスタの内容をそ
の値に更新する減算器を設けたことを特徴とする請求項
2に記載のタイマ装置。 - 【請求項6】 入力される被計測パルスのローレベルか
らハイレベルへの変化を検出する立ち上り検出回路と、
前記被計測パルスのハイレベルからローレベルへの変化
を検出する立ち下り検出回路と、前記立ち上り検出回路
の出力信号を受けてから前記立ち下り検出回路の出力信
号を受けてリセットされるまでの前記被計測パルスのパ
ルス幅の計測をするタイマ本体と、前記立ち上り検出回
路の出力信号の前記タイマ本体への入力を開閉するゲー
ト回路と、セットされると前記ゲート回路を開いて前記
タイマ本体への前記立ち上り検出回路の出力信号を通過
させ、リセットされると前記ゲート回路を閉じて前記タ
イマ本体への前記立ち上り検出回路の出力信号の通過を
禁止するためのフリップフロップと、前記立ち下り検出
回路の出力信号によって起動され、前記被計測パルスの
入力許容範囲の最小値が経過すると前記フリップフロッ
プへのセット信号を発生する最小値タイマと、前記立ち
下り検出回路の出力信号によって起動され、前記被計測
パルスの入力許容範囲の最大値が経過すると前記フリッ
プフロップへのリセット信号を発生する最大値タイマと
を備えたタイマ装置。 - 【請求項7】 入力される被計測パルスのローレベルか
らハイレベルへの変化を検出する立ち上がり検出回路
と、前記被計測パルスのハイレベルからローレベルへの
変化を検出する立ち下り検出回路と、前記立ち下り検出
回路の出力信号を受けてから前記立ち上り検出回路の出
力信号を受けてリセットされるまでの前記被計測パルス
のパルス幅の計測をするタイマ本体と、前記立ち下り検
出回路の出力信号の前記タイマ本体への入力を開閉する
ゲート回路と、セットされると前記ゲート回路を開いて
前記タイマ本体への前記立ち下り検出回路の出力信号を
通過させ、リセットされると前記ゲート回路を閉じて前
記タイマ本体への前記立ち下り検出回路の出力信号の通
過を禁止するためのフリップフロップと、前記立ち上り
検出回路の出力信号によって起動され、前記被計測パル
スの入力許容範囲の最小値が経過すると前記フリップフ
ロップへのセット信号を発生する最小値タイマと、前記
立ち上り検出回路の出力信号によって起動され、前記被
計測パルスの入力許容範囲の最大値が経過すると前記フ
リップフロップへのリセット信号を発生する最大値タイ
マとを備えたタイマ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1705095A JPH08210875A (ja) | 1995-02-03 | 1995-02-03 | タイマ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1705095A JPH08210875A (ja) | 1995-02-03 | 1995-02-03 | タイマ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08210875A true JPH08210875A (ja) | 1996-08-20 |
Family
ID=11933175
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1705095A Pending JPH08210875A (ja) | 1995-02-03 | 1995-02-03 | タイマ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08210875A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6058487A (en) * | 1997-06-06 | 2000-05-02 | Nec Corporation | Period measuring circuit with maximum frequency cutoff |
EP1260795A2 (de) * | 2001-05-25 | 2002-11-27 | Siemens Aktiengesellschaft | Verfahren und Schaltungsanordnung zur Auswertung von Impulsfolgen eines Sensors |
DE102010046880A1 (de) * | 2010-09-29 | 2012-03-29 | Phoenix Contact Gmbh & Co. Kg | Verfahren und Anordnung zur Frequenzbestimmung |
-
1995
- 1995-02-03 JP JP1705095A patent/JPH08210875A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6058487A (en) * | 1997-06-06 | 2000-05-02 | Nec Corporation | Period measuring circuit with maximum frequency cutoff |
DE19825263C2 (de) * | 1997-06-06 | 2003-01-02 | Nec Corp Tokio Tokyo | Periodenmessschaltung |
EP1260795A2 (de) * | 2001-05-25 | 2002-11-27 | Siemens Aktiengesellschaft | Verfahren und Schaltungsanordnung zur Auswertung von Impulsfolgen eines Sensors |
DE10125604A1 (de) * | 2001-05-25 | 2002-12-05 | Siemens Ag | Verfahren und Schaltungsanordnung zur Auswertung von Impulsfolgen, die ein Messsignal für physikalische Größen darstellen |
EP1260795A3 (de) * | 2001-05-25 | 2005-05-18 | Siemens Aktiengesellschaft | Verfahren und Schaltungsanordnung zur Auswertung von Impulsfolgen eines Sensors |
DE102010046880A1 (de) * | 2010-09-29 | 2012-03-29 | Phoenix Contact Gmbh & Co. Kg | Verfahren und Anordnung zur Frequenzbestimmung |
US9255950B2 (en) | 2010-09-29 | 2016-02-09 | Phoenix Contact Gmbh & Co. Kg | Method and arrangement for frequency determination |
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