JPH08210779A - 金属加熱炉 - Google Patents

金属加熱炉

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Publication number
JPH08210779A
JPH08210779A JP3600395A JP3600395A JPH08210779A JP H08210779 A JPH08210779 A JP H08210779A JP 3600395 A JP3600395 A JP 3600395A JP 3600395 A JP3600395 A JP 3600395A JP H08210779 A JPH08210779 A JP H08210779A
Authority
JP
Japan
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heating chamber
fuel
main heating
chamber
port
Prior art date
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Pending
Application number
JP3600395A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuuichi Ichiraku
祐一 一楽
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Osaka Gas Co Ltd
Original Assignee
Osaka Gas Co Ltd
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Publication date
Application filed by Osaka Gas Co Ltd filed Critical Osaka Gas Co Ltd
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Publication of JPH08210779A publication Critical patent/JPH08210779A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 金属加熱炉のNOx発生量を低減する。 【構成】 ガスバーナ1を備えた主加熱室2と、主加熱
室2の排気口3に連通した予熱室4よりなり、自動又は
手動により予熱室4内で予熱された被加熱物5を主加熱
室2に移動させるようにした金属加熱炉において、主加
熱室2内又は上記排気口3の壁面に再燃用燃料を噴出す
る燃料噴出口6を設けて、この再燃用燃料により主加熱
室2から排出される排気を燃料過剰の状態にすると共
に、上記排気口3の壁面又は予熱室4内に再燃用空気供
給口7を設けて、予熱室4内で過剰燃料を燃焼させるよ
うにした。 【効果】 高温燃焼で炉内に発生した多量のNOxを再
燃用燃料噴出口から供給される過剰の燃料によって還元
することができるので、炉内からのNOx排出量が著し
く低減され、またこの過剰の燃料は比較的低温の予熱室
4内で燃焼するので、それ以上NOxを発生するおそれ
はなく、しかも再燃用燃料は被加熱物の予熱に役立つの
で、過剰の燃料が無駄になることはない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は金属を鍛造あるいは圧延
するための加熱炉に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図1は従来のこの種の加熱炉の構造を示
したもので、ガスバーナ1を備えた主加熱室2と、主加
熱室2の排気口3に連通した予熱室4よりなり、手動に
より一定時間毎に予熱室4内で予熱された被加熱物5を
主加熱室2に移動させることによって、主加熱室2から
排出される高温(1200〜1300℃)の排気を被加
熱物の予熱に利用するようにしたものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし上述の従来構成
は、炉内がきわめて高温であるためにNOxの発生率が
高い(例えば図1の鍛造炉の場合、約200ppm/O
2 =0%)という問題があった。またその対策として、
いわゆる段階燃焼による低NOx型バーナを採用するの
は、当該バーナが長炎であるために加熱室で燃焼しきれ
ないという問題がある。本発明はかかる問題点を解消
し、金属加熱炉の炉内温度を低下させることなく、排出
ガスの低NOx化を図ることを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、図2
に示すように、ガスバーナ1を備えた主加熱室2と、主
加熱室2の排気口3に連通した予熱室4よりなり、自動
又は手動により予熱室4内で予熱された被加熱物5を主
加熱室2に移動させるようにした連続式又はバッチ式加
熱炉において、主加熱室2内又は上記排気口3の壁面に
再燃用燃料を噴出する燃料噴出口6を設けて、この再燃
用燃料により主加熱室2から排出される排気を燃料過剰
の状態にすると共に、排気口3の壁面又は予熱室内に再
燃用空気供給口7を設けて、予熱室4内で過剰燃料を燃
焼させるようにしたものであり、また請求項2の発明
は、図3に示すように、それぞれガスバーナ1を備えた
均熱帯2’と加熱帯4’を均熱帯2’からの排気口3に
より連通させて、この排気口3を加熱帯4’から均熱帯
2’へ被加熱物5を連続搬送する通路8とした金属加熱
炉において、少なくとも加熱帯4’内の下流部に再燃用
燃料噴出口6を設けると共に、加熱帯4’の排気口9付
近に再燃用空気供給口7を設け、更に排気ダクト10に
燃焼空気予熱用熱交換器11を介装したものである。
【0005】
【作用】一般に天然ガスのような炭化水素燃料が酸素不
足条件下で1000℃以上に加熱されるとNOxを還元
することが知られている。従って請求項1の発明のよう
に、バーナ1により1200〜1300℃の高温で燃焼
して多量のNOxを発生している主加熱室2内あるいは
その排気口3に再燃用燃料噴出口6を設けて燃料を過剰
に供給すれば、一旦発生したNOxが還元されてNOx
排出量が著しく低減され、しかも過剰の燃料は比較的低
温の予熱室4内で燃焼するので、それ以上のNOxを発
生するおそれはなく、また再燃用燃料の燃焼は被加熱物
5の予熱に役立つので、過剰の燃料が無駄になることも
ない。また請求項2(図3)の金属加熱炉における均熱
帯2’及び加熱帯4’は、構造上はそれぞれ図2の主加
熱室2及び予熱室に相当するものであるが、加熱帯4’
にもガスバーナ1を設けて1000℃以上の高温にする
必要があるために、再燃用空気供給口7を加熱帯4’の
排気口9付近に設けて、低温の排気ダクト10内又は排
気ダクト10の途中に設けた燃焼室12内で過剰燃料を
燃焼させ、更にその後流に設けた燃焼空気予熱用熱交換
器11により再燃による熱を回収するようにしたもので
ある。
【0006】
【実施例】図2は請求項1発明をバッチ式の双室型鍛造
室に適用した例を示したもので、主加熱室2と、この主
加熱室2に隣接した予熱室4とは、主加熱室2からの排
気口3によって連通しており、被加熱物は両室2,4の
扉を開けて、手動により予熱室4から主加熱室2に移動
させるようになっている。主加熱室2内には一端部の壁
面にガスバーナ1が設けられ、他端部の天井面に再燃用
燃料を噴出する燃料噴出口6が設けられており、更にこ
の主加熱室2から予熱室4へ通じる排気口3の壁面に再
燃用空気を噴出する空気供給口7が設けられている。ま
た本実施例では、再燃用燃料と室内排気との混合をよく
するため、予熱室4から排出される排ガスの一部を再燃
用の燃料と混合して燃料噴出口6に供給するようにして
おり、13は排ガスに燃料を混合するためのエゼクタ、
14はエゼクタ13の燃料給引力を調節するための排ガ
ス制御弁であり、この再燃用燃料の供給量はガスバーナ
1の燃料供給量に比例するように制御される。なお予熱
室4から排出された排ガスは、排気ダクト10に介装さ
れた熱交換器11によって、ガスバーナ1へ供給される
燃焼空気を予熱するようになっており、再燃用空気に
も、この予熱空気が利用されている。実際に図1の加熱
室に本発明を適用した結果、バーナの空気比を1.05
とし,再燃用燃料をバーナ燃料の10%だけ投入して、
NOx排出量を200ppmから80ppm(還元率6
0%)まで低減することができた。但し主加熱室内温度
は1300℃,予熱空気温度は400〜600℃であっ
た。
【0007】図3は、請求項2の発明の実施例を示した
もので、加熱帯4’で被加熱物5の表面を1000℃以
上に加熱し、均熱帯2’では被加熱物5を内部まで均熱
化することを目的として、両帯2’,4’共にガスバー
ナ1を設けており、また均熱帯2’からの排気口3に加
熱帯4’から均熱帯2’へ被加熱物5をプッシャーで搬
送するための搬送レール8が敷設されている。本実施例
では均熱帯2’の排気口3及び加熱帯4’内の下流部に
それぞれ再燃用燃料噴出口6を設け、再燃用の空気供給
口7は加熱帯4’の排気口9付近に設けて、比較的低温
の排気ダクト10内あるいは排気ダクト10の途中に設
けた燃焼室12内で再燃用燃料の燃焼を行わせ、この再
燃による熱を排気ダクト10に介装した燃焼空気予熱用
熱交換器11により回収するようにしている。なお再燃
用燃料は、本実施例のように各ガスバーナ1毎に投入す
るのが効果的であるが、均熱帯2’の燃料噴出口6を省
略して、加熱帯4’の燃料噴出口6のみによりまとめて
投入してもよい。また再燃用空気供給口7も、図示の箇
所に設ける代わりに、被加熱物搬入口15を空気供給口
兼用として利用してもよい。
【0008】
【発明の効果】本発明によれば上述のように、高温燃焼
で炉内に発生した多量のNOxを再燃用燃料噴出口6か
ら供給される過剰の燃料によって還元することができる
ので、炉内からのNOx排出量が著しく低減されるとい
う利点があり、またこの過剰の燃料を図2の場合のよう
に比較的低温の予熱室4内で燃焼させるか、あるいは図
3の場合のように排気ダクト10若しくは排気ダクト1
0の途中に設けた燃焼室12内で燃焼させるので、それ
以上のNOxを発生するおそれはなく、しかも再燃用燃
料は予熱室4内の被加熱物5を加熱し、あるいは熱交換
器11によってガスバーナ1へ供給する燃焼空気の予熱
に役立つので、過剰の燃料が無駄になることがないとい
う利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の金属加熱炉の断面図。
【図2】本発明の一実施例を示す断面図。
【図3】本発明の他の実施例を示す断面図。
【符号の説明】
1 ガスバーナ 2 主加熱室 2’ 均熱帯 3 排気口 4 予熱室 4’ 加熱帯 5 被加熱物 6 再燃用燃料噴出口 7 再燃用空気供給口 8 搬送レール 9 排気口 10 排気ダクト 11 燃料開閉弁 12 再燃用燃焼室 13 エゼクタ 14 排気制御弁 15 被加熱物搬入口

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガスバーナを備えた主加熱室と、主加熱
    室の排気口に連通した予熱室よりなり、自動又は手動に
    より予熱室内で予熱された被加熱物を主加熱室に移動さ
    せるようにした連続式又はバッチ式加熱炉において、上
    記主加熱室内に再燃用燃料を噴出する燃料噴出口を設け
    て、該再燃用燃料を主加熱室の排気に混入せしめると共
    に、主加熱室の排気口付近に再燃用空気供給口を設け
    て、予熱室内で過剰の燃料を燃焼させるようにして成る
    金属加熱炉。
  2. 【請求項2】 それぞれガスバーナを備えた均熱帯と加
    熱帯を均熱帯からの排気口により連通させて、該排気口
    を加熱帯から均熱帯へ被加熱物を連続搬送する通路とし
    た金属加熱炉において、加熱帯内の下流部に再燃用燃料
    噴出口を設けると共に、加熱帯の排気口付近に再燃用空
    気供給口を設け、更に排気ダクトに介装した燃焼空気予
    熱用熱交換器により再燃による熱を回収するようにして
    成る金属加熱炉。
  3. 【請求項3】 均熱帯内の下流部又は均熱帯の排気口の
    壁面にも再燃用燃料噴出口を設けて成る請求項2記載の
    金属加熱炉。
  4. 【請求項4】 上記熱交換器の上流側の排気ダクトに再
    燃用の燃焼室を設けて成る請求項2又は3記載の金属加
    熱炉。
JP3600395A 1995-02-01 1995-02-01 金属加熱炉 Pending JPH08210779A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2431696A1 (de) * 2010-09-15 2012-03-21 LOI Thermprocess GmbH Verfahren und Einrichtung zum Beheizen eines Industrieofens

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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