JPH08209674A - グラウト注入制御方法および装置 - Google Patents

グラウト注入制御方法および装置

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JPH08209674A
JPH08209674A JP3436595A JP3436595A JPH08209674A JP H08209674 A JPH08209674 A JP H08209674A JP 3436595 A JP3436595 A JP 3436595A JP 3436595 A JP3436595 A JP 3436595A JP H08209674 A JPH08209674 A JP H08209674A
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  • Consolidation Of Soil By Introduction Of Solidifying Substances Into Soil (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 リターンバルブとして従来品を用いても摩耗
が少なく、正確な注入制御のできるグラウト注入制御方
法および装置を提供することを目的とする。 【構成】 グラウトミキサ10で配合されたグラウト液
58を、グラウトポンプ11によりリターンバルブ12
を介してボーリングマシーン15に送り地盤に注入する
方法において、W/Cを変更したために送り管28への
送り量と、戻し管29への戻し量との比が適正範囲を越
えているときには、演算部16からの指令により、グラ
ウトポンプ11からリターンバルブ12に供給するグラ
ウト液58の供給量を低くする。すると、送り量と戻し
量との比が適正範囲内に戻され、リターンバルブ12に
おける弁体が進退する2つの通孔の開口度の比が適正範
囲内となり、リターンバルブ12の摩耗が緩和される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、地盤改良のためのグラ
ウト注入において、リターンバルブ内部の摩耗を極力少
なくして、長期間精度よくグラウト液を注入制御できる
ようにしたグラウト注入制御方法および装置にに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、ダムの基礎処理工法としてのグ
ラウチング工事の施工におけるグラウト注入制御には、
第5図に示すような流量計13を用いた注入量の測定
と、圧力計14を用いた注入圧の測定による方法がとら
れている。この第5図において、グラウトミキサ10に
て濃度調整したグラウト液58をグラウトポンプ11に
より圧送してリターンバルブ12、流量計13および圧
力計14を経由して送り管28からボーリングマシーン
15に送り、地盤中に注入する。
【0003】そして、グラウト液58を所定定圧、所定
定流量で注入するには、一方において流量計13で流量
を検出し、この検出値を質量流量変換部40で積算値に
相当する電気信号に変換し、この変換値をコンパレータ
20で注入量の設定値と比較し、この比較値により制御
信号を発生し、これによりリターンバルブ12の開閉を
制御する。また、他方において、同様に圧力計14、圧
力変換部41およびコンパレータ20からなるグラウト
注入検出機構により発生した制御信号により、リターン
バルブ12の開度を制御して、注入圧力を所定圧にす
る。このとき、過剰のグラウト液58はリターンバルブ
12から戻し管29を経てグラウトミキサ10に戻され
る。なお、記録計19は注入圧および流量を記録する記
録計19である。
【0004】前記リターンバルブ12の一般的な構成が
図6に示される。この図6において、第1筒体23、第
2筒体24間および第2筒体24、第3筒体30間に
は、それぞれの中心に通孔25、通孔44を穿設したド
ーナッツ状の弁座26、弁座45が固着されている。第
1筒体23の側面には、戻し管29を連結するための第
1の出口21が設けられ、第2筒体24の側面には供給
管50を連結するための入口42が設けられ、第3筒体
30の下端には、送り管28を連結するための第2の出
口22が開口している。
【0005】前記第1筒体23の上端には、フランジ体
32が設けられ、このフランジ体32の中心孔33に
は、弁軸31が液密に貫通している。この弁軸31の下
端には、前記弁座26、弁座45内を進退する円柱状の
弁体43が固着されている。前記弁軸31の上端は、フ
ランジ体32から突出し、送りギア34の中心孔に嵌合
している。この送りギア34は、他の送りギア35を介
して減速可能な駆動用モータ48に連動している。ま
た、前記弁軸31は、送りギア34の回転を上下動に変
換する変換部36を有し、さらに、弁軸31の上端に
は、開閉カム37が固着され、この開閉カム37の側部
に臨ませて上下の限界位置検出用のリミットスイッチ3
8、39の可動部46、47が設けられている。
【0006】このような構成において、ミキサ10で
は、1ステージ毎の濃度の変化に対応せしめるため、W
(水)とC(セメント)の割合を変えて所定の濃度のグ
ラウト液58(セメントミルク)とし、これがグラウト
ミキサ10からグラウトポンプ11で吸引して供給管5
0へ圧送する。
【0007】ここで、リターンバルブ12の弁体43が
図6の実線状態にあるときは、供給管50からのグラウ
ト液58は、ほとんどすべてが第2の出口22を経て送
り管28側へ送られ地盤に注入される。この送り管28
へ送られる途中で流量計13で流量を検出し、圧力計1
4で圧力を検出して記録計19に記録されるとともに、
コンパレータ20で予め設定された設定値と比較する。
このコンパレータ20から設定圧力となるような制御信
号を出力し、駆動用モータ48が正転または逆転して、
送りギア35、34を回転する。
【0008】すると、弁軸31が上下動する。弁軸31
の下降で弁座45側はやや閉じ、弁座26側がやや開
く。そのため、第2の出口22から送り管28へ送られ
る注入量が減少し、減少した分だけ第1の出口21から
戻し管29へ戻される。弁体43が下降すればする程、
注入量が減少し、戻し量が次第に増加する。そして、弁
体43が鎖線のように最下端まで下降すると、注入量が
なくなり、戻し管29へ全量が戻される。
【0009】グラウトの注入量、濃度は、地質、建造目
的などにより決定されるが、従来の制御方法を図2
(a)により説明する。 (1)グラウト注入前に透水テスト(水押し)を行い、
1ステージにおいて、透水が30リットル/min以下
とすると、配合比の薄いW/C=10/1を初期設定と
する。ここで、グラウト液58は、供給管50、送り管
28、戻し管29、リターンバルブ12などの内部で流
れが止まると、固まってしまうおそれがある。したがっ
て、供給管50からのグラウト液58の全量をリターン
バルブ12を介して送り管28へ送るのではなく、例え
ば、図2(a)のt0〜t1までは、リターンバルブ1
2において通孔44:通孔25=80:20の割合で開
くように弁体43を制御し、送り管28への送り量を8
0%とし、戻し管29への戻し量を20%とする。な
お、透水が30リットル/min以上のときは、配合比
の濃いW/C=8/1を初期設定とすることもある。 (2)この状態で所定のt0〜t1間(例えば20分
間)供給し、その間の注入流量を積算測定する。
【0010】(3)ついで、グラウトミキサ10内のグ
ラウト液58の配合比をW/C=10/3にし、かつ、
通孔44:通孔25=60:40としてt1〜t2間供
給し、積算測定する。同様に、W/C=10/7にし、
かつ、通孔44:通孔25=25:75としてt2〜t
3間供給し、積算測定する。 (4)グラウト液58の配合比がW/C=10/10と
なったときに、1リットル/minに達するまで、時間
を設定せずに注入して、1リットル/minに達した
ら、所定時間(例えば20分間)のだめ押しの注入を
し、しかる後、ブロッキングに入る。このとき、通孔4
4:通孔25=5:95〜1:99かそれ以下となる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来
は、グラウトポンプ11の吐出量は一定量とし、供給管
50からリターンバルブ12に、グラウト液58を常に
一定量を供給し、リターンバルブ12の開度を制御して
送り管28と戻し管29の割合を変えるようにしてい
た。しかるに、リターンバルブ12は、その弁座26ま
たは弁座45の開度が小さくなればなる程、通孔25ま
たは通孔44でのグラウト液58の流速が速くなり、特
に閉じる直前で最も高くなり、しかもリターンバルブ1
2の内部に衝撃が発生することがある。
【0012】グラウト液58は、スラリー状であるか
ら、リターンバルブ12内を高速で通過するときに弁座
26、45、弁体43、通孔25、44等の表面が削り
取られる。これらの部品の表面をステライトなどで被覆
しても、2時間程度ですぐに摩耗してしまう。セラミッ
クスなどの耐摩耗性の材料を使用したとしても連続運転
時には精々1週間しかもたない。そのため、以下のよう
な問題点があった。
【0013】(1)弁座、弁体などの部品を頻繁に交換
しなければならず、その交換作業が面倒であるばかり
か、リターンバルブ12全体、または摩耗部品を多数在
庫しておかなければならない。 (2)リターンバルブ12の摩耗により流量や圧力の制
御が不正確になる。 (3)交換作業を必要とするため、連続運転が出来な
い。 (4)送り量と戻し量とに大きな差が生じ、流量が極端
に少なくなると、少なくなった送り管28または戻し管
29の内部でグラウト液58が固まってしまうおそれが
ある。
【0014】本発明は、リターンバルブ12として従来
品を用いても摩耗が少なく、正確な注入制御のできるグ
ラウト注入制御方法および装置を提供することを目的と
するものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、グラウトミキ
サ10で配合されたグラウト液58を、グラウトポンプ
11によりリターンバルブ12を介してボーリングマシ
ーン15に送り地盤に注入する方法において、前記リタ
ーンバルブ12によるグラウト液58の送り量と戻し量
との比が、一定範囲内となるように前記グラウトポンプ
11からリターンバルブ12へのグラウト液58の供給
量を調整するようにしたことを特徴とするグラウト注入
制御方法である。
【0016】
【作用】送り管28への送り量と、戻し管29への戻し
量との比が適正範囲内であるときには、グラウトポンプ
11の容量通りのグラウト液58をリターンバルブ12
に供給し、所定の圧力でグラウト液58が地盤に注入さ
れる。つぎに、W/Cを変更したような場合において、
送り管28への送り量と、戻し管29への戻し量との比
が適正範囲を越えているときには、演算部16からの指
令により、グラウトポンプ11からリターンバルブ12
に供給するグラウト液58の供給量を低くする。この状
態では、送り管28への送り量と、戻し管29への戻し
量との比が適正範囲内に戻され、リターンバルブ12に
おける弁体が進退する2つの通孔の開口度の比が適正範
囲内となり、リターンバルブ12の摩耗が緩和される。
この状態で所定の圧力でグラウト液58が地盤に注入さ
れる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。本発明の基本的考えは、リターンバルブ12の
送り管28への送り量と戻し管29への戻し量との比が
常に適正な値になるように、グラウトポンプ11からリ
ターンバルブ12へのグラウト液58の供給量を制御し
ようとするものである。
【0018】そのため、本発明では、図1に示すよう
に、グラウトポンプ11と電源18との間にポンプ制御
回路49を挿入し、また、リターンバルブ12とポンプ
制御回路49とを関連して演算部16で制御しようとす
るものである。この演算部16には、質量流量変換部4
0、圧力変換部41の他、注入量、注入時間、濃度など
の各設定値、補正指令、各設定値の変更指令その他の信
号を入力するキー入力部27が接続されるとともに、プ
ログラムデータ、検出データなどを記憶するメモリ17
が接続されている。その他の構成は、図5と同様であ
る。
【0019】以上のような構成による本発明の制御方法
を図2(b)に基づき説明する。 (1)グラウト注入前に透水テスト(水押し)を行い、
1ステージにおいて、透水が30リットル/min以下
とすると、配合比の薄いW/C=10/1を初期設定と
する。
【0020】(2)W/C=10/1のとき 演算部16からの指令により、ポンプ制御回路49でグ
ラウトポンプ11のモータ駆動電圧を高くして回転数を
上げ、グラウトポンプ11が100%駆動するようにす
る。このときのグラウトポンプ11から供給管50を介
してリターンバルブ12に供給するグラウト液58の供
給量Qを100とする。この状態で、リターンバルブ1
2において通孔44:通孔25=80:20の割合で開
くように演算部16からの指令により駆動用モータ48
を駆動して弁体43を上下制御し、送り管28への送り
量Q1を80とし、戻し管29への戻し量Q2を20と
することにより、所定の圧力でグラウト液58が地盤に
注入される。この状態で所定のt0〜t1間(例えば2
0分間)供給し、その間の注入流量を積算測定する。
【0021】(3)つぎに、W/C=10/3のとき 演算部16からの指令により、ポンプ制御回路49でグ
ラウトポンプ11のモータ駆動電圧をやや下げて回転数
を少し低くする。このときのグラウトポンプ11から供
給管50を介してリターンバルブ12に供給するグラウ
ト液58の供給量Qを85とする。この状態で、リター
ンバルブ12において通孔44:通孔25=70:30
の割合で開くように演算部16からの指令により駆動用
モータ48を駆動して弁体43を上下制御し、送り管2
8への送り量Q1を60とし、戻し管29への戻し量Q
2を25とすることにより、所定の圧力でグラウト液5
8が地盤に注入される。この状態で所定のt1〜t2間
供給し、その間の注入流量を積算測定する。
【0022】(4)つぎに、W/C=10/7のとき 演算部16からの指令により、ポンプ制御回路49でグ
ラウトポンプ11のモータ駆動電圧をさらに下げて回転
数をさらに低くする。このときのグラウトポンプ11か
ら供給管50を介してリターンバルブ12に供給するグ
ラウト液58の供給量Qを70とする。この状態で、リ
ターンバルブ12において通孔44:通孔25=35:
65の割合で開くように演算部16からの指令により駆
動用モータ48を駆動して弁体43を上下制御し、送り
管28への送り量Q1を25とし、戻し管29への戻し
量Q2を45とすることにより、所定の圧力でグラウト
液58が地盤に注入される。この状態で所定のt2〜t
3間供給し、その間の注入流量を積算測定する。
【0023】(5)つぎに、W/C=10/10のとき 演算部16からの指令により、ポンプ制御回路49でグ
ラウトポンプ11のモータ駆動電圧をもっと下げて回転
数をもっと低くする。このときのグラウトポンプ11か
ら供給管50を介してリターンバルブ12に供給するグ
ラウト液58の供給量Qを35とする。この状態で、リ
ターンバルブ12において通孔44:通孔25=15:
85の割合で開くように演算部16からの指令により駆
動用モータ48を駆動して弁体43を上下制御し、送り
管28への送り量Q1を15とし、戻し管29への戻し
量Q2を85とすることにより、所定の圧力でグラウト
液58が地盤に注入される。この場合、さらに1リット
ル/minに達するまで、時間を設定せずに注入して、
1リットル/minに達したら、所定時間(例えば20
分間)のだめ押しの注入をする。このときの送り管28
への送り量Q1が5以下とならず、また、戻し管29へ
の戻し量Q2が95以上とならないように、グラウトポ
ンプ11から供給管50を介してリターンバルブ12に
供給する供給量Qをポンプ制御回路49で制御される。
しかる後、ブロッキングに入る。このt3〜t4間の注
入流量を積算測定する。
【0024】以上の実施例では、W/Cの配合比が変わ
る毎にグラウトポンプ11からの供給量Qを変えるよう
にした。しかし、例えばQ1:Q2=1:20〜20:
1の範囲であれば、前記グラウトポンプ11からの供給
量Qを変えずにリターンバルブ12だけで制御し、この
範囲を越えたときのみグラウトポンプ11からの供給量
Qとリターンバルブ12の開度により制御するようにし
てもよい。具体的には、図2(b)の例において、W/
C=10/1から10/7まではグラウトポンプ11か
らの供給量Qを一定値とし、W/C=10/10の場合
のみグラウトポンプ11からの供給量Qをも変えるよう
にしてもよい。
【0025】前記実施例では、リターンバルブ12への
供給量Qを調整するのに、ポンプ制御回路49によって
グラウトポンプ11の駆動電圧を可変制御するようにし
たが、これに限られるものではない。例えば、図3に示
すように、グラウトポンプ11とリターンバルブ12と
の間にさらに粗調整用のリターンバルブ51を挿入す
る。そして、図4に示すように、グラウトポンプ11か
らは常に一定の供給量Q0のグラウト液58を粗調整用
のリターンバルブ51に供給し、この粗調整用のリター
ンバルブ51でまず粗調整をし、ついでリターンバルブ
12により微調整をする。この場合、粗調整用のリター
ンバルブ51におけるリターンバルブ12への送り量Q
3と戻し管52への戻し量Q2との比があまり大きくな
らないように制御する必要がある。この場合において
も、W/Cの配合比が変わる毎に粗調整用のリターンバ
ルブ51からの送り量Q3を変えるようにしてもよい
し、例えばW/C=10/1から10/7まではQ1:
Q2=1:20〜20:1の範囲であれば、粗調整用の
リターンバルブ51からの供給量Q3を変えずに、この
範囲を越えたW/C=10/10の場合のみ変えるよう
にしてもよい。また、リターンバルブ51は、粗調整用
であるから、弁体43の円錐角度を鈍角として、単位ス
トローク当りの調整量を大きくし、また、リターンバル
ブ12は、微調整用であるから、弁体43の円錐角度を
鋭角として、単位ストローク当りの調整量を小さくし流
量制御の精度を高めることが望ましい。
【0026】
【発明の効果】本発明は、リターンバルブ12によるグ
ラウト液58の送り量と戻し量との比が、一定範囲内と
なるようにグラウトポンプ11からリターンバルブ12
へのグラウト液58の供給量を調整するようにしたの
で、リターンバルブ12内部におけるグラウト液58の
流速を緩和でき、以下のような効果を有する。
【0027】(1)リターンバルブ12または摩耗部品
の交換がほとんどなくなるか、交換期間が長期間とな
り、また部品の在庫もほとんど必要がなくなる。 (2)グラウト液58がスラリー状であってもターンバ
ルブ12の摩耗がほとんどなくなるので、流量や圧力を
正確に制御できる。 (3)交換作業をほとんど必要としないため、連続運転
ができる。 (4)送り量と戻し量との差がなくなるので、グラウト
液58が常に流動し、内部で固まってしまうおそれがな
い。 (5)リターンバルブ12が完全に閉じることがないの
で内部に衝撃が発生することがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるグラウト注入制御装置の第1実施
例を示すブロック図である。
【図2】グラウト注入制御方法を説明するためのもの
で、(a)は従来の制御方法による場合の説明図、
(b)は本発明の第1実施例の制御方法による場合の説
明図である。
【図3】本発明によるグラウト注入制御装置の第2実施
例を示すブロック図である。
【図4】本発明の第2実施例の制御方法による場合の説
明図である。
【図5】従来のグラウト注入制御装置を示すブロック図
である。
【図6】一般的なリターンバルブの断面図である。
【符号の説明】
10…グラウトミキサ、11…グラウトポンプ、12…
リターンバルブ、13…流量計、14…圧力計、15…
ボーリングマシーン、16…演算部、17…メモリ、1
8…電源、19…記録計、20…コンパレータ、21…
第1の出口、22…第2の出口、23…第1筒体、24
…第2筒体、25…通孔、26…弁座、27…キー入力
部、28…送り管、29…戻し管、30…第3筒体、3
1…弁軸、32…フランジ体、33…中心孔、34…送
りギア、35…送りギア、36…変換部、37…開閉カ
ム、38…リミットスイッチ、39…リミットスイッ
チ、40…質量流量変換部、41…圧力変換部、42…
入口、43…弁体、44…通孔、45…弁座、46…可
動部、47…可動部、48…駆動用モータ、49…ポン
プ制御回路、50…供給管、51…リターンバルブ、5
2…戻し管52戻し管、58…グラウト液。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 グラウトミキサ10で配合されたグラウ
    ト液58を、グラウトポンプ11によりリターンバルブ
    12を介してボーリングマシーン15に送り地盤に注入
    する方法において、前記リターンバルブ12によるグラ
    ウト液58の送り量と戻し量との比が、一定範囲内とな
    るように前記グラウトポンプ11からリターンバルブ1
    2へのグラウト液58の供給量を調整するようにしたこ
    とを特徴とするグラウト注入制御方法。
  2. 【請求項2】 送り量と戻し量との比の範囲が1:20
    から20:1となるようにリターンバルブ12への供給
    量を調整するようにした請求項1記載のグラウト注入制
    御方法。
  3. 【請求項3】 送り量に対する戻し量が多くなるに従い
    リターンバルブ12への供給量を少なくなるように調整
    した請求項1記載のグラウト注入制御方法。
  4. 【請求項4】 戻し量に対する送り量が多くなるに従い
    リターンバルブ12への供給量を多くなるように調整し
    た請求項1記載のグラウト注入制御方法。
  5. 【請求項5】 グラウトミキサ10で配合されたグラウ
    ト液58を、グラウトポンプ11により供給管50、リ
    ターンバルブ12、送り管28を介してボーリングマシ
    ーン15に送り地盤に注入するとともに、リターンバル
    ブ12から戻し管29を介してグラウト液58の一部を
    グラウトミキサ10に戻すようにした装置において、前
    記グラウトポンプ11にポンプ制御回路49を結合し、
    リターンバルブ12による送り管28への送り量と戻し
    管29への戻し量との比に応じて前記ポンプ制御回路4
    9によりグラウトポンプ11の駆動用モータ48の駆動
    電圧を制御して、グラウトポンプ11からリターンバル
    ブ12への供給量を制御するようにしたことを特徴とす
    るグラウト注入制御装置。
  6. 【請求項6】 グラウトミキサ10で配合されたグラウ
    ト液58を、グラウトポンプ11により供給管50、リ
    ターンバルブ12、送り管28を介してボーリングマシ
    ーン15に送り地盤に注入するとともに、リターンバル
    ブ12から戻し管29を介してグラウト液58の一部を
    グラウトミキサ10に戻すようにした装置において、前
    記グラウトポンプ11とリターンバルブ12との間に粗
    調整用リターンバルブ51を結合し、リターンバルブ1
    2による送り管28への送り量と戻し管29への戻し量
    との比に応じて前記粗調整用リターンバルブ51による
    リターンバルブ12への供給量と戻し管52への戻し量
    とを制御するようにしたことを特徴とするグラウト注入
    制御装置。
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JP2010106622A (ja) * 2008-10-31 2010-05-13 Nittoc Constr Co Ltd 注入工法及びそれに用いられる弁
KR101348533B1 (ko) * 2011-04-04 2014-01-07 양형칠 지반보강을 위한 주입관 장치 및 지반보강 시스템

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