JPH08209343A - 平面マグネトロン・スパッタリングの方法と装置 - Google Patents

平面マグネトロン・スパッタリングの方法と装置

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JPH08209343A
JPH08209343A JP7311470A JP31147095A JPH08209343A JP H08209343 A JPH08209343 A JP H08209343A JP 7311470 A JP7311470 A JP 7311470A JP 31147095 A JP31147095 A JP 31147095A JP H08209343 A JPH08209343 A JP H08209343A
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JP
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target
magnet
sputtering
cooling block
groove
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JP7311470A
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Dennis L Krause
ライル クラウス デニス
David C Wojewoda
シー.ウォジェウォダ ディヴィッド
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AT&T Corp
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    • H01J37/3488Constructional details of particle beam apparatus not otherwise provided for, e.g. arrangement, mounting, housing, environment; special provisions for cleaning or maintenance of the apparatus
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C23COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; CHEMICAL SURFACE TREATMENT; DIFFUSION TREATMENT OF METALLIC MATERIAL; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL
    • C23CCOATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; SURFACE TREATMENT OF METALLIC MATERIAL BY DIFFUSION INTO THE SURFACE, BY CHEMICAL CONVERSION OR SUBSTITUTION; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL
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    • C23C14/22Coating by vacuum evaporation, by sputtering or by ion implantation of the coating forming material characterised by the process of coating
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 膜の品質と付着の均一性を向上させ、低圧
力、低電圧で動作し、有効なターゲットの冷却を促進し
かつ製作が容易な平面マグネトロン・スパッタリング装
置を提供する。 【解決手段】 開示されるマグネトロン・スパッタリン
グ装置は内部導管を含む冷却ブロックを持つ。ターゲッ
トは第1の面に第1および第2の溝を持つ。ターゲット
の第1の面の少なくとも一部分は冷却ブロックの第1の
面と接触している。第1の磁極片は第1の溝の中に位置
し、第2の磁極片は第2の溝の中に位置する。第1の磁
石は第1の磁極片と接触し、第1の極性を持つ。第2の
磁石は第2の磁極片と接触し、第1の磁石と反対の極性
を持つ。プレートは冷却ブロックの第2の面と、第1お
よび第2ブロックに接触する。冷却液を冷却ブロックの
内部導管に供給し、冷却ブロックに電圧を印加する手段
が取られる。第1および第2の磁極片は、第1および第
2の磁石によって生み出された磁束を反対側のターゲッ
トの第2の面の方向に導く。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基盤上に材料をス
パッタリングする方法と装置に関し、より詳細には、平
面マグネトロン・スパッタリングの方法と装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】物体や基盤の表面に多様な導電性または
絶縁性の材料の薄い膜を付着させるスパッタリング処理
はよく知られている。スパッタリングされ基盤上に付着
させられるターゲットになる物質は、材料をターゲット
から基盤に放出させるイオンの衝撃にさらされる。ター
ゲットと基盤は、一般に、アルゴンのような、重い不活
性ガスを含有し、比較的低い圧力に保たれた、真空可能
なチャンバ内に置かれる。発生したイオンは、ターゲッ
トの前面に実質的に垂直な方向に高速になるまで加速さ
れる。
【0003】グロー放電スパッタリングは、ターゲット
を強い負電位のバイアスがかかったカソードに取り付け
ることにより、イオン化されてターゲットに衝突する高
密度の粒子を作り出す。カソードとターゲットは、大地
電位に維持された装置と共に、ターゲットの露出した前
面と実質的に垂直な電界を作り出し、陽イオンを加速し
てターゲットの材料に衝撃を与え、ターゲットの原子を
放出させる。このターゲットの原子は実質的に個体化し
て基盤の表面に薄い膜を形成する。
【0004】スパッタリングの効率はターゲットの表面
に衝撃を与えるイオンの数を最大化することにより改善
される。平面マグネトロン・スパッタリング装置は、タ
ーゲットの近くで磁石を使用し、電子を捕らえてターゲ
ットの近くに誘導する磁界を作り出し、これにより、イ
オンの発生率と、ターゲット近くのイオン密度を向上さ
せる。カソードとアースの組み合わせによって作り出さ
れた電界Eは、ターゲットの面と実質的に垂直であり、
一方磁界Bの磁束の線はターゲット面から出てそこに戻
る傾向があり、閉じたアーチ形を形成する。電界Eと磁
界Bがお互いに垂直なこの配置内で、自由電子は電界E
と磁界Bのベクトルクロス乗積(すなわち、ExB速
度)として表される、ターゲットの面に平行な速度を得
る。
【0005】磁気を帯びた素子は、電子の運動をターゲ
ットの面と平行な、近接した輪形の通路に制限するよう
形成される。イオン化されたガスによるターゲットの材
料の移動によって生じたターゲットの侵食パターンは、
電子の通路に一致し、輪形のへこみの形を取る。輪形の
侵食が、深くターゲットの表面に食い込んだ時、一般に
ターゲットの交換が必要になる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】現在の平面マグネトロ
ン・スパッタリング処理は、多くの欠点を持っている。
第1に、現存の装置は、1ミリトル未満の低い真空圧力
で操作する時、非効率的である。低い圧力でテストする
とスパッタリングプラズマが不安定になり、確実に操作
するためには高い電圧を必要とする。第2に、高エネル
ギーイオンに絶えず衝突され、負電位を確立するための
高い電力にさらされるために、ターゲットが過熱する。
従って、ターゲット材料の有効な冷却が必要である。最
後に、現在の磁石の構成は薄い膜を不均一にし、ターゲ
ットの表面を非効率的に侵食する。ターゲットの材料が
わずか20〜30%利用されただけで、交換が必要にな
ることもしばしばである。
【0007】現在の技術に関連する欠陥を克服するため
に、いくつかのタイプのマグネトロン装置が提案されて
いる。例えば、Manleyの米国特許第5、262、
028号は、センター・ブースター磁石を含む複数の磁
石と、中央部分が切り落とされた厚いターゲットを持つ
装置を開示する。この配置は、より広くて均一な侵食パ
ターンを作るような磁界の形成を意図している。しか
し、異なった磁界の強さや極性の磁石による磁界のゆが
みがあるので、ターゲットの侵食の効率が向上しても、
薄い膜の付着が不均一になることがある。さらに、磁束
の線はターゲットの配置に依存し、ターゲットが侵食さ
れるに連れて変化する。ターゲットの材料に平行な磁束
線をもたらすために必要な磁界の交点を作り出すための
複数の磁石を使用すると、磁石の設計と製造を複雑化し
かねない。最後に、複雑な配置の磁石がターゲットと冷
却システムの間に置かれるので、ターゲットの材料の温
度管理の妨げになる。
【0008】従って、膜の品質と付着の均一性を向上さ
せ、低圧力、低電圧で動作し、有効なターゲットの冷却
を促進し、かつ製作が容易な平面マグネトロン・スパッ
タリング装置が必要である。
【0009】
【課題を解決するための手段】開示されるマグネトロン
・スパッタリング装置は、内部導管を含む冷却ブロック
を持つ。ターゲットは第1の面に、第1および第2の溝
を持つ。ターゲットの第1の面の少なくとも一部分は冷
却ブロックの第1の表面と接触している。第1の磁極片
は第1の溝の中に位置し、第2の磁極片は第2の溝の中
に位置する。第1の磁石は第1の磁極片と接触して第1
の極性を持つ。第2の磁石は第2の磁極片と接触して第
1の磁石と反対の極性を持つ。1枚のプレートが冷却ブ
ロックの第2の面と第1および第2の磁石に接触して位
置する。冷却ブロックの内部の導管に冷却液を供給し、
冷却ブロックに電圧を印加するための手段が取られる。
第1および第2の磁極片は、第1および第2の磁石によ
り、対抗するターゲットの第2の面の方向に向かって作
り出された磁束を導く。
【0010】材料をスパッタリング・チャンバ内の基盤
上にスパッタリングする方法が開示される。この方法
は、第1および第2の磁極片が、ターゲットの第1の面
の第1および第2の溝の中に位置するように、スパッタ
リング材料のターゲットをスパッタリング・チャンバ内
に配置するステップを含む。ターゲットの第1の面は冷
却ブロックの第1の面と第1および第2の磁石に面す
る。ターゲットの第1の面は、冷却ブロックと密に接し
ているので、第1および第2の磁石は第1および第2の
磁極片に接触している。1枚のプレートが導入され、冷
却ブロックの第2の面と第1および第2の磁石に接触し
ている。第1および第2の磁石によって生み出された磁
束は、第1および第2の磁極片によって対抗するターゲ
ットの第2の面に導かれる。基盤はターゲットの第2の
面と対面するようにスパッタリング・チャンバ内に置か
れ、スパッタリング・チャンバ内の、基盤とターゲット
の第2の面の間にスパッタリング・エリアを形成する。
材料はターゲットの第2の面からスパッタリング・エリ
アを越えてスパッタリングされ、スパッタリング材料は
基盤上に付着する。
【0011】
【発明の実施の形態】所望の平面マグネトロン・スパッ
タリング装置は図1に図示され、一般に参照番号10で
示される。装置10は、銅や、チタン、銅とチタン間の
侵食性の相互反応を防止するためのチタンパラジウム合
金などの、金属製で非磁性材料のターゲット12を持
つ。三元合金などの他の材料のスパッタリングも可能で
ある。ターゲット12は冷却ブロック14の上に載り、
冷却ブロック14は磁気バック・プレート15に接触し
ている。ターゲット12、冷却ブロック14、バック・
プレート15は、ドア・アッセンブリ16の中に収容さ
れている。ターゲット12の第1の面18には第1の溝
19と第2の溝21(点線の影で示される)がある。第
1の内側の磁極片20と第2の外側の磁極片22は、タ
ーゲット12の第1の面18にある溝の中に収まってい
る。内側の磁極片20と外側の磁極片22は、第1の内
側の磁石24と、第2の外側の磁石26の縁にそれぞれ
接触している。ターゲット12は冷却ブロック14に密
接し、ターゲット12を貫通するネジ28で保持され
る。所望の実施例では、ドア・アッセンブリ16はター
ゲット12、磁石24および26と共に、真空スパッタ
リング・チャンバ(図示せず)に置かれ、そこに取り付
けられた基盤100と対面する。スパッタリング・エリ
ア60はスパッタリング・チャンバの内部の、基盤と、
反対側のターゲット12の第2の面の間に位置する。
【0012】引き続き図1を参照すると、スパッタリン
グ装置10は、内側の永久磁石24と外側の永久磁石2
6を持つが、これらは、好適には、硝酸バリウムのよう
な、セラミック磁石である。内側の磁石24は、まっす
ぐな棒状の磁石であるか、または、所望の実施例に示す
ように、ターゲット12を中央に取り付けるための、ア
ルミニウム製の非磁性体スペーサー25で分割された1
組の棒状の磁石として製造される。外側の磁石26は、
箱状に組み立てられ、内側の磁石24を取り囲む。所望
の実施例では、複数のまっすぐな磁石が八角形状に組み
合わされ、磁石の組み合わせが内側の磁石24から実質
的に等距離にあるように置かれる。内側の磁石24は、
冷却ブロック14の中央の開口部に位置し、外側の磁石
26がブロック14を取り囲む。ブロック14の上面
は、内側の磁石24および外側の磁石26の上部の縁
と、実質的に同一平面上にある。永久磁石24および2
6は、磁気的に反対向きに置かれており、内側の磁極片
20に接触している内側の磁石24の極が、外側の磁極
片22に接触している外側の磁石26の極と反対の極性
になる。図2に見られるように、磁石の1つから出る磁
力の線が、ターゲット12を通過し、実質的にターゲッ
ト12を通って外側の磁石に帰り、アーチ30を形成す
る。磁気バック・プレート15は、磁石24および26
と接触し、磁気回路31を完成する。バック・プレート
は、軟鉄のような、非磁性体で、磁化出来る材料で出来
ており、腐食を防ぐため、ニッケルでメッキされてい
る。内側の磁石24と外側の磁石26の実質的に同心円
上の配置は、内側の磁石24と外側の磁石26の間の閉
じたトンネル状の通路の中を延びる、連続したアーチ状
の磁力線を形成する。
【0013】内側の磁極片20と外側の磁極片22は、
磁束をターゲット12の上面に近づける。磁極片20と
22は、磁束を伝え易い、軟鉄または冷間圧延鋼のよう
な、非磁性体で、磁化出来る材料で出来ている。所望の
実施例では、磁極片20および22は、永久磁石24お
よび26と同じ平面にあるように組み合わされ、磁石の
縁に置かれている。図1に影で示すように、ターゲット
12の第1の面18は磁極片20および22の平面の形
に、磁極片の高さをわずかに越えるだけ溝が切られてい
る。この溝のために磁極片20および22はターゲット
12の中に固定される。磁極片20および22は、それ
ぞれ下に置かれた磁石24および26の極の延長として
機能し、従って、お互いに反対の極性を持つ。磁極片を
ターゲット12の第2の面32に近づけた結果、磁束線
は面32とほぼ平行になり、磁界の強さは実質的に最大
近くまで向上する。磁界の強さが向上するため、スパッ
タリング装置は、より低電圧、低圧力で動作可能とな
る。付着する膜の均一性は、磁極片20および22の大
きさと形状を変えることによりスパッタリングされる基
盤上で制御できる。
【0014】冷却ブロック14は、ターゲット12の温
度管理をすると同時に、ターゲット12を負の電位の電
源に接続する導電体となる。ターゲット12の第1の面
18に、磁極片20および22の高さを越える深さの溝
を切ることで、ターゲット12は冷却ブロック14にし
っかり押しつけられ、ターゲットの冷却と導電性のため
の有効な接合面が得られる。
【0015】所望の実施例では、冷却ブロック14は、
図2に示すように、実質上U形の断面を持つ下部チャン
ネルセクションを持ち、図1に示すように、輪状の平面
を持つ。冷却ブロック14は、カバープレート36を持
つ。このカバープレートは、輪状の平面を持ち、冷却ブ
ロックのチャンネルセクション34の上にぴったり重な
り、これにより、水などの冷却液が循環する導管38を
形成する。所望の実施例では、導管38の断面は内側の
磁石24と外側の磁石26の間で最大とされ、ターゲッ
ト12をもっとも有効に冷却する。ステンレス鋼のよう
な導電性の材料で出来た冷却水導入チューブ40は、冷
却水の水源(図示せず)からチャンネルセクション34
の下側の面にある開口部まで延びている。冷却液は導管
38を通過してターゲット12を冷却し、チャンネルセ
クション34の別の開口部から延びている帰還チューブ
42を通って再冷却のために戻される。さらに、冷却ブ
ロック14、より詳細にはチャンネルセクション34
は、バック・プレート15と接触しているので、バック
・プレート15並びに磁石24および26の温度管理の
助けになる。
【0016】スパッタリング装置10の動作中、高圧ケ
ーブル46の導電性のカラー44を冷却液導入チューブ
40か帰還チューブ42の一部に接続することによって
冷却ブロック14に高電圧が印加される。冷却ブロック
14と冷却チューブが導電材料なので、これらの部品は
ターゲット12に負の電位を伝える。スパッタリング装
置10、特に、ドア・アッセンブリ16は、冷却ブロッ
ク14、ターゲット12に関して電気的に接地されてい
る。ドア・アッセンブリ16はテフロンのような材料で
出来た絶縁スリーブ48と、絶縁Oリング49により冷
却チューブ40および42と絶縁されている。絶縁スリ
ーブ48は、絶縁性を向上させるため分割した状態で製
造されることもある。所望の実施例では、スリーブ48
は、ネジ切りした部分を持ちバック・プレート15に挿
入されるスリーブの第1部分56と、やはりネジ切り部
分を持ちドア・アッセンブリ16に挿入されるスリーブ
の第2部分58、水のチューブ40および42を取り囲
み、スパッタリング・チャンバと外気の間を真空シール
する絶縁カラー60とOリング62から成る。実質上タ
ーゲット12の上面32に垂直な電界が形成される。セ
ラミックスペーサー50は冷却ブロック14とターゲッ
ト12とバック・プレート15を支持する。スペーサー
50の高さは、バック・プレート15とドア・アッセン
ブリ16の間にプラズマが形成されるのを防ぎ、基盤1
00上に付着する膜を汚染しかねない、これらの部品の
スパッタリングを抑制するために最大限利用される。
【0017】スパッタリング装置は、基盤100や、コ
ーティングされる部品と共に真空チャンバ内で操作され
る。スパッタリング装置10と基盤100は水平構成で
置くことが出来、基盤材料は、生産性を向上させるため
に、組織的にターゲットの下に運ばれる。しかし、垂直
式の配置は、水平式の配置に比べて多くの利点がある。
図2に示すように、ターゲットの面32の平面を垂直に
置くことで、普通ターゲットからはがれ落ちるターゲッ
トの材料は基盤100自体の上ではなく、チャンバの底
に落ちる。さらに、垂直に配置することで、冷却チュー
ブ40および42の応力を軽減できる。
【0018】典型的なスパッタリング・チャンバを図3
と図4に示す。スパッタリング・チャンバ200は、例
えば、外側の円筒形の外壁部材202、内側の円筒形の
外壁部材204、水平カバープレート206、水平ベー
スプレート208から成る、実質的に円筒形の組み合わ
せの形を取る。ドア・アッセンブリ16と、上記のよう
にその中に置かれたターゲット12は、外壁部材202
および204の四角形の開口部の中に輪状のシール54
と共に設置され、スパッタリング処理の圧力の損失や汚
染を防ぐ。スパッタリングガス混合物はポート(図示せ
ず)を通ってスパッタリング・チャンバに導かれ、スパ
ッタリング・チャンバの内部は、技術上良く知られた方
法で真空にされる。
【0019】回転式の円形コンベア210は、下側を固
定されて円周状に間隔を開けて置かれた、一連の直立し
た支持ポスト212から成る。個々の支持ポスト212
は、幅の狭い中間プレートによって分離された、内側お
よび外側プレートから成る、ガイドウェイアッセンブリ
214を持ち、基盤ホルダーのエッジを受けるガイドウ
ェイ216を定めている。1組の平面基盤100は、四
角形の枠状のホルダーまたは「トレー」218に載って
いる。基盤100は、円形コンベアにより、個々のター
ゲット12の前に運ばれる。真空開閉ロック(図示せ
ず)は、超低圧条件を維持しながら、スパッタリングさ
れた基盤を取り出し、新しい基盤を挿入出来る。本発明
は、所望の実施例に関して説明されたが、本発明が属す
る技術に普通に熟練した人には明らかなように、別紙の
特許請求の範囲に定義した、本発明の精神と範囲を逸脱
せずに、変更や改良を行うことが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本装置の所望の実施例の分解見取り図である。
【図2】図1の2−2の線で切った本装置の断面図であ
る。
【図3】所望の実施例によるスパッタリング・チャンバ
の平面図(一部断面図)である。
【図4】図3の4−4の線で切った装置の断面図であ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ディヴィッド シー.ウォジェウォダ アメリカ合衆国 03053 ニューハンプシ ャー,ロンドンデリー,イザベラ ドライ ヴ 21

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】マグネトロン・スパッタリング装置であっ
    て、 内部導管を持つ冷却ブロックと、 第1の面に第1および第2の溝を持ち、ターゲットの第
    1の面の少なくとも一部分は冷却ブロックの第1の面に
    接触している、ターゲットと、 第1の溝の中に位置する第1の磁極片と、 第2の溝の中に位置する第2の磁極片と、 第1の磁極片と接触して第1の極性を持つ第1の磁石
    と、 第2の磁極片と接触して第1の磁石と反対の極性を持つ
    第2の磁石と、 冷却ブロックの第2の面と第1および第2磁石と接触す
    るプレートと、 冷却液を冷却ブロックの内部導管に供給する手段と、 冷却ブロックに電圧を印加する手段とを含み、 第1および第2の磁極片が磁束を反対側のターゲットの
    第2の面の方向に導き、磁束が第1および第2の磁石に
    よって作り出される、 スパッタリング装置。
  2. 【請求項2】第2の磁石が第1の磁石の縁と実質的に同
    一平面上にある縁を持ち、第1の磁石を取り囲む、請求
    項1に記載のマグネトロン・スパッタリング装置。
  3. 【請求項3】ターゲットの第2の溝が、第1の溝を取り
    囲む閉じた輪を描く、請求項2に記載のマグネトロン・
    スパッタリング装置。
  4. 【請求項4】第2の磁極片が第1の磁極片を取り囲む、
    請求項3に記載のマグネトロン・スパッタリング装置。
  5. 【請求項5】冷却ブロックが、中央の開口部を持つ閉じ
    た輪である、請求項4に記載のマグネトロン・スパッタ
    リング装置。
  6. 【請求項6】第1の磁石が冷却ブロックの中央の開口部
    の中に位置し、第2の磁石が冷却ブロックを取り囲むよ
    うに位置する、請求項5に記載のマグネトロン・スパッ
    タリング装置。
  7. 【請求項7】冷却ブロックの面が第1および第2の磁石
    の縁と実質的に同一平面上にある、請求項6に記載のマ
    グネトロン・スパッタリング装置。
  8. 【請求項8】ターゲットの溝が、そこに位置する第1お
    よび第2の磁極片の高さをわずかに越える深さを持つ、
    請求項1に記載のマグネトロン・スパッタリング装置。
  9. 【請求項9】ターゲットを冷却ブロックの第1の面と密
    接させる手段を含む、請求項1に記載のマグネトロン・
    スパッタリング装置。
  10. 【請求項10】第1および第2の磁極片が軟鉄製であ
    る、請求項1に記載のマグネトロン・スパッタリング装
    置。
  11. 【請求項11】ターゲットが、銅、チタン、チタンパラ
    ジウム合金から成るグループから選ばれた材料である、
    請求項1に記載のマグネトロン・スパッタリング装置。
  12. 【請求項12】ターゲットから基盤に粒子をスパッタリ
    ングする、マグネトロン・スパッタリングシステムであ
    って、 基盤とドア・アッセンブリを取り付ける手段を含む真空
    可能なチャンバと、 ドア・アッセンブリの内部に取り付けられ、ドア・アッ
    センブリと電気的に絶縁された冷却ブロックと、 第1および第2の溝のある第1の面と、基盤に近接した
    第2の面を持ち、第1の面の少なくとも一部分は冷却ブ
    ロックの第1の面と接触している、ターゲットと、 第1の溝の中に位置する第1の磁極片と、 第2の溝の中に位置する第2の磁極片と、 第1の磁極片と接触して第1の極性を持つ、第1の磁石
    と、 第2の磁極片と接触して第1の磁石と反対の極性を持
    つ、第2の磁石と、 冷却ブロックの第2の面と第1および第2の磁石とに接
    触するプレートと、 冷却液を冷却ブロックの内部導管に供給する手段と、 ターゲットに実質上垂直な電界を作り出し、イオンを加
    速してターゲットに衝突させ、これにより、ターゲット
    の反対側の第2の面から粒子をスパッタリングするため
    に、冷却ブロックに電圧を印加する手段とを含み、 第1および第2の磁極片が、ターゲットの第2の面の方
    向に磁束を導き、第1および第2の磁石によって磁束が
    生み出される、 スパッタリングシステム。
  13. 【請求項13】第2の磁石が第1の磁石を取り囲む閉じ
    た輪を形成する、請求項12に記載のスパッタリングシ
    ステム。
  14. 【請求項14】ターゲットの第2の溝が第1の溝を取り
    囲む輪を描く、請求項13に記載のスパッタリングシス
    テム。
  15. 【請求項15】第2の磁極片が第1の磁極片を取り囲
    む、請求項14に記載のスパッタリングシステム。
  16. 【請求項16】ターゲットの溝がそこに位置する第1お
    よび第2の磁極片の厚さをわずかに越える深さを持つ、
    請求項12に記載のスパッタリングシステム。
  17. 【請求項17】材料をスパッタリング・チャンバ内の基
    盤上にスパッタリングする方法であって、 第1および第2の磁極片がターゲットの第1の面の第1
    および第2の溝の中に位置し、ターゲットの第1の面が
    冷却ブロックの第1の面と第1および第2の磁石に面
    し、第1および第2の磁石が磁束を作り出すように、ス
    パッタリング材料のターゲットをスパッタリング・チャ
    ンバ内に配置するステップと、 第1および第2の磁石が第1および第2の磁極片に接触
    し、第1および第2の磁極片が磁束を反対側のターゲッ
    トの第2の面に導くように、ターゲットの第1の面を冷
    却ブロックに密接させるステップと、 プレートを冷却ブロックの第2の面と第1および第2の
    磁石に接触させるステップと、 基盤をスパッタリング・チャンバ内に、ターゲットの第
    2の面と向き合うように配置し、スパッタリング・チャ
    ンバ内の基盤とターゲットの第2の面の間にスパッタリ
    ング・エリアを形成するステップと、 スパッタリング材料が基盤に付着するように、材料をタ
    ーゲットの第2の面からスパッタリング・チャンバ内の
    スパッタリング・エリアを越えてスパッタリングするス
    テップとを含む方法。
  18. 【請求項18】スパッタリング操作中に、ターゲットに
    接触している冷却ブロックの内部導管に冷却液を供給し
    てターゲットを冷却するステップをさらに含む、請求項
    17に記載の方法。
  19. 【請求項19】第2の磁石が第1の磁石を取り囲み、 第2の磁石の磁極片が第1の磁極片を取り囲む、 請求項17に記載の方法。
  20. 【請求項20】ターゲットの第1の面の第1および第2
    の溝の深さが、第1および第2の磁極片の厚さをわずか
    に越える、 請求項17に記載の方法。
JP7311470A 1994-11-30 1995-11-30 平面マグネトロン・スパッタリングの方法と装置 Withdrawn JPH08209343A (ja)

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