JPH08206872A - 溶接歪補修装置 - Google Patents

溶接歪補修装置

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JPH08206872A
JPH08206872A JP13554995A JP13554995A JPH08206872A JP H08206872 A JPH08206872 A JP H08206872A JP 13554995 A JP13554995 A JP 13554995A JP 13554995 A JP13554995 A JP 13554995A JP H08206872 A JPH08206872 A JP H08206872A
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heating torch
heating
heat
holding
traveling carriage
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JP13554995A
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English (en)
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Mitsuyoshi Nakatani
光良 中谷
Shiyouichi Kitagawa
彰一 北側
Shinnosuke Takeda
慎之助 武田
Morihiko Osawa
守彦 大澤
Naosuke Kinami
修介 木南
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Hitachi Zosen Corp
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Hitachi Zosen Corp
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 走行台車4を操作しながら加熱用トーチ5を
熱歪部分2に近付け、加熱用トーチ5が熱歪部分2に到
ったら走行台車4を停止し、加熱用トーチ5を駆動して
走行台車4を移動させながら熱歪部分2の加熱を開始
し、加熱用トーチ5の先端部近傍に直接嵌合している取
付け部材41に取付けたボールキャスター23を底板に
当て、加熱した熱歪部分2に冷却水を落下させることに
より、熱歪部分2を急激に冷却し、熱歪部分2の起伏を
減衰させる。 【効果】 熱歪部分の加熱時に、加熱用トーチと熱歪部
分との距離を一定に保持する保持部材は、加熱用トーチ
の先端部近傍に直接嵌合している取付け部材に取付けら
れているので、各加熱用トーチの先端と各保持部材との
距離が確実に一定に保持され、熱歪部分の所定の区間全
域に等しく熱量を与えて、熱歪部分の起伏を均等に減衰
させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば船殻の製造の際
に、溶接によって板体に生じた溶接歪を修正するための
溶接歪補修装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、船殻の製造の際に、これを構成
する板体(例えば鋼製,アルミニウム製など)どうしを
溶接すると、溶接熱によって歪が生じるので、溶接作業
終了後にこの歪を修正する必要がある。
【0003】そして従来、溶接熱によって生じる前述の
歪を修正するための歪取り装置には、特開昭59−45
093号公報に示すようなものがあり、これは、台車の
下部に車輪を設け、台車の側方に突出するように配置し
た支持部材に、ガスボンベに連結したTIGトーチを取
付け、例えば遠隔操作装置で装置全体を操作するもので
ある。
【0004】そしてこの装置において、台車を所定の方
向に走行させながら、TIGトーチから発生するアーク
炎で板体上の歪部分を加熱し、歪部分を急冷することに
より収縮させて歪を修正するようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、歪部分に一
定の熱量を与えるために、TIGトーチの先端位置から
歪部分の板面までの距離は、加熱作業中に一定に保持す
る必要がある。
【0006】しかし、上記従来の歪取り装置のTIGト
ーチは、ボールキャスターで両端支持された部材に取付
けられその距離が大きく離れているため、変形した面を
処理する場合TIGトーチの先端が歪部分に近付き過ぎ
たりあるいは遠のいたりしてしまい、歪部分に一定の熱
量が付与されず、歪を良好に修正することができないと
いった課題がある。
【0007】また台車は所定の一軸方向にしか移動でき
ないため、作業効率が悪く多くの作業時間と労力を必要
とするといった課題がある。そこで本発明は上記課題を
解決し得る歪取り装置の提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明における課題を解
決するための手段は、走行台車の一側に、板体の熱歪部
分を加熱するための加熱用トーチが支持部材を介して支
持され、加熱用トーチの先端部と熱歪部分との距離を一
定に保持するための保持装置が設けられ、該保持装置
は、前記走行台車に設けられて、支持部材を熱歪部分に
対して接近離間自在に案内するための案内部材と、加熱
用トーチの近傍で支持部材に取付けられて構造物の板面
に当接するとともに加熱用トーチと熱歪部分との距離を
一定に保持する保持部材と、支持部材を案内部材に沿っ
て熱歪部分側に付勢するための付勢手段とから構成され
ている。
【0009】また、加熱用トーチを走行台車に対して支
持するための支持部材を、走行台車の一側面に沿って水
平方向に案内するための案内装置が設けられている。さ
らに、加熱用トーチの先端部と熱歪部分との距離を一定
に保持するための保持装置が、走行用台車の一側に取付
けられて加熱用トーチを支持するための支持部材と、走
行台車に設けられて支持部材を熱歪部分に対して接近離
間自在に案内するための案内部材と、支持部材を案内部
材に沿って熱歪部分側に付勢するための付勢手段と、加
熱用トーチの先端部近傍に嵌合する嵌合孔を有して嵌合
孔の径を調節自在な環状の取付け部材と、加熱用トーチ
の近傍で取付け部材の裾部に取付けられて構造物の板面
に当接するとともに加熱用トーチと熱歪部分との距離を
一定に保持する保持部材とから構成されている。
【0010】
【作用】上記課題解決手段において、走行台車を板体上
で熱歪部分に向けて走行させ、加熱用トーチで熱歪部分
を加熱する。
【0011】加熱用トーチと保持部材とはともに支持部
材に支持されることにより、加熱用トーチの先端と保持
部材の先端との距離は一定に保持され、加熱用トーチと
保持部材とは互いに近接して配置され、かつ支持部材
は、付勢手段によって常に熱歪部分側に付勢されている
ので、加熱用トーチが走行台車から離れて配置されてい
ても、加熱用トーチの先端部と熱歪部分の表面との距離
を一定に保持したまま、熱歪部分の表面に沿って移動す
る。
【0012】また、支持部材を案内装置によって走行台
車の一側面に沿って水平方向に案内することにより加熱
用トーチを移動し、広い範囲で熱歪部分を加熱する。さ
らに保持部材は、加熱用トーチの先端部近傍に嵌合する
嵌合孔を有して嵌合孔の径を調節自在な環状の取付け部
材の裾部に取付けられていることにより、加熱用トーチ
と熱歪部分との距離を確実に一定に保持する。
【0013】
【実施例】以下、本発明の溶接歪補修装置の実施例を、
図面に基づいて説明する。まず本発明の第一実施例を、
図1の側面図、図2の平面図、図3の正面図に基づいて
説明すると、これは、船殻の製造の際に溶接によって板
体1に生じた熱歪部分2を補修するためのものであっ
て、前後に駆動車輪3を有した自走式の走行台車4の前
側に、熱歪部分2を加熱するための三個の加熱用トーチ
(TIGトーチが用いられる)5が支持部材6を介して
取付けられ、前記加熱用トーチ5の先端部5aと熱歪部
分2との距離を一定に保持するための保持装置8と、前
記支持部材6を、走行台車4の一側面に沿った水平方向
に案内するための案内装置9とが設けられている。
【0014】該案内装置9は、走行台車4の上面前部に
立設した左右一対の取付け板10に水平方向に取付けら
れた断面矩形状の摺動案内体11と、該摺動案内体11
の前面に摺動自在に嵌合する横長の移動板12と、該移
動板12を水平方向に移動させるためのシリンダー装置
(図示せず)とから構成されている。
【0015】また、前記移動板12の前面を所定間隔置
いて三個の把持部材13が把持しており、該各把持部材
13の前面に取付けた取付け板14側に前記保持装置8
が配置されている。
【0016】この保持装置8は、取付け板14の板面か
ら前方に突出した上下一対の支持板片15,16に上下
に差渡された案内軸(案内部材)17と、該案内軸17
に基端環状部18が摺動自在に嵌合して先端把持部19
に加熱用トーチ5を支持した前記支持部材6と、前記加
熱用トーチ5の近傍で支持部材6の板面に貫通してナッ
ト21で固定されるとともに、下端に板体1に当接転動
するボール22を有するボールキャスター(保持部材)
23と、前記上側の支持板片15に貫通して下端部が支
持部材6の途中上面に当接する抑えシャフト24と、該
抑えシャフト24を外嵌したケース25に内装されて抑
えシャフト24を下方に付勢するための圧縮ばね(付勢
手段の一例であり、他にシリンダ装置などが用いられ
る)26とから構成されている。
【0017】また走行台車4の前部下部に支持板27を
介して、加熱後の熱歪部分2を冷却するための冷却水を
落下させる冷却水供給管28が取付けられ、該冷却水供
給管28の下側に、冷却水を熱歪部分2側に移動するた
めのローラー29が配置されている。
【0018】走行台車4の後部には、作業者が走行台車
4の走行を操作するための把手部30が設けられ、走行
台車4の途中上面に支柱31が立設され、該支柱31の
上端部に取付けた天井板32に前記冷却水を貯留した容
器33が設置されている。
【0019】さらに走行台車4の前部には、加熱用トー
チ5、保持装置8、案内装置9を保護するための保護カ
バー34が取付けられ、該保護カバー34の下端部に
は、供給管28から供給した冷却水が加熱用トーチ5の
先端にかからないようにしたり加熱用トーチ5で発生す
る光から作業者の目を保護したりするためのシート35
が取付けられている。
【0020】上記構成において、駆動車輪3を駆動する
ことにより走行台車4が板体1上を走行するので、作業
者は把手部30を持って、走行台車4を補助的に操作し
ながら加熱用トーチ5を熱歪部分2に近付け、加熱用ト
ーチ5が熱歪部分2に到ったら走行台車4を停止し、加
熱用トーチ5を駆動して熱歪部分2の加熱を開始する。
【0021】このとき、各加熱用トーチ5と各ボールキ
ャスター23とは支持部材6に支持されることにより、
加熱用トーチ5の先端とボールキャスター23の先端と
の距離は一定に保持され、加熱用トーチ5と各ボールキ
ャスター23とは互いに近接して配置されかつ各支持部
材6は、各ケース25に内装された圧縮ばね26によっ
て常に下方に付勢されているので、加熱用トーチ5が走
行台車4から離れて配置されていても、加熱用トーチ5
の先端部と熱歪部分2の表面との距離を一定に保持した
まま、熱歪部分2の表面に沿って移動する。
【0022】このようにして加熱用トーチ5の先端部と
熱歪部分2の表面との距離を一定に保持しながら熱歪部
分2が加熱され、熱歪部分2の所定の区間全域にほぼ等
しい熱量が与えられる。
【0023】そして熱歪部分2を加熱した後に、作業者
は供給管28から冷却水を落下させて板体1に供給し、
走行台車4を操作してローラー29で、冷却水を熱歪部
分2側に移動して熱歪部分2を急激に冷却すると、熱歪
部分2が収縮して熱歪部分2の起伏が減衰する。
【0024】上記のような作業を熱歪部分に沿って連続
して行うことにより、熱歪部分の起伏を順次減衰させ
る。ところで本発明の第一実施例では、加熱用トーチ5
は所定間隔に三個設けられているので、一度に大面積の
熱歪部分2を補修することができるが、シリンダー装置
を駆動して、移動板12を横方向に移動させて加熱用ト
ーチ5を横方向に移動してまだ加熱していない熱歪部分
2を加熱し、上記と同様に冷却水を供給して冷却するこ
とにより、走行台車4を移動することなくさらに大きな
面積を補修することができ、従来に比べて作業時間およ
び労力を低減することができる。
【0025】このように本発明の第一実施例によれば、
加熱用トーチ5とボールキャスター23とは互いに近接
して支持部材6に支持されることにより、加熱用トーチ
5の先端とボールキャスター23の先端との距離が一定
に保持され、ケース25に内装された圧縮ばね26によ
って支持部材6は常に下方に付勢されているので、作業
者が走行台車4を前後に移動させた場合であっても、加
熱用トーチ5の先端部と熱歪部分2の表面との距離が一
定に保持されたまま熱歪部分2の表面のに沿って移動さ
せることができ、熱歪部分2の所定の区間全域にほぼ等
しい熱量を与えて、熱歪部分2の起伏を均等に減衰させ
ることができる。
【0026】次に本発明の第二実施例を図4の概略側面
図、図5の拡大側面図および図6の取付け部材の拡大平
面図に基づいて説明する。本発明の第二実施例に係る溶
接歪補修装置は、第一実施例と同様に、前後に駆動車輪
3を有した自走式の走行台車4の前側に、船殻となる板
体1の熱歪部分2を加熱するための三個の加熱用トーチ
(TIGトーチが用いられる)5が支持部材6を介して
取付けられ、前記加熱用トーチ5の先端部5aと熱歪部
分2との距離を一定に保持するための保持装置8と、前
記支持部材6を、走行台車4の一側面に沿った水平方向
に案内するための案内装置9とが設けられている。
【0027】この案内装置9の構成は、上記第一実施例
と同様であるのでその説明を省略する。前記保持装置8
は、取付け板14の板面から前方に突出した上下一対の
支持板片15,16に、上下に渡された案内軸(案内部
材)17と、この案内軸17に基端環状部18が摺動自
在に嵌合して先端部19に加熱用トーチ5を支持した前
記支持部材6と、図5および図6に示すように、加熱用
トーチ5の先端部近傍に嵌合する嵌合孔40を有して、
この嵌合孔40の径が調節自在な環状の取付け部材41
と、加熱用トーチ5の近傍で取付け部材41の裾部42
に取付けられて熱歪部分2を跨ぐようにして板面に当接
するとともに加熱用トーチ5と熱歪部分2との距離を一
定に保持する複数のボールキャスター(保持部材の一例
で、裾部42に120°置きに配置されている)23
と、上側の支持板片15に貫通して下端部が支持部材6
の途中上面に当接する抑えシャフト24と、この抑えシ
ャフト24を外嵌したケース25に内装されて抑えシャ
フト24を下方に付勢するための圧縮ばね(付勢手段の
一例であり、他にシリンダ装置などが用いられる)26
とから構成されている。
【0028】前記取付け部材41は、その途中にスリッ
ト45が形成され、中央部分に立上がる環状の立上げ部
43の両端に渡して調節ねじ44が螺合され、この調節
ねじ44を締緩することにより嵌合孔40の径を調節
し、加熱用トーチ5の先端部の径に対応させて取付ける
ものである。
【0029】他の構成は上記第一実施例と同様であるの
で省略する。本発明の第二実施例の構成において、作業
者は走行台車4を操作しながら加熱用トーチ5を熱歪部
分2に近付け、加熱用トーチ5が熱歪部分2に到ったら
走行台車4を停止し、加熱用トーチ5を駆動して熱歪部
分2の加熱を開始する。
【0030】このとき、加熱用トーチ5と熱歪部分2と
の距離を一定に保持するボールキャスター23は、加熱
用トーチ5の先端部近傍に直接嵌合している取付け部材
41に取付けられているので、各加熱用トーチ5の先端
と各ボールキャスター23との距離は、確実に一定に保
持されている。
【0031】そして、加熱用トーチ5と各ボールキャス
ター23とは互いに近接して配置されかつ各支持部材6
は、圧縮ばね26によって下方に付勢されているので、
加熱用トーチ5が走行台車4から離れた場所にあって
も、加熱用トーチ5の先端部と熱歪部分2の表面との距
離が一定に保持されて加熱用トーチ5の先端部が熱歪部
分2の表面に沿って移動し、熱歪部分2の所定の区間全
域にほぼ等しい熱量が与えられ、加熱した熱歪部分2に
冷却水を落下させることにより、熱歪部分2が急激に冷
却され、熱歪部分2の起伏が減衰する。
【0032】このように本発明の第二実施例によれば、
加熱用トーチ5と熱歪部分2との距離を一定に保持する
ボールキャスター23は、加熱用トーチ5の先端部近傍
に直接嵌合している取付け部材41に取付けられている
ので、熱歪部分2の加熱時に、各加熱用トーチ5の先端
と各ボールキャスター23との距離は確実に一定に保持
され、加熱用トーチ5とボールキャスター23とは互い
に近接した位置に設けたことにより、作業者が走行台車
4を移動させた場合であっても、加熱用トーチ5の先端
部と熱歪部分2の表面との距離を一定に保持したまま熱
歪部分2の表面に沿って移動させることができ、熱歪部
分2の所定の区間全域に等しく熱量を与えて、熱歪部分
2の起伏を均等に減衰させることができる。
【0033】なお上記両実施例では、移動板12に把持
部材13を介して支持部材6を取付け、シリンダー装置
を駆動することにより三個の加熱用トーチ5を一度に同
じ量だけ横方向に移動するように構成したがこれに限定
されるものではなく、移動板12に対して把持部材13
を摺動自在に取付け、各把持部材13にシリンダー装置
を設けて、この各シリンダー装置を別個に駆動すること
により加熱用トーチ5を別々に横方向に移動させるよう
構成しても、上記と同様に作業時間および労力を低減す
ることができる。
【0034】さらに上記両実施例は、船殻の製造の際に
底板に生じた熱歪部分2の補修をするよう構成したが、
これに限定されるものではなく、例えば、取付け板10
より前の部分を取付け板10に所定の水平軸回りに回動
自在に構成して、この部分を所定の角度だけ回動させ、
底板から立上がる側板に生じた熱歪部分を、上記と同様
な操作で補修するよう構成してもよい。
【0035】
【発明の効果】以上の説明から明らかな通り、本発明
は、構造物の熱歪部分を加熱するための加熱用トーチの
先端部と、構造物の熱歪部分との距離を一定に保持する
ための保持装置を設けたので、加熱用トーチを搭載した
走行台車が歪のない平坦な部分を走行した場合であって
も、加熱用トーチの先端部と熱歪部分の表面との距離を
常に一定に保持でき、構造物の熱歪を均一に修正するこ
とができる。
【0036】また、加熱用トーチを走行台車に対して支
持するための支持部材を、走行台車の側面に沿って水平
方向に案内する案内装置を設けたので、支持部材を横方
向に移動させることにより、走行台車を移動させること
なく加熱用トーチを横方向に移動でき、走行台車を横方
向に移動させなくても広い面積に渡って熱歪を修正する
ことができ、従って、従来に比べて走行台車の操作回数
を少なくでき、作業時間および労力を低減することがで
きる。
【0037】さらに加熱用トーチと熱歪部分との距離を
一定に保持する保持部材を、加熱用トーチの先端部近傍
に直接嵌合している取付け部材に取付けたので、加熱用
トーチの先端と保持部材との距離を確実に一定に保持す
ることができ、熱歪部分の所定の区間全域に等しく熱量
を与えて、熱歪部分の起伏を均等に減衰させることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施例を示す溶接歪補修装置の全
体側面図である。
【図2】同じく全体平面図である。
【図3】同じく全体正面図である。
【図4】本発明の第二実施例を示す溶接歪補修装置の一
部側面図である。
【図5】同じく加熱用トーチ部分の拡大側面図である。
【図6】同じく取付け部材の拡大平面図である。
【符号の説明】
1 板体 2 熱歪部分 4 走行台車 5 加熱用トーチ 8 保持装置 9 案内装置 11 摺動案内体 12 移動板 13 把持部材 14 取付け板 17 案内軸 26 圧縮ばね 28 供給管 40 嵌合孔 41 取付け部材 42 裾部 44 調節ねじ 45 スリット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大澤 守彦 大阪府大阪市此花区西九条5丁目3番28号 日立造船株式会社内 (72)発明者 木南 修介 大阪府大阪市天王寺区石ヶ辻町18番26号 キナミ機工株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 構造物製造の際に溶接によって板体に生
    じた熱歪部分を修正するための溶接歪補修装置であっ
    て、走行台車の一側に、板体の熱歪部分を加熱するため
    の加熱用トーチが支持部材を介して支持され、加熱用ト
    ーチの先端部と熱歪部分との距離を一定に保持するため
    の保持装置が設けられ、該保持装置は、前記走行台車に
    設けられて、支持部材を熱歪部分に対して接近離間自在
    に案内するための案内部材と、加熱用トーチの近傍で支
    持部材に取付けられて構造物の板面に当接するとともに
    加熱用トーチと熱歪部分との距離を一定に保持する保持
    部材と、支持部材を案内部材に沿って熱歪部分側に付勢
    するための付勢手段とから構成されたことを特徴とする
    溶接歪補修装置。
  2. 【請求項2】 加熱用トーチを走行台車に対して支持す
    るための支持部材を、走行台車の一側面に沿って水平方
    向に案内するための案内装置が設けられたことを特徴と
    する請求項1記載の溶接歪補修装置。
  3. 【請求項3】 加熱用トーチの先端部と熱歪部分との距
    離を一定に保持するための保持装置が、走行用台車の一
    側に取付けられて加熱用トーチを支持するための支持部
    材と、走行台車に設けられて支持部材を熱歪部分に対し
    て接近離間自在に案内するための案内部材と、支持部材
    を案内部材に沿って熱歪部分側に付勢するための付勢手
    段と、加熱用トーチの先端部近傍に嵌合する嵌合孔を有
    して嵌合孔の径を調節自在な環状の取付け部材と、加熱
    用トーチの近傍で取付け部材の裾部に取付けられて構造
    物の板面に当接するとともに加熱用トーチと熱歪部分と
    の距離を一定に保持する保持部材とから構成されたこと
    を特徴とする請求項1記載の溶接歪補修装置。
JP13554995A 1994-12-09 1995-06-02 溶接歪補修装置 Pending JPH08206872A (ja)

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JP6-305794 1994-12-09
JP30579494 1994-12-09
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100431633B1 (ko) * 2001-06-02 2004-05-17 대우조선해양 주식회사 전기저항 발열용접의 아래보기 자세 용접법 및 용접장치
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