JPH08205943A - オフィス家具集合体 - Google Patents

オフィス家具集合体

Info

Publication number
JPH08205943A
JPH08205943A JP3042452A JP4245291A JPH08205943A JP H08205943 A JPH08205943 A JP H08205943A JP 3042452 A JP3042452 A JP 3042452A JP 4245291 A JP4245291 A JP 4245291A JP H08205943 A JPH08205943 A JP H08205943A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
office furniture
desk
edge
elements
assembly according
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3042452A
Other languages
English (en)
Inventor
Geoffrey A Hollington
ジェフリー、エイ、ホリントン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MillerKnoll Inc
Original Assignee
Herman Miller Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Herman Miller Inc filed Critical Herman Miller Inc
Publication of JPH08205943A publication Critical patent/JPH08205943A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47BTABLES; DESKS; OFFICE FURNITURE; CABINETS; DRAWERS; GENERAL DETAILS OF FURNITURE
    • A47B21/00Tables or desks for office equipment, e.g. typewriters, keyboards
    • A47B21/06Tables or desks for office equipment, e.g. typewriters, keyboards characterised by means for holding, fastening or concealing cables
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47BTABLES; DESKS; OFFICE FURNITURE; CABINETS; DRAWERS; GENERAL DETAILS OF FURNITURE
    • A47B83/00Combinations comprising two or more pieces of furniture of different kinds
    • A47B83/001Office desks or work-stations combined with other pieces of furniture, e.g. work space management systems
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47BTABLES; DESKS; OFFICE FURNITURE; CABINETS; DRAWERS; GENERAL DETAILS OF FURNITURE
    • A47B87/00Sectional furniture, i.e. combinations of complete furniture units, e.g. assemblies of furniture units of the same kind such as linkable cabinets, tables, racks or shelf units
    • A47B87/002Combination of tables; Linking or assembling means therefor
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47BTABLES; DESKS; OFFICE FURNITURE; CABINETS; DRAWERS; GENERAL DETAILS OF FURNITURE
    • A47B91/00Feet for furniture in general
    • A47B91/06Gliders or the like
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47BTABLES; DESKS; OFFICE FURNITURE; CABINETS; DRAWERS; GENERAL DETAILS OF FURNITURE
    • A47B2200/00General construction of tables or desks
    • A47B2200/0011Underframes
    • A47B2200/0013Desks with central bearing beams
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47BTABLES; DESKS; OFFICE FURNITURE; CABINETS; DRAWERS; GENERAL DETAILS OF FURNITURE
    • A47B2200/00General construction of tables or desks
    • A47B2200/0035Tables or desks with features relating to adjustability or folding
    • A47B2200/004Top adjustment
    • A47B2200/0046Desks with double worktop of which one at least is separately height adjustable
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47BTABLES; DESKS; OFFICE FURNITURE; CABINETS; DRAWERS; GENERAL DETAILS OF FURNITURE
    • A47B2220/00General furniture construction, e.g. fittings
    • A47B2220/0027Feet
    • A47B2220/003Height-adjustable feet or gliders for tables or desks

Landscapes

  • Combinations Of Kitchen Furniture (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】今日の電子機器類に対する適合性と仕事環境を
種々のタイプの仕事や人間の数の要件に合せるため配置
替えを迅速になしうる家具の組合せ。 【構成】結合されていない自立式オフィス家具の集合体
であって、多数のデスク44a〜44f、多数のテーブ
ル46a〜46e及び収納部材52,56,376等の
諸要素から成る集合体。これらオフィス家具要素は多く
の作業ステーション形状のいずれかに選択的に配置され
るように設計されている。これら要素はまた他の形状に
選択的に配置替えするため互いに移動されるのに適した
構成となっている。このように配置された時、予定され
ている相補的な連結関係で互いに接近配置されて作業ス
テーションを形成するのに適した構成となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はオフィス家具の集合体に
関するもので、より具体的には多くのタイプの作業ステ
ーション配置の1つに選択的に配列することができるよ
うにした、連結してない自立性のオフィス家具要素多数
の集合体であって、使用者が短期−長期の要求を満たす
ように家具要素を動かして容易に他の配置形状に選択的
に配列し直すことができるようにしたオフィス家具要素
の集合体に関するものである。
【0002】何年もの間にわたりオフィスの作業環境
(備品を含めた)は、今日3つの一般的オフィスモデル
と認識され得るものに発展してきた。すなわち囲み型モ
デル、ブルペン型モデル、オープンプランモデルの3つ
である。多くの組織では今日これらオフィスモデルの1
つ以上を採用している。
【0003】過去において囲み型オフィスは、デスク、
サイドボード、椅子等々を含めた在来の“自立性”備
品、要素を備えられていた(“自立性”とは、物理的に
互いに連結されていない独立の家具要素をいう)。
【0004】今日、ブルペン型環境というのは、“シス
テム”家具、すなわち一連の物理的に連結された家具要
素、例えば背の低い自立性ウォールパネル多数を端部ど
うし組合わせて、これに作業表面(机)と格納部(キャ
ビネット)を支持させたオフィス家具群により特徴化さ
れ得る。
【0005】オープンプランモデルというのは、同様に
“システム”家具により一般的に特徴化され、すなわち
互いに連結されたウォールパネル群に作業表面と収納部
材とを支持させるが、このウォールパネルはブルペン型
のパネルよりは比較的背が高く、従って作業スペースを
区分すると共に或る程度のプライバシーを作業ステーシ
ョン間に保つ。均一形オープンプランモデルは、均一な
オフィス家具要素のセットを繰返し同じパターンで配列
したものである。
【0006】フリー形オープンプランモデルは、専門職
及び技術職などの特定な機能及び必要のため設計された
作業ステーションで、均一な配列ではない。作業ステー
ションは個々に立案され、又は1ダースもしくはそれ以
上の“典型的”な作業ステーションとして計画される。
ついで作業ステーションは、ブルペン型及び均一オープ
ンプラン型環境における類似の機能によるのとは違っ
て、或る部又はチームの人員が仕事の流れ、連絡の頻
度、及びプロジェクトチームの任務に従って位置を決め
られるように組み立てられる。
【0007】単一の組織の中に種々多様なオフィスモデ
ル及び機能を集合させるためには、これまで4つのオフ
ィスモデルのすべてに使用できる単一種のオフィス家具
の集合体を用意することが望ましいと考えられてきた。
すなわち、伝統的な囲み型オフィス及びオープンブルペ
ン型環境で使用できるだけでなく、均一オープンプラン
モデルに要求されるプライバシーを与えると共にフリー
形オープンプランの種々の必要にも合致するようなオフ
ィス家具の集合体である。しかし、このような要求はこ
れまで満たされたことがない。
【0008】問題解決にアプローチするチームは、個人
の仕事場所がチームの人間のミーティングの場所にもな
ることを要求する。従って、このような伝統的スペース
での備品類は、チームマネージャーの種々の必要を満た
すのに十分機能的でなければならないだけでなく、多数
の個人を受け入れるためその使用者自身が備品類を容易
に並べ替えることを許すものでなければならない。嵩の
大きいデスクや吊り戸棚はこのような要求に全く適して
いない。
【0009】これに加えて、情報依存ビジネスへの移行
がオフィス家具類に近代的電子機器類、例えばコンピュ
ータ、電話システム等々並びにこれらの回線を収納する
ことを要求している。在来の自立性デスクはこれらの機
器に有効に適合していない。
【0010】フリー形オープンプランモデルにおいても
同様な自由度が要求される。前述したような、プロジェ
クト“チーム”によるマネージメントは、必要なプライ
バシーを与えることとメンバー間の通話を容易にするこ
との可能性の故に、フリー形オープンプラン環境そのも
ので典型的に成立する。或るプロジェクトについて仕事
をしている間は、その環境内のオフィス家具を移動させ
たり、並べ替えたり、“巧妙に集合”させたりして、個
々人とグループの必要に合致させなければならない。こ
の環境は、広い意味で、プロジェクトの進行に合わせチ
ームの大きさの増加又は減少に適合するよう変えられ得
る。そして、さらに広い意味では、プロジェクトが完了
した時は他の機能に役立たせるか又は他のプロジェクト
に挑戦するため配置替えされるであろう。
【0011】“システム”オフィス家具というのは、今
日のフリー形環境を特徴づけているものであるが、重厚
なデスクや吊り棚と同様に、人員数の変化と仕事の種類
の変化とに合わせて個人的に又はチームとして迅速便利
に配置替えをするには自由度に欠けている。物理的に連
結された多数の要素によって特徴づけられるように、
“システム”家具により区画される作業空間は比較的永
久的なものである。ウォールパネルとそれに支持された
備品類は1つのパターンから他のパターンに配置替えで
きるが、そのような変更は使用者自身には、困難と不便
さとを伴わずにはなし得ない。各要素の分解と再組立に
は特殊な工具と熟練を必要とし、これは普通の事務員に
は不慣れなものであり、またこのような組替えをするこ
とは時間のかかることであり、その間オフィス家具を使
えなくしてしまう。こうして今日のオープンプラン環境
用のシステム家具は、このような環境での事務用機器に
今日要求される可動性に合致するには適していない。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】こうして、これまで与
えられている以上の自由度のあるオフィス家具に対する
要求が、囲み型環境にせよフリー形オフィス環境にせ
よ、存在するのである。オフィス家具要素は、今日の電
子機器類に対する適合性と作業管理者の作業表面及び収
納部の要求に対する合致性とをもたなければならないだ
けでなく、仕事環境を種々のタイプの仕事や人間の数の
要件に合わせるため使用者による配置替えを迅速になし
得るものでなければならない。このような要求に応える
ことが本発明の課題である。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、多様な
作業ステーション形状のいずれにも選択的且つ容易迅速
に配列するに適したデスク、テーブル、及び収納ユニッ
トから成るオフィス家具要素の集合体が提供され、これ
により新規な技術的利益が実現される。要素のすべて
は、水平表面をもつ頂部部材と、この頂部部材を支える
脚構造と、床に接触する関係で脚構造に設けた足部材と
を有している。要素の各々の寸法、形状及び構造は、或
る作業空間に要素を配置し且つ容易に再配置するため各
要素を使用者が可動ならしめるように選定されている。
使用者による移動を容易にする各要素の特徴は、丈夫で
あるが軽量な構造と、頂面の両側にある自由縁部とを含
み、これは与えられた作業空間内で各種要素の位置づけ
と移動を容易にするため使用者が便宜に把持するための
ものである。さらに、足部材の各々は比較的大きい床接
触面、又は各要素の移動を容易にするキャスター(カー
ペット貼り表面を含む)をもっている。頂部部材の各々
は好適に、連結面を形成する少なくとも1つの縁部をも
有しており、1つの要素の連結面は他の要素の連結面と
密接な関係で相補うようになっているので、各要素を互
いに連結関係にすると調和された作業ステーション形状
が形成される。
【0014】集合体の諸要素の各々は、使用者の長期及
び短期の要求に適合させるために諸要素を種々な作業ス
テーション形状に並べたり、並べ替えたりするため使用
者自身により容易に位置づけたり容易に移動したりする
ことができる。
【0015】本発明の1つの実施例において、少なくと
も1つの要素の連結面は、縁部を互いに衝突による損傷
から守るためプラスチック又は弾力的に変形可能とす
る。さらに、或る要素の連結縁部は、互いに実質的に同
一長さとされる。また、少なくとも或る頂部部材の連結
面は、連結機能を表示し分かりやすくするため、頂部部
材の他の部分と異なる色にされる。こうして連結面は、
連結機能を示唆又は連想させる手段を備える。
【0016】諸要素の少なくとも或るものの足部材は、
支持面をもつグライドから成り、支持面の面積はそれに
より支持される要素の寸法及び重量に対し比較的大き
い。望ましくは、グライド支持面は水平で平らな中央部
と、これを囲む周縁斜状部とを有し、諸要素のカーペッ
ト上の移動を容易ならしめる。1つの実施例において、
要素の少なくとも或るものの足は水平回動式キャスター
から成る。
【0017】グライドは、足の頂部から接近可能な調節
式結合により足の本体に取付けられる。足の上表面には
工具用孔がが形成され、この孔はグライドと足本体の間
の調節式結合への接近を可能にするから、グライドは足
から重量を除かなくても垂直に調節され得る。
【0018】好適に、テーブルの少なくとも或るものの
頂部部材は、一対の直線状縁部と、四分の一円の形の弯
曲縁部とを有し、直線状縁部は連結面を形成する。他の
実施例において、テーブルの少なくとも或るものの頂部
部材は一対の不等直線状縁部と弯曲縁部をもつピアノ形
をなし、直線状縁部は連結面を形成し、このテーブルは
端部テーブルとなる。さらに他の実施例において、少な
くとも或るテーブルの頂部部材はD形をなし、直線状縁
部と弯曲縁部とを有する。直線状縁部が連結面を形成す
る。
【0019】さらに他の実施例において、少なくとも或
るテーブルの頂部部材は、方形状をなし、頂部部材の全
縁部が連結面を構成する。さらに他の実施例では、少な
くとも或るテーブルの頂面が円形状をなし、連結面はな
い。
【0020】本発明の好適な実施例において、少なくと
も或る要素の頂部は傾斜して下がる形状の前縁と、ブル
ノーズ形すなわ丸形の反対縁とをもっている。
【0021】本発明の好適な実施例において、少なくと
も或るテーブルは短柱(bollard)上に支持され、この
柱は底部に拡大した円形の基部をもつ単一の円柱から成
り、テーブルを支持表面上に移動するのを容易にする。
さらに、少なくとも或るデスクの或る支持脚構造は台脚
から成り、台脚はデスクの側縁より内方に取付けられて
いるので、デスクの移動を容易にするため使用者が把持
する張り出した作業表面を形成する。さらに、この台脚
の底部は前方及び後方へ延出し、比較的大きなグライド
を台脚の底に足部材として備えている。
【0022】他の実施例において、少なくとも或るデス
クの頂部部材はその隅部で4本の脚により支持され、こ
の脚はその底部に足を形成する比較的大きなグライドを
もっているからデスクを床表面上に移動するのが容易に
なる。
【0023】本発明の或る実施例における連結面は、連
結工程を容易にするためプラスチック又はエラストマー
材料から成る軟質材料で作られる。さらに、連結面は好
適に凹凸表面形状を有する。さらに本発明によれば、少
なくとも或るデスクの頂部部材はその側縁から内側にワ
イヤ類取りまとめグロメットを有している。さらに、ワ
イヤ収納溝又は樋が頂部部材の下でデスクに取り付けら
れることが望ましく、この溝又は樋はワイヤ取りまとめ
グロメットに連通している。
【0024】本発明の他の態様によれば、少なくとも或
る頂部部材の下側にその側縁部の内側でキャビネットが
取付けられ、頂部部材の各々がキャビネットの上に張り
出して、使用者が諸要素を移動しようとする時の握り部
を形成するようにする。少なくとも或るキャビネットの
ための支持脚構造は、キャビネットの四隅から下向きに
延びる筒状の脚から成り、この脚の底の足は底面が脚よ
り拡大しているグライドから成る。
【0025】さらに本発明によれば、収納キャビネット
の頂面にケースが取付けられ、締結手段がケースを頂面
にクランプしている。望ましくは、クランプ手段は頂部
部材の側部でワイヤ取りまとめグロメットを貫通して延
びている。
【0026】さらに本発明によれば、オフィス家具集合
体は、自立性の折りたたみ式スクリーンを作業領域内で
プライバシーを守るため包含する。このスクリーンは形
を変えることができ、容易に移動することができる。
【0027】本発明はさらに、拡大した基部に支持さ
れ、或るデスク、テーブル及び収納ユニットと大体同じ
高さをもつ円筒状部材から成る1本又はそれ以上の短柱
によって作業空間の境界を形成することを意図してい
る。この短柱は好適に少なくとも或るテーブルの支持脚
構造と同様な形及び寸法をもっている。
【0028】デスクが台脚をもつ実施例においては、台
脚の底の足はこの足と脚構造とにより支持される頂面の
外周と実質的に同延の点まで延びている。
【0029】さらに他の実施例において、本発明は調和
された、未連結の自立性事務用家具要素、すなわち上表
面と前縁部と後縁部と側縁部を備えた頂部をもつデスク
を含む集合体に関するものである。テーブルは実質的に
デスク頂部の上表面及び側縁部の高さに支持された上表
面を備えた頂部を有している。デスク頂部の側縁部は連
結面を形成する。テーブル頂部の側縁部は、円の一部を
なす円弧状部分と、これに接合する一対の直線状部分と
を有し、両直線状部分は頂点が合して連結面を形成す
る。テーブル頂部の側縁部の円弧状部分は少なくとも2
人の人間が会合する縁部となり、直線状部分はデスクの
側縁部と連結する。
【0030】テーブルは好適にその移動性を助ける足を
備えた基部上に支持される。具体的に、足は床上を転動
するキャスターを有する。基部は単一の台脚状支持円柱
とするのが有利で、足はこの円柱の底部から外方へ突出
する。好適に、円柱はテーブルの円弧状部分の中心でテ
ーブル頂部に取付けられる。好適に少なくとも3本の足
が支持円柱に取付けられ、足の1本は他の足より長く、
テーブル頂部側円部の直線状部分の下まで延びている。
【0031】好適実施例において、少なくとも1つのデ
スク頂部の側縁部とテーブルの直線上側縁部とは、デス
ク頂部及びテーブル頂部とは異なる弾性変形可能な材料
から成り、それら縁部を衝撃から保護している。好適
に、デスク頂部の側縁部とテーブル頂部の直線状側縁部
とは共に弾性変形可能な材料で作られる。
【0032】
【実施例】図面、特に図1を参照すると概念的に4つの
オフィス作業環境又はモデルが示されている。すなわ
ち、伝統的な囲み型オフィス10と、ブルペン型オフィ
ス18と、均一形オープンプラン配置28と、フリー形
オープンプラン配置30とである。これらについては前
述したところであるから、以下には簡単に要点だけを説
明する。
【0033】囲み型オフィスは、全体的に符号10で示
すが、特徴は多数の全高ウォール、すなわち床から天井
までの高さの仕切り壁12で作業空間を仕切り、ここに
伝統的な“自立性”オフィス家具、すなわち多数の物理
的に連結されていない別個の家具要素、例えばデスク1
4と戸棚16が備えられている。囲み型の全高ウォール
はプライバシーを守ると共に、その占有者により要求さ
れる状態を伝える。
【0034】ブルペン型環境も図1に示されている。伝
統的なブルペン型18には、“自立式”デスク20その
他が備えられている。ブルペン環境18の特徴は、“シ
ステム”家具、すなわち図示のように比較的背の低いウ
ォールパネル22を互いに端と端で固着し、その上に作
業表面と収納部材24,26を固定的に取付けた群から
構成される物理的に連結した多数のオフィス家具要素か
ら成ることである。“自立式”の要素を備えるか“シス
テム”要素を備えるかにかかわらず、ブルペン型は視線
をさえぎる障壁のないほゞ同一の作業ステーションの繰
返しであることにより特徴づけられる。この型はそれぞ
れの仕事をしている事務員又は技術者間にオープンなコ
ミュニケーションを促す利点があり、また備え付けが安
価であり、立案が容易であるという経済的利点もある。
仕様は、典型的作業に要する機材に単に作業者の数を乗
じるだけでよい。
【0035】図1はさらに、均一形及びフリー形のオー
プンプラン環境28,30をも示している。両プランと
も、今日のブルペン型と同様、典型的には“システム”
家具すなわち一群の連結された自立式ウォールパネル3
2(均一形)、34(フリー形)に、それぞれ作業表面
と収納部材36,38(均一形)又は40,42(フリ
ー形)を取付けて構成したことが特徴である。しかし、
ブルペン型の比較的低いパネル22に比し、オープンプ
ラン環境のパネル32,34は比較的背が高くて、使用
者が要求するプライバシーを与える。
【0036】均一オープンプラン構成は、ブルペン型の
ように、実質的に同じ作業ステーションの列の集まり
で、例えばコンピュータプログラマーやシステム・財務
解析者などのような、比較的長期間中断することなく集
中している熟練技術者が使用して、比較的高いウォール
パネル32により与えられるプラバシーが享受できるよ
うにしたものである。
【0037】フリー形オープンプランモデルは、均一形
オープンプランやブルペン型と違って、システム家具が
作業空間の間に隔離をもたらし個々の使用者の必要に適
合するように形状づけられている。そして、しばしば規
律的プロジェクトチーム間、例えばマーケティング及び
プロダクト開発グループなどにより使用されるものとし
て、システム家具類は作業の流れとチームメンバー間の
連絡通話の頻度に応じて配列され得る。こうして、フリ
ー形オープンモデルの比較的高いウォールパネル34は
個々のチームメンバーにプライバシーをもたらすだけで
なく、非均一なパネル34の形状づけが使用者間の相互
働きかけを容易にする。
【0038】前述したように、大多数の組織は今日これ
らオフィスモデルのいくつかを種々な理由で使用してい
るが、これらモデル間で用途が移り変わりつつあること
が経験されている。例えば、管理部門と製品管理をアプ
ローチする“チーム”を作っている部門とを管理領域に
統合しようとしている“参加的”経営管理を計画してい
る多くの組織では囲み式オフィスは数が減少し、フリー
形プランが増えていることが見られる。
【0039】硬直的に連結した自立式ウォールパネルに
固定的に作業表面と収納部材とを取付けた複雑な群から
成るフリー形オープンプラン配置の発想は、直ちに空間
を毎日或いは時間ごとに再構成又は再配置しなければな
らないのではないかという問題に直面する。
【0040】本発明に係るオフィス家具集合体は、種々
のオフィスモデル内での使用に適合した多数のオフィス
家具要素の集合から成るもので、種々のモデル間での用
途の変更に適合できるようになっている。加えて、本集
合体のオフィス家具要素は、種々の作業ステーション形
状の選ばれた1つに配列されるよう適合されていて、し
かも或る要素は一緒に使用される他の形状における近接
のものと互いに選択的に配置又は“連結”されるように
構成されている。これら諸要素はさらに、緊急の必要又
は長期的必要に合わせるため使用者自身によって1つの
作業ステーション形状から他の作業ステーション形状に
配列替えするのを容易にするように作業環境内で容易に
移動されるように設計されている。このようなオフィス
配備に関する自由度は、特に囲み型オフィス、及び作業
環境内の使用者による調節がどうしても必要なフリー形
オープンプラン配置においては、特に有利なものであ
る。
【0041】加えて、本発明の集合体におけるオフィス
家具要素には、隣接する要素を連結関係にできるように
なっていることをその使用者に表示するための識別手段
が付されている。この識別手段は、そのような関係に配
置しようとして選ばれた要素どうしの向きが適切かどう
かを使用者に知らせ又は連想させる働きもする。
【0042】本発明の集合体の家具要素は、いわゆる
“システム”家具の範疇に入らない。すなわち、多数の
要素を物理的に互いに連結したいわゆるシステム家具で
はないのである。むしろ、連結前の“集合体”、すなわ
ち上述したような作業環境の再構築を可能にするように
移動容易であって、建築的デザイン、美術的デザイン及
び相補的連結縁部を通じて関係づけられるに適した別々
個々の“自立的”オフィス家具成分の集まりなのであ
る。
【0043】次に図2を参照すると、本発明に係るオフ
ィス家具要素の集合体が6つの異なる配列で示されてい
る。集合体は、どの配列においても、デスク44aと、
端部テーブル50cと、戸棚(又はサイドボード)48
a及びその上に取付けられたブックケース376a、テ
ーブル46e及びスクリーン54から成る。各配列に
は、向きと大きさを示すため客用椅子55と仕事用椅子
57が示されている。
【0044】図2に示す特定の配置において、各グルー
プは同一の要素を含んでいるが、少しずつ違う使用者ご
との職能に応じて異なるグループとなっている。各配置
例は使用者自身がその時ごとに行なう仕事の具体的必要
に適するように単に自分で集合体の諸要素を動かすこと
により容易に組み替えられ得る。図示の特定の配置例に
おいては、高性能デスク44aが示されているが、本発
明に係る他のデスクも後に説明するように、この配置例
の中に使用することができる。
【0045】図示の端部テーブル50cは小型のグラン
ドピアノの形をしているのでピアノ端部テーブルと名づ
けられる。他の形の端部テーブルも後述するが、本発明
に係るこの配置又は他の配置に使用することができる。
【0046】テーブル46eは涙粒の形をしている。し
かし、その他の形状のテーブル例えば丸形及び四角形も
本発明において使用し得る。かようなテーブルも後述す
る。
【0047】種々の寸法及び形状の戸棚(サイドボー
ド)56が本発明のオフィス家具集合体に使用し得る。
その他の戸棚は後述する。
【0048】スクリーン54は種々の寸法のものでよい
が、テーブル上のブックケース376aの高さと一致す
る高さのものとする。
【0049】ブックケース376aの代りに種々の戸棚
付属品を戸棚に取付け得るが、戸棚は何も付属品がなく
てもよい。本発明に係る他の付属品は後述する。
【0050】以下の説明では、デスク、端部テーブル、
戸棚及び付属品の種々の変形例を説明する。諸要素の各
々、例えばデスクについては、同じ基本符号44を使用
することにする。この基本符号に、個々の具体例を表わ
すアルファベット文字をつけて特定の実施例を指示す
る。従って、デスク44dとは、本発明に従って使用し
得る種々のデスクの一例(d)という意味である。
【0051】デスク 図3のAからD、図4のAからC、及び図5のAからC
はデスク44の3つの実施例44a,44b,44cを
示す。これら実施例は機能的特質に対応する多数の特徴
を共通してもっている。例えばデスク44a〜cの各々
の特徴は、頂部58がその縦中心軸線に沿って隔てられ
た一対の台脚60上に取付けられ、頂部に該軸線に沿う
広い支持基部を与えている。各台脚60は細長い垂直部
材62から成り、その上方部分64に一対の腕66,6
8を頂部58の短辺に沿って前後に張り出させて取付け
ている。頂部はその下表面70で支持腕66,68にボ
ルトなどにより取付けられる。各台脚60の下方部分7
2には一対の床接触支持足74,76が同じく頂部58
に対し前後に張り出して取付けられ、これら足は支持腕
66,68の下方で頂部58の前縁部78、後縁部80
のほゞ垂直下方で終わっているので、頂部58並びにこ
の上方作業表面86上に取付けられるべき付属品(図示
せず)に対し床からの広い支持基部を与えることにな
る。このような広い支持基部は、そのデスクが一部を構
成している作業ステーションの配置替え中にデスクを床
上に移動するのを容易にする。加えて、デスク頂部58
の下表面70はその前部分82及び後部分84で邪魔も
のがないから、使用者が頂部の前縁部78、後縁部80
に接近してデスクを引っ張り又は押すのに十分なスペー
スを与え、配置替えをさらに容易にする。
【0052】好適にデスク44a〜44cの頂部58は
積層パーチクルボードで作られ、台脚60の垂直部材6
2はスチール製とされ、支持腕66,68と支持足7
4,76はアルミダイカスト製とされる。
【0053】支持足74,76はその末端88,90に
ボス92を有し、同一の床接触グライド94を取付けて
いる。図6のA〜Cに示すように、各グライド94は、
デスク44a〜44cの幾何学寸法及び重量に比較して
大きな接触面をもつ底面96を有しているので、作業ス
テーションの配置替えに際しデスクを床上に“そり”の
ように滑らせて移動するのを容易にする。
【0054】グライド94の変形例においては、図6の
DとEに示すように、グライドの底面96に斜状部97
と中央の平坦部99とが形成されていて、これら97と
99の部分は今日の多くのオフィス環境で使われている
カーペットの床上に休止し、周りの斜状部97は特にこ
のような床上にそれぞれのオフィス家具を移動するのを
容易にする働きがある。
【0055】好適に、グライドの両実施例において底面
96の面積は3〜5平方インチの範囲である。デスク4
4a〜44cの好適な寸法は長さ48〜72インチ、高
さ28〜29インチ、幅30〜36インチである。デス
クの重量は好適に75〜200ポンドの範囲である。
【0056】グライド94は、グライドとボス92とに
一致して形成した穴(図示せず)に挿入されるボルト1
01によって支持足74,76に取外し可能に取付けら
れている。グライド94は好適に射出成型プラスチック
で作られる。グライド94と支持足74,76はネジで
結合されるから、グライドは高さ調整が可能で、特にグ
ライドは足に取付けられた時3/8インチの範囲内て調
整可能である。このような調整はそれぞれのデスクを持
ち上げなくてもできる。この調整は、図6のAに示すよ
うに穴91内の六角ボルト皿93に適当な六角レンチを
挿入することによりグライドの頂面からなされる。こう
してグライドは六角穴ボルトを支持足のボス92に対し
回すことにより支持足74に対し垂直に調整される。
【0057】さらに、デスク44a〜44cの各々の縁
部98,100(図3C)には、図7のA〜Cに詳細に
示すように一対の同一なグロメット102が取付けら
れ、これの一部はU字形の切り込み104を頂部の端縁
108,110から頂部の長さ中心軸線に沿って内方へ
頂部後方部84に設けることにより形成される。
【0058】グロメット102は、電子機器例えば電話
やコンピュータ等々(図示せず)のためのワイヤ、コー
ドなどを取りまとめ、配線するためのものである。この
ため各グロメット102は、デスク頂部58の切り込み
104にU字形スリーブ114を嵌め込んで成る。スリ
ーブ114の脚120は下方フランジ119を有し、噛
みつき部分に中央孔115を有している。スリーブ11
4のフランジ119は頂部58のコア58Aの下側に沿
って延びる。ステープル121が底部フランジ119に
打ち込まれ、スリーブをコア58Aに固着する。好適に
スリーブ114はポリプロピレンなどのような硬質プラ
スチックから成型される。スリーブ114の頂面は頂部
58のためのラミネート58Bと揃う。小凸部118を
有するライナーがスリーブの脚120の中央孔115か
ら突出し、小凸部の保持フランジ118A,118Bが
上下にあってライナーをスリーブ114内に保持する。
ライナーはポリ塩化ビニルなどのような撓み性のあるプ
ラスチックの成型により作られる。小凸部118は上下
の対の間に電気ワイヤを収納するスロット122を形成
し、対向する対によって電気ワイヤを取りまとめ保持す
る。小凸部118にはワイヤをスロット122内へ滑り
込ませ休止させるための丸いカム表面124が付されて
いる。
【0059】後に詳しく説明するが、デスクの実施例4
4a〜44cにおけるグロメット102、並びに他のデ
スクの実施例、テーブル46及び戸棚48の実施例にお
ける同一なグロメットは電気ワイヤの取りまとめに適し
ているだけでなく、ブックケースや仕事整理部材など後
に説明する作業付属品をデスク頂部58など各要素の頂
部に固定するためにも機能する。
【0060】前述したように、集合体のオフィス家具要
素の或るものに関しては、選定された作業ステーション
での作業ユニットを形成するため組として“連結”関係
に隣接配置されるべきものがある。このような家具要素
の或る縁部、すなわち“連結縁部”と呼ばれるものは、
対として互いに組み合わされるべきものであることを識
別する特徴(以後、“識別手段”ということもある)を
備えている。さらに、このような相補的“連結”関係に
組み合わされた時、諸要素は識別手段を付した縁部どう
しが互いに接近又は“連結”される予め定められたいく
つかの向きのどれかに配列されるようになっている。識
別手段はさらに、作業ステーションの配置替えの際中に
使用者にそのような予定の向きを連想させる働きもす
る。
【0061】デスク44a〜44cの各々は、集合体の
中の他の家具要素の少なくとも1つと密接な“連結関
係”に配置されるようになっている。従って、デスク4
4a〜44cは上述したような識別手段から成る縁部特
徴をそれぞれのデスク頂部58に共通して有している。
この特徴とは、頂部58の形状、材質、寸法及び色から
成るものである。
【0062】縁部の形状に関しては、デスクの頂部58
の端縁108,110は方形であって、かような形は使
用者にその縁部が“未仕上げ”又は“一部”であること
を示唆する。集合体の中の他の家具要素も同様な未仕上
げ又は一部状の縁部処理になっている。こうして各デス
クの未仕上げ又は一部状の縁部108,110は、この
デスクが作業ステーション配置替え中に集合体の中の他
の少なくとも1つの家具要素、例えば端部テーブル50
と対になる補足的“連結”関係にされるべきであること
を表示し、こうしてデスクと他の要素とは識別手段であ
る“未仕上げ”又は“一部”状の縁部どうしが互いに密
接に接近配置されて“仕上げ”又は“全部”の外観を呈
する少なくとも1つの予定された相対的向きに並べられ
ることになるのである。
【0063】デスク44a〜44cの端縁108,11
0が未仕上げ又は一部であって、集合体の中の他の要素
ともども“連結”縁部どうしが互いに近接されるように
諸要素の配置を容易にさせるものであることをさらに示
唆するために、端縁108と110とには凹凸外面12
8をもつ端帯126を付するとができる。この端帯12
6は頂部が高圧ラミネートで被覆されている時は特に適
当である。頂部が木材ベニヤである他の場合には、側縁
も木材ベニヤとなし得る。凹凸外面の粗い外観は、端縁
108,110が未仕上げ又は一部にすぎず、従って使
用者が並べ替え中に適切な相手と向きとを見つけるべき
ことを示唆するものである。端帯126は好適に押出し
エンボス加工したプラスチックから形成され、接着剤例
えばポリビニルアセテートによりデスク頂部58の端縁
に固着される。詳しくいうと、プラスチックはまず方形
の帯状に押出され、この押出し中まだプラスチックが比
較的柔らかいうちにエンボスをかけて凹凸表面とするの
である。
【0064】縁部形状に関してはまた、デスク44a〜
44cの上方作業表面86は頂部前側縁78で少し傾斜
させ、使用者の腕が楽に置ける表面とする。さらに、傾
斜前側縁78は、他の要素の予定された数の1つと共に
デスクの向きを定める時に使用者を助ける働きをする。
各デスクの前側縁78だけが傾斜表面をもっていて、端
縁108,110は方形であり、後側縁80は鼻の頭の
形(丸形)であるからである。傾斜前側縁78は、これ
が使用者の前に来るべき縁部であることを示唆し、他の
要素と“連結”してはいけないことを知らせる。
【0065】デスク44a〜44cの“連結”端縁10
8,110の材質に関しては、前述のようにデスクの端
帯126は軟質プラスチック材料、好適に硬いポリ塩化
ビニルから形成されるが、ゴムで端帯を作ることも本発
明は意図している。デスク頂部58の前側縁78と後側
縁80とには弾力性帯をつけない。端帯126の弾力性
材質は、端縁108,110に“軟らかい”連結表面を
造成し、デスク頂部58とこれに連結されるべき他のオ
フィス家具要素とを並べ替え中の接触で起きるかもしれ
ない損傷から保護するバンパーとして機能する。端縁1
08,110の弾力性材料はまた、ここへ他の家具要素
の相補的“連結”縁部を配置すべきバンパーつき“連
結”用縁部であることを使用者に指示する。
【0066】加えて、縁部寸法に関しては、デスク頂部
58の端縁108,110の各々の全長、すなわち前側
縁78と後側縁80の間の距離、又は前側縁78とグロ
メット102の間の短い長さが、デスク44a〜44c
に近接されるべき端部テーブル50など他の或る家具要
素の“連結縁部”の長さに等しいか、又は実質的に等し
いものとされる。こうして“連結”用端縁108,11
0の長さと他の或る家具要素の“連結”用縁部の長さと
が等しいことで、これら要素は近接配置されるべきもの
であることが識別されると共に、そのように配置される
時の両要素の向きについても適切な向きが示唆されるの
である。
【0067】さらに、デスク44a〜44cの“連結”
縁部、及びこれと密接な“連結”関係にされるべき他の
要素の縁部とは同じ色にすることが好適である。かくし
て、デスク頂部の前側縁及び後側縁78,80は頂部材
の材質、例えばベニヤ板の色をとり得るのに対し、頂部
の端縁108,110は相補的な他の家具要素例えば端
部テーブル50の“連結”縁部と共に黒に着色されるこ
とができる。こうしてデスク頂部58の端縁108,1
10とこれに近接配置すべき他の家具要素の縁部との色
が一致していれば、色の“調和”する縁部どうしを並べ
て“連結”すべきことが使用者に合図されるのである。
【0068】デスクの実施例44a〜44cの上記した
共通の特徴に加えて、各実施例はさらに台脚60の間に
取付けたエプロン130を有している。エプロン130
はデスクを使っている人間や物品を視界から隠す役をす
る。またエプロン130は後述するワイヤ収納樋132
を支持する。好適にエプロンは積層パーチクルボード製
であり、普通のネジ又はクリップ(例えばミシガン州の
モジュラー・システムズ・インコーポレイテッド販売の
MOD−EEZクリップ)で台脚60の間に取付けられ
る。
【0069】エプロン130は直接台脚60に取り付け
られるが、頂部58からは空間131を形成するように
離されている。この空間は、デスク頂部58上に支持さ
れた作業付属品(図示せず)の電気コードを頂部の後側
縁80からグロメット102を通して収納樋132へ導
くものである。
【0070】デスク44a〜44cの各々はさらに、エ
プロン13と頂部58との間に取付けた支持部材137
を有している。支持部材137は台脚60の間で頂部に
支持を与える。
【0071】ワイヤ収納樋132はエプロン130の前
表面134にボルトなどで固着される。図3のDに示す
ように、樋132は電気ワイヤを収納する内腔136を
作るように形状づけられている。樋132はエプロン1
30の長さ方向に延び、従って内腔136内のワイヤ類
をデスクの縁部98,100の間に導くのに適してい
る。樋132はその端部140で開放していて、この端
部と台脚60(又は後述する引出)との間には十分なス
ペースがあけられているから、例えばワイヤをグロメッ
ト102から開放端部140を通して内腔136に入れ
ることができる。
【0072】特に図4のA〜C、及び図5のA〜Cを参
照すると、デスクの実施例44bと44cは、引出ユニ
ット142を有することを除いて前例44aと同じであ
る。デスク44bはユニット142が1つ、デスク44
cでは2つで、それぞれデスク頂部58の一縁部又は両
縁部98,100から強固に吊り下げられている。各引
出ユニット142は多段に重ねた引出146を滑らせて
出入させるケーシング144を含んでいる。
【0073】次に図8(A〜G)はデスクの実施例44
dを示し、その頂部148は高さと傾きの調節ができる
ようになっている。デスク44dのこの特徴は、使用者
にその仕事環境の自由設計又は調整を可能にさせる。
【0074】デスク44dの頂部148は支持ベース1
50の上に取付けられ、この支持ベース150はその両
端部154における一対の離間した脚152上に取り付
けられている。脚152はデスク頂部148を種々の座
り位置及び起立位置に垂直に上げ下げするよう伸縮式に
調節可能になっている。このため、各脚152は下方の
外側コラム156と、これに対し嵌まり込む垂直に調整
可能な上方の内側コラム158とから成る。デスク頂部
支持ベース150は上方コラム158に固着される。デ
スク44aはまた、上下コラム156,158の伸縮運
動を案内するための適当な取付け機構(図示せず)と、
頂部148が下方コラム156に対する選ばれた調整位
置へ容易に動き得るように上方コラム158と頂部14
8との重量を釣り合わせる手段(図示せず)を備えられ
る。
【0075】上下コラム158,156の相対伸縮運動
を案内する取付け機構と、釣り合い手段とは、これらの
機能を遂行する適当な機構であり得る。適当な機構は米
国特許第3,273,517号(アムサー・ジュニアほ
か、1966年9月20日)、同第1,881,475号(ギ
ブソン、1630年12月17日)及び西ドイツ公開公報261
8 558 (ホルンライン)に開示されている。
【0076】デスクの実施例44dは好適に、その頂部
148を床に対し調節された垂直位置にロックするため
のブレーキ手段を含み得る。このブレーキ手段は頂部1
48の下に取付けたハンドパドル149により操作さ
れ、ハンドパドル149はバネにより下方へ弾圧されて
いる。前記アムサーの特許は適当なブレーキ機構を開示
している。
【0077】前述したようにデスク頂部148は種々の
座り位置及び起立位置の1つに垂直に調整され得る。デ
スク44dの好適な形において、その頂部148は、床
上27インチから43インチ(68.6〜109セン
チ)の範囲内で調整が可能である。大体床上27〜35
インチの高さの頂部148が普通の椅子又は低いスツー
ルに正常に座る人間に適合するものと認められている。
35〜43インチの頂部148は立っている人間又は高
いスツールに座っている人間に適している。
【0078】前述のようにデスクの実施例44dは頂部
148の高さ調整手段を含んでいるだけでなく、頂部の
傾斜を調節することもできる。このためデスク頂部14
8は前半162と後半164に分割されている。前半1
62は支持ベース150に固定的に取付けられていて、
それに対し動かないのに対し、後半164はその前縁1
66(前半と後半の間を頂部の長さ沿いに延びるレール
168に近接している)で支持ベース150にヒンジ取
付けされている。頂部の後半164は、低い水平位置
(図8のB及びEに示す)と、水平に対し鋭角をなす傾
斜起立位置(図8のG)との間を無段階調整が可能であ
る。起立位置において、頂部148の後半164は書類
スタンド等として使用するのに適している。
【0079】デスク44dはさらに、その後半164を
起立位置に保持する手段を含んでいる。この保持手段
は、頂部後半の支持ベース150への枢着取付けに対す
る摩擦ロック(図示せず)と、頂部後半164の重量と
釣り合うばね(図示せず)とから成る。
【0080】図8のHに示すように、レール部材168
の上表面169には複数の水平な浅い溝171が鉛筆や
ペーパークリップ等々を入れるものとして形成されてい
る。レール部材168の前表面には細長い凹み173が
あって、頂部前半162の丸い後縁を受け入れる。レー
ル部材168の後部は、後部傾斜面175、細長いリッ
プ176及び細長い凹表面177を有している。後部傾
斜面175は、頂部後半164が図8のGに示す立ち上
がり位置にある時その上にある書類や本を支える役をす
る。リップ176は傾斜表面175上にある書類の抑え
となる。凹表面177は頂部後半164の丸い前縁の休
止位置を提供する。
【0081】デスク44dは、先に図3,図6のA〜E
及び図7のA,Bに図示し説明したような諸特徴をデス
ク44a〜44cの共通に有している。これらデスク実
施例44dの諸特徴は、実施例44a〜44cの対応す
る要素と機能的に同じであるから、同じ符号を付してあ
る。さらに、これら共通特徴の多くはデスク44a〜c
に関連して図3のD、図6のA〜E、図7のA、Bにす
でに示したから、デスク44dを示す図には詳しくは図
示しない。
【0082】これら共通特徴には、一対の脚152から
前後に延びる支持足74,76があり、この支持足は前
縁170及び後縁172の実質的に垂直下方で終ってい
て、デスク44dに対する広い支持ベースを与え、作業
ステーションの配置替え中にデスクを床上に移動するの
を容易にする。さらに、足77,76の末端88,90
はそれぞれ作業スペースの並べ替え中にデスク44dを
床上に移動するのを容易にする上記のような比較的大き
い底面積をもつ床接触グライド94を支持している。ま
た、デスクの実施例44a〜44cと同様、デスク44
dの頂部148はその前縁170、後縁172で頂部1
48下の大部分にわり邪魔ものがないから、並べ替えの
移動に際し押したり引いたりするため前後縁付近での十
分なスペースを与える。
【0083】デスク44dは、先に述べたデスク44a
〜44cのようなエプロン130をもっていないが、脚
152を構成する下方コラム156間に取付けたハウジ
ング161を備えている。ハウジング161は、エプロ
ン130と同様にプライバシー仕切りとなる。
【0084】図8に示すデスクの実施例44dはさら
に、前記図7(A,B)に関し説明したワイヤ取りまと
め構造を有している。デスク44dは頂部148の前半
162の端縁178に(図8のB,C,E)、或いは後
半の端縁174に(図8のF,G)、ワイヤ収納グロメ
ット102を有し、このグロメットはデスク頂部の前半
162又は後半164の端縁における切り込み104に
嵌め込んだスリーブ114と小凸起118を有する。同
様に、デスク44dはグロメット102の下で高さ調整
機構ハウジング179の中に内蔵された取外し可能なワ
イヤ取りまとめ内腔を形成する樋132aを含んでい
る。
【0085】またデスク44dの頂部148はデスク4
4a〜44cについて上記に詳述した識別手段により好
適に特徴づけられる。具体的に、デスク頂部前半162
の前縁170には斜面がつけられているが、後半164
の後縁172は丸形で、後半164の端縁174と前半
162の端縁178とは方形である。端縁174,17
8には好適に凹凸面128をもつ弾性端縁帯126がつ
けられる。さらに、頂部148の対向する端部154の
一方における前半・後半162,164の端縁178,
174の合計した長さ、又は前半162の前縁斜面17
0とデスク頂部端縁におけるグロメット102との間の
短い距離は、デスク44dに近接配置されるべき他の家
具要素の“連結”縁部の各々の長さと本質的に等しい。
さらに、デスク頂部前・後半162,164の“連結”
端縁178,174の色は、デスク44a〜44cの端
縁108,110の場合と同様、集合体の中の他の家具
要素の“連結”縁部と同じ色を付されている。こうし
て、デスク44dの端縁174,178と他の家具要素
の“連結”縁部とは互いに補足し合って、これらが互い
に近接“連結”されるべきものであることを識別させる
と共に、そのように配置される時の適切な向きを補足関
係にある縁部どうしを隣接させるべきものとして表示す
るのである。
【0086】図9のA〜Dにはデスク44eの実施例を
示し、これは頂部180がその両端184で一対の離間
した脚182に支持されて成る。このデスク実施例44
eは頂部180の後部が傾斜可能である点で前記図8の
A〜Hに示した実施例44dと同様である。しかし、デ
スク44dと違ってデスク44eの頂部180は垂直に
高さ調整ができない。デスク実施例44eの支持脚18
2はデスク頂部180の相対高さを調整するのに伸縮可
能ではなく、この点がデスク44dの脚152及びその
伸縮式コラム156,158と異なっている。
【0087】具体的に、デスク44eの支持脚182
は、その上方部分186に頂部支持ベース188を取付
けていて、その上に頂部180が取付けられる。この頂
部180は、デスク44eの頂部148と同様に、固定
した前半190と傾斜できる後半192とに2分割され
ていて、後半192の前縁194は支持ベース188上
に取付けられた細長いレール195に近接してヒンジに
より取付けられる。レール195は前記したデスク44
dのレール168と実質的に同じである。後半192を
レール195上にヒンジ取付けすることにより、後半1
92を前半190に対し無段階に傾斜位置に調整するこ
とができる。デスク44eはさらに、デスク44dの後
半164(図8のA〜G)に関して前記したのと同様
に、選ばれた傾き位置に後半192を固定するため摩擦
ロック手段を包含する。図9のDに示す上方へ起こした
位置で、後半192は書類等を見やすく立てかけるのに
役に立つ。平らに倒せば後半192は作業表面となる。
【0088】さらにデスク44eは、デスク44dと同
じく、デスク44a〜cと共通の多くの特徴をもってい
る。これらデスク44eの特徴は、前記デスク44a〜
dの相当する部分と機能的に同一であるから、デスク4
4eについても同じ符号で示す。さらに、これら共通特
徴はすでに図3、図6(A〜E)、図7(A,B)に示
してあるから、図9(A〜D)には詳しくは示さない。
【0089】簡単に説明すると、これら共通特徴には床
接触支持足74,76が含まれ、これら支持足はデスク
頂部の前後半190,192の前後縁198,200の
ほゞ垂直下方で終っていて、デスク44eを床から広い
支持ベースで支えているから作業ステーションの配置替
えに際しデスクを床上で移動するのを容易にさせる。さ
らに、支持足74,76の末端88,90には、上記の
ように比較的広い底面積をもつ床接触グライド94を取
付けてあるから作業スペースの並べ替えに際しデスク4
4eを床上に“そり”のように移動するのを容易にさせ
る。同様に、デスク頂部180は、その前後縁198,
200の下、並びに側縁の下が十分にあいているから並
べ替えなどに際しデスク44eを押したり引いたり持ち
上げたりする十分な手掛かりを使用者に与える。
【0090】デスク44eはさらに、エプロン130
(デスク44a〜cについて前述の)を有しており、こ
のエプロンは両脚182の間で頂部180から少し下げ
て取付けられているから、電気コードなど(図示せず)
が通されるすきまを形成する。
【0091】それに加えてデスク44eはデスク44a
〜dについて前述したその他のワイヤ取りまとめ構造を
も有している。具体的に、デスク44eは頂部前半19
0の端縁202にワイヤ挿通グロメット102を有し、
これは端縁への切り込み104に嵌め込んだスリーブ1
14と、その中の小凸起118(図7参照)から成って
いる。同じく、デスク実施例44eはワイヤ収納樋13
2をエプロン130の前表面134に取付けている。
【0092】好適にデスク44eは、デスク44a〜d
の頂部58,148に施したような識別手段又は縁部処
理により特徴づけられる。すなわち頂部前半190の前
縁198には斜縁が付されているが、後半192の後縁
200は丸形で、前後半190,192の端縁202,
204は方形の切口になっている。端縁202,204
には好適にエラストマー製端帯126をつけ、凹凸面1
28を付する。さらに頂部180の対向両端184の端
縁202の長さは、デスク44eに相補的“連結”関係
で近接されるべき集合体の中の他の家具要素の“連結”
縁部の長さと本質的に等しくされる。好適にデスク44
eの頂部180の“連結”端縁202,204は、集合
体の中の他の家具要素の相補関係にある“連結”縁部と
同じ色にされる。デスク44eのこのような識別手段又
は“連結”縁部処理は多数の他の家具要素の中の1つと
デスクを適切に相対“連結”させるべきことを使用者に
合図すると共に、“連結”縁部どうしは互いに近接させ
るべきものとして連結される時の諸要素の適切な相対的
向きを示唆することにより作業ステーションの選択され
た配置替えを容易ならしめるものである。
【0093】次に、図10(A〜D)及び図11(A〜
E)はデスクの他の実施例44fについて示すものであ
る。このデスク44fは背面206と両端部208とで
実質的に囲まれたタイプである。これに対し前記したデ
スク44a〜eは背面、両端で実質的に開放している。
【0094】詳細にデスク44fは、前部と後部の一対
の鋳物212,214と、これに結合した後部レール2
16及び一対の端部レール218とから形成されたほゞ
矩形状の基部フレーム210を有する。端部レール21
8は、前後部の鋳物212,214の間にボルト止めな
どにより固着される。後部レール216は一対の後部鋳
物214の間にボルト止めされる。鋳物212,214
は好適にアルミダイカスト製とする。後部レール216
と端部レール218は好適に圧延成形鋼で製作される。
【0095】基部フレーム210は、一対の同一な端部
パネル224を結合している後部パネル222から成る
カーカス220をボルト止めなどによりその上に取付け
る。カーカス220を構成している後部パネル222と
端部パネル224とは好適に木製とし、嵌め継ぎにより
互いに固着する。
【0096】カーカスの後部パネル222は、デスク4
4a〜c、及び44eにつき前述したエプロン130と
同様に機能し、使用者にとって遮蔽体又はプライバシー
カーテンの役をする。
【0097】デスク44fはさらに一対の同一な引出ユ
ニット226を有し、これはデスク実施例44b,cの
引出ユニット142と実質的に同一である。各引出ユニ
ット226は四角い箱形ケース228が多段に積み重ね
た引出230を滑動可能に支持して成る。引出ユニット
226は好適に引出自身とカーカス端部パネル224の
間に取付けた引出スライドを介してカーカス220に取
付けられる。
【0098】デスク44fはまた一対の同一なすきまフ
レーム232を有する。このすきまフレーム232は引
出ユニットケース228の上にボルト止めなどにより取
付けられる。
【0099】すきまフレーム232は、一部では、デス
ク44fの頂部234をボルト止めなどにより取付ける
働きをし、そうすることによりカーカス220と間隔を
置いて比較的小さい“のぞき”スペース236をカーカ
スと頂部との間に形成する。すきまフレーム232はま
たデスク44fの背面206に細長い方形の通しすきま
を形成し、この通しすきまの高さはカーカス後部パネル
222と頂部234との間によって区画され、通しすき
まの長さは両引出ユニット226に取付けた両すきまフ
レーム232間の距離によって定められる。通しすきま
238は次に述べるデスク44fのワイヤ取りまとめ構
造と関連して機能する。
【0100】デスク44fはその背面206で各すきま
フレーム232に沿って取付けられたワイヤ収納レール
231を有する。このレール231は電気コード(図示
せず)を支えるための縦に重ねた2個の“こま”233
を有する。レール231は、通しすきま238及びその
他のワイヤ取りまとめ構造(後述する)と関連して機能
する。なお、レール231と実質的に同じレールを前記
したデスク44b,cにもそれぞれの引出ユニット14
2に沿ってデスク背面に取付けることができるものであ
る(図示してはないが)。
【0101】デスク実施例44a〜eの床接触支持足7
4,76と違って、デスク44fは基部フレーム210
の鋳物212,214の下に取付けた4本の筒状支持脚
240により床から支持される。このため鋳物212,
214には図10のEに示すようなキー溝つき穴215
が形成される。六角ヘッド219を有するネジ棒217
がキー溝つき穴215に非回転的に取付けられ、ネジ棒
217の下部は鋳物214内の貫通孔215a内へ延び
ている。頂面に孔のあいカップ221が支持脚240の
内部に取付けられ、その上部に座着している。ロックワ
ッシャ223とナット225がカップ221内でネジ棒
217に取付けられる。ナットはネジ棒に締めつけら
れ、ネジ棒を鋳物214に固定する。グライド242は
ネジ穴を有し、これによりネジ棒217の底部すなわち
支持脚240の底部に螺合される。
【0102】デスク44fのグライド242は図11
(A〜C)に詳しく示してある。グライド242の各々
は、実施例44a〜eのグライド94と同様に、デスク
44fの幾何学寸法及び重量に比し比較的大きい床接触
面積の底面244をもっているから、デスクを“そり”
のように床上に移動するのを容易ならしめる。グライド
242の変形例として図11のDとEには、底面244
が傾斜周縁247と中央水平面245をもつグライドが
示され、この周縁と水平面との両部分は今日のオフィス
環境の多くに見られるカーペット敷床上に休止するのに
適しており、傾斜周縁247はこのような床上で家具を
移動するのを容易にするのに特に役立つものである。
【0103】好適にグライド242の各々の底面積は3
〜5平方インチである。デスク44fの好適な寸法は長
さ60〜84インチ×高さ28〜29インチ×幅30〜
36インチである。デスク44fの重量は好適に150
〜250ポンドである。
【0104】上記の特徴に加え、デスク44fは前述し
たデスク44a〜eと共通の特徴をもつ。この共通特徴
はデスク44a〜eの相当する要素と機能的に同一であ
るから図10(A〜D)におけると同じ符号で示す。ま
た、これら特徴は図3(D)、図7(A,B)にすでに
示してあるから、図10(A〜D)のデスク44fにつ
いては明示的には示してない。
【0105】具体的に、デスク44の頂部234の下は
前・後縁246,248で邪魔ものがないから、作業ス
ペースの配置替えに際して使用者がデスクを押したり引
いたりして床上を移動するのを容易にすることができ
る。これに関連して頂部234はさらにカーカス後部パ
ネル220から外方へ片持ち式に延びる後部250を有
し、会合の際来訪者の膝を入れるスペースを作ってい
る。
【0106】デスク44fも前述したデスク実施例44
a〜eのワイヤ取りまとめ構造により特徴づけられる。
図10のA〜Dに大体示し、また図7のA,Bに詳しく
示したように、デスク44fは頂部234の後部250
の端縁252にワイヤ挿通グロメット102を有し、れ
こはデスク頂部への切り込み104に嵌め込んだスリー
ブ114と小凸起118とから成る。さらに、デスク4
4fは、図3のDでデスク44a〜eについて示したよ
うなワイヤ収納内腔136をもつ樋132を有してい
る。デスク44a〜eでは樋132をエプロン130の
前面に取付けているが、デスク44fではカーカス後部
パネル222がワイヤ収納樋132をボルト止めしてい
る。前述のようにカーカス後部パネル222とデスク頂
部234との間の通しすきま238とワイヤ収納レール
231とはグロメット102と関連して機能する。例え
ばデスク頂部234の後部250に支持されたコンピュ
ータプリンタ(図示せず)からのコードは頂部の後縁2
48からレール231の一方に沿って通しすきま238
を経て前方へ引き出し、樋132のワイヤ収納内腔13
6へ入れることができる。
【0107】さらにデスク44fは好適な形態において
前述したような識別手段により特徴づけられる。すなわ
ち頂部234の前縁246には斜面をつけ、後縁248
は丸形とし、端縁252は方形とする。好適に端縁には
エラストマー製の端帯226をつけるかベニヤ製とす
る。各端縁252の全長、すなわち頂部234の前後縁
246,248間の端縁に沿う距離、又は頂部前縁24
6とグロメット102間の距離により規定される短い長
さは、デスク44fに近接配置されるべき集合体の中の
他の家具要素の“連結”縁部の長さと本質的に等しいも
のとする。また“連結”縁部252は好適にそのような
他の要素の“連結”縁部と同じ色にするとよい。或いは
頂面がベニヤである時は連結縁部もベニヤとすることが
できる。
【0108】デスクの実施例44a〜fの各々は前述し
図1に示した種々のオフィスモデルに使用するのに適し
ている。例えばデスクは所要数繰り返してブルペン環境
で使用する列に並べることができる。また1個又はそれ
以上のデスク44a〜fを用いてフリー形オープンプラ
ン配列を設計したり、又は囲み型オフィスに使用するこ
とができる。デスク44dと44eは特に或る程度のプ
ライバシーが作業ステーション間に要求されるフリー形
オープンプラン環境に有用である。高さ調整式デスク4
4dを高い立ち位置にして、その頂部後半164を立
て、又は水平に倒した時はデスク44dはそれが画成し
ている作業ステーションと隣の作業ステーションの間に
視界の遮蔽を造る。デスク44dを低い座り位置にし
て、頂部後半164を傾斜させて立てた時、及びデスク
44eの頂部後半192を傾斜起立させた時も同様に視
界を遮蔽することができる。デスク44a〜fのグロメ
ット102、樋132及びその他のワイヤ取りまとめ構
造は近代的電子機器、例えばコンピュータ等のワイヤや
ケーブルを収納するのに適しており、こうして囲み型オ
フィスや或るブルペン型に見られる伝統的デスクにはな
い利点が得られる。
【0109】さらに、設備に対する使用者の関与が非常
に重要であるフリー形オープンプラン配列や囲み型オフ
ィスで特に重要なのは、グライド94(デスク44a〜
e)及びグライド242(デスク44f)(共に比較的
大きい床接触面積をもつ)により特徴づけられるデスク
44a〜fが作業環境内で容易に移動されることであ
る。しかし、種々のオフィスモデルで使用される時、デ
スク44a〜fは典型的には比較的動かされないで、よ
り動かしやすい軽量な要素、例えば端部テーブル50、
プライバシースクリーン54及び移動式格納部材56が
作業ステーションの配置替えに応じてデスクに対しより
容易に動かされ(後により詳しく説明)。
【0110】テーブル 図12(A〜D)、図13(A,B)、図14(A〜
C)、図15(A,B)及び図16(A〜E)に示すよ
うに、本発明のオフィス家具集合体は5つの好適なテー
ブルの実施例46a〜46eを包含する。
【0111】図12(A〜D)及び図13(A,B)
は、高さだけが異なるテーブル46a及び46bを示し
ている。テーブル46aは好適に床上約28.5インチ
の高さであるのに対し、テーブル46bは約26インチ
の高さである。両方のテーブルとも普通に座った姿勢の
使用者に適合する。低い方のテーブル46bは、タイプ
ライタ、コンピュータ、キーボード及びプリンタ(図示
せず)などの電子機器をテーブル上に置いた使用者に特
に適している。
【0112】再び図12(A〜D)、図13(A,B)
を参照すると、テーブル46a,46bの各々は、その
4つのコーナー260で4本の同一な筒状脚254の上
端256に矩形状の頂部258を取付けて成る。頂部コ
ーナー260の底面263にはボルトなどで4個の鋳物
262が取付けられる。鋳物262は、デスク44fの
鋳物212,214と同様、その表面内部にキー付き穴
(図10のE)を形成されている。また、テーブル46
a,bの筒状脚254は細いネジ棒(図10のE)を内
蔵していて、ネジ棒の上方部分は鋳物262のキー穴に
係合する。グライド265がネジ棒の下方部分に着脱自
在に螺合される。グライド265は比較的大きい床接触
面積をもっているから、テーブル46a,bを床上に
“そり”のように動かして作業環境の配置替えを容易に
できる。
【0113】テーブル46a,bはさらにワイヤ取りま
とめ体を備えており、これは頂部258の底面263に
その後部268で長さ方向に沿って取付けたワイヤ収納
体266から成る。ワイヤ収納体266はテーブル頂部
258のほゞ全長をその端270から端まで延びてい
て、ワイヤ収納体266の両端272で開いてワイヤ収
納チャンネル247を露出させている。ワイヤ収納体2
66はテーブル頂部258に支持されたOA機器、例え
ばコンピュータ、タイプライタ等々のワイヤ類を収納す
るのに適している。
【0114】テーブル実施例46a,bはまた前述した
デスク実施例44a〜fの或るものと共通した特徴をも
っている。これら特徴はデスク44a〜fの対応する要
素と機能的に同一であるから、デスクに用いたのと同じ
符号を用いてある。
【0115】各テーブル46a,bの頂部258は、デ
スク実施例44a〜fと同様に、前後縁及び端縁27
6,278,280で頂部の下があいているから、作業
ステーションの配置替えに際してテーブルを押したり引
いたりして移動させるのに十分なスペースを使用者に与
える。
【0116】またテーブル46a,bは、デスク44a
〜fに関して図7(A,B)に示したものと同様に、ワ
イヤ取りまとめグロメット102を有し、これはテーブ
ル頂部258の切り込み104に一致させたスリーブ1
14と小凸起118から成る。各テーブル46a,bの
ワイヤ収納体266はグロメット102と関連して使用
されるのに適している。グロメットはワイヤ収納体の両
開放端272に近接しており、この間に電気ワイヤ類を
引張れるからである。こうしてテーブル頂部258に乗
せた作業用備品(コンピュータなど)は、テーブルの一
端から他端へワイヤ収納体266を通じてワイヤやコー
ド類を引張り、電源に接続することができる。
【0117】さらにテーブル46a,bの各々の頂部2
58は、前述したデスク44a〜fの頂部58,14
8,180に設けたのと同じ識別手段又は縁部処理によ
り特徴づけられる。すなわち頂部258の前縁276は
好適に斜状縁とし、後縁278は丸形とし、両端縁28
0は方形とされる。端縁280は好適に、凹凸外面12
8をもつエラストマー製の端帯126をつける。さら
に、各端縁280の全長、すなわち前後縁276,27
8間の端縁に沿う距離、又は前縁276とグロメット1
02間の端縁に沿う距離により規定される短い長さは、
それぞれのテーブル46a又はbに近接配置されるべき
他の家具要素、例えば端部テーブル50の“連結”縁部
の各々の長さと本質的に等しい。また、好適に頂部58
の“連結”端縁280は上記のような他の要素の“連
結”縁部と調和した色にするとよい。或いは、頂部表面
がベニヤである時は頂部258の連結縁はベニヤとする
こともできる。
【0118】テーブルの実施例46a,bは種々のオフ
ィス作業環境又はモデルのどれにも使用することができ
るが、U字形又はL字形の作業ステーション形状を作る
ことが望まれるブルペン及び均一オープンプランモデル
に使用するのに特に適している。すなわち例えば2個の
テーブル46a及び(又は)46bをデスク44fの端
縁252に直角に並べてU字形作業ステーションを作る
ことができる。このような作業ステーションではテーブ
ルの代りにデスク及び(又は)サイドボード(戸棚)が
使用され得るけれども、高価なデスクやサイドボードよ
りもテーブルを使用する方が低いコストでこのような作
業ステーションを構築することができる。また、例えば
デスク44fを用いれば収納能力は十分であって、追加
の例えばデスクやサイドボードの収納能力を使う必要は
一般にないことが認められている。それよりむしろ必要
とされるのは追加の作業表面であって、これはテーブル
46aや46bの頂部258によって与えられる。
【0119】図14(A〜C)、図15(A,B)は他
のテーブルの実施例46c及び46dを示し、これらは
ワークグループ又はチームのメンバーが互いに対話する
ことができるフリー形オープンプランオフィス環境にお
ける会議テーブルとしての使用に特に適しているが、も
ちろん他の環境、例えば囲み型オフィスにも使用するこ
とができる。
【0120】特に図14(A〜C)を参照すると、テー
ブル46cは前記デスク44a〜cの台脚60と実質的
に同じ一対の間隔を置いた台脚282から成る。台脚2
82は矩形状頂部284をその両端部286で支えてい
る。具体的に、二対の同一な支持腕288が台脚282
の上端290に溶接などにより固着され、テーブル頂部
はボルト止めなどにより支持腕に固着され、支持腕は頂
部の前後方向に延びている。
【0121】テーブル46a,bと同様に、デスク44
a〜fの或るものと共通した特徴をもっている。例えば
テーブル46cは、前にも示した前後に延びる支持足7
4,76をもっている。支持足74,76は台脚282
の下端292に結合され、前述したように比較的大きい
床接触表面をもつグライド94を取付けているから、作
業スペースの配置替えに際しテーブル46cを“そり”
のよう床上に移動するのを容易にさせる。
【0122】また、好適形態においてテーブル46cの
頂部284は、デスク44a〜fやテーブル46a,b
について前述した識別手段又は縁部処理を備えている。
頂部284の端縁294は好適に方形とし、凹凸外面1
28をもつエラストマー製端帯126をつけるか、又は
ベニヤ製とすることができる。さらに、各端縁294の
長さは、使用者がこのテーブル46cと連結することを
望む他の家具要素例えば端部テーブル50の“連結”縁
部の長さと本質的に等しくするのがよい。さらに、テー
ブル46cの“連結”縁部294の色は上記したような
他の要素の“連結”縁部と同じ色にするのがよい。前後
縁287まは会議場所であることを示唆するため丸形と
する。
【0123】図15(A,B)は円形の頂部296を単
一の中央台脚298で支えたテーブルの実施例46dを
示す。台脚298はその上端300に複数腕スパイダ3
02を取付け、このスパイダがボルト止めなどにより頂
部296を固着的に支持している。台脚298の下端3
04は、4本の同一な支持足306を固着支持し、これ
らの足は前述した支持足74,76と実質的に同一であ
る。4本の支持足306は台脚298の周りに等間隔で
配置されている。各支持足306は前述したのと同じ床
接触グライド94を取付けており、このグライドは比較
的大きな底面積をもっているのでテーブル46dを床上
に滑らせて移動するのを容易にする。
【0124】次に図16(A〜E)は、本発明の集合体
を構成する最も多用途性ある家具要素の1つであるテー
ブルの実施例46eを示す。このテーブル46eは、台
脚308の上端314に取付けた複数腕スパイダ312
により頂部310を支えて成るものである。
【0125】テーブル46eの頂部310は実質的に涙
滴の形(平面で見て)をしており、すなわち半円形縁部
316と頂点320で合致させた対向する一対の直線状
縁部318とを有する形である。好適に縁部316,3
18の各々は弾性変形可能なプラスチック又はゴム材料
から形成して、縁部を連結作業中に衝撃から保護すると
よい。これら縁部はさらに、作業表面として、また会議
用として使用すべきことを分からせるため、デスク頂部
58の前縁78と同様、テーパーを付される。スパイダ
312は半円形部分318に関し中心で頂部310に取
付けられ、頂部の頂点320は縁部316,618が描
く周縁のどの点よりも遠く台脚から外方へ突出してい
る。頂部310の涙滴形状は、後述するように作業環境
における他の家具要素に対しテーブル46eを位置づけ
ることに大きな自由度をもたらすものである。
【0126】テーブル46eは3本の比較的短い足32
2と1本の比較的長い足324とによって床から支持さ
れており、これら足は台脚308の下端326の先に取
付けられている。足322,324は台脚の周りに等間
隔で配置されているが、長い足324は頂点320と交
わる頂部の長さ方向中心線に沿って延び、該頂点の領域
にまで広い支持ベースを与える。足322,324は、
デスク44a〜eについて前述した支持足74,76と
基本的に同一構造をしている。足322,324の各々
の外端328には、比較的大きい床接触キャスター33
0が足の外端のボス332の孔(図示せず)へキャスタ
ーの普通の摩擦嵌め部材(図示せず)を嵌め込むことに
よって取付けられる。キャスター330はそれぞれの足
に対し自由に360°回転可能である。キャスター33
0により支持されたテーブル46eは使用者自身が比較
的小さい労力で作業スペースの周りを容易に移動するこ
とができる。
【0127】テーブル46eは比較的短い足322を3
本有するものとして図示したが、すべての足が互いに等
間隔である限り、2本又は4本の比較的短い足を用いて
もよい。上記のようにテーブル46eはそれが形づくる
作業ステーションに大きな多用途性を与える。この多用
途性は、設備に対する使用者の関与が最も尖鋭に反映す
るフリー形オープンプラン配置及び囲み型オフィス環境
において最も評価される。例えば、4つの永久的なイン
テリア壁により区画されたデスク44fとテーブル46
b,cを備えている囲み型オフィスにおいて、涙滴形の
テーブル46eを壁の1つに接近させて配置することが
でき、この時直線状縁部318の1つはインテリア壁に
ほゞ平行に“連結”関係にされる。こうするとテーブル
46eの頂部310は、デスク頂部234とテーブル頂
部258により構成される表面に加えて補助的作業表面
として使用することができる。ついで使用者がデスク4
4(f)近くに追加作業表面を欲するようなら、使用者
はテーブル46eをデスク頂部234の選ばれた端縁2
52近くへ動かして、テーブル46eの直線状縁部31
8の1つがそのデスクの端縁近くに“連結”されるよう
にするだけでよい。このような位置で、テーブル46e
の頂部310はデスク頂部により構成される作業表面の
延長として機能する。さらに、別の時に使用者がテーブ
ル46eを1人又はそれ以上の部下との会議テーブルと
して使いたいと思ったら、テーブル46eを作業スペー
スの中心へ他の家具要素及びインテリア壁から十分な距
離だけ動かしてテーブル46eの周りにミーティングの
ためのスペースを作ればよい。テーブル46eはフリー
形オープンプラン配置においてもほゞ同様な多用途性を
発揮する。
【0128】上記のような作業ステーションの配置替え
に際し使用者を助けるためテーブル46eには前述した
ような識別手段が設けられる。すなわちデスク44a〜
fの端縁108,110,174,178,202,2
04,252の各々と、テーブル46a〜cの端縁28
0,294の各々の全長、或いはそれぞれの家具要素の
前縁とグロメット102までの距離により定められる短
い長さ、はこれに近接させるべき他のより動かしやすい
家具要素、例えばテーブル46eの“連結”縁部の長さ
と本質的に等しいのである。従って例えば、テーブル4
6eの各直線状縁部318の長さは、デスク44aの端
縁108,110の各々の全長(すなわち前後縁78,
80間の距離)と本質的に等しいか、或いは前縁78と
グロメット102の間の距離により定められる短い長さ
と本質的に等しくすることができる。従って、テーブル
46eの移動と再連結により作業ステーションの再構成
が要求される時は、テーブル46eの直線状縁部318
とデスク頂部の端縁108及び110とが調和した長さ
であれば、それが互いに相補う連結関係に並べられるべ
き要素であることを識別させると共に、例えば縁部31
8のいずれか1つがデスク44aの端縁108,110
のいずれかに近接“連結”すべきものであるとして家具
要素どうしの適切な向きを使用者に示唆するのである。
【0129】サイドボード(戸棚) 図17(A〜E)、図18(A,B)及び図19(A,
B)を参照すると、サイドボードの3つの実施例48a
〜48cが示されている。サイドボード48a〜48c
は、デスクの実施例44a〜f及びテーブルの実施例4
6a〜dと同様に、好適には作業環境内で比較的動かさ
れない要素である。従って、サイドボード48a〜48
cの特徴は作業スペースの配置替えに際して移動を容易
にするものではあるが、配置替えに際しては集合体の中
の他の家具要素例えばより移動性の大きいテーブル46
eなどをサイドボードに対して動かす方が適当である。
【0130】サイドボード48a〜48cの各々は、前
後一対の鋳物336,338と、前後一対のレール34
0と、一対の端部レール342とにより形成される矩形
状の支部フレーム334により特徴づけられる。前、
後、端部レールは鋳物336,338にボルト止めなど
により取付けられる。鋳物は好適にアルミダイカスト製
とする。レール340,342は好適に圧延成形鋼で形
成される。
【0131】基部フレーム334は後部パネル346を
一対の端部パネル348に接合して成るカーカス344
を支持し、カーカスはその前部で開放している。好適に
カーカスは矩形状基部フレーム334にボルト止めされ
る。さらに、カーカスを構成している後部、端部パネル
346,348は好適に木製とし、カムファスナー結合
により一体に固定する。
【0132】サイドボード48a〜48cの各々は、カ
ーカスの後部・端部パネル346,348の上方部分で
ボルト止めなどによりカーカスに取付けた矩形状のすき
まフレーム350をも有している。すきまフレーム35
0の幾何学形状は大体基部フレーム334と同じであ
る。すきまフレーム350は、サイドボード頂部352
を少し離してカーカス334に取付け、カーカスと頂部
の間に“のぞき”スペース354を作る。
【0133】またサイドボード48a〜48cの各々に
は引出、カップボード等々の種々の組合せの1つが設け
られる。具体的に、図17(A〜E)に示すように、サ
イドボード48aは比較的大きいファイル引出358を
下に、比較的浅い小物引出360を上に備えている。図
18のA,Bではサイドボード48bが下方のファイル
引出358と上方の小物引出360を有し、この両側に
“靴箱”型引出364が多段に重ねられている。さらに
図19のA,Bではサイドボード48cが、ヒンジ付ド
ア359とその上の小物引出360とで覆われた収納領
域を一端357に有し、他端361は小物引出360と
ファイル引出358とを備えている。この両端の間に靴
箱型引出364が多段に設けられている。これら引出3
58,360,364はスライド式に引き出し可能であ
る。ドア359はカーカスにヒンジで取付けられる。
【0134】サイドボードの実施例48a〜cの各々
は、スライド式の棚板366を前側356のすきまフレ
ーム350内の空所(図示せず)内に嵌め込んで有し、
頂部352の下に隠れた位置と前側356へ引き出した
位置(図17、E)とに動かせるようにしている。棚板
366は作業環境を使用者の必要に適合させる追加的自
由度を与える。追加の作業表面が必要になったら、使用
者は棚板366を引き伸ばせばよい。
【0135】サイドボード48a〜cはまたデスク44
a〜f、テーブル46a〜c,eと共通な特徴をもって
いる。これら共通特徴は上述の他の家具要素の対応する
部分と機能的に同一であるから、サイドボードについて
も同じ符号を付してある。
【0136】例えばデスク44fと同様にサイドボード
48a〜48cは、基部フレーム334の鋳物336,
338に取付けた4本の同一な筒状支持脚240をもっ
ている。このため鋳物は各々キー付穴(図10のE)を
形成されていて、支持脚240はそのキー付穴に上端を
係合させたネジ棒(図10のE)を挿通させている。ネ
ジ棒の下端はグライド242(デスク44fについて示
したのと同じ)を取付けている。図11(A〜E)に示
したように、サイドボードのグライド242はデスク4
4a〜eのグライド94、デスク44fのグライド24
2と同様に、サイドボードの幾何学寸法及び重量に比し
て大きな床接触面積をもつ底面244を備えているか
ら、そりのように床上を移動するのを容易にする。比較
的大きい底面244は使用者が作業スペースの模様替え
を望む場合便宜にサイドボードを位置づけることを可能
にする。
【0137】好適形態においてサイドボード48a〜c
の各々はデスク44a〜fやテーブル46a〜c,eに
ついて上述したような頂部352における識別手段又は
縁部処理により特徴づけられる。具体的にサイドボード
48a〜cの各々について、頂部352の前縁368に
は斜面がつけられ、後縁370は丸形、端縁372は方
形であ。端縁372にはさらに凹凸外面128をもつエ
ラストマー製端帯126がつけられる。或いは、端縁3
72はベニヤとしてもよい。さらに、各端縁372の全
長(前後縁368,370間の端縁372に沿う長
さ)、又はより短い長さ(前縁368からグロメット1
02までの端縁に沿う長さ)は、サイドボードに近接連
結されるべき他の家具要素の“連結”縁部、例えば涙滴
形のテーブル46eの直線状縁部318の長さと本質的
に等しい。こうしてサイドボードと他の家具要素との
“連結”縁部が同じ長さであることは、それら要素が互
いに接近配置されるべきことを識別させると共に、それ
ら縁部は相補う“連結”関係にセットされるべきもので
あるから、それら要素の適切な向きを使用者に連想させ
るものである。さらに、サイドボード48a〜cの“連
結”縁部372の色は、ここへ連結されるべき他の家具
要素の“連結”縁部の色と同じにされる。
【0138】サイドボード頂部352の端部374(図
17、D)はカーカスの端部パネル348に対し片持ち
式に外へ張り出している。こうして頂部352は端縁3
72の下で邪魔ものがないから、作業スペースの構成や
模様替えが必要な場合にサイドボードの移動に伴い押し
たり引いたり持ち上げたりするのに十分なスペースをそ
のような端縁付近に作るのである。
【0139】前述したように、サイドボード48a〜c
は、デスク44a〜fやテーブル46a〜eと同様なワ
イヤ収納(又は、取りまとめ)グロメット102を有し
ている。具体的に、サイドボード48a〜cの各々は頂
部352の端縁372に、切り込み104に嵌め込んだ
スリーブ114と小凸起118を有している。またサイ
ドボード48a〜cの各々は、すきまフレーム350に
のぞきスペース354に一致してカーカス344の後部
パネル346上にワイヤ収納みぞ362を有している。
ワイヤ収納みぞ362は両端部374間に延びていて、
例えば一方のグロメット102から他方へワイヤ類(図
示せず)を導く。みぞ362はワイヤ類を支える一対の
こま363を有している。
【0140】前述したようにワイヤ収納(又は取りまと
め)グロメット102により特徴づけられる頂部をもつ
集合体の中の家具要素は、種々の作業付属品、例えば図
20(A〜E)、図21(A,B)、図22(A,B)
及び図23(A,B)に示す実施例376a〜376d
の1つをその頂部に固定的に取付けるのに適している。
具体的に、デスクの実施例44a〜c,f、テーブルの
実施例46a,b、及びサイドボードの実施例48a〜
cの各々は、それぞれのグロメット102があるため、
それぞれの頂部58,234,258,352の上に作
業付属品376a〜376dのいずれかを乗せて固定的
に取付けることができる。デスク44dと44eはグロ
メット102付きの頂部148,180をもっていて作
業付属品を乗せることはできるが、本発明の好適な形態
においてはこれらデスクには付属品を乗せない。付属品
を乗せると、頂部後半164,192の傾き調整ができ
なくなるからである。
【0141】図20のA,Bにはサイドボード48aの
頂部352に固定的に取付けたブックケース376a1
の形の作業付属品が示されている。ブックケース376
a1は箱形に結合した頂部、後部、端部パネル378,
380,382から成り、前部384と底部385で開
放している。端部パネル382は多数の棚386を支持
している。底部の隔壁383が底部の棚386とサイド
ボード頂部352の間に設けられる。隔壁383は美観
のためブックケース後縁より内方へ隔てるのが望まし
い。棚の1個又はそれ以上を背面パネル380で開放と
して透けて見えるようにしてもよい。隔壁はまた省略し
てもよい。しかし、典型的には隔壁383は仕事領域を
清潔に保つ働きをする。さらに、ブックケース376a
1はワイヤ挿通開口390を端部パネル382の下方部
392に有する。この開口390はワイヤを例えばサイ
ドボード頂部352のグロメット102から電気機器
(図示せず)を内包しているブックケース376aの内
部へ導く役をする。図20C〜Eはブックケースの他の
3つの実施例376a2〜4を示す。これら他の実施例
は棚386に加え、ヒンジ付ドア388で覆われた収納
領域を有している。
【0142】図21のA,Bは他の作業付属品、すなわ
ち仕事領域整理箱376bを示している。ブックケース
376aと同様に仕事領域整理箱376bは箱形であっ
て、頂部、後部、端部パネル394,396,398
と、開放底部399と、開放前部390とを有する。端
部パネルには、前記開口390と同様なワイヤ挿通開口
400が形成されている。さらに仕事領域整理箱376
bには、パネル394,396,398に対しスライド
式に支持された“薬味入れ”引出402が設けられてい
る。図から明らかなように、仕事領域整理箱376bは
ブックケースより背が低いから、使用者は座ったまゝ仕
事整理箱のどの収納部分(例えば薬味入れ引出402)
へも手を届かせることができる。さらに、ブックケース
376aと違って仕事領域整理箱376bの頂部パネル
394にはその両端縁404にワイヤ収納グロメット1
02が設けられている。このグロメット102は図7の
A,Bでデスク、テーブル、サイドボードについて説明
したものと同じであり、従って図21には詳細には示し
てない。頂部パネル394のグロメット102は頂部パ
ネル上に乗せた電子機器、例えばコンピュータモニタな
どのワイヤ類を取りまとめるに適している。
【0143】図22(A,B)は他の付属品すなわち作
業棚376cを示す。これは頂部406と、一対の台脚
408とを有し、前部410、後部411で開放してい
る。仕事整理箱376bと同様に、作業棚376cは比
較的背が低く、使用者は座ったまゝその頂部406に乗
せた付属品(コンピュータモニタ)に手を届かせること
ができる。また作業棚376cは仕事領域整理箱376
bと同様に頂部406の両端縁412にワイヤ収納グロ
メット102を有している。
【0144】図23(A,B)はさらに別の付属品すな
わち仕事用具支持フェンス376dを示す。支持フェン
ス376dは一対の端部パネル418と、この間にボル
ト止めなどにより多段に重ねたレール420とから成
る。レール420は種々の仕事用具、例えば鉛筆とか書
類トレーとかをレールのどの部分にも乗せるのに適し、
その他書類綴じフックなどはレールの縁に噛ませて保持
するなどすることができる。本発明の仕事用具支持フェ
ンス376dの考えは本出願人の係属米国特許願第16
2,597号(1988年3月1日出願、仕事環境シス
テム)に開示されているものである。
【0145】再説すると、デスク44a〜d,f、デス
ク46a,b、及びサイドボード48a〜cはそのグロ
メット102があることによって、それぞれの頂部の上
に作業付属品376a〜376dのいずれかを固定的に
取付けるのに適したものである。すなわちグロメット1
02はワイヤを取りまとめるだけでなく、作業付属品を
それぞれの家具要素の頂部に取付ける手段としても機能
するものである。このような取付け手段は、図24の
A,B(それぞれサイドボード48a上に取付けたブッ
クケース376a1の断片的正面図、側面図)にさらに
示してあるように取付けブラケット422を、付属品3
76a〜376dの端部パネル382,398,40
8,418の下部外表面424,426,428,43
0上にボルトなどにより固着して成る。取付けブラケッ
ト422はその底面432から上向きに延びるネジ穴4
34を有する。取付け手段はまた、ブラケット422と
組になるものとして、ネジ軸438と拡大ヘッド440
をもつ取付けボルト436を有し、ネジ軸438は取付
けブラケット422のネジ穴434に螺合される。ヘッ
ド440は比較的大きく、人間の手でつかめるから、工
具を使わなくても手で弛めたり締めたりすることができ
る。この手動調節性は本発明に使用者適合性、模様替え
可能性を付与するもう1つの特徴である。
【0146】再び図24(A,B)を参照して説明する
と、ブックケース376a1をサイドボード48aに取
り付ける時はブックケースをまずサイドボードの頂部3
52の長さ方向に配置して、取付けブラケット422の
ネジ穴434がサイドボード頂部352の両端374の
ワイヤ収納グロメット102の一対のスロット122
(図7のA)に揃うようにする。ついでボルト436を
サイドボード頂部352の下から各スロット122に挿
入し、各ブラケット422のネジ穴434にねじ込む。
ボルト436を締めるとボルトのヘッド440が頂部3
52の底面444に係合してブックケース376aを締
結する。
【0147】こうして家具要素44a〜c,f;46
a,b;48a,b上に取付けた時、付属品376a〜
dは床から十分な高さに立ち上がって、作業環境内で、
またこのような家具要素で仕切られている作業ステーシ
ョン間で、すきまのあいた視界障壁を形成する。従って
作業付属品376a〜dは、作業者が或る程度のプライ
バシーを要求する均一形及びフリー形オープンプラン環
境において特に有用である。しかし、付属品376a〜
bはその他の環境、例えば囲み型オフィスにも使用する
ことができる。例えば、囲み型オフィスの使用者がサイ
ドボード48bの上にブックケース376a1を乗せる
こともあるであろう。他の例として、仕事用具支持フェ
ンス376dをブルペン型環境に使用して、デスク44
fの多数の列がその頂部234上に仕事用具支持フェン
ス376dを取り付けているようにすることができる。
【0148】図25(A,B)、図26(A,B)、図
27(A,B)、図28(A,B)及び図29(A,
B)は端部テーブルの5つの実施例50a〜50eを示
す。端部テーブル50a〜50eの各々は、テーブル4
6eについて前に図16(A〜E)に示したように作業
ステーションの模様替えのため作業環境の周りに容易に
動かして、種々の他の家具要素、例えばデスク44a〜
f、テーブル46a〜d及びサイドボード48a〜cの
どれかを選ばれたものに近接させて配置又は“連結”
し、使用者の長期又は短期の要求に作業ステーションを
適合させるようその一部を端部テーブルで形成させるよ
うにすることができる。
【0149】端部テーブル50〜50eの各々は基部4
46と主体部448と頂部452とから成る。支部44
6は、断面円形の中空筒状で、細まった上方部454と
太い下方部456とを有し、床と接触する拡径部458
で終っている。拡径部458は、例えばデスク44a〜
cのグライド94のように、端部テーブルの寸法及び重
量に比し大きい床接触底面460をもっているから床上
をそりのように滑らせて移動するのを容易にする。さも
なければ各端部テーブルの移動は、これをどちらか一方
に倒して拡径部458の円形縁部461で立たせ、テー
ブル頂部452を回転させて床上に転がしてもよい。こ
のテーブルはまた構造上十分軽いから持ち上げてあちこ
ち移動することもできる。好適に拡径部458の面積は
約200平方インチである。端部テーブル50a〜50
eは、好適に高さ28〜29インチ、幅22〜30イン
チの寸法とする。端部テーブルの重量は30〜60ポン
ドの範囲が好適である。基部446はアルミ鋳造が好適
である。
【0150】各端部テーブル50a〜50eの主体部4
48は、鋼のような薄肉金属又はプラスチック管製の断
面円形筒体から成る。円筒形主体部448の径は実質的
に基部446の細径上方部454と等しいものとし、下
端462でボルトなどにより取付けられる。
【0151】端部テーブルの5つの実施例50a〜50
eは、それぞれの頂部452の形が異なっている。図2
5に示す端部テーブル50aの頂部452はケーキのス
ライスのような形である(以後“ケーキ形”ということ
がある)。図26の端部テーブル50bの頂部はグラン
ドピアノの形である(以後“左側ピアノ形”又は“グラ
ンドピアノ形”ということがある)。図27の端部テー
ブル50cもグランドピアノ形であるが、左側ピアノ形
と対称形である(以後“右側ピアノ形”又は単に“グラ
ンドピアノ形”ということもある)。図28の端部テー
ブル50dは“D”字形の頂部である(以後“D形”と
いうことがある)。図29の端部テーブル50eの頂部
は方形である(以後“方形”ということがある)。
【0152】端部テーブル50a〜50eの各々は、テ
ーブル46eと同様に本発明のオフィス家具集合体に大
きな多用途性を与える。基部446の底面460の比較
的大きい床接触面積があるため、各端部テーブルは移動
が容易であるから、配置替えに際しては男女を問わず使
用者自身で作業ステーション内をあちこち容易に動かす
ことができる。作業ステーションの配置替えをさらに容
易にするため各端部テーブルの頂部452には前述した
識別手段が付されていて、まず集合体の中の他の或る家
具要素、例えばデスク44a〜f、テーブル46a〜
c、サイドボード48a〜cのどれか選択されたものに
この端部テーブルを近接配置すべきことを表示すると共
に、ついでそのように配置する時端部テーブルと選択さ
れた他の家具要素との少なくとも1つの予定されている
向き(並べ方)を、両者の“連結”縁部が密接に“連
結”されるべきものであるとして使用者に示唆するので
ある。
【0153】例えば(1)デスク44a〜fの端縁10
8,110,174,178,202,204,25
2、(2)テーブル46a〜cの端縁280,294、
又は(3)サイドボード48a〜cの端縁372の方形
輪郭と相補的なものとして、端部テーブル50a〜50
eの各々の頂部452には少なくとも1つの直線状の連
結側縁468が丸形(鼻の頭形)断面のものとして設け
られる。この丸形断面形状の連結側縁は上記デスク、テ
ーブル及びサイドボードの方形端縁と相補う形であり、
こうして端部テーブル50a〜50eの各々が上記デス
クやテーブル、サイドボードの選ばれた1つに対し連結
関係で近接配置されるべき家具要素であるとして識別さ
せるのである。各端部テーブルの連結側縁468はま
た、この端部テーブルと選択された他の家具要素との予
定されている向きの1つを使用者に示唆するものであ
る。
【0154】端部テーブル50a〜50eの頂部452
の連結側縁468はまた、デスク44a〜f、テーブル
46a〜c及びサイドボード48a〜cの“連結”端縁
108,110,174,178,202,204,2
52,280,294,372と同じ色にすることが好
適である。典型的に、連結縁部の色分けは頂部452が
積層板である時に行なわれる。積層板頂部に代えて木材
単板(ブッチャーブロック)も用意され得る。こうして
連結側縁468の“マッチした”色も各端部テーブル5
0a〜50eがデスク44a〜f、テーブル46a〜c
及びサイドボード48a〜cの選ばれた1つに近接“連
結”されるべきものであることを表示すると共に、この
ような“連結”関係における端部テーブルと選ばれた他
の家具要素との予定された適切な向きを、端部テーブル
の連結側縁468が他の家具要素の“連結”縁部に密接
して配置されるべきものとして使用者に示唆を与えるの
である。
【0155】また、各連結側縁468の長さは、デスク
44a〜f又はテーブル46a〜d又はサイドボード4
8a〜cの端縁108,110,174,178,20
2,204,252,280,294,372の各々の
全長、又は端縁におけるグロメット102と各前縁との
間の端縁の短い長さに本質的に等しいものとされる。端
部テーブルの連結側縁と他の家具要素の“連結”端縁と
の長さが相容れるものであることは、両者を近接配置す
べきことを識別させると共に、両“連結”縁部を密接さ
せるべきものとして“連結”される2つの部材の予定さ
れいる相対的な向きを使用者に暗示するものである。
【0156】具体的に図25を参照すると、ケーキ形頂
部の端部テーブル50aの連結側縁や468は互いに等
しい長さで直交する2つの直線状縁部から成っている。
また図26及び図27は、共にグランドピアノ形実施例
50b,cの連結側縁468が互いに直交する2つの縁
部であって、1本は頂部452の3本の直線状縁部のう
ち最大長さであることを示している。D形頂部の端部テ
ーブル50dは1つの連結側縁468をもつものとして
図28に示されている。方形頂部の端部テーブル50e
は、4つの直線状連結側縁468を有するものとして図
29に示されている。
【0157】端部テーブルの実施例50a〜50eの頂
部452の連結側縁468以外の縁部は上記した識別手
段により特徴づけられていない。すなわち、これらの縁
部は、他のデスク、テーブル又はサイドボードの“連
結”縁部と連結してはいけないことを使用者に合図す
る。これら“非連結”縁部は、ケーキ形のテーブル50
aでは四分円周の縁部470であり、グランドピアノ形
テーブル50b,cでは弯曲縁部472と短い直線状縁
部474であり、D形テーブル50dでは1/2円周の
縁部476である。弯曲、四分円、1/2円の縁部47
2,470,476は見た目にも、デスク44a〜d、
テーブル46a〜c、サイドボード48a〜cの直線状
“連結”縁部108,110,174,178,20
2,204,252,280,294,372とそぐわ
ないから、これら縁部470,172,476を他の家
具要素の“連結”縁部に近接して配置してはいけないこ
とが使用者に示唆されるのである。同様にピアノ形の実
施例50b,cの短い直線状縁部474も他のデスクや
テーブル、サイドボードの“連結”縁部とは長さが違う
(短い)から、すぐそれと分かる。こうして、端部テー
ブルの連結側縁468と、他のデスク、テーブル、サイ
ドボードなどの家具要素の端縁との本質的に等しい長さ
は端部テーブルをこれら他の家具要素と対にすべきこと
を識別させ、その対の適切な相対的向きを示唆する(互
いの連結縁部を近接配置すべきものであるとして)反
面、端部テーブルの“非連結”縁部は他の家具要素の端
縁に近接連結してはいけないと使用者に合図をするので
ある。
【0158】前述したように端部テーブル50a〜50
eは、涙滴形のテーブル46eと同様に、配置替えに際
して環境内で容易に移動することが可能であるからオフ
ィス家具集合体に作業環境内で大きな自由度を与えるも
のである。このような自由度は、備品に対する使用者自
身の関与が最も切実なフリー形オープンプラン配置や囲
み型オフィスにおいて最大に評価される。例えばフリー
形オープンプラン作業環境の一部を構成する作業ステー
ションにおいて、この作業ステーションがデスク44
f、テーブル46a、サイドボード48a及び端部テー
ブル50aを含んでいて、端部テーブル50aの連結縁
部のどれか1つがデスク頂部234の端縁252のどれ
か1つに近接して“連結”されているとする。このよう
な位置において、端部テーブル50aの頂部452はデ
スク頂部234の延長として機能する。もし使用者がサ
イドボード頂部352の近くに追加の作業表面を欲しい
と思ったら、彼又は彼女は端部テーブル50aをサイド
ボード頂部352の近くに移動するだけでよく、この時
頂部352,452上の識別手段、例えば端部テーブル
側縁468とサイドボード端縁372との本質的に等し
い長さ、が使用者に2つの要素を“連結”することは適
切であることを知らせると共に、端部テーブル側縁46
8の1つをサイドボードの端縁372の1つに近接させ
るべきものとして選択される向きを使用者に示唆するの
である。
【0159】図30(A,B)には、本発明のオフィス
家具集合体に含まれるボラード(短柱)478が示され
ている。ボラード478は実質的に種々の端部テーブル
50a〜50eと同様であって、基部446、主体部4
48、頂部480から成る。さらにボラード478はす
きま管450をもっている。しかし、ボラード478の
頂部480は端部テーブルと違って小円形であり、これ
は主体部448よりわずかに径が大きいだけで作業表面
にはならない。むしろボラード478は作業スペースを
区画するのが主要な機能である。ボラード478は端部
テーブル50〜cと同じく作業ステーション内及び作業
ステーション間で容易に移動できるから、作業ステーシ
ョンの占有者達の作業環境を区画したり区画変更したり
するのに使われる。
【0160】すきま管450は比較的背が短く、断面が
円形をなす部材であって、主体部448より径が小さ
い。すきま管450は主体部の上短にボルト止めされ得
る。径が小さいすきま管450は、頂部480と主体部
の間に装飾のためのすきまを作る。好適にすきま管45
0はプラスチックの射出成型で作られる。
【0161】収納キャビネット 図31は収納キャビネットの2つの実施例52aと52
bを示す。各収納キャビネットは、基部482上にカー
カス484を支持し、カーカスの上には頂部488を支
えているすきまフレーム486を支持して成る。カーカ
ス484は一対の端壁490を後壁492で結合して成
る。カーカス前部494は開放部で、好適には一対のド
ア496で閉じるようにする。好適にドア496は“ポ
ケット”型、すなわち図示のように閉じている状態から
蝶番で開いた後、端壁490に沿って内後方へスライド
して引っ込められる(図31のEに示すように)タイプ
のものとする。ポケット型ドア496を含むキャビネッ
ト実施例52a,bの構造の詳細は、同時に係属してい
る本出願人所有の米国特許願第205,307号(19
88年6月10日出願)及び同第342,957号(1
989年4月25日出願)に示されている。
【0162】収納キャビネットは、図31には2つの実
施例52aと52bを示すだけであるが、好適には高さ
と幅が異なるものとして種々用意される。好適に、種々
のキャビネットとしては、腰の高さ、目の高さ、及びそ
れより高いものが用意され得るが、目の高さ及びそれよ
り高いものが均一形及びフリー形オープンプラン環境で
作業ステーションを区画し、所要のプライバシーを守る
のに特に有用である。キャビネットの実施例52a,b
は、その大きさのためテーブル実施例46eや端部テー
ブル50a〜eに対して動かしにくい家具要素である。
従って収納キャビネット52a,bの1個又はそれ以上
で仕切られた作業ステーションの中の人間が作業ステー
ションの配置替えを要する時は、本発明の好適実施例に
よれば他のより動かしやすい家具要素を収納キャビネッ
トに対して動かす方が好ましい。
【0163】キャビネットの内部には、図31(E)に
示すように、多数の棚500がオフィス用品(図示せ
ず)等を収納するため設けられている。
【0164】プライバシースクリーン 図32(A〜E)はオフィス家具集合体の他の要素すな
わちプライバシースクリーンを3つの実施例54a〜5
4cで示す。プライバシースクリーンはキャビネット5
2a,bと同様に、種々の高さすなわち腰の高さ、目の
高さ及びより高いものを用意するのが好適である。プラ
イバシースクリーンの高さは典型的にブックケースや収
納キャビネットの高さと調和させる。図32のA〜Dは
高さだけが異なる3つのプライバシースクリーン54の
実施例を示す。プライバシースクリーンの各々は多数の
矩形状フレーム502(図示の例では6個)の上の半透
明のパネル504を取付けて成る。パネル504はその
縦側縁506に沿って可撓ヒンジ508により連結され
ているから、作業環境内でのスクリーンの横幅と形状を
調節することができる。
【0165】矩形状フレーム502の各々は一対の垂直
部材510と一対の水平部材512を結合して成り、垂
直・水平両部材は断面C形で、パネル504の縁部を受
け入れるチャンネルを形成している。パネル504はこ
のチャンネルに嵌め込んで接着剤により両部材510,
512に固着される。
【0166】図32のEに拡大して示すように一対のパ
ネル504は縦側縁のほゞ全長に沿って弾性ヒンジ50
8により結合される。好適に、弾性ヒンジ508はフレ
ームの垂直部材510とPVC一体成型品とするのがよ
く、垂直部材510は硬質PVC、可撓フランジは可撓
性あるPVCで形成すればよい。ヒンジ508の適当な
構造は、米国特許第4,563,381号(ウッドラン
ド、1986年1月7日)に開示されている。
【0167】プライバシースクリーン54は特に均一形
及びフリー形オープンプランオフィス環境と囲み型オフ
ィスで使用するのに適合している。オープンプラン環境
では、人々の間に要求されるプライバシーを与える。或
る作業ステーションの人間が自身の場所のプライバシー
を強めたいと望んだら、その作業ステーションを仕切っ
ているプライバシースクリーン54の1個又はそれ以上
を調節して、例えばとその人が働いているデスク44f
の周りにスクリーンの全長を伸ばすようにする。ついで
使用者がその作業ステーションと隣の作業ステーション
との間の視界又は音響の遮蔽を少なくしようと思った
ら、フレームを折りたたんでスクリーンの長さ(横幅)
を短くするだけでよい。
【0168】囲み型オフィスモデルでは、秘密書類につ
いて仕事をしている人間にとってだけでなく、囲み型オ
フィスの中で他人とミーティングをしている人間にとっ
てもプライバシースクリーン54は特に重要性をもつ。
例えばミーティングをする時は、その人がデスク44
f、テーブル46a又はサイドボード48c(その上に
書類が置かれている)の周囲に1個又はそれ以上のスク
リーンを移動して隔離するだけでよく、こうしてその書
類の秘密性が守られると共に、例えばテーブル46eで
ミーティングを行なうことができる。ミーティングが終
ったら、使用者はスクリーンを秘密書類から遠ざけて、
自分のデスク、テーブル又はサイドボードの仕事に戻れ
ばよい。
【0169】移動式収納ユニット 本発明のオフィス家具集合体はさらに、図33に示す移
動式収納ユニット56を包含している。涙滴形テーブル
46eや端部テーブル50a〜eと同様に、移動式収納
ユニット56は集合体の家具要素の並べ方について作業
ステーションに大きな自由度を与えるものである。
【0170】収納ユニット56は四角い箱形のベースの
4つの下隅520にキャスター522を取付けて成る。
ベースは一対ずつの側壁524と端壁526、及び底壁
528から形成され、開放頂部530は物の出し入れの
ため内部532へ手を届かせられるようにする。
【0171】収納ユニット56はさらにベース上部53
6に引出534をスライドチャンネル構造によって取付
けており、引出頂部530を覆う引っ込めた位置と、一
側538へ引き出して内部530をあけた位置との間を
水平に動かされ得る。蓋540もスライドチャンネル構
造により引出534より上でベース上部536に取付け
られ、ベースの他側542の方へ滑らせた位置と開放頂
部530の上を覆う位置との間を水平に動き得るように
される。引出534と蓋540はベース上部536に独
立に取付けられているから同時に一側538と他側54
2へ滑らせて開放することと、ベース内部532は蓋5
40で閉じておいて引出534だけを引き出すこともで
きる。引出534には着脱式仕切り544がつけられ、
その中へ入れられる書類、鉛筆等々の整理のため仕分け
をすることができる。この仕切りは取り外して、集合体
の中の他の要素にも使える。
【0172】キャスター(スイベルキャスター)522
は、涙滴形テーブル46eのキャスター330と同様、
収納ユニット56を作業環境の周りに移動容易ならしめ
る。例えば、囲み型オフィスで、又はフリー形オープン
プラン配置を形成している作業ステーションにおいて、
移動式収納ユニット56はデスク44a〜fの1つに接
近している位置から同じ作業ステーション内のテーブル
46a〜eの1つに接近する他の位置へ容易に動かすこ
とができる。この場合、使用者はデスクとテーブルを2
つの全く異なる仕事のために使っていることがある。一
日の仕事の間に使用者は両方のプロジェクトのため働か
なければならないことがあり、デスクとテーブルの間を
行ったり来たりする必要があることもある。収納ユニッ
ト56の移動性は、ユニットとその中身をテーブル及び
デスクの各々に関連する書類等に直近する便宜な位置へ
移動することを可能にする。移動の容易性のために両端
壁526に把手546が設けられる。
【0173】以上要するに本発明のオフィス家具集合体
は、多様な調和された、連結されていない自立式家具要
素をもたらすもので、この集合体は囲み型オフィスやブ
ルペン型、並びに均一形及びフリー形オープンプラン環
境の各々に使用するように適合されている。こうして本
発明の集合体は数種のモデル(配置)の間で用途に移り
変わりがある時現在使用中の集合体を使って組替えをす
ることにより適応できるようになっている。例えば或る
組織がフリー形オープンプランモデルに対する必要の増
加と、並行して囲み型オフィスやブルペン型に対する要
求が減少していることを経験したら、これまで囲み型や
ブルペン型で使っていたデスク44a〜fの1個又は数
個を、集合体の中の他の要素と関連して、フリー形環境
に並べ替えて、その環境の中で個々の作業ステーション
を形成するようにすればよい。また、囲み型オフィスで
使ったスクリーンもフリー形オープンプラン環境で使用
して、作業ステーション間の視界及び音響の遮蔽体とす
ればよい。本発明のオフィス家具集合体は、種々のオフ
ィスモデルの中で使用するのに適合するようになってい
るから、特に限られた1つ又は或るモデルにだけ通用す
る古くなった備品類の山積みを回避することができる。
【0174】本発明のオフィス家具要素は上記した4つ
のオフィスモデルのすべてに使用することができるが、
特に囲み型オフィス及びフリー形オープンプラン配置の
ような、使用者がその作業ステーションの備品類に対し
比較的高度の管理を必要とするモデルで利点を発揮す
る。これらモデルの占有者はその仕事を遂行するのに相
当量の作業表面と収納スペースを要求すると認められて
いる。彼らはまた短期及び長期の必要に適応させるのに
作業スペースを模様替えするため容易に移動できるよう
になっているオフィス家具要素を要求する。
【0175】本発明のオフィス家具集合体は囲み型オフ
ィス及びフリー形オープンプラン配置における作業ステ
ーションの迅速便利な配置替えに要求される自由度を与
えるのに優れて適している。この集合体は多数の比較的
軽量な個別の家具要素から成るもので、要素の或るもの
は床上をそりのように移動できるように比較的大きい床
接触支持表面により特徴づけられ、他の要素は作業環境
内での移動を容易にするようにキャスターを備えてい
る。さらに本発明のオフィス家具要素は多くの作業ステ
ーション形状のどれかに選択的に配置替えするよう容易
にあちこち動かすのに適している。また或る家具要素、
例えばデスク44a〜f、テーブル46a〜c及びe、
サイドボード48a〜c、及びテーブル50a〜eに関
しては、これらの1つずつは他の要素の少なくとも1つ
と相補う“連結”関係で選択的に組合わされて、作業ス
テーションにおける作業ユニットとして有用な要素の対
を形成するのに適している。このため集合体に含まれる
これら要素は、それらの“連結”縁部に識別手段又は相
補特徴を備えており、これら要素が“連結”関係に互い
に近接配置されるようになっていることを識別させる。
また、上記の作業ユニットを形成する要素対は、“連
結”縁部が互いに近接されるべきものとして互いに予定
された相対的向きの1つにセットされるように構成され
ている。上記識別手段は、このような連結関係に諸要素
を配列するのを容易にするため、予定されている諸要素
の向きを使用者に示唆するものである。
【0176】例示として図34を参照すると、集合体に
含まれる多数のオフィス家具要素が4つの異なる作業ス
テーション形状に配列されている例(A〜D)が示され
ている。ここで要素とは、ブックケース376aを乗せ
ているデスク44fと、テーブル46aと、仕事用具支
持フェンス376aを支持しているサイドボード48c
と、ボラード478と、D形端部テーブル50dと、右
側グランドピアノ形端部テーブル50cと、ケーキ形端
部テーブル50aとである。椅子57及びスクリーン5
4も示されている。
【0177】図面には4つの作業ステーションを形成す
るため特定の数の要素が示されているが、本発明の集合
体の要素の数及び(又は)種類は増加又は減少すること
ができるものである。また図面には4つの作業ステーシ
ョン形状が示されているが、使用される家具要素は種々
の他の作業ステーション形状を形成するためより多くの
配置様式に配置することができるものである。
【0178】図34(A〜D)に示す家具要素及び作業
ステーション形状は、囲み型オフィス又はフリー形オー
プンプラン環境のいずれにも等しく使用し得るが、以下
では主として後者について説明する。
【0179】図34のAには家具要素すなわちデスク4
4fとテーブル46bを互いにほゞ直角に配し、その間
に右側グランドピアノ形端部テーブル50cが連結縁部
を接して挾まれている。D形端部テーブルがデスク44
fに、涙滴形テーブル46eがテーブル46bに対し連
結関係に配置されている。さらに、図34のAの作業ス
テーション形状は涙滴形テーブル46eとテーブル46
aの間に1つの通路(出入口)を有し、実質的に閉じた
作業ステーション形状を形成している。
【0180】或る時点で使用者がテーブル46aとサイ
ドボード48cの近くに追加の作業表面を欲しいと思っ
たら、使用者は例えば涙滴形テーブル46eとD形端部
テーブルとをこれら要素の隣に並べ替えるだけでよい。
そのためには、前述した識別手段又は縁部処理が、これ
ら4つの要素の1つずつが互いに選択的に相補的連結関
係にされるべきことを表示している。今、ケーキ形端部
テーブル50aがサイドボード48cとテーブル46a
の間にあって(図34のA)、使用者がテーブル46e
とD形端部テーブルのいずれかをサイドボード48c又
はテーブル46aのいずれか自由端に並べようとしたと
して、D形端部テーブルをサイドボード48cに、涙滴
形テーブル46eをテーブル46aの隣に並べようと選
択したら図34のBのようになる。この時、このように
組合わされる家具要素の“連結”縁部にある識別手段
は、各組の要素の相補的“連結”縁部を互いに近接配置
すべきものとして要素どうしの1つの向きを使用者に指
示するのである。図34のBでは通路(出入口)がテー
ブル46bと46eの間の位置からデスク44fとサイ
ドボード48cの間の位置へ変えられている。このため
ボラード478をテーブル46bと46eの間へ移し
て、前に通路だったところへ作業ステーションの境界を
定めている。
【0181】次に図34のCは、この作業ステーション
の使用者と来訪者のミーティングのため図34のBの配
置替えをした所を示している。すなわち涙滴形テーブル
46eを作業ステーションの中心へ動かしている。プラ
イバシースクリーン54は、デスク44fの長さ沿いに
置き替えられて、来訪者がデスク上の秘密書類を見ない
ように遮っている。デスク上のブックケース376aは
作業ステーション外の人に対し書類への視界を遮ってい
る。
【0182】ミーティングの後、使用者はデスク44f
上の秘密書類についての仕事を続けようと思う。そこで
使用者はデスク44fとテーブル46bに近接して追加
の作業表面が欲しいと思い、他方D形テーブルはサイド
ボード48cのそばに置いたまゝにしようと思う。ここ
で涙滴形テーブル46e、デスク44f及びテーブル4
6bの識別手段は、相補的縁部処理によって涙滴形テー
ブル46eとデスク又はテーブル46bとが近接配置さ
れるべきことを表示し、使用者は選択して涙滴形テーブ
ルをデスクの脇に相補的連結関係に置く(図34の
D)。この時、前記識別手段はデスク44fに対する涙
滴形テーブル46eの可能な向きは2つあること、すな
わち2つの直線状“連結”縁部のいずれかをデスク自由
端に接近させられることを使用者に知らせるが、使用者
はその1つの向きを選んだのである。
【0183】D形端部テーブルとグランドピアノ形端部
テーブル46bに近接する追加作業表面を作るため、新
しいケーキ形端部テーブル50aとテーブル46bとの
相補的“連結”縁部はこれら2つの要素が相補的“連
結”関係で組とされるべきことを表示すると共に、ケー
キ形テーブルの直線状縁部の1つをテーブル46bの自
由端(連結縁部)に近接させるべきものとして適切な向
きを使用者に示唆する。さらに図34のDの作業ステー
ション形状において、使用者は前記した出入口通路をボ
ラード、ケーキ形端部テーブル、D形端部テーブル、及
び涙滴形端部テーブルの並べ替えによって塞ぐことによ
り自分の作業ステーションを閉じた。こうして使用者は
秘密書類についての自分の仕事を完了させるためプライ
バシーが必要であることを周囲の他の人達に知らせるこ
とができる。
【0184】以上本発明を好適実施例について説明した
が、本発明はこれら特定実施例に限定されるものではな
く、反対に合理的な変形、変更、修正及び均等物が以上
の開示の範囲内において特許請求の範囲の趣旨を逸脱す
ることなく可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は従来技術のオフィス家具要素により作ら
れた4つのオフィス作業環境を概念的に示す斜視図であ
る。
【図2】図2は本発明に係るオフィス家具集合体の6つ
の異なる配置様式を示す平面図である。
【図3】図3は本発明に係るオフィス家具集合体の中の
1つのデスクを正面(A)、右側面(B)、平面(C)
と、Aにおける3D−3D線に沿う拡大断面(D)とで
示す図である。
【図4】図4は本発明に係る集合体の中のデスクの他の
実施例を正面(A)、右側面(B)、底面(C)で示す
図である。
【図5】図5は本発明に係る集合体の中のさらに他のデ
スクの実施例を正面(A)、右側面(B)、底面(C)
で示す図である。
【図6】図6は本発明に係る集合体の中の諸要素に採用
される支持足と床接触グライドを正面(A)、側面
(B)、底面(C)、変形例の側面(D)及び変形例の
底面(E)で示す図である。
【図7】図7は本発明に係るオフィス家具集合体の中の
諸要素に採用されるワイヤ取りまとめ(収納)グロメッ
トを平面(A)、側面(B)、Aにおける7−7線断面
(C)で示す図である。
【図8】図8は本発明に係るオフィス家具集合体の中の
デスクの第4実施例(伸縮型)を正面(A)、右側面
(B)、平面(C)と、伸長位置の正面(D)、同左側
面(E)、短縮(座り)位置において後半部を傾斜させ
た正面(F)、同右側面(G)と、同デスクのレール部
材拡大側面(H)とで示す図である。
【図9】図9は本発明のデスクの第5実施例を正面
(A)、右側面(B)、後半部を起立させた正面
(C)、及び同右側面(D)で示す図である。
【図10】図10は、本発明のデスクの第6実施例を正
面(A)、右側面(B)、背面(C)、平面(D)、及
びBの10E−10E線における部分拡大断面(E)で
示す図である。
【図11】図11は図10に示したデスクの支持足と床
接触グライドを断面(A)(図10のEにおける11A
−11A線断面)、部分側面(B)、底面(C)と、変
形側面(D)、同底面(E)で示す図である。
【図12】図12は本発明に係るオフィス家具集合体に
含まれる要素の1つであるテーブルを正面(A)、右側
面(B)、平面(C)、底面(D)で示す図である。
【図13】図13はテーブルの第2実施例を右側面
(A)と端面(B)で示す図である。
【図14】図14はテーブルの第3実施例を正面
(A)、端面(B)、底面(C)で示す図である。
【図15】図15はテーブルの4実施例を立面(A)と
底面(B)で示す図である。
【図16】図16はテーブルの第5実施例を平面
(A)、底面(B)、正面(C)、左側面(D)、右側
面(E)で示す図である。
【図17】図17は本発明に係るオフィス家具集合体の
中に含まれるサイドボードを正面(A)、右側面
(B)、背面(C)、平面(D)、左側面(引き出し棚
を伸ばした状態)(E)で示す図である。
【図18】図18はサイドボードの第2の実施例を正面
(A)と右側面(B)で示す図である。
【図19】図19はサイドボードの第3の実施例を正面
(A)と右側面(B)で示す図である。
【図20】図20は本発明のオフィス家具集合体の中の
他の要素、すなわちブックケース(例えば図17に示し
たサイドボードの上に乗せられている)を、正面
(A)、右側面(B)と、第2実施例正面(C)、第3
実施例(D)、第4実施例(E)の正面で示す図であ
る。
【図21】図21はオフィス家具集合体の中のさらに他
の要素、すなわち仕事整理箱を正面(A)と側面(B)
で示す図である。
【図22】図22はさらに他の要素である作業棚を正面
(A)と側面(B)で示す図である。
【図23】図23はさらに他の要素である仕事用具支持
フェンスを、正面(A)と側面(B)で示す図である。
【図24】図24は図20でブックケースとサイドボー
ドの間に用いられたブラケットとボルトの結合を部分正
面(A)と同側面(B)で示す図である。
【図25】図25は本発明に係るオフィス家具要素の1
つである端部テーブルを、立面(A)と平面(B)で示
す図である。
【図26】図26は端部テーブルの第2実施例を、立面
(A)と平面(B)で示す図である。
【図27】図27は端部テーブルの第3実施例を、立面
(A)と平面(B)で示す図である。
【図28】図28は端部テーブルの第4実施例を、立面
(A)と平面(B)で示す図である。
【図29】図29は端部テーブルの第5実施例を、立面
(A)と平面(B)で示す図である。
【図30】図30は別のオフィス家具要素であるボラー
ド(短柱)を立面(A)と平面(B)で示す図である。
【図31】図31はオフィス家具集合体の中の1要素で
ある収納キャビネットを、正面(A)、右側面(B)、
第2例正面(C)、同右側面(D)、同じくドアを開い
てポケットに入れた正面(E)で示す図である。
【図32】図32はオフィス家具集合体の中の1要素で
あるプライバシースクリーンを完全に伸ばした正面
(A)、一部たたんだ平面(B)、第2例の正面
(C)、第3例の正面(D)、ヒンジ部の拡大部分平面
(E)で示す図である。
【図33】図33は本発明のオフィス家具要素の1つで
ある移動式収納ユニットを、閉じた状態(A)、蓋と引
出を開いた状態(B)、引出だけを引き出した状態
(C)で示す斜視図である。
【図34】図34は本発明に係るオフィス家具集合体の
多数要素の種々の作業ステーション配置様式を、第1例
(A)、第2例(B)、第3例(C)、第4例(D)に
つき示す概念的平面図である。
【符号の説明】
44 デスク 46 テーブル 48 サイドボード 50 端部テーブル 52 収納キャビネット 54 プライバシースクリーン 56 移動式収納ユニット 376 ブックケース 478 ボラード
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年11月20日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は従来技術のオフィス家具要素により作ら
れた4つのオフィス作業環境を概念的に示す斜視図であ
る。
【図2】図2は本発明に係るオフィス家具集合体の6つ
の異なる配置様式を示す平面図である。
【図3】図3は本発明に係るオフィス家具集合体の中の
1つのデスクを正面(A)、右側面(B)、平面(C)
と、Aにおける3D−3D線に沿う拡大断面(D)とで
示す図である。
【図4】図4は本発明に係る集合体の中のデスクの他の
実施例を正面(A)、右側面(B)、底面(C)で示す
図である。
【図5】図5は本発明に係る集合体の中のさらに他のデ
スクの実施例を正面(A)、右側面(B)、底面(C)
で示す図である。
【図6】図6は本発明に係る集合体の中の諸要素に採用
される支持足と床接触グライドを正面(A)、側面
(B)で示す図である。
【図7】図7は本発明に係る集合体の中の諸要素に採用
される支持足と床接触グライドを、底面(A)、変形例
の側面(B)及び変形例の底面(C)で示す図である。
【図8】図8は本発明に係るオフイス家具集合体の中の
諸要素に採用されるワイヤ取りまとめ(収納)グロメッ
トを平面(A)、側面(B)、Aにおける7−7線断面
(C)で示す図である。
【図9】図9は本発明に係るオフィス家具集合体の中の
デスクの第4実施例(伸縮型)を正面(A)、右側面
(B)、平面(C)で示す図である。
【図10】図10は本発明に係るオフィス家具集合体の
中のデスクの第4実施例(伸縮型)を伸長位置の正面
(A)、同左側面(B)で示す図である。
【図11】図11は本発明に係るオフィス家具集合体の
中のデスクの第4実施例(伸縮型)を、短縮(座り)位
置において後半部を傾斜させた正面(A)、同右側面
(B)と、同デスクのレール部材拡大側面(C)とで示
す図である。
【図12】図12は本発明のデスクの第5実施例を正面
(A)、右側面(B)、後半部を起立させた正面
(C)、及び同右側面(D)で示す図である。
【図13】図13は、本発明のデスクの第6実施例を正
面(A)と、右側面(B)で示す図である。
【図14】図14は、本発明のデスクの第6実施例を背
面(A)、平面(B)で示す図である。
【図15】図15は、本発明のデスクの第6実施例を図
13の10E−10E線における部分拡大断面で示す図
である。
【図16】図16は図13〜15に示したデスクの支持
足と床接触グライドを断面(A)(図15における11
A−11A線断面)、部分側面(B)、底面(C)と、
変形側面(D)、同底面(E)で示す図である。
【図17】図17は本発明に係るオフィス家具集合体に
含まれる要素の1つであるテーブルを正面(A)、右側
面(B)、平面(C)、底面(D)で示す図である。
【図18】図18はテーブルの第2実施例を右側面
(A)と端面(B)で示す図である。
【図19】図19はテーブルの第3実施例を正面
(A)、端面(B)、底面(C)で示す図である。
【図20】図20はテーブルの4実施例を立面(A)と
底而(B)で示す図である。
【図21】図21はテーブルの第5実施例を平面(A)
と底面(B)で示す図である。
【図22】図22はテーブルの第5実施例を正面
(A)、左側面(B)、右側面(C)で示す図である。
【図23】図23は本発明に係るオフィス家具集合体の
中に含まれるサイドボードを正面(A)、右側面
(B)、背面(C)で示す図である。
【図24】図24は本発明に係るオフィス家具集合体の
中に含まれるサイドボードを平面(A)と、左側面(引
き出し棚を伸ばした状態)(B)で示す図である。
【図25】図25はサイドボードの第2の実施例を正面
(A)と右側面(B)で示す図である。
【図26】図26はサイドボードの第3の実施例を正面
(A)と右側面(B)で示す図である。
【図27】図27は本発明のオフィス家具集合体の中の
他の要素、すなわちブックケース(例えば図23、図2
4に示したサイドボードの上に乗せられている)を、正
面(A)と右側面(B)で示す図である。
【図28】図28は本発明のオフィス家具集合体の中の
他の要素、すなわちブックケース(例えば図23、図2
4に示したサイドボードの上に乗せられている)を、第
2実施例正面(A)、第3実施例(B)、第4実施例
(C)の正面で示す図である。
【図29】図29はオフィス家具集合体の中のさらに他
の要素、すなわち仕事整理箱を正面(A)と側面(B)
で示す図である。
【図30】図30はさらに他の要素である作業棚を正面
(A)と側面(B)で示す図である。
【図31】図31はさらに他の要素である仕事用具支持
フェンスを、正面(A)と側面(B)で示す図である。
【図32】図32は図27、図28でブックケースとサ
イドボードの間に用いられたブラケットとボルトの結合
を部分正面(A)と同側面(B)で示す図である。
【図33】図33は本発明に係るオフィス家具要素の1
つである端部テーブルを、立面(A)と平面(B)で示
す図である。
【図34】図34は端部テーブルの第2実施例を、立面
(A)と平面(B)で示す図である。
【図35】図35は端部テーブルの第3実施例を、立面
(A)と平面(B)で示す図である。
【図36】図36は端部テーブルの第4実施例を、立面
(A)と平面(B)で示す図である。
【図37】図37は端部テーブルの第5実施例を、立面
(A)と平面(B)で示す図である。
【図38】図38は別のオフィス家具要素であるボラー
ド(短柱)を立面(A)と平面(B)で示す図である。
【図39】図39はオフィス家具集合体の中の1要素で
ある収納キャビネットを、正面(A)、右側面(B)、
第2例正面(C)、同右側面(D)、同じくドアを開い
てポケットに入れた正面(E)で示す図である。
【図40】図40はオフィス家具集合体の中の1要素で
あるプライバシースクリーンを完全に伸ばした正面
(A)、一部たたんだ平面(B)、第2例の正面(C)
で示す図である。
【図41】図41はオフィス家具集合体の中の1要素で
あるプライバシースクリーンを第3例の正面(A)と、
ヒンジ部の拡大部分平面(B)で示す図である。
【図42】図42は本発明のオフィス家具要素の1つで
ある移動式収納ユニットを、閉じた状態(A)、蓋と引
出を開いた状態(B)、引出だけを引き出した状態
(C)で示す斜視図である。
【図43】図43は本発明に係るオフィス家具集合体の
多数要素の種々の作業ステーション配置様式の第1例を
示す概念的平面図である。
【図44】図44は本発明に係るオフィス家具集合体の
多数要素の種々の作業ステーション配置様式の第2例を
示す概念的平面図である。
【図45】図45は本発明に係るオフィス家具集合体の
多数要素の種々の作業ステーション配置様式の第3例を
示す概念的平面図である。
【図46】図46は本発明に係るオフィス家具集合体の
多数要素の種々の作業ステーション配置様式の第4例を
示す概念的平面図である。
【符号の説明】 44 デスク 46 テーブル 48 サイドボード 50 端部テーブル 52 収納キャビネット 54 プライバシースクリーン 56 移動式収納ユニット 376 ブックケース 478 ボラード
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図15】
【図30】
【図31】
【図3】
【図4】
【図20】
【図25】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図18】
【図21】
【図16】
【図17】
【図24】
【図19】
【図22】
【図26】
【図23】
【図27】
【図29】
【図37】
【図28】
【図32】
【図33】
【図34】
【図35】
【図36】
【図38】
【図39】
【図40】
【図41】
【図42】
【図43】
【図44】
【図46】
【図45】

Claims (51)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数の作業ステーション形状の1つに選
    択的に配置されるに適したデスク(44a〜f)、テー
    ブル(46,50)、及び格納ユニット(48)から成
    る調和された、連結されていない自立式オフィス家具要
    素であって、これら要素のすべては水平表面を備えた頂
    部部材(58,162,164,234,258,28
    4,296,310,352,452)と、この頂部部
    材を支持する脚構造(60,152,182)と、床に
    接触する関係で脚構造につけた足(74,76)とを有
    しているオフィス家具要素の集合体において、 各オフィス家具要素の形、寸法及び構造が、作業スペー
    スの形状づけ及び再形状づけのため使用者により可動で
    あるように選定されていることを特徴とする、オフィス
    家具集合体。
  2. 【請求項2】 頂部部材(58,162,164)が各
    々その対向両側に、所定作業スペース内でその移動及び
    位置づけを容易にするため使用者により便宜把持され得
    る自由縁(108,116,252)をもっている請求
    項1に記載のオフィス家具集合体。
  3. 【請求項3】 各家具要素の足(74,161,24
    2)が、カーペット敷表面を含めた床上に該要素の移動
    を容易ならしめる床接触表面(96,244)をもって
    いる請求項1又は2に記載のオフィス家具集合体。
  4. 【請求項4】 頂部部材(58,162,164,23
    4,258)の各々が、連結面(128,178)を形
    成する少なくとも1つの縁部(108,110,25
    2)をもっており、1つの家具要素の連結面(128)
    は他の家具要素の連結面(128)と密接に接合する関
    係で相補う構成になっていると共に、諸要素が互いに連
    結関係になった時調和された作業ステーション形状が作
    られるように頂部部材どうしの互いに予定された向きを
    示唆するものになっており、 これにより使用者の長期的又は短期的要求にオフィス家
    具要素を適応させるため種々の作業ステーション形状に
    諸要素を並べたり並べ替えたりするのに使用者自身が諸
    要素の各々を容易に移動したり容易に位置づけたりする
    ことが可能である請求項1、2又は3のいずれかに記載
    のオフィス家具集合体。
  5. 【請求項5】 少なくとも1つの要素(44a〜f)の
    少なくとも1つの連結面(128)が縁部を互いの衝突
    による損傷から守るため弾力的に変形可能である請求項
    4に記載のオフィス家具集合体。
  6. 【請求項6】 諸要素の或るもの(44d,50c,1
    48a,46e)の連結面(128,178,318,
    468)が互いに実質的に長さが同一である請求項4又
    は5に記載のオフィス家具集合体。
  7. 【請求項7】 前記頂部部材の少なくとも或るもの(5
    8)の連結面(128)が連結関係を示唆し分かりやす
    くするため該頂部部材の残りの部分と異なる色になって
    いる請求項4〜6のいずれかに記載のオフィス家具集合
    体。
  8. 【請求項8】 連結面(128)がプラスチック又はエ
    ラストマー材料から成る請求項7に記載のオフィス家具
    集合体。
  9. 【請求項9】 連結面(128)が凹凸形状をもってい
    る請求項1〜8のいずれかに記載のオフィス家具集合
    体。
  10. 【請求項10】 少なくとも或るオフィス家具要素の足
    (74,76,242)が支持面(96,244)を有
    するグライド(94,242)から成り、この支持面
    (96,244)の面積がこれにより支持されるべき要
    素(44a,44f)の寸法及び重量に比し大きいもの
    である請求項1に記載のオフィス家具集合体。
  11. 【請求項11】 前記グライドの支持表面(96,24
    4)が水平で平らな中央部(99)と、家具要素のカー
    ペット上の移動を容易にするため該中央部を取り巻いて
    いる周縁斜状部(97)とから成る請求項10に記載の
    オフィス家具集合体。
  12. 【請求項12】 少なくとも或る要素(46e)の足
    (332)が回動自在に取り付けたキャスター(33
    0)から成る請求項1〜11のいずれかに記載のオフィ
    ス家具集合体。
  13. 【請求項13】 さらに、グライド(94)の脚構造
    (60)に対する垂直位置を調整するための、グライド
    表面(92)における工具穴(91)を含む手段(9
    3,91)を有し、これによりグライド(94)はその
    上の重量を除かなくても垂直に調整可能である請求項1
    0又は11に記載のオフィス家具集合体。
  14. 【請求項14】 前記テーブルの少なくとも1つ(50
    a)の頂部部材(452)が、一対の直線状縁部(46
    8)と四分円の形をした弯曲縁部(470)とを有し、
    直線状縁部(468)が連結面を構成する請求項1〜1
    3のいずれかに記載のオフィス家具集合体。
  15. 【請求項15】 前記テーブルの少なくとも1つ(50
    b)の頂部部材(452)がピアノ形をしていて、一対
    の直線状縁部(468)と弯曲縁部(472)とを有
    し、直線状縁部(468)が連結面を構成する請求項1
    に記載のオフィス家具集合体。
  16. 【請求項16】 前記テーブルの少なくとも1つ(50
    d)の頂部部材(452)がD形で、1つの直線状縁部
    (468)と1つの弯曲縁部(476)とを有し、直線
    状縁部(468)が連結面を構成する請求項1〜13の
    いずれかに記載のオフィス家具集合体。
  17. 【請求項17】 前記テーブルの少なくとも1つ(50
    e)の頂部部材(452)が方形であり、その縁部(4
    68)が連結面を構成する請求項1〜13のいずれかに
    記載のオフィス家具集合体。
  18. 【請求項18】 前記テーブルの少なくとも或るもの
    (46d)の頂面(296)が円形をなしている請求項
    1〜13のいずれかに記載のオフィス家具集合体。
  19. 【請求項19】 前記テーブルの少なくとも或るもの
    (46e)の頂部部材(310)が涙滴の形をしてい
    て、2本の直線状縁部(318)と1つの弯曲縁部(3
    18)とを有し、直線状縁部か連結面を構成する請求項
    1〜13のいずれかに記載のオフィス家具集合体。
  20. 【請求項20】 頂部部材の或るもの(86)の縁部の
    少なくとも1つ(78)が傾斜して下がる形状を有し、
    これの反対の縁部(80)が丸形をしている請求項1〜
    13のいずれかに記載のオフィス家具集合体。
  21. 【請求項21】 前記テーブルの少なくとも或るもの
    (50a,50b)が該テーブルを支持表面上に移動す
    るのを容易にするため拡大した円形基部(446)を有
    する単一コラム(448)から成る短柱(bollard)上に
    支持されている請求項1〜20のいずれかに記載のオフ
    ィス家具集合体。
  22. 【請求項22】 前記デスクの少なくとも或るもの(4
    4a,44b,44c)の支持脚構造(60)が、デス
    クの移動を容易にするため使用者により把持されるべき
    張り出し作業表面を形成するようにデスクの側縁(10
    8,110)から内側に引込めて取付けられた台脚(6
    0)から成る請求項1〜20のいずれかに記載のオフィ
    ス家具集合体。
  23. 【請求項23】 前記台脚(60)の底部(74,7
    6)が前後に延びていて、比較的大きいグライド(9
    4)が該台脚(60)の底部で足を形成している請求項
    22に記載のオフィス家具集合体。
  24. 【請求項24】 前記頂部部材(234,256)を支
    持するための上方脚構造(240,256)が前記要素
    の少なくとも或るもののコーナーに取付けられ、この脚
    構造(240,256)は該要素の床表面上での移動を
    容易にするためその底部に足を形成する比較的大きなグ
    ライド(242,265)を有している請求項1〜23
    のいずれかに記載のオフィス家具集合体。
  25. 【請求項25】 デスクの少なくとも或るもの(44a
    〜f)の頂部部材(58,234)が、その側縁部(1
    08,110)にワイヤ取りまとめグロメット(10
    2)を有している請求項1〜24のいずれかに記載のオ
    フィス家具集合体。
  26. 【請求項26】 さらに、前記デスク(44a〜f)
    に、その頂部部材(58,162,234)の下でワイ
    ヤ収納樋(132)が取付けられ、このワイヤ収納樋は
    前記ワイヤ取りまとめグロメット(102)に通じてい
    る請求項25に記載のオフィス家具集合体。
  27. 【請求項27】 頂部部材の或るもの(58,352)
    の下面に前記側縁部(108,110,372)より内
    側にキャビネット(142,344)が取付けられ、頂
    部部材の各々はキャビネットより張り出して使用者が家
    具要素を移動する時の把持部を構成している請求項1〜
    26のいずれかに記載のオフィス家具集合体。
  28. 【請求項28】 収納ユニット(48a)における支持
    脚構造(240)がキャビネットの下に取付けられてい
    て、キャビネット(344)のコーナーから下向きに延
    びる筒状の脚(240)から成り、脚(240)の底部
    における足(242)が脚(240)より広い拡大した
    底面を有するグライド(242)から成る請求項27に
    記載のオフィス家具集合体。
  29. 【請求項29】 前記収納ユニット(48a)の各々の
    頂部部材(58,352)の前縁部(78,368)が
    傾斜して下がる形を有する請求項27又は28に記載の
    オフィス家具集合体。
  30. 【請求項30】 収納ユニット(48a)の頂部部材
    (352)の側縁部(372)が連結面を構成する請求
    項29に記載のオフィス家具集合体。
  31. 【請求項31】 さらに、収納ユニット(48a)の頂
    部部材(352)に取付けられたケース(376a〜
    d)と、このケースを頂部部材(352)にクランプす
    る手段(422)とを有する請求項27〜30のいずれ
    かに記載のオフィス家具集合体。
  32. 【請求項32】 収納ユニット(48a)の側縁部(3
    72)で頂部部材(352)が内方へ延びるワイヤ取り
    まとめグロメット(102)を有し、ケース(376a
    〜d)がこのワイヤ取りまとめグロメット(102)を
    介して頂部部材(352)にクランプされている請求項
    31に記載のオフィス家具集合体。
  33. 【請求項33】 さらに、作業領域内でプライバシーを
    保つため折りたたみ式スクリーンを含んででいる請求項
    1〜32のいずれかに記載のオフィス家具集合体。
  34. 【請求項34】 さらに、拡大基部(446)により支
    持された円筒状部材(478)を包含し、前記デスク
    (44a〜44f)、テーブル(46,50a〜50
    e)及び収納ユニット(48)の或るものの高さと大体
    等しい高さをもつ少なくとも1つの係柱(478)を作
    業スペースの境界を区画するため有している請求項1〜
    33のいずれかに記載のオフィス家具集合体。
  35. 【請求項35】 前記係柱(478)が前記テーブル
    (50a〜e)の少なくとも或るものの支持脚構造(4
    88)と同じ形をしている請求項34に記載のオフィス
    家具集合体。
  36. 【請求項36】 デスク(44a〜b)の下の脚構造の
    底面の足(94)がこの足(94)と脚構造(60)と
    により支持されている頂部表面(58)の周縁と実質的
    に同延の点まで延びている請求項1〜35のいずれかに
    記載のオフィス家具集合体。
  37. 【請求項37】 水平表面(86)、前縁(78,36
    8)、後縁(80,370)及び両側縁(108,11
    0,372)を備えた頂部部材(58,352)と、こ
    の頂部(58,352)を支持している脚構造(60,
    240)と、この脚構造(60,240)の下方部分で
    床接触関係にある足(94,242)とを有するオフィ
    ス家具要素(44a〜44f,48)であって、 頂部部材(58,352)がその側縁(108,11
    0,372)に、頂部部材(58,352)の内方へ向
    けたスロット状開口(122)によりワイヤ類を収納す
    る大きさに形成されたワイヤ取りまとめグロメット(1
    02)と、その中にワイヤを保持するためスロット状開
    口(122)内にある保持手段(118)とを有してい
    ることを特徴とするオフィス家具要素。
  38. 【請求項38】 さらに、頂部部材(58)の下に取付
    けたワイヤ収納樋 (132,362)を有し、この樋は
    前記ワイヤ取りまとめグロメット(102)に通じてい
    る請求項37に記載のオフィス家具要素。
  39. 【請求項39】 前縁(78,368,276)、対向す
    る両側縁(108,110,372,280)及び後縁
    (80,370,278)により区画される水平な頂面
    (58,352,258)を備えた頂部部材(58,35
    2,258)と、頂部部材(86,352,258)
    (94,242,265)の下方部部で床接触関係にあ
    る足とを有している自立式オフィス家具要素 (44a〜
    44f,48,46)であって、 連結面を形成する側縁(108,110,372,28
    0)が、頂面(86,352,258)、前縁(78,
    368,276)及び後縁(80,370,278)を
    形成している材料と異なったプラスチック又はエラスト
    マー材料から形成される軟質材料(126)から成る改
    良された自立式オフィス家具要素。
  40. 【請求項40】 前記側縁(108,110,372,
    280)が実質的に垂直であって、頂部部材水平表面
    (58,352,258)に実質的に直角であり、前縁
    (78,368,276)が頂面(58,352,25
    8)と同じ材料で製作されて緩い傾斜形状をしている請
    求項39に記載の自立式オフィス家具要素。
  41. 【請求項41】 側縁(108,110,372,28
    0)が凹凸表面形状(128)を有している請求項39
    又は40に記載の自立式オフィス家具要素。
  42. 【請求項42】 多数の作業ステーション形状の1つに
    選択的に配列されるべきデスク(44a〜44f)、テ
    ーブル(46,50a〜50e)及び収納ユニット(4
    8)から成るオフィス家具要素であって、これら要素の
    すべてが水平表面(86,162,164,234)を
    備えた頂部部材(58,162,164,234,25
    8,284,296,310,352,452)と、頂
    面を床上所定の高さに位置づけるため頂部部材(58,
    162,164)を支持する脚構造(60,240,2
    54)とを有している、調和された、連結されていない
    自立式オフィス家具要素の集合体において、 少なくとも1つのスペースを画成する係柱(478)が
    頂部から底部にかけて実質的に均一な寸法で、それに支
    持される水平面などのような他の要素をもたない垂直に
    配置された円筒状部材(448)から成り、この円筒状
    部材(448)がこれにより形成されるべき作業ステー
    ションの境を画成すべく該要素の頂面(86,162,
    164,234)の予定された高さに匹敵する高さをも
    ち、該円筒状部材は拡大したベース(446)をもち、
    その断面寸法は円筒状部材(448)の径より大きいも
    のであるオフィス家具集合体。
  43. 【請求項43】 上表面(86)、前縁(82,17
    0,246)、後縁(84,172,248)及び側縁
    (108,116,252)を備えた頂部(58,16
    2,164,234)を有するデスク(44a〜44
    f)と、デスク頂部の上表面の高さに実質的に支持され
    た上表面及び側縁(316,318)を備えた頂部(3
    10)を有するテーブル(46e)とから成る調和され
    た、連結されていない自立式オフィス家具要素の集合体
    であって、 デスク頂面の側縁(108,116,252)が連結面
    を構成し、 テーブル頂部の側縁(316,318)が円の一部をな
    す弯曲部分(316)と、この弯曲部分(316)に連
    続して頂点(320)で合わさる2本の直線状部分(3
    18)とを有し、直線状部分が連結面を構成し、 テーブル頂部の前記側縁の弯曲部分(316)は少なく
    とも2人の人間が会合するのに適した縁部を形成し、直
    線状部分はデスクの側縁に連結することを特徴とする自
    立式オフィス家具要素の集合体。
  44. 【請求項44】 テーブル(46e)はその移動性を助
    ける足(322)を備えたベース(308)上に支持さ
    れる請求項43に記載のオフィス家具要素の集合体。
  45. 【請求項45】 前記足(322)は床上を転動するキ
    ャスター(330)を有する請求項44に記載のオフィ
    ス家具要素の集合体。
  46. 【請求項46】 前記ベース(308)が単一の台脚支
    持コラム(314,326)から成り、このコラムの底
    部(326)から外方へ足(322)が突出している請
    求項43〜45のいずれかに記載のオフィス家具要素の
    集合体。
  47. 【請求項47】 台脚支持コラム(314,326)が
    テーブル頂部(310)の弯曲部分の中心でテーブルに
    取付けられている請求項46に記載のオフィス家具要素
    の集合体。
  48. 【請求項48】 前記支持コラムに少なくとも3本の足
    (322,324)が取付けられていて、1つの足(3
    24)は他の足より長く、テーブル頂部の側縁の直線状
    部分(318)の下に延びている請求項46に記載のオ
    フィス家具要素の集合体。
  49. 【請求項49】 台脚支持コラム(308)上に4本の
    足(322,324)が設けられている請求項48に記
    載のオフィス家具要素の集合体。
  50. 【請求項50】 デスク頂部(58,162,164,
    234)の少なくとも1つの側縁とテーブル頂部(31
    0)の直線状側縁(318)が、デスク頂部及びテーブ
    ル頂部の表面と異なる弾性変形可能な材料から形成さ
    れ、これら側縁を衝撃から保護している請求項43〜4
    9のいずれかに記載のオフィス家具要素の集合体。
  51. 【請求項51】 デスク頂部(58,162,164,
    234)の両側縁及びテーブル頂部(310)の直線状
    部分(318)の両方が弾性変形可能な材料で形成され
    ている請求項50に記載のオフィス家具要素の集合体。
JP3042452A 1990-03-19 1991-02-16 オフィス家具集合体 Pending JPH08205943A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US49584790A 1990-03-19 1990-03-19
US495847 1995-06-28

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08205943A true JPH08205943A (ja) 1996-08-13

Family

ID=23970216

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3042452A Pending JPH08205943A (ja) 1990-03-19 1991-02-16 オフィス家具集合体

Country Status (5)

Country Link
EP (1) EP0447961B1 (ja)
JP (1) JPH08205943A (ja)
CA (1) CA2028501A1 (ja)
DE (1) DE69116400T2 (ja)
ES (1) ES2084720T3 (ja)

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1998016135A1 (de) * 1996-10-15 1998-04-23 Protoned B.V. Mobile büroeinrichtung
DE19922050A1 (de) * 1999-05-14 2000-11-16 Alno Ag Beschlag
ES2288546T3 (es) * 2001-01-26 2008-01-16 Intercase Uk Limited Mesa y sistema de composicion de mesas.
US7677182B2 (en) 2004-05-27 2010-03-16 Steelcase Development Corporation Two person work environment
US9210999B2 (en) 2010-06-02 2015-12-15 Steelcase Inc. Frame type table assemblies
US8667908B2 (en) 2010-06-02 2014-03-11 Steelcase Inc. Frame type table assemblies
US8534752B2 (en) 2010-06-02 2013-09-17 Steelcase Inc. Reconfigurable table assemblies
US9185974B2 (en) 2010-06-02 2015-11-17 Steelcase Inc. Frame type workstation configurations
US10039374B2 (en) 2016-05-13 2018-08-07 Steelcase Inc. Multi-tiered workstation assembly
US10517392B2 (en) 2016-05-13 2019-12-31 Steelcase Inc. Multi-tiered workstation assembly
CN110811140B (zh) * 2019-11-21 2021-11-02 陈浩源 一种能进行书籍提升的书桌

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3418765A (en) * 1966-08-15 1968-12-31 Miller Herman Inc Coordinated system for activity isolation
JPS596933B2 (ja) * 1975-06-26 1984-02-15 東洋紡績株式会社 レンゾクマルチフイラメントシノ カイセンホウホウ
JPH01185210A (ja) * 1988-01-18 1989-07-24 Hamilton Ind Inc 実験研究用集合家具

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3622113A (en) * 1970-01-02 1971-11-23 Cramer Ind Inc Furniture supporting frame structure
DE2319938A1 (de) * 1973-04-19 1974-11-07 Vogt Bueromoebel Bueromoebel
US4843707A (en) * 1987-08-19 1989-07-04 Sanders Associates, Inc. Cable retention system

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3418765A (en) * 1966-08-15 1968-12-31 Miller Herman Inc Coordinated system for activity isolation
JPS596933B2 (ja) * 1975-06-26 1984-02-15 東洋紡績株式会社 レンゾクマルチフイラメントシノ カイセンホウホウ
JPH01185210A (ja) * 1988-01-18 1989-07-24 Hamilton Ind Inc 実験研究用集合家具

Also Published As

Publication number Publication date
DE69116400D1 (de) 1996-02-29
EP0447961B1 (en) 1996-01-17
DE69116400T2 (de) 1996-10-17
ES2084720T3 (es) 1996-05-16
EP0447961A3 (en) 1992-08-05
CA2028501A1 (en) 1991-09-20
EP0447961A2 (en) 1991-09-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
AU725607B2 (en) Reconfigurable system for subdividing building space and having minimal footprint
US7032523B2 (en) Workstation with a moveable apparatus
US7377078B2 (en) Mobile desk with an integrated and adjustable privacy enclosure
US11812848B2 (en) Furniture system
US7862341B2 (en) Marker board
US6189268B1 (en) Modular office furniture system
US6167579B1 (en) Furniture system
US6742307B2 (en) Adjustable cubicle system
US5255478A (en) Modular institutional workstations
US20020011193A1 (en) Work space management and furniture system
US20080042528A1 (en) Table
US20020040668A1 (en) Table
US6447080B1 (en) Freestanding furniture defining office with adjustable footprint
US20070018543A1 (en) Computer secretary
JPH078327A (ja) 可動テーブル及びそのシステム
JPH08205943A (ja) オフィス家具集合体
US20170164731A1 (en) Workspace assembly
US20220251832A1 (en) Reconfigurable office space organizers and workspace assemblies
IES20000446A2 (en) A desk system
DE10252537A1 (de) Mobiler Arbeitsplatz
AU2004200186B2 (en) Work Space Management and Furniture System
AU738068B2 (en) Reconfigurable system for subdividing building space and having minimal footprint
MXPA01003883A (en) Work space management and furniture system
EP1514494A1 (en) Desk layout assembly, working space and method for the use of such a working space