JPH08205383A - 多機能保護リレーおよびその測定値表示方法 - Google Patents

多機能保護リレーおよびその測定値表示方法

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JPH08205383A
JPH08205383A JP896695A JP896695A JPH08205383A JP H08205383 A JPH08205383 A JP H08205383A JP 896695 A JP896695 A JP 896695A JP 896695 A JP896695 A JP 896695A JP H08205383 A JPH08205383 A JP H08205383A
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JP
Japan
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overcurrent
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time
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protection
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Application number
JP896695A
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English (en)
Inventor
Kazuo Yoshida
和雄 吉田
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Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 過電流保護特性の設定操作のための処理時間
を短縮化する。 【構成】 過電流の測定値を不揮発性メモリ25に記憶
しておき、設定可能な過電流保護特性と測定値を同一画
面上に表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電動機や照明機器な
どの現場設備機器の保護・計測・操作・通信などの機能
を一体化して持つ多機能保護リレーおよびその測定値表
示方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電動機や照明機器等の設備機器に
用いられる多機能リレーについて説明しておく。図1は
従来の多機能保護リレーのシステム構成図である。上位
制御装置1は制御を行うマイクロコンピュータ10と複
数の多機能保護リレー2に命令を送信し、多機能保護リ
レー2から計測データや監視結果を受信する送受信回路
11から構成される。多機能保護リレー2は制御を行う
マイクロコンピュータ20、信号線4を通して上位制御
装置1と交信を行う送受信回路21、計測対象の過電流
を入力する計測信号入力回路22、モータ等の負荷に入
切の信号を出力する出力回路23、本発明に関わり、過
電流の測定データや保護特性等を表示する表示器24、
制御や計測に必要な制御データおよび制御デ−タの設定
に必要な設定デ−タを記憶する不揮発性メモリ25、制
御に必要なデータ等を設定する設定回路26および情報
入力用のキーボード(不図示)を有している。
【0003】このような構成の多機能保護リレーではマ
イクロコンピュータ20が図2に示す処理手順を実行し
てモータ3の電源の入切を行うとともに監視を行う。す
なわち、図2においてステップS1でマイクロコンピュ
ータ20は上位制御装置1からのモータ3の運転命令の
有無を判定し、運転命令有りの時はステップS2に進
み、運転命令が無かった時にはステップS6に進み、次
の運転命令を待つ。
【0004】ステップS2でマイクロコンピュータ20
は計測信号入力回路22を通してモータ3の過電流を測
定し、ステップS3に進む。ステップS3でマイクロコ
ンピュータ20は過電流の測定値と不揮発性メモリ25
から読みだした過電流の保護特性を比較して異常の有無
を判定する。正常判定が得られた時にはステップS4に
進み、異常判定が得られた時にはステップS5に進む。
ステップS4はマイクロコンピュータ20はモータ3の
運転を継続し、表示器24に正常の旨を表示して、次の
命令を待つ。一方、ステップS5ではマイクロコンピュ
ータ20は出力回路23を介してモータ3を停止し、上
位制御装置1に通知すると共に表示器24に異常の表示
をする。この後、図2の処理手順を終了し、次の新たな
命令を待つ。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】異常の有無の判定に用
いる負荷(モータ3)の保護特性は設定回路26からユ
ーザが設定しているが、設定した保護特性が適切で有る
か否かを確認するためには負荷の過電流測定値と保護特
性を比較する必要が有るが表示器24に表示されるのが
その時点の過電流の測定値のみであるので、多機能保護
リレーが設置されている現場での設定値確認作業はユー
ザにとっては煩雑なものとなる。
【0006】そこで本発明の目的は、保護特性の設定処
理時間の短縮に寄与することの可能な多機能保護リレー
およびその測定値表示方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、請求項1の発明は、負荷の入切機能および過
電流を測定し、その測定値および前記負荷の過電流保護
特性に基づき当該負荷を保護する機能を有する多機能保
護リレーにおいて、前記過電流の測定値を時系列的に記
憶する記憶手段と、当該記憶された測定値を前記過電流
保護特性と関連づけて同一画面上に表示する表示手段と
を具えたことを特徴とする。
【0008】請求項2の発明は、負荷の入切機能および
過電流を測定し、その測定値および前記負荷の過電流保
護特性に基づき当該負荷を保護する機能を有する多機能
保護リレーの測定値表示方法において、前記過電流の測
定値をメモリに時系列的に記憶し、当該記憶された測定
値を前記過電流保護特性と関連づけて同一画面上に表示
することを特徴とする。
【0009】請求項3の発明は、請求項2の発明に加え
て、前記過電流保護特性は複数種用意されており、当該
複数種の過電流保護特性の中の1つを実際の過電流の保
護に使用することを特徴とする。
【0010】請求項4の発明は、請求項2の発明に加え
て、前記測定値は時間軸および過電流の値を軸にして2
次元的に表示され、当該表示の画面上の2点を位置指定
し、当該位置指定された距離を時間または過電流の差分
に換算し、換算結果を表示することを特徴とする。
【0011】
【作用】請求項1、請求項2の発明では、測定値と過電
流保護特性を目視で比較できるので、ユーザが設定しよ
うとしている過電流保護特性の適否の判断が容易とな
る。
【0012】請求項3の発明では、複数種の過電流保護
特性の中から最適のものを知ることができる。
【0013】請求項4の発明では、負荷の過電流の変化
の動向を知ることができ、過電流の保護特性の設定に役
立てることができる。
【0014】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。本実施例では図1の従来例とほぼ同様のシ
ステム構成とすることができるので、本発明の説明には
図1の回路符号を使用し、相違点について説明する。測
定した過電流測定値と、保護特性の双方を時系列的に表
示する機能を本実施例が有している点が従来例との相違
点となる。このために本実施例では図1の不揮発性メモ
リ25には各時点に対応させた保護特性値と実際の測定
値とを記憶しておく記憶領域が設けられている(図5参
照)。保護特性にはOL1〜OL3の3種類が用意され
ており(不揮発性メモリ25の別領域に記憶)、図5の
例では保護特性OL1がユーザにより選択されている。
そのため、保護特性OL1の値が予め不揮発性メモリ2
5の図5に対応する記憶領域に書き込まれている。図1
のマイクロコンピュータ20は図3に示す処理手順を実
行する。この処理手順は図2の従来の処理手順に後述の
ステップS10,S11の処理を新たに加えている。こ
の処理を実行するときのマイクロコンピュータ20が表
示器24と共に請求項1の発明の表示手段として機能す
る。
【0015】以下、本実施例の測定値の表示処理を図3
のフローチャートおよび図4のタイミングチャートを参
照しながら説明して行く。ユーザは仮の保護特性として
OLIを選択しているものとする。図4の時刻t1,1
で上位制御装置1は多機能保護リレー2にモータ3の運
転命令C1を送信する。この命令を送受信回路22を介
して受信したマイクロコンピュータ20は出力回路23
を介してモータ3を作動させ、運転命令有りの旨を示す
情報を不揮発性メモリ25に記憶しておく。これにより
上位制御装置1から停止命令がくるまで、モータ3の運
転が続行される。また、マイクロコンピュータ20は上
位制御装置1に運転開始を示す応答を送信する(タイミ
ング1,2)。以後、マイクロコンピュータ20の処理
手順は図3の処理手順に移行する。
【0016】すなわち、一定時間間隔でモータ3の過電
流が測定され、マイクロコンピュータ20は測定時点に
対応させて不揮発性メモリ25の記憶領域に測定値を書
き込んで行く(図5参照図3のステップS2)。また、
測定時点のOL1の保護特性値と測定値が比較され、測
定値が保護特性値の示す範囲内にあるときは正常運転と
判断される(図3のステップS4)。この後、マイクロ
コンピュータ20は表示器24に正常を表示し、続い
て、これまでに記憶しておいた測定値および各時点に対
応する3種類の保護特性値を図6に示すようにグラフ表
示させる(図3のステップS10)。この表示例では運
転の開始から時点10までの測定値が記憶されているこ
とをも示している。
【0017】ユーザはこの表示を見て現在、設定してい
る保護特性が適切かどうかを判断し、必要があれば設定
回路26を使用して現在、選択されている保護特性を他
の保護特性に変更する。また、図7に示すようにキーボ
ード(不図示)の操作で時刻t1と時刻t2を表示画面
でカーソルにより位置指定した時にはマイクロコンピュ
ータ20は指定された位置の間の距離を時間あるいは過
電流の値の差に換算して表示させる(図7参照,図3の
ステップS11)。より具体的には動作時間軸方向にカ
ーソルが移動操作された場合には時間の計算、過電流軸
方向にカーソルが移動操作された場合には過電流値の差
の計算と判断する。2つの位置の間の距離を時間/電流
値の差に換算するためには一定の係数を距離にかければ
よい。
【0018】このようにしてモータ3を運転中は測定値
が順次に時系列的に表示画面に表示されて行く。上位制
御装置1から停止命令を受けると(図4のタイミングt
2,1)多機能保護リレー2側のマイクロコンピュータ
20は出力回路25を介してモータ3を停止させる(図
3のステップS1←S6)。
【0019】以上、説明したように本実施例では、測定
された過電流値と保護特性を表示させるので、ユーザは
現在、設定されている保護特性が適切であるかを簡単に
目視確認できる。さらには表示画面の位置指定で時間差
や過電流値の差を得ることができるので、ユーザはこの
値をもとに好適な保護特性を決定することができる。
【0020】本実施例の他に次の例を実施できる。
【0021】1)本実施例では予め設定可能として用意
されている保護特性を全て表示するようにしているが、
保護特性の種類が多い場合にはキーボードから指示で数
本単位で切り換え的に表示するようにしてもよい。
【0022】2)また、記憶している測定値の中の最大
値や最小値をキーボードの特定キーの操作で表示させる
こともできる。この場合、マイクロコンピュータ20が
各時点の測定値の比較を行うことは言うまでもない。
【0023】
【発明の効果】請求項1、請求項2の発明では、測定値
と過電流保護特性を目視で比較できるので、ユーザが設
定しようとしている過電流保護特性の適否の判断が容易
となる。
【0024】請求項3の発明では、複数種の過電流保護
特性の中から最適のものを知ることができる。
【0025】請求項4の発明では、負荷の過電流の変化
の動向を知ることができ、過電流の保護特性の設定に役
立てることができる。
【0026】さらにこれらの発明により過電流保護特性
の設定が容易となるので、その設定処理の時間が短縮さ
れ、誤設定も少なくなるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】多機能保護リレーのシステム構成図である。
【図2】従来の多機能保護リレーの処理内容を示すフロ
−チャ−トである。
【図3】本発明の多機能保護リレーの処理内容を示すフ
ローチャートである。
【図4】本発明の多機能保護リレーの動作タイミングを
示すタイミングチャートの一例である。
【図5】本発明における不揮発性メモリの記憶内容を示
す説明図である。
【図6】本発明の動作時間の表示内容を示す説明図であ
る。
【図7】本発明の動作時間の表示内容を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
1 上位制御装置 2 多機能保護リレー 3 モータ 4 信号線 10 マイクロコンピュータ 11 送受信回路 20 マイクロコンピュータ 21 送受信回路 22 計測信号入力回路 23 出力回路 24 表示器 25 不揮発性メモリ 26 設定回路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 負荷の入切機能および過電流を測定し、
    その測定値および前記負荷の過電流保護特性に基づき当
    該負荷を保護する機能を有する多機能保護リレーにおい
    て、 前記過電流の測定値を時系列的に記憶する記憶手段と、 当該記憶された測定値を前記過電流保護特性と関連づけ
    て同一画面上に表示する表示手段とを具えたことを特徴
    とする多機能保護リレー。
  2. 【請求項2】 負荷の入切機能および過電流を測定し、
    その測定値および前記負荷の過電流保護特性に基づき当
    該負荷を保護する機能を有する多機能保護リレーの測定
    値表示方法において、 前記過電流の測定値をメモリに時系列的に記憶し、 当該記憶された測定値を前記過電流保護特性と関連づけ
    て同一画面上に表示することを特徴とする多機能保護リ
    レーの測定値表示方法。
  3. 【請求項3】 前記過電流保護特性は複数種用意されて
    おり、当該複数種の過電流保護特性の中の1つを実際の
    過電流の保護に使用することを特徴とする請求項2に記
    載の多機能保護リレーの測定値表示方法。
  4. 【請求項4】 前記測定値は時間軸および過電流の値を
    軸にして2次元的に表示され、当該表示の画面上の2点
    を位置指定し、当該位置指定された距離を時間または過
    電流の差分に換算し、換算結果を表示することを特徴と
    する請求項2に記載の多機能保護リレーの測定値表示方
    法。
JP896695A 1995-01-24 1995-01-24 多機能保護リレーおよびその測定値表示方法 Pending JPH08205383A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001120575A (ja) * 1999-09-17 2001-05-08 Dentalwerk Buermoos Gmbh 歯科および外科用のハンド・ピースのトルクを制限する方法および装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001120575A (ja) * 1999-09-17 2001-05-08 Dentalwerk Buermoos Gmbh 歯科および外科用のハンド・ピースのトルクを制限する方法および装置
JP4481461B2 (ja) * 1999-09-17 2010-06-16 ヴェーウントハー デンタルベルク ビュルモース ゲーエムベーハー 歯科および外科用のハンド・ピースのトルクを制限する方法および装置

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